JPH10114260A - 自動車両のブレーキ装置 - Google Patents

自動車両のブレーキ装置

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JPH10114260A
JPH10114260A JP22482997A JP22482997A JPH10114260A JP H10114260 A JPH10114260 A JP H10114260A JP 22482997 A JP22482997 A JP 22482997A JP 22482997 A JP22482997 A JP 22482997A JP H10114260 A JPH10114260 A JP H10114260A
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JP
Japan
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brake
propeller shaft
body frame
shaft
power unit
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Yoshihisa Ieda
義久 家田
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右一対の駆動車輪を懸架装置を介して支持
する車体フレームに、プロペラ軸を介して駆動車輪を駆
動するパワーユニットを搭載した自動車両において、懸
架装置のばね下荷重を軽減し得、且つ動力伝達系のカッ
プリング又はジョイントの破損時でも駆動車輪の制動を
可能にするブレーキの合理的な配置を提供する。 【解決手段】 パワーユニットPの出力軸10にカップ
リング11又はジョイント13を介して一端を連結した
プロペラ軸12f,12rの他端を駆動車輪Wf,Wr
に連結し、車体フレーム1及びプロペラ軸12f,12
r間に、そのプロペラ軸12f,12rの回転を制動す
るブレーキ43f,43rを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右一対の駆動車
輪を懸架装置を介して支持する車体フレームにパワーユ
ニットを搭載し、このパワーユニットの出力軸にカップ
リング又はジョイントを介して一端を連結したプロペラ
軸の他端を駆動車輪に連結した自動車両に関し、特に不
整地走行用のバギー車に好適なブレーキ装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のかゝる自動車両のブレーキ装置で
は、例えば、実開昭61−152524号公報に開示さ
れているように、左右の駆動車輪とその懸架装置との間
に、各駆動車輪を制動するブレーキをそれぞれ設けてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、左右の
駆動車輪毎にブレーキを設けたブレーキ装置では、ブレ
ーキが左右一対必要として構造を複雑にする外に、これ
らブレーキにより懸架装置のばね下荷重を増加させる。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、構造が簡単で、しかも、懸架装置のばね下荷重を
軽減し得る、前記自動車両のブレーキ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、左右一対の駆動車輪を懸架装置を介して
支持する車体フレームにパワーユニットを搭載し、この
パワーユニットの出力軸にカップリング又はジョイント
を介して一端を連結したプロペラ軸の他端を駆動車輪に
連結した自動車両において、車体フレーム及びプロペラ
軸間に、そのプロペラ軸の回転を制動するブレーキを設
けたことを第1の特徴とする。
【0006】この第1の特徴によれば、一個のブレーキ
により左右の駆動車輪を制動することができて、ブレー
キ装置の構造が簡素化される。同時に、懸架装置のばね
下荷重の増加防止もしくは軽減をもたらし、不整地走行
時の乗り心地を良好にすることができる。またカップリ
ング又はジョイントの万一の破損時でも、ブレーキによ
る駆動車輪の制動が可能である。
【0007】また本発明は、上記特徴に加えて、ブレー
キ及びパワーユニット間の動力伝達系に、規定値以上の
トルクの伝達を遮断する過負荷遮断手段を設けたことを
