JP3252506B2 - レンジフード - Google Patents
レンジフードInfo
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- JP3252506B2 JP3252506B2 JP01288393A JP1288393A JP3252506B2 JP 3252506 B2 JP3252506 B2 JP 3252506B2 JP 01288393 A JP01288393 A JP 01288393A JP 1288393 A JP1288393 A JP 1288393A JP 3252506 B2 JP3252506 B2 JP 3252506B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、台所の厨房設備等の上
方に設けられ、ガスレンジ、コンロ等にて調理された際
に発生する排煙を集めて屋外へと排気するレンジフード
に関するものである。
方に設けられ、ガスレンジ、コンロ等にて調理された際
に発生する排煙を集めて屋外へと排気するレンジフード
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図10に示す如く、吸気口
(イ)から排煙を吸って排気口(ロ)から屋外へと排気
するレンジフード(ハ)は知られている。該レンジフー
ド(ハ)は下方が吸気口(イ)として開口した箱型で、
該吸気口(イ)の上方にフィルター(ニ)が設けられて
おり、上部背方に形成される排気口(ロ)には、前記吸
気口(イ)から該排気口(ロ)へと送気する送気ファン
(ホ)が設けられている。
(イ)から排煙を吸って排気口(ロ)から屋外へと排気
するレンジフード(ハ)は知られている。該レンジフー
ド(ハ)は下方が吸気口(イ)として開口した箱型で、
該吸気口(イ)の上方にフィルター(ニ)が設けられて
おり、上部背方に形成される排気口(ロ)には、前記吸
気口(イ)から該排気口(ロ)へと送気する送気ファン
(ホ)が設けられている。
【0003】又、該レンジフード(ハ)は厨房設備のガ
スレンジ(ヘ)の上方位置に設置されて、建物壁体
(ト)に固定されると共に、該建物壁体(ト)に開口形
成される取付開口(チ)と排気口(ロ)とが合致連通す
るように設けられる。
スレンジ(ヘ)の上方位置に設置されて、建物壁体
(ト)に固定されると共に、該建物壁体(ト)に開口形
成される取付開口(チ)と排気口(ロ)とが合致連通す
るように設けられる。
【0004】したがって、該レンジフード(ハ)におい
ては、ガスレンジ(ヘ)にて調理した際に発生する排
煙、蒸気等が吸気口(イ)から吸い込まれ、フィルター
(ニ)にて油分、ごみ等が吸着除去されて、排気口
(ロ)から屋外へと排気されるものである。
ては、ガスレンジ(ヘ)にて調理した際に発生する排
煙、蒸気等が吸気口(イ)から吸い込まれ、フィルター
(ニ)にて油分、ごみ等が吸着除去されて、排気口
(ロ)から屋外へと排気されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、箱型のレンジフード(ハ)がステ
ンレス、アルミ等の金属板にて形成されており、送気フ
ァン(ホ)が作動した際の振動が該レンジフード(ハ)
に伝わって振動音が発生すると共に、同送気ファン
(ホ)の作動時の騒音が吸気口(イ)から室内へと漏出
するため、同送気ファン(ホ)の作動に伴う騒音が問題
となっていた。
来の技術においては、箱型のレンジフード(ハ)がステ
ンレス、アルミ等の金属板にて形成されており、送気フ
ァン(ホ)が作動した際の振動が該レンジフード(ハ)
に伝わって振動音が発生すると共に、同送気ファン
(ホ)の作動時の騒音が吸気口(イ)から室内へと漏出
するため、同送気ファン(ホ)の作動に伴う騒音が問題
となっていた。
【0006】本発明は、上記従来の技術における問題を
解決するために発明されたもので、すなわちその課題
は、送気ファンの作動に伴う騒音の発生が防止されるレ
ンジフードを提供することである。
解決するために発明されたもので、すなわちその課題
は、送気ファンの作動に伴う騒音の発生が防止されるレ
ンジフードを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のレンジフード
は、レンジフード本体の上部に防音材にて包囲される防
音室を形成し、該防音室の背方に排気口を形成すると共
に、該排気口へと送気する送気ファンを同防音室内に収
容し、レンジフード本体の下部に吸気口を形成して、該
吸気口と前記防音室とを柔軟な弾性材でなる吸音筒体に
