JP3052075B2 - バギー車のブレーキ装置 - Google Patents

バギー車のブレーキ装置

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JP3052075B2
JP3052075B2 JP10617398A JP10617398A JP3052075B2 JP 3052075 B2 JP3052075 B2 JP 3052075B2 JP 10617398 A JP10617398 A JP 10617398A JP 10617398 A JP10617398 A JP 10617398A JP 3052075 B2 JP3052075 B2 JP 3052075B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,主として不整地の
走行に使用されるバギー車のブレーキ装置,特に,パワ
ーユニット,このパワーユニットの出力軸に連結されて
車両の前後方向に延びる推進軸,車両の左右方向に延び
るリヤアクスル,前記推進軸及び前記リヤアクスル間を
連結して前者から後者への動力伝達を減速して行う減速
装置,及び前記リヤアクスルの両端に取付けられる左右
一対の,低圧タイヤ付き後輪を備えたバギー車におい
て,その後輪を制動するためのブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝるバギー車では,特に,不整地走行
時,後輪用ブレーキ装置に地面上の突起物が干渉しない
ように,該ブレーキ装置の地上高を極力大きく設定する
ことが要求される。従来,このような要求に対応して,
特開60−163752号公報に開示されているよう
に,リヤアクスルを減速駆動する推進軸にディスクロー
タを固着したディスクブレーキ装置が既に提案されてい
る。このようなブレーキ装置は,推進軸がアクスルに比
して伝達トルクが小さいことから,ブレーキトルクも比
較的小さくて足り,それだけディスクロータの小径化が
可能であり,ブレーキ装置の地上高を大きく設定するこ
とができる,という利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,推進軸
に設けられるディスクロータは小径化し得ると言って
も,単一のディスクロータに全ブレーキトルクを負担さ
せなければならないので,その小径化にも或る限界があ
る。また,推進軸にディスクロータを設けたディスクブ
レーキは,パワーユニットの後部で,走行風が当たり難
い箇所に位置することになるから,走行風による冷却性
が良好とは言い難く,特に,土砂,泥水等の侵入を防ぐ
べく,ディスクブレーキをブレーキハウジングに収容す
れば,その冷却性の低下は免れない。
【0004】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,地上高を更に高めるべく小径化しても,充分なブ
レーキ力を発揮して後輪を確実に制動することができ
しかも冷却を良好に行うことができる,前記バギー車の
ブレーキ装置を提供することを第1の目的とする
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,パワーユニット,このパワーユニットの
出力軸に連結されて車両の前後方向に延びる推進軸,車
両の左右方向に延びるリヤアクスル,前記推進軸及び前
記リヤアクスル間を連結して前者から後者への動力伝達
を減速して行う減速装置,及び前記リヤアクスルの両端
に取付けられる左右一対の,低圧タイヤ付き後輪を備え
たバギー車において,前記推進軸又はそれと一体的に回
転する伝動軸に軸方向摺動自在且つ相対回転不能に結合
される複数枚の回転摩擦ブレーキ板と,これら回転摩擦
ブレーキ板と交互に重ねられる複数枚の固定摩擦ブレー
キ板と,前記回転及び固定摩擦ブレーキ板群を収容する
と共に,各固定摩擦ブレーキ板を軸方向摺動自在且つ回
転不能に支持する,非回転のブレーキハウジングと,こ
のブレーキハウジングに設けられて前記回転及び固定摩
擦ブレーキ板群の一側面を支承する受圧部と,走行中の
ブレーキレバーの操作により作動して前記回転及び固定
摩擦ブレーキ板群の他側面を前記受圧部に対して押圧し
得る作動手段とからなり,前記ブレーキハウジングが,
前記減速装置を収容するリダクションケースの前端に継
