JP3708584B2 - 排わらカッター - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明はコンバインの脱穀部後方に設けられ、脱穀済みの排わらを切断して圃場に放出する排わらカッターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来脱穀済みの排わらを切断する排わらカッターとして、カッターケース内に左右方向に軸支された切断軸に所定間隔を介して設けられている複数のディスク状の切断刃が、上記切断軸に平行に支持された掻込軸に軸支され、それぞれの切断刃の側面に近接配置される複数のディスク状の掻込刃とともに切断動作する構造のものが知られている。このとき切断刃と掻込刃の外周が側面視で干渉している状態のときに、切断刃と掻込刃が上方の排わらを掻き込む方向に切断軸と掻込軸を回転させることで切断が行われる。そしてこの排わらカッターの1種に、切断刃を互いに切断軸方向の所定ピッチ毎に大径と小径をなす大径刃と小径刃とで構成し、掻込軸と切断軸との軸間距離を調整することにより排わらを長尺と短尺に切り分ける機構としたマルチカッターがある。
【0003】
つまり上記マルチカッターは、切断軸と掻込軸の軸間距離を初期設定値(最短長さ)より長くし、小径刃と掻込刃の外周が側面視で干渉しないしない状態にすることで小径刃による切断作業を不能にして、大径刃のみの切断作業で排わらを大径刃のピッチに切断(長尺に切断)する場合と、切断軸と掻込軸の軸間距離を初期設定値にし、小径刃、大径刃ともに掻込刃と外周が側面視で干渉する状態にすることで大径刃及び小径刃ともに切断作業を可能として、排わらを大径刃と小径刃によって大径刃のピッチより短い小径刃のピッチに切断(短尺に切断)する場合とに切り換えてその切断長さの変更を行う構造になっている。このとき小径刃と対応する掻込刃には近接する小径刃の刃先を覆うリング状の受けが設けられており、小径刃は受けで排わらを保持しながら切断する構造になっている。
【0004】
一方圃場に放出された切わら(切断された排わら)は、ロールベラー等による回収、燃焼、トラクターのロータリー等で土中にすき込み腐食させる等の処理がなされる。このとき回収する場合及び燃焼させる場合は、回収又は燃焼が容易となるように排わらを長尺に切断し、土中にすき込む場合は、切わらが土中で均等になり腐食が容易となるように短尺に切断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし排わらの短尺切断は、大径刃と小径刃の径の差によって、まず排わらが大径刃によって長尺に切断され、続いて長尺に切断された切わらが小径刃側に自然落下状態で送られ、小径刃によって短尺に切断されるシステムとなっている。このため大径刃によって長尺に切断された切わらが、角度を持って小径刃に送られると該角度の分だけ切断長さがばらつく。そして切断長さがばらつくと、土中にすき込まれた切わらの腐食の時期がばらつき圃場の整備状態にばらつきが生じるという問題があった。
【0006】
また切断刃と掻込刃との間隔は切断能力に関係するため、シビアな調整が求められる。しかしその値が切断刃及び掻込刃の径に比較して十分に小さなものであることと、切断刃と掻込刃が刃先角を形成する傾斜面の反対側の側面が向き合って設けられていることにより、上記間隔を許容値内に調整しても切断刃及び掻込刃が回転動作すると、お互いの刃先がふれによって接衝することがあった。そしてこのことが、上記調整作業を困難なものにしていた。
【0007】
また大径刃に対応する掻込刃は、受けを設けると、掻込刃の中心に近い位置から大径刃の刃先を覆うことになり、掻込刃と受けの溝に排わらが巻き付くことから、受けが設けられていない。このため大径刃による切断動作が不安定となり、切断が行われない場合があるという欠点もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するための本発明の排わらカッターは、カッターケース9内に左右方向に軸支された切断軸13に複数のディスク状の切断刃18を所定間隔を介して軸支し、該切断刃18を、所定径の大径刃19と、該大径刃19より小径な小径刃21とで構成し、上記切断軸13に対して平行に支持された掻込軸14に上記切断刃18と対応して且つ外周を側面視で干渉せしめて近接し合う複数のディスク状の掻込刃17を軸支し、該小径刃21と対応する掻込刃17には近接する小径刃21の刃先を覆うリング状の受け26を設け、上記掻込軸14と切断軸13との軸間距離の調整により排わらを長尺と短尺に切り分ける機構とした排わらカッターにおいて、各切断刃18を相対応する掻込刃17の刃先角を構成する傾斜面24側に近接配置するとともに、小径刃21の傾斜面23を相対応する掻込刃17側に位置させ、大径刃19に対応する掻込刃17には、大径刃19の刃先を覆う受けを設けず、大径刃19の傾斜面23を相対応する掻込刃17の反対側に位置させてなる
