JPH0516386A - 大気連通部を備えたインク収納容器及び記録ヘツド - Google Patents

大気連通部を備えたインク収納容器及び記録ヘツド

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JPH0516386A
JPH0516386A JP3173957A JP17395791A JPH0516386A JP H0516386 A JPH0516386 A JP H0516386A JP 3173957 A JP3173957 A JP 3173957A JP 17395791 A JP17395791 A JP 17395791A JP H0516386 A JPH0516386 A JP H0516386A
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ink storage
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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Recording Measured Values (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 振動や衝撃に対してもインク漏れのない安全
なインク収納容器を提供する。 【構成】 内部を外気と連通するための外気連通部14
01を備えインクを内部に収納するインク収納容器14
において、外気連通部1401が内部から外部に向かっ
て互いに連通する複数の室を有し、複数室夫々の開口部
は室に較べて小孔であることを特徴とするインク収納容
器14でり、複数室は内部から外部に向かう方向に関し
て交差する方向に位置し、複数室夫々の開口部は互いに
ずれた位置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体や固体であるが少
なくとも使用時には液体化されるインク等の記録液を収
納するインク収納部に関し、各種の記録器機に適用可能
な発明に関する。特に、本発明はインク収納部内部を外
気或は大気と連通させるための連通構造に関し、液滴を
吐出して記録するインクジェット記録ヘッドと該記録ヘ
ッドに記録液を供給するためのタンク部とを一体にした
記録ヘッドに有効な発明に関するものである。
【0002】[背景技術]記録ヘッドとしては、記録ヘ
ッド部とインク収納部とが一体に構成され、キャリッジ
上で往復運動する記録ヘッドカ−トリッジや記録ヘッド
にインクを供給するためのインクカートリッジにおいて
は、前者が供給用のインクを保持するために、後者が廃
インクを収納するために、内部に多孔質体を用いること
が知られている。これらには、インク漏れやインクの揺
動の問題があるものの、大気圧とタンク内部圧を等しく
するための大気連通口が通常設けられている。この大気
連通口からのインク漏れを防止するために高分子の多孔
質膜を設けることも考案されているが、高価であり設置
に多くの工夫と費用がかかるという問題がある。又、大
気連通部を大型化してインクの漏れを防止することも考
えられるが、装置の大型化を招くという別の問題も発生
してしまう。
【0003】他方、フルラインを大型記録ヘッドで高速
印字する装置にあっては大型タンクの大気開放部には積
極的に自動開閉弁を設けるものもあり、高価で、複雑な
ものとなる。
【0004】ところで、一般のインクタンクのように単
に大気連通口を有しているものとは異なり、タンク内部
に多孔質体を有している記録カ−トリッジにおいては、
記録液は基本的に多孔質体中で保持されており、通常の
使用状態では、大気連通行やノズルから記録液が漏れ出
ることはない。が、落下や振動等の衝撃が記録ヘッドカ
−トリッジに加わると、記録液は多孔質体中で保持しき
れず記録液が飛散してしまうことがある。この時飛散し
た液滴が大気連通口に付着すると、大気連通口を通して
記録液がカ−トリッジ外部へ飛び出したり、外壁を汚し
てしまったりすることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来に認識
されている問題を解決し、インク蒸発を防止すること或
はインク不着があったとしてもインク漏れの発生を大幅
に防止することといった新たな技術課題をも解決するも
