JPH05172100A - 遠心送風機,自動車用空気調和装置の送風機及び遠心送風機を備えた自動車用空気調和装置 - Google Patents

遠心送風機,自動車用空気調和装置の送風機及び遠心送風機を備えた自動車用空気調和装置

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JPH05172100A
JPH05172100A JP3333209A JP33320991A JPH05172100A JP H05172100 A JPH05172100 A JP H05172100A JP 3333209 A JP3333209 A JP 3333209A JP 33320991 A JP33320991 A JP 33320991A JP H05172100 A JPH05172100 A JP H05172100A
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blower
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光明 美留町
Yoshinori Fukasaku
良範 深作
Katsuhiko Hashimoto
克彦 橋本
Shinichi Fujino
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車用空気調和装置に使用される遠心送風機
において、低騒音化と構造の簡易化による信頼性の高い
安価な空気調和装置を得る。 【構成】下部ケーシング9をモータ本体を保持する樹脂
製ハウジング8で一部形成し、この樹脂製ハウジングと
該遠心送風機の上部ケーシング3部の当接する箇所に平
板状多孔質体11を配設し、該平板状多孔質体及び該平
板状多孔質体と前記樹脂製ハウジング間で形成される空
気層10とを組合わせることによって消音機能を付加し
た簡易構造とした。 【効果】本発明によれば、従来の遠心送風機に比べて、
広い周波数帯域において低騒音化が可能であり、又、モ
ータの乗せ変え等メンテナンスにも優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和装置の低騒音化
構造に係り、特に両側にファンを有する遠心送風機の低
騒音化に有意義なスクロールケーシング構造を有する空
気調和装置に関する。
【0002】本発明は実施例の自動車用空気調和装置に
限らず低騒音化を要求される家庭用遠心送風機から事務
機,電子計算機冷却用遠心送風機等、幅広く活用が可能
である。
【0003】
【従来の技術】従来の遠心送風機は、実開昭48−63305
号に記載のように、ファンと該ファンを収納したスクロ
ールケーシングと、ファンを回転駆動するモータとから
成っている。この構造はファンの一方から空気を吸い込
み、ファンの径方向へ空気を出す構造となっていた。こ
のスクロールケーシングは、ファンが回転することによ
って発生する動圧をこのスクロールケーシング内で徐々
に静圧に回復する機能を有している。しかしながらこの
構造では、ファンで発生する空気脈動音や、剥離による
音,スクロールケーシング内での乱流音等を低減する工
夫はされていなかった。しかるに、実公昭57−24566 号
に記載されるような自動車用空気調和装置では、これら
の放射音を低減する間接的な手段として、内外気切替箱
の工夫が行われていた。一方、特開昭63−90415 号記載
のように、低騒音化を目的として、スクロールケーシン
グに、多孔質弾性材の表面に非多孔質弾性材を加えた吸
音材を取り付けることにより低騒音化を図った例も見受
けられる。
【0004】また両側にファンを有する従来の遠心送風
機は、特開昭63−305017号公報に記載のように、モータ
両側にファンと該ファンを収納したスクロールケーシン
グと、ファンを回転駆動するモータとから成っている。
この構造はファンの一方から空気を吸い込み、ファンの
径方向へ空気を出す構造となっていた。このスクロール
ケーシングは、ファンが回転することによって発生する
動圧をこのスクロールケーシング内で徐々に静圧に回復
する機能を有している。しかしながらこの構造では、フ
ァンで発生する空気脈動音や、剥離による音,スクロー
ルケーシング内での乱流音等を低減する工夫はされてい
なかった。又、両側にファンを有するため吐出合流部で
の風の脈動音は吐出風が大きくなればなるほど増大する
傾向にあった。しかるに、実公昭57−24566 号に記載さ
れるようなファンを片側だけに配置する空気調和装置で
は、これらの放射音を低減する間接的な手段として、内
外気切替箱の工夫が行われていた。一方、特開昭63−90
415 号記載のように、低騒音化を目的として、スクロー
ルケーシングに、多孔質弾性材の表面に非多孔質弾性材
を加えた吸音材を取り付けることにより低騒音化を図っ
た例も見受けられる。しかしながら、ファンを両側に配
置する空気調和装置では、これらの例は見受けられな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記実開昭48−63305
号記載の従来技術では、ファンから発生する空気脈動音
や、剥離による渦の発生音,スクロールケーシング内で
の乱流音等が発生し送風機全体での騒音は、かなり大き
くなるという問題点があった。又、実公昭57−24566 号
に記載されるような自動車用空気調和装置では、これら
の改善のために内外気切替箱の工夫を行うので、車両搭
載条件の制約,内外気切替箱の構造が複雑化し、汎用性
の高い,安価な自動車用空気調和装置を提供するに至っ
ていなかった。
【0006】一方、特開昭63−90415 号記載のように、
低騒音化を目的として吸音材をスクロールケーシングに
貼り付けした例であるが、一般的に吸音材として用いら
れている軟質ポリウレタンフォームは1000Hz以上
の高周波数に対しては、吸音効果が高いが、1000H
z以下の低周波数に対しては効果が少ない。特開昭63−
90415 号記載の例は、上記問題点を無くすために、吸音
材として、2種類の吸音材の貼り合わせにより幅広い範
囲の周波数の音波の振動エネルギーを吸収できると述べ
られている。しかしながら、この吸音材を使用すると、
表面に多孔質材を使用しているため低周波数に対して、
音波の振動エネルギーを吸収可能ではあるが、音波が下
層まで行かず、逆に反射され、下層側に設けられた多孔
質弾性材の効果が殆ど無くなってしまい、多孔質弾性材
のみの効果ほど得られず、高周波数の音を低減すること
にはならない。更に吸音材をスクロールケーシングに貼
り付けする作業は効果をより最大限に活用するために、
スクロールケーシング内壁面全周に行おうとすると、曲
面貼り付け作業が入り容易に貼り付けができず高価なも
のとなると同時に、常時、風通路面と接するため貼り付
け後の剥がれに対しての改善策も必要となる等の問題点
を有していた。
【0007】また上記特開昭63−30517 号記載の従来技
術では、ファンから発生する空気脈動音や、剥離による
渦の発生音,スクロールケーシング内での乱流音等が発
生し送風機全体での騒音は、かなり大きくなるという問
題点があった。又、実公昭57−24566 号に記載されるよ
うな空気調和装置では、これらの改善のために内外気切
替箱の工夫を行うので、車両搭載条件の制約,内外気切
替箱の構造が複雑化し、汎用性の高い,安価な空気調和
装置を提供するに至っていなかった。以上従来技術の問
題点は、両側にファンを有する遠心送風機においても同
様であり、更に前述の如く両側にファンを有するため、
吐出合流部での風の脈動音は吐出風が大きくなればなる
ほど増大する傾向にあるので、このためには、より各ス
