JPS6127319Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6127319Y2 JPS6127319Y2 JP17131180U JP17131180U JPS6127319Y2 JP S6127319 Y2 JPS6127319 Y2 JP S6127319Y2 JP 17131180 U JP17131180 U JP 17131180U JP 17131180 U JP17131180 U JP 17131180U JP S6127319 Y2 JPS6127319 Y2 JP S6127319Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- transmission
- storage space
- oil
- brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 31
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 4
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 24
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ギアミツシヨンケース内に、湿式摩
擦ブレーキをその取付駆動軸に対する軸受を支持
させてあるミツシヨンケース部分により前記ギア
ミツシヨン用収納空間と区画された空間内に配置
する状態で設けた伝動部構造に関する。
擦ブレーキをその取付駆動軸に対する軸受を支持
させてあるミツシヨンケース部分により前記ギア
ミツシヨン用収納空間と区画された空間内に配置
する状態で設けた伝動部構造に関する。
上記伝動部構造において、従来、ブレーキ用収
納空間内油とギアミツシヨン用収納空間内油との
交換流動が油の自然流動のみで行われるべく構成
されており、交換流動が充分行われなくて、ブレ
ーキ作動に伴うギアミツシヨン用収納空間内油の
昇温が著しくなる欠点があつた。
納空間内油とギアミツシヨン用収納空間内油との
交換流動が油の自然流動のみで行われるべく構成
されており、交換流動が充分行われなくて、ブレ
ーキ作動に伴うギアミツシヨン用収納空間内油の
昇温が著しくなる欠点があつた。
本考案は、本来構成を有効利用した簡単な改造
でもつて、前記両空間内油の交換流動を強制的に
行わせられるようにして、上記した油温上昇を抑
制できるようにする事を特徴とする。
でもつて、前記両空間内油の交換流動を強制的に
行わせられるようにして、上記した油温上昇を抑
制できるようにする事を特徴とする。
次に、本考案の実施の態様を例示図に基いて説
明する。
明する。
第1図に示すように、車輪式走行機体の前部に
原動部1を備えさせると共に、その後方に運転部
2を備えさせ、そして、ロータリ耕耘装置等を昇
降自在に連結するためのリフトアーム3、及び、
連結作業装置に動力伝達するための動力取出軸4
を機体後部に備えさせて、各種作業装置を機体後
部に昇降操作及び駆動自在に連結するための乗用
型農用トラクターを構成してある。
原動部1を備えさせると共に、その後方に運転部
2を備えさせ、そして、ロータリ耕耘装置等を昇
降自在に連結するためのリフトアーム3、及び、
連結作業装置に動力伝達するための動力取出軸4
を機体後部に備えさせて、各種作業装置を機体後
部に昇降操作及び駆動自在に連結するための乗用
型農用トラクターを構成してある。
機体制動を可能にするに、左右の駆動後車輪側
夫において、第2図に示すように後車輪5及び取
出軸4に対するギアミツシヨンケース6内に、後
輪用差動機構7の出力軸8に対するボールベアリ
ング9を支持させてあるミツシヨンケース部分6
aにより前記ギアミツシヨン用収納空間S1と区画
された空間S2を形成し、そして、多板式湿式摩擦
ブレーキ10を、前記空間S2内に配置すると共
に、前記出力軸8に取付け、ミツシヨンケース6
外に配置してある操作レバー11をそれを非制動
位置に付勢してあるスプリング12に抗して揺動
操作すると、ブレーキ操作用プレート13がそれ
とミツシヨンケース壁との間に形成してあるカム
機構の作用により前記ケース部分6a側に摺動し
た制動操作位置で操作されてブレーキ10が制動
状態になり、出力軸8が制動される事に、車軸1
4が出力軸8にギア連動されている事とによつ
て、車軸14に制動作用が付与されるように構成
してある。
夫において、第2図に示すように後車輪5及び取
出軸4に対するギアミツシヨンケース6内に、後
輪用差動機構7の出力軸8に対するボールベアリ
ング9を支持させてあるミツシヨンケース部分6
aにより前記ギアミツシヨン用収納空間S1と区画
された空間S2を形成し、そして、多板式湿式摩擦
ブレーキ10を、前記空間S2内に配置すると共
に、前記出力軸8に取付け、ミツシヨンケース6
外に配置してある操作レバー11をそれを非制動
位置に付勢してあるスプリング12に抗して揺動
操作すると、ブレーキ操作用プレート13がそれ
とミツシヨンケース壁との間に形成してあるカム
機構の作用により前記ケース部分6a側に摺動し
た制動操作位置で操作されてブレーキ10が制動
状態になり、出力軸8が制動される事に、車軸1
4が出力軸8にギア連動されている事とによつ
て、車軸14に制動作用が付与されるように構成
してある。
前記左右ブレーキ10,10側夫々において、