て連通接続してなり、この構成によって上記課題が解決
されたものである。
は、レンジフード本体の上部に防音材にて包囲される防
音室を形成し、該防音室の背方に排気口を形成すると共
に、該排気口へと送気する送気ファンを同防音室内に収
容し、レンジフード本体の下部に吸気口を形成して、該
吸気口と前記防音室とを柔軟な弾性材でなる吸音筒体に
て連通接続してなり、この構成によって上記課題が解決
されたものである。
【0008】又、請求項2)記載のレンジフードの如
く、上記吸音筒体を、柔軟な弾性材でなる吸音筒体本体
と、該吸音筒体本体内に嵌挿される硬質内筒体とで形成
し、該硬質内筒体の周壁に多数の貫通口を設けることに
よって、上記課題が解決されるに加え、同吸音筒体の特
長が向上されたものである。
く、上記吸音筒体を、柔軟な弾性材でなる吸音筒体本体
と、該吸音筒体本体内に嵌挿される硬質内筒体とで形成
し、該硬質内筒体の周壁に多数の貫通口を設けることに
よって、上記課題が解決されるに加え、同吸音筒体の特
長が向上されたものである。
【0009】
【作用】本発明のレンジフードにおいては、レンジフー
ド本体の上部に防音材にて包囲される防音室が形成さ
れ、該防音室の背方に排気口が形成されると共に、該排
気口へと送気する送気ファンが同防音室内に収容されて
いるため、該送気ファンの作動時に発生する振動音が同
防音室内に遮断して閉じ込められ、しかも、レンジフー
ド本体の下部に吸気口が形成されて、該吸気口と前記防
音室とが柔軟な弾性材でなる吸音筒体にて連通接続され
ているため、送気ファンの作動音が防音室から吸気口へ
と漏れ出ようとしても、該送気ファンの作動音は同吸音
筒体が共振することによって吸収消音され、送気ファン
の作動に伴う騒音の室内への漏出が確実に防止されるも
のである。
ド本体の上部に防音材にて包囲される防音室が形成さ
れ、該防音室の背方に排気口が形成されると共に、該排
気口へと送気する送気ファンが同防音室内に収容されて
いるため、該送気ファンの作動時に発生する振動音が同
防音室内に遮断して閉じ込められ、しかも、レンジフー
ド本体の下部に吸気口が形成されて、該吸気口と前記防
音室とが柔軟な弾性材でなる吸音筒体にて連通接続され
ているため、送気ファンの作動音が防音室から吸気口へ
と漏れ出ようとしても、該送気ファンの作動音は同吸音
筒体が共振することによって吸収消音され、送気ファン
の作動に伴う騒音の室内への漏出が確実に防止されるも
のである。
【0010】又、請求項2)記載のレンジフードにおい
ては、上記吸音筒体が、柔軟な弾性材でなる吸音筒体本
体と、該吸音筒体本体内に嵌挿される硬質内筒体とで形
成され、該硬質内筒体の周壁に多数の貫通口が設けられ
ているため、上記作用に加えて、該貫通口の大きさ、形
成数等を変更することによって、容易に該吸音筒体の性
能を調整することができ、しかも、同吸音筒体は硬質内
筒体によって強固に且つ安定して固定されるものであ
る。
ては、上記吸音筒体が、柔軟な弾性材でなる吸音筒体本
体と、該吸音筒体本体内に嵌挿される硬質内筒体とで形
成され、該硬質内筒体の周壁に多数の貫通口が設けられ
ているため、上記作用に加えて、該貫通口の大きさ、形
成数等を変更することによって、容易に該吸音筒体の性
能を調整することができ、しかも、同吸音筒体は硬質内
筒体によって強固に且つ安定して固定されるものであ
る。
【0011】
【実施例】図1、図2、図3に示すレンジフードは、本
発明の請求項1)及び請求項2)記載のレンジフードの
一実施例で、レンジフード本体1の上部に防音材2にて
包囲される防音室3を形成し、該防音室3の背方に排気
口4を形成すると共に、該排気口4へと送気する送気フ
ァン5を同防音室3内に収容し、レンジフード本体1の
下部に吸気口6を形成して、該吸気口6と前記防音室3
とを柔軟な弾性材でなる吸音筒体7にて連通接続してな
るものであり、又、上記吸音筒体7を、図4に示す如
く、柔軟な弾性材でなる吸音筒体本体8と、該吸音筒体
本体8内に嵌挿される硬質内筒体9とで形成し、該硬質
内筒体9の周壁に多数の貫通口10を設けてなるものであ
る。
発明の請求項1)及び請求項2)記載のレンジフードの
一実施例で、レンジフード本体1の上部に防音材2にて
包囲される防音室3を形成し、該防音室3の背方に排気
口4を形成すると共に、該排気口4へと送気する送気フ
ァン5を同防音室3内に収容し、レンジフード本体1の
下部に吸気口6を形成して、該吸気口6と前記防音室3
とを柔軟な弾性材でなる吸音筒体7にて連通接続してな
るものであり、又、上記吸音筒体7を、図4に示す如
く、柔軟な弾性材でなる吸音筒体本体8と、該吸音筒体
