JPH0436595Y2 - - Google Patents

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JPH0436595Y2
JPH0436595Y2 JP1986202960U JP20296086U JPH0436595Y2 JP H0436595 Y2 JPH0436595 Y2 JP H0436595Y2 JP 1986202960 U JP1986202960 U JP 1986202960U JP 20296086 U JP20296086 U JP 20296086U JP H0436595 Y2 JPH0436595 Y2 JP H0436595Y2
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JP
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culm
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scraping
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、コンバイン等の排稈口から送り出
される排稈を一対の回転軸に取着する複数の切断
刃と受刃の間で細断するデイスクカツターに関す
るものである。
(従来技術) 従来、供給される排稈を一対の回転軸に取着す
る複数の切断刃と受刃との交差部で細断するデイ
スクカツターにあつて、排稈の巻付等を防止する
目的で、排稈を交差部へ掻送る掻込体を切断刃と
交差する受刃の背部側に設ける切断方式が、実開
昭54−84257号や実公昭60−38353号等に開示され
ている。
(考案が解決しようとする課題) 上記の如き従来技術にあつては、例えば実開昭
61−136847号の如く、受刃と掻込体とで切断刃を
挟む如く構成したものに比し排稈の巻付は少ない
が、切断刃の一側には排稈を受ける部材が存在せ
ず排稈の切断時の姿勢が安定せず定寸に切断出来
ない欠点を有していた。
(課題を解決するための手段) 一対の平行な回転軸1,2のうち低速回転軸1
には円盤状の受刃3を所定間隔毎に複数取着し、
高速回転軸2には各受刃3の外周部と交差させて
複数の切断刃4,4を取着し、横倒れ姿勢で供給
される排稈を切断する形式のデイスクカツターに
おいて、少なくとも供給される排稈の株元側から
中間部に対応する位置の低速回転軸1には外周に
掻込突起5,5を有する掻込体6を切断刃4と交
差する受刃3の背部近傍位置に取着すると共に、
上方から供給される排稈を切断刃4と受刃3との
交差部へ供給案内する案内体7を該交差部におい
て掻込体6の掻込突起5作用圏内に位置させ、更
に上記掻込体6の背部側近傍に接近位置させて設
け、一組の切断部を切断刃4、受刃3、掻込体
6、案内体7の順に近接して配設し、該切断刃4
と隣接の切断部との間に広幅の空間を設けてなる
デイスクカツターの構成とする。
(考案の作用及び効果) 排稈の切断部への供給に際しては、外周に掻込
突起5,5を有する掻込体6の掻込作用と該掻込
体6の背部側に接近位置する案内体7との相互作
用により、排稈の浮上りを防止しながら切断刃4
と受刃3との交差部へ確実に送り込み、更に、切
断刃4と受刃3とによる切断時にあつても、受刃
3背部近傍に位置する上記掻込体6と案内体7に
より排稈を挾持状態で切断するため、切断刃4の
受刃3交差側とは逆側に何度支持部材及び案内部
材が存在しないにもかかわらず、排稈が浮上る等
の姿勢の乱れを生じることなく、排稈を所定寸法
に確実に切断できるものである。
又、この切断時にあつて、受刃3と共に切断作
用を行う切断刃4の受刃3を交差側とは逆側に
は、上述の如く何等支持部材及び案内部材を設け
ず広幅の空間を形成してある為、排稈には付着す
る土や雑草、又、薄くて柔軟である為長寸に切断
されやすい袴等が巻付くことなくこの空間から容
易に放出されるものである。
更に、従来の如くこの空間中央に案内体を設け
たものにあつては、切断済の排稈をも該案内体に
よつて隣接する切断部材間に押し込みブリツジ現
象を生じこれが巻付の原因となる場合があつた
が、この考案にあつては、上記の如く切断刃4と
隣接の切断部との間に広幅の空間を形成してあ
り、又、案内体7を掻込体6の背部側近傍に接近
位置させて設けてある為、切断後の排稈は該掻込
体6による掻出作用を切断排稈の一端側に受け、
ブリツジ現象を起こすことなく広幅の空間から確
実に排出されるものである。
(実施例) なお図例は、コンバインの排出搬送チエン8下
方に本考案のデイスクカツターを装着したもので
あつて、9はコンバインの脱穀装置、10はカツ
ターケースであつて、上方に排稈の供給口11
を、下方に排稈の放出口12を開口してある。1