【0009】
【作用】
径刃19によって排わらがが切断される切断タイミングが、掻込刃17の傾斜面24側の側面と大径刃19の傾斜面23の反対側の側面とに排わらが挟まれた時となり、排わらが最初に掻込刃17と大径刃19に接触した時より遅れる。一方小径刃21の排わらの切断タイミングは、小径刃21に備えられた受け26によって、排わらが最初に掻込刃17と小径刃21に接触した時から間もなくとなる。わらが最初に掻込刃17と小径刃21に接触するのは、排わらが最初に掻込刃17と大径刃19に接触したときより、大径刃19と小径刃21の径の差だけ遅れるため、大径刃19による切断と小径刃21による切断がほぼ同時に行われる。
【0010】
また小径刃21と掻込刃17は、お互いに傾斜面23と傾斜面24が向かい合った状態で取り付けられているので、刃先側の距離は傾斜している分だけ、切断刃18と掻込刃17の距離より長くなる。このためふれによる互いの刃先の接衝が、刃先側の距離と、切断刃18と掻込刃17の距離の差分だけ防止される。
【0011】
【実施例】
図1はコンバインの全体平面図で、機体1の前方には前処理部2が、右方前端には運転席3が、該運転席3の左側には脱穀部4がそれぞれ配置されている。脱穀部4後方には、脱穀後の穀稈(排わら)を搬送する排わら搬送部6が右側に傾斜せしめて設けられ、その後端部下方には排わら搬送部6から落下した排わらを切断する排わらカッター7が機体1側に取り付けて設けられている。また排わらカッター7上方には開閉自在の切換板8が付設されており、該切換板8が開放している場合は排わらが排わらカッター7に送られ、切換板8が閉じている場合は、排わらが切換板8上面を滑ってそのまま排わらカッター7後方に放出される構造になっている。
【0012】
上記排わらカッター7は図2,図3に示されるように、カッターケース9内の左右の側板11,12間に回転自在に切断軸13が軸支されているとともに、該切断軸13前方に切断軸13に対して平行に掻込軸14が回転自在に軸支されている。また掻込軸14下方には伝動軸16が左側板11に回転自在に軸支されている。そして上記掻込軸14に複数のディスク状の掻込刃17が所定間隔を介して一体回転するように軸支されているとともに、上記切断軸13には上記掻込刃17それぞれと対応して近接し合う複数のディスク状の切断刃18が一体回転するように軸支されている。なお上記掻込軸14は後述する機構により切断軸13に対して軸間距離が調整可能となっている。
【0013】
図4に示されるように、切断刃18は所定径の大径刃19と該大径刃19より小径な小径刃21の2種類で構成されており、T間隔に大径刃19が、大径刃19間にt間隔で小径刃21がそれぞれ設置されている。そして図6,図7に示されるように大径刃19,小径刃21ともに外周に鋸歯状の歯22が形成されおり、後述するような鋸歯角度を有している。また片方の側面は刃先角を構成するために傾斜している傾斜面23を備えている。
【0014】
また図6,図7に示されるように掻込刃17は、円板の外周に鋸歯状の歯25が形成された形状となっており、片方の側面は刃先角を構成するために傾斜している傾斜面24を備えている。そして図4に示されるように傾斜面24側の側面を一定方向に向け、上記のように切断刃18に近接して平行に掻込軸14に軸支されている。また上記小径刃21と対応する掻込刃17には、相対する小径刃21の刃先を覆うリング状の受け26が設けられている。なお大径刃19に対応する掻込刃17には該受け26を設けないが、これは掻込刃17の中心に近い位置から大径刃19の刃先を覆うことになるため、掻込刃17と受け26の溝が深くなり排わらが巻き付くことを防止するためである。
【0015】
つぎに切断刃18と掻込刃17との近接状態について説明する。図4,図5に示されるように、切断刃18は相対応する掻込刃17の傾斜面24側に所定距離Sを介して近接配置されており、小径刃21は傾斜面23が相対応する掻込刃17側に向くように、大径刃19は傾斜面23が相対応する掻込刃17の反対側に向くようにセットされている。なお上記所定距離Sは掻込刃17又は切断刃18の径に対して十分小さな値となっている。そして切断刃18と掻込刃17の外周が側面視で干渉した状態のときに、切断刃18と掻込刃17が上方の排わらを掻き込む方向に切断軸13と掻込軸14を回転させることで切断が行われる。
【0016】
