JPH05176789A - N−末端にメチオニンを含有しない、遺伝子組換えによるヒト・システイン非含有γ− インターフェロンの製造方法 - Google Patents

N−末端にメチオニンを含有しない、遺伝子組換えによるヒト・システイン非含有γ− インターフェロンの製造方法

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JPH05176789A
JPH05176789A JP707491A JP707491A JPH05176789A JP H05176789 A JPH05176789 A JP H05176789A JP 707491 A JP707491 A JP 707491A JP 707491 A JP707491 A JP 707491A JP H05176789 A JPH05176789 A JP H05176789A
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リュベン・ニコラエフ・マレコフ
Rossiza Atanassova Vassileva
ロシザ・アタナソバ・バシレバ
Vesselin Penkov Ivanov
ベセリン・ペンコフ・イワノフ
Adriana Avram Sarafova
アドリアナ・アブラム・サラフォバ
Rumen Georgiev Zanev
ルメン・ゲオルギエフ・ザネフ
Ivan Georgiev Ivanov
イワン・ゲオルギエフ・イワノフ
Vessela Stefanova Ivanova
ベセラ・ステファノバ・イワノバ
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ヒト・システイン非含有γ- インタ−フェロン
の合成遺伝子を有するプラスミド pIBMを、Nr 845の
下に産業用微生物および培養細胞の寄託のための国立寄
託機関に登録された大腸菌LE 392株において発現さ
せ、次にそれを、発酵器内において通気条件下で36ない
し38℃の温度で培養し、その後、付随する溶媒および混
入物を除去して得られた産生物を精製し、変性し、およ
び溶出する。 【効果】この方法によると、免疫原性の要因となり得る
メチオニンをN-末端に含有しない、遺伝子組換えによる
ヒト・システイン非含有γ- インタ−フェロンが、高い
収量および高い純度で製造される。また製造されたγ-
インタ−フェロンは、変性およびカオトロピック物質を
含有しない生物学的に適合し得る水溶液に完全に溶解す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、医用実務に用いられる、N-末
端にメチオニンを含有しない、遺伝子組換えによるヒト
・システイン非含有γ- インタ−フェロンの製造方法に
関する。
【0002】細菌細胞の発現による、遺伝子組換えによ
るヒト・システイン含有γ- インタ−フェロン(米国特
許 4,686,284号、11/1987、Nara等、 424/85;WO、85
/05637 (BIOGEN)、17ないし18頁および特許請求の範
囲;日本国特許281376/84、サントリ−株式会社)およ
びシステイン非含有γ- インタ−フェロン(日本国特許
281376/84、サントリ−株式会社;米国特許 4,714,611
号、12/1987、Yasaburgo 等、 424/85;T.Arakawa 、
N.K.Alton 、Y.R.Tsu (1985)、J.Biol.Chem.260、144
35 )を製造するための方法が知られている。これらの
方法においては、遺伝子組換えによるインタ−フェロン
は、細菌合成における開始アミノ酸として残っている余
分なメチオニンをN-末端に有している。
【0003】細菌細胞の分泌型表現、およびα- アミラ
−ゼプロモ−タ−および分泌のシグナル配列の使用に基
づく、N-末端にメチオニンを含有しないシステイン非含
有γ- インタ−フェロンの製造方法(欧州特許公開0 19
0 686 A2 号、日本国特許 18991/85、緑十字社)も公
知である。これらの、遺伝子組換えによるヒト・システ
イン含有またはシステイン非含有γ- インタ−フェロン
の製造方法の不利な点は、それらが、N-末端に余分のメ
チオニンを有するタンパクを得る結果に帰着することに
ある。この余分のメチオニンの存在は、産生物を免疫原
性を有するものとし、治療薬としてのその長期の投与が