のである。又、本発明は、別の観点から与えられた空間
がわずかでも、十分なインク漏れ防止効果を発揮出来る
発明を提供するものである。
【0006】本発明の第1目的は、振動や衝撃に対して
もインク漏れのない安全なインク収納容器を提供するこ
とである。
【0007】本発明の第2目的は、インクの蒸発を従来
に比べて大幅に減少でき、インク増粘の問題を解決出来
るインク収納容器の提供にある。更に、この容器によっ
て、販売時の包装をより安価で簡易なものにでき、全体
構成をより安価に構成出来た販売ユニットを提供するも
のである。
【0008】本発明の第3目的は、インク不着や外部に
漏れ出すようなインクがあったとしても、使用時のイン
ク供給を安定化でき、同時にこれらのインクを収納容器
内部に回収出来るインク収納容器の提供を行うものであ
る。
【0009】本発明の他の目的は実施例の説明から理解
できよう。
【0010】[発明の概要]本発明は、上記目的を達成
するもので、内部を外気と連通するための外気連通部を
備えインクを内部に収納するインク収納容器において、
該外気連通部が内部から外部に向かって互いに連通する
複数の室を有し、該複数室夫々の開口部は該室に較べて
小孔であることを特徴とするインク収納容器である。こ
の発明によれば、外気連通部が内部側開口と外部側開口
との間にこれらの開口よりも相対的に大きい複数の室を
小孔を介して段階的に備えているために、インク漏れを
複数回にわたって干渉でき、侵入したインクをも複数回
の保有空間を経なければ外部へ達することができない。
従って、従来に較べて、インク漏れ防止効果は絶大であ
る。又、このように複数室を持つことで、インクの蒸発
が、微小空間中で早期に飽和水蒸気圧に達すると思われ
るが、蒸発問題を大幅に改善できた。
【0011】加えて、該複数室夫々の開口部は互いに位
置がずれているという特徴を含むことで、衝撃や振動で
侵入してきたインクに対して分散効果を与えることがで
き、結果的にインク漏れ防止効果を効率よく微小空間で
も十分達成出来る。
【0012】一方、該複数室が、内部から外部に向かう
方向に関して交差する方向に位置しているという構成を
持つことで、同様に、衝撃や振動で侵入してきたインク
に対して分散効果を与えることができる。この構成によ
れば、結果的にインク漏れ防止効果を効率よく発揮で
き、外気連通部構成を小型化出来る利点もある。この構
成は、単独でも効果があるが、上記構成に付加すること
で、相乗的に効果が向上するものである。
【0013】又、上記複数室の相対的な構成に関して、
内部側の室ほど容積が大である関係を満足することで、
与えられた空間内にとって、或は、相対的に、大きな緩
衝効果をまず与えることができ、インク漏れ防止に有効
である。
【0014】一方、外気または、大気連通部を、インク
収納部内に配置するために、連通部近傍に、内壁面から
連続している部材が存在する場合は、別の問題を提起す
る。即ち、内壁面に連続している部材にそってインクが
伝わってくる場合がある。このインクは、本発明の上記
構成によれば、従来よりも確実に阻止出来るものである
が、無ければより一層本発明の信頼性を長期化出来るも
のである。従って、本発明の更に好ましい構成として
は、インク収納部内の開口端部をこのような連続部材よ
りも内部に突出させることが挙げられる。この場合、こ
の開口端部は、インク吸収体の如き多孔質体と非接触で
ある方が好ましい。
【0015】更なる本発明の特徴は以下の実施例の説明
に見られるであろう。いずれにしても、本発明の特徴発
明の夫々は各独立した効果と、夫々の組み合わせによる
相乗効果を発揮出来るものである。
【0016】
【実施例】まず、本発明の実施例の要部を説明する前
に、本発明が最適に実用化出来る記録ヘッド及びその装
置について図2乃至図7を用いて説明する。図2は、本
発明の一実施例のインクジェット記録装置で使用される
インクジェットカートリッジ11の斜視図、図3はイン
クジェットカートリッジ11の構成を示す分解図であ
る。以下、図3を中心に説明し、合わせて参照する図面
については括弧内にその図面番号を記す。
【0017】インクジェットカートリッジ11は、多数
の吐出口30が一体的に形成された記録ヘッドに相当す
るインクジェットヘッド12と、インクジェットヘッド
12を含みこれへの電気配線、インク配管がまとめられ
たインクジェットユニット13と、インクを収納するイ
ンクタンク14とが一体的に設けられたものである。本
