JPH051713Y2 - - Google Patents

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JPH051713Y2
JPH051713Y2 JP4925088U JP4925088U JPH051713Y2 JP H051713 Y2 JPH051713 Y2 JP H051713Y2 JP 4925088 U JP4925088 U JP 4925088U JP 4925088 U JP4925088 U JP 4925088U JP H051713 Y2 JPH051713 Y2 JP H051713Y2
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gas chamber
chamber
free piston
diameter
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両等に使用するエアサスペンシヨン
の温度補償機構に関する。
(従来の技術) ガスによるクツシヨン機能をも兼ね備えたエア
サスペンシヨンの構造には、シリンダ内の上部に
ガス室を形成するものや、シリンダ外上部にロー
リングダイヤフラムを介してガス室を形成したも
のがある。
一方、エアサスペンシヨンに限らず一般的な油
圧緩衝器にあつては、温度変化によりその特性が
変化する。この変化を補償する機能として、減衰
力発生用のオリフイスの開口面積を可変とした温
度補償機構が知られている。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来の温度補償機構を従来のエアサス
ペンシヨンに適用した場合、温度変化に応じて発
生する減衰力を調整することはできるが、ガスに
よるバネ特性までを温度変化に対応して調整する
ことはできない。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本考案は、温度変化によ
つてその容積を変化する独立オイル室を設け、こ
の独立オイル室の容積変化によつてフリーピスト
ンを上下動せしめ、このフリーピストンの上下動
によつてガス室或いは油室につながる補償用オイ
ル室の容積を変化せしめるようにした。
(作用) ガス室の容積を直接的に変化せしめるか、補償
用オイル室の容積を変化させることでガス室の容
積を間接的に変化せしめることでガスによるバネ
特性を調整する。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案に係るエアサスペンシヨンの断
面図、第2図は別実施例に係るエアサスペンシヨ
ンの要部拡大断面図である。
エアサスペンシヨンのアウターチユーブ1の底
部にはシートパイプ2を植設し、アウターチユー
ブ1とシートパイプ2の間には上方からインナー
チユーブ3を摺動自在に挿通し、このインナーチ
ユーブ3の上部にはケース4を固着し、インナー
チユーブ内を油室S1として作動油を封入してい
る。
また、インナーチユーブ3の下端部内周面には
シートパイプ2の外周面に摺接するバルブ5を嵌
装し、このバルブ5の上側には内外を連通するオ
リフイス6を形成し、またシートパイプ2の上端
部にはインナーチユーブ3の内周面に摺接するピ
ストン部7を形成し、このピストン部7の下側に
も内外を連通するオリフイス8及び9を形成して
いる。
更に、アウターチユーブ1の内側には、アウタ
ーチユーブ1とインナーチユーブ3との間に間隙
を置いてシリンダ10を植設し、このシリンダ1
0の上部には内外すなわちインナーチユーブ3外
周面との間の間隙とアウターチユーブ1内周面と
の間の間隙とを連通するオリフイス16(第2図
参照)を形成している。更に、アウターチユーブ
1の底部をなすキヤツプ17にはシートパイプ2
内に臨む中空状のセンターボルト18を取付け、
これらキヤツプ17及びセンターボルト18には
シリンダ10とアウターチユーブ1との間隙の下
部をシートパイプ2内に連通するオリフイス19
を形成し、またセンターボルトの上端部にエアー
ガイドを設けシートパイプのオリフイス9からエ
アーがリターンしないようにしている。
また、前記ケース4は中間部を隔壁20にて仕
切り、この隔壁20に形成した孔部にフリーピス
トン21の軸部を摺動自在に挿通し、更にフリー
ピストン21の上端にはケース4内周面に摺接す
る大径ピストン部22を設け、この大径ピストン
部22の上方を大径ガス室S2とし、大径ピスト
ン部22と隔壁20との間をフリーピストン21
の下降限を規制する高圧ガス室S3とし、またフ
リーピストン21の下端にはインナーチユーブ3
内周面に摺接する小径ピストン部23を設け、こ
の小径ピストン部23下方を小径ガス室S4と
し、この小径ガス室S4と大径ガス室S2とをフ
