JPH05167216A - 印刷抵抗 - Google Patents
印刷抵抗Info
- Publication number
- JPH05167216A JPH05167216A JP35324691A JP35324691A JPH05167216A JP H05167216 A JPH05167216 A JP H05167216A JP 35324691 A JP35324691 A JP 35324691A JP 35324691 A JP35324691 A JP 35324691A JP H05167216 A JPH05167216 A JP H05167216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistance value
- resistance
- laser trimming
- resistor
- paste
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザトリミングにより抵抗値調整が可能な
印刷抵抗に関し、高精度に抵抗値を調整でき、また、経
時的変化をなくして信頼性を高め、さらに、高速レーザ
トリミングが可能な印刷抵抗を提供する。 【構成】 絶縁基板上に、網目状のスペース部分1aを
有する抵抗パターン1を形成する。抵抗パターン1の抵
抗値調整は、スペース部分1aを切りつなぐことによっ
て行われる。
印刷抵抗に関し、高精度に抵抗値を調整でき、また、経
時的変化をなくして信頼性を高め、さらに、高速レーザ
トリミングが可能な印刷抵抗を提供する。 【構成】 絶縁基板上に、網目状のスペース部分1aを
有する抵抗パターン1を形成する。抵抗パターン1の抵
抗値調整は、スペース部分1aを切りつなぐことによっ
て行われる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザトリミングにより
抵抗値調整が可能な印刷抵抗に関する。
抵抗値調整が可能な印刷抵抗に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷抵抗を図2に示す。すなわ
ち、図2(A)に示すごとく、絶縁基板(図示せず)上
の端子用導電パターン2,2′間に抵抗体を構成する抵
抗ペースト1′が例えば長方形状に印刷されている。
ち、図2(A)に示すごとく、絶縁基板(図示せず)上
の端子用導電パターン2,2′間に抵抗体を構成する抵
抗ペースト1′が例えば長方形状に印刷されている。
【0003】上述の抵抗ペースト1′の抵抗値調整はレ
ーザトリミングによって行われる。例えば、図2(A)
に示すごとく、抵抗ペースト1′を電流方向に垂直に長
さLだけレーザトリミングを行うことによって抵抗ペー
スト1′の抵抗値を小さくできる。
ーザトリミングによって行われる。例えば、図2(A)
に示すごとく、抵抗ペースト1′を電流方向に垂直に長
さLだけレーザトリミングを行うことによって抵抗ペー
スト1′の抵抗値を小さくできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2
(A)の抵抗ペースト1′を用いると、レーザトリミン
グされた抵抗ペースト1′の抵抗値Rは、図2(B)に
示すごとく、レーザトリミング長さLに対して直線状で
なく指数関数的に上昇するので、抵抗値Rの高精度な調
整が困難であるという問題があった。
(A)の抵抗ペースト1′を用いると、レーザトリミン
グされた抵抗ペースト1′の抵抗値Rは、図2(B)に
示すごとく、レーザトリミング長さLに対して直線状で
なく指数関数的に上昇するので、抵抗値Rの高精度な調
整が困難であるという問題があった。
【0005】また、レーザトリミングされた部分の先端
部は鋭いために、マイクロクラックが発生し易く、この
結果、抵抗値Rが経時的に変化して信頼性が低いという
問題もあった。
部は鋭いために、マイクロクラックが発生し易く、この
結果、抵抗値Rが経時的に変化して信頼性が低いという
問題もあった。
【0006】さらに、レーザトリミング長さLを高精度
に制御する必要があるために、高速レーザトリミングが
不可能であるという問題もあった。
に制御する必要があるために、高速レーザトリミングが
不可能であるという問題もあった。
【0007】従って、本発明の目的は、高精度に抵抗値
を調整でき、また、経時変化がなく信頼性が高く、さら
に、高速レーザトリミングが可能な印刷抵抗を提供する
ことにある。
を調整でき、また、経時変化がなく信頼性が高く、さら
に、高速レーザトリミングが可能な印刷抵抗を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明では、絶縁基板上に、網目状のスペース部
分を有する抵抗パターンを形成する。
めに、本発明では、絶縁基板上に、網目状のスペース部
分を有する抵抗パターンを形成する。
【0009】
【作用】上述の手段によれば、これらのスペース部分を
レーザトリミングにより切りつなぐことにより抵抗パタ
ーンの抵抗値調整をし得る。この場合、トリミング終了
端がスペース部分となりマイクロクラックが発生しない
ため抵抗値の経時変化がなくなる。また、トリミング
時、抵抗値が階段状に変化するために目標値への設定が
短時間で行なわれる。
レーザトリミングにより切りつなぐことにより抵抗パタ
ーンの抵抗値調整をし得る。この場合、トリミング終了
端がスペース部分となりマイクロクラックが発生しない
ため抵抗値の経時変化がなくなる。また、トリミング
時、抵抗値が階段状に変化するために目標値への設定が
短時間で行なわれる。
【0010】
【実施例】図1(A)は本発明に係わる印刷抵抗を示す
平面図である。図1(A)における抵抗ペースト(抵抗
パターン)1には、予め、網目状にスペース部分1aが
設けられている。なお、スペース部分1aの形状は四角
形以外にも丸、楕円等でもよい。
平面図である。図1(A)における抵抗ペースト(抵抗
パターン)1には、予め、網目状にスペース部分1aが
設けられている。なお、スペース部分1aの形状は四角
形以外にも丸、楕円等でもよい。
【0011】図1(A)の抵抗ペースト1の抵抗値Rの
