JPH0516851A - 自動二輪車のシートロツク構造 - Google Patents
自動二輪車のシートロツク構造Info
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- JPH0516851A JPH0516851A JP19279091A JP19279091A JPH0516851A JP H0516851 A JPH0516851 A JP H0516851A JP 19279091 A JP19279091 A JP 19279091A JP 19279091 A JP19279091 A JP 19279091A JP H0516851 A JPH0516851 A JP H0516851A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- key cylinder
- grab rail
- motorcycle
- upper plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キーシリンダの位置決めが容易で、かつ取付
強度を増すことができる自動二輪車のシートロック構造
を供する。 【構成】 車体に対し着脱自在または開閉自在にシート
を設けた自動二輪車において、車体フレーム4の後部4
cにグラブレール取付ステー61を備え、シート後部に設
けた係止片79と係合してシートロックを行うキーシリン
ダ76をリヤカウル90の上板部に設け、同リヤカウル上板
部を前記グラブレール取付ステー61に固着したことを特
徴とする自動二輪車のシートロック構造。
強度を増すことができる自動二輪車のシートロック構造
を供する。 【構成】 車体に対し着脱自在または開閉自在にシート
を設けた自動二輪車において、車体フレーム4の後部4
cにグラブレール取付ステー61を備え、シート後部に設
けた係止片79と係合してシートロックを行うキーシリン
ダ76をリヤカウル90の上板部に設け、同リヤカウル上板
部を前記グラブレール取付ステー61に固着したことを特
徴とする自動二輪車のシートロック構造。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車におけるシ
ートロックの構造に関する。
ートロックの構造に関する。
【0002】
【従来技術】車体に対し着脱自在または開閉自在にシー
トを設け、シート下方をヘルメット等の収納ボックスと
した自動二輪車は、盗難を防止するためシートを開かな
いように施錠するシートロック機構を備えている。かか
る自動二輪車における従来のシートロック構造の例(実
公昭62-10223号公報)を図1に示す。
トを設け、シート下方をヘルメット等の収納ボックスと
した自動二輪車は、盗難を防止するためシートを開かな
いように施錠するシートロック機構を備えている。かか
る自動二輪車における従来のシートロック構造の例(実
公昭62-10223号公報)を図1に示す。
【0003】該自動二輪車の車体フレーム01には、燃料
タンク06を固定するための保持片04、座席用緩衝ゴム03
およびリヤカウル05が付設され、燃料タンク06の後方に
位置してシート07が載置されている。シート07は、その
底板08の前部に突設された突片09が保持片04に係合さ
れ、底板08の底面に付設された緩衝ゴム02と前記座席用
緩衝ゴム03を介して車体フレーム01上に載置されるとと
もに、シートロック機構により施錠される。
タンク06を固定するための保持片04、座席用緩衝ゴム03
およびリヤカウル05が付設され、燃料タンク06の後方に
位置してシート07が載置されている。シート07は、その
底板08の前部に突設された突片09が保持片04に係合さ
れ、底板08の底面に付設された緩衝ゴム02と前記座席用
緩衝ゴム03を介して車体フレーム01上に載置されるとと
もに、シートロック機構により施錠される。
【0004】このシートロック構造は、リヤカウル05に
固設されたキーシリンダ010 に、その下端に水平方向に
揺動自在に設けられた第1アーム011 と同第1アーム01
1 の自由端に枢支され一方向へ付勢された第2アーム01
2 とが設けられ、第2アーム012 の先端の凹状係止部
が、シート07の後端に突設された係止突片013 に係合し
て施錠するようになっていた。ロック解除するには、キ
ーをキーシリンダ010に差し込んで回せば、第1アーム0
11 とともに第2アーム012 が回動して係止突片013 と
の係合を外すことができる。
固設されたキーシリンダ010 に、その下端に水平方向に
揺動自在に設けられた第1アーム011 と同第1アーム01
1 の自由端に枢支され一方向へ付勢された第2アーム01
2 とが設けられ、第2アーム012 の先端の凹状係止部
が、シート07の後端に突設された係止突片013 に係合し
て施錠するようになっていた。ロック解除するには、キ
ーをキーシリンダ010に差し込んで回せば、第1アーム0
11 とともに第2アーム012 が回動して係止突片013 と
の係合を外すことができる。
【0005】
【解決しようとする課題】リヤカウル05は、車体フレー
ム01に固設されるが、キーシリンダ010 が取付けられる
リヤカウル05の上板部は固定されていない。したがって
第2アーム012 が係止突片013に係合する高さ位置にキ
ーシリンダ010 を位置決めすることが難しい。またキー
シリンダ010 の取付強度を十分に確保することが困難で
ある。
ム01に固設されるが、キーシリンダ010 が取付けられる
リヤカウル05の上板部は固定されていない。したがって
第2アーム012 が係止突片013に係合する高さ位置にキ
ーシリンダ010 を位置決めすることが難しい。またキー
シリンダ010 の取付強度を十分に確保することが困難で
ある。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、キーシリンダの位置決めが容
易で、かつ取付強度を増すことができる自動二輪車のシ
ートロック構造を供する点にある。
で、その目的とする処は、キーシリンダの位置決めが容
易で、かつ取付強度を増すことができる自動二輪車のシ
ートロック構造を供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明は、車体に対し着脱自在または開