第2の特徴とする。
【0008】尚、過負荷遮断手段としては、規定値以上
のトルクで破断するヒューズ部や、規定値以上のトルク
を受けるとスリップする過負荷クラッチ等を用いること
ができる。
【0009】この第2の特徴によれば、動力伝達系の過
負荷時には、過負荷遮断手段の作用によりパワーユニッ
ト等を過負荷から保護することができる。しかも、その
ような場合でも、ブレーキによる駆動車輪の制動が可能
である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
【0011】図1は本発明のブレーキ装置を備えた四輪
駆動型バギー車の側面図、図2はその平面図である。
【0012】これら図面において、自動車両としてのバ
ギー車1の車体フレーム1の前、後部にそれぞれ左右一
対の前輪Wf及び後輪Wrが前部及び後部懸架装置S
f,Srを介してそれぞれ支持される。これら車輪には
バルーン型低圧タイヤが装着されている。また車体フレ
ーム1の上部には前方から順に操向ハンドル2、燃料タ
ンク3及び跨座式シート4が配設される。これら燃料タ
ンク3の下方において車体フレーム1の中央部には、
前、後輪Wf,Wrを駆動するパワーユニットPが搭載
され、弾性マウント部材を介して支持される。操向ハン
ドル2には、その右グリップ2aに隣接してブレーキレ
バー5が、また左グリップ2bに隣接してクラッチレバ
ー6が軸支される。
【0013】車体フレーム1の下部中央には、パワーユ
ニットPの左右外側方へ突出する左右一対のステップ7
が固設され、シート4に跨座する操縦者の両足を支える
ようになっている。右側のステップ7近傍にはブレーキ
ペダル8が、また左側のステップ7近傍にはチェンジペ
ダル9がそれぞれ配設される。
【0014】図3ないし図5はパワーユニットPから
前、後輪Wf,Wrに至る動力伝達系を示すもので、図
3はその全体平面図、図4は前輪駆動部の平面図、図5
は後輪駆動部の平面図である。これら図面において、パ
ワーユニットPは車体の前後方向に延びる出力軸10を
備えており、その前端には、カップリング11を介して
前部プロペラ軸12fの後端が連結される。また出力軸
10の後端には、フックスジョイント13を備えた後部
プロペラ軸12rの前端が連結される。
【0015】前部プロペラ軸12fの前端は、前輪差動
装置14の入力歯車15に連結され、同装置14の左右
の出力部材17には、内外両端に等速ジョイント18,
19を備えた前輪駆動軸20を介して同側の前輪Wfが
連結される。前輪差動装置14のデフケース21は車体
フレーム1固着される。
【0016】また後部プロペラ軸12rの後端は、後輪
駆動歯車装置25の入力部材26にカップリング27を
介して連結され、同装置25の出力部材28に一体に連
結した単一の後車軸29の両端に左右の後輪Wrが連結
される。後輪駆動歯車装置25のハウジング30は車体
フレーム1に固着され、このハウジング30の左右両右
端に一体に連結したアクスルケース31によって後車軸
29が支承される。
【0017】前記前部懸架装置Sfは左右対称の構造を
有するもので、車体フレーム1の左右各一側に上下搖動
可能に軸支されて同側の前輪Wfを支持する懸架アーム
35と、この懸架アーム35及び車体フレーム1間に介
装される懸架ばね付フロントダンパ36(図1参照)と
からなっている。
【0018】また前記後部懸架装置Sr車体フレーム1
に回転自在に横設されるピボット軸38と、このピボッ
ト軸38の右端部を前記アクスルケース31に一体的に
連結する右フォーク脚39と、同軸38の左端部を前記
ハウジング30に一体に連結する左フォーク脚40と、
アクスルケース31及び車体フレーム1間に介装される
懸架ばね付リアダンパ41(図1参照)からなってい
る。左フォーク脚40は中空パイプで構成されており、
その中空部を貫通するように前記後部プロペラ軸12r
が配設される。その際、フックスジョイント13は、そ
の搖動中心がピボット軸38の軸線上にくるように配置
され、これにより左右のフォーク脚39,40の上下搖
動中でも出力軸10から後部プロペラ軸12rへの動力
伝達を支障なく行なうことができる。
【0019】車体フレーム1に固着されるデフケース2
1と前部プロペラ軸12fとの間には、該軸12fの回
転を制動する多板式前部ブレーキ43fが設けられる。
【0020】図6に示すように、この多板式前部ブレー