クロールケーシング内での低騒音化が必要とされた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、特に自動車用
遠心送風機において、低騒音化と構造の簡易化による信
頼性の高い安価な空気調和装置を得るために、スクロー
ルケーシングをモータ本体を保持する樹脂製ハウジング
で一部形成し、この樹脂製ハウジングと該遠心送風機の
スクロールケーシング部の当接する箇所に平板状多孔質
体を配設し、該平板状多孔質体及び該平板状多孔質体と
前記樹脂製ハウジング間で形成される空気層とを組合せ
ることによって消音機能を付加した簡易構造とした。し
かるに、該平板状多孔質体は、樹脂製ハウジングとスク
ロールケーシング間で上下から挾みつけ固定され、又、
該平板状多孔質体は、従来の遠心送風機の下底壁面に位
置する。
【0009】また本発明は、軸方向の両側にファンを有
する遠心送風機において、低騒音化と構造の簡易化によ
る信頼性の高い安価な空気調和装置を得るために、両側
のファンを有するスクロールケーシングとモータを収納
する筒体を略軸中心上で上下方向に2分割の上樹脂で一
体成形し、該スクロールケーシングの側壁を共用し、モ
ータ筒体を支える仕切板を有する筐体をスクロールケー
シング間に一体形成すると共に、この筐体部に消音機能
を付加することで低騒音化を図った。該筐体部は、遠心
送風機のスクロールケーシングと共用する側壁部にそれ
ぞれ平板状多孔質体を配設し、該平板状多孔質体及び該
平板状多孔質体と仕切板間で形成される空気層とを組合
せることによって消音機能を付加した簡易構造とした。
しかるに、該平板状多孔質体は、上下方向に2分割され
たスクロールケーシングでモータを組み付ける際に同時
に上下から挾みつけ固定され、又、該平板状多孔質体
は、従来の両側にファンを有する遠心送風機の側壁面に
位置する。
【0010】
【作用】本発明は、前述した構造をとることで、平板状
多孔質体を遠心送風機の下底壁面とする第1のスクロー
ルケーシング内で発生する空気の脈動音,ファンが回転
することによる剥離による渦音、更にケーシング内の乱
流音等の組合わさった音波が、多孔質体を通過し、上記
音波のうち、中高周波数帯域が低減する。更にその音波
は、該平板状多孔質体と前記樹脂製ハウジング間で形成
される空気層からなる第2のスクロールケーシング内壁
面に到達し、反射し、前記空気層内でお互いに干渉しあ
って、低周波帯域の音も低減する。又、該平板状多孔質
体は、上下から挾みつけ固定するので、組み付けが容易
な上、風圧力で剥がれ落ちることも無い。
【0011】また本発明は、前述した構造をとること
で、平板状多孔質体を遠心送風機の側壁面とする第1,
第2のスクロールケーシング内で発生する空気の脈動
音,ファンが回転することによる剥離による渦音、更に
ケーシング内の乱流音等の組合わさった音波が、多孔質
体を通過し、上記音波のうち、中高周波数帯域が低減す
る。更にその音波は、該平板状多孔質体と前記モータ筒
体とそれを支える仕切板間で形成される空気層からなる
第3のケーシング内壁面に到達し、反射し、前記空気層
内でお互いに干渉しあって、低周波帯域の音も低減す
る。又、該平板状多孔質体は、上下から挾みつけ固定す
るので、組つけが容易な上、風圧力で剥がれ落ちること
も無い。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1を用いて説明す
る。図1は本発明の断面図を示す。自動車用遠心送風機
1は、一般的に、その上部に車室外,車室内の空気を選
択的に開閉導入する内外気切替箱2を有し、スクロール
ケーシング3と、該スクロールケーシング内に収納され
たファン4と、該ファンを回転するモータ5で構成され
ている。車室外,車室内の空気は、選択的に開閉された
内外気切替箱2より吸い込まれ、スクロールケーシング
3の吸い込み口6から、スクロールケーシング3内に導
入されファン4の径方向へ風を吹き出し、スクロールケ
ーシング3の吐出口7へ風を吐出する。このスクロール
ケーシングは、ファンが回転することによって発生する
動圧を静圧に変換する役目をもっている。本発明は、こ
の遠心送風機において、多孔質体と前記モータ本体を保
持する樹脂製ハウジングで形成する空気層を組み合わせ
ることによって消音機能を付加し、該多孔質体を、前記
スクロールケーシングと樹脂製ハウジング間に挾みつけ
固定することで、構造の簡易化と組み付け性を向上した
構成とした。又、該多孔質体を、活性炭入り弾性体又は
ハニカム状の脱臭剤入り多孔質体とすることで、脱臭機
能と消音機能を兼ね備えた構造もとることができる様構
成した。
【0013】即ち、図1において、スクロールケーシン
グ3を第1のスクロールケーシングとし、モータ本体5
を保持する樹脂製ハウジング8で、前記スクロールケー
シング3の下面側を覆う第2のスクロールケーシング9
を形成し、第1のスクロールケーシング3と第2のスク
ロールケーシング9間に空気層10を設けた2重構造と
した。第1のスクロールケーシング3と第2のスクロー
ルケーシング9間の当接部には、内部に多孔質体11を
保持する平板状枠体12が挾みつけられ、該第1のスク
ロールケーシング3と第2のスクロールケーシング9を
締結するバネ13で同時固定される。前記樹脂製ハウジ
ング8で形成する第2のスクロールケーシング9は、車
載時の車両部品の干渉を避け、且つ後述する要望する低
減周波数に合わせ任意にその形状を変化させることが出
来、必ずしも第1のスクロールケーシング3の形状に合
わせなくても良い。前記平板状枠体12に保持される多
孔質体11は、繊維,細粒などの集合体のすきまや発泡
体内の気泡が互いに連続している材料、又は、同種の活
性炭入り弾性体又はハニカム状の脱臭剤入り多孔質体で
あり、これらの材料表面に入射した音波は、すきまの空
気中を伝搬して材料の内部に入り、主に粘性と熱伝導に
よってそのエネルギーを失う。これが多孔質体の吸音の
原理である。一般に、多孔質体を厚くすれば、吸音効果
は大きくなるが、コストは高くなり、又、成形も困難と
なる。更に、この多孔質体の主要な吸音帯域は中・高周
波数帯域であって、低周波数帯域の吸音効果はかなり少
ない。
【0014】本発明では、この多孔質体の背面に空気層
10を設けることによって、全周波数帯域の騒音を低減
可能とすると同時に、空気層の容積と多孔質体の厚さ,
材料の選定により自由にその低減量を変化させることを
可能にした。以下その原理について説明する。ファン4
が回転することにより、空気の脈動音や、羽根の剥離に
よる渦音、又、空気の乱れの乱流音等種々雑多な音が混
じりあい、その音波は、第1のスクロールケーシング3
と第2のスクロールケーシング9間の当接部に設けた多
孔質体11を通過する。その際に、上記で述べた作用に
より、高周波帯域の音が低減する。その後は、空気層1
0の空間部に入り、消音器の原理で入った音波は、前記
樹脂製ハウジング8で形成する第2のスクロールケーシ
ング9の内壁面14で反射し、先程多孔質体11を通過
した音波とが互いに干渉しあい、特に、先程多孔質体1
1で減衰しなかった低周波数帯域が減衰する。
【0015】以上のように、多孔質体11と空気層10
を組み合わせたスクロールケーシングとすることによ
り、全周波数帯域について低減可能となり且つ低減量の
調整も自由となる。又、該多孔質体を、活性炭入り弾性
体又はハニカム状の脱臭剤入り多孔質体とすることで、
脱臭機能と消音機能を兼ね備えた構造をとることができ
る。
【0016】次に該多孔質体11と樹脂製ハウジング8
で形成する第2のスクロールケーシング9の組み付け構
造について詳細に説明する。
【0017】図2は、モータ本体5を保持する樹脂製ハ
ウジング8とモータ本体5,多孔質体11部の組み付け