閉自在にシートを設けた自動二輪車において、車体フレ
ームの後部にグラブレール取付ステーを備え、シート後
部に設けた係止片と係合してシートロックを行うキーシ
リンダをリヤカウル上板部に設け、同リヤカウル上板部
を前記グラブレール取付ステーに固着した自動二輪車の
シートロック構造とした。
成するために、本発明は、車体に対し着脱自在または開
閉自在にシートを設けた自動二輪車において、車体フレ
ームの後部にグラブレール取付ステーを備え、シート後
部に設けた係止片と係合してシートロックを行うキーシ
リンダをリヤカウル上板部に設け、同リヤカウル上板部
を前記グラブレール取付ステーに固着した自動二輪車の
シートロック構造とした。
【0008】キーシリンダの設けられるリヤカウル上板
をグラブレール取付ステーに固着するので、キーシリン
ダの位置決めが容易でかつ取付強度を増すことができ
る。
をグラブレール取付ステーに固着するので、キーシリン
ダの位置決めが容易でかつ取付強度を増すことができ
る。
【0009】
【実 施 例】以下図2ないし図15に図示した本発明の
一実施例について説明する。図2は、本発明が適用され
たスクータ型自動二輪車1の一部省略した側面図、図2
はその平面図である。ヘッドパイプ2から下方へダウン
チューブ3が延出し、その下端を若干後方へ屈曲させて
おり、同ダウンチューブ3の屈曲部の若干上方位置から
左右に分岐しかつ後方へ屈曲してサイドフレーム4が延
出している。左右のサイドフレーム4はパイプ材からな
り、後方へ水平に延びたステップ部4aから立ち上がり
部4bを経て左右後端部4cどうしをグラブレール取付
ステー61が連結している。
一実施例について説明する。図2は、本発明が適用され
たスクータ型自動二輪車1の一部省略した側面図、図2
はその平面図である。ヘッドパイプ2から下方へダウン
チューブ3が延出し、その下端を若干後方へ屈曲させて
おり、同ダウンチューブ3の屈曲部の若干上方位置から
左右に分岐しかつ後方へ屈曲してサイドフレーム4が延
出している。左右のサイドフレーム4はパイプ材からな
り、後方へ水平に延びたステップ部4aから立ち上がり
部4bを経て左右後端部4cどうしをグラブレール取付
ステー61が連結している。
【0010】ヘッドパイプ2に支持されてハンドル5が
揺動自在に設けられ、ハンドル5と一体にヘッドパイプ
2の下方にフロントフォーク6が延び、その下端に前輪
7が軸支されている。
揺動自在に設けられ、ハンドル5と一体にヘッドパイプ
2の下方にフロントフォーク6が延び、その下端に前輪
7が軸支されている。
【0011】一方サイドフレーム4のステップ部4aか
ら立上がり部4bへの屈曲部にブラケット19が設けられ
ていて、同ブラケット19にリンク機構8によって前部を
支持されて、サイドフレーム4の立上がり部4bの下方
にパワーユニット9が上下に揺動自在に配設されてい
る。パワーユニット9は、エンジン10、動力伝達装置1
1、後輪12が一体に構成されたもので、前部をリンク機
構8によって支持され、後部と車体フレームとの間には
リヤクッション13が介装されて支持されている。
ら立上がり部4bへの屈曲部にブラケット19が設けられ
ていて、同ブラケット19にリンク機構8によって前部を
支持されて、サイドフレーム4の立上がり部4bの下方
にパワーユニット9が上下に揺動自在に配設されてい
る。パワーユニット9は、エンジン10、動力伝達装置1
1、後輪12が一体に構成されたもので、前部をリンク機
構8によって支持され、後部と車体フレームとの間には
リヤクッション13が介装されて支持されている。
【0012】サイドフレーム4の左右のステップ部4a
には上面に沿って前後に長尺のブラケット14が固着さ
れ、この左右のブラケット14間に燃料タンク15が装架さ
れている。またサイドフレーム4の左右の立上がり部4
bにそれぞれ溶接されたボックス取付ブラケット16と、
サイドフレーム4の後端のグラブレール取付ステー61よ
り前方へ突設されたブラケット17の水平板部17aに設け
られた取付穴17cに、それぞれ前部左右と後部をボルト
・ナットで固着されてヘルメット収納ボックス18がエン
ジン10の上方に配設されている。
には上面に沿って前後に長尺のブラケット14が固着さ
れ、この左右のブラケット14間に燃料タンク15が装架さ
れている。またサイドフレーム4の左右の立上がり部4
bにそれぞれ溶接されたボックス取付ブラケット16と、
サイドフレーム4の後端のグラブレール取付ステー61よ
り前方へ突設されたブラケット17の水平板部17aに設け
られた取付穴17cに、それぞれ前部左右と後部をボルト
・ナットで固着されてヘルメット収納ボックス18がエン
ジン10の上方に配設されている。
【0013】車体前方は、ヘッドパイプ2、ダウンチュ
ーブ3を覆うようにしてフロントカバー20が設けられ、
車体後方はヘルメット収納ボックス18の周囲を覆うよう
にしてリヤカバー21が設けられ、両カバー20,21間に足
載せ空間を形成して、燃料タンク15の上をステップフロ
ア22が覆っている。
ーブ3を覆うようにしてフロントカバー20が設けられ、
車体後方はヘルメット収納ボックス18の周囲を覆うよう
にしてリヤカバー21が設けられ、両カバー20,21間に足
載せ空間を形成して、燃料タンク15の上をステップフロ
ア22が覆っている。
【0014】また左右のサイドフレーム4の立ち上がり
部4bの後端近傍には、それぞれリヤフェンダ23を取付
けるためのブラケット24、25が前後に突設されていて、
後方の左右ブラケット25には略コ字状に形成された吊設
部材26がボルト・ナット81により取付けられ、吊設部材
26の連結部とリヤフエンダー23の上板部23aとをボルト
・ナット82が固着してリヤフエンダー23を吊持してい
る。
部4bの後端近傍には、それぞれリヤフェンダ23を取付
けるためのブラケット24、25が前後に突設されていて、
後方の左右ブラケット25には略コ字状に形成された吊設
部材26がボルト・ナット81により取付けられ、吊設部材
26の連結部とリヤフエンダー23の上板部23aとをボルト
・ナット82が固着してリヤフエンダー23を吊持してい
る。
【0015】リヤカバー21内のヘルメット収納ボックス