第4図に示すように摩擦板15を摺動及び一体回
転可能にスプライン係合させるための複数本の凹
入溝16・・を出力軸8に形成するに当り、その
配設ピツチを第3図に示す如く出力軸8に形成し
てあるギア部17の歯底配設ピツチと一致させる
と共に、凹入溝16夫々をギアミツシヨン用収納
空間S1にまで延設し、もつて、前記伝動ギア18
が前記ボールベアリング9の近くに配置されてい
る事により、第4図に示すように、ギア部17と
伝動ギア18とが咬合うに伴つて、それらの間に
位置するギアミツシヨン用収納空間S1内の潤滑油
がギア咬合に起因する押圧力によりギア間から押
圧排出されてボールベアリング9に当付けられ、
その反動により凹入溝16を通つてブレーキ用収
納空間S2に流動し、そして、ブレーキ用収納空間
S2内の油が前記ミツシヨンケース部分6aに形成
してある油路19からギアミツシヨン用収納空間
S1に流動して、両収納空間S1,S2内の油が強制的
に交換流動されるように構成してある。
第4図に示すように摩擦板15を摺動及び一体回
転可能にスプライン係合させるための複数本の凹
入溝16・・を出力軸8に形成するに当り、その
配設ピツチを第3図に示す如く出力軸8に形成し
てあるギア部17の歯底配設ピツチと一致させる
と共に、凹入溝16夫々をギアミツシヨン用収納
空間S1にまで延設し、もつて、前記伝動ギア18
が前記ボールベアリング9の近くに配置されてい
る事により、第4図に示すように、ギア部17と
伝動ギア18とが咬合うに伴つて、それらの間に
位置するギアミツシヨン用収納空間S1内の潤滑油
がギア咬合に起因する押圧力によりギア間から押
圧排出されてボールベアリング9に当付けられ、
その反動により凹入溝16を通つてブレーキ用収
納空間S2に流動し、そして、ブレーキ用収納空間
S2内の油が前記ミツシヨンケース部分6aに形成
してある油路19からギアミツシヨン用収納空間
S1に流動して、両収納空間S1,S2内の油が強制的
に交換流動されるように構成してある。
前記ミツシヨンケース6内に充填されている潤
滑油の量等を検出するための検油棒20に、第5
図に示すように、ミツシヨンケース6に装着した
検油棒20の抜止め及び両者間のシールを行わせ
るためのゴム21を付設し、そして、このゴム2
1を検油棒20の先端側に検油棒挿通用孔径にほ
ぼ等しい外径を有する状態で比較的長く延設し
て、検油棒20をミツシヨンケース6内に挿入す
る際にそれがギアに接当しないように検油棒挿通
用孔の周壁22に摺接させるためのガイド23に
構成し、もつて、検油棒20をミツシヨンケース
6に固定するためのゴム21に簡単な改造を加え
るだけで、検油棒20とギアとの接触防止を図れ
るように構成してある。
滑油の量等を検出するための検油棒20に、第5
図に示すように、ミツシヨンケース6に装着した
検油棒20の抜止め及び両者間のシールを行わせ
るためのゴム21を付設し、そして、このゴム2
1を検油棒20の先端側に検油棒挿通用孔径にほ
ぼ等しい外径を有する状態で比較的長く延設し
て、検油棒20をミツシヨンケース6内に挿入す
る際にそれがギアに接当しないように検油棒挿通
用孔の周壁22に摺接させるためのガイド23に
構成し、もつて、検油棒20をミツシヨンケース
6に固定するためのゴム21に簡単な改造を加え
るだけで、検油棒20とギアとの接触防止を図れ
るように構成してある。
尚、前記凹入溝16を延設するに、第6図に示
す如く、延設端をギア部17の伝動ギア18との
咬合重合箇所に位置させると、ベアリング9に衝
突した後の油の他に、ギア咬合に伴つてギア18
の半径方向に押圧排出される油も凹入溝16に入
り込むので、ブレーキ10側への給油が効率よく
行えて有利である。
す如く、延設端をギア部17の伝動ギア18との
咬合重合箇所に位置させると、ベアリング9に衝
突した後の油の他に、ギア咬合に伴つてギア18
の半径方向に押圧排出される油も凹入溝16に入
り込むので、ブレーキ10側への給油が効率よく
行えて有利である。
尚、本考案は、走行装置以外の各種装置に対す
る伝動部構造にも適用できるのであり、出力軸8
の駆動軸8と称する。
る伝動部構造にも適用できるのであり、出力軸8
の駆動軸8と称する。
又、前記ボールベアリング9に替えて、含油メ
タル筒等も利用でき、これらを軸受9と総称す
る。
タル筒等も利用でき、これらを軸受9と総称す
る。
以上要するに、本考案は、冒記した伝動部構造
において、前記ブレーキ10の摩擦板15を係合
させるために前記駆動軸8に形成してある凹入溝
16を、前記ギアミツシヨン用収納空間S1にまで
延設して、前記駆動軸8に形成してあるギア部1
7と、前記軸受9に近接する状態で配置されてい
る伝動ギア18との咬合に伴つて、前記ギアミツ
シヨン用収納空間S1に充填されている潤滑油が前
記ブレーキ用収納空間S2に流動されるように構成
してある事を特徴とする。
において、前記ブレーキ10の摩擦板15を係合
させるために前記駆動軸8に形成してある凹入溝
16を、前記ギアミツシヨン用収納空間S1にまで
延設して、前記駆動軸8に形成してあるギア部1
7と、前記軸受9に近接する状態で配置されてい
る伝動ギア18との咬合に伴つて、前記ギアミツ
シヨン用収納空間S1に充填されている潤滑油が前
記ブレーキ用収納空間S2に流動されるように構成
してある事を特徴とする。
つまり、ギア部17と伝動ギア18とが咬合う
に伴い、それらの間に位置する油がギア咬合に起
