JPH0516641Y2 - - Google Patents

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JPH0516641Y2
JPH0516641Y2 JP1986077609U JP7760986U JPH0516641Y2 JP H0516641 Y2 JPH0516641 Y2 JP H0516641Y2 JP 1986077609 U JP1986077609 U JP 1986077609U JP 7760986 U JP7760986 U JP 7760986U JP H0516641 Y2 JPH0516641 Y2 JP H0516641Y2
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JP
Japan
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case
holder
core assembly
shaped
assembly holder
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、1個のヘツドケース内に2体の磁気
ヘツドコアを収容し、それぞれのコアにボビンを
装着してコア組立体を構成し、ケースの片側とコ
ア組立体との間に板状のホルダーを介在させた形
式の磁気ヘツドに関し、特にこの片ホルダー形磁
気ヘツドにおけるホルダー固定構造に関する。
(従来技術) 一般にVTR用磁気ヘツド等においては1つの
ヘツドケース内に、例えば音声用とコントロール
用というようにそれぞれの機能をもつ2つのヘツ
ドコアが隔離して配置され、各コアにボビンおよ
びコイルが装着される。コア、ボビンおよびコイ
ルから成るコア組立体をケース内に収容する場合
に、コア組立体の位置決め、固定のために、コア
組立体とケースの片側の内面との間に板状のホル
ダーが挿入される。従来、この板状ホルダーをケ
ースに固定するには、第6図のように、ホルダー
7にねじ穴を穿け、ケース1の側部からホルダー
7に止めねじ4を螺入し、ねじ止めするか、ある
いはホルダー7とケース内側面との間に導電性ペ
ーストを塗布して接着、固定していた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように従来の構造では、コア組立体ホ
ルダー7を止めねじか導電性ペーストでケース側
部に固着していたので、その組み立て作業に手数
がかかり、製造工程の自動化の阻害要因となつて
いた。特にねじ止めの場合は、人手でねじ穴を合
せて少くとも2個所以上ねじ締めしなければなら
ず、非常に手数がかかり、導電性ペーストの場合
も、所定位置に正確にホルダーを固定しずらく、
ホルダーを介してアースをとるのも充分にいかな
いといつた欠点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ヘツドケース内に2個のコア組立体
を磁気媒体の走行方向に対して横方向に分離して
配置し、ケースの片側内面に板状のコア組立体ホ
ルダーを設置し、前記ケースの他方の片側内面と
前記コア組立体ホルダーとの間に、略コ字状ない
しU字状のばね性のある導電性ホルダー止め部材
を圧入して前記コア組立体ホルダーを前記ケース
に固定した磁気ヘツドにおいて、前記ホルダー止
め部材の一端を、前記ケースの片側内面に垂直に
押圧接触するように該片側内面へ向けてL形に曲
折し、かつ該ホルダー止め部材の挿入方向前方側
の背部の高さを前記ケースの前記片側内面と前記
コア組立体ホルダーとの間隔よりも小としたもの
である。
(実施例) 次に、本考案を図面を参照しながら実施例につ
いて説明する。
第1図は本考案の実施例に係る磁気ヘツド10
の側面断面図であり、第2図は第1図のA−A線
に沿つた平面断面図である。また第3図は本考案
に係る磁気ヘツドの後面をみた図(背面図)であ
る。ケース1の片側の内壁には導電性の板状のコ
ア組立体ホルダー7が挿入され、このホルダー7
に接して一対のボビン8,8′が左右略対称形に
収容されている。各ボビン8,8′のコイル巻付
部分8a,8a′の孔には、該孔の両側からコア
9,9′が挿入され、各ボビンにコイルが装着さ
れてコア組立体が構成される。コア9の前部に磁
気ギヤツプ11が形成されかつこの部分がケース
前部の窓(開口)12から露出している。なお1
3は一対のコア9,9′の間に配置されかつケー
ス前部に露出したブロツク部材であつて、コア前
部と同様に磁気媒体に対するヘツド摺動面を形成
している。コア9,9′はケース1および前記ブ
ロツク部材13に対して絶縁されることは勿論で
ある。ケース1の中央でかつその片側内壁のコア
組立体ホルダー7とケース1の他方の片側内壁1
aとの間に、本考案に係る大略コ字状ないしU字
状の導電性ホルダー止め部材15が圧入されてい
る。この場合、ケース1の前記片側内壁1aに当
るホルダー止め部材15のコ字形の先端部15a
はケース内壁1aに向つてL形に屈折しており、
これによつてホルダー止め部材15は若干ばね性
を有して緊密にコア組立体ホルダー7とケース内
壁1aとの間に挿入され、コア組立体ホルダー7
は止めねじ等の手段を用いずにケース1内に固定
されるとともに、この磁気ヘツドのアース落しが
ホルダー止め部材15を介してなされる。
第4図は本考案の実施例に係るホルダー止め部
材のケース挿入状態での側面図であり、第5図は
上述したコア組立体ホルダーの斜視図である。こ
れらの図を参照して本考案をさらに詳しく説明す
れば、帯板を折り曲げたコ字状ホルダー止め部材
15の一方の脚部15bはケース側面に平行にの
び、他方の脚部は全体として先方が拡がるように
若干傾斜して伸張しかつその先端15aが前述の
如く外方へ、つまりケース内側面へ向つてL形に
突出して該ケース内側面に略垂直に圧接するよう
に曲折されている。コ字状ホルダー止め部材15
の挿入方向前方側の背部15cの高さhは、ケー
ス1の内側面1aとコア組立体ホルダー7との間
隔Hよりも小となつている。なお、第4図で矢印
Aはホルダー止め部材15の挿入方向を示してい
る。真直な脚部15bはその外面全体が第5図の
如くコア組立体ホルダー7の内面に当接し、他の
脚部のL形先端部15aがケース内側面1aに押