3は切替案内板であつて、枢軸14を中心に前方
側が回動し、第2図の如く供給口11を開放し搬
送チエン8によつて搬送される排稈をデイスクカ
ツターに供給する姿勢と、供給口11を閉鎖し、
搬送チエン8によつて搬送される排稈を該切替案
内板13上面によつて案内しデイスクカツター後
方に移送案内する姿勢とに切替可能に構成してあ
る。
カツターケース10内の前方上方側、即ち、供
給口11に近い側には、六角柱材によつて形成さ
れる低速回転軸1を、該低速回転軸1の後方下方
には同じく六角柱材によつて形成される高速回転
軸2を軸架してある。
14は入力プーリであつて高速回転軸2端に取
着され、該高速回転軸2に取着の小径ギヤー15
と低速回転軸1に取着の大径ギヤー16との噛合
によつて動力伝達可能に構成してある。
低速回転軸1には、外周に鋸刃状の刃縁を形成
する円盤状の受刃3を、該軸1に嵌合させる位置
決めカラー17を介して所定間隔毎に複数取着し
てある。
又、高速回転軸2には外周に鋸刃状の刃縁を形
成する円盤状の切断刃4をその外周部を受刃3と
交差させて取着し、刃押さえ板18,18と位置
決めカラー17によつて保持させてある。
供給される排稈の株元側イから中間部ハ、即
ち、排稈の全長の株元側から約3分の2の間に対
応する低速回転軸1には、外周に掻込突起5,5
を有する掻込体6を切断刃4と交差する受刃3の
背部近傍に位置させて取着してある。19は刃押
さえ板、20は巻付防止パイプである。
又、該掻込体6は第4図及び第5図に示す如
く、一枚の鉄板をプレス加工して形成してあり、
中央には巻付防止パイプ20を嵌合保持させる環
状凹部21を形成し、更にその底板中心には低速
回転軸1に嵌合可能の六角穴22を穿設してあ
る。又、該環状凹部21周囲の堤部から底板側に
向け傾斜状に折り返し底板と同一平面をなす受刃
支持部23を形成し、更に、該受刃支持部23か
ら堤部方向に折り返し、リブ24を有する掻込突
起5,5を形成してある。
供給される排稈の穂先側ロに対応する低速回転
軸1には、掻込突起5,5を有する掻込体6と受
刃3とで切断刃4を挟む関係位置に取着してあ
る。
又、排稈の中間部ハち穂先部ロとの境界部の受
刃3は両側の刃押さえ板19,19によつて保持
してある。
案内体7は弾性杆によつて形成され、その上端
は切替案内板13に設ける取付杆25に取着垂下
され、その下端を排稈の株元側イ及び中間部ハに
対応する範囲は掻込体6の背部に近接させ、更に
該掻込体6の外周の掻込突起5,5の作用圏内に
位置させてある。又、排稈の穂先側に対応する範
囲の案内体7は受刃3の背部に位置され同様に掻
込突起5,5の作用圏内に位置させてある。
又、受刃3外周の刃縁は第1図において右側
に、又、切断刃4は左側に屈曲させてあり、該受
刃3の刃縁屈曲点Pと、対向する刃押さえ板19
の外周とを結ぶ線Sよりも外方側となるよう、掻
込体6の掻込突起5の谷部径Rを設定し、受刃
3,3間への切断排稈のはさかりを該谷部で防止
してある。なお、この掻込突起5の谷部径Rは受
刃3の径よりも小さい。
排稈の切断部への供給持にあつて、排稈の株元
側イと中間部ハは、外周に掻込突起5,5を有す
る掻込体6の掻込左右と該掻込体6の背部側に接
近位置する案内体7との相互作用により、排稈の
浮上りを防止しながら切断刃4と受刃3との交差
部へ確実に送り込み、更に、切断刃4と受刃3と
による切断時にあつても、受刃3背部近傍に位置
する上記掻込体6と案内体7により排稈を挾持状
態で切断するため、切断刃4の受刃3交差側とは
逆側に何等支持部材及び案内部材が存在しないに
もかかわず、該株元側イ及び中間部ハの排稈は量
が多く腰が強い特性と相俟つて排稈が浮上る等の
姿勢の乱れを生じることなく、排稈を所定寸法に
確実に切断する。
又、この切断時にあつて受刃3と共に切断作用
を行う切断刃4の受刃3交差側とは逆側に上述の
如く何等支持部材及び案内部材を設けず広幅の空
間を形成してある為、排稈に付着する土や、雑
草、又、薄くて柔軟である為長寸に切断されやす
い袴等が巻付くことなくこの空間から確実に排出
される。
更に、従来の如くこの空間中央に案内体を設け
たものにあつては、切断済の排稈をも該案内体に
よつて隣接する切断部材間に押し込みブリツジ現
象を生じて巻付の原因となる場合があつたが、こ
の考案にあつては、上記の如く切断刃4と隣接の
切断部との間に広幅の空間を形成してあり、又、
案内体7を掻込体6の背部側近傍に接近位置させ
て設けてある為、切断後の排稈は該掻込体6によ
る掻出作用を切断排稈の一端側に受けブリツジ現
象を起こすことなく広幅の空間から確実に排出さ
れる。
又、排稈穂先側ロは、排稈量が少なく、かつ稈
径が細く撓みやすいが、受刃3と掻込体6で排稈
両側を支持した状態で切断刃4により切断するた
め確実に定寸に切断でき、又排稈穂先側ロは土等