本体8内に嵌挿される硬質内筒体9とで形成し、該硬質
内筒体9の周壁に多数の貫通口10を設けてなるものであ
る。
【0012】レンジフード本体1は、下方に開口した箱
型形状でステンレス板にて形成されており、同下方開口
11内にフィルター12が張設されている。該フィルター12
の両側方には照明灯13が設けられており、該照明灯13は
送気ファン5作動時に点灯されるものである。
型形状でステンレス板にて形成されており、同下方開口
11内にフィルター12が張設されている。該フィルター12
の両側方には照明灯13が設けられており、該照明灯13は
送気ファン5作動時に点灯されるものである。
【0013】又、レンジフード本体1の上部には上仕切
板14にて区画形成された防音室3が設けられており、該
防音室3の内壁面にはグラスウール、ロックウール等で
なる防音材2が貼着されている。該防音室3の背部には
円形状の排気口4が穿設されており、該排気口4にシロ
ッコファンである送気ファン5が付設されている。
板14にて区画形成された防音室3が設けられており、該
防音室3の内壁面にはグラスウール、ロックウール等で
なる防音材2が貼着されている。該防音室3の背部には
円形状の排気口4が穿設されており、該排気口4にシロ
ッコファンである送気ファン5が付設されている。
【0014】上記上仕切板14の下方には間隔をあけて下
仕切板15が設けられており、該下仕切板15に穿設される
円形状の取付口16と上記上仕切板14に穿設される同円形
状の取付口16とが、吸音筒体7によって連通接続されて
おり、該吸音筒体7の下端開口が吸気口6としてレンジ
フード本体1の下方開口11へと拡開開口している。すな
わち、吸気口6と防音室3とが吸音筒体7にて連通接続
されている。
仕切板15が設けられており、該下仕切板15に穿設される
円形状の取付口16と上記上仕切板14に穿設される同円形
状の取付口16とが、吸音筒体7によって連通接続されて
おり、該吸音筒体7の下端開口が吸気口6としてレンジ
フード本体1の下方開口11へと拡開開口している。すな
わち、吸気口6と防音室3とが吸音筒体7にて連通接続
されている。
【0015】吸音筒体7は略円筒形状で、シリコンゴム
でなる吸音筒体本体8と、該吸音筒体本体8内に嵌挿さ
れるステンレスでなる硬質内筒体9とで形成され、該硬
質内筒体9の周壁には縦溝長孔形状の多数の貫通口10が
周方向に並べて穿設されている。この場合、該貫通口10
においてのみ柔軟な吸音筒体本体8の周壁が変形振動し
て吸音機能を発揮するものであり、又、同シリコンゴム
でなる吸音筒体本体8の内周面には排煙に含有される油
分、ごみ等が吸着され難いものである。
でなる吸音筒体本体8と、該吸音筒体本体8内に嵌挿さ
れるステンレスでなる硬質内筒体9とで形成され、該硬
質内筒体9の周壁には縦溝長孔形状の多数の貫通口10が
周方向に並べて穿設されている。この場合、該貫通口10
においてのみ柔軟な吸音筒体本体8の周壁が変形振動し
て吸音機能を発揮するものであり、又、同シリコンゴム
でなる吸音筒体本体8の内周面には排煙に含有される油
分、ごみ等が吸着され難いものである。
【0016】又、同吸音筒体7の硬質内筒体9は、上部
円筒部17と下部拡開筒部18と貫通口10が多数穿設された
中筒部分とでなり、レンジフード本体1内に予めセット
される吸音筒体本体8内に下方より挿入され、上部円筒
部17が上仕切板14の取付口16に嵌合固定されると共に、
下部拡開筒部18が下仕切板15の取付口16に係止固定され
ることによって取り付け保持されている。この場合、同
硬質内筒体9を下方へ引き抜き、吸音筒体本体8を縮小
変形させて下仕切板15の取付口16から抜き外すことがで
きるものである。
円筒部17と下部拡開筒部18と貫通口10が多数穿設された
中筒部分とでなり、レンジフード本体1内に予めセット
される吸音筒体本体8内に下方より挿入され、上部円筒
部17が上仕切板14の取付口16に嵌合固定されると共に、
下部拡開筒部18が下仕切板15の取付口16に係止固定され
ることによって取り付け保持されている。この場合、同
硬質内筒体9を下方へ引き抜き、吸音筒体本体8を縮小
変形させて下仕切板15の取付口16から抜き外すことがで
きるものである。
【0017】レンジフード本体1内の上仕切板14と下仕
切板15との間には制御ボックス19が内蔵されており、該
制御ボックス19には上記送気ファン5及び照明灯13から
の配線が接続されている。又、同制御ボックス19へは給
電プラグ20から送電されて送気ファン5、照明灯13の駆
動電源が得られるものであり、又、同制御ボックス19に
配線接続されるスイッチ21がレンジフード本体1の前面