例のインクジェットカートリッジ11は、インクの収納
割合が従来のものより大きくなっており、インクタンク
14の前面よりもわずかにインクジェットユニット13
の先端部が突出している。このインクジェットカートリ
ッジ11は、インクジェット記録装置本体15に載置さ
れているキャリッジ16の後述する位置決め手段及び電
気的接点によって固定支持されるとともに、キャリッジ
16に対して着脱可能なディスポーザブルタイプのもの
である(図6参照)。
【0018】ここで、インクジェットヘッド12の構成
について説明する。図4に示すように、インクジェット
ヘッド12には、列状に設けられた複数個の吐出口30
から記録液(インク)を吐出させるために、印加電圧が
供給されて熱エネルギーを発生させる電気熱変換体40
が各液路毎に配設されている。そして駆動信号を印加す
ることによって、電気熱変換体40に熱エネルギーを発
生せしめて膜沸騰を生じさせインク液路内に気泡を形成
する。そしてこの気泡の成長によって吐出口30からイ
ンク滴を吐出させるようになっている。各電気熱変換体
40はシリコン基板からなるヒータボード100上に設
けられ、各電気熱変換体40に電力を供給するアルミニ
ウム等の配線(不図示)とともに成膜技術により一体的
に形成されている。複数のインク流路をそれぞれ区分す
るための隔壁や各インク流路へ供給されるインクを一時
的に収納する共通液室1301等を設けた溝付天板13
00と、インクタンク14からのインクを共通液室13
01に導入するためのインク受け口1500と、各イン
ク流路に対応した吐出口30を複数個有するオリフィス
プレート400とは一体成型されており、その材料とし
てポリスルホンが好ましいが、ポリエーテルスルホン,
ポリフェニレンオキシド,ポリプロピレンなどの他の成
型用樹脂材料を用いいてもよい。
【0019】次に、インクジェットユニット13の構成
について説明する。配線基板200の一端は、インクジ
ェットヘッド12のヒータボード100の配線部分と相
互に接続され、さらに配線基板200の他端部には、本
体装置からの電気信号を受けるための各電気熱変換体4
0(図4)に対応した複数個のパッド201が設けられ
ている。このことにより本体装置からの電気信号は、そ
れぞれの電気熱変換体40に供給されるようになる。
【0020】配線基板200の裏面を平面で支持する金
属製の支持体300は、インクジェットユニット13の
底板となる。押えばね500はM字形状であり、そのM
字の中央で共通液室1301(図4)を軽圧で押圧する
とともに、その前だれ部501で液路の一部、好ましく
は吐出口30近傍の領域を線圧で集中押圧する。ヒータ
ボード100と天板1300とは、押えばね500の足
部が支持体300の穴3121を通って支持体300の
裏面側に係合することによって、挟み込んだ状態で係合
され、押えばね500とその前だれ部501の集中付勢
力によって相互に圧着固定される。支持体300は、イ
ンクタンク14の2つの位置決め用凸起1012および
位置決めかつ熱融着保持用突起1800,1801にそ
れぞれ係合する穴312,1900,2000を有する
ほか、キャリッジ16に対する位置決め用の突起250
0,2600を裏面側に有している。また、支持体30
0には、インクタンク14からのインク供給管2200
(後述)を貫通可能にする穴320が設けられている。
支持体300に対する配線基板200の取付けは、接着
剤等による貼着で行なわれる。
【0021】支持体300の凹部2400,2400
は、それぞれ突起2500,2600の近傍に設けられ
ており、組立てられたインクジェットカートリッジ11
(図2)において、その周囲の3辺が平行溝3000,
3001で形成されたヘッドの先端領域の延長点にあっ
て、ゴミやインク等の不要物が突起2500,2600
に至らないようにしている。この平行溝3000の形成
されている蓋部材800は、図6に示されるように、イ
ンクジェットカートリッジ11の外壁を形成するととも
に、インクタンク14との間にインクジェットユニット
13を収納する空間を形成する。また、平行溝3001
が形成されているインク供給部材600は、前述のイン
ク供給管2000に連続するインク導管1600をイン
ク供給管2200側を固定した片持ちばりとして形成
し、さらにインク導管1600の固定側とインク供給管
2200との間の毛細管現象を確保するための封止部材
