JPH03121298A - 多翼ファン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空調機器および換気送風機器に使用される多
翼ファンに関するものである。

従来の技術 従来、この種の多翼ファンは、第６図に示すように羽根
車１０１と、この羽根車１０１の周囲を囲む渦巻ケーシ
ング１ｏ２と、メインケーシング１０３と、吸込口１０
４を有する吸込ケーシング１０５とよシなるケーシング
１０６を備えた構成であった。

発明が解決しようとする課題 上記従来の多翼ファンは、第７図に示すように。

運転時には羽根車１０１によシ吸込空気が昇圧されるの
で、羽根車１０１の吸込側Ａと、ケーシング１０６の内
部Ｂとで圧力差を生じ、羽根車１ｏ１を通る順流ａと圧
力差で吸込側へ戻ろうとする逆流すとが衝突するときに
パサパサという騒音が発生する課題があった。

本発明は上記課題に留意し、騒音の低下を図ることを第
１の目的とする。第２の目的は静圧や効率を低下するこ
となく騒音の低下を図ることにある。

課題を解決するための手段 前記第１の目的を達成するために本発明の第１の手段は
、プレートを有する羽根車と、前記羽根車の周囲を渦巻
ケーシングと、メインケーシングと、吸込口を有する吸
込ケーシングとで吐出口を形成したケーシングで囲み、
前記吸込ケーシングを、内側ケースと外側ケースとを間
隔を有して設置した二重構造とし、かつ多孔質の焼結材
で成形した多翼ファンの構成としたものである。

第２の目的を達成する第２の手段は、第１の手段の吸込
ケーシングの内側ケースを多孔質の焼結材で成形し、外
側ケースを金属板で構成した多翼ファンとしたものであ
る。

作用 前記第１の手段の構成により、ケーシング内部での大き
い圧力部分の空気が吸込ケーシングの多孔よシ吸込叫へ
流れ、羽根車のプレートから吸込側への逆流が押えられ
るとともに、羽根車で発生する騒音を、吸込ケーシング
を二重構造とすることにより吸音し、騒音が小さくてす
むこととなる。

第２の手段の構成により、ケーシング内部での大きい圧
力部分の空気が、吸込ケーシングの内側吸込ケースの多
孔より、内側ケースと外側ケースの間隔へ流れ込み１羽
根車のグレードから吸込側への逆流が押えられるととも
に羽根車で発生する騒音を、吸込ケーシングを二重構造
とすることにより吸音し、外側ケースを板金製とするこ
とにより、圧力を低下させずに騒音が小さくてすむこと
となる。

実施例 まず、本発明の第１の手段による一実施例を第１図〜第
３図にもとづき説明する。なお従来例と同一箇所には同
一番号を付し詳細な説明は省略する。図において、１ｏ
１は羽根車で、この羽根車１０１は渦巻ケーシング１０
２と、メインケーシング１０３と、吸込口１０４と内側
ケース６と外側ケース６とを間隔７を有して備えたケー
シング１とで吐出口４を形成するケーシング３で被われ
ている。前記内側ケースＳと外側ケー′ス６は通気抵抗
係数が３００〜４００の多孔質のポリプロピレンの焼結
樹脂で構成されている。

上記構成において、羽根車１０１が回転すると。

吸込口１０４よシ空気を吸引し、羽根車１０１によυ昇
圧し、ケーシング３の内部りを通シ吐出口４より吐出す
る。前記ケーシング３の内部りの空気は、羽根車１０１
の昇圧作用により羽根車１０１の吸込部Ｃ′より圧力が
高くなっており、上記羽根車１０１の外周や吸込口１０
４と羽根車１０１とのすき１１０４Ａから、上記吸込部
Ｃ′へ戻ろうとする。しかし、上記吸込ケーシング１に
は微細な孔が一面に開いているので、＠記ケーシング３
の内部りの圧力に応じて、空気が吸込ケーシング１の外
側の吸込部Ｃへ戻シ、羽根車１０１やすきま１０４Ａか
らの逆流が減少し騒音の発生が小さくて済む。また上記
の微細な孔から吸込部Ｃへ戻ったほとんどの空気は再び
吸込口１０４よυ吸引されるので、風量が減少すること
は少ない。また、上記吸込ケーシング１は、内側ケース
６と外側ケースθと間隔７で構成されているので、羽根
車で発生した騒音は吸音される。なお、第３図に通気抵
抗係数を変えたときの騒音の変化を示す。これにより通
気抵抗係数の最適値を決定した。すなわち、通気抵抗係
数が３００〜４ｏ○で無通気性材と比べて、３．５ｄＢ
と最大の騒音低下ができることが明らかである。

