JPH05178256A - スクータの後輪ディスクブレーキ装置 - Google Patents

スクータの後輪ディスクブレーキ装置

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Publication number
JPH05178256A
JPH05178256A JP34740691A JP34740691A JPH05178256A JP H05178256 A JPH05178256 A JP H05178256A JP 34740691 A JP34740691 A JP 34740691A JP 34740691 A JP34740691 A JP 34740691A JP H05178256 A JPH05178256 A JP H05178256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear wheel
brake
scooter
swing case
disc
Prior art date
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Pending
Application number
JP34740691A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Kasashima
祐一 笠嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP34740691A priority Critical patent/JPH05178256A/ja
Publication of JPH05178256A publication Critical patent/JPH05178256A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】雨天走行時あるいは冠水路走行時などにおいて
も良好かつ安定した制動力を発揮できるスクータの後輪
ディスクブレーキ装置を提供する。 【構成】パワーユニット4のスイングケース6後部に軸
支された後輪7にディスクプレート25を回転一体に設
け、このディスクプレート25を上記スイングケース6
に固定したブレーキキャリパ26で挾み、後輪7の回転
を制動するようにしたスクータの後輪ディスクブレーキ
装置において、上記ディスクプレート25およびブレー
キキャリパ26を前記スイングケース6内に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクータの後輪ディス
クブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータの後輪ブレーキには、一般にド
ラムブレーキ装置が用いられているが、エンジンの高出
力化に対応して後輪にディスクブレーキ装置を備えたス
クータも出現している。この場合、後輪に回転一体とな
るディスクプレートが後輪を支持するスイングケースと
後輪との間に配置され、スイングケース外部に固定され
たブレーキキャリパが上記ディスクプレートを挾み込
み、後輪の回転を制動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スクー
タの後輪は比較的小径であるため、ディスクプレートが
路面に接近する形となり、雨天走行時などで前輪がはね
上げた水や泥がディスクプレートやブレーキキャリパに
かかり易い。また、冠水路走行時にはディスクプレート
が水没することもあり、制動力が低下あるいは不安定に
なる恐れがある。本発明は、このような問題点を解決す
るべくなされたものであり、雨天走行時あるいは冠水路
走行時などにおいても良好かつ安定した制動力を発揮で
きるスクータの後輪ディスクブレーキ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るスクータの後輪ディスクブレーキ装置
は、パワーユニットのスイングケース後部に軸支された
後輪にディスクプレートを回転一体に設け、このディス
クプレートを上記スイングケースに固定したブレーキキ
ャリパで挾み、後輪の回転を制動するようにしたスクー
タの後輪ディスクブレーキ装置において、上記ディスク
プレートおよびブレーキキャリパを前記スイングケース
内に配置したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】スクータの後輪ディスクブレーキ装置をこのよ
うに構成することにより、ディスクプレートおよびブレ
ーキキャリパが外部に露出しなくなり、水や泥がかかる
ことがない。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0007】図1は、本発明が適用されたスクータの左
側面図である。このスクータ1は一般的な車体レイアウ
トを持つもので、車体フレーム2の中央下部に、リンク
3を介してパワーユニット4が水平支軸5廻りに揺動自
在に枢支され、パワーユニット4のスイングケース6後
部に後輪7が軸支される。
【0008】図2は、図1に示すパワーユニット4のII
−II線に沿う断面図である。このパワーユニット4の基
本レイアウトは、従来の一般的なパワーユニットと変わ
らず、前記スイングケース6がエンジン8のクランクケ
ース9左方に一体的に連接されて後方へ延び、スイング
ケース6内にベルト駆動装置11が収容されている。ま
た、スイングケース6内にはミッションカバー12が被
装されて液密構造のミッション室13が設けられ、この
ミッション室13内に、複数の歯車からなる減速ミッシ
ョン機構14が収容され、オイルで潤滑される。なお、
スイングケース6は左側面のケースカバー15を取り外
すことによって開放でき、内部部品のメインテナンスを
行うことができる。
【0009】クランクケース9内に軸支されたクランク
シャフト16の回転は、ベルト駆動装置11のドライブ
プーリ17、Vベルト18、ドリブンプーリ19、およ
びクラッチ20を経てドライブシャフト21に伝達さ
れ、さらに前記減速ミッション機構14によって減速さ
れた後に後輪7を支持するリヤアクスルシャフト22に
伝えられる。
【0010】図3はパワーユニット4の左側面図であ
る。この図は、スイングケース6のケースカバー15を
取り外した状態を示している。