ぎ目無く一体に形成された後部ハウジング半体と,この
後部ハウジング半体に分離可能にボルト結合される前部
ハウジング半体とで構成され,前記リダクションケース
の下部には,前記減速装置の回転部材の回転により飛散
される潤滑オイルが貯留され,前記回転部材の回転によ
り飛散されたオイルをブレーキハウジング内の前記回転
及び固定摩擦ブレーキ板群に誘導する一連の上部オイル
通路と,前記ブレーキハウジング内から前記リダクショ
ンケースにオイルを戻す一連の下部オイル通路とが,そ
れぞれ前記後部ハウジング半体と前部ハウジング半体と
に渡って形成されたことを特徴とする。
【0006】この第1の特徴によれば,前記作動手段を
作動して,前記回転摩擦ブレーキ板及び固定摩擦ブレー
キ板を前記受圧部に対して押圧することにより,前記推
進軸,前記減速装置及び前記リヤアクスルを介して前記
後輪を制動することができる。その際,前記推進軸に加
わるブレーキトルクは,前述のように前記アクスルに加
わるものより小さいから,このブレーキ装置の負荷は比
較的小さい上,そのブレーキトルクを各複数枚の前記回
転及び固定摩擦ブレーキ板が略均等に負担することにな
るから,各摩擦ブレーキ板の負荷が一層軽減され,その
結果,前記回転及び固定摩擦ブレーキ板,延いてはブレ
ーキ装置全体の小径化が達成され,その地上高を大幅に
高めことができる。したがって,バギー車は,そのブレ
ーキ装置を地面上の大なる突起物に干渉させることな
く,不整地を容易に走破することができる。
【0007】また減速装置の回転部材の回転により飛散
されたオイルを上部オイル通路によりブレーキハウジン
グ内の回転及び固定摩擦ブレーキ板群に誘導すると共
に,ブレーキハウジング内のオイルを下部オイル通路に
よりリダクションケースに戻すようにして,リダクショ
ンケース及びブレーキハウジング間を潤滑オイルが循環
することにより,ブレーキ装置内部の潤滑及び冷却をよ
り効果的に行うことができ,ブレーキ装置の耐久性及び
冷却性を高めることができる。
【0008】またブレーキハウジングの後部ハウジング
半体とリダクションケースとの一体化により,部品点数
を削減して,構成の簡素化を図ることができ,しかもブ
レーキハウジングがリダクションケースに支持されるこ
とになるから,ブレーキハウジングの回り止めのため
に,これを車体に連結する専用のトルクリンクも不要と
なる。また両ハウジング半体は,相互に分離可能である
から,その分離によりブレーキ装置の点検,整備を容易
に行うことができ,メンテナンス性が良好となる。
【0009】また本発明は,上記特徴に加えて,前記後
部ハウジング半体が,前記リダクションケースの前端に
継ぎ目無く一体にフランジ状に形成されたハウジング蓋
体より構成され,また前記前部ハウジング半体は,前記
ハウジング蓋体に開放端面を 分離可能にボルト結合され
る円筒状のハウジング本体より構成され,そのハウジン
グ本体には,前記回転及び固定摩擦ブレーキ板群が収容
されると共に前記作動手段が設けられることを第2の特
徴とする。
【0010】この第2の特徴によれば,ブレーキ装置の
回転及び固定摩擦ブレーキ板群,並びに作動手段をハウ
ジング本体と共に,リダクションケースから分離し得る
ので,ブレーキ装置の主要部の点検,整備を極めて容易
に行うことができて,好都合である。
【0011】さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加
えて,上部オイル通路が,前記前部ハウジング半体の前
端壁に臨んでいることを第3の特徴とする
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて,以下に説明する。
【0013】図1は本発明のブレーキ装置を備えたバギ
ー車の概略側面図,図2は同バギー車の概略平面図,図
3は図2の3−3線断面図,図4は図3の4−4線断面
図,図5は図3の5−5線断面図,図6は図3の6−6
線断面図,図7は図5の7−7線断面図である。
【0014】先ず,図1及び図2において,符号1はバ
ギー車を示す。その車体フレーム2の前後には左右各一
対の前輪3,3及び後輪4,4が懸架装置を介して上下
動可能に取付けられ,各車輪3,4には,一般にバルー
ンタイヤと称する幅広の低圧型タイヤが装着される。ま
た車体フレーム2の中央部には,内燃エンジン5及び変