特異性抗体の形成に帰着する可能性があるため、望まし
くない。
【0004】欧州特許公開 0 190 686 A2 号および日本
国特許 18991/85(緑十字社)に記載の、N-末端にメチ
オニンを含有しない、遺伝子組換えによるシステイン非
含有γ- インタ−フェロンの製造方法の欠点は、メチオ
ニンの除去が、細菌のペリプラスム間隙における分泌に
よってなされることである。その輸送の間に、調製薬の
免疫原性の生成に帰着する可能性がある立体配座変性を
起こす危険性がある。他の欠点は、インタ−フェロンの
収量が排他的に低い(培養物 1リットル当り3000 000
U)ことである。
【0005】精製方法に関しては、公知の方法はγ- イ
ンタ−フェロンの免疫吸着(Y.Ishimori、T.kurokawa、
S.Honda 、N.Suzuki、M.Wakimasu、K.Tsukatomo(198
5)、J.Immunol.Methods 80、55)または他のクロマト
グラフィ−用吸着剤の使用(WO、85/05637 (BIOGE
N)、17ないし18頁および特許請求の範囲)に基づいて
いる。
【0006】γ- インタ−フェロンの精製方法としての
免疫吸着の不利な点は、高価であり、かつ高い特異性を
有するモノクロ−ナル抗体を使用することにある。この
モノクロ−ナル抗体の調製には分離技術が必要であり、
融合細胞系から生じる形質転換因子および細菌による最
終生成物の汚染の危険性がある。その結果、生物学的活
性を減少させる、γ- インタ−フェロンの立体配座変性
(変質)が進行する可能性がある。
【0007】モノクロ−ナル抗体を用いることのないク
ロマトグラフィ−法(WO、85/05637 (BIOGEN)、17な
いし18頁および特許請求の範囲)の欠点は、この方法が
チオ−ル -セファロ−スに対するクロマトグラフィ−に
基づいており、システインを含有するγ- インタ−フェ
ロンにのみ適用可能であることである。
【0008】他の多くの遺伝子組換えによるタンパクと
同様に、γ- インタ−フェロンは、変性剤もしくはカオ
トロピック剤を含有しない溶液中に於いて、容易に凝集
し得る。公知の方法(限外ろ過、ゲルろ過、透析)に従
って塩化グアニジンを除去すると、γ- インタ−フェロ
ンは凝集する。その結果、可溶性の生物学的に活性なγ
- インタ−フェロンの収量は、温度、タンパクの初期濃
度、溶媒の交換率、一価および二価イオンの存在、およ
び恐らく当分未知の他の因子の関数として変化し得る。
この全ては技術の標準化を妨げ、収量を減少させて、最
終生成物をより高価なものにする。
【0009】この発明の目的は、N-末端にメチオニンを
含有しない、遺伝子組換えによるヒト・システイン非含
有γ- インタ−フェロンの製造方法を提供することにあ
る。この方法は、変性およびカオトロピック物質を含有
しない生物学的に適合し得る水溶液への産生物の完全な
溶解の他に、産生物の高い収量および高度の精製を保証
する。
【0010】この目的は、大腸菌属微生物、特に、得ら
れた大腸菌株であってNr 845の下に産業用微生物および
培養細胞の寄託のための国立寄託機関(the National B
ankfor deposition of industrial microorganisms and
cell cultures )に記録された大腸菌株においてγ-
インタ−フェロンの合成遺伝子を発現させること、およ
びそれにより得られた発現プラスミド pIBMを含有す
る組換え株を、L-トリプトファンおよびL-メチオニンに
富み、窒素源としての細かく粉砕したペプトンおよび酵
母抽出物を含有する栄養培地中でテトラサイクリンの存
在下において培養することによる、N-末端にメチオニン
を含有しない、遺伝子組換えによるヒト・システイン非
含有γ- インタ−フェロンの製造方法によって達成され
る。発酵のパラメ−タ−は、それらが、グルコ−ス添加
処理の進行中において制御された指数増殖期の急速な出
現を保証するように選択される。処理の最後における通
気の中止は、細菌の細胞内空間に高濃度のインタ−フェ
ロンを有する封入体を形成する他に、N-末端のメチオニ
ンの除去を支持するものである。抽出の後、遺伝子組換
えによるヒト・システイン非含有γ- インタ−フェロン
を、溶媒および復元を除くために、さらにカルボキシメ
チルセファロ−スのカラムに対してクロマトグラフィ−
処理する。
【0011】塩化グアニジン中でインタ−フェロンを産
