JPH0637655Y2 - 振り出し竿用竿先保護カバー - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は振り出し竿用竿先保護カバーに関するものであ
り，詳しくは竿締め付け用のゴムベルトの改良に関す
る。

（従来技術の説明，解決すべき問題点） 従来の，振り出し竿用竿先保護カバーの竿締め付け用の
ゴムベルトは，全体形状が平たい短冊状に形成されてい
たため，竿に取り付けた場合には実開昭62-128761号公
報第２図に示されるように，ゴムベルトの先端部分であ
る自由端が竿の外周から突き出てしまう結果，竿袋等へ
収納する場合や，車のトランク等へ格納する場合に，ゴ
ムベルトの端が引っ掛かって，ゴムベルトが外れてしま
うなど，竿の出し入れに不便という問題点があった。

（問題点を解決するための手段・作用） 本考案は，竿締め付け用のゴムベルトの自由端を，あら
かじめ，竿とほぼ同じ曲率に湾曲形成して，竿取り付け
時に，竿の外周に添わせるようにすることにより，ゴム
ベルトの自由端が竿の外周から突き出ることを防止し
て，上記問題点を解消したものである。

（実施例） 本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明すると，
第１図乃至第３図において，振り出し竿用竿先保護カバ
ー１は略円筒状のキャップ本体２と，該キャップ本体２
の後部に設けられた２本の竿締め付け用のゴムベルト３
とから構成されている。前記キャップ本体２には，穂先
とガイドを収納するキャップ部４と，竿を取り付ける竿
取付片７とが形成されており，該竿取付片７に前記ゴム
ベルト３が設けられている。前記ゴムベルト３はその基
端６が前記竿取付片７の内周面に露出して固着されてお
り，竿８に取り付けられた場合に滑り止めの作用をして
いる。また，前記竿取付片７の外側には係止突起９が形
成されており，前記ゴムベルト３に形成された係合孔10
が嵌合するようになっている。

前記ゴムベルト３は第１図乃至第３図において示される
ように，その自由端５が竿８とほぼ同じ曲率に湾曲形成
されており，前記キャップ本体２を竿５に取り付けた場
合に，該自由端５が竿８の外周に添うようになってい
る。

（効果） 本考案は，上述のように構成されており，竿締め付け用
のゴムベルトの自由端を，あらかじめ，竿とほぼ同じ曲
率に湾曲形成して，竿の外周に添わせるようになってい
るので，実際に竿に取り付けた場合に，ゴムベルトの自
由端が竿の外周から突き出ることがなく，従って，竿袋
等へ収納する場合や，車のトランク等へ格納する場合
に，ゴムベルトの端が引っ掛かって，ゴムベルトが外れ
てしまうようなことがなく，竿の出し入れがスムーズに
行えるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案にかかる振り出し竿用竿先保護カバーを
示す斜視図，第２図は該竿先保護カバーを竿に取り付け
た場合の断面図，第３図は竿に取り付ける前の断面図。 １……竿先保護カバー ２……キャップ本体 ３……ゴムベルト ４……キャップ部 ５……自由端 ６……基端 ７……竿取付片 ８……竿 ９……係合突起 10……係合孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】振り出し竿の竿先を収納するキャップ本体
   の後部に竿締め付け用のゴムベルトを備え、該ゴムベル
   トには前記キャップ本体の後部に設けられた係合突起に
   係合する係合孔が形成されている振り出し竿用竿先保護
   カバーにおいて、前記ゴムベルトの係合孔から先の自由
   端を、竿とほぼ同じ曲率に湾曲形成して、竿取り付け時
   に、竿の外周に添わせるようにしたことを特徴とする振
   り出し竿用竿先保護カバー。