18の上方開口はシート27によって開閉自在に閉塞される
ようになっている。リヤフェンダー23の前端部に上端部
を固着されて板状の泥よけラバー28が下方斜め前方へ延
出して後輪12とエンジン10の上方とを遮断し後輪12で巻
き込むスプラッシュやほこりがキャブレタ30周辺にかか
らないようにするとともに、泥よけラバー28の上端部が
ヘルメット収納ボックス18の後壁18aの外面下端部に当
接して隙間をなくしエンジンの熱気がアルミ箔が貼着さ
れていないヘルメット収納ボックス18の上部にまで上昇
するのを防止しヘルメット収納ボックス18内の温度が上
昇するのを防いでいる。
18の上方開口はシート27によって開閉自在に閉塞される
ようになっている。リヤフェンダー23の前端部に上端部
を固着されて板状の泥よけラバー28が下方斜め前方へ延
出して後輪12とエンジン10の上方とを遮断し後輪12で巻
き込むスプラッシュやほこりがキャブレタ30周辺にかか
らないようにするとともに、泥よけラバー28の上端部が
ヘルメット収納ボックス18の後壁18aの外面下端部に当
接して隙間をなくしエンジンの熱気がアルミ箔が貼着さ
れていないヘルメット収納ボックス18の上部にまで上昇
するのを防止しヘルメット収納ボックス18内の温度が上
昇するのを防いでいる。
【0016】パワーユニット9のエンジン10の上部には
キャブレタ30が配設され、キャブレタ30より後方で動力
伝達装置11の上には左側方に変位したリヤクッション13
を外側にう回してエアクリーナ31が設けられていて、エ
アクリーナ31とキャブレタ30とはダクト32を介して連通
している。
キャブレタ30が配設され、キャブレタ30より後方で動力
伝達装置11の上には左側方に変位したリヤクッション13
を外側にう回してエアクリーナ31が設けられていて、エ
アクリーナ31とキャブレタ30とはダクト32を介して連通
している。
【0017】またエアクリーナ31からは前方へフレキシ
ブルダクト33が延出して、左側サイドフレーム4の立上
がり部4bに接続されて内部が連通されている。この左
側サイドフレーム4の立上がり部4bのさらに上方位置
に突出した開口部34が設けられ、同開口部34を覆ってエ
ア吸入ダクト35がリヤカバー21に形成され、エア吸入ダ
クト35は前方に開口35aを有している。
ブルダクト33が延出して、左側サイドフレーム4の立上
がり部4bに接続されて内部が連通されている。この左
側サイドフレーム4の立上がり部4bのさらに上方位置
に突出した開口部34が設けられ、同開口部34を覆ってエ
ア吸入ダクト35がリヤカバー21に形成され、エア吸入ダ
クト35は前方に開口35aを有している。
【0018】したがってリヤカバー21の側壁の吸入ダク
ト35から吸入されたエアは、開口部34からサイドフレー
ム4に入り、次いでフレキシブルダクト33に抜けてエア
クリーナ31に流入し、清浄なエアとしてダクト32を介し
てキャブレタ30に送られる。
ト35から吸入されたエアは、開口部34からサイドフレー
ム4に入り、次いでフレキシブルダクト33に抜けてエア
クリーナ31に流入し、清浄なエアとしてダクト32を介し
てキャブレタ30に送られる。
【0019】エンジン10から延出した排気管36はエンジ
ン10の右側下方を通って、後輪12の右側に位置するマフ
ラー37に連通している。
ン10の右側下方を通って、後輪12の右側に位置するマフ
ラー37に連通している。
【0020】図4および図5に図示するようにヘルメッ
ト収納ボックス18より後方において、サイドフレーム4
の左右立上がり部4b間にクロスパイプ40が架設されて
おり、同クロスパイプ40の左端に前方へ向けリヤクッシ
ョン取付ブラケット41が突設されていて、同リヤクッシ
ョン取付ブラケット41に前記リヤクッション13の上端が
ボルト42によって枢着されている。
ト収納ボックス18より後方において、サイドフレーム4
の左右立上がり部4b間にクロスパイプ40が架設されて
おり、同クロスパイプ40の左端に前方へ向けリヤクッシ
ョン取付ブラケット41が突設されていて、同リヤクッシ
ョン取付ブラケット41に前記リヤクッション13の上端が
ボルト42によって枢着されている。
【0021】該クロスパイプ40は、リヤクッション取付
ブラケット41より右側の幅方向中央の上半円筒部が下方
へ押しつぶされて凹部40aを形成しており、同凹部40a
にバッテリ載置用の筐体43が載り、その背壁を前記ブラ
ケット17の垂直板部17bにボルト49により固着してい
る。ヘルメット収納ボックス18の後壁18aの中央上部は
切欠かれていて、この切欠きに上記筐体43が嵌合してい
る。
ブラケット41より右側の幅方向中央の上半円筒部が下方
へ押しつぶされて凹部40aを形成しており、同凹部40a
にバッテリ載置用の筐体43が載り、その背壁を前記ブラ
ケット17の垂直板部17bにボルト49により固着してい
る。ヘルメット収納ボックス18の後壁18aの中央上部は
切欠かれていて、この切欠きに上記筐体43が嵌合してい
る。
【0022】筐体43はその前方が斜めに開口しており、
同開口よりバッテリ45が入れられ、前方をメンテナンス
リッド44が開閉自在に覆うようになっている。メンテナ
ンスリッド44は、筐体43に対応して後方が斜めに開口し
た筐状をなしており、前壁44aの下端に突設された係止
片44bがヘルメット収納ボックス18の切欠きに係止さ
れ、上壁後端がヘルメット収納ボックス18の後壁18aの
延長である上壁部18bにねじ80によりねじ止めされるよ
うになっている。
同開口よりバッテリ45が入れられ、前方をメンテナンス
リッド44が開閉自在に覆うようになっている。メンテナ
ンスリッド44は、筐体43に対応して後方が斜めに開口し
た筐状をなしており、前壁44aの下端に突設された係止
片44bがヘルメット収納ボックス18の切欠きに係止さ
れ、上壁後端がヘルメット収納ボックス18の後壁18aの
延長である上壁部18bにねじ80によりねじ止めされるよ
うになっている。
【0023】このメンテナンスリッド44の前壁44a内面
にはクッション部材46が固着されていて筐体43に載置さ
れたバッテリ45を押えつけ固定するようになっている。
またメンテナンスリッド44の前壁44aの中央上部には内