生した後には、γ- インタ−フェロンをイオン交換装置
に吸着させて保持する目的から塩化グアニジンの濃度は
0.35M未満であって 0.1M以上である必要がある。低濃
度の塩化グアニジンでは、インタ−フェロンは急速に凝
集する。良好な結果を得るために、γ- インタ−フェロ
ンを含有する抽出物を、塩化グアニジン濃度が 0.7ない
し 1.0Mに達するまで、pH 5.0ないし 8.5およびモル濃
度 0.005ないし 0.1Mの氷冷緩衝液で希釈する。カラム
にカルボキシメチルセファロ−スを充填する直前に、カ
ラムを通過させようとする塩化グアニジンの最終濃度
0.35 Mが得られるように、γ- インタ−フェロンと氷
冷緩衝液とを混合する。この塩化グアニジンは、カラム
をそれぞれの緩衝液で長時間洗浄することにより除去す
る。γ- インタ−フェロンは、それぞれの緩衝液におけ
る 0.1ないし 0.6Mの塩化ナトリウムの勾配によって溶
出する。
【0012】産生物は、発熱因子を含有しない水で生理
学的塩化ナトリウム濃度に希釈し、安定化剤として用い
られるデキストラン(日本国特許281376/84、サントリ
−株式会社)の10%溶液と最終濃度 2%まで混合する。
【0013】この発明による方法の利点は、N-末端のメ
チオニンが除去されているγ- インタ−フェロンを細胞
内に分泌によらずに産生すること、γ- インタ−フェロ
ンの収量が非常に高く培養物 1リットル当り1 000 000
000 Uをこえること、および調製された遺伝子組換えに
よるヒト・システインγ- インタ−フェロンの純度が9
9.6%をこえ、適切な安定化剤の存在下で凍結乾燥の後
もその生物学的活性を保持し、および変性剤もしくはカ
オトロピック剤を含有しない溶液に可溶であることであ
る。この技術は、遺伝子組換えによるタンパクの精製へ
のモノクロ−ナル抗体の適用を回避する。モノクロ−ナ
ル抗体は、調剤実務において広く適用されている安価な
クロマトグラフィ−技法用装置を使用することにより生
成物を汚染することがある。さらに、この技術は、再生
し、殺菌して複数回産業に利用することができるイオン
交換装置を使用する、自動化された大規模生産の可能性
を提供する。
【0014】この発明は下記の典型的な態様によって説
明される。
【0015】組換えプラスミド pIBMの担体である産
生菌株(strain producer )E.coliLE 392を15%グリ
セリン培養体の形態で -70℃で保存した。純度および活
性を制御した後、種物質を、37℃で 7時間、振とうする
ことにより栄養培地中で培養した。この栄養培地は、発
酵培地と同じものであり、発酵器の作業容積の10%の容
量である。発酵は、撹拌装置を具備し、 4リットルの作
働容積を有する標準型細菌発酵器で、1リットル当り下
記組成を有する栄養培地において行なった。
【0016】 ペプトン(細かく粉砕) 25g 酵母抽出物 5g 塩化ナトリウム 5g Na2 HPO4 6g K2 HPO4 3g (NH4 2 SO4 3g MgSO4 (1 M) 2ml CaCl2 (100 mM) 100ml 20%グルコ−ス 50ml L- トリプトファン(20 mKg/ml) 5ml L- メチオニン (20 mKg/ml) 5ml テトラサイクリン (10 mKg/ml) 1.2ml 発酵は、初期 pH 7.1 ないし 7.2、および通気の初期容
積 0.5l/1 l体積/分、温度 37.2 ℃および撹拌装置
の 400回転/分で開始した。
【0017】培養物が指数増殖期に達したときに、通気
容積を1 l/1l容積/分まで増加した。発酵開始から
6時間後、培養物に20%グルコ−ス 40 mlを添加し、指
数増殖期が終了した後、通気を止め、培養物を 400回転
/分でさらに一時間撹拌した。
【0018】この培養リカ−を冷却し、バイオマスを集
めた。収量は培養物 1リットル当り約20g細胞マスであ
った。このバイオマスを破壊してタンパク粒子からγ-
インタ−フェロンを抽出し、分画沈殿によって部分的に
精製した(WO、85/05637(BIOGEN)、17ないし18頁お
よび特許請求の範囲)。
【0019】得られたγ- インタ−フェロンの溶液を、
撹拌しながら氷冷0.05M酢酸ナトリウム(pH 6.0)で希
釈して塩化グアニジン濃度を 0.7Mとした。このように
して調製された溶液を、カルボキシメチルセファロ−ス
を充填したカラム(Farmazia、 2.6×10cm、pH 6.0の0.
