JPS6152305B2 - - Google Patents

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JPS6152305B2
JPS6152305B2 JP55167711A JP16771180A JPS6152305B2 JP S6152305 B2 JPS6152305 B2 JP S6152305B2 JP 55167711 A JP55167711 A JP 55167711A JP 16771180 A JP16771180 A JP 16771180A JP S6152305 B2 JPS6152305 B2 JP S6152305B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
large frame
formwork
concrete
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55167711A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5792266A (en
Inventor
Bunji Machi
Koji Kondo
Takanori Hirai
Hideyasu Ichiki
Katsuo Maruyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP16771180A priority Critical patent/JPS5792266A/ja
Publication of JPS5792266A publication Critical patent/JPS5792266A/ja
Publication of JPS6152305B2 publication Critical patent/JPS6152305B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、地下タンクのような大型連続壁の
施工を大型枠でかつ、クレーンを使わず、壁体に
アンカーボルトで固定した支柱に吊り下げてある
チエーンブロツクまたは油圧ジヤツキで大型枠を
揚重して施工を行なうようにした大型枠による壁
式構造物の施工法に関する。
従来、この種の大型枠工法には、下記のような
問題があつた。
(イ) 1スパンが長い大型枠の型枠毎に大型枠を上
昇させる専用の大型クレーンを必要とする。特
に構築物の高さが高くなる場合や、オープン掘
削等でクレーンの作業半径が大きくなる場合
は、型枠を大きくすると型枠全体の重量も重く
なり、より大きなクレーンを必要とする。
(ロ) クレーンで吊つている大型枠の上で作業をす
る場合や、クレーンのオペレータが大型枠等の
吊り荷を直接見られない場合、型枠上昇作業の
安全性に問題がある。
(ハ) 大型連続壁になると大型枠の数が多くなり、
作業が増大する。
(ニ) 型枠をあまり大きくすると、型枠の上昇作業
時に型枠の形状を維持するのが困難となる。従
つて型枠は、コンクリート打設時の形状維持だ
けでなく、型枠上昇時にも形状を維持しなけれ
ばならないので、これまではあまり大きくして
いなかつた。
この発明は、上述した従来工法における問題点
を解決することにより、地下タンク等の超大型連
続壁の工事、オープン掘削等で型枠上昇用クレー
ンが大きな作業半径を必要とする工事、あるいは
足場付自動上昇型枠工法では比較的に不利なあま
り高くない大型連続壁の工事が有利に施工できる
大型枠による壁式構造物の施工法を提供するもの
である。
以下、この発明による実施例を添付した図面に
もとづいて具体的に説明する。第1図ないし第3
図はこの発明による装置部分の構成を示す説明図
であり、壁体1に支柱2をアンカーボルト3で固
定する。上記支柱2は第1図左に示す如く、壁体
1に密着させる方法と、壁体1より離してその間
にブラケツト4を介在させる方法がある。また、
上記支柱2にはチエーンブロツク吊りブラケツト
5が固着されており、第2図の大型枠側面図に示
す如く、チエーンブロツク6(又は油圧ジヤツ
キ)(吊上げ装置)を吊り下げる。大型枠7の上
昇は上記チエーンブロツク6(油圧ジヤツキ)で
行なうものであり、大型枠7は例えば幅約13m、
高さ約3.3mであり、その組立ては地上で行なつ
ている。
また、上記大型枠7は第3図に示す如く、たて
端太8と型枠部材9との間に横端太10が固着さ
