JPH0737819B2 - 車両のブレーキ装置 - Google Patents
車両のブレーキ装置Info
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- JPH0737819B2 JPH0737819B2 JP59106097A JP10609784A JPH0737819B2 JP H0737819 B2 JPH0737819 B2 JP H0737819B2 JP 59106097 A JP59106097 A JP 59106097A JP 10609784 A JP10609784 A JP 10609784A JP H0737819 B2 JPH0737819 B2 JP H0737819B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D55/24—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with a plurality of axially-movable discs, lamellae, or pads, pressed from one side towards an axially-located member
- F16D55/26—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with a plurality of axially-movable discs, lamellae, or pads, pressed from one side towards an axially-located member without self-tightening action
- F16D55/28—Brakes with only one rotating disc
- F16D55/32—Brakes with only one rotating disc actuated by a fluid-pressure device arranged in or on the brake
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T1/00—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles
- B60T1/02—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles acting by retarding wheels
- B60T1/06—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles acting by retarding wheels acting otherwise than on tread, e.g. employing rim, drum, disc, or transmission or on double wheels
- B60T1/065—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles acting by retarding wheels acting otherwise than on tread, e.g. employing rim, drum, disc, or transmission or on double wheels employing disc
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/38—Slack adjusters
- F16D65/40—Slack adjusters mechanical
- F16D65/42—Slack adjusters mechanical non-automatic
- F16D65/46—Slack adjusters mechanical non-automatic with screw-thread and nut
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D2055/0004—Parts or details of disc brakes
- F16D2055/0062—Partly lined, i.e. braking surface extending over only a part of the disc circumference
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、超低圧の幅広タイヤを備えた自動三輪車ある
いは自動四輪車の如き車両に係り、特にその後輪用のブ
レーキ装置に関する。
いは自動四輪車の如き車両に係り、特にその後輪用のブ
レーキ装置に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] この種の車両は、主に不整地を走行するため、後輪にエ
ンジン動力を伝える駆動軸上にディスクブレーキを設け
る場合には、このディスクブレーキの周囲をカバーで覆
い、ディスクブレーキのディスクロータやキャリパを路
面の障害物や飛散物から保護することが行われている。