このとき大径刃19の排わらの切断タイミングは、掻込刃17の傾斜面24側の側面17aと大径刃19の傾斜面23の反対側の側面19bに排わらが挟まれた時となり、排わらが最初に掻込刃17と大径刃19に接触した時より遅れる。一方小径刃21の排わらの切断タイミングは、小径刃21と掻込刃17の上記取り付け関係と、小径刃21に備えられた受け26によって、排わらが最初に掻込刃17と小径刃21に接触した時から間もなくとなる。なお小径刃21は、排わらを受け26で支えながら(保持しながら)切断する構造になっているため、排わらが最初に掻込刃17と小径刃21に接触した時から間もなく確実に切断が行われるのである。
【0017】
また小径刃21と掻込刃17が、傾斜面24側の側面21bと傾斜面23側の側面17aが向かい合った状態で取り付けられているので、お互いの刃先側の距離は、傾斜分だけSより長くなる。このためふれによる互いの刃先の接衝が、刃先側の距離とSの差だけ防止され、小径刃21と掻込刃17の間の距離Sの管理が容易となり組み付け調整が簡単となる。
【0018】
一方図6,図7に示されるように切断刃18外周に形成されている鋸歯状の歯22は、大径刃19においては、歯先が回転方向に向くように鋸歯角度が形成されており、小径刃21においては歯先が反回転方向に向くように鋸歯角度が形成されている。つまり掻込刃17と切断刃18を切断動作のために回転させると、大径刃19は鋸歯の切り立った側の刃(下刃27)が掻込刃17に向かい、小径刃21は鋸歯の傾斜側の刃(上刃28)が掻込刃17に向かうようになっている。
【0019】
つぎに上記掻込軸14の支持構造及び切断軸13と掻込軸14の駆動機構について図8に従って説明する。まず駆動機構について説明する。図2及び図9に示されるように、切断軸13の左端部はカッターケース9から突出しており、この突出した左端には、入力プーリ29と該入力プーリ29より右側方に駆動プーリ31がそれぞれ切断軸13と一体回転するように軸支されている。一方伝動軸16には従動プーリ32が一体回転するように軸支されており、該従動プーリ32が上記駆動プーリ31とチェーン33等の連動手段で連結されている。また伝動軸16には上記従動プーリ32より左側方に駆動ギヤ34が伝動軸16と一体回転するように軸支されており、掻込軸14のカッターケース9から突出した左端部に一体回転するように軸支された従動ギヤ36と噛合している。そして脱穀部4側から駆動ベルト37を介して入力プーリ29に入力された駆動力は、上記機構を介して掻込軸14と切断軸13に伝達される。
【0020】
つぎに掻込軸14の支持構造について説明する。掻込軸14は側板11,12に備えられた前後方向の長孔38内に前後摺動自在にカラー39を介して挿通されている。一方側板11,12の外側方にはベアリングを内装したカウンターメタル40が側板11,12に対して摺動自在に設けられており、掻込軸14はカウンターメタル40のベアリングに上記カラー39を介して嵌合している。またカウンターメタル40には下方にアーム45が突出しており、アーム45の端部は伝動軸16に回転自在に支持されている。一方カウンターメタル40上方は連結ピン50を介してリンク43の一端が連結されており、該リンク43の他端はカッターケース9に前後揺動自在に支持されている切換レバー44の取付アーム46に連結されている。なお該取付アーム46は切換レバー44と一体的に揺動する。
【0021】
上記構造によって掻込軸14は、切換レバー44を前後(AB間)揺動することによって伝動軸16を支点として前後に平行移動し、切断軸13との軸間距離の調整ができるようになっている。そして切換レバー44をA側に揺動させ掻込軸14と伝動軸16の軸間距離を最短(初期設定値)にすると、大径刃19及び小径刃21と掻込刃17の外周が側面視において干渉する。また切換レバー44をB側に揺動させ掻込軸14と伝動軸16の軸間距離を長くすると、小径刃21と掻込刃17の外周が側面視において干渉しなくなり、大径刃19と掻込刃17のみ外周が側面視において干渉する。
【0022】
つまり切換レバー44をB側に揺動させて切断動作(掻込軸14及び切断軸13の回転動作)を行わせると長尺切断となり、A側に揺動させて切断動作を行わせると短尺切断となる。なお掻込軸14への駆動力の伝達は伝動軸16の駆動ギヤ34と掻込軸14の従動ギヤ36の噛合によって行われているが、掻込軸14が伝動軸16を中心に移動するので伝達効率に変化は無い。なお上記掻込軸14の支持構造及び切断軸13と掻込軸14の駆動機構は従来のマルチカッターと同様のものである。
【0023】
以下に上記構造による排わらカッター7の切断動作について説明する。まず切換レバー44をB側に揺動させ排わらを長尺切断する場合について説明する。この場合は上記のように切断軸13と掻込軸14が離れ、小径刃21と掻込刃17の外周が側面視において干渉しなくなる。このため切断軸13と掻込軸14を回転動作させると、大径刃19のみの切断動作となり、排わらカッター7に送られた排わらは、前述のような切断タイミングで大径刃19によって大径刃19の間隔Tで切断され圃場に放出される。