602が挿入されている。なお、インクタンク14とイ
ンク供給管2200との結合シールを行なうパッキン6
01が設けられ、インク供給管2200のインクタンク
14側の端部にはフィルター700が設けられている。
【0022】このインク供給部材600は、モールド成
型で作られるので、安価で位置精度が高く、製造上の精
度低下がなく、さらに片持ちばり構造のインク導管16
00によって大量生産時においてもインク導管1600
のインク受け口1500に対する圧接状態が安定してい
る。本例では、この圧接状態下で、封止用接着剤をイン
ク供給部材600側から流し込むだけで、より完全な連
通状態を確実に得ることができる。なお、インク供給部
材600の支持体300に対する固定は、インク供給部
材600の裏面側の2本のピン(不図示)を支持体30
0の穴1901,1902にそれぞれ貫通突出させ、こ
れを熱融着することにより簡単に行なわれる。この熱融
着された裏面部のわずかな突出領域は、インクタンク1
4のインクジェットユニット13取付側の側面のくぼみ
(不図示)内に収められるので、インクジェットユニッ
ト13の位置決め面は正確に得られる。
【0023】次に、インクタンク14の構成について説
明する。インクタンク14は、カートリッジ本体100
0とインク吸収体900と蓋部材1100とからなり、
インク吸収体900を上記インクジェットユニット13
とは反対側からカートリッジ本体1000に挿入後、蓋
部材1100でこれを封止することによって形成され
る。
【0024】インク吸収体900は、インクを含浸して
保持するためのものであり、カートリッジ本体1000
内に配置される。その詳細については後述する。インク
供給口1200は、インクジェットユニット13にイン
クを供給するためのものであるとともに、インクジェッ
トカートリッジ11の組み立て工程においては、インク
をインク吸収体900に含浸させるための供給口ともな
る。さらに、インクタンク14には、大気を内部に連通
するための大気連通口1401が設けられ、大気連通口
1401からのインクのもれを防ぐため、その内方に撥
液材1400が配置されている。
【0025】本例では、インク吸収体900からのイン
ク供給を良好に行なうために、カートリッジ本体100
0内のリブ2300と蓋部材1100の部分リブ231
0,2320によって形成されたインクタンク14内の
空気存在領域が、大気連通口1401側から連続し、イ
ンク供給口1200から最も遠い角部の領域にわたって
形成されるように構成しているので、インク吸収体90
0への相対的に良好かつ均一なインク供給がこのインク
供給口1200側から行なわれることが重要である。こ
の方法は実用上極めて有効である。このリブ2300
は、インクタンク14のカートリッジ本体1000の後
方面において、キャリッジ16(図7)に移動方向に平
行に4本設けられ、インク吸収体900が後方面に密着
することを防止している。また、部分リブ2310,2
320は、リブ2300のそれぞれに対応してその延長
上にあたる蓋部材1100の内面に設けられているが、
リブ2300とは異なり分割された状態となっていて空
気の存在空間を前者より増加させている。なお、部分リ
ブ2310,2320は蓋部材1100の全面積の半分
以下の面に分散された形となっている。これらのリブに
よって、インク吸収体900のインク供給口1200か
ら最も遠い角部の領域のインクをより安定させつつも確
実にインク供給口1200側へ毛細管力で導びくことが
できた。
【0026】前述したインクタンク14のインク収容空
間は長方体形状であり、その長辺を側面にもつ場合であ
るので上述したリブの配置構成は特に有効であるが、キ
ャリッジ16(図7)の移動方向に長辺を持つ場合また
は立方体の場合は、蓋部材1100の全体にリブを設け
るようにすることでインク吸収体900からのインク供
給を安定化できる。限られた空間内にインクを出来るだ
け収納するためには直方体形状が適しているが、この収
納されたインクを無駄なく記録に使用するためには、上
述したように、角部の領域に対して近接する2面領域に
上記作用を行なえるリブを設けることが重要である。さ
らに本実施例におけるインクタンク14の内面リブは、
直方体形状のインク吸収体900の厚み方向に対してほ
ぼ均一な分布で配置されている。この構成は、インク吸
収体900全体のインク消費に対して、大気圧分布を均