ンジン動力を伝える駆動軸上にディスクブレーキを設け
る場合には、このディスクブレーキの周囲をカバーで覆
い、ディスクブレーキのディスクロータやキャリパを路
面の障害物や飛散物から保護することが行われている。
ところで、従来の車両では、ディスクロータを挾み込ん
で制動力を発生させるためのパッドは、キャリパに支持
されており、このキャリパは、制動反力を受けるために
剛性の高い後輪のハブあるいはディファレンシャルギヤ
のケースに取り付けられていた。このことから、上記カ
バーは、ディスクロータばかりでなく、キャリパまでを
一体的に覆い隠していた。
で制動力を発生させるためのパッドは、キャリパに支持
されており、このキャリパは、制動反力を受けるために
剛性の高い後輪のハブあるいはディファレンシャルギヤ
のケースに取り付けられていた。このことから、上記カ
バーは、ディスクロータばかりでなく、キャリパまでを
一体的に覆い隠していた。
したがって、上記従来の構成では、カバーの大型化や重
量の増大を避けられないとともに、パッドの点検や交換
作業の度に、重く大きなカバーを取り外してディスクロ
ータやキャリパを露出させねばならず、整備性の点にお
いても改善の余地が残されていた。
量の増大を避けられないとともに、パッドの点検や交換
作業の度に、重く大きなカバーを取り外してディスクロ
ータやキャリパを露出させねばならず、整備性の点にお
いても改善の余地が残されていた。
[発明の目的] 本発明は、このような事情にもとづいてなされたもの
で、ディスクロータを覆うカバーにキャリパとしての機
能を兼用させることができ、パッドの点検や交換時にカ
バー全体を取り外したり、分解する必要はなく、整備性
が向上するとともに、カバーのコンパクト化も実現でき
る車両のブレーキ装置の提供を目的とする。
で、ディスクロータを覆うカバーにキャリパとしての機
能を兼用させることができ、パッドの点検や交換時にカ
バー全体を取り外したり、分解する必要はなく、整備性
が向上するとともに、カバーのコンパクト化も実現でき
る車両のブレーキ装置の提供を目的とする。
[発明の概要] 上記目的を達成するため、本発明は、エンジンの動力
を、車体の前後方向に延びる駆動軸を介して後輪の車軸
に伝えるとともに、この駆動軸上に、駆動軸と一体に回
転するディスクロータを有するディスクブレーキを設け
た車両を前提としている。
を、車体の前後方向に延びる駆動軸を介して後輪の車軸
に伝えるとともに、この駆動軸上に、駆動軸と一体に回
転するディスクロータを有するディスクブレーキを設け
た車両を前提としている。
そして、上記エンジンのクランクケースと上記車軸を支
持するケースとの間を金属製の連結筒を介して連結し、
この連結筒の内側に上記駆動軸を挿通配置するととも
に、上記連結筒は、上記ディスクロータを覆う金属製の
カバーを備えており、このカバーは、上記連結筒に固定
され、上記ディスクロータの外周部分の一部を露出させ
る開口部を有する第1のカバー部と、この第1のカバー
部の開口部に取り外し可能に連結され、上記第1のカバ
ー部と協同して上記ディスクロータを覆う第2のカバー
部とを備え、この第2のカバー部に、上記ディスクロー
タを挾み込んで制動力を発生させるパッドと、このパッ
ドを上記ディスクロータに向けて押圧するための押圧手
段とを一体に組み込んだことを特徴としている。
持するケースとの間を金属製の連結筒を介して連結し、
この連結筒の内側に上記駆動軸を挿通配置するととも
に、上記連結筒は、上記ディスクロータを覆う金属製の
カバーを備えており、このカバーは、上記連結筒に固定
され、上記ディスクロータの外周部分の一部を露出させ
る開口部を有する第1のカバー部と、この第1のカバー
部の開口部に取り外し可能に連結され、上記第1のカバ
ー部と協同して上記ディスクロータを覆う第2のカバー
部とを備え、この第2のカバー部に、上記ディスクロー
タを挾み込んで制動力を発生させるパッドと、このパッ
ドを上記ディスクロータに向けて押圧するための押圧手
段とを一体に組み込んだことを特徴としている。
[発明の実施例] 以下本発明の一実施例を、自動四輪車に適用した図面に
もとづいて説明する。
もとづいて説明する。
第1図において、メインパイプ1の前端に位置する支持
パイプ2には、前車軸3が支持されており、この前車軸
3の両端部には、左右の前輪4,4が操向可能に支持され
ている。
パイプ2には、前車軸3が支持されており、この前車軸
3の両端部には、左右の前輪4,4が操向可能に支持され
ている。
前車軸3には、後方に向って延びる左右のアンダパイプ
5,5が連結されている。これらアンダパイプ5,5の後端部
は立ち上げられて、メインパイプ1の後端に連結されて
いる。
5,5が連結されている。これらアンダパイプ5,5の後端部
は立ち上げられて、メインパイプ1の後端に連結されて
いる。
また、メインパイプ1の後端には、後方に延びる左右の
シートレール6,6が連結されている。このシートレール
6,6の後端とアンダパイプ5,5の後端との間には、バック
パイプ7,7が架設されている。
シートレール6,6が連結されている。このシートレール
6,6の後端とアンダパイプ5,5の後端との間には、バック
パイプ7,7が架設されている。
上記メインパイプ1とアンダパイプ5,5との間には、エ
ンジン8が搭載されている。このエンジン8の上方に