の付着もなく乾燥状態も良好であり、又、巻付を
生じやすい袴等も存在せず、上記の如く確実に定
寸に切断されるため、受刃3と掻込体6との間に
排稈が巻付く恐れもない。
更に、排稈の株元側イ及び中間部ハ対応部分の
掻込体6の掻込突起5谷部径Rは、受刃3の刃縁
の屈曲点Pと対向する刃押さえ板19外周を結ぶ
線Sより大に形成してある為、切断排稈の受刃3
の屈曲点Pより内方への侵入を防止する。
又、掻込体6の環状凹部21周囲の堤部と受刃
支持部23とを結ぶ傾斜面は排稈や土等の侵入を
防止する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであつて、第1
図は要部の断面図、第2図は側断面図、第3図は
切断刃の配置説明図、第4図は掻込体6の側面
図、第5図はその断面図である。 図中、符号1は低速回転軸、2は高速回転軸、
3は受刃、4は切断刃、5は掻込突起、6は掻込
体、7は案内体を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の平行な回転軸1,2のうち低速回転軸1
    には円盤状の受刃3を所定間隔毎に複数取着し、
    高速回転軸2には各受刃3の外周部と交差させて
    複数の切断刃4,4を取着し、横倒れ姿勢で供給
    される排稈を切断する形式のデイスクカツターに
    おいて、少なくとも供給される排稈の株元側から
    中間部に対応する位置の低速回転軸1には外周に
    掻込突起5,5を有する掻込体6を切断刃4と交
    差する受刃3の背部近傍位置に取着すると共に、
    上方から供給される排稈を切断刃4と受刃3との
    交差部へ供給案内する案内体7を該交差部におい
    て掻込体6の掻込突起5作用圏内に位置させ、更
    に上記掻込体6の背部側近傍に接近位置させて設
    け、一組の切断部を切断刃4、受刃3、掻込体
    6、案内体7の順に近接して配設し、該切断刃4
    と隣接の切断部との間に広幅の空間を設けてなる
    デイスクカツター。
JP1986202960U 1986-12-24 1986-12-24 Expired JPH0436595Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986202960U JPH0436595Y2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986202960U JPH0436595Y2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24

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Publication Number Publication Date
JPS63103251U JPS63103251U (ja) 1988-07-05
JPH0436595Y2 true JPH0436595Y2 (ja) 1992-08-28

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ID=31167835

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JP1986202960U Expired JPH0436595Y2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084840Y2 (ja) * 1988-10-22 1996-02-14 株式会社クボタ 排ワラ細断装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746726B2 (ja) * 1979-08-09 1982-10-05

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5173798U (ja) * 1974-12-07 1976-06-10
JPS53147267U (ja) * 1977-04-27 1978-11-20
JPS5746726U (ja) * 1980-09-01 1982-03-15
JPS58170947U (ja) * 1982-05-10 1983-11-15 株式会社四国製作所 ディスクカッターの排稈供給装置

Patent Citations (1)

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JPS5746726B2 (ja) * 1979-08-09 1982-10-05

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