JPH0729701A - チップ抵抗器 - Google Patents
チップ抵抗器Info
- Publication number
- JPH0729701A JPH0729701A JP19394393A JP19394393A JPH0729701A JP H0729701 A JPH0729701 A JP H0729701A JP 19394393 A JP19394393 A JP 19394393A JP 19394393 A JP19394393 A JP 19394393A JP H0729701 A JPH0729701 A JP H0729701A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistor
- molded body
- chip resistor
- chip
- resistance value
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 抵抗値特性及び外形寸法の高精度化を可能に
した表裏なしチップ抵抗器を提供することにある。 【構成】 常温硬化形絶縁体を成形させて形成した成形
体１２の内部に抵抗体１３を埋設し、この成形体１２の
両端部にキャップ状の外部電極１４，１４を固定し、導
電性接着剤等で抵抗体１３と電気的に接続することによ
って表裏なしチップ抵抗器１１を形成する。常温硬化形
絶縁体の使用により、焼成工程が不要となり、熱による
抵抗体１３の抵抗値変動や成形体１２の外形寸法の変化
がなく、抵抗値と外形寸法の高精度化が可能になる。
した表裏なしチップ抵抗器を提供することにある。 【構成】 常温硬化形絶縁体を成形させて形成した成形
体１２の内部に抵抗体１３を埋設し、この成形体１２の
両端部にキャップ状の外部電極１４，１４を固定し、導
電性接着剤等で抵抗体１３と電気的に接続することによ
って表裏なしチップ抵抗器１１を形成する。常温硬化形
絶縁体の使用により、焼成工程が不要となり、熱による
抵抗体１３の抵抗値変動や成形体１２の外形寸法の変化
がなく、抵抗値と外形寸法の高精度化が可能になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は表裏の方向性がないチ
ップ抵抗器に関する。
ップ抵抗器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、プリント基板に直接実装するチッ
プ抵抗器には、図６（Ａ）に示すように、アルミナ等の
絶縁基板１の表面に抵抗体２を印刷し、基板１の両端に
外部電極３，３を設けた表裏に方向性のあるチップ抵抗
器と、図６（Ｂ）に示すように、セラミックシート４を
重ねて成形する基板の内部に抵抗体５を挾み込んで設
け、基板の両端部に図６（Ａ）と同様の外部電極を設け
た表裏なしチップ抵抗器とが提案されている。
プ抵抗器には、図６（Ａ）に示すように、アルミナ等の
絶縁基板１の表面に抵抗体２を印刷し、基板１の両端に
外部電極３，３を設けた表裏に方向性のあるチップ抵抗
器と、図６（Ｂ）に示すように、セラミックシート４を
重ねて成形する基板の内部に抵抗体５を挾み込んで設
け、基板の両端部に図６（Ａ）と同様の外部電極を設け
た表裏なしチップ抵抗器とが提案されている。
【０００３】ところで、前者の表裏に方向性のあるチッ
プ抵抗器は、裏面実装に対し、実装後の外観検査が不便
で特性の信頼性に劣り、特に高周波での特性等への影響
が考えられ、このような点に対して後者の表裏なしチッ
プ抵抗器は優れている。
プ抵抗器は、裏面実装に対し、実装後の外観検査が不便
で特性の信頼性に劣り、特に高周波での特性等への影響
が考えられ、このような点に対して後者の表裏なしチッ
プ抵抗器は優れている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の表
裏なしチップ抵抗器は、セラミックシート及び外部電極
の焼成工程が必要になり、この焼成時の熱による酸化、
還元により抵抗体の抵抗値が変動し、精度の高い製品が
得られないと共に、抵抗値を修正するためのトリミング
を行なうのが困難であるという問題がある。
裏なしチップ抵抗器は、セラミックシート及び外部電極
の焼成工程が必要になり、この焼成時の熱による酸化、
還元により抵抗体の抵抗値が変動し、精度の高い製品が
得られないと共に、抵抗値を修正するためのトリミング
を行なうのが困難であるという問題がある。
【０００５】また、セラミックは焼成により熱収縮が発
生し、チップ抵抗器の外形寸法精度のコントロールが難
しいという問題がある。
生し、チップ抵抗器の外形寸法精度のコントロールが難
しいという問題がある。
【０００６】そこでこの発明の課題は、焼成工程を不要
とし、高精度の抵抗値と外形寸法が得られる表裏なしチ
ップ抵抗器を提供することにある。
とし、高精度の抵抗値と外形寸法が得られる表裏なしチ
ップ抵抗器を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、常温硬化形絶縁体を用いて形成
した成形体の内部に抵抗体を埋設し、成形体の両端部に
キャップ状の外部電極を抵抗体と電気的に接続した状態
で固定した構成を採用したものである。
するため、この発明は、常温硬化形絶縁体を用いて形成
した成形体の内部に抵抗体を埋設し、成形体の両端部に
キャップ状の外部電極を抵抗体と電気的に接続した状態
で固定した構成を採用したものである。
【０００８】
【作用】常温硬化形絶縁体を用い、内部に抵抗体を埋込
んで成形体を形成し、この成形体の両端にキャップ状の
外部電極を導電性接着剤等を用いて抵抗体と導通するよ