図である。モータ本体5の鉄板製ヨーク15外周は、該
樹脂製ハウジング8中央部に設けられた筒体16の小突
起17に、圧入固定される。樹脂製ハウジング8は、中
央部に設けられた筒体16から延びる袋体の第2のスク
ロールケーシング9を成し、前記多孔質体11の当接縁
部には、多孔質体11の受け部18を配設してある。袋
状の第2のスクロールケーシング9の下底壁面はほぼ先
のモータ本体5の軸端部と同位置又はこれより若干突出
する程度の位置にあり、モータ本体5を空気層10と第
2のスクロールケーシング9で包括している。従って、
モータ本体6より放射される騒音はこれらの消音器部材
で吸音及び反射され、外部に放散されにくい構造となっ
ている。一方、多孔質体11は、前記第1のスクロール
ケーシング3の多孔質体11側縁部に設けた押え部19
間に前述したごとく挾み付け固定されるが、多孔質体1
1が発泡ウレタンフォーム等の弾性体である場合には、
図2の如く外側に必要最小限の格子部を有する枠体20
で保持し、必要に応じ前記第2のスクロールケーシング
9下底壁内面から直立する複数個のリブ21で受け部1
8と同様に枠体20を支える。以上のような構造とする
ことで、内部に多孔質体11を保持する枠体20は、第
1のスクロールケーシング3と第2のスクロールケーシ
ング9間に簡単に且つ確実に固定される。又、枠体20
が第1のスクロールケーシング3及び第2のスクロール
ケーシングと分離独立できる構成としてあるので、種々
の多孔質体、例えば、ポリウレタン系,塩化ビニール
系,ポリエチレン系,ポリプロピレン系,ポリアミド
系,ポリスチレン系等の合成樹脂発泡体、又は、NB
R,SBR,天然ゴム系のゴム発泡体、また、グラスウ
ール等を簡単に組み付け可能となっている。
【0018】以上のような消音機能を付加した遠心送風
機の騒音測定結果を図3に示す。騒音測定位置は吸込口
から1mの点で行った。図3において、黒丸印は従来の
スクロールケーシングであり、白丸印は本発明のスクロ
ールケーシング構造の騒音周波数分析結果を示す。この
図から、200Hzから10KHzに亘って広範囲に騒
音が低減している事が判る。図4に多孔質弾性材のみ用
いた場合の騒音測定結果を示す。この場合も、図3と同
様黒丸印は従来のスクロールケーシングであり、白丸印
は多孔質弾性材とスクロールケーシングを組み合わせた
構造の騒音周波数分析結果を示す。先ほどと異なる点
は、1KHz以下の周波数帯域が殆ど低減出来ておら
ず、1KHz以上の周波数帯域の騒音が低減しているこ
とである。この二つの実験結果から判るように、多孔質
体とスクロールケーシングを組み合わせた場合は、中・
高周波数帯域が低減でき、更に、空気層を組み合わせる
ことにより低周波数帯域も低減可能となる。
【0019】以下本発明の別の実施例を図5を用いて説
明する。図5は本発明の一実施例となる断面図を示す。
モータの両側にファンを有する遠心送風機101は、一
般的に、その空気取り入れ口側に車室外,車室内の空気
を選択的に開閉導入する内外気切替箱102を有し、二
つのスクロールケーシング103と、該スクロールケー
シング内に収納されたファン104と、該ファンを回転
するモータ105と該スクロールケーシング103に一
体成形されモータ105を保持するモータ筒体106,
仕切板107とで構成されている。車室外,車室内の空
気は、選択的に開閉された内外気切替箱102より吸い
込まれ、スクロールケーシング103の吸い込み口10
8から、スクロールケーシング103内に導入されファ
ン104の径方向へ風を吹き出し、それぞれのスクロー
ルケーシング103の吐出口109へ風を吐出する。この
スクロールケーシングは、ファンが回転することによっ
て発生する動圧を静圧に変換する役目をもっている。本
発明は、この遠心送風機において、多孔質体110と前
記モータ本体を保持する樹脂製モータ筒体106,仕切
板107で形成する空気層を組み合わせることによって
消音機能を付加し、該多孔質体を、前記それぞれのスク
ロールケーシング103の反吸い込み口側壁面の少なく
とも一部に共用化し、前記モータ本体を組み付ける際に
上下に分割されたスクロールケーシング103間に挾み
つけ固定することで、構造の簡易化と組み付け性を向上
した構成とした。又、該多孔質体を、ウレタンフォーム
等の発泡材のほかに活性炭入り弾性体又はハニカム状の
脱臭剤入り多孔質体とすることで、脱臭機能と消音機能
を兼ね備えた構造もとることができる様構成した。
【0020】即ち、図5及び図6において、スクロール
ケーシング103を第1,第2のスクロールケーシング
とし、モータ本体105を保持する樹脂製のモータ筒体
106,これを支持する仕切板107で、前記第1,第2
のスクロールケーシング103の反空気吸い込み口側壁1
11間を覆う第3のケーシング112を形成し、第1,
第2のスクロールケーシング103と第3のケーシング
112間に空気層113を設けた2重構造とした。第1の
スクロールケーシング103と第3のケーシング112
間の当接部の少なくとも一部には、多孔質体110が挾
みつけられ、略モータ軸中心上で上下に2分割され一体
成形される該第1,第2のスクロールケーシング103
A,103Bを前記モータ本体105を組み付ける際に
締結するバネ114で同時固定される。前記モータ本体
105を保持する樹脂製のモータ筒体106、これを支
持する仕切板107を有する第3のケーシング112
は、車載時の車両部品の干渉を避け、且つ後述する要望
する低減周波数に合わせ任意にその形状を変化させるこ
とが出来、必ずしも第1,第2のスクロールケーシング
103の形状に合わせずとも良く筐体であればよい。前
記多孔質体111は、繊維,細粒などの集合体のすきま
や発泡体内の気泡が互いに連続している材料、又は、同
種の活性炭入り弾性体又はハニカム状の脱臭剤入り多孔
質体であり、これらの材料表面に入射した音波は、すき
まの空気中を伝搬して材料の内部に入り、主に粘性と熱
伝導によってそのエネルギーを失う。これが多孔質体の
吸音の原理である。一般に、多孔質体を厚くすれば、吸
音効果は大きくなるが、コストは高くなり、又、成形も
困難となる。更に、この多孔質体の主要な吸音帯域は中
・高周波数帯域であって、低周波数帯域の吸音効果はか
なり少ない。
【0021】本実施例では、この多孔質体の背面に空気
層113を設けることによって、全周波数帯域の騒音を
低減可能とすると同時に、空気層の容積と多孔質体の厚
さ,材料の選定により自由にその低減量を変化させるこ
とを可能にした。以下その原理について説明する。ファ
ン104が回転することにより、空気の脈動音や、羽根
の剥離による渦音、又、空気の乱れの乱流音等種々雑多
な音が混じりあい、その音波は、第1,第2のスクロー
ルケーシング103と第3のケーシング112間の側壁
部111に設けた多孔質体110を通過する。その際
に、上記で述べた作用により、高周波帯域の音が低減す
る。その後は、空気層113の空間部に入り、消音器の
原理で入った音波は、前記モータ筒体106、これを支
持する仕切板107で形成する第3のケーシング112
の内壁面で反射し、先程多孔質体を通過した音波とが互
いに干渉しあい、特に、先程多孔質体110で減衰しな
かった低周波数帯域が減衰する。
【0022】以上のように、多孔質体110と空気層1
13を組み合わせたケーシングとすることにより、全周
波数帯域について低減可能となり且つ低減量の調整も自
由となる。又、該多孔質体を、活性炭入り弾性体又はハ
ニカム状の脱臭剤入り多孔質体とすることで、脱臭機能
と消音機能を兼ね備えた構造をとることができる。
【0023】次に該多孔質体110と第3のケーシング
112の組み付け及びこれによって出来るモータ冷却構
造について詳細に説明する。