【0011】図1、図2および図3に示すように、パワ
ーユニット4のスイングケース6内後部には後輪ディス
クブレーキ装置24が設置されている。この後輪ディス
クブレーキ装置24は、リヤアクスルシャフト22に回
転一体のディスクプレート25と、ディスクプレート2
5の回転を制動するブレーキキャリパ26とから構成さ
れる。
【0012】前記リヤアクスルシャフト22の左端は、
ミッションカバー12を貫通してスイングケース6内に
突出しており、この突出部にディスクフランジ27が回
転一体に設けられ、ディスクフランジ27に上記ディス
クプレート25が取り付けられている。ディスクプレー
ト25の前部はミッションカバー12とドリブンプーリ
19との間に挾まれる配置となっている。
【0013】ブレキーキャリパ26は、スイングケース
6の後部を例えば上方に拡張して設けられたキャリパハ
ウジング28内にボルト29,29などで固定されてお
り、ブレーキキャリパ26のブレーキパッド30,30
が上記ディスクプレート25の両面を挾んでいる。ブレ
ーキキャリパ26は一般的な油圧作動式のもので、油圧
ピストン31が片方のブレーキバッド30を押圧してデ
ィスクプレート25に押し付けると、相対的に他方のブ
レーキパッド30もディスクプレート25に押し付けら
れ、ディスクプレート25および後輪7の回転が制動さ
れるようになっている。なお32は、上記油圧ピストン
31を作動させる油圧ホースであり、この油圧ホース3
2は図1に示す後輪ブレーキレバー33につながってい
る。
【0014】このように構成された後輪ディスクブレー
キ装置24は、ディスクプレート25およびブレーキキ
ャリパ26がスイングケース6内に配置され、外部に露
出していないため、スクータの雨天走行時あるいは冠水
路走行時などにおいて、水や泥がディスクプレート25
やブレーキキャリパ26にかかることがなく、後輪ディ
スクブレーキ装置24は常時良好かつ安定した制動力を
発揮することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスク
ータの後輪ディスクブレーキ装置は、パワーユニットの
スイングケース後部に軸支された後輪にディスクプレー
トを回転一体に設け、このディスクプレートを上記スイ
ングケースに固定したブレーキキャリパで挾み、後輪の
回転を制動するようにしたスクータの後輪ディスクブレ
ーキ装置において、上記ディスクプレートおよびブレー
キキャリパを前記スイングケース内に配置したことを特
徴とするものである。
【0016】したがって、ディスクプレートおよびブレ
ーキキャリパは外部に露出しておらず、スクータの雨天
走行時や冠水路走行時などにおいて、水や泥がディスク
プレートやブレーキキャリパにかかることがなく、常時
良好かつ安定した制動力がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたスクータの左側面図。
【図2】本発明の一実施例を示すもので、図1のII−II
線に沿う断面図。
【図3】パワーユニットの左側面図。
【符号の説明】
1 スクータ 4 パワーユニット 6 スイングケース 7 後輪 8 エンジン 11 ベルト駆動装置 13 ミッション室 14 減速ミッション機構 16 クランクシャフト 22 リヤアクスルシャフト 24 後輪ディスクブレーキ装置 25 ディスクプレート 26 ブレーキキャリパ 28 キャリパハウジング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーユニットのスイングケース後部に
    軸支された後輪にディスクプレートを回転一体に設け、
    このディスクプレートを上記スイングケースに固定した
    ブレーキキャリパで挾み、後輪の回転を制動するように
    したスクータの後輪ディスクブレーキ装置において、上
    記ディスクプレートおよびブレーキキャリパを前記スイ
    ングケース内に配置したことを特徴とするスクータの後
    輪ディスクブレーキ装置。
JP34740691A 1991-12-27 1991-12-27 スクータの後輪ディスクブレーキ装置 Pending JPH05178256A (ja)

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JP34740691A JPH05178256A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 スクータの後輪ディスクブレーキ装置

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JP34740691A JPH05178256A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 スクータの後輪ディスクブレーキ装置

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JPH05178256A true JPH05178256A (ja) 1993-07-20

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ID=18390008

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JP34740691A Pending JPH05178256A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 スクータの後輪ディスクブレーキ装置

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JP (1) JPH05178256A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6427796B1 (en) * 2000-05-23 2002-08-06 Suzuki Kabushiki Kaisha Rear wheel suspension system of motorcycle

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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