側に向け上下一対の係合片44cが突設されていて、内側
からスペアヒューズ47が係合されるようになっている。
さらに前壁44aの上下の係合片44c間に円孔44dが左右
に2個穿設されていて、スペアヒューズ47の両端部が表
から見えるようにし、外側から指を挿入してスペアヒュ
ーズ47を係合片44cから外すことができる。
にはクッション部材46が固着されていて筐体43に載置さ
れたバッテリ45を押えつけ固定するようになっている。
またメンテナンスリッド44の前壁44aの中央上部には内
側に向け上下一対の係合片44cが突設されていて、内側
からスペアヒューズ47が係合されるようになっている。
さらに前壁44aの上下の係合片44c間に円孔44dが左右
に2個穿設されていて、スペアヒューズ47の両端部が表
から見えるようにし、外側から指を挿入してスペアヒュ
ーズ47を係合片44cから外すことができる。
【0024】バッテリ45の上記筐体43の下半部後方およ
びその左側方でリヤクッション13の上端後方からクロス
パイプ40を下側に回り込むようにしてオイルタンク48
が、リヤフエンダー23の上板部23aの上に配設されてい
る。オイルタンク48の筐体43より左側の上部にオイルキ
ャップ48aが位置している。
びその左側方でリヤクッション13の上端後方からクロス
パイプ40を下側に回り込むようにしてオイルタンク48
が、リヤフエンダー23の上板部23aの上に配設されてい
る。オイルタンク48の筐体43より左側の上部にオイルキ
ャップ48aが位置している。
【0025】そしてこのオイルタンク48の右側方でクロ
スパイプ40の右端部とリヤフエンダー23の上板部23aと
の間の空間に、蒸発ガス制御装置のキヤニスタ50が配設
されている(図5参照)。クロスパイプ40の右端下面に
はキヤニスタ取付ブラケット51が後方を高くして斜めに
傾斜して溶接されていて、同ブラケット51の前後両端部
がキヤニスタ50の前後のゴムバンド50a,50bに差し込
まれてキヤニスタ50は吊設されている。
スパイプ40の右端部とリヤフエンダー23の上板部23aと
の間の空間に、蒸発ガス制御装置のキヤニスタ50が配設
されている(図5参照)。クロスパイプ40の右端下面に
はキヤニスタ取付ブラケット51が後方を高くして斜めに
傾斜して溶接されていて、同ブラケット51の前後両端部
がキヤニスタ50の前後のゴムバンド50a,50bに差し込
まれてキヤニスタ50は吊設されている。
【0026】すなわち図5に示すようにオイルタンク48
の左部前方にリヤクッション13、右側にキヤニスタ50
が、クロスパイプ40にそれぞれリヤクッション取付ブラ
ケット41、キヤニスタ取付ブラケット51を介して側面視
で重なり合うように取付けられた構成となっている。
の左部前方にリヤクッション13、右側にキヤニスタ50
が、クロスパイプ40にそれぞれリヤクッション取付ブラ
ケット41、キヤニスタ取付ブラケット51を介して側面視
で重なり合うように取付けられた構成となっている。
【0027】一方燃料タンク15から延出した蒸発ガス導
入管52が右側サイドフレーム4に沿って後方へ向い、キ
ヤニスタ50の前方で左側へ水平に屈曲し、ヘルメット収
納ボックス18の後壁に沿って左側サイドフレーム4の下
方に至ってヘアピン状に屈曲し、同屈曲部52aより再び
右側へ水平に延び後方へ屈曲して右側サイドフレーム4
の下方を通って、クロスパイプ40の右端に吊設されたキ
ヤニスタ50の後部に接続されている(図3、図5参
照)。なお左右に水平方向に走る蒸発ガス導入管52の部
分をリヤフエンダー23の上板部23aに突設された係止部
材58が係止して固定している。
入管52が右側サイドフレーム4に沿って後方へ向い、キ
ヤニスタ50の前方で左側へ水平に屈曲し、ヘルメット収
納ボックス18の後壁に沿って左側サイドフレーム4の下
方に至ってヘアピン状に屈曲し、同屈曲部52aより再び
右側へ水平に延び後方へ屈曲して右側サイドフレーム4
の下方を通って、クロスパイプ40の右端に吊設されたキ
ヤニスタ50の後部に接続されている(図3、図5参
照)。なお左右に水平方向に走る蒸発ガス導入管52の部
分をリヤフエンダー23の上板部23aに突設された係止部
材58が係止して固定している。
【0028】このように燃料タンク15から右側サイドフ
レーム4に沿って配設された蒸発ガス導入管52が途中で
左側サイドフレーム4まで迂回して再び右側に配設され
たキヤニスタ50に至っているので、車体が右側へ横倒し
されたときでも、ヘアピン状の屈曲部52aが蒸発ガス導
入経路の最高位置になって燃料タンク15とキヤニスタ50
とを屈曲部52aにおいて遮断し燃料漏れを防止すること
ができる。また車体が左側へ横倒しされたとしてもキヤ
ニスタ50自体が高い位置となり燃料漏れは生じない。
レーム4に沿って配設された蒸発ガス導入管52が途中で
左側サイドフレーム4まで迂回して再び右側に配設され
たキヤニスタ50に至っているので、車体が右側へ横倒し
されたときでも、ヘアピン状の屈曲部52aが蒸発ガス導
入経路の最高位置になって燃料タンク15とキヤニスタ50
とを屈曲部52aにおいて遮断し燃料漏れを防止すること
ができる。また車体が左側へ横倒しされたとしてもキヤ
ニスタ50自体が高い位置となり燃料漏れは生じない。
【0029】キヤニスタ50の後部からは別に蒸発ガスパ
ージ管54が延出し、ヘルメット収納ボックス18の右側壁
における後方下端の右側において右側サイドフレーム4
に固着されて配設されたパージコントロール弁55に接続
されている。
ージ管54が延出し、ヘルメット収納ボックス18の右側壁
における後方下端の右側において右側サイドフレーム4
に固着されて配設されたパージコントロール弁55に接続
されている。
【0030】パージコントロール弁55からは、エアクリ
ーナ31とキャブレタ30とを導通するダクト32にパージ管
56が配管され、さらにパージコントロール弁55からは負
圧管57が、キャブレタ30の下流側に配管されていて負圧
管57を介してパージコントロール弁55が作動する。
ーナ31とキャブレタ30とを導通するダクト32にパージ管
56が配管され、さらにパージコントロール弁55からは負
圧管57が、キャブレタ30の下流側に配管されていて負圧
管57を介してパージコントロール弁55が作動する。