【0024】図6は、モータ本体105を保持する樹脂
製モータ筒体106と多孔質体110部の組み付け図であ
る。モータ本体105の鉄板製ヨーク116外周は、該
樹脂製モータ筒体106に設けられた円筒状のゴム等の
モータ振動吸収用弾性体を介して固定される。尚、モー
タ振動吸収用弾性体は、モータ振動の程度により省略し
ても構わない。モータ筒体106は、中央部に設けられ
た筒体116から延びる仕切板107で両側のファンの
相対する空気層113を仕切ると共に、第3のケーシン
グ112の壁面を成す。前記多孔質体110の当接縁部
には、多孔質体110の受け部118を前記第1,第2
のスクロールケーシング103に配設してある。第3の
ケーシング112は、ほぼ先のモータ本体105の軸端
部と同位置又は、鉄板製ヨーク116外周を覆う程度の
位置にあり、モータ本体105を空気層113と多孔質
体110を包括している。従って、モータ本体105よ
り放射される騒音はこれらの消音器部材で吸音及び反射
され、外部に放散されにくい構造となっている。一方、
多孔質体110は、前記第1,第2のスクロールケーシ
ング103の多孔質体110側縁部に設けた受け部11
8間に前述したごとく挾み付け固定されるが、多孔質体
110が発泡ウレタンフォーム等の弾性体である場合に
は、図6の如く外側に必要最小限の格子部を有する枠体
119で保持し、必要に応じ前記第3のケーシング11
2内壁面から延設するリブ120で枠体119を支え
る。以上のような構造とすることで、内部に多孔質体1
10を保持する枠体119は、第1,第2のスクロール
ケーシング103と第3のケーシング112間に簡単に
且つ確実に固定される。122は、スクロールケーシン
グ開口部で、スクロール出口に開口し、風の一部がモー
タのヨーク貫通孔123を通って、ファンの通風孔12
4からスクロールに到る冷却風路を形成する。又、枠体
119が第1,第2のスクロールケーシング103及び
第3のケーシング112と分離独立できる構成としてあ
るので、種々の多孔質体、例えば、ポリウレタン系,塩
化ビニール系,ポリエチレン系,ポリプロピレン系,ポ
リアミド系,ポリスチレン系等の合成樹脂発泡体、又
は、NBR,SBR,天然ゴム系のゴム発泡体、また、
グラスウール等を簡単に組み付け可能となっている。次
にこれらの組み付け形状によって出来るモータ105の
冷却通風路について説明する。図6において、それぞれ
のスクロールケーシング103の吐出口109に面する
壁面のいずれか一方に、第3のケーシング112に貫通
する様開口すると共に、第3のケーシング内にあってモ
ータ筒体に当接する外周面の一部をモータ筒体に貫通す
る開口部121,122が、上下分割されたスクロール
ケーシング103A,103Bの当接部を切欠き設けて
ある。又、該モータ筒体106に貫通する開口部122
に、相対するようモータヨーク116には貫通孔123
と、更にファンに相対する端面にモータ内部に導かれた
冷却風を排出する貫通孔124が設けてある。前記スクロ
ールケーシング103に吐出された風は、開口部121よ
り第3のケーシング内に吐出風の一部が導かれ、開口部
122からモータ筒体106に入り、モータヨーク11
6の貫通孔123からモータ内部に冷却風として導かれ
内部を冷却した後、貫通孔124から排出される。以上
の如く冷却通風路を形成したことにより、モータ105
をスクロールケーシング103A,103Bに組み立て
ると同時に簡単に冷却通風路が形成される。
【0025】図7は、本発明の他の実施例で、モータ1
05を軸方向に2台並列したもの本発明の構造を取り入
れたものである。
【0026】それぞれのファンを有する2台の遠心送風
機101を、空気取り入れ口が相反するように軸方向に
配列すると共に、該送風機のスクロールケーシングの吐
出口109を連結して一つの吐出口を形成し、図1,2
と同様にして該送風機のスクロールケーシング間にあっ
て、それぞれのモータを囲む第3のケーシングを形成し
た。
【0027】自動車用空気調和装置として使用する場合
には、該遠心送風機101のいずれか一方に内外気切替
箱を設けるか、それぞれのファン104の吸い込み口1
08を、先の送風機のスクロールケーシングと一体で成
形、又は、分離成形され、且つ各吸い込み口108に連
通する空気取り入れ口と空気通路を有する筐体を取付け
構成される。
【0028】以下本発明の他の一実施例を図8〜図10
を用いて説明する。図8は本発明の斜視図を図9は図8
のXI−XI断面図を図10は図8のXII−XII断面図を示
す。自動車用遠心送風機201は、一般的に、其の上部
に車室外,車室内の空気を選択的に開閉導入する内外気
切替箱202を有し、スクロールケーシング203と、
該スクロールケーシング内に収納されたファン204
と、該ファンを回転するモータ205で構成されてい
る。車室外,車室内の空気は、選択的に開閉された内外
気切替箱202より吸い込まれ、スクロールケーシング
203の空気の吸い込み口(ベルマウス部)206か
ら、スクロールケーシング203内に導入されたファン
4の径方向へ風を吹き出し、スクロールケーシング20
3の吐出口207へ風を吐出する。此のスクロールケー
シングは、ファンが回転することによって発生する動圧
を静圧に変換する役目をもっている。本発明は、此の遠
心送風機において、多孔質体と前記モータ本体を保持す
る樹脂製ハウジングで形成する空気層を組み合わせるこ
とによって消音機能を付加し、該多孔質体を、前記スク
ロールケーシングと樹脂製ハウジング間に挾みつけ固定
することで、構造の簡易化と組付け性を向上した構成と
した。又、該多孔質体を、活性炭入り弾性体又はハニカ
ム状の脱臭入り多孔質体とすることで、脱臭機能と消音
機能を兼ね備えた構造もとることができる様構成した。
【0029】即ち、図8において、左右に分割された第
1のケース220aと、第2のケース220bで形成さ
れたケーシングを上部ケーシング220とし、モータ本
体205を保持する樹脂製ハウジング271で、前記上
部ケーシングの下面側に覆う下部ケーシング270を形
成し、上部ケーシング220と下部ケーシング270間に
空気層272を設けた2重構造とした。上部ケーシング
220と下部ケーシング270間の当接部には、内部に
多孔質体211を保持する平板状枠体212が挾みつけ
られ、該上部ケーシング220と下部ケーシング270
を締結するネジ213aで同時固定される。又、上部ケ
ーシング220に形成されている内外気切替箱202の
内気導入口の外周面に空気の流れを整流するインテーク
ベルマウス222を形成してある。前記樹脂製ハウジン
グ271で形成する下部ケーシング270は、車載時の
車両部品の干渉を避け、且つ後述する要望する低減周波
数に合わせ任意に其の形状を変化させることが出来、必
ずしも上部ケーシング220の形状に合わせなくても良
い。前記平板状枠体212に保持される多孔質体211
は、繊維,細粒などの集合体のすきまや発泡体内の気泡
が互いに連続している材料、又は、同種の活性炭入り弾
性体又はハニカム状の脱臭剤入り多孔質体であり、これ
らの材料表面に入射した音波は、すきまの空気中を伝搬
して材料の内部に入り、主に粘性と熱伝導によってその
エネルギーを失う。これが多孔質体の吸音の原理であ
る。一般に、多孔質体を厚くすれば、吸音効果は大きく
なるが、コストは高くなり、又、成形も困難となる。更
に、この多孔質体の主要な吸音帯域は中,高周波帯域で
あって、低周波数帯域の吸音効果はかなり少ない。本発
明では、この多孔質体の背面に空気層272を設けるこ
とによって、全周波数帯域に騒音を低減可能とすると同
時に、空気層の容積と多孔質体の厚さ、材料の選定によ
り自由に其の低減量を変化させることを可能にした。以