キ43fは、デフケース21に受圧板51を挟んでボル
ト52により固着されるブレーキケース50を備えてお
り、このブレーキケース50内には、前部プロペラ軸1
2fにキー結合した第1ブレーキインナ531 と、この
第1ブレーキインナ531 に隣接して前部プロペラ軸1
2fを相対回転可能に囲繞する第2ブレーキインナ53
2 と、この第2ブレーキインナ532 及び前部プロペラ
軸12f間に介裝された一方向クラッチ54と、第1ブ
レーキインナ531 の外周に摺動自在にスプライン係合
した複数枚の第1回転ブレーキ板551 と、第2ブレー
キインナ532 の外周に摺動自在にスプライン係合した
第2回転ブレーキ板552 と、第1回転ブレーキ板55
1 と交互に重合しながらブレーキケース50の内周に摺
動自在にスプライン係合した複数枚の第1固定ブレーキ
板561 と、第2回転ブレーキ板552 と交互に重合し
ながらブレーキケース50の内周に摺動自在にスプライ
ン係合した複数枚の第2固定ブレーキ板562 とが収容
される。その際、第2回転ブレーキ板552 及び第2固
定ブレーキ板562 の枚数は、第1回転ブレーキ板55
1 及び第1固定ブレーキ板561 の枚数より少なく設定
される。一方向クラッチ54は、前部プロペラ軸12f
の正転時のみ接続状態となって、その回転を第2ブレー
キインナ53 2 に伝達するようになっている。
【0021】またブレーキケース50の端壁に形成され
た環状の油圧シリンダ57には、上記ブレーキ板5
1 ,561 ;552 ,562 群を挟んで受圧板51と
対向する環状の加圧ピストン58が嵌装されると共に、
油圧シリンダ57内は、ブレーキレバー5により作動さ
れるマスタシリンダ59の出力ポートに油圧導管60を
介して連通される。
【0022】尚、ブレーキケース50の内部機構は乾
式、湿式の何れでもよい。
【0023】再び図3ないし図5において、上記前部ブ
レーキ43fとパワーユニットPとの中間部において、
前部プロペラ軸12fには過負荷遮断手段46fが設け
られる。図示例では、過負荷遮断手段46fは、前部プ
ロペラ軸12fの外周に環状溝を設けて、過大トルクが
加わると捩じ切られるヒューズ部となっている。
【0024】また車体フレーム1にピボット軸38を介
して支持される中空の左フォーク脚40と後部プロペラ
軸12rとの間には、該軸12rの回転を制動する後部
ブレーキ43rが設けられる。この後部ブレーキ43r
も、後部プロペラ軸12rに固着されるブレーキディス
ク44rと、その外周側で両側面を挟むように配置され
て左フォーク脚40に取付けられるブレーキキャリパ4
5rとからなる公知のディスクブレーキであり、ブレー
キキャリパ45rは、前記ブレーキペダル8の操作によ
りブレーキディスク44rの両側面に圧接される摩擦パ
ッドを備えている。したがって、後部ブレーキ43r
は、ブレーキペダル8の操作によりこれを作動させるこ
とができる。この後部ブレーキ43rの発揮する制動力
は、前部ブレーキ43fの発揮する最大制動力より小さ
く設定される。
【0025】この後部ブレーキ43rとパワーユニット
Pとの中間部において、後部プロペラ軸12rには過負
荷遮断手段46rが設けられる。図示例では、過負荷遮
断手段46rは、前部プロペラ軸12fの場合と同様
に、後部プロペラ軸12rの外周に環状溝を設けて、過
大トルクが加わると捩じ切られるヒューズ部となってい
る。
【0026】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0027】パワーユニットPを作動させれば、その動
力は出力軸10からカップリング11及びジョイント1
3をそれぞれ介して前部プロペラ軸12f及び後部プロ
ペラ軸12rに同時に出力され、前部プロペラ軸12f
に出力された動力は、前輪差動装置14を経て左右の前
輪駆動軸20に伝達して一対の前輪Wfを駆動する。ま
た後部プロペラ軸12rに出力された動力は、後輪駆動
歯車装置25を経て後車軸29に伝達して一対の後輪W
rを駆動する。こうして前、後輪Wf,Wrが同時に駆
動されるので、バギー車1は不整地を容易に走破するこ
とができる。
【0028】このバギー車1の前進走行中、ブレーキレ
バー5によりマスタシリンダ59を作動して、その出力
油圧を前部ブレーキ43fの油圧シリンダ57に供給す
ると、加圧ピストン58が作動して、全ブレーキ板55
1 ,561 ;552 ,562を受圧板51に対して押圧