速機6からなるパワーユニット7が搭載され,その上方
に燃料タンク8及びシート9が配設され,パワーユニッ
ト7の下部に左右一対のステップ10,10が設けられ
る。したがって,このバギー車1は,ユーザがシート9
に跨座し,両足をステップ10,10に掛けて操縦する
ものである。
【0015】後輪4,4のための後部懸架装置11は,
車体フレーム2に水平方向の枢軸12を介して上下揺動
可能連結される左右一対のリヤフォーク13,14を備
えており,左側のリヤフォーク13は,左右方向に延び
るリヤアクスル15の左側中間部を支承し,右側のリヤ
フォーク14は,後述するブレーキハウジング16及び
リダクションケース17を介してリヤアクスル15の右
側中間部を支承する。そしてリヤアクスル15の両端に
一対の後輪4,4が取付けられ,リダクションケース1
7と車体フレーム2間に,リダクションケース17を下
方へ弾発するクッションユニット18が取付けられる。
【0016】次に,パワーユニット7から後輪4,4に
至る伝動系について説明する。
【0017】図2ないし図4に示すように,パワーユニ
ット7の出力軸20には,車両の前後方向に延びる推進
軸21がユニバーサルジョイント22をを介して連結さ
れ,この推進軸21は,前記リダクションケース17に
収容される減速装置23を介してリヤアクスル15に連
結される。その際,ユニバーサルジョイント22の屈曲
点は前記枢軸12の軸線上に配置され,左右のリヤフォ
ーク13,14の上下揺動に拘らず,出力軸20及び推
進軸21間の伝動が行われるようになっている。
【0018】減速装置23は,推進軸21後端部のスプ
ライン孔21aに前部のスプライン軸部24aを摺動可
能に嵌合する入力軸24と,この入力軸24の後端に一
体に形成される小径の駆動ベベルギヤ25と,この駆動
ベベルギヤ25に噛合してリヤアクスル15にスプライ
ン結合される大径の被動ベベルギヤ26とからなってお
り,推進軸21のスプライン孔21aには,駆動ベベル
ギヤ25を被動ベベルギヤ26との噛合方向に付勢する
ばね27が縮設される。
【0019】前記リダクションケース17は,下部をオ
イル溜め28とする円筒状のケース本体17aと,この
ケース本体17aの開放された左端面にボルト結合され
る端壁部材17bと,ケース本体17aの右端壁にボル
ト結合されるベアリングキャップ17cとから構成さ
れ,端壁部材17bに装着されるボールベアリング29
によって前記被動ベベルギヤ26のボス部26aが支承
され,またそのボス部26aはブッシュ30を介してリ
ヤアクスル15によっても支承される。したがって,端
壁部材17bは,被動ベベルギヤ26のボス部26aを
介してリヤアクスル15を支持することになる。さらに
リヤアクスル15は,ケース本体17a及びベアリング
キャップ17cに装着されるボールベアリング31によ
っても支持される。
【0020】またケース本体17aには,入力軸24の
内端をニードルベアリング32を介して支承する軸受ブ
ラケット33と,入力軸24の中間部をボールベアリン
グ34を介して支承する軸受ボス35とが一体に形成さ
れ,ケース本体17aの外周面には,多数の冷却フィン
36が一体に突設される。
【0021】端壁部材17bには,リヤアクスル15の
外周面に密接するオイルシール37が装着される。リヤ
アクスル15には,前記ベアリング31のインナレース
を保持するベアリング押さえ筒38が固着され,その外
周面に密接するオイルシール39がベアリングキャップ
17cに装着され,これらによってリダクションケース
17は液密に構成される。
【0022】オイル溜め28には,図示しない給油口か
ら潤滑オイル19が被動ベベルギヤ26の下部を浸漬さ
せる規定レベルまで注入される。このオイル溜め28の
底部に開口するドレーン孔40には,これを閉鎖すべく
ドレーンボルト41が螺着される。このドレーンボルト
41の内端に形成された収容凹部41aに永久磁石42
が収められ,オイル溜め28に貯留する潤滑オイル19
内の鉄粉等を吸着するようになっている。
【0023】前記リダクションケース17の前端にブレ
ーキハウジング16が一体に連設され,その内部に,後
輪4,4のための本発明のブレーキ装置43が収容され
る。そのブレーキ装置43について,次に説明する。
【0024】図3ないし図5に示すように,ブレーキハ