圧当接し、全体として外側へ拡がろうとするホル
ダー止め部材15のばね性押圧力でコア組立体ホ
ルダー7はケース片側の内面に保持固定される。
第3図、第5図の如く、コア組立体およびホルダ
ー7をケース内に配置した後、ホルダー止め部材
15は一対のコア組立体の間、即ちケース1の中
央に、ケース後部側から押し込むようにして挿入
される。L形先端部15aはケース内側面に垂直
に圧接するので、ホルダー止め部材15の一側辺
全面で当る場合と比べ、ケース内側面に局部的な
強い押付力がかかり、ホルダー止め部材15の圧
入後はヘツドの前方向および後方向のいずれの方
向に対しても位置ずれの発生が阻止される。また
ホルダー止め部材15の前記一側辺は、突出した
L形先端部15aのためにケース内側面に対して
隙間が保たれ、長期にわたりばねのへたりが防止
される。ねじや接着の手段を用いないので、その
組み立て作業は容易であり、人手によらず自動機
械により行うことも可能である。アースは、この
ホルダー止め部材15を介して確実にケース側へ
落される。
一対のボビン8,8′には、それぞれ、ケース
1の後面1bに対して垂直に、かつケース後方へ
のびた入出力用端子ピン2,2′が立設され、ま
たケース1内でそのほぼ中央部へ向つて、巻線か
らげ用の端子ピン3,3′がのびている。各ボビ
ン8,8′は、からげ用端子ピン3,3′の突出す
る面8a,8a′が、第2図に明示する如く、ケー
ス1の前後方向に或る角度をもつて傾斜するよう
に、部分的に欠除されている(第2図符号16の
仮想線部分)。からげ用端子ピン3,3′はこのボ
ビンの欠除傾斜面8a,8a′に垂直に立設され
る。つまりこのからげ用端子ピン3,3′は、ケ
ース全体からみてケース1内の中央から前部側へ
偏つた位置へ或る角度をもつて突出している。前
記入出力用端子ピン2,2′とからげ用端子ピン
3,3′は各ボビン内で一体に連結されている。
ボビン8,8′に巻き付けられるコイルの端部
即ち線材の始端および終端はからげ用端子ピン
3,3′にからげられるが、この場合、からげ終
りの線材の先端部6,6′は端子ピン3,3′から
ひげ状に或る長さのびてる。本考案では左右両側
のからげ用端子ピン3,3′が互いに平行に向き
合うことなく、斜めに角度をもつてのびているの
で、両側のひげ状先端部6,6′が互いに接触す
ることはなく、またケース内壁に沿う中央のホル
ダー止め15に接触する危険も少ない。
(考案の効果) 以上説明したように本考案よれば、1個のコ字
状あるいはU字状したばね性導電部材でコア組立
体ホルダーをケースに固定するようにしたので、
組み立て作業がきわめて簡単かつ迅速に行い得、
部品もねじ止めの場合と異なり1個でよく、作業
の自動化も可能でこの種磁気ヘツドの製造コスト
を下げ得る。アース取りもこの導電部材を介して
確実になされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る磁気ヘツドの側
面断面図、第2図は第1図の平面断面図、第3図
は第1図に示す磁気ヘツドの背面図、第4図は本
考案に係るホルダー止め部材の側面図、第5図は
コア組立体ホルダーの斜視図、第6図は従来の磁
気ヘツドの斜視図である。 1……ケース、2,2′……入出力用端子ピン、
3,3′……からげ用端子ピン、6,6′……から
げ後のひげ状の線材先端部、7……コア組立体ホ
ルダー、8,8′……ボビン、9,9′……コア、
12……ケースの前部窓、15……導電性ホルダ
ー止め部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘツドケース内に2個のコア組立体を磁気媒体
    の走行方向に対して横方向に分離して配置し、ケ
    ースの片側内面に板状のコア組立体ホルダーを設
    置し、前記ケースの他方の片側内面と前記コア組
    立体ホルダーとの間に、略コ字状ないしU字状の
    ばね性のある導電性ホルダー止め部材を圧入して
    前記コア組立体ホルダーを前記ケースに固定した
    磁気ヘツドにおいて、前記ホルダー止め部材の一
    端を、前記ケースの片側内面に垂直に押圧接触す
    るように該片側内面へ向けてL形に屈折し、かつ
    該ホルダー止め部材の挿入方向前方側の背部の高
    さを前記ケースの前記片側内面と前記コア組立体
    ホルダーとの間隔より小としたことを特徴とする
    磁気ヘツド。
JP1986077609U 1986-05-23 1986-05-23 Expired - Lifetime JPH0516641Y2 (ja)

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JP1986077609U JPH0516641Y2 (ja) 1986-05-23 1986-05-23

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JPS62190907U JPS62190907U (ja) 1987-12-04
JPH0516641Y2 true JPH0516641Y2 (ja) 1993-05-06

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6152305B2 (ja) * 1980-11-28 1986-11-12 Shimizu Construction Co Ltd

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5323133Y2 (ja) * 1972-03-01 1978-06-15
JPH0445124Y2 (ja) * 1984-09-12 1992-10-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6152305B2 (ja) * 1980-11-28 1986-11-12 Shimizu Construction Co Ltd

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JPS62190907U (ja) 1987-12-04

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