JPH0517288U - 樹脂製部品の取付け部構造 - Google Patents
樹脂製部品の取付け部構造Info
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- JPH0517288U JPH0517288U JP7389491U JP7389491U JPH0517288U JP H0517288 U JPH0517288 U JP H0517288U JP 7389491 U JP7389491 U JP 7389491U JP 7389491 U JP7389491 U JP 7389491U JP H0517288 U JPH0517288 U JP H0517288U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 表面に係合突起部を突出させずに樹脂製部品
を取付け部材に取付ける。 【構成】 樹脂製部品本体13に薄肉ヒンジ部14を介
して、樹脂製部品本体13との間で取付け部材を挟持し
得るようクランプ片16を曲げ延ばし自在に取付け、ク
ランプ片16の取付け部材と接する側の面17に、取付
け部材に形成された係合孔へ嵌入係止可能な係合突起部
19を突設すると共に、樹脂製部品本体13に係合突起
部19を受入れ可能な受け孔20を形成する。
を取付け部材に取付ける。 【構成】 樹脂製部品本体13に薄肉ヒンジ部14を介
して、樹脂製部品本体13との間で取付け部材を挟持し
得るようクランプ片16を曲げ延ばし自在に取付け、ク
ランプ片16の取付け部材と接する側の面17に、取付
け部材に形成された係合孔へ嵌入係止可能な係合突起部
19を突設すると共に、樹脂製部品本体13に係合突起
部19を受入れ可能な受け孔20を形成する。
Description
【0001】
本考案は、自動車の車体などに各種の樹脂製部品を取付けるための樹脂製部品 の取付け部構造に関するものである。
【0002】
自動車などでは車体などに各種の樹脂製部品を取付ける必要があるが、このよ うな場合、樹脂製部品に直接係合突起を設けて、車体などに形成された係合孔へ 嵌入し係止固定させることが一般的に行われている。
【0003】 上記の一例を、図4・図5を用いて説明する。
【0004】 図中1は自動車における前部扉と後部扉との間に設けられたセンタピラーであ って、該センタピラー1は、アウタピラー2とインナピラー3とで形成される中 空の枠体構造を備えており、更に、インナピラー3の外側(車室側)には内装材 4が取付けられている。
【0005】 センタピラー1内部の空間5には、ワイヤハーネス6が通されるが、該ワイヤ ハーネス6はその中途部に、樹脂製のワイヤハーネスプロテクタ9が保護部7で 被覆された上でビニールテープ8を巻き付けられて固定されるか、或いは、図示 しないワイヤハーネスクランプがビニールテープを巻き付けられて取付けられて おり、該ワイヤハーネスプロテクタ9やワイヤハーネスクランプはこれらからか ら直接突設された係合突起部10をインナピラー3に形成された係合孔11へ嵌 入することによりインナピラー3の内側面へ係止固定されている。
【0006】
しかしながら、上記従来の樹脂製部品の取付け部構造には、以下のような問題 があった。
【0007】 即ち、ワイヤハーネスプロテクタ9などの樹脂製部品をインナピラー3などの 取付け部材の内側面に対し、ワイヤハーネスプロテクタ9などから直接突設され た係合突起部10を係合孔11へ嵌入するようにして係止固定した場合、係合突 起部10がインナピラー3の外側表面から大きく突出してしまうので、内装材4 の対応する部分に凸部を形成しなければならないこととなり、内装材4に凸部を 形成しないようにするためには、インナピラー3の側にプレスなどにより大きな 逃げ部12を形成しなければならず、逃げ部12の加工に手間が掛かっていた。
【0008】 本考案は、上述の実情に鑑み、表面に係合突起部を突出させずに樹脂製部品を 取付け部材へ取付け得るようにした樹脂製部品の取付け部構造を提供することを 目的とするものである。
【0009】
本考案は、樹脂製部品本体に薄肉ヒンジ部を介して、樹脂製部品本体との間で 取付け部材を挟持し得るようクランプ片を曲げ延ばし自在に取付け、クランプ片 の取付け部材と接する側の面に、取付け部材に形成された係合孔へ嵌入係止可能 な係合突起部を突設すると共に、樹脂製部品本体に係合突起部を受入れ可能な受 け孔を形成したことを特徴とする樹脂製部品の取付け部構造にかかるものである 。
【0010】
本考案によれば、薄肉ヒンジ部によってクランプ片を折り返すことにより樹脂 製部品本体との間で取付け部材を挟持し、クランプ片から突設した係合突起部を 取付け部材に形成された係合孔へ嵌入係止することにより、取付け部材に樹脂製 部品本体が取付けられる。
【0011】 樹脂製部品本体側へ突出する係合突起部は、樹脂製部品本体に形成された受け 孔に収容される。
【0012】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】 図1〜図3は、本考案の一実施例である。
【0014】 又、図中、図4・図5に示すものと同一の構成部分については同一の符号を付 すことによって説明を省略するものとし、以下、本考案に特有の構成についての み説明して行く。
【0015】 ワイヤプロテクタなどの樹脂製部品本体13の上端に薄肉ヒンジ部14を介し て、樹脂製部品本体13との間でインナピラーなどの取付け部材15を挟持し得 るよう平坦なクランプ片16を曲げ延ばし自在に取付ける。
【0016】 クランプ片16の取付け部材15と接する側の面17に、取付け部材15に形 成された係合孔18へ嵌入係止可能な係合突起部19を突設すると共に、樹脂製 部品本体13の対応する位置に係合突起部19を受入れ可能な受け孔20を形成 する。
【0017】 又、取付け部材15の係合孔18の周囲を空間5側へ引っ込むよう加工して、 クランプ片16を収容可能な大きさで且つクランプ片16の厚さ寸法程度の深さ を有するクランプ部収容部21を形成し、且つ、取付け部材15の係合孔18か らわずかに上方に外れた位置に、クランプ片16を通過可能なクランプ片通し穴 22を形成する。
【0018】 次に、作動について説明する。
【0019】 センタピラー1内部の空間5に通されたワイヤハーネス6の中途部に、保護部 7で被覆された上でビニールテープ8を巻き付けて、ワイヤプロテクタなどの樹 脂製部品本体13を取付けておく。
【0020】 該樹脂製部品本体13上端のクランプ片16をインナピラーなどの取付け部材 15のクランプ片通し穴22から取付け部材15の外側面の側へ通し、クランプ 片16を薄肉ヒンジ部14で折り返して、クランプ片16と樹脂製部品本体13 との間で取付け部材15を挟持するようにし、クランプ片16の係合突起部19 を取付け部材15の係合孔18へ嵌入係止させて、樹脂製部品本体13を取付け 部材15に取付ける。この時、クランプ片16は取付け部材15のクランプ部収 容部21に収容された状態となり、係合突起部19の先端は樹脂製部品本体13 の受け孔20に一部収容されて先端の突出量が少ない状態となる。