ウジング16は,前記軸受ボス35の前端に一体にフラ
ンジ状に形成されたハウジング蓋体16b,即ち後部ハ
ウジング半体と,このハウジング蓋体16bに開放端面
をボルト461 で分離可能に結合される円筒状のハウジ
ング本体16a,即ち前部ハウジング半体とから構成さ
れ,そのハウジング本体16aの前端壁に,前記推進軸
21の後端を支承するボールベアリング44と,その推
進軸21の外周面に密接するオイルシール45とが装着
される。さらにハウジング本体16aの前端には,推進
軸21を覆うよう管状に構成された前記右側のリヤフォ
ーク14の後端がボルト462 で結合される。
【0025】ブレーキ装置43は,入力軸24のスプラ
イン軸部24aに摺動自在且つ相対回転不能に結合され
る複数枚の回転摩擦ブレーキ板48,48…と,これら
回転摩擦ブレーキ板48,48…と交互に重ねられると
共にハウジング本体16aの内周面に摺動自在且つ回転
不能にスプライン結合して支持される複数枚の固定摩擦
ブレーキ板47,47…と,これら回転及び固定摩擦ブ
レーキ板48,47群の最後尾に位置する固定摩擦ブレ
ーキ板47を受けるべくハウジング蓋体16bの内側面
に形成される環状の受圧部49と,この受圧部49に対
して,回転摩擦ブレーキ板48及び固定摩擦ブレーキ板
47の最前部に位置する固定摩擦ブレーキ板47を押圧
し得る作動手段50とを備える。上記のように,入力軸
24のスプライン軸部24aが,推進軸21との結合の
みならず,回転摩擦ブレーキ板48との結合にも利用さ
れることは,構造の簡素化を図る上に有効である。
【0026】作動手段50は,前記最前部の固定摩擦ブ
レーキ板47に隣接して配置される環状の回転カム板5
1と,この回転カム板51に対置される環状の固定カム
板52と,両カム板51,52の対向面にそれぞれ形成
されて対をなすカム溝51a,52aに係合するボール
53とを備えており,固定カム板52は,ハウジング本
体16a内壁に入力軸24と同心状に形成された筒軸5
4に嵌合して,ピン55によりハウジング本体16aに
固定され,回転カム板51は上記筒軸54に回転自在に
嵌合される。
【0027】図5及び図7に示すように,前記対をなす
カム溝51a,52aは,両カム板51,52の対向面
に周方向等間隔置きに複数対設けられる。各対のカム溝
51a,52aは,各カム板51,52の周方向に延び
ると共に,それぞれの溝底が互い反対側の端部に向け
て浅くなるように形成される。そして通常,両カム溝5
1a,52aは,それらの最深部を対向させて,その間
にボール53を挟み込んでいて,両カム板51,52が
近接状態に置かれるが,回転カム板51が両カム溝51
a,52aの浅い側を対向させる方向Aへ回転される
と,ボール53に推力が発生して回転カム板51を固定
カム板52から離反する方向,即ち前記回転及び固定摩
擦ブレーキ板48,47群側へ押圧するようになってい
る。
【0028】図4ないし図6に示すように,回転カム板
51は,その外周面に半径方向外向きの被動アーム56
を一体に有し,これに対応する駆動アーム57を備えた
作動軸58がハウジング本体16a及びハウジング蓋体
16bに支承される。この作動軸58は,その一端部を
ハウジング本体16aに装着されたオイルシール59に
貫通してハウジング本体16a外に突出させており,そ
の一端部に作動レバー60がセレーション結合される。
この作動レバー60には,その回動方向に延びた第1及
び第2接続長孔61,62が設けられ,第1接続長孔6
1には,図示しないブレーキレバーに連なる第1ブレー
キワイヤ63の接続端子63aが,また第2接続長孔6
2には,図示しないパーキングブレーキレバーに連なる
第2ブレーキワイヤ64の接続端子64aがそれぞれ摺
動可能に嵌合され,第1,第2ブレーキワイヤ63,6
4の何れを牽引しても,作動レバー60を回動して,駆
動アーム57により被動アーム56,即ち回転カム板5
1を前記A方向へ回転させ得るようになっている。その
際,休止している一方のブレーキワイヤ63又は64
は,その接続端子63a又は64aを対応する接続長孔
61又は62に摺動させることにより,作動レバー60
の回動を妨げない。ハウジング本体16aには,作動レ
バー60の非作動位置を規定するストッパ65が設けら
れ,このストッパ65に向けて作動レバー60を付勢す