れ、たて端太8の外側には足場枠11が取付けら
れている。
さらに、型枠部材9,9の間にはセパレータ1
2が所定間隔ごとに取付けられており、たて端太
8は型枠部材9下端より下方に位置して倒れ調整
ボルト13が取付けられるようにセパレータ12
の1段分の距離である例えば1.2m伸ばしてお
く。つぎに上記のように構成された大型枠による
構造物の施工法を第4図a〜iの手順にもとづい
て詳細に説明する。
(a) まず立上り1.2m〜1.5mの壁体を在来工法で
打設する。
(b) 鉄筋は地上で大網14に組みこみ、クレーン
15a等で建て込む。
(c) つづいて大型枠7を別のクレーン15bでセ
ツトしていく。
(d) 型枠部材9はセパレータ12に取付けたシー
ボルト12aの上にあずける。
倒れ調整ボルト13を取付け大型枠7を固定
する。なお、この倒れ調整ボルト13は、たて
端太8の下部を貫通して壁体1に接続されたも
のである。即ち、調整ボルト13に螺入された
ナツトの位置を調節することによりたて端太8
の壁面に対する平行度を調節し、大型枠9の壁
体1に対する平行度を調整する。
さらに安全のために鉄筋14と大型枠7をワ
イヤー16により仮止めしておく。
(e) (a)〜(d)の手順で反対側の大型枠7をセツトす
る。
両大型枠7,7をセパレータ12及びシーボ
ルト12aで固定する。
全周に渡り繰り返し同様の作業を行ない大型
枠7,7間にコンクリートを打設する。
(f) 次に地上でチエーンブロツク吊りブラケツト
5を取付けた支柱2を建て込む。
(g) 鉄筋を建込む。
支柱2にチエーンブロツク6を吊り、多少荷
重をかける。
隣りの大型枠7と縁を切る。(足場枠11、
補強腹起し等)。
シーボルト12aを外す。
(h) チエーンブロツク6で大型枠7を上昇させ
る。
大型枠7をあずけるシーボルト12aを壁体
1にセツトする。
左右のチエーンブロツク6,6で大型枠7の
水平度を調節しつつ大型枠7をシーボルト12
aにあずける。
倒れ調整ボルト13をセツトする。
(i) 内外側大型枠7,7をセパレータ12とシー
ボルト12aで固定し、つづいて第2回目のコ
ンクリートに打設を行なう。
つぎに上述した施工法において大型枠7の支持
反力となる支柱2と、支柱2を支えるアンカー構
造について詳述する。
すなわち、型枠支持方法には、大型枠7を上昇
させる時の型枠重量を受ける反力柱として壁体1
に接近させて支柱2を設ける。この支柱2にはチ
エーンブロツク6を介して型枠重量が鉛直荷重と
してかかるのみならず、支柱芯とブラケツト吊り
位置が偏心していることや、風荷重などの型枠に
かかる水平荷重により曲げモーメントも作用す
る。従つて支柱2にかかるこのような荷重に対
し、支柱2はそれ自身の剛性と壁体1に埋設され
たアンカーボルト3を利用して支持されることに
なる。
第5図は型枠支持方法において、支柱2を壁体
1より離して設置した場合であり、図の左側支柱
2は壁体1の完成後に一括して取り外す方式で、
右側支柱2は施工途中で順次下の支柱から取り外
して盛替えていく方式である。このとき支持反力
は壁体1と支柱2間の詰め物ピース17を介して
壁体1に埋設されたアンカーボルト3で支持され
るが、左側支柱2の場合には鉛直荷重については
基礎面で支持される。
また、第6図は支柱2を壁体1に接して設けた
場合の型枠支持方法であり、支柱2は型枠の一部
となる。またこの場合のアンカーボルト3は壁体
1面から外側に出して埋設し、直接支柱2と接続
できるものである。なお、支柱2,2の移動に際
して使用するクレーンは支柱2,2のみを支持で
きるもので良いために小型のもので充分である。
以上詳細に説明したように、この発明による施
工法によれば下記のような効果を奏するものであ
る。
(1) 大型枠上昇のための大型クレーンが不要にな
り工費が安い。但し支柱建込作業時のクレーン
はその他資材揚重用の小型クレーンで十分であ
る。
(2) 大型枠の上昇にクレーンを使用せず、クレー
ンの吊り荷の上に乗つて作業することがなくな
り、大型枠上昇時、壁体および支柱をガイドに
できるので大型枠の振れを防止することがで
き、従来の施工法に比して一層安全である。
(3) 例えば円周200mの壁体の場合在来工法では
1スパン4.5mとすると大型枠は44枚、1スパ
ン6mとしても33枚必要であつたが、この発明
によれば、壁体に固定したアンカーボルトによ
り、大型枠とは別個に壁体に支柱が固定され、
この支柱に設けられた吊上げ装置によつて大型
枠を吊り上げるので超大型の大型枠を使用でき