一化しつつインク使用量を実質上最大限使用することが
出来る構成である。さらに、このリブの配置上の技術思
想を詳述すれば、直方体の4角形上面においてインクタ
ンク14のインク供給口1200を投影した位置を中心
として、長辺を半径とする円弧を描いたときに、その円
弧よりも外側に位置する吸収体に対して、大気圧状態が
早期に与えられるようにその円弧よりも外側の面に上記
リブを配設することが重要となる。この場合、インクタ
ンクの大気連通口は、このリブ配設領域に大気を導入で
きる位置であれば、本例に限られることではない。
【0027】加えて、本実施例は、インクジェットカー
トリッジ11のインクジェットヘッド12に対する後方
面を平面化して、装置に組み込まれたときの必要スペー
スを最小化するとともに、インクの収容量を最大化する
構成をとっているため、装置の小型化を達成できるだけ
ではなく、カートリッジの交換頻度を減少できる優れた
ものとなっている。そして、インクジェットユニット1
3を一体化するための空間の後方部を利用して、そこに
大気連通口1401用の突出部分を形成し、この突出部
分の内部を空洞化して、ここに前述したインク吸収体9
00厚み全体に対する大気圧供給空間1402を形成し
てある。このように構成することで、従来には見られな
い優れたインクジェットカートリッジを提供できた。な
お、この大気圧供給空間1402は、従来のものよりも
はるかに大きい空間であり、上記大気連通口1401が
上方に位置しているので、何らかの異常でインクがイン
ク吸収体900から離脱しても、この大気圧供給空間1
402は、そのインクを一時的に保持でき、確実にイン
ク吸収体900に回収させることができ、無駄のない優
れたカートリッジを提供できる。
【0028】また、インクタンク14のインクジェット
ユニット13の取付面の構成は図5によって示されてい
る。オリフィスプレート400の吐出口のほぼ中心を通
って、インクタンク14の底面もしくはキャリッジ16
の表面の載置基準面に平行な直線をL1とすると、支持
体300の穴312に係合する2つの位置決め用凸起1
012はこの直線L1上にある。この凸起1012の高
さは支持体300の厚みよりわずかに低く、支持体30
0の位置決めを行う。この図面上で直線L1の延長上に
は、図6に示すように、キャリッジ16の位置決め用フ
ック4001の90度角の係合面4002が係合する爪
2100が位置しており、キャリッジ16に対する位置
決めの作用力がこの直線L1を含む上記基準面に平行な
面領域で作用するように構成されている。後述するよう
に、これらの関係は、インクタンク14のみの位置決め
の精度がインクジェットヘッド12の吐出口の位置決め
精度と同等となるので有効な構成となる。また、支持体
300のインクタンク14側面への固定用穴1900,
2000にそれぞれ対応するインクタンク14の突起1
800,1801は前述の凸起1012よりも長く、支
持体300を貫通して突出した部分を熱融着して支持体
300をその側面に固定するためのものである。上述の
線L1に垂直でこの突起1800を通る直線L3、突起
1801を通る直線L2としたとき、直線L3上にはイ
ンク供給口1200のほぼ中心が位置するので、インク
供給口1200とインク供給管2200との結合状態は
安定化し、落下や衝撃によってもこれらの結合状態への
負荷が軽減される。また、直線L2,L3は一致せず、
インクジェットヘッド12の吐出口側の凸起1012周
辺に突起1800,1801が存在しているので、さら
にインクジェットヘッド12のインクタンク14に対す
る位置決めの補強効果を生んでいる。なお、曲線L4
は、インク供給部材600の装着時の外壁位置である。
突起1800,1801はその曲線L4に沿っているの
で、インクジェットヘッド12の先端側構成の重量に対
しても充分な強度と位置精度を与えている。インクタン
ク14の先端ツバ2700は、キャリッジ16の前板4
000(図6)の穴に挿入されて、インクタンク14の
変位が極端に悪くなるような異変時に対して設けられて
いる。キャリッジ16に対する抜け止め2101は、キ
ャリッジ16の不図示のバーに対して設けられ、インク
ジェットカートリッジ11が後述のように旋回装着され
た位置でこのバーの下方に侵入して、不要に位置決め位
置から離脱させる上方方向への力が作用しても装着状態
を維持するための保護用部材である。