る戻しばね66が作動レバー60に接続される。
【0029】図4及び図5に示すように,回転及び固定
摩擦ブレーキ板48,47群の前後両外側に位置する固
定摩擦ブレーキ板47,47のいくつかのスプライン歯
47aには,両端に抜け止め膨大部67a,67bを有
するガイドピン67が摺動自在に取付けられ,このガイ
ドピン67に貫通されるレリーズばね68が前記スプラ
イン歯47a,47a間に縮設される。
【0030】再び図3及び図5において,リダクション
ケース17及びブレーキハウジング16には,それらの
内部の上方部を相互に連通する上部オイル通路70と,
それらの内部の下方部を相互連通する下部オイル通路
71とが形成される。図示例の場合,下部オイル通路7
1の一部は,ハウジング本体16a内周下部の,固定摩
擦ブレーキ板47のスプライン歯47aが係合するスプ
ライン溝72により構成される。この下部オイル通路7
1を通してリダクションケース17のオイル溜め28内
の潤滑オイル19がブレーキハウジング16内に流れ込
み,そのオイル中に回転及び固定摩擦ブレーキ板48,
47群の下部が浸漬するようになっている。
【0031】またブレーキハウジング16及びリダクシ
ョンケース17には,これらの下面を覆って地面上の障
害物から保護する一連のガード板73が固着される。
【0032】再び図1及び図3において,リダクション
ケース17には,その内部の上部空間に連通するブリー
ザパイプ74が接続される。このブリーザパイプ74の
外端は,バギー車1の高所,例えば燃料タンク8の下部
に取付けられ,且つ下向きにU字状に屈曲させてある。
【0033】次に,この実施例の作用について説明す
る。
【0034】パワーユニット7の作動中,その動力は,
推進軸21,入力軸24,駆動ベベルギヤ25及び被動
ベベルギヤ26を順次経てリヤアクスル15に伝達し,
左右の後輪4,4を駆動するので,バギー車1を走行さ
せることができる。
【0035】このとき,ブレーキ装置43が非作動状態
にあれば,図7に示すように,対をなすカム溝51a,
52aの最深部にボール53を係合させて,回転カム板
51を後退位置に留めると共に,レリーズばね68の弾
発力により前後両外側の固定摩擦ブレーキ板47,47
を相互に離反させるので,固定摩擦ブレーキ板47及び
回転摩擦ブレーキ板48間に引きずりを惹起せず,入力
軸24の回転を阻害しない。
【0036】走行中,図示しないブレーキレバーの操作
により第1ブレーキワイヤ63を牽引して,作動レバー
60を回動すれば,駆動アーム57が被動アーム56を
介して回転カム板51を矢印A方向へ回転するから,各
対のカム溝51a,52aが互いに浅い側を対向させる
ように相対変位し,それに伴いボール53に発生する推
力により,回転カム板51が受圧部49と協働して回転
及び固定摩擦ブレーキ板48,47群を挟圧し,両摩擦
ブレーキ板48,47間に発生する摩擦ブレーキトルク
により入力軸24を制動することができ,したがってこ
の入力軸24に減速装置23及びリヤアクスル15を介
して両後輪4,4を制動することができる。
【0037】ところで,減速装置23上手の入力軸24
に加わるブレーキトルクは,減速装置23下手のリヤア
クスル15のそれより小さいから,ブレーキ装置43の
負荷は比較的小さい上,そのブレーキトルクを各複数枚
の固定摩擦ブレーキ板47及び回転摩擦ブレーキ板48
が略均等に負担するので,各摩擦ブレーキ板48,47
の負荷が一層軽減されることになり,固定摩擦ブレーキ
板47及び回転摩擦ブレーキ板48,延いてはブレーキ
装置43全体の大幅な小径化をもたらし,その地上高を
大幅に高めることができる。したがって,ブレーキ装置
43を地面上の突起物に干渉させることなく不整地を容
易に走破することが可能となる。
【0038】またブレーキ装置43は,ブレーキハウジ
ング16に収容されているから,土砂や泥水等の侵入か
ら保護されるが,制動中,固定摩擦ブレーキ板47及び
回転摩擦ブレーキ板48に発生する摩擦熱は,ブレーキ
ハウジング16により発散を妨げられる。しかし,その
熱は次のようにして冷却される。
【0039】即ち,回転及び固定摩擦ブレーキ板48,
47群の下部は,リダクションケース17のオイル溜め
28及びブレーキハウジング16の底部を満たすオイル
19に常に浸漬しているから,各摩擦ブレーキ板48,