下其の原理について説明する。ファン204が回転する
ことにより、空気の脈動音や、羽根の剥離による渦音、
又、空気の乱れの乱流音等種々雑多な音が混じりあい、
其の音波は、上部ケーシング220と下部ケーシング2
70間の当接部に設けた多孔質体211を通過する。そ
の際に、上で述べた作用により、高周波帯域の音が低減
する。その後は、空気層272の空間部に入り、消音器
の原理で入った音波は、前記樹脂製ハウジング271で
形成する下部ケーシング270の内壁面273で反対
し、先程多孔質体211を通過した音波とが互いに干渉
しあい、特に、先程多孔質体211で減損しなかった低
周波数帯域が減衰する。
【0030】以上のように、多孔質体211と空気層2
72を組み合わせたケーシングとすることにより、全周
波数帯域について低減可能となり且つ低減量の調整も自
由となる。又、空気層272を設けずに多孔質体211
のみをケーシングに組み込んだ場合についても従来の遠
心送風機に比較すると騒音は低減可能である。
【0031】又、該多孔質体を、活性炭入り弾性体又は
ハニカム状の脱臭剤入り多孔質体とすることで、脱臭機
能と消音機能を兼ね備えた構造をとることができる。次
に上部ケーシング220と下部ケーシング270の組付
け構造について詳細に説明する。
【0032】図11及び14は本発明の自動車用送風機
の部品分解図を示す。左右に分割されたケース220a
と220bは締結バネ220cで締結することにより上
部ケーシング220を形成する。該上部ケーシング22
0には車内外空気を切替えるための内外気切替箱2及び
切替ダンパ215を備え更に、下面を開放したスクロー
ルケーシング203を形成しスクロールケーシング20
3の上面に空気を取り入れるベルマウス部206も同時
に形成する。該上部ケーシング220と、モータ205
を保持収納するための下部ケーシング270とはネジ2
13aで組付ける構造となっている。次に、多孔質体2
11と樹脂製ハウジング271で形成する下部ケーシン
グ270の組付け構造について図11及び図12を用い
て詳細に説明する。
【0033】図12は、モータ本体205を保持する樹
脂製ハウジング271とモータ本体205、多孔質体2
11部を下部ケーシング270に組付けた様子を上面か
ら見た図である。
【0034】モータ本体205の鉄板製ヨークの外周
に、多孔質体211を押えつけるフランジを持った筒上
の押さえ板212をゴムリング214を介して圧入され
ている。該押さえ板212を兼ね備えたモータ205は
該樹脂製ハウジング271に挿入し、下部ケーシング2
70にネジ213b及び、ネジ213cで固定される。
樹脂製ハウジング271は、下部ケーシング270と一
体に形成され、前記多孔質体211の当該縁部には、多
孔質体211の受け部274を配設してある。袋状の下
部ケーシング270の下底壁面はほぼ先にモータ本体2
05の軸端部と同位置又はこれにより若干突出する程度
の位置にあり、モータ本体205を空気層210と下部
ケーシング270で包括している。従って、モータ本体
206より放射される騒音はこれらの消音器部材で吸音
及び反射され、少なくとも残響音はモータ本体軸方向へ
放散されるので直接外部に放射されにくい構造となって
いる。一方、多孔質体211は、下部ケーシング220
の多孔質体211側縁部に設けた押さえ部221と押さ
え板212及び下部ケーシングの受け部274間に前述
したごとく挾み付け固定される。
【0035】又、多孔質体211が発泡ウレタンフォー
ム等の弾性体である場合には、図13の如く外側に必要
最小限の格子部を有する枠体280で保持し、必要に応
じ前記下部ケーシング270下底壁内面から直立する複
数個のリブ276で受け部274と同様に枠体280を
支える方法とすることも出来る。以上のような構造とす
ることで、内部に多孔質体211を保持する枠体280
は、上部ケーシング220と下部ケーシング270間に
簡単に且つ確実に固定される。又、枠体280が上部ケー
シング220及び下部ケーシング270と分離独立でき
る構成としてあるので、種々の多孔質体、例えば、ポリ
ウレタン系,塩化ビニール系,ポリエチレン系,ポリプ
ロピレン系,ポリアミド系,ポリスタレン系等の合成樹
脂発泡体、又は、NBR,SBR,天然ゴム系のゴム発
泡体、また、グラスウール等を簡単に組付け可能となっ
ている。
【0036】又、該下部ケーシング270にはケーシン
グユニットを構成する多孔質体とモータ収納ケースとな
るハウジング71と下部ケーシング270の下低壁27
3で空気層を形成し、該フランジ底壁面より直立する複
数個のリブ276を多孔質体の遠心送風機の反送風通路
壁面に当接することで、モータ冷却用通風路272を形
成し、該モータ冷却用通風路272よりモータ内部に冷
却風を導く空気通路を形成している。
【0037】又、該複数個のリブ276の一部高さを変
え、多孔質体の遠心送風機の反送風通路壁面に当接させ
ずに止水壁としている。
【0038】又、上部ケーシングに車両取り付け足を設
け、下部ケーシングにはモータ及び、ファンが取り付い
ているためモータを交換する場合は、下部ケーシングの
みをはずすことにより送風機全体を車両から折ろさなく
てもよく、モータのメンテナンスに優れている。
【0039】図14は本発明の他の実施例の斜視図を示
す。本実施例は上部ケーシング220の左右分割方法が、
内気導入面とは別の面において分割し締結バネを固定
し、更に下部ケーシング270とはネジで固定する構造
となっている。
【0040】実施例では下部ケーシングで空気層を形成
する際、モータ本体を保持するハウジングの一部を延ば
しモータ本体を覆う様に配設したので、モータ本体から
の騒音も下部ケーシング内で消音,反射し、外部に放散
する音を抑制する事が可能になった。更に、多孔質体を
分離独立して製作組付け出来、且つ上部ケーシングと下
部ケーシング間に挾み付け係止する構造としたので、種
々の多孔質体が選択出来、其の騒音低減量、低減周波数
を任意に変化せしめると同時に、容易に確実に固定でき
るものである。
【0041】以下本発明の別の実施例を図15,図16
を用いて説明する。図15はファンモータアッセンブリ
の断面図を示し、図16は、図15の上面図を示す。図
15においてファン301と該ファンを回転するための
モータ302と該モータ302をゴム部材303を介して
包括する樹脂性ハウジング310から構成され、該樹脂
性ハウジング310から構成され、該樹脂性ハウジング
310から放射状に樹脂性フランジ311がもうけられ
ており、該樹脂性フランジ311は、前記モータ302
をゴム部材303を介して包括する樹脂性ハウジング3
10を包括するように袋状の形状をなしている。前記樹
脂性ハウジング310と袋状樹脂性フランジ11の空間
部には、樹脂性ハウジング310と袋状樹脂性フランジ
311に当接するように多孔質体315と該多孔質体3
15の下部に空気層316が設けてある。又、該多孔質
体315を押さえつける押さえいた312が、前記樹脂
性ハウジング310に一体もしくは別体で製作してあ
る。前記モータ302と前記樹脂性ハウジング310と
はゴム部材303で固定されていると同時に、ネジ部材
320でも固定されている。又、前記樹脂製フランジ3
11には、前記モータ302を冷却するため冷却通風路
313が設けてある。
【0042】次に、該ファンモータアッセンブリを自動
車用遠心送風機に取り付けた状態を図17を用いて説明
する。自動車用遠心送風機は、一般的に、其の上部に車
室外,車室内の空気を選択的に開閉導入する内外気切替
箱331を有し、スクロールケーシング332と、該ス
クロールケーシング内に収納されたファン301と、該
ファンを回転するモータ302で構成されている。車室