05M酢酸ナトリウム緩衝液で平衡化)にロ−ドし、吸着
の直前に、ポンプおよびミキサ−を用いて、γ- インタ
−フェロンの溶液を氷冷緩衝液で希釈して塩化グアニジ
ン濃度を0.35Mとした。ロ−ドは、1100ml/時間の速度
で行なった。カラムを、3ないし 4倍容積の緩衝液で洗
浄し、0.05M酢酸ナトリウム緩衝液(pH 6.0)中に 0.1
ないし 0.6M塩化ナトリウムを溶解した勾配 2×60mlを
用いて溶出速度 2ml/分で20分間溶出した。γ- インタ
−フェロンは、0.40ないし0.44Mの塩化ナトリウム濃度
で溶出された。純粋なγ- インタ−フェロンの収量は、
細菌マス 1g当りほぼ 1mgの純粋タンパクであった。
【0020】得られたγ- インタ−フェロンの純度の決
定は、下記の2つの独立した方法で行なった。すなわ
ち、ドデシル硫酸ナトリウムの存在下における電気泳動
およびそれに続くストリップの濃度計測による方法、お
よびカラムPro-RPC(Farmazia、スウェ−デン、 5×20m
m)における高圧クロマトグラフィ−による方法であ
る。溶出速度は 0.6ml/分である。勾配- 20分、0.01%
トリフルオロ酢酸- 0.01%トリフルオロ酢酸中に溶解し
た 100%アセトニトリル、および 280nmの吸収という条
件で、産生物の純度は、電気泳動を用いた場合 99.9 %
であり、分析用クロマトグラフィ−を適用した場合 99.
9 %をこえた。
【0021】得られた遺伝子組換えによるシステイン非
含有γ- インタ−フェロンのN-末端のアミノ酸の決定
は、N-末端のアミノ酸をダンシルクロライドを用いて蛍
光標識することにより行なった。このようにして調製さ
れた遺伝子組換えによるヒト・システイン非含有γ- イ
ンタ−フェロンのN-末端のアミノ酸は、グルタミンであ
った。メチオニンもしくは他のアミノ酸の存在は確認さ
れていない。
【0022】可溶/凝集インタ−フェロンの比率の決定
は、インタ−フェロン溶液を25 000回転/分で遠心する
ことにより行なった。沈殿物(不溶性インタ−フェロ
ン)を残した。上清に溶解しているインタ−フェロン
は、20%トリクロロ酢酸を用いて沈殿させた。10 000回
転/分で30分間遠心した後、得られた沈殿を電気泳動用
の緩衝液に溶解し、不溶性インタ−フェロンの沈殿と平
行して、ドデシル硫酸ナトリウムの存在下でポリアクリ
ルアミドゲルについて分析した。ゲルの着色の後、濃度
計測によりストリップのタンパク量を測定した。濃度計
測による決定は、全ての( 100%)タンパク質が可溶性
であることを示した。
【0023】溶液中のγ- インタ−フェロンの濃度は、
モル吸光係数ε280 = 11 700 (T.Arakawa 、N.K.Alto
n 、Y.R.Tsu (1985)、J.Biol.Chem. 260、14435 )を
用いてそれぞれ独立に決定した。生物学的活性の決定
は、ヒト細胞株WISHに対する水泡性口内炎ウイルス
の細胞変性作用に関するインタ−フェロンの保護作用に
基づいて行なった。この分析は、滴定プレ−トにおい
て、インタ−フェロンの濃度を下げて行なった。活性の
単位として、細胞の50%保護が観察されたインタ−フェ
ロン濃度を採用した。インタ−フェロン-dの国際標準に
従って計算された研究所の標準を適用した。
【0024】凍結乾燥品の活性を研究する場合は、凍結
乾燥後の異なる期間(7日ないし 3か月)で、発熱因子
を含有しない水 1mlを用いて試料を戻した。研究したイ
ンタ−フェロン調製品は、約 5×107 U/mgの特異活性