47は回転中,そのオイルにより冷却される。
【0040】しかも,バギー車1の走行中,減速装置2
3の大径の被動ベベルギヤ26は,減速装置23各部を
潤滑すべく,その回転によりオイル溜め28のオイルを
飛散させるが,その際,飛散オイルの一部が上部オイル
通路70を通過してブレーキハウジング16内まで進入
し,それに伴いブレーキハウジング16底部のオイルが
下部オイル通路71を通してリダクションケース17の
オイル溜め28へ還流する。外周面に多数の冷却フィン
36を備えたリダクションケース17は,その外表面積
が大きく,外気による冷却が良好であるから,回転及び
固定摩擦ブレーキ板48,47群を冷却し終えたオイル
は,オイル溜め28に戻ったときリダクションケース1
7により冷却される。こうして冷却されたオイルが被動
ベベルギヤ26の回転により再び飛散され,ブレーキハ
ウジング16へと供給されることが繰り返されることに
より,ブレーキ装置43は効果的に冷却される。
【0041】この場合,リダクションケース17からブ
レーキハウジング16へのオイルの流入を促進するため
に,上部オイル通路70に前方下がりの勾配を付すこと
は有効であり,またブレーキハウジング16からオイル
溜め28へのオイルの戻りを促進するために,下部オイ
ル通路71に後方下がりの勾配を付すことは有効であ
る。
【0042】リダクションケース17内の上部空間は,
ブリーザパイプ74を介して大気と連通しているから,
互いに連通するリダクションケース17及びブレーキハ
ウジング16内に,オイル19等の温度変化に伴う圧力
変化があれば,それに応じてリダクションケース17及
びブレーキハウジング16は,ブリーザパイプ74を通
して外気を呼吸することができ,したがって,リダクシ
ョンケース17及びブレーキハウジング16の内圧の上
昇によるオイル漏れを回避することができる。しかも,
ブリーザパイプ74の外端は,バギー車1の高所にあっ
て,下向きに屈曲しているから,走行中でも,このブリ
ーザパイプ74への塵埃や雨水の侵入を防ぐことができ
る。
【0043】また,リダクションケース17及びブレー
キハウジング16内を循環するオイルに鉄系の切粉や摩
耗粉が混入している場合,その切粉や摩耗粉は,オイル
溜め28に来たとき,ドレーン孔40のドレーンボルト
41の先端部に付設された磁石42に吸着される。した
がって,上記切粉や摩耗粉がオイルと共に再循環してブ
レーキ装置43内部,特に固定摩擦ブレーキ板47及び
回転摩擦ブレーキ板48間に侵入してそれらの摩耗を早
めることを防ぐことができ,ブレーキ装置の耐久性の向
上に寄与し得る。
【0044】ドレーンボルト41の磁石42に吸着され
た切粉や摩擦粉は,オイル溜め28内のオイル交換の
際,汚れたオイルをドレーン孔40から排出すべくドレ
ーンボルト41を外したとき,磁石42から取り除かれ
る。
【0045】またブレーキハウジング16は,リダクシ
ョンケース17の前端に一体に形成されたハウジング蓋
体16b,即ち後部ハウジング半体と,このハウジング
蓋体16bにボルト461 により分離可能に結合される
ハウジング本体16a,即ち前部ハウジング半体とで構
成されるので,ブレーキハウジング16の構成の簡素化
を図ることができ,しかもブレーキハウジング16がリ
ダクションケース17に支持されることになるから,ブ
レーキハウジング16の回り止めのために,これを車体
に連結する専用のトルクリンクも不要となる。またボル
ト461 を外して両ハウジング半体16a,16b間を
分離すれば,ブレーキ装置43の点検,整備を容易に行
うことができ,メンテナンス性が良好である。特に,図
示例のように,リダクションケース17と一体のハウジ
ング蓋体16bから分離されるハウジング本体16aに
回転及び固定摩擦ブレーキ板48,47群を収容すると
共に作動手段50を設けた場合には,回転及び固定摩擦
ブレーキ板48,47群,並びに作動手段50をハウジ
ング本体16aと共に,リダクションケース17から分
離し得るので,ブレーキ装置43の主要部の点検,整備
を極めて容易に行うことができて,好都合である。
【0046】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0047】例えば,推進軸21に回転摩擦ブレーキ板
48,48…をスプライン結合するようにブレーキ装置