外,車室内の空気は、選択的に開閉された内外気切替箱
331より吸い込まれ、スクロールケーシング332の
吸い込み口333から、スクロールケーシング332内
に導入されファン301の径方向へ風を吹き出し、スク
ロールケーシング332の吐出口334へ風を吐出す
る。吐出口334を通った風はクーリングユニット部3
40、ヒータユニット部350を通過して温調されグリ
ル360から車室内へ送風される。此のスクロールケー
シング332は、ファン301が回転することによって
発生する動圧を静圧に変換する役目をもっている。本発
明は、前記モータ本体を保持する樹脂製ハウジングと袋
状樹脂性フランジ311に当接するように多孔質体31
5と該多孔質体315の下部に空気層316が設けた消
音機能付ファンモータアッセンブリを此の遠心送風機に
組み付けることで、自動車用遠心送風機の低騒音化を図
ると同時に、構造の簡易化と組付け性を向上した構成と
した。又、該多孔質体を、活性炭入り弾性体又はハニカ
ム状の脱臭剤入り多孔質体とすることで、脱臭機能と消
音機能を兼ね備えた構造もとることができる様構成し
た。
【0043】前記多孔質体315は、繊維,細粒などの
集合体のすきまや発泡体内の気泡が互いに連続している
材料、又は、同種の活性炭入り弾性体又はハニカム状の
脱臭剤入り多孔質体であり、これらの材料表面に入射し
た音波は、すきまの空気中を伝搬して材料の内部に入
り、主に粘性と熱伝導によってそのエネルギーを失う。
これが多孔質体の吸音の原理である。一般に、多孔質体
を厚くすれば、吸音効果は大きくなるが、コストは高く
なり、又、成形も困難となる。更に、この多孔質体の主
要な吸音帯域は中,高周波数帯域であって、低周波数帯
域の吸音効果はかなり少ない。本発明では、この多孔質
体の下部に空気層316を設けることによって、全周波
数帯域の騒音を低減可能とすると同時に、空気層316
の容積と多孔質体の厚さ、材料の選定により自由に其の
低減量を変化させることを可能にした。以下其の原理に
ついて説明する。ファン301が回転することにより、
空気の脈動音や、羽根の剥離による渦音、又、空気の乱
れの乱流音等種々雑多な音が混じりあい、其の音波は、
スクロールケーシング332と袋状樹脂性フランジ31
1に当接した多孔質体315を通過する。その際に、上
記で述べた作用により、高周波帯域の音が低減する。そ
の後は、空気層316の空間部に入り、消音器の原理に
入った音波は、前記樹脂製フランジ311で形成する内
壁面311aで反射し、先程多孔質体315を通過した
音波とが互いに干渉しあい、特に、先程多孔質体315
で減衰しなかった低周波数帯域が減衰する。
【0044】以上のように、多孔質体311と空気層3
16を組み合わせたスクロールケーシングとすることに
より、全周波数帯域について低減可能となり且つ低減量
も調整も自由となる。又、該多孔質体を、活性炭入り弾
性体又はハニカム状の脱臭剤入り多孔質体とすること
で、脱臭機能と消音機能を兼ね備えた構造をとることが
できる。又、種々の多孔質体、例えば、ポリウレタン
系,塩化ビニール系,ポリエチレン系,ポリプロピレン
系,ポリアミド系,ポリスチレン系等の合成樹脂発泡
体、又は、NBR,SBR,天然ゴム系のゴム発泡体、
また、グラスウール等を簡単に組付け可能となってい
る。
【0045】次に、前記自動車用遠心送風機を車両に、
搭載した状態を図18を用いて説明する。自動車用遠心
送風機は助手席足元の位置にあり、助手席372と、エ
ンジンルーム380の間に設置される。車両の固定方法
は、スクロールケーシング332に設けてある取付足3
37をダッシュロワー381に固定すると同時に、内外
気切替箱331に設けてある取付足338をダッシュア
ッパー382に固定する。前記多孔質体311と空気層
316を組み合わせたファンモータアッセンブリは、前
記スクロールケーシング332にネジ部材等で固定され
ているために着脱が、容易にできる。
【0046】本発明の他の実施例を図19及び、図20
に示す。この例は、樹脂性ハウジング310を包括する
袋状の樹脂性フランジ311の形状が、ほぼ、円の形状
となっている。
【0047】実施例によれば、スクロールケーシングと
ファンモータアッセンブリとの間に多孔質体を設け、該
多孔質体の下部に空気層を形成したので、スクロールケ
ーシング内で発生した空気の脈動音,ファンが回転する
ことにより羽根の剥離で生じる渦音、更に、ケーシング
内の乱流音等、種々雑多に組み合わさった音波が、多孔
質体を通過し、上記音波のうち、中高周波数帯域が低減
する。更に、其の音波は、空気層を通り樹脂性フランジ
内壁に到達し、反射し、此の空気層内で互いに干渉しあ
って、先ほど低減しなかった低周波数帯域の音も低減す
る。これにより全周波数帯域の騒音が低減可能となっ
た。又、樹脂性フランジで空気層を形成する際、モータ
本体を保持する樹脂製ハウジングの一部を延ばしモータ
本体を覆う様に配設したので、モータ本体からの騒音も
樹脂性フランジ内で消音,反射し、外部に放散する音を
抑制する事が可能になった。更に、ファンモータアッセ
ンブリを分離独立して製作組付け出来るので、種々の多
孔質体が選択出来、其の騒音低減量、低減周波数を任意
に変化せしめると同時に、容易に確実に固定できるもの
である。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、上部ケーシングと下部
ケーシングの間に多孔質体を設け、該多孔質体と下部ケ
ーシングで空気層を形成したので、上部ケーシング内で
発生した空気の脈動音、ファンが回転することにより羽
根の剥離で生じる渦音、更に、ケーシング内の乱流音
等、種々雑多に組み合わさった音波が、多孔質体を通過
し、上記音波のうち、中高周波数帯域が低減する。更
に、其の音波は、空気層を通り下部ケーシング内壁に到
達し、反射し、此の空気層内で互いに干渉しあって、低
周波数帯域の音も低減する。これにより全周波数帯域の
騒音が低減可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる自動車用遠心送風機の
断面図。
【図2】本発明のモータ本体を保持する樹脂製ハウジン
グとモータ本体,多孔質体部の組み付け図。
【図3】消音機能を付加した遠心送風機の騒音測定結果
を示す図。
【図4】多孔質弾性材のみ用いた場合の騒音測定結果を
示す図面。
【図5】本発明の別の実施例になる自動車用遠心送風機
の断面図。
【図6】本発明の別の実施例になる遠心送風機の組み付
け図。
【図7】本発明の他の実施例。
【図8】本発明の自動車用空気調和装置の送風機の斜視
図。
【図9】図8のXI−XI断面図。
【図10】図8のXII−XII断面図。
【図11】本発明の自動車用空気調和装置の送風機の分
解図。
【図12】本発明の自動車用遠心送風機の下部ケーシン
グ上面図。
【図13】本発明のモータ本体を保持する樹脂製ハウジ
ングとモータ本体、多孔質体部の組付け図。
【図14】本発明の自動車用遠心送風機の他の実施例の
斜視図。
【図15】本発明の他の自動車用空気調和装置の送風機
の下部ケーシング断面図。
【図16】図15の上面図。
【図17】遠心送風機を有する自動車用空気調和装置の
一実施例。
【図18】遠心送風機を有する自動車用空気調和装置の
一実施例の断面図。
【図19】本発明の一実施例になる自動車用空気調和装
置の送風機の他の実施例のファン側上面図。
【図20】図19のA−A断面図。
【符号の説明】
1…自動車用遠心送風機、2…内外気切替箱、3…第1
のスクロールケーシング、4…ファン、5…モータ本
体、8…モータ本体5を保持する樹脂製ハウジング、9
…第2のスクロールケーシング、10…空気層、11…
多孔質体、101…自動車用遠心送風機、102…内外