【0031】したがって停車中に燃料タンク内で蒸発し
た燃料ガスは蒸発ガス導入管52を通ってキヤニスタ50に
捕集され、捕集された燃料ガスはエンジン吸気系の負圧
により蒸発ガスパージ管54、56を通しパージコントロー
ル弁55を介して吸い出されて燃焼に供せられる。
た燃料ガスは蒸発ガス導入管52を通ってキヤニスタ50に
捕集され、捕集された燃料ガスはエンジン吸気系の負圧
により蒸発ガスパージ管54、56を通しパージコントロー
ル弁55を介して吸い出されて燃焼に供せられる。
【0032】オイルタンク48およびキヤニスタ50の後方
にはテールライト60が配設されている。左右のサイドフ
レーム4の後端を連結する前記グラブレール取付ステー
61にテールライト60の上端縁がボルト63により固着さ
れ、テールライト60の下端縁はリヤフエンダー23に立設
されたブラケット64にボルト65により固着されてテール
ライト60はリヤカバー21の後部開口に位置して支持され
ている。
にはテールライト60が配設されている。左右のサイドフ
レーム4の後端を連結する前記グラブレール取付ステー
61にテールライト60の上端縁がボルト63により固着さ
れ、テールライト60の下端縁はリヤフエンダー23に立設
されたブラケット64にボルト65により固着されてテール
ライト60はリヤカバー21の後部開口に位置して支持され
ている。
【0033】なおヘルメット収納ボックス18の上方開口
を蓋うシート27は、そのシート底板70の前端がヘルメッ
ト収納ボックス18の前壁上端縁に枢軸71を介して枢着さ
れて開閉自在に構成され、後端はシートロック機構によ
りロック状態とすることができる。
を蓋うシート27は、そのシート底板70の前端がヘルメッ
ト収納ボックス18の前壁上端縁に枢軸71を介して枢着さ
れて開閉自在に構成され、後端はシートロック機構によ
りロック状態とすることができる。
【0034】以下シートロック機構について詳細に説明
する。図5に示すようにグラブレール取付ステー61は、
左右のサイドフレーム4の後端部4c間に架設され、両
者を連結して後方に延出している。すなわちグラブレー
ル取付ステー61は、側面視略コ字状をして、上板部61a
が中央に大きく開口部61dを形成して左右が前方へ延び
その両先端部がそれぞれ左右のサイドフレーム4の後端
部4cの上面に溶接され、同上板部61aの後部で左右が
連結されて下方へ屈曲して後板部61bを形成し、同後板
部61bの中央部のみが前方へ屈曲して下板部61cを形成
し、同下板部61cの前端部が左右に幅広となって、それ
ぞれ左右のサイドフレーム4の後端部4cの下面に溶接
されている(図5、図8参照)。
する。図5に示すようにグラブレール取付ステー61は、
左右のサイドフレーム4の後端部4c間に架設され、両
者を連結して後方に延出している。すなわちグラブレー
ル取付ステー61は、側面視略コ字状をして、上板部61a
が中央に大きく開口部61dを形成して左右が前方へ延び
その両先端部がそれぞれ左右のサイドフレーム4の後端
部4cの上面に溶接され、同上板部61aの後部で左右が
連結されて下方へ屈曲して後板部61bを形成し、同後板
部61bの中央部のみが前方へ屈曲して下板部61cを形成
し、同下板部61cの前端部が左右に幅広となって、それ
ぞれ左右のサイドフレーム4の後端部4cの下面に溶接
されている(図5、図8参照)。
【0035】かかるグラブレール取付ステー61の左右上
板部61aにはリヤカウル90およびグラブレール95を取付
けるための取付孔61eが左右にそれぞれ穿設されてい
る。
板部61aにはリヤカウル90およびグラブレール95を取付
けるための取付孔61eが左右にそれぞれ穿設されてい
る。
【0036】またサイドフレーム4の後端部4cにグラ
ブレール取付ステー61と反対の前方へ向けて設けられた
ブラケット17の水平板部17aから垂直板部17bにかけて
矩形の係合穴72が穿設され、同水平板部17aの下面に沿
って回動自在にシートロックレバー73が支軸74によって
支持されている。
ブレール取付ステー61と反対の前方へ向けて設けられた
ブラケット17の水平板部17aから垂直板部17bにかけて
矩形の係合穴72が穿設され、同水平板部17aの下面に沿
って回動自在にシートロックレバー73が支軸74によって
支持されている。
【0037】シートロックレバー73はほぼL字状をな
し、その屈曲部が係合穴72の右方で支軸74によって枢支
されており、この枢支部より後方へ一方の側体73aが延
出し、左方向へ突出した他方の側体73bの端部は下方へ
屈曲して係合爪73cを形成して、シートロックレバー73
の回動で係合穴72の下方に係合爪73cが出没自在となっ
ている。
し、その屈曲部が係合穴72の右方で支軸74によって枢支
されており、この枢支部より後方へ一方の側体73aが延
出し、左方向へ突出した他方の側体73bの端部は下方へ
屈曲して係合爪73cを形成して、シートロックレバー73
の回動で係合穴72の下方に係合爪73cが出没自在となっ
ている。
【0038】ブラケット17の水平板部17aには円弧状の
開口83を有し、シートロックレバー73より上方へ突出し
たピン84が同開口83を貫き、その上端部に一端を係止し
たスプリング75がブラケット17の一部を上方へ折り曲げ
たフック85に他端を係止して、スプリング75によってシ
ートロックレバー73は、上面視で時計方向へ付勢されて
いる。
開口83を有し、シートロックレバー73より上方へ突出し
たピン84が同開口83を貫き、その上端部に一端を係止し
たスプリング75がブラケット17の一部を上方へ折り曲げ
たフック85に他端を係止して、スプリング75によってシ
ートロックレバー73は、上面視で時計方向へ付勢されて
いる。
【0039】一方グラブレール取付ステー61の上に取付
けられるリヤカウル90は、図7および図8に図示するよ
うに上板部90aが僅かに湾曲して後方にいくに従い幅を
狭くしており、後端は下方へ屈曲して斜め前方に向けて
後板部90bを形成している。上板部90aには中央のやや
前方寄りにキーシリンダ76を嵌合するキーシリンダ取付
穴90cが形成され、その左右僅かに後方に該リヤカウル
90を前記グラブレール取付ステー61に取付けるための取
付孔90dが穿設されている。リヤカウル90の左右に連接