は、燃料タンク9およびシート10が前後に並べて配置さ
れているとともに、エンジン8のクランクケース11の左
右両側方には、フートレスト12,12が設置されている。
ンジン8が搭載されている。このエンジン8の上方に
は、燃料タンク9およびシート10が前後に並べて配置さ
れているとともに、エンジン8のクランクケース11の左
右両側方には、フートレスト12,12が設置されている。
一方、上記バックパイプ7,7には、第2図や第3図に示
すように、左右の支持ケース13,14が固定されている。
これら支持ケース13,14の間には、高剛性のデフケース1
7が固定されている。そして、支持ケース13,14をデフケ
ース17の内側に、夫々左右の後輪15a,15bを支持した後
車軸16a,16bが回転自在に軸支されている。
すように、左右の支持ケース13,14が固定されている。
これら支持ケース13,14の間には、高剛性のデフケース1
7が固定されている。そして、支持ケース13,14をデフケ
ース17の内側に、夫々左右の後輪15a,15bを支持した後
車軸16a,16bが回転自在に軸支されている。
デフケース17とクランクケース11の後端部との間には、
金属製の連結筒18が架設されている。連結筒18は、車体
の略中心線上を前後方向に延びており、この連結筒18内
には、エンジン動力を後車軸16a,16bに伝える駆動軸19
が回転自在に挿通されている。
金属製の連結筒18が架設されている。連結筒18は、車体
の略中心線上を前後方向に延びており、この連結筒18内
には、エンジン動力を後車軸16a,16bに伝える駆動軸19
が回転自在に挿通されている。
駆動軸19の前端は、クランクケース11内に導入されて、
エンジン動力の出力軸20に傘歯車21,22を介して連動さ
れている。この駆動軸19の後端は、デフケース17内に収
容したスリップ防止機構付きのディファレンシャルギ
ヤ、いわゆるノンスリップデフ23(リミテッドスリップ
デフとも称する)を介して後車軸16a,16bと接続されて
いる。
エンジン動力の出力軸20に傘歯車21,22を介して連動さ
れている。この駆動軸19の後端は、デフケース17内に収
容したスリップ防止機構付きのディファレンシャルギ
ヤ、いわゆるノンスリップデフ23(リミテッドスリップ
デフとも称する)を介して後車軸16a,16bと接続されて
いる。
このノンスリップデフ23については、本出願人により既
に出願済みである「特願昭57−121945号あるいは特願昭
59−18416号」に示してあるので、その詳細な説明は省
略するが、上記ノンスリップデフ23は、左右の後輪15a,
15bが等速度で回転する直進走行状態では、両方の後輪1
5a,15bに駆動力を伝え、旋回走行時には、旋回方向内側
の後輪15a(15b)に駆動力を伝えるとともに、外側の後
輪15b(15a)を空転させるようになっている。
に出願済みである「特願昭57−121945号あるいは特願昭
59−18416号」に示してあるので、その詳細な説明は省
略するが、上記ノンスリップデフ23は、左右の後輪15a,
15bが等速度で回転する直進走行状態では、両方の後輪1
5a,15bに駆動力を伝え、旋回走行時には、旋回方向内側
の後輪15a(15b)に駆動力を伝えるとともに、外側の後
輪15b(15a)を空転させるようになっている。
また、上記駆動軸19に制動力を作用させた場合、直進走
行時では両方の後輪15a,15bに制動力を伝え、かつま
た、旋回走行時では外側の後輪15b(15a)に制動力を伝
え、内側の後輪15a(15b)を空転させるようになってい
る。
行時では両方の後輪15a,15bに制動力を伝え、かつま
た、旋回走行時では外側の後輪15b(15a)に制動力を伝
え、内側の後輪15a(15b)を空転させるようになってい
る。
なお、上記前輪4,4および後輪15a,15bは、ともに超低圧
幅広のバルーンタイヤを装備している。
幅広のバルーンタイヤを装備している。
ところで、第3図に示すように、上記駆動軸19上には、
後輪制動用として油圧式のディスクブレーキ24が設けら
れている。
後輪制動用として油圧式のディスクブレーキ24が設けら
れている。
すなわち、符号25は円板状のディスクロータであり、こ
のディスクロータ25は、ボス部26を駆動軸19にスプライ
ン係合させることにより、この駆動軸19の軸方向にのみ
スライド可能に固定されている。そして、ディスクロー
タ25の周囲は、金属製のカバー27によって覆われてお
り、ディスクロータ25が路面の障害物等から保護されて
いる。
のディスクロータ25は、ボス部26を駆動軸19にスプライ
ン係合させることにより、この駆動軸19の軸方向にのみ
スライド可能に固定されている。そして、ディスクロー
タ25の周囲は、金属製のカバー27によって覆われてお
り、ディスクロータ25が路面の障害物等から保護されて
いる。
カバー27は、連結筒18とデフケース17との間に同軸的に
介在されており、この連結筒18の一部となっている。そ
して、カバー27は、第1のカバー部としての下カバー27
aと、第2のカバー部としての上カバー31とに分割され
ている。下カバー27aの前面および後面の中央部には、
筒状部28a,28bが突設されており、これら筒状部28a,28b