に設けられていて、該スイッチ21を操作することによっ
て送気ファン5、照明灯13が作動、停止或いは点滅され
るものである。この場合、制御ボックス19内の制御手段
によって、照明灯13を点灯させた際には同時に送気ファ
ン5が作動するが、照明灯13を消灯させた際には一定時
間遅れて送気ファン5が停止するように制御される。
切板15との間には制御ボックス19が内蔵されており、該
制御ボックス19には上記送気ファン5及び照明灯13から
の配線が接続されている。又、同制御ボックス19へは給
電プラグ20から送電されて送気ファン5、照明灯13の駆
動電源が得られるものであり、又、同制御ボックス19に
配線接続されるスイッチ21がレンジフード本体1の前面
に設けられていて、該スイッチ21を操作することによっ
て送気ファン5、照明灯13が作動、停止或いは点滅され
るものである。この場合、制御ボックス19内の制御手段
によって、照明灯13を点灯させた際には同時に送気ファ
ン5が作動するが、照明灯13を消灯させた際には一定時
間遅れて送気ファン5が停止するように制御される。
【0018】該実施例のレンジフードは、図5、図6に
示す如く、台所の厨房設備のガスレンジ22の上方に設け
られるものである。この場合、レンジフードの両側方に
は上収納棚23が配設され、ガスレンジ22の両側方には下
収納台24が配設されており、該両下収納台24とガスレン
ジ22の上端部分には、これ等を一体的に連続させるカウ
ンター25が設けられている。又、レンジフードは、建物
壁体26に固定して設けられ、該建物壁体26に開口形成さ
れる取付開口27と排気口4とが合致連通するように設け
られている。
示す如く、台所の厨房設備のガスレンジ22の上方に設け
られるものである。この場合、レンジフードの両側方に
は上収納棚23が配設され、ガスレンジ22の両側方には下
収納台24が配設されており、該両下収納台24とガスレン
ジ22の上端部分には、これ等を一体的に連続させるカウ
ンター25が設けられている。又、レンジフードは、建物
壁体26に固定して設けられ、該建物壁体26に開口形成さ
れる取付開口27と排気口4とが合致連通するように設け
られている。
【0019】したがって、該レンジフードにおいては、
調理時にスイッチ21を操作して照明灯13を点灯させると
共に送気ファン5を作動させることによって、ガスレン
ジ22にて調理した際に発生する排煙、蒸気等がレンジフ
ード本体1の下方開口11からその内部へと導入され、フ
ィルター12にて油分、ごみ等が吸着除去され、吸気口6
から吸音筒体7内を通って防音室3内へと吸引され、送
気ファン5を介して排気口4から屋外へと排気されるも
のである。
調理時にスイッチ21を操作して照明灯13を点灯させると
共に送気ファン5を作動させることによって、ガスレン
ジ22にて調理した際に発生する排煙、蒸気等がレンジフ
ード本体1の下方開口11からその内部へと導入され、フ
ィルター12にて油分、ごみ等が吸着除去され、吸気口6
から吸音筒体7内を通って防音室3内へと吸引され、送
気ファン5を介して排気口4から屋外へと排気されるも
のである。
【0020】又、該実施例のレンジフードにおいては、
レンジフード本体1の防音室3内に送気ファン5が収容
されているため、該送気ファン5の作動時に発生する振
動音が同防音室3内に遮断して閉じ込められ、しかも、
吸気口6と前記防音室3とが柔軟な弾性材でなる吸音筒
体7(吸音筒体本体8が柔軟な弾性材にて形成されてい
る)にて連通接続されているため、送気ファン5の作動
音が防音室3から吸気口6へと漏れ出ようとしても、該
送気ファン5の作動音は同吸音筒体7(硬質内筒体9の
貫通口10に対応する吸音筒体本体8の部分)が共振する
ことによって吸収消音され、送気ファン5の作動に伴う
騒音の室内への漏出が確実に防止されるものである。
レンジフード本体1の防音室3内に送気ファン5が収容
されているため、該送気ファン5の作動時に発生する振
動音が同防音室3内に遮断して閉じ込められ、しかも、
吸気口6と前記防音室3とが柔軟な弾性材でなる吸音筒
体7(吸音筒体本体8が柔軟な弾性材にて形成されてい
る)にて連通接続されているため、送気ファン5の作動
音が防音室3から吸気口6へと漏れ出ようとしても、該
送気ファン5の作動音は同吸音筒体7(硬質内筒体9の
貫通口10に対応する吸音筒体本体8の部分)が共振する
ことによって吸収消音され、送気ファン5の作動に伴う
騒音の室内への漏出が確実に防止されるものである。
【0021】又、上記吸音筒体7が、柔軟な弾性材でな
る吸音筒体本体8と、該吸音筒体本体8内に嵌挿される