リーピストン21の軸部に形成した孔21aにて
連通し、更に前記隔壁20と小径ピストン部23
との間は密封された独立オイル室S5としてい
る。尚、大径ガス室S2及び高圧ガス室S3には
エアバルブ25,26を介してガスを封入する。
以上において、温度が上昇すると、独立オイル
室S5内のオイルが膨張してその容積が増大し、
フリーピストン21を下方へ押し下げる。する
と、小径ガス室S4の容積は縮小するが大径ガス
室S2の容積は拡大し、ガス室全体としての容積
は増大する。その結果、温度上昇があつてもガス
室内の圧力は略一定となり、安定したエアーバネ
特性が得られる。
また温度が下がつた場合には前記とは逆にガス
室全体の容積が縮小して安定したエアーバネ特性
が得られる。
第2図は別実施例を示す要部拡大図であり、前
記実施例と同一の部分については同一の番号を付
している。
即ち、この別実施例にあつては、アウターチユ
ーブ1の外側にケース4を一体的に形成し、この
ケース4内にアウターチユーブ1外周面に沿つて
摺動するフリーピストン21を設け、このフリー
ピストン21の大径ピストン部22上方にサスペ
ンシヨン内の油室S1と油孔27を介してつなが
る補償用オイル室S6を設け、大径ピストン部2
2と隔壁20との間を高圧ガス室S3とし、更に
隔壁20と小径ピストン部23との間を独立オイ
ル室S5とし、小径ピストン部23の下方は大気
に開放している。
この別実施例の場合には温度が上昇すると、独
立オイル室S5内のオイルが膨張してフリーピス
トン21が下降し補償用オイル室S6の容積が増
大する。そして補償用オイル室S6の容積が増大
するとサスペンシヨン内の油室S1内の作動油が
補償用オイル室S6内に流入し、その分だけ油室
S1の油面が下がり、結果としてガス室の容積が
拡大し、温度上昇があつてもガス室内の圧力は略
一定となり安定したエアーバネ特性が得られる。
また温度が下がつた場合も同様にして安定した
エアバネ特性が得られる。
(考案の効果) 以上に説明した如く本考案によれば、温度変化
に応じてフリーピストンを上下動させ、フリーピ
ストンの上下動によりガス室の容積を変化せしめ
るようにしたので、簡単な機構により安定したエ
アバネ特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエアサスペンシヨンの縦
断面図、第2図は別実施例の要部拡大図である。 尚、図面中、1はアウターチユーブ、3はイン
ナーチユーブ、4はケース、21はフリーピスト
ン、22は大径ピストン部、23は小径ピストン
部、S1は油室、S2は大径ガス室、S3は高圧
ガス室、S4は小径ガス室、S5は独立オイル
室、S6は補償用オイル室である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 作動油とともにガスを封入したエアサスペン
    シヨンにおいて、前記ガス室はフリーピストン
    によつて大径ガス室及び小径ガス室に画成さ
    れ、これら大径ガス室及び小径ガス室はフリー
    ピストンの軸部に形成した通孔によつて連通
    し、更に前記フリーピストンは独立オイル室の
    温度変化に応じた容積変化によつて上下動して
    大径ガス室及び小径ガス室の容積を変化せしめ
    るようにしたことを特徴とするエアサスペンシ
    ヨンの温度補償機構。 (2) 作動油とともにガスを封入したエアサスペン
    シヨンにおいて、このサスペンシヨンのアウタ
    ーチユーブ外側にはフリーピストンによつて画
    成されるとともにサスペンシヨン内の油室と連
    通する補償用オイル室を設け、更に前記フリー
    ピストンは独立オイル室の温度変化に応じた容
    積変化によつて上下動して前記補償用オイル室
    の容積を変化せしめるようにしたことを特徴と
    するエアサスペンシヨンの温度補償機構。
JP4925088U 1988-04-12 1988-04-12 Expired - Lifetime JPH051713Y2 (ja)

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JPH01152131U JPH01152131U (ja) 1989-10-20
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JP2002039249A (ja) * 2000-07-25 2002-02-06 Masaaki Inoue 車両用エアーオイルダンパーサスペンション
JP6894774B2 (ja) * 2017-06-20 2021-06-30 Kybモーターサイクルサスペンション株式会社 緩衝器

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