を、連結筒18の後端開口部およびデフケース17の前端開
口部に嵌合し、かつボルト29…で締め付けることによ
り、これら連結筒18とデフケース17との間に下カバー27
aが固定されている。
介在されており、この連結筒18の一部となっている。そ
して、カバー27は、第1のカバー部としての下カバー27
aと、第2のカバー部としての上カバー31とに分割され
ている。下カバー27aの前面および後面の中央部には、
筒状部28a,28bが突設されており、これら筒状部28a,28b
を、連結筒18の後端開口部およびデフケース17の前端開
口部に嵌合し、かつボルト29…で締め付けることによ
り、これら連結筒18とデフケース17との間に下カバー27
aが固定されている。
下カバー27aの上面は、上方に向けて全面的に開口され
ており、この開口部30からディスクロータ25の外周部分
の一部が突出されている。そして、この下カバー27aの
開口部30に上カバー31が取り外し可能に被せられてい
る。
ており、この開口部30からディスクロータ25の外周部分
の一部が突出されている。そして、この下カバー27aの
開口部30に上カバー31が取り外し可能に被せられてい
る。
上カバー31は、上記開口部30aから突出されたディスク
ロータ25の一部を覆っており、この上カバー31は、第4
図および第5図に示すように、上記開口部30への衝合部
の複数箇所をボルト32で締め付けることにより、下カバ
ー27aに対し取り外し可能に固定されている。
ロータ25の一部を覆っており、この上カバー31は、第4
図および第5図に示すように、上記開口部30への衝合部
の複数箇所をボルト32で締め付けることにより、下カバ
ー27aに対し取り外し可能に固定されている。
上カバー31の前面壁33aおよび後面壁33bには、ディスク
ロータ25を挾み込んで制動力を発生させる一対のパッド
34a,34bが保持されている。前面壁33aのパッド34aは、
上カバー31に固定されているとともに、後面壁33bのパ
ッド34bは、上カバー31に対しディスクロータ25に接離
する方向に移動可能に支持されている。
ロータ25を挾み込んで制動力を発生させる一対のパッド
34a,34bが保持されている。前面壁33aのパッド34aは、
上カバー31に固定されているとともに、後面壁33bのパ
ッド34bは、上カバー31に対しディスクロータ25に接離
する方向に移動可能に支持されている。
また、後面壁33b内に形成したシリンダ室35には、パッ
ド34bを押圧する手段としてのピストン36が摺動可能に
嵌合されている。このシリンダ室35は、油通路37、ブレ
ーキホース38を通じてブレーキペダル39で作動されるマ
スタシリンダ40に接続されている。
ド34bを押圧する手段としてのピストン36が摺動可能に
嵌合されている。このシリンダ室35は、油通路37、ブレ
ーキホース38を通じてブレーキペダル39で作動されるマ
スタシリンダ40に接続されている。
したがって、ブレーキペダル39を踏み込むと、マスタシ
リンダ40内に発生した油圧がシリンダ室35に加わり、こ
の油圧により、ピストン36がディスクロータ25側に押し
出されてパッド34bをディスクロータ25に圧着させる。
この圧着により、ディスクロータ25が軸方向に移動して
前面側のパッド34aに圧着され、これら両パッド34a,34b
の間で挾圧されるようになっている。
リンダ40内に発生した油圧がシリンダ室35に加わり、こ
の油圧により、ピストン36がディスクロータ25側に押し
出されてパッド34bをディスクロータ25に圧着させる。
この圧着により、ディスクロータ25が軸方向に移動して
前面側のパッド34aに圧着され、これら両パッド34a,34b
の間で挾圧されるようになっている。
このような構成によれば、ディスクロータ25を覆うカバ
ー27を下カバー27aと上カバー31とに分割し、この下カ
バー27aの開口部30から突出されるディスクロータ25の
外周部分を上カバー31で覆うとともに、この上カバー31
にディスクロータ25を挾み込むパッド34a,34bやこのパ
ッド34a,34bを押圧するピストン36を一体的に組み込ん
だので、この上カバー31がキャリパとしての機能を兼用
することになる。
ー27を下カバー27aと上カバー31とに分割し、この下カ
バー27aの開口部30から突出されるディスクロータ25の
外周部分を上カバー31で覆うとともに、この上カバー31
にディスクロータ25を挾み込むパッド34a,34bやこのパ
ッド34a,34bを押圧するピストン36を一体的に組み込ん
だので、この上カバー31がキャリパとしての機能を兼用
することになる。
すなわち、上カバー31は、下カバー27aにボルト締めす
ることで、デフケース17とクランクケース11とを結ぶ連
結筒18の一部となっているから、本来的に剛性が高く、
制動時に制動反力が加わっても、この制動反力を十分に
受け止めることができる。それとともに、上カバー31に
伝わった制動反力は、連結筒18を通じて剛性の高いクラ
ンクケース11やデフケース17に逃され、この制動反力を
クランクケース11やデフケース17でも受け止めることが
できる。
ることで、デフケース17とクランクケース11とを結ぶ連
結筒18の一部となっているから、本来的に剛性が高く、
制動時に制動反力が加わっても、この制動反力を十分に