つぎに、本発明の第２の手段による一実施例を第４図お
よび第６図にもとづき説明する。図において、１ｏ１は
羽根車で、この羽根車１０１は渦巻ケーシング１０２と
、メインケーシング１０３と、吸込口１０４と内側ケー
ス５と外側ケース８とを間隔７を有して備え九吸込ケー
シング９とで吐出口４を形成するケーシング１０で被わ
れている。前記内側ケース６は通気抵抗係数が３００〜
４００の多孔質のポリプロピレンの焼結樹脂で外側ケー
スは板金製で構成されている。

上記構成において、羽根車１０１が回転すると、吸込口
１０４よシ空気を吸引し、羽根車１ｏ１により昇圧し、
ケーシング１ｏの内部りを通υ吐出口４より吐出する。

前記ケーシング１０の内部りの空気は、羽根車１０１の
昇圧作用により羽根車１ｏ１の吸込部Ｃ′よシ圧力が高
くなっており、上記羽根車１ｏ１の外周や吸込口１０４
と羽根車１ｏ１とのすきま１０４Ａから、上記吸込部Ｃ
′へ戻ろうとする。しかし、上記内側ケース６には微細
な孔が一面に開いているので、前記ケーシング１ｏの内
部りの圧力に応じて、空気が内側ケー７６の外側の間隔
７へ入勺１羽根車１０１やすきま１０４Ａからの逆流が
減少し騒音の発生が小さくて済む。また上記内側ケース
５と外側ケース１゜との間隔７とで１羽根車騒音は吸音
され、また第１の実施例よシ高静圧となる。

発明の効果 以上の実施例の説明よシ明らかなように、本発明によれ
ばケーシング内部での羽根車の内側である吸込部と、羽
根車の外周部であるケーシング内部との圧力差を、ケー
シングの吸込ケーシングの内側ケースおよび外側ケース
に通気性をもたせることによυ均等にするものであるか
ら１羽根車内部への気流の逆流がなくなシ、気流の乱れ
による逆流音が防止され、吸音効果もあシ送風量を低減
することなく低騒音化を図るものである。

また、ケーシングの吸込ケーシングの内側ケースに通気
性をもたせ、外側ケースを板金製とすることにより１羽
根車内部への気流の逆流がなくなり、気流の乱れによる
逆流音を防止し、吸音効果もあり、高静圧も可能となり
、送風量と静圧を低減することなく簡単な安価な構造で
低騒音化を図るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の手段の一実施例を示す多翼ファ
ンの斜視図、第２図は同多翼ファンの側断面図、第３図
は同通気抵抗課数と騒音の関係図、第４図は同第２の手
段の一実施例の多翼ファンの斜視図、第６図は同多翼フ
ァンの側断面図、第８図は従来の多翼ファンの斜視図、
第７図は同多翼ファンの側断面図である。 １・・・・・・吸込ケーシング、２・・・・・・渦巻ケ
ーシング、３・・・・・・ケーシング、４・・・・・・
吐出口、６・・・・・・内側ケース、６・・・・・・外
側ケース、７・・・・・・間隔、８・・・・・・外側ケ
ース、９・・・・・・吸込ケーシング、１０・・・・・
・ケーシング、１０１・・・・・・羽根車。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）プレートを有する羽根車と、前記羽根車の周囲を
   渦巻ケーシングと、メインケーシングと、吸込口を有す
   る吸込ケーシングとで吐出口を形成したケーシングで囲
   み、前記吸込ケーシングを、内側ケースと外側ケースと
   を間隔を有して設置した二重構造とし、かつ多孔質の焼
   結材で成形した多翼ファン。
2. （２）吸込ケーシングの内側ケースを、多孔質の焼結材
   で成形し、外側ケースを金属板で構成した請求項１記載
   の多翼ファン。