してサイドカバー92が取付けられる。
けられるリヤカウル90は、図7および図8に図示するよ
うに上板部90aが僅かに湾曲して後方にいくに従い幅を
狭くしており、後端は下方へ屈曲して斜め前方に向けて
後板部90bを形成している。上板部90aには中央のやや
前方寄りにキーシリンダ76を嵌合するキーシリンダ取付
穴90cが形成され、その左右僅かに後方に該リヤカウル
90を前記グラブレール取付ステー61に取付けるための取
付孔90dが穿設されている。リヤカウル90の左右に連接
してサイドカバー92が取付けられる。
【0040】さらにリヤカウル90の上に取付けられるグ
ラブレール95は、図7ないし図9に図示するように、上
板部95aと下板部95bとからなり、上板部95aは左右が
下方へ滑らかに斜め前方へ向けて垂下して下板部95bと
連結してさらに若干下方まで下がっており、両者間に左
右に偏平な空洞95cを形成している。下板部95bには、
左右に取付孔95dが穿設されている。
ラブレール95は、図7ないし図9に図示するように、上
板部95aと下板部95bとからなり、上板部95aは左右が
下方へ滑らかに斜め前方へ向けて垂下して下板部95bと
連結してさらに若干下方まで下がっており、両者間に左
右に偏平な空洞95cを形成している。下板部95bには、
左右に取付孔95dが穿設されている。
【0041】図9に図示するようにグラブレール取付ス
テー61の上に以上のリヤカウル90およびグラブレール95
が順に重ねられて取付けられる。すなわちまずキーシリ
ンダ76をキーシリンダ取付穴90cに取付けたリヤカウル
90をグラブレール取付ステー61の上に被せ、取付孔90d
をグラブレール取付ステー61側の取付孔61eに合致さ
せ、次いでグラブレール95をリヤカウル90の上へリヤカ
ウル90を跨ぐようにして載せ、取付孔95dを前記2つの
取付孔61e,90dに合致させ、上方より固定ボルト96を
嵌入してナット97によって螺着し共締めする(図9参
照)。
テー61の上に以上のリヤカウル90およびグラブレール95
が順に重ねられて取付けられる。すなわちまずキーシリ
ンダ76をキーシリンダ取付穴90cに取付けたリヤカウル
90をグラブレール取付ステー61の上に被せ、取付孔90d
をグラブレール取付ステー61側の取付孔61eに合致さ
せ、次いでグラブレール95をリヤカウル90の上へリヤカ
ウル90を跨ぐようにして載せ、取付孔95dを前記2つの
取付孔61e,90dに合致させ、上方より固定ボルト96を
嵌入してナット97によって螺着し共締めする(図9参
照)。
【0042】リヤカウル90に取付けられたキーシリンダ
76はグラブレール取付ステー61の開口部61dに垂設され
た状態にある。
76はグラブレール取付ステー61の開口部61dに垂設され
た状態にある。
【0043】以上組付けられた状態の要部側面図を図7
に平面図を図8に示す。キーシリンダ76は、円筒状をな
しキー挿入孔を有する上面のフランジ部76aに沿って周
方向に溝76bが形成されており、一方リヤカウル90のキ
ーシリンダ取付穴90cには一段凹んだ内周縁部90eが形
成され、図12に示すように同キーシリンダ取付穴90cに
上方よりキーシリンダ76を嵌入しフランジ部76aを取付
穴の内周縁部90eに当接して支持し、溝76bに左方より
板バネ91が嵌挿されて取付穴の内周縁部90eとの間でバ
ネ力を働かせ、キーシリンダ76を下方へ付勢して固定す
る。
に平面図を図8に示す。キーシリンダ76は、円筒状をな
しキー挿入孔を有する上面のフランジ部76aに沿って周
方向に溝76bが形成されており、一方リヤカウル90のキ
ーシリンダ取付穴90cには一段凹んだ内周縁部90eが形
成され、図12に示すように同キーシリンダ取付穴90cに
上方よりキーシリンダ76を嵌入しフランジ部76aを取付
穴の内周縁部90eに当接して支持し、溝76bに左方より
板バネ91が嵌挿されて取付穴の内周縁部90eとの間でバ
ネ力を働かせ、キーシリンダ76を下方へ付勢して固定す
る。
【0044】板バネ91は平板を屈曲させたもので、図8
に破線で図示するように平面視ほぼコ字状をして、前後
側板によって右方から大きく切欠いた開口91aが形成さ
れている。
に破線で図示するように平面視ほぼコ字状をして、前後
側板によって右方から大きく切欠いた開口91aが形成さ
れている。
【0045】リヤカウル90の取付穴90cに挿入されたキ
ーシリンダ76の溝76bにリヤカウル90の下面に沿って上
記板バネ91を開口91aにおいて嵌めるように嵌挿する。
キーシリンダ76はフランジ部76aがリヤカウル90に支持
され、板バネ91により下方へ付勢されて定位置に固定さ
れる。
ーシリンダ76の溝76bにリヤカウル90の下面に沿って上
記板バネ91を開口91aにおいて嵌めるように嵌挿する。
キーシリンダ76はフランジ部76aがリヤカウル90に支持
され、板バネ91により下方へ付勢されて定位置に固定さ
れる。
【0046】キーシリンダ76を支持するリヤカウル90
は、キーシリンダ76の近傍においてグラブレール取付ス
テー61に固定ボルト96、ナット97によって固定されてい
るので、キーシリンダ76は確固とした定位置を維持し、
かつ取付強度は極めて高い。
は、キーシリンダ76の近傍においてグラブレール取付ス
テー61に固定ボルト96、ナット97によって固定されてい
るので、キーシリンダ76は確固とした定位置を維持し、
かつ取付強度は極めて高い。
【0047】かかるキーシリンダ76の下端より前方へ突
出した作動レバー77の下方へ折曲した折曲端77aが前記
シートロックレバー73の後方へ延出した側体73aの端部
の左側に位置し、キーをキーシリンダ76のキー挿入口へ
挿入して時計方向へ回わすと、作動レバー77が時計方向
へ回動してシートロックレバー73の側体73aを押して、
シートロックレバー73をスプリング75に抗して反時計方
向へ回動し、他方の側体73bの端部係合爪73cを係合穴
72の下方位置より後方へ移動する。
出した作動レバー77の下方へ折曲した折曲端77aが前記
シートロックレバー73の後方へ延出した側体73aの端部
の左側に位置し、キーをキーシリンダ76のキー挿入口へ
挿入して時計方向へ回わすと、作動レバー77が時計方向
へ回動してシートロックレバー73の側体73aを押して、