受け止めることができる。それとともに、上カバー31に
伝わった制動反力は、連結筒18を通じて剛性の高いクラ
ンクケース11やデフケース17に逃され、この制動反力を
クランクケース11やデフケース17でも受け止めることが
できる。
このため、上カバー31にキャリパとしての機能を無理な
く兼用させることができ、パッド34a,34bの点検あるい
は交換時には、上カバー31のみを取り外すだけで良い。
よって、カバー27全体を分解したり、取り外す等してキ
ャリパを一々露出させる必要もなくなり、その分、整備
性が良好となる。
く兼用させることができ、パッド34a,34bの点検あるい
は交換時には、上カバー31のみを取り外すだけで良い。
よって、カバー27全体を分解したり、取り外す等してキ
ャリパを一々露出させる必要もなくなり、その分、整備
性が良好となる。
また、上カバー31がキャリパとしての機能を兼ねるか
ら、下カバー27aは単にディスクロータ25を覆うのみで
良い。したがって、別体のキャリパが不要となり、この
カバー27とキャリパとの干渉がなくなるので、その分、
カバー27の厚みや径を小さくすることができ、カバー27
のコンパクト化が可能となる。
ら、下カバー27aは単にディスクロータ25を覆うのみで
良い。したがって、別体のキャリパが不要となり、この
カバー27とキャリパとの干渉がなくなるので、その分、
カバー27の厚みや径を小さくすることができ、カバー27
のコンパクト化が可能となる。
さらに、上記のように制動反力をクランクケース11やデ
フケース17で受け止めることができるので、制動反力を
受けるための格別なテンションロッドやコンプレッショ
ンロッドが不要となる。このため、部品点数も少なくて
済み、構造簡単で軽量化やコストの低減が可能となる。
フケース17で受け止めることができるので、制動反力を
受けるための格別なテンションロッドやコンプレッショ
ンロッドが不要となる。このため、部品点数も少なくて
済み、構造簡単で軽量化やコストの低減が可能となる。
なお、本発明を実施するに当たっては、カバーに通気孔
を開設したり、冷却フィンを設ける等してディスクブレ
ーキの放熱性を高めるようにしても良い。
を開設したり、冷却フィンを設ける等してディスクブレ
ーキの放熱性を高めるようにしても良い。
また、上記実施例のディスクブレーキは、ディスクロー
タを軸方向に移動させることにより両方のパッドに圧着
させる、いわゆるディスクロータフローティング形とし
たが、本発明はこれに限らず、両方のパッドを夫々ピス
トンで押圧する対向ピストン型としても良いし、かつま
た油圧式に限らず、機械式のディスクブレーキであって
も同様に実施できる。
タを軸方向に移動させることにより両方のパッドに圧着
させる、いわゆるディスクロータフローティング形とし
たが、本発明はこれに限らず、両方のパッドを夫々ピス
トンで押圧する対向ピストン型としても良いし、かつま
た油圧式に限らず、機械式のディスクブレーキであって
も同様に実施できる。
さらに、本発明に係る車両は、自動四輪車に特定され
ず、前輪が一輪の自動三輪車であっても何等差し支えな
い。
ず、前輪が一輪の自動三輪車であっても何等差し支えな
い。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、カバーは、車軸を支持す
るケースとクランクケースとの間を結ぶ連結筒の一部と
なっているから、本来的に剛性が高く、制動時に第2の
カバー部に制動反力が加わっても、この制動反力を十分
に受け止めることができる。しかも、この制動反力は、
第1のカバー部や連結筒を介して上記ケースおよびクラ
ンクケースにも分散され、これら両ケースでも受け止め
られるので、第2のカバー部にキャリパとしての機能を
十分に兼用させることができる。
るケースとクランクケースとの間を結ぶ連結筒の一部と
なっているから、本来的に剛性が高く、制動時に第2の
カバー部に制動反力が加わっても、この制動反力を十分
に受け止めることができる。しかも、この制動反力は、
第1のカバー部や連結筒を介して上記ケースおよびクラ
ンクケースにも分散され、これら両ケースでも受け止め
られるので、第2のカバー部にキャリパとしての機能を
十分に兼用させることができる。
したがって、パッドの交換や点検時に、カバー全体を取
り外したり分解する等して、その都度キャリパを露出さ
せるといった面倒で手間のかかる作業が不要となり、そ
の分、整備性が良好となる。
り外したり分解する等して、その都度キャリパを露出さ
せるといった面倒で手間のかかる作業が不要となり、そ
の分、整備性が良好となる。
また、第1のカバー部は、単にディスクロータを覆うだ
けで良いから、その分、第1のカバー部の厚みや径を小
さくすることができ、このカバーのコンパクト化が可能
となるといった利点がある。
けで良いから、その分、第1のカバー部の厚みや径を小
さくすることができ、このカバーのコンパクト化が可能
となるといった利点がある。
図面は本発明の一実施例を示し、 第1図は、自動四輪車の側面図、 第2図は、自動四輪車の平面図、 第3図は、動力伝達系路の断面図、 第4図は、第1図中IV−IV線に沿う断面図、 第5図は、第4図中V−V線に沿う断面図である。 8……エンジン、11……クランクケース、13,14,17……