43を構成することもでき,またブレーキ装置43の作
動手段50を油圧式に構成することもできる。またリヤ
アクスル15を左右に分割して,それらを差動制限装置
付きの差動装置を介して連結するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,バギー車において,制動時,推進軸に加わるブレー
キトルクは,アクスルに加わるものより小さく,しかも
そのブレーキトルクを各複数枚の回転及び固定摩擦ブレ
ーキ板が略均等に負担することになるから,各摩擦ブレ
ーキ板の負荷が一層軽減され,前記回転及び固定摩擦ブ
レーキ板,延いてはブレーキ装置全体の小径化が達成さ
れ,その地上高を大幅に高めことができる。したがっ
て,バギー車は,そのブレーキ装置を地面上の大なる突
起物に干渉させることなく,不整地を容易に走破するこ
とができる。
【0049】また特にブレーキハウジングが,減速装置
を収容するリダクションケースの前端に継ぎ目無く一体
に形成された後部ハウジング半体と,この後部ハウジン
グ半体に分離可能にボルト結合される前部ハウジング半
体とで構成され,リダクショ ンケースの下部には,減速
装置の回転部材の回転により飛散される潤滑オイルが貯
留され,前記回転部材の回転により飛散されたオイルを
ブレーキハウジング内の回転及び固定摩擦ブレーキ板群
に誘導する一連の上部オイル通路と,ブレーキハウジン
グ内からリダクションケースにオイルを戻す一連の下部
オイル通路とが,それぞれ後部ハウジング半体と前部ハ
ウジング半体とに渡って形成されるので,減速装置にお
ける回転部材の回転により飛散されたオイルを上部オイ
ル通路によりブレーキハウジング内の回転及び固定摩擦
ブレーキ板群に誘導すると共に,ブレーキハウジング内
のオイルを下部オイル通路によりリダクションケースに
戻すようにして,リダクションケース及びブレーキハウ
ジング間を潤滑オイルが循環することにより,ブレーキ
装置内部の潤滑及び冷却をより効果的に行うことがで
き,ブレーキ装置の耐久性及び冷却性を高めることがで
きる。またブレーキハウジングの後部ハウジング半体と
リダクションケースとの一体化により,部品点数を削減
して,構成の簡素化を図ることができ,しかもブレーキ
ハウジングがリダクションケースに支持されることにな
るから,ブレーキハウジングの回り止めのために,これ
を車体に連結する専用のトルクリンクも不要となる。ま
た両ハウジング半体は,相互に分離可能であるから,そ
の分離によりブレーキ装置の点検,整備を容易に行うこ
とができ,メンテナンス性が良好となる。
【0050】また本発明の第2の特徴によれば,後部ハ
ウジング半体が,リダクションケースの前端に継ぎ目無
く一体にフランジ状に形成されたハウジング蓋体より構
成され,また前部ハウジング半体は,前記ハウジング蓋
体に開放端面を分離可能にボルト結合される円筒状のハ
ウジング本体より構成され,そのハウジング本体には,
ブレーキ装置の回転及び固定摩擦ブレーキ板群が収容さ
れると共に作動手段が設けられるので,ブレーキ装置の
回転及び固定摩擦ブレーキ板群,並びに作動手段をハウ
ジング本体と共に,リダクションケースから分離するこ
とができ,従ってブレーキ装置の主要部の点検,整備を
極めて容易に行うことができて,好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブレーキ装置を備えたバギー車の概略
側面図。
【図2】同バギー車の概略平面図。
【図3】図2の3−3線断面図。
【図4】図3の4−4線断面図。
【図5】図3の5−5線断面図。
【図6】図3の6−6線断面図。
【図7】図5の7−7線断面図。
【符号の説明】
4・・・・・後輪 7・・・・・パワーユニット 15・・・・リヤアクスル 16・・・・ブレーキハウジング 16a・・・前部ハウジング半体(ハウジング本体) 16b・・・後部ハウジング半体(ハウジング蓋体) 17・・・・リダクションケース 19・・・・潤滑オイル 20・・・・出力軸 21・・・・推進軸 23・・・・減速装置 24・・・・伝動軸(入力軸) 26・・・・回転部材(被動ベベルギヤ) 43・・・・ブレーキ装置 47・・・・固定摩擦ブレーキ板 48・・・・回転摩擦ブレーキ板 49・・・・受圧部 50・・・・作動装置 70・・・・上部オイル通路 71・・・・下部オイル通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−163752(JP,A) 特開 平4−83957(JP,A) 特開 平10−114260(JP,A) 実開 昭55−47443(JP,U) 実開 昭59−142157(JP,U) 米国特許5673776(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 1/06 F16H 57/02 531