るようになるために、1スパン約13mで16枚の
大型枠で良いことになり、大型枠間の接続、切
り離しの工数が大幅に削減できるので工期が短
縮され、工事費が安くなる。
(4) 在来の足場付自動上昇枠工法のような特殊な
フレームや装置を必要とせず、横端太としてフ
レキシブルビーム、たて端太としてH鋼を使用
するだけの構造であり、工事費は割安である。
(5) 壁体に取り付けた左右一対の支柱の上部に設
けた吊上げ装置によつて大型枠を吊り上げるた
めに、大型枠の左下がり、あるいは、右下がり
を直すことができ、これによつて大型枠の水平
度を調節できるとともに、シーボルトに対する
大型枠の水平度の調節を正確に行つて大型枠を
壁体の確実にセツトすることができる。
(6) 倒れ調整ボルトによつてたて端太の壁体に対
する平行度を支柱とは別個に調節することがで
き、型枠部材と既設壁面に沿つて独自に正確に
設置することができる。従つて支柱の傾斜等に
左右されることなく前記水平度の調節と前記平
行度の調節をいずれも正確に行うことによつて
大型枠を壁体に正確にセツトすることができ、
設計通りの壁体を構築できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付した図面は、この発明による実施例であ
り、第1図は支柱部の断面図、第2図は1スパン
を示す大型枠の側面図、第3図は第2図の大型枠
中央部断面図、第4図a〜iは施工手順を示す要
部の説明図、第5図ないし第6図は型枠支持方法
を示す説明図である。 1……壁体、2……支柱、3……アンカーボル
ト、6……チエーンブロツク、吊上げ装置、7…
…大型枠、8……たて端太、9……型枠部材、1
0……横端太、11……足場枠、12a……シー
ボルト、13……倒れ調整ボルト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アンカーボルトが複数固定された既設のコン
    クリート製壁体の外側と内側の各々に、前記アン
    カーボルトによつて左右一対の支柱を鉛直に、か
    つ、各支柱の上部を上方に出して着脱自在に取り
    付け、 型枠部材とこの型枠部材を支持するたて端太お
    よび横端太と前記たて端太の外側に固定された足
    場枠とからなる大型枠を前記壁体の外側の左右一
    対の支柱の間と、壁体の内側の左右一対の支柱の
    間の各々に、各支柱の上部に設けられた吊上げ装
    置によつて各大型枠の左右両側を支持して吊り上
    げるとともに、 各大型枠の型枠部材の上部を前記壁体の上方に
    出し、両大型枠の型枠部材によつて壁体を挾んだ
    状態で、前記既設の壁体に固定されたシーボルト
    を用いて前記両大型枠を壁体に取り付け、 前記各たて端太の下部を貫通して壁体に接続し
    た倒れ調整ボルトによつて壁面と大型枠の平行度
    を調整しつつ型枠部材の内面を壁面に沿え、この
    後に壁体を挾んで相対向する型枠部材の間にコン
    クリートを打設し、コンクリート打設部分にアン
    カーボルトとシーボルトを取り付ける一方、 前記コンクリートの固化後に、前記各支柱をア
    ンカーボルトから外して上方に移動させ、コンク
    リートの固化によつて新たに形成された壁体のア
    ンカーボルトを用いて再び前述の如く壁体に各支
    柱を着脱自在に取り付け、シーボルトを大型枠か
    ら外し、大型枠を吊上げ装置によつて上昇させて
    壁体に固定し、更にコンクリートの打設を行い、
    以下同様の施工を繰り返し行つて施工することを
    特徴とする大型枠による壁式構造物の施工法。
JP16771180A 1980-11-28 1980-11-28 Installation of wall type construction with large form Granted JPS5792266A (en)

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JPS5792266A JPS5792266A (en) 1982-06-08
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JPH0516641Y2 (ja) * 1986-05-23 1993-05-06

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