シートロックレバー73をスプリング75に抗して反時計方
向へ回動し、他方の側体73bの端部係合爪73cを係合穴
72の下方位置より後方へ移動する。
【0048】一方シート底板70の後端下面には、係合穴
72に対応する位置に係合部材79が下方へ垂設されてお
り、同係合部材79の下端に後方へ突出し先細となったロ
ック爪部79aが形成されている。
72に対応する位置に係合部材79が下方へ垂設されてお
り、同係合部材79の下端に後方へ突出し先細となったロ
ック爪部79aが形成されている。
【0049】ヘルメット収納ボックス18の開口をシート
27が閉じると、係合部材79が係合穴72に挿入され、係合
穴72の下方に位置するシートロックレバー73の係合爪73
cをロック爪部79aの傾斜面が後方へ押してシートロッ
クレバー73を若干回動し、ロック爪部79aの突出部を過
ぎたところでスプリング75によって戻ると、ロック爪部
79aと係合爪73cとが係合してロック状態となり係合部
材79は係合穴72から抜けなくなり、シート27は開かなく
なる。
27が閉じると、係合部材79が係合穴72に挿入され、係合
穴72の下方に位置するシートロックレバー73の係合爪73
cをロック爪部79aの傾斜面が後方へ押してシートロッ
クレバー73を若干回動し、ロック爪部79aの突出部を過
ぎたところでスプリング75によって戻ると、ロック爪部
79aと係合爪73cとが係合してロック状態となり係合部
材79は係合穴72から抜けなくなり、シート27は開かなく
なる。
【0050】シート27自体は図示されないスプリングに
より若干上方へ付勢されているので、前記の如くキー78
によりシートロックレバー73を回動させて、ロック爪部
79aと係合爪73cとの係合を解くと、シート27は若干上
方へ揺動し、ロック解除状態を維持でき、あとはシート
27をさらに揺動してヘルメット収納ボックス18の上方を
開くことができる。
より若干上方へ付勢されているので、前記の如くキー78
によりシートロックレバー73を回動させて、ロック爪部
79aと係合爪73cとの係合を解くと、シート27は若干上
方へ揺動し、ロック解除状態を維持でき、あとはシート
27をさらに揺動してヘルメット収納ボックス18の上方を
開くことができる。
【0051】キーシリンダ76の下端において回動する作
動レバー77とシートロックレバー73との当接を確実に行
うためにキーシリンダ76は所定高さ位置に取付けられな
ければならないが、本実施例ではグラブレール取付ステ
ー61に上板部を固定されたリヤカウル90のその上板部に
キーシリンダ76が固定されているので、キーシリンダ76
は確固として定位置を維持することができる。
動レバー77とシートロックレバー73との当接を確実に行
うためにキーシリンダ76は所定高さ位置に取付けられな
ければならないが、本実施例ではグラブレール取付ステ
ー61に上板部を固定されたリヤカウル90のその上板部に
キーシリンダ76が固定されているので、キーシリンダ76
は確固として定位置を維持することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、キーシリンダが設けられるリ
ヤカウル上板部をグラブレール取付ステーに固着するの
で、キーシリンダの位置決めが容易かつ確実にでき、さ
らに取付強度も増すことができる。
ヤカウル上板部をグラブレール取付ステーに固着するの
で、キーシリンダの位置決めが容易かつ確実にでき、さ
らに取付強度も増すことができる。
【図1】従来のシートロック構造を示す断面図である。
【図2】本発明に係る一実施例のスクータ型自動二輪車
の一部省略した全体側面図である。
の一部省略した全体側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同要部側面図である。
【図5】同要部平面図である。
【図6】同縦断面図である。
【図7】要部断面図である。
【図8】要部平面図である。
【図9】車体後部の組付け状態を示す一部断面とした後
面図である。
面図である。
1…スクータ型自動二輪車、2…ヘッドパイプ、3…ダ
ウンチューブ、4…サイドフレーム、5…ハンドル、6
…フロントフォーク、7…前輪、8…リンク機構、9…
パワーユニット、10…エンジン、11…動力伝達装置、12
…後輪、13…リヤクッション、14…ブラケット、15…燃
料タンク、16…ボックス取付ブラケット、17…ブラケッ
ト、18…ヘルメット収納ボックス、19…ブラケット、20
…フロントカバー、21…リヤカバー、22…ステップフロ
ア、23…リヤフエンダー、24,25…ブラケット、26…吊
設部材、27…シート、28…泥よけラバー、30…キャブレ
ター、31…エアクリーナー、32…ダクト、33…ダクト、
33…フレキシブルダクト、34…開口部、35…吸入ダク
ト、36…排気管、37…マフラー、40…クロスパイプ、41
…リヤクッション取付けブラケット、42…ボルト、43…
筺体、44…メンテナンスリッド、45…バッテリ、46…ク
ッション部材、47…スペアヒューズ、48…オイルタン
ク、49…ボルト、50…キヤニスタ、51…キヤニスタ取付
ブラケット、52,53…蒸発ガス導入管、54…蒸発ガスパ
ージ管、55…パージコントロール弁、56…蒸発ガスパー
ジ管、57…負圧管、58…係止部材、60…テールライト、
61…グラブレール取付ステー、63…ボルト、64…ブラケ
ット、65…ボルト、70…シート底板、71…枢軸、72…係
合穴、73…シートロックレバー、74…支軸、75…スプリ
ング、76…キーシリンダ、77…作動レバー、79…係合部
材、80…ねじ、81,82…ボルト・ナット、83…開口、84
…ピン、85…フック、90…リヤカウル、91…板バネ、92
…サイドカバー、95…グラブレール。96…固定ボルト、
97…ナット。
ウンチューブ、4…サイドフレーム、5…ハンドル、6
…フロントフォーク、7…前輪、8…リンク機構、9…
パワーユニット、10…エンジン、11…動力伝達装置、12
…後輪、13…リヤクッション、14…ブラケット、15…燃
料タンク、16…ボックス取付ブラケット、17…ブラケッ
ト、18…ヘルメット収納ボックス、19…ブラケット、20
…フロントカバー、21…リヤカバー、22…ステップフロ