うに固定すれば、焼成工程を必要とすることなくチップ
抵抗器を製作することができ、抵抗体の抵抗値変動がな
く、外形寸法の精度が高い製品となる。
んで成形体を形成し、この成形体の両端にキャップ状の
外部電極を導電性接着剤等を用いて抵抗体と導通するよ
うに固定すれば、焼成工程を必要とすることなくチップ
抵抗器を製作することができ、抵抗体の抵抗値変動がな
く、外形寸法の精度が高い製品となる。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【００１０】図１のように、チップ抵抗器１１は、常温
硬化形絶縁体を用いて所望の外形に形成した成形体１２
の内部に抵抗体１３を埋設し、成形体１２の両端部に金
属製でキャップ状の外部電極１４，１４を外嵌状に取付
け、導電性接着剤等により成形体１２への固定と抵抗体
１３との電気的な接続を行なった構造になっている。
硬化形絶縁体を用いて所望の外形に形成した成形体１２
の内部に抵抗体１３を埋設し、成形体１２の両端部に金
属製でキャップ状の外部電極１４，１４を外嵌状に取付
け、導電性接着剤等により成形体１２への固定と抵抗体
１３との電気的な接続を行なった構造になっている。
【００１１】上記成形体１２の形成に用いる常温硬化形
絶縁体は、常温硬化形セラミックや常温硬化形合成樹脂
であると共に、抵抗体１３には、直線やコイル状の金属
線のほか、カーボン紙への印刷抵抗等を使用することが
できる。
絶縁体は、常温硬化形セラミックや常温硬化形合成樹脂
であると共に、抵抗体１３には、直線やコイル状の金属
線のほか、カーボン紙への印刷抵抗等を使用することが
できる。
【００１２】この発明のチップ抵抗器は、上記のような
構成であり、次にその製造工程の一例を図２乃至図５に
より説明する。
構成であり、次にその製造工程の一例を図２乃至図５に
より説明する。
【００１３】図２は成形体１２の形成に用いる成形型１
５であり、プレート１６の表面に複数の成形溝１７が形
成されている。
５であり、プレート１６の表面に複数の成形溝１７が形
成されている。
【００１４】この成形型１５の成形溝１７内に図３の如
く抵抗体１３を長手方向に沿って底部から浮いた状態に
配置し、次に成形溝１７内に、バインダーを入れた常温
硬化形絶縁体を流し込んで硬化／固化させる。
く抵抗体１３を長手方向に沿って底部から浮いた状態に
配置し、次に成形溝１７内に、バインダーを入れた常温
硬化形絶縁体を流し込んで硬化／固化させる。
【００１５】成形溝１７内で硬化／固化した常温硬化形
絶縁体を取り出すと、図４（Ａ）のように、中心に沿っ
て抵抗体１３が埋め込まれた角棒体１８ができ上り、こ
の角棒体１８を図４（Ｂ）の如く必要な長さ寸法にカッ
トすると角形チップ状の成形体１２内に抵抗体１３が埋
設された抵抗ユニット１９が得られる。
絶縁体を取り出すと、図４（Ａ）のように、中心に沿っ
て抵抗体１３が埋め込まれた角棒体１８ができ上り、こ
の角棒体１８を図４（Ｂ）の如く必要な長さ寸法にカッ
トすると角形チップ状の成形体１２内に抵抗体１３が埋
設された抵抗ユニット１９が得られる。
【００１６】この抵抗ユニット１９は、図５の如く、成
形体１２の内部に埋設された抵抗体１３の両端が成形体
１２の両端に露出し、成形体１２は常温による硬化によ
って熱収縮による外形寸法の変化がないと共に、カット
寸法の一定化により抵抗体１３の抵抗値も高精度化でき
る。
形体１２の内部に埋設された抵抗体１３の両端が成形体
１２の両端に露出し、成形体１２は常温による硬化によ
って熱収縮による外形寸法の変化がないと共に、カット
寸法の一定化により抵抗体１３の抵抗値も高精度化でき
る。
【００１７】前記抵抗ユニット１９における成形体１２
の両端にキャップ状の外部電極１４，１４を取り付け導
電性接着剤等により固定化して抵抗体１３と接続すれ
ば、図１に示した表裏なしチップ抵抗器１１が得られ
る。
の両端にキャップ状の外部電極１４，１４を取り付け導
電性接着剤等により固定化して抵抗体１３と接続すれ
ば、図１に示した表裏なしチップ抵抗器１１が得られ
る。
【００１８】
【発明の効果】以上のようにこの発明によると、常温硬
化形絶縁体を用いて形成した成形体内に抵抗体を埋設
し、成形体の両端にキャップ状の外部電極を固定したの
で、表裏なしチップ抵抗器の製作に焼成工程が不要とな
り、焼成時の熱による抵抗体の抵抗値変動がないため、
特性の高精度化が可能になり、抵抗値を修正するための
トリミングが不要になる。
化形絶縁体を用いて形成した成形体内に抵抗体を埋設
し、成形体の両端にキャップ状の外部電極を固定したの
で、表裏なしチップ抵抗器の製作に焼成工程が不要とな
り、焼成時の熱による抵抗体の抵抗値変動がないため、
特性の高精度化が可能になり、抵抗値を修正するための
トリミングが不要になる。
【００１９】また、成形体は熱による収縮がなく、外形
寸法の高精度化も可能になる。
寸法の高精度化も可能になる。
【図１】（Ａ）はチップ抵抗器の斜視図、（Ｂ）は同上
の縦断面図。
の縦断面図。
【図２】成形体の成形に用いる成形型の斜視図。
【図３】成形体の成形溝内に抵抗体を組込んだ斜視図。
【図４】（Ａ）は角棒体の斜視図、（Ｂ）は同上から抵
抗ユニットをカットした斜視図。
抗ユニットをカットした斜視図。
【図５】抵抗ユニットの斜視図。
【図６】（Ａ）は従来の表裏有りチップ抵抗器の斜視
図、（Ｂ）は従来の表裏なしチップ抵抗器の分解斜視
図。
図、（Ｂ）は従来の表裏なしチップ抵抗器の分解斜視
図。
１１ チップ抵抗器 １２ 成形体 １３ 抵抗体 １４ 外部電極
Claims (1)
- 【請求項１】 常温硬化形絶縁体を用いて形成した成形