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーユニット(7),このパワーユニ
    ット(7)の出力軸(20)に連結されて車両の前後方
    向に延びる推進軸(21),車両の左右方向に延びるリ
    ヤアクスル(15),前記推進軸(21)及び前記リヤ
    アクスル(15)間を連結して前者から後者への動力伝
    達を減速して行う減速装置(23),及び前記リヤアク
    スル(15)の両端に取付けられる左右一対の,低圧タ
    イヤ付き後輪(4)を備えたバギー車において, 前記推進軸(21)又はそれと一体的に回転する伝動軸
    (24)に軸方向摺動自在且つ相対回転不能に結合され
    る複数枚の回転摩擦ブレーキ板(48)と,これら回転
    摩擦ブレーキ板(48)と交互に重ねられる複数枚の固
    定摩擦ブレーキ板(47)と,前記回転及び固定摩擦ブ
    レーキ板(48,47)群を収容すると共に,各固定摩
    擦ブレーキ板(47)を軸方向摺動自在且つ回転不能に
    支持する,非回転のブレーキハウジング(16)と,こ
    のブレーキハウジング(16)に設けられて前記回転及
    び固定摩擦ブレーキ板(48,47)群の一側面を支承
    する受圧部(49)と,走行中のブレーキレバーの操作
    により作動して前記回転及び固定摩擦ブレーキ板(4
    8,47)群の他側面を前記受圧部(49)に対して押
    圧し得る作動手段(50)とからなり, 前記ブレーキハウジング(16)は,前記減速装置(2
    3)を収容するリダクションケース(17)の前端に継
    ぎ目無く一体に形成された後部ハウジング半体(16
    b)と,この後部ハウジング半体(16b)に分離可能
    にボルト結合される前部ハウジング半体(16a)とで
    構成され, 前記リダクションケース(17)の下部には,前記減速
    装置(23)の回転部材(26)の回転により飛散され
    る潤滑オイル(19)が貯留され, 前記回転部材(26)の回転により飛散されたオイルを
    ブレーキハウジング(16)内の前記回転及び固定摩擦
    ブレーキ板(48,47)群に誘導する一連の上部オイ
    ル通路(70)と,前記ブレーキハウジング(16)内
    から前記リダクションケース(17)にオイルを戻す一
    連の下部オイル通路(71)とが,それぞれ前記後部ハ
    ウジング半体(16b)と前部ハウジング半体(16
    a)とに渡って形成された ことを特徴とする,バギー車
    のブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において,前記後部ハウジング半体は,前記リダクションケース
    (17)の前端に継ぎ目無く一体にフランジ状に形成さ
    れたハウジング蓋体(16b)より構成され,また前記
    前部ハウジング半体は,前記ハウジング蓋体(16b)
    に開放端面を分離可能にボルト結合される円筒状のハウ
    ジング本体(16a)より構成され,そのハウジング本
    体(16a)には,前記回転及び固定摩擦ブレーキ板
    (48,47)群が収容されると共に前記作動手段(5
    0)が設けられる ことを特徴とする,バギー車のブレー
    キ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の装置において,上部オイル通路(70)が,前記前部ハウジング半体
    (16a)の前端壁に臨んでいる ことを特徴とする,バ
    ギー車のブレーキ装置。
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