ア、23…リヤフエンダー、24,25…ブラケット、26…吊
設部材、27…シート、28…泥よけラバー、30…キャブレ
ター、31…エアクリーナー、32…ダクト、33…ダクト、
33…フレキシブルダクト、34…開口部、35…吸入ダク
ト、36…排気管、37…マフラー、40…クロスパイプ、41
…リヤクッション取付けブラケット、42…ボルト、43…
筺体、44…メンテナンスリッド、45…バッテリ、46…ク
ッション部材、47…スペアヒューズ、48…オイルタン
ク、49…ボルト、50…キヤニスタ、51…キヤニスタ取付
ブラケット、52,53…蒸発ガス導入管、54…蒸発ガスパ
ージ管、55…パージコントロール弁、56…蒸発ガスパー
ジ管、57…負圧管、58…係止部材、60…テールライト、
61…グラブレール取付ステー、63…ボルト、64…ブラケ
ット、65…ボルト、70…シート底板、71…枢軸、72…係
合穴、73…シートロックレバー、74…支軸、75…スプリ
ング、76…キーシリンダ、77…作動レバー、79…係合部
材、80…ねじ、81,82…ボルト・ナット、83…開口、84
…ピン、85…フック、90…リヤカウル、91…板バネ、92
…サイドカバー、95…グラブレール。96…固定ボルト、
97…ナット。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体に対し着脱自在または開閉自在にシ
ートを設けた自動二輪車において、車体フレームの後部
にグラブレール取付ステーを備え、シート後部に設けた
係止片と係合してシートロックを行うキーシリンダをリ
ヤカウル上板部に設け、同リヤカウル上板部を前記グラ
ブレール取付ステーに固着したことを特徴とする自動二
輪車のシートロック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3192790A JP2777846B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 自動二輪車のシートロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3192790A JP2777846B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 自動二輪車のシートロック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516851A true JPH0516851A (ja) | 1993-01-26 |
JP2777846B2 JP2777846B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=16297044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3192790A Expired - Fee Related JP2777846B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 自動二輪車のシートロック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2777846B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003084803A1 (fr) * | 2002-04-11 | 2003-10-16 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Structure d'installation d'un dispositif de blocage de siege et d'une poignee passager sur un cycle a moteur |
JP2007099098A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
JP2010235057A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗り型車両のキャニスタ取付構造 |
JP2012046142A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗り型車両の後部構造 |
EP2783954A1 (en) * | 2013-03-26 | 2014-10-01 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Motorcycle |
JP2019137214A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | スズキ株式会社 | ヘルメットホルダを備えた鞍乗型車両 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016088330A (ja) | 2014-11-06 | 2016-05-23 | ヤマハ発動機株式会社 | 鞍乗型車両 |
Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JPS6210223U (ja) * | 1985-07-04 | 1987-01-22 | ||
JPH0162985U (ja) * | 1987-10-19 | 1989-04-21 |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP3192790A patent/JP2777846B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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JPS6210223U (ja) * | 1985-07-04 | 1987-01-22 | ||
JPH0162985U (ja) * | 1987-10-19 | 1989-04-21 |
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