【0024】
このとき大径刃19の鋸歯状の歯22が、前述のように下刃27が掻込刃17に向かう状態となっているため、排わらを掻込刃17の歯と大径刃19の歯22とで遊びなく挾持しながら切断を行い、受け26を有しなくとも、確実に排わらを切断することができる。
【0025】
つぎに切換レバー44をA側に揺動させ排わらを短尺切断する場合について説明する。この場合は前述のように切断軸13と掻込軸14の軸間距離が初期設定置にセットされ、大径刃19及び小径刃21とも掻込刃17と外周が側面視において干渉する。これにより切断軸13と掻込軸14を回転動作させると、排わらカッター7に送られた排わらは、まず大径刃19と掻込刃17に接触するが、前述のようにすぐ切断はされず、大径刃19と掻込刃17によって掻き込まれ、小径刃21方向に送られる。そしてその後排わらは、径の差だけ遅れて小径刃21と掻込刃17に接触する。そしてこの遅れと上記大径刃19の切断タイミングの遅れによって、大径刃19による切断と小径刃21による切断がほぼ同時に行われ、排わらが小径刃21の間隔tに切断される。
【0026】
つまり大径刃19による切断と小径刃21による切断に遅れが生じないため、従来のように大径刃19によって切断された切わらが自然落下状態で小径刃21に送られることなく、排わらが大径刃19と小径刃21とによって同時に切断されることで短切断時の切わらの長さのばらつきがなくなる。このため短切断された切りわらを土中にすき込む場合、切わらの腐食の時期のばらつきがなくなり圃場の整備状態が安定する。なお小径刃21は受け26によって排わらを保持しながら切断するため、大径刃19と同様なわらの挾持作用が不要となる。このため小径刃21は刃に負担をかけず刃の寿命を長くするため、上刃28が掻込刃17に向かう状態で排わらを切断するように構成されている。
【0027】
【発明の効果】
以上のように構成される本発明によれば、大径刃による切断のタイミングが遅れるため、大径刃と小径刃による切断動作を行う場合、大径刃による排わらの切断と小径刃による排わらの切断がほぼ同時に行われる。このため排わらの切断長さのばらつきがなくなり、圃場における切断された藁の腐食が均等に行われるという利点がある。また小径刃と掻込刃の間の距離を調整する場合、小径刃と掻込刃はお互い刃先の傾斜面が相対しているので、ディスク状カッターの先端のふれによる互いの接衝の防止のための間隔調整が行い易い。このため小径刃と掻込刃の間の距離の管理が容易となり組み付け調整が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの平面図である。
【図2】 排わらカッターの平面図である。
【図3】 排わらカッターの側面図である。
【図4】 排わらカッターのカッター部分の平面図である。
【図5】 掻込刃と切断刃の要部拡大平面図である。
【図6】 掻込刃と大径刃の取り付け関係を示す側面図である。
【図7】 掻込刃と小径刃の取り付け関係を示す側面図である。
【図8】 掻込軸と切断軸の駆動と掻込刃の移動構造を示す略側面図である。
【符号の説明】
9 カッターケース
13 切断軸
14 掻込軸
17 掻込刃
18 切断刃
19 大径刃
21 小径刃
22 歯
23 傾斜面
24 傾斜面
26 受け

Claims (1)

  1. カッターケース(9)内に左右方向に軸支された切断軸(13)に複数のディスク状の切断刃(18)を所定間隔を介して軸支し、該切断刃(18)を、所定径の大径刃(19)と、該大径刃(19)より小径な小径刃(21)とで構成し、上記切断軸(13)に対して平行に支持された掻込軸(14)に上記切断刃(18)と対応して且つ外周を側面視で干渉せしめて近接し合う複数のディスク状の掻込刃(17)を軸支し、該小径刃(21)と対応する掻込刃(17)には近接する小径刃(21)の刃先を覆うリング状の受け(26)を設け、上記掻込軸(14)と切断軸(13)との軸間距離の調整により排わらを長尺と短尺に切り分ける機構とした排わらカッターにおいて、各切断刃(18)を相対応する掻込刃(17)の刃先角を構成する傾斜面(24)側に近接配置するとともに、小径刃(21)の傾斜面(23)を相対応する掻込刃(17)側に位置させ、大径刃(19)に対応する掻込刃(17)には、大径刃(19)の刃先を覆う受けを設けず、大径刃(19)の傾斜面(23)を相対応する掻込刃(17)の反対側に位置させてなる排わらカッター。
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