を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:19) (72)発明者 ベセリン・ペンコフ・イワノフ ブルガリア国、ソフィア、コンプレック ス・バニショラ、ブロック 21 (72)発明者 アドリアナ・アブラム・サラフォバ ブルガリア国、ソフィア、コンプレック ス・ムラドスト − 1、ブロック 82 − 2 (72)発明者 ルメン・ゲオルギエフ・ザネフ ブルガリア国、ソフィア、オボリシュテ − ストリート 92 (72)発明者 イワン・ゲオルギエフ・イワノフ ブルガリア国、ソフィア、パステイルナ − ストリート 6 (72)発明者 ベセラ・ステファノバ・イワノバ ブルガリア国、ソフィア、コンプレック ス・ムラドスト − 4、ブロック 440 − 3

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N-末端に大腸菌属の微生物が関与するメ
    チオニンを含有しない、遺伝子組換えによるヒト・シス
    テイン非含有γ- インタ−フェロンの製造方法であっ
    て、Nr 845の下に産業用微生物および培養細胞の寄託の
    ための国立寄託機関に登録され、通気条件下において36
    ないし38℃の温度で発酵器内で培養された宿主大腸菌株
    において、遺伝子組換えによるヒト・システイン非含有
    γ- インタ−フェロンの合成遺伝子の担体であるプラス
    ミド pIBMを発現させ、得られた産生物を固相支持体
    上で精製および変性し、それにより付随する溶媒および
    混入物を除去することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 培養物が指数増殖期にある発酵期間中は
    通気を増大させ、定常期に達したときは、バイオマスの
    回収前の少なくとも1時間通気を停止することを特徴と
    する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 インタ−フェロンを吸着する固相支持体
    が陽イオン交換樹脂であることを特徴とする請求項1記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 固相支持体がカルボキシメチルセファロ
    −スであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 固相支持体へのγ- インタ−フェロンの
    吸着を、0.10ないし0.35Mの濃度の塩化グアニジン溶液
    中で行なうことを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 溶媒を除去するための洗浄を、濃度0.00
    5 ないし 0.050Mの生物学的に適合し得る緩衝化合物で
    緩衝した、発熱物質を含有しない水で行なうことを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 細胞タンパク質および他の混入物の痕跡
    を、濃度0.10ないし0.35Mの生物学的に適合し得る塩の
    溶液を用いて除去することを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 インタ−フェロンの溶出を、濃度 0.4な
    いし0.55Mの生物学的に適合し得る塩の溶液を用いて行
    なうことを特徴とする請求項1記載の方法。
JP707491A 1990-01-24 1991-01-24 N−末端にメチオニンを含有しない、遺伝子組換えによるヒト・システイン非含有γ− インターフェロンの製造方法 Pending JPH05176789A (ja)

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BG91006 1990-01-24
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