体の内部に抵抗体を埋設し、成形体の両端部にキャップ
状の外部電極を抵抗体と電気的に接続した状態で固定し
たことを特徴とするチップ抵抗器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19394393A JPH0729701A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | チップ抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19394393A JPH0729701A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | チップ抵抗器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0729701A true JPH0729701A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=16316335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19394393A Pending JPH0729701A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | チップ抵抗器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729701A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6749317B1 (en) | 1999-01-06 | 2004-06-15 | Armament Systems And Procedures, Inc. | Miniature led flashlight |
| US6786616B1 (en) | 1999-01-06 | 2004-09-07 | Armament Systems And Procedures, Inc. | LED flashlight with switch separate from panel |
| US6796672B2 (en) | 1999-01-06 | 2004-09-28 | Armament Systems And Procedures, Inc. | LED flashlight with interlocking clip |
| CN105810423B (zh) * | 2015-01-21 | 2018-09-25 | 株式会社电装 | 用于内燃机的点火线圈 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP19394393A patent/JPH0729701A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6749317B1 (en) | 1999-01-06 | 2004-06-15 | Armament Systems And Procedures, Inc. | Miniature led flashlight |
| US6786616B1 (en) | 1999-01-06 | 2004-09-07 | Armament Systems And Procedures, Inc. | LED flashlight with switch separate from panel |
| US6796672B2 (en) | 1999-01-06 | 2004-09-28 | Armament Systems And Procedures, Inc. | LED flashlight with interlocking clip |
| US6857757B2 (en) | 1999-01-06 | 2005-02-22 | Armament Systems And Procedures, Inc. | LED flashlight with side panels inside structure |
| US6860615B2 (en) | 1999-01-06 | 2005-03-01 | Armament Systems And Procedures, Inc. | LED flashlight with integral keyring clip |
| US6945667B2 (en) | 1999-01-06 | 2005-09-20 | Armament Systems & Procedures, Inc. | LED flashlight with medallion in panel |
| US6959997B2 (en) | 1999-01-06 | 2005-11-01 | Armament Systems & Procedures, Inc. | LED flashlight having a dissimilar frame and panel |
| US6991344B2 (en) | 1999-01-06 | 2006-01-31 | Armament Systems & Procedures, Inc. | LED flashlight having a clip made of a resilient material |
| CN105810423B (zh) * | 2015-01-21 | 2018-09-25 | 株式会社电装 | 用于内燃机的点火线圈 |
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