調整は、図1(B)に示すごとく、スペース1a間をレ
ーザトリミングによって切りつなぐことによって行われ
る。図1(B)に示すごとく、レーザトリミングは抵抗
ペースト1のX,Y方向について行われるので、レーザ
トリミング長さLをX,Y方向のレーザトリミング長さ
の和で与えると、図1(C)に示すごとく、抵抗ペース
ト1の抵抗値Rはステップ状に変化する。従って、抵抗
値Rの調整はレーザビームの精密な位置決めを要せず、
きわめて容易に高精度の調整が行なわれる。
調整は、図1(B)に示すごとく、スペース1a間をレ
ーザトリミングによって切りつなぐことによって行われ
る。図1(B)に示すごとく、レーザトリミングは抵抗
ペースト1のX,Y方向について行われるので、レーザ
トリミング長さLをX,Y方向のレーザトリミング長さ
の和で与えると、図1(C)に示すごとく、抵抗ペース
ト1の抵抗値Rはステップ状に変化する。従って、抵抗
値Rの調整はレーザビームの精密な位置決めを要せず、
きわめて容易に高精度の調整が行なわれる。
【0012】また、レーザトリミングされた部分の先端
部は予め形成されたスペース部分1a内とすることがで
きるので、マイクロクラックの発生はほとんどなく、従
って、抵抗値Rの経時的変化はなく、抵抗値Rの信頼性
を高くできる。
部は予め形成されたスペース部分1a内とすることがで
きるので、マイクロクラックの発生はほとんどなく、従
って、抵抗値Rの経時的変化はなく、抵抗値Rの信頼性
を高くできる。
【0013】さらに、レーザトリミングはスペース部分
を切りつなぐだけでよいので、前述のように、レーザト
リミング長さの高精度制御は不要となる。この結果、高
速レーザトリミングが可能となる。
を切りつなぐだけでよいので、前述のように、レーザト
リミング長さの高精度制御は不要となる。この結果、高
速レーザトリミングが可能となる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、き
わめて容易に高精度に抵抗値を調整でき、また、抵抗体
の経時的変化をなくし信頼性を高めることができ、さら
に、高速レーザトリミングが可能となる。
わめて容易に高精度に抵抗値を調整でき、また、抵抗体
の経時的変化をなくし信頼性を高めることができ、さら
に、高速レーザトリミングが可能となる。
【図1】本発明に係わる印刷抵抗を示し、(A)はレー
ザトリミング前の平面図、(B)はレーザトリミング後
の平面図、(C)は抵抗値特性を示すグラフである。
ザトリミング前の平面図、(B)はレーザトリミング後
の平面図、(C)は抵抗値特性を示すグラフである。
【図2】従来の印刷抵抗を示し、(A)はその平面図、
(B)は抵抗値特性を示すグラフである。
(B)は抵抗値特性を示すグラフである。
1,1′ 抵抗ペースト(抵抗パターン) 1a スペース部分 2,2′ 端子用導電パターン
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のスペース部分が行方向と列方向に
2次元的に配線基板上に配列されるように網目状に抵抗
パターンを形成したことを特徴とする印刷抵抗。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35324691A JPH05167216A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 印刷抵抗 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35324691A JPH05167216A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 印刷抵抗 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05167216A true JPH05167216A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18429541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35324691A Pending JPH05167216A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 印刷抵抗 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05167216A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016103519A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | 京セラ株式会社 | 配線基板 |
JP2018006475A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-11 | 太陽誘電株式会社 | 可変容量デバイス及びアンテナ装置 |
-
1991
- 1991-12-17 JP JP35324691A patent/JPH05167216A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016103519A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | 京セラ株式会社 | 配線基板 |
JP2018006475A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-11 | 太陽誘電株式会社 | 可変容量デバイス及びアンテナ装置 |
US10069206B2 (en) | 2016-06-29 | 2018-09-04 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Variable capacitance device and antenna device |
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