し、第1回転ブレーキ板551 と第1固定ブレーキ板5
1 、第2回転ブレーキ板552 と第2固定ブレーキ板
562 をそれぞれ圧接させ、それらの間に発生する摩擦
力により、第1及び第2ブレーキインナ531,532
が制動される。
【0029】而して、バギー車1の前進時は、前部プロ
ペラ軸12fの正転により一方向クラッチ54は接続状
態にあるから、第2ブレーキインナ532 も、第1ブレ
ーキインナ531 と同様に前部プロペラ軸12fと共に
回転しており、したがって、上記のように第1及び第2
ブレーキインナ531 ,532 に加えられた制動力は全
て前部プロペラ軸12fに作用する。この前部プロペラ
軸12fは、パワーユニットPの出力軸10を介して後
部プロペラ軸12rとも連結しているから、結局、前部
プロペラ軸12fに作用した大なる制動力は前輪Wf及
び後輪Wrに同時に加わり、これらを強力に制動するこ
とができる。
【0030】しかしながら、後進時に、このような大な
る制動力が前、後輪Wf,Wrに加わることは、操縦を
し難くするところであるが、後進時、前部ブレーキ43
fの発揮する制動力は、次のように自動的に低減され
る。即ち、後進時には、前部プロペラ軸12fの逆転に
より、一方向クラッチ54は遮断状態となって、第2ブ
レーキインナ532 を自由にするので、この状態でマス
タシリンダ59の出力油圧により加圧ピストン58を作
動して、ブレーキ板551 ,561 ;552 ,562
を受圧板51に押圧しても、第2回転ブレーキ板552
及び第2固定ブレーキ板562 は後部プロペラ軸12r
の制動には関与せず、第1回転ブレーキ板551 及び第
1固定ブレーキ板561 のみによって前部プロペラ軸1
2fに制動力が加えられる。こうして、前部プロペラ軸
12fに加わる制動力は、第2回転ブレーキ板552
び第2固定ブレーキ板562 が制動に関与しない分だけ
自動的に低減され、後進操縦を容易に行うことができ
る。
【0031】制動力の低減率は、全ブレーキ板551
561 ;552 ,562 に占める第2回転ブレーキ板5
2 及び第2固定ブレーキ板562 の枚数の割合によっ
て決定される。したがって、その低減率を適宜選定する
ことにより、後進時の制動力の大きさを自由に設定する
ことができる。
【0032】一方、ブレーキペダル8を操作すれば、前
述のように後部ブレーキ43rを作動させ、後部プロペ
ラ軸12rに制動力加えて前、後輪Wf,Wrを同時に
制動することができるが、その制動力は、前部ブレーキ
43fによる制動力よりも小さく設定されているので、
後進時に、その制動力を低減させる必要はない。
【0033】ところで、これら前部ブレーキ43f及び
後部ブレーキ43rは、前述のように、車体フレーム1
と前、後部プロペラ軸12f,12rとの各間にそれぞ
れ一個宛設けられるので、ブレーキ装置の構造の簡素化
を図ることができる。しかも前部ブレーキ43fは、前
部懸架装置Sfとは離間して配設されるため、該懸架装
置Sfのバネ下荷重を増加させない。また後部ブレーキ
43rは、後部懸架装置Sr中に配設されるも、ピボッ
ト軸38に比較的近い左フォーク脚40及び後部プロペ
ラ軸12r間に設けられるため、後車軸29上に設けら
れた従来のものに比し、後部懸架装置Srのばね下荷重
を大幅に軽減することができる。
【0034】また、前部ブレーキ43fは、パワーユニ
ットPの出力軸10にカップリング11を介して連結し
た前部プロペラ軸12fに、また後部ブレーキ43r
は、同出力軸10にジョイント13を介して連結した後
部プロペラ軸12rにそれぞれ設けられているので、何
らかの理由でカップリング11又はジョイント13が万
一破損した場合でも、前部ブレーキ43f及び後部ブレ
ーキ43rを作動することにより、前輪Wf及び後輪W
rをそれぞれ個別に支障なく制動することができる。
【0035】また走行中、万一、前輪Wf又は後輪Wr
に過負荷が加わると、前部プロペラ軸12fのヒューズ
部46f又は後部プロペラ軸12rのヒューズ部46r
が捩じ切られることにより、パワーユニットP、及びプ
ロペラ軸12f,12r以外の動力伝達系の破損を未然
に回避することができる。
【0036】而して、前部プロペラ軸12fのヒューズ
部46fの破断時でも、前輪差動装置14と依然連結状
態にある前部プロペラ軸12fの前半部に前部ブレーキ
43fが設けられているので、この前部ブレーキ43f