硬質内筒体9とで形成され、該硬質内筒体9の周壁に多
数の貫通口10が設けられているため、上記効果に加え
て、該貫通口10の大きさ、形成数等を変更することによ
って、容易に該吸音筒体7の吸音性能を調整することが
でき、しかも、同吸音筒体7は硬質内筒体9によって変
形しないように強固に且つ安定して固定されるものであ
る。
る吸音筒体本体8と、該吸音筒体本体8内に嵌挿される
硬質内筒体9とで形成され、該硬質内筒体9の周壁に多
数の貫通口10が設けられているため、上記効果に加え
て、該貫通口10の大きさ、形成数等を変更することによ
って、容易に該吸音筒体7の吸音性能を調整することが
でき、しかも、同吸音筒体7は硬質内筒体9によって変
形しないように強固に且つ安定して固定されるものであ
る。
【0022】なお、本発明の請求項1)記載のレンジフ
ードにおいては、図7、図8に示す実施例の如きであっ
ても良いものである。すなわち、該実施例においては、
レンジフード本体1全体が、防音材2として機能する硬
質の合成樹脂発泡体にて一体に形成されており、又、吸
音筒体7が、軟質の合成樹脂発泡体にて角筒形状に単独
に形成されており、又、該吸音筒体7は、その上端部が
防音室3を区画形成する中仕切板28の矩形状の取付口16
内に接着固定されることによって、同防音室3に連通接
続され、同吸音筒体7の下端部には、下方が拡開した集
気板29が付設されて、吸気口6が形成されている。
ードにおいては、図7、図8に示す実施例の如きであっ
ても良いものである。すなわち、該実施例においては、
レンジフード本体1全体が、防音材2として機能する硬
質の合成樹脂発泡体にて一体に形成されており、又、吸
音筒体7が、軟質の合成樹脂発泡体にて角筒形状に単独
に形成されており、又、該吸音筒体7は、その上端部が
防音室3を区画形成する中仕切板28の矩形状の取付口16
内に接着固定されることによって、同防音室3に連通接
続され、同吸音筒体7の下端部には、下方が拡開した集
気板29が付設されて、吸気口6が形成されている。
【0023】又、本発明の請求項1)記載のレンジフー
ドにおいては、図9に示す実施例の如きであっても良い
ものである。すなわち、該実施例においては、防音室3
より連通垂設される接続用筒体30と、レンジフード本体
1の下端縁が内上方へ一体に延設されてなる集気板29の
上部開口筒部分とが、柔軟な弾性材でなる吸音筒体7に
て連通接続されている。
ドにおいては、図9に示す実施例の如きであっても良い
ものである。すなわち、該実施例においては、防音室3
より連通垂設される接続用筒体30と、レンジフード本体
1の下端縁が内上方へ一体に延設されてなる集気板29の
上部開口筒部分とが、柔軟な弾性材でなる吸音筒体7に
て連通接続されている。
【0024】
【発明の効果】上述の如く、本発明のレンジフードにお
いては、レンジフード本体の上部の防音室内に送気ファ
ンが収容されているため、該送気ファンの作動時に発生
する振動音が同防音室内に遮断して閉じ込められ、しか
も、吸気口と前記防音室とが柔軟な弾性材でなる吸音筒
体にて連通接続されているため、送気ファンの作動音が
防音室から吸気口へと漏れ出ようとしても、該送気ファ
ンの作動音は同吸音筒体が共振することによって吸収消
音され、送気ファンの作動に伴う騒音の室内への漏出が
確実に防止されるものである。
いては、レンジフード本体の上部の防音室内に送気ファ
ンが収容されているため、該送気ファンの作動時に発生
する振動音が同防音室内に遮断して閉じ込められ、しか
も、吸気口と前記防音室とが柔軟な弾性材でなる吸音筒
体にて連通接続されているため、送気ファンの作動音が
防音室から吸気口へと漏れ出ようとしても、該送気ファ
ンの作動音は同吸音筒体が共振することによって吸収消
音され、送気ファンの作動に伴う騒音の室内への漏出が
確実に防止されるものである。
【0025】又、請求項2)記載のレンジフードにおい
ては、特に、上記吸音筒体が、柔軟な弾性材でなる吸音
筒体本体と、該吸音筒体本体内に嵌挿される硬質内筒体
とで形成され、該硬質内筒体の周壁に多数の貫通口が設
けられているため、上記効果に加えて、該貫通口の大き
さ、形成数等を変更することによって、容易に該吸音筒
体の性能を調整することができ、しかも、同吸音筒体は
硬質内筒体によって強固に且つ安定して固定されるとい
う効果が奏される。
ては、特に、上記吸音筒体が、柔軟な弾性材でなる吸音
筒体本体と、該吸音筒体本体内に嵌挿される硬質内筒体
とで形成され、該硬質内筒体の周壁に多数の貫通口が設
けられているため、上記効果に加えて、該貫通口の大き