因する押圧力によりギア間から押圧排出されて軸
受9に当付けられ、その反動により凹入溝16を
通つてブレーキ用収納空間S2に流動するようにし
たから、両収納空間S1,S2内油の交換流動が強制
的に行われるようになり、その結果、ブレーキ1
0作動に伴うその収納空間S2内油の昇温を効果的
に抑制できるようになつた。しかも、強制送油力
としてギア咬合に伴つて発生する押圧力を有効利
用したので、凹入溝16を延設するだけの簡単な
改造で済み、コスト面を有利にしながら、油温上
昇に伴う制動力低下を効果的に抑制できて、制動
を所望どうり確実に行わせる事が可能になつた。
に伴い、それらの間に位置する油がギア咬合に起
因する押圧力によりギア間から押圧排出されて軸
受9に当付けられ、その反動により凹入溝16を
通つてブレーキ用収納空間S2に流動するようにし
たから、両収納空間S1,S2内油の交換流動が強制
的に行われるようになり、その結果、ブレーキ1
0作動に伴うその収納空間S2内油の昇温を効果的
に抑制できるようになつた。しかも、強制送油力
としてギア咬合に伴つて発生する押圧力を有効利
用したので、凹入溝16を延設するだけの簡単な
改造で済み、コスト面を有利にしながら、油温上
昇に伴う制動力低下を効果的に抑制できて、制動
を所望どうり確実に行わせる事が可能になつた。
図面は本考案に係る伝動部構造の実施の態様を
例示し、第1図は農用トラクターの側面図、第2
図は車輪用伝動部の断面図、第3図は出力軸の横
断面図、第4図は給油部の断面図、第5図は検油
棒取付部の断面図、第6図は凹入溝形成部の別実
施構造を示す断面図である。 6……ミツシヨンケース、6a……ケース部
分、8……駆動軸、9……軸受、10……ブレー
キ、15……摩擦板、16……凹入溝、17……
ギア部、18……伝動ギア、S1,S2……収納空
間。
例示し、第1図は農用トラクターの側面図、第2
図は車輪用伝動部の断面図、第3図は出力軸の横
断面図、第4図は給油部の断面図、第5図は検油
棒取付部の断面図、第6図は凹入溝形成部の別実
施構造を示す断面図である。 6……ミツシヨンケース、6a……ケース部
分、8……駆動軸、9……軸受、10……ブレー
キ、15……摩擦板、16……凹入溝、17……
ギア部、18……伝動ギア、S1,S2……収納空
間。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ギアミツシヨンケース6内に、湿式摩擦ブレ
ーキ10をその取付駆動軸8に対する軸受9を
支持させてあるミツシヨンケース部分6aによ
り前記ギアミツシヨン用収納空間S1と区画され
た空間S2内に配置する状態で設けた伝動部構造
であつて、前記ブレーキ10の摩擦板15を係
合させるために前記駆動軸8に形成してある凹
入溝16を、前記ギアミツシヨン用収納空間S1
にまで延設して、前記駆動軸8に形成してある
ギア部17と、前記軸受9に近接する状態で配
置さている伝動ギア18との咬合に伴つて、前
記ギアミツシヨン用収納空間S1に充填されてい
る潤滑油が前記ブレーキ用収納空間S2に流動さ
れるように構成してある事を特徴とする伝動部
構造。 前記凹入溝16を、前記ギア部17の前記伝
動ギア18と咬合重合する箇所まで延設してあ
る事を特徴とする実用新案登録請求の範囲第
項に記載の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17131180U JPS6127319Y2 (ja) | 1980-11-27 | 1980-11-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17131180U JPS6127319Y2 (ja) | 1980-11-27 | 1980-11-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5791655U JPS5791655U (ja) | 1982-06-05 |
JPS6127319Y2 true JPS6127319Y2 (ja) | 1986-08-14 |
Family
ID=29529671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17131180U Expired JPS6127319Y2 (ja) | 1980-11-27 | 1980-11-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6127319Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61229649A (ja) * | 1985-04-04 | 1986-10-13 | Touyoushiya:Kk | 油圧式ブレーキ装置 |
JPS61229650A (ja) * | 1985-04-04 | 1986-10-13 | Touyoushiya:Kk | トラクタ−における油圧式ブレ−キの設置構造 |
-
1980
- 1980-11-27 JP JP17131180U patent/JPS6127319Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5791655U (ja) | 1982-06-05 |
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