を作動することにより、前輪Wfの制動を支障なく行な
うことができ、また後部プロペラ軸12rのヒューズ部
46rの破断時でも、後輪駆動歯車装置25と依然連結
状態にある後部プロペラ軸12rの後半部に後部ブレー
キ43rが設けられているので、この後部ブレーキ43
rを作動することにより、後輪Wrの制動も支障なく行
なうことができる。
【0037】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可
能である。例えば、出力軸10及び前部プロペラ軸12
f間を連結するカップリング11をジョイントに置き換
えすることもできる。またバギー車1を前輪駆動車又は
後輪駆動車とすることもでき、さらにバギー車に限ら
ず、他の形式の四輪車に本発明を適用することもでき
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、左右一対
の駆動車輪を懸架装置を介して支持する車体フレームに
パワーユニットを搭載し、このパワーユニットの出力軸
にカップリング又はジョイントを介して一端を連結した
プロペラ軸の他端を駆動車輪に連結した自動車両におい
て、車体フレーム及びプロペラ軸間に、そのプロペラ軸
の回転を制動するブレーキを設けたので、一個のブレー
キにより左右の駆動車輪を制動することができて、ブレ
ーキ装置の構造が簡素化される。同時に、懸架装置のば
ね下荷重の増加防止もしくは軽減をもたらし、不整地走
行時の乗り心地を良好にすることができる。またカップ
リング又はジョイントの万一の破損時でも、ブレーキに
よる駆動車輪の制動が可能である。
【0039】また本発明の第2の特徴によれば、ブレー
キ及びパワーユニット間の動力伝達系に、規定値以上の
トルクの伝達を遮断する過負荷遮断手段を設けたので、
動力伝達系の過負荷時には、過負荷遮断手段の作用によ
りパワーユニット等を過負荷から保護することができ
る。しかも、そのような場合でも、ブレーキによる駆動
車輪の制動が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る四輪駆動型バギー車の側
面図
【図2】同バギー車の平面図
【図3】同バギー車の動力伝達系の平面図
【図4】前輪駆動部の平面図
【図5】後輪駆動部の平面図
【図6】前部ブレーキの縦断面図(図4の6−6線断面
図)
【符号の説明】
P・・・・パワーユニット Sf・・・懸架装置(前部懸架装置) Sr・・・懸架装置(後部懸架装置) Vr・・・自動車両(バギー車) Wf・・・前輪 Wr・・・後輪 1・・・・車体フレーム 11・・・カップリング 12f・・プロペラ軸(前部プロペラ軸) 12r・・プロペラ軸(後部プロペラ軸) 13・・・ジョイント 43f・・ブレーキ(前部ブレーキ) 43r・・ブレーキ(後部ブレーキ) 46f・・過負荷遮断手段(ヒューズ部) 46r・・過負荷遮断手段(ヒューズ部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の駆動車輪(Wf,Wr)を懸
    架装置(Sf,Sr)を介して支持する車体フレーム
    (1)にパワーユニット(P)を搭載し、このパワーユ
    ニット(P)の出力軸(10)にカップリング(11)
    又はジョイント(13)を介して一端を連結したプロペ
    ラ軸(12f,12r)の他端を駆動車輪(Wf,W
    r)に連結した自動車両において、 車体フレーム(1)及びプロペラ軸(12f,12r)
    間に、そのプロペラ軸(12f,12r)の回転を制動
    するブレーキ(43f,43r)を設けたことを特徴と
    する、自動車両のブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 ブレーキ(43f,43r)及びパワーユニット(P)
    間の動力伝達系に、規定値以上のトルクの伝達を遮断す
    る過負荷遮断手段(46f,46r)を設けたことを特
    徴とする、自動車両のブレーキ装置。
JP22482997A 1996-08-23 1997-08-21 自動車両のブレーキ装置 Pending JPH10114260A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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