【0021】 取付け部材15へ樹脂製部品本体13を取付けた後、インナピラーなどの取付 け部材15の外側表面に内装材4を取付ける。
【0022】 このように樹脂製部品本体13にクランプ片16を設けて、取付け部材15の 外面側にクランプ片16を折り返して樹脂製部品本体13を係止させることによ り、係合突起部19の取付け部材15外面側への突出が抑えられ、取付け部材1 5はクランプ片16を収容できる程度の大きさと深さとを有する浅いクランプ部 収容部21を形成すれば良くなるので加工が容易となる。
【0023】 又、取付け部材15のクランプ片通し穴22は必ずしも必要ではなく、取付け 部材15の端部においては不要である。
【0024】 尚、本考案は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、樹脂製部品本体 はワイヤプロテクタに限らないこと、係合突起部の形状は任意であること、その 他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で ある。
【0025】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案の樹脂製部品の取付け部構造によれば、表面に係 合突起部を突出させずに樹脂製部品を取付け部材に取付け得るという優れた効果 を奏し得る。
【図1】本考案の一実施例にかかる樹脂製部品本体の側
面図である。
面図である。
【図2】図1の樹脂製部品本体を取付け部材に取付けた
状態を示す縦方向の断面図である。
状態を示す縦方向の断面図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】従来例にかかる樹脂製部品本体を取付け部材に
取付けた状態を示す縦方向の断面図である。
取付けた状態を示す縦方向の断面図である。
【図5】図4のV−V矢視図である。
13 樹脂製部品本体 14 薄肉ヒンジ部 15 取付け部材 16 クランプ片 17 面 18 係合孔 19 係合突起部 20 受け孔
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂製部品本体に薄肉ヒンジ部を介し
て、樹脂製部品本体との間で取付け部材を挟持し得るよ
うクランプ片を曲げ延ばし自在に取付け、クランプ片の
取付け部材と接する側の面に、取付け部材に形成された
係合孔へ嵌入係止可能な係合突起部を突設すると共に、
樹脂製部品本体に係合突起部を受入れ可能な受け孔を形
成したことを特徴とする樹脂製部品の取付け部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073894U JP2537286Y2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 樹脂製部品の取付け部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073894U JP2537286Y2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 樹脂製部品の取付け部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517288U true JPH0517288U (ja) | 1993-03-05 |
JP2537286Y2 JP2537286Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=13531371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991073894U Expired - Fee Related JP2537286Y2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 樹脂製部品の取付け部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537286Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007030817A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Toyoda Gosei Co Ltd | インテグラルヒンジを有する樹脂成形品 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5727029A (en) * | 1980-07-25 | 1982-02-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Formation of mo pattern |
JPS61136833A (ja) * | 1984-12-05 | 1986-06-24 | Canon Inc | 用紙積載用カセツト |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP1991073894U patent/JP2537286Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5727029A (en) * | 1980-07-25 | 1982-02-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Formation of mo pattern |
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JP2007030817A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Toyoda Gosei Co Ltd | インテグラルヒンジを有する樹脂成形品 |
JP4640018B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2011-03-02 | 豊田合成株式会社 | インテグラルヒンジを有する樹脂成形品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2537286Y2 (ja) | 1997-05-28 |
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Legal Events
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