さ、形成数等を変更することによって、容易に該吸音筒
体の性能を調整することができ、しかも、同吸音筒体は
硬質内筒体によって強固に且つ安定して固定されるとい
う効果が奏される。
【図1】本発明の一実施例であるレンジフードを示す縦
断面図である。
断面図である。
【図2】同レンジフードの異なる方向での縦断面図であ
る。
る。
【図3】同レンジフードの横断面図である。
【図4】同レンジフードにおける吸音筒体7を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図5】同レンジフードの施工状態を示す側面図であ
る。
る。
【図6】同レンジフードの施工状態を示す正面図であ
る。
る。
【図7】別の実施例であるレンジフードを示す縦断面図
である。
である。
【図8】同レンジフードの横断面図である。
【図9】更に別の実施例であるレンジフードを示す縦断
面図である。
面図である。
【図10】本発明の従来例であるレンジフードの施工状態
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
1 レンジフード本体 2 防音材 3 防音室 4 排気口 5 送気ファン 6 吸気口 7 吸音筒体 8 吸音筒体本体 9 硬質内筒体 10 貫通口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/06 101
Claims (2)
- 【請求項1】 レンジフード本体の上部に防音材にて包
囲される防音室を形成し、該防音室の背方に排気口を形
成すると共に、該排気口へと送気する送気ファンを同防
音室内に収容し、レンジフード本体の下部に吸気口を形
成して、該吸気口と前記防音室とを柔軟な弾性材でなる
吸音筒体にて連通接続してなるレンジフード。 - 【請求項2】 吸音筒体を、柔軟な弾性材でなる吸音筒
体本体と、該吸音筒体本体内に嵌挿される硬質内筒体と
で形成し、該硬質内筒体の周壁に多数の貫通口を設けて
なる請求項1)記載のレンジフード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01288393A JP3252506B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | レンジフード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01288393A JP3252506B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | レンジフード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06221637A JPH06221637A (ja) | 1994-08-12 |
JP3252506B2 true JP3252506B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=11817809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01288393A Expired - Fee Related JP3252506B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | レンジフード |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3252506B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100754747B1 (ko) * | 2006-10-26 | 2007-09-03 | 황석훈 | 주방용 사이펀 후드 구조 |
JP6084773B2 (ja) * | 2012-02-13 | 2017-02-22 | 東急建設株式会社 | 消音換気装置 |
KR102075916B1 (ko) * | 2013-02-21 | 2020-02-11 | 웅진코웨이 주식회사 | 소음 방지 후드 |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP01288393A patent/JP3252506B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06221637A (ja) | 1994-08-12 |
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