気切替箱、103…第1,第2のスクロールケーシン
グ、104…ファン、105…モータ本体、106…モ
ータ筒体、107…仕切板、108…吸い込み口、10
9…吐出口、110…多孔質体、112…第3のケーシ
ング、113…空気層、116…ヨーク、123…ヨー
クの貫通孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深作 良範 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 橋本 克彦 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 藤野 伸一 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファンと該ファンを回転するモータと該フ
    ァンを収納するスクロールケーシングを備えた遠心送風
    機において、該モータ本体を保持する樹脂製ハウジング
    でスクロールケーシングの一部を形成し、該遠心送風機
    のスクロールケーシング部と樹脂製ハウジングの当接部
    に多孔質体を設けたことを特徴とする遠心送風機。
  2. 【請求項2】モータ本体を保持する樹脂製ハウジングと
    平板状多孔質体で囲む空間部及び該平板状多孔質体で消
    音器機能を構成し、前記平板状多孔質体が遠心送風機の
    動圧を徐々に静圧に変換するスクロールケーシングの底
    壁面をなす遠心送風機。
  3. 【請求項3】遠心送風機のファンを収納する第1のスク
    ロールケーシングとモータ本体を保持する樹脂製ハウジ
    ングで第2のスクロールケーシングを構成し、第1と第
    2のスクロールケーシング間に、多孔質体を内部に保持
    する平板状枠体を挾みつけ固定したことを特徴とする遠
    心送風機。
  4. 【請求項4】請求項1において、樹脂製ハウジングの下
    底壁面より直立する複数個のリブと、前記遠心送風機の
    スクロールケーシング下底壁面に設けた複数個の枠状格
    子部間に、前記多孔質体を挾みつけ固定したことを特徴
    とする遠心送風機。
  5. 【請求項5】請求項1において、モータ本体の反ファン
    側軸端部が遠心送風機の下面とほぼ同一位置、又は若干
    突出した位置に配設することで、モータ本体の放射騒音
    を風系騒音と同時に低減できることを特徴とする遠心送
    風機。
  6. 【請求項6】請求項1において多孔質体を活性炭入り弾
    性体又はハニカム状の脱臭剤入り多孔質体とすること
    で、脱臭機能と消音機能を兼ね備えたことを特徴とする
    遠心送風機。
  7. 【請求項7】請求項1において、樹脂製ハウジングと多
    孔質体間の空間部を樹脂製ハウジングの形状と多孔質体
    の厚み,材質を変化させることで、任意の騒音低減量を
    得ることを特徴とする遠心送風機。
  8. 【請求項8】モータ本体を保持する樹脂製ハウジングで
    スクロールケーシングの一部を形成し、該スクロールケ
    ーシング部と樹脂製ハウジングの当接する部分に多孔質
    体を設け、且つスクロールケーシング上面に内外気切替
    箱を取り付けた遠心送風機を備えた自動車用空気調和装
    置。
  9. 【請求項9】モータにより回転駆動される遠心ファンの
    背面が多孔質体の壁面に対面する様に構成したことを特
    徴とする遠心送風機。
  10. 【請求項10】遠心ファンを回転駆動させるモータのハ
    ウジングの振動が多孔質体を介してスクロールケーシン
    グに伝搬する様に構成したことを特徴とする遠心送風
    機。
  11. 【請求項11】ファンと該ファンを回転するモータと該
    ファンを収納するスクロールケーシングを備えた遠心送
    風機で、モータ軸方向の両側にファンを有するものにお
    いて、両側の各ファンの反空気取り入れ口スクロールケ
    ーシング側壁とモータ筒体で仕切られる空間に、消音機
    能を有する筐体を構成したことを特徴とする自動車用空
    気調和装置の送風機。
  12. 【請求項12】ファンと該ファンを回転するモータと該
    ファンを収納するスクロールケーシングを備え、モータ
    軸方向の両側にファンを有する遠心送風機において、そ
    れぞれのファンを収納する第1,第2のスクロールケー
    シング間に第3のケーシングを形成し、第1と第2の反
    空気取り入れ口スクロールケーシング側壁で第3の側壁
    を形成することを特徴とする自動車用空気調和装置の送
    風機。
  13. 【請求項13】請求項12に記載のものにおいて、前記
    反空気取り入れ口スクロールケーシング側壁もしくは第
    1と第3,第2と第3のスクロールケーシング側壁をな
    す部材が、スクロールケーシングの空気通路を形成する
    側壁であると同時に、少なくともその一部が遠心送風機
    内で発生する騒音を吸収する多孔質体部材からなる自動
    車用空気調和装置の送風機。
  14. 【請求項14】請求項13に記載のものにおいて、前記
    遠心送風機の騒音を吸収する部材間にモータ筒体を支え
    る仕切板で区切られる空間部を形成し、消音機能の減衰
    周波数帯域を拡大したことを特徴とする自動車用空気調
    和装置の送風機。
  15. 【請求項15】請求項11に記載のものにおいて、該送
    風機のスクロールケーシングが軸方向に上下に2分割の
    上一体成形され、この分割したスクロールケーシングで
    モータを上下から挟み付け組み付ける際に、それぞれの
    ファンを収納する第1,第2のスクロールケーシング及
    び第1と第2のスクロールケーシング間とモータ筒体で
    仕切られる空間に第3のケーシングを同時に形成する形
    状とした自動車用空気調和装置の送風機。
  16. 【請求項16】請求項13記載のものにおいて、多孔質
    体を、活性炭入り弾性体又はハニカム状の脱臭剤入り多
    孔質体とすることで、脱臭機能と消音機能を兼ね備えた
    ことを特徴とする自動車用空気調和装置の送風機。
  17. 【請求項17】請求項13に記載のものにおいて、多孔
    質体部材が、ウレタンフォーム等の発泡材からなる自動
    車用空気調和装置の送風機。
  18. 【請求項18】請求項12記載のものにおいて、第1,
    第2のスクロールケーシングのファン空気取り入れ口側
    の少なくとも一方に、内外気又は、一方の空気を選択的
    に開閉する手段を有する切替箱を取り付けた自動車用空
    気調和装置の送風機。
  19. 【請求項19】請求項12に記載のものにおいて、第1
    又は第2のスクロールケーシング吐出口壁面の一部を、
    第3のケーシングに貫通する様開口すると共に、第3の
    ケーシング内にあってモータ筒体に当接する外周面の一
    部をモータ筒体に貫通する様開口せしめ、前記第3のケ
    ーシング内に吐出風の一部を導くことによりモータの冷
    却通風路を形成したことを特徴とする自動車用空気調和
    装置の送風機。
  20. 【請求項20】それぞれのファンを有する2台の遠心送
    風機を、空気取り入れ口が相反するように軸方向に配列
    すると共に、該送風機のスクロールケーシングの吐出口
    を連結して一つの吐出口を形成し、該送風機のスクロー
    ルケーシング間にあって、それぞれのモータを囲む第3
    のケーシングを形成したことを特徴とする自動車用空気
    調和装置の送風機。