ケース(支持ケース、デフケース)、18……連結筒、15
a,15b……後輪、16a,16b……車軸(後車軸)、19……駆
動軸、24……ディスクブレーキ、25……ディスクロー
タ、27……カバー、27a……第1のカバー部(下カバ
ー)、30……開口部、31……第2のカバー部(上カバ
ー)、34a,34b……パッド、36……押圧手段(ピスト
ン)。
ケース(支持ケース、デフケース)、18……連結筒、15
a,15b……後輪、16a,16b……車軸(後車軸)、19……駆
動軸、24……ディスクブレーキ、25……ディスクロー
タ、27……カバー、27a……第1のカバー部(下カバ
ー)、30……開口部、31……第2のカバー部(上カバ
ー)、34a,34b……パッド、36……押圧手段(ピスト
ン)。
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンの動力を、車体の前後方向に延び
る駆動軸を介して後輪の車軸に伝えるとともに、 この駆動軸上に、駆動軸と一体に回転するディスクロー
タを有するディスクブレーキを設けた車両において、 上記エンジンのクランクケースと上記車軸を支持するケ
ースとの間を金属製の連結筒を介して連結し、 この連結筒の内側に上記駆動軸を挿通配置するととも
に、 上記連結筒は、上記ディスクロータを覆う金属製のカバ
ーを備えており、 このカバーは、 上記連結筒に固定され、上記ディスクロータの外周部分
の一部を露出させる開口部を有する第1のカバー部と、 この第1のカバー部の開口部に取り外し可能に連結さ
れ、上記第1のカバー部と協同して上記ディスクロータ
を覆う第2のカバー部とを備え、 この第2のカバー部に、上記ディスクロータを挾み込ん
で制動力を発生させるパッドと、このパッドを上記ディ
スクロータに向けて押圧するための押圧手段とを一体に
組み込んだことを特徴とする車両のブレーキ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59106097A JPH0737819B2 (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | 車両のブレーキ装置 |
US06/733,642 US4667760A (en) | 1984-05-21 | 1985-05-13 | Disk brake arrangement for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59106097A JPH0737819B2 (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | 車両のブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60249745A JPS60249745A (ja) | 1985-12-10 |
JPH0737819B2 true JPH0737819B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=14425025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59106097A Expired - Fee Related JPH0737819B2 (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-25 | 車両のブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737819B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002310269A (ja) * | 2001-04-09 | 2002-10-23 | Yamaha Motor Co Ltd | 小型車両の駆動力伝達構造 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3790698B2 (ja) * | 2001-10-23 | 2006-06-28 | 本田技研工業株式会社 | 車輌用ブレーキ装置 |
JP4676294B2 (ja) * | 2005-09-30 | 2011-04-27 | 本田技研工業株式会社 | 動力伝達構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5088789U (ja) * | 1973-12-18 | 1975-07-28 |
-
1984
- 1984-05-25 JP JP59106097A patent/JPH0737819B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002310269A (ja) * | 2001-04-09 | 2002-10-23 | Yamaha Motor Co Ltd | 小型車両の駆動力伝達構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60249745A (ja) | 1985-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |