JPH0516920Y2 - - Google Patents

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JPH0516920Y2
JPH0516920Y2 JP6627888U JP6627888U JPH0516920Y2 JP H0516920 Y2 JPH0516920 Y2 JP H0516920Y2 JP 6627888 U JP6627888 U JP 6627888U JP 6627888 U JP6627888 U JP 6627888U JP H0516920 Y2 JPH0516920 Y2 JP H0516920Y2
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cutting
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンバイン等の脱穀装置から排出さ
れる排稈を短く切断するカツターで、高速回転軸
に所定間隔で配設した円盤切刃と低速回転軸に該
円盤切刃と対向して配設した掻込体とで、排稈の
株元側から穂先までを略同時に切断するデイスク
カツターに関する。
(従来技術) デイスクカツターは、実公昭60−28204号公報
や実公昭61−12208号公報に記載されている如く、
高速回転軸と低速回転軸とを平行に設け、高速回
転軸には円盤切刃を所定間隔で配設し、低速回転
軸には該円盤切刃と対向してその外周縁を挟み込
むように円盤受刃と外周縁に掻込突起を設けた掻
込体とを配設した構成が一般的で、高・低速回転
軸の軸方向と稈身方向を略同方向にして供給され
る排稈を株元側から穂先側まで略同時に切断する
ようにしている。
又、前記構成で、実公昭54−6149号公報や実公
昭54−23040号公報に記載された如く、外周縁に
大きく突出する掻込刃縁を形成した掻込兼用受刃
を、円盤受刃と掻込体とのかわりに低速回転軸の
株元側から穂先側までにわたつて配設する構成も
ある。
(考案が解決しようとする課題) 前記のデイスクカツターで、低速回転軸の軸全
長にわたつて円盤受刃と掻込体とを配設した構成
では、掻込体の掻込作用が強く作用し過ぎて切断
後の排稈の稈身を低速回転軸の軸方向と交差する
状態にして切断済排稈が低速回転軸あるいは高速
回転軸に巻き付くことがある。この巻き付きは、
円盤切刃の配設間隔が広く排稈を比較的長く切断
する場合に、排稈の株元側切断対応位置に多く発
生する傾向がある。
又、低速回転軸の軸全長にわたつて掻込兼用受
刃を配設した構成では、掻込刃縁による排稈の掻
込作用が充分でなく、排稈の穂先側が先に切断さ
れた株元側へ引き込まれて排稈の稈身方向が低速
回転軸の軸方向と交差する状態となつて、低速回
転軸あるいは高速回転軸の穂先側切断対応位置に
巻き付きが発生する傾向がある。
本考案は、このように切断排稈あるいは未切断
排稈が高・低速回転軸の株元側あるいは穂先側に
巻き付くのを効果的に防止しようとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) そこで、本考案では、高速回転軸1に配設した
円盤切刃2と低速回転軸3に配設した掻込体4と
で脱穀装置から排出される排稈を切断するデイス
クカツターにおいて、低速回転軸3に配設する掻
込体4を、排稈の株元側切断対応位置では周縁に
大きく突出する掻込刃縁6を形成した掻込兼用受
刃7を円盤切刃2の刃先に接近した状態で配設し
て構成し、穂先側切断対応位置では周縁に細かい
波形状の刃縁5を形成した丸受刃8と周縁に大き
く突出する掻込突起9を形成した掻込盤10とで
円盤切刃2の刃先を挟み込む状態で配設して構成
した。
又、掻込兼用受刃7に添着する刃押え板23の
外周縁を掻込兼用受刃7の掻込刃縁6に対応する
部分で外方へ突出する形状にした。
(考案の作用及び効果) 低速回転軸3に配設する掻込体4を、排稈の株
元側切断対応位置では周縁に大きく突出する掻込
刃縁6を形成した掻込兼用受刃7を円盤切刃2の
刃先に接近した状態で配設して構成し、穂先側切
断対応位置では周縁に細かい波形状の刃縁5を形
成した丸受刃8と周縁に大きく突出する掻込突起
9を形成した掻込盤10とで円盤切刃2の刃先を
挟み込む状態で配設して構成したので、脱穀装置
から排出された排稈は、稈身方向を低速回転軸3
の軸方向と略同方向にした状態で、該低速回転軸
3に配設した株元側の掻込兼用受刃7の掻込刃縁
6による掻込作用と穂先側の掻込盤10の掻込突
起9による掻入作用を受けながら、高速回転軸1
に配設した円盤切刃2の切り込み作用で切断され
ることになるが、排稈の株元側は稈身が曲がり難
いので、掻込兼用受刃7のみの片側支持で切断さ
れ、曲がり易い排稈の穂先側は丸受刃8と掻込盤
10の両側支持で曲がることなく切断されるの
で、切断作用が稈身の全体にわたつて良好であ
る。
又、稈身が曲がり難く真つ直ぐな排稈の株元側
は掻込兼用受刃7の掻込刃縁6による適度の掻き
送り作用で切断後の排稈の姿勢を変えることな
く、株元側に排稈の巻き付きを発生させず、稈身
が柔らかく曲がり易い排稈の穂先側を掻込盤10
の掻込突起9による強い掻き送り作用と掻込盤1
0と丸受刃8による支持作用で穂先側を株元側と
略同時に円盤切刃2で切り込まれる状態に送り込
んで切断されるので、排稈の穂先側が株元側に引
き込まれて低速回転軸3あるいは高速回転軸1に
巻き付くことがなくなる。
又、掻込兼用受刃7に添着する刃押え板23の
外周縁を掻込兼用受刃7の掻込刃縁6に対応する
部分で外方へ突出する形状にしたので、切断作用
時に、掻込兼用受刃7の大きく突出する掻込刃縁
6に切断後の藁屑や排稈に付着した泥等が滞積し
ようとするが、この掻込兼用受刃7に添着した刃
押え板23の外周縁が該掻込刃縁6に対応する位
置で突出しているので、藁屑等が掻込刃縁6の周
辺に付着するのを防いで、良好な切断状態を長時
間にわたり維持できることになる。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面を参照しながら説
明する。
コンバイン機体を構成する脱穀装置11の後側
に、本考案を具体化したデイスクカツター12を
装着し、脱穀装置11上の排稈移送装置13で横
倒し状態で排出される排稈を切断するようにして
いる。
デイスクカツター12は、長方形状のカツター
ケース14内に掻込体4を所定間隔で配設した低
速回転軸3と円盤切刃2を所定間隔で配設した高
速回転軸1とを平行に横架して構成している。
このカツターケース14の上方に開口した供給
口15には、枢軸16を中心にして前方が上下に
回動するようにした排稈案内板17を設け、上方
へ回動して供給口15を開けば、排稈がカツター
ケース14内へ落し込まれて切断され、下方へ回
動して供給口15を閉じれば、排稈が排稈案内板
17上を後方へ移動して長稈のままで圃場へ落下
するようにしている。
尚、図示を省略したが、カツターケース14の
後側にドロツパーを設け、長稈を一定量毎に集束
して圃場へ放出することも行われる。
18は弾性案内杆で、上端を排稈案内板17に
取り付けた支軸19に巻き付け、下端を掻込体4
の外周縁に接近交差させて、掻込体4の配設間隔
の2倍あるいは3倍の間隔で横に並べて設けてい
る。
カツターケース12の供給口15に近い前上方
側には、低速回転軸3を横架し、カツターケース
14の下方に開口した放出口20に近い後下方に
は、高速回転軸1を横架している。
六角軸からなる低速回転軸3の株元側には、周
縁に周方向一定間隔で大きく突出する掻込刃縁6
を形成した掻込兼用受刃7からなる掻込体4を、
所定間隔毎に位置決めカラー21と刃押え板2
2,23とによつて固定し、低速回転軸3の穂先
側には、周縁に細かい波形状の刃縁5を形成した
丸受刃8と周縁に比較的大きな凹凸の掻込縁9を
形成した掻込盤10とからなる掻込体4を、所定
間隔毎に位置決めカラー21と刃押さえ板25と
によつて固定している。26は巻き付き防止用の
遊転カラーで各掻込体4の間に単独で回転可能に
保持している。
掻込兼用受刃7を挟み込む一方の刃押え板23
の外周縁は、第3図に示す如く、突出する掻込刃
縁6に対応した部分が張り出す六角形にして、藁
屑が掻込刃縁6の内側に溜まらないようにしてい
る。
高速回転軸1の株元側では、前記掻込兼用受刃
7に接近して外周縁の一部が側面視で重なりあう
状態に、又、穂先側では、前記丸受刃8と掻込盤
10との間に外周縁の一部が介入する状態に、外
周縁に細かい波形状の刃縁20を形成した円盤切
刃2を位置決めカラー30と刃押え板31,31
とによつて固定している。32は、巻き付き防止
用の遊転カラーで、各刃押え板31,31の間に
単独で回転可能に保持している。
尚、図示の実施例では、丸受刃8と掻込盤10
からなる掻込体4をカツターケース14内の低速
回転軸3の全長に対して穂先側3分1程度の部分
に設けているが、全長の半分程度にしてもよい。
排稈案内板17を上方へ回動して供給口15を
開口し、排稈移送装置13から排稈をカツターケ
ース14内へ落し込むと、排稈は、掻込体4と円
盤切刃2との交差部で切断され、放出口20から
下方へ放出されることになる。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の一実施例を示すもので、第1図
は一部の平断面図、第2図は側断面図、第3図と
第4図は一部の側断面図、第5図は平断面図であ
る。 1……高速回転軸、2……円盤切刃、3……低
速回転軸、4……掻込体、5……刃縁、6……掻
込刃縁、7……掻込兼用受刃、8……丸受刃、9
……掻込突起、10……掻込盤、23……刃押え
板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 高速回転軸1に配設した円盤切刃2と低速回
    転軸3に配設した掻込体4とで脱穀装置から排
    出される排稈を切断するデイスクカツターにお
    いて、前記掻込体4を、排稈の株元側切断対応
    位置では周縁に大きく突出する掻込刃縁6を形
    成した掻込兼用受刃7を円盤切刃2の刃先に接
    近した状態で配設して構成し、穂先側切断対応
    位置では周縁に細かい波形状の刃縁5を形成し
    た丸受刃8と周縁に大きく突出する掻込突起9
    を形成した掻込盤10とで円盤切刃2の刃先を
    挟み込む状態で配設して構成してなるデイスク
    カツター。 (2) 掻込兼用受刃7に添着する刃押え板23の外
    周縁を掻込兼用受刃7の掻込刃縁6に対応する
    部分で外方へ突出する形状にしてなる実用新案
    登録請求の範囲の第1項に記載のデイスクカツ
    ター。
JP6627888U 1988-05-18 1988-05-18 Expired - Lifetime JPH0516920Y2 (ja)

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JP6627888U JPH0516920Y2 (ja) 1988-05-18 1988-05-18

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JPH01168136U JPH01168136U (ja) 1989-11-27
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