  21. 【請求項21】モータにより回転駆動されるファンとこ
    のファンが内部に配置されたスクロールケーシングとか
    ら成り、前記スクロールケーシングが空気取入れ用の開
    口を有する側壁とこれに対面すると共に前記モータ軸挿
    通用の開口を有する別の側壁とを有するものにおいて、
    前記別の側壁の内面に多孔質体の層を形成したことを特
    徴とする遠心送風機。
  22. 【請求項22】請求項21において前記多孔質体前記ス
    クロールハウジングの前記別の側壁との間に空胴を設け
    たことを特徴とする遠心送風機。
  23. 【請求項23】モータにより回転駆動されるファンと、
    このファンが内部に配置されたスクロールケーシング
    と、空気の通路に設けられた吸音体とから成るものにお
    いて、前記吸音体が、前記スクロールケーシングに形成
    された空気取入れ用のベルマウスに対面するスクロール
    壁面の内側に設けられていることを特徴とする遠心送風
    機。
  24. 【請求項24】請求項23において、前記吸音体と該吸
    音体側のスクロール壁面との間に空胴が形成されている
    ことを特徴とする遠心送風機。
  25. 【請求項25】空気取入れ用ベルマウスが形成されたス
    クロールケーシング体とファン駆動用モータが取付けら
    れる別のスクロールケーシング体とを組合わせて前記フ
    ァンを収容するスクロールケーシングを構成するものに
    おいて、前記両ケーシング体の合わせ目に吸音体を挾持
    し、この吸音体でスクロールケーシング内部を前記ファ
    ンが収容された空気流通路と消音室とに分割したことを
    特徴とする遠心送風機。
  26. 【請求項26】ファンと、該ファンを回転するモータ
    と、該ファンを収容するスクロールケーシングと、該ス
    クロールケーシングの空気取入れ用ベルマウス部に設け
    られた内外気切替装置とを備えた送風機を有するものに
    おいて、前記スクロールケーシングをベルマウス側と反
    ベルマウス側とに分割して別々に形成すると共に、ベル
    マウス側スクロールケーシング部を内外気切替装置と共
    に左右に2分割して別々に成形し、前記反ベルマウス側
    スクロールケーシング部には、ファンを回転するモータ
    を保持し、これらのケーシングの3部分を組合わせスク
    ロールケーシングを構成し、且つベルマウス側ケーシン
    グ部と反ベルマウス側ケーシング部との組合わせ部に多
    孔質体層を挾持し、この多孔質体によって前記スクロー
    ルケーシング内をファンを収容する流体通路部と、消音
    室部とに区画することを特徴とする自動車用空気調和機
    の送風装置。
  27. 【請求項27】ベルマウスの入口部周囲に内外気切替装
    置を設けた椀状のスクロールケーシング部と、これに蓋
    をする様に設けた多孔質体とで送風機の送風通路を形成
    したことを特徴とする自動車用空気調和装置の送風機。
  28. 【請求項28】請求項27において、前記多孔質体をモ
    ータを保持収容する別のケーシングユニットに備え付け
    たことを特徴とする自動車用空気調和装置の送風機。
  29. 【請求項29】請求項27,28のいずれかにおいて、
    ケーシングユニットが、略モータ中央部で分割されたフ
    ランジ部から成り、一方のファンは下面に位置し、他方
    はモータ後端部を覆うモータ収納ケースの役目を成すと
    同時に前記分割されたフランジ間に配設される多孔質体
    を、モータ軸方向の上下から挾みつけ固定したことを特
    徴とする自動車用空気調和装置の装風機。
  30. 【請求項30】請求項27乃至29のいずれかにおい
    て、モータ取付用ケーシングユニットにモータ冷却用通
    風路を形成すると共に、前記多孔質体とモータ収納ケー
    シングとなるモータ取付側スクロールケーシング部とで
    空気層を形成し、該スクロールケーシング部の底壁面よ
    り直立する複数個のリブを対面する多孔質体の壁面に段
    接することで、前記モータ冷却用通風路よりモータ内部
    に冷却風を導く空気通路を形成した事を特徴とする自動
    車用空気調和装置の送風機。
  31. 【請求項31】請求項30において、複数個のリブの一
    部高さを変え、多孔質体の反送風通路壁面から一部離間
    させて休止壁としたモータユニットを有する自動車用空
    気調和装置の送風機。
  32. 【請求項32】ファンと該ファンを回転するモータと該
    モータ本体をゴム材を介して保持包括する樹脂製ハウジ
    ングと該樹脂製ハウジングから放射方向に延長する樹脂
    製フランジを兼ね備え、該樹脂製フランジが、モータ本
    体を包括する樹脂製ハウジングをさらに包括し、且つ、
    樹脂製ハウジングと、モータ本体を包括する樹脂製ハウ
    ジングをさらに包括した袋状の樹脂製フランジの空間
    に、樹脂製ハウジングと袋状樹脂製フランジに当節する
    ように多孔質体を備えたファンモータとアッセンブリを
    スルロールケーシングに設けて、送風機の低騒音化を図
    ったことを特徴とする自動車用空気調和装置の送風機。
  33. 【請求項33】請求項32において、該モータ本体をゴ
    ム材を介して保持包括する樹脂製ハウジングと、モータ
    本体を包括する樹脂製ハウジングをさらに包括する袋状
    樹脂製フランジの空間に、多孔質体と該多孔質体の下部
    に空気層を備えたことを特徴とする自動車用空気調和装
    置の送風機。
  34. 【請求項34】モータ本体を保持する樹脂製ハウジング
    と平板状多孔質体で囲む空間部及び該平板状多孔質体で
    消音器機能を構成し、前記平板状多孔質体が遠心送風機
    の動圧を徐々に静圧に変換するスクロールケーシングの
    底壁面をなす自動車用空気調和装置の送風機。
  35. 【請求項35】請求項32において、袋状樹脂製フラン
    ジの下底壁面より直立する複数個リブと、前記遠心送風
    機のスクロールケーシング下底壁面に設けた複数個の枠
    状格子部間に、前記多孔質体を挾みつけ固定したことを
    特徴とする自動車用空気調和装置の送風機。
  36. 【請求項36】請求項32において、袋状樹脂製フラン
    ジにモータ冷却用通路を形成したことを特徴とする自動
    車用空気調和装置の送風機。
  37. 【請求項37】請求項32において、モータ本体の反フ
    ァン側軸端部が遠心送風機の下面とほぼ同一位置、又は
    若干突出した位置に配設することで、モータ本体の放射
    騒音を風系騒音と同時に低減できることを特徴とする自
    動車用空気調和装置の送風機。
  38. 【請求項38】請求項32において、多孔質体を活性炭
    入り弾性体又はハニカム状の脱臭剤入り多孔質体とする
    ことで、脱臭機能と消音機能を兼ね備えたことを特徴と
    する自動車用空気調和装置の送風機。
  39. 【請求項39】請求項32において、袋状樹脂製フラン
    ジと多孔質体間の空間部を袋状樹脂製フランジの形状と
    多孔質体の厚み、材質を変化させることで、任意の騒音
    低減量を得ることのできる自動車用遠心送風機。
  40. 【請求項40】請求項32において、スクロールケーシ
    ング上面に内外気切替箱を取り付けた自動車用空気調和
    装置の送風機。
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