【0029】インクタンク14は、インクジェットユニ
ット13を装着された後に蓋部材800で覆うことで、
インクジェットユニット13を下方開口を除いて包囲す
る形状となるが、インクジェットカートリッジ11とし
ては、キャリッジ16に載置するための下方開口はキャ
リッジ16と近接するため、実質的な4方包囲空間を形
成してしまう。したがって、この包囲空間内にあるイン
クジェットヘッド12からの発熱は、この空間内の保温
空間として有効となるものの、長期連続使用のときはわ
ずかな昇温となる。このため本例では、支持体300の
自然放熱を助けるためにインクジェットカートリッジ1
1の上方面に、この空間よりは小さい幅のスリット17
00を設けることにより、昇温を防止しつつもインクジ
ェットユニット13全体の温度分布の均一化を環境に左
右されないようにすることができた。
【0030】インクジェットカートリッジ11として組
立てられると、インクはカートリッジ本体1000の内
部よりインク供給口1200、支持体300に設けた穴
320およびインク供給部材600の中裏面側に設けた
導入口を介してインク供給部材600内に供給され、そ
の内部を通った後、導出口より適宜の供給管および天板
1300のインク受け口1500を介して共通液室内へ
と流入する。以上におけるインク連通用の接続部には、
例えばシリコンゴムやブチルゴム等のパッキンが配設さ
れ、これによって封止が行なわれてインク供給路が確保
される。
【0031】上述のように、インク供給部材600、天
板1300とオリフィスプレート400、カートリッジ
本体1000をそれぞれ一体成型部品としたので、組立
て精度が高水準になるばかりでなく、大量生産時の品質
向上に極めて有効である。また、部品点数は、従来品に
比べ減少しているので、所望の優れた特性を確実に発揮
できる。
【0032】また、本実施例においては、インクジェッ
トカートリッジ11の組立て後に、図1に示すように、
インク供給部材600の上面部603と、インクタンク
14の細長い開口部1700を備えた屋根部の端部40
08との間に、すき間1701が存在するようになって
いる。同様に、インク供給部材600の下面部604
と、インクタンク14の下方の蓋部材800が接着され
る薄板部材のヘッド側端部4011との間に、すき間
(不図示)が形成されている。これらのすき間は、上記
開口部1700の放熱作用を一層促進するとともに、イ
ンクタンク14に加わる不要な力があったとしても、こ
れが直接、インク供給部材600、ひいてはインクジェ
ットユニット13に加わることを防止している。
【0033】いずれにしても、本実施例の上述した構成
は従来にはないものであり、それぞれが単独で有効な効
果をもたらすとともに、組み合わさっていることにより
格別の効果を奏するものである。
【0034】次に、キャリッジ16に対するインクジェ
ットカートリッジ11の取り付けについて説明する。図
6において、プラテンローラ5000は、記録媒体52
00(例えば記録紙など)を図示紙背方向から紙表面方
向へ案内する。キャリッジ16はプラテンローラ500
0の長手方向に沿って移動するもので、キャリッジ16
の前方すなわちプラテンローラ5000側にあってイン
クジェットカートリッジ11の前面側に位置する前板4
000(厚さ2mm)と、後述する電気接続部用支持板4
003と、インクジェットカートリッジ11を所定の記
録位置に固定するための位置決め用フック4001とが
設けられている。前板4000は、インクジェットカー
トリッジ11の支持体300の突起2500,2600
に対応する2個の位置決め用突出面4010を有し、イ
ンクジェットカートリッジ11の装着後はこの突出面4
010に向かう垂直な力を受ける。このため、補強用の
リブが前板4000のプラテンローラ5000側に、そ
の垂直な力の方向に向かっているリブ(不図示)を複数
有している。このリブは、インクジェットカートリッジ
11装着時の前面位置L5よりもわずかに(約0.1mm
程度)プラテンローラ5000側に突出しているヘッド
保護用突出部をも形成している。支持板4003は、図
示紙面に垂直方向に伸びる複数の補強用リブ4004を
有し、それらの側方への突出割合は、プラテンローラ5
000側からフック4001側に向かうにつれて減少
し、このことによってインクジェットカートリッジ11
が、図示されるように、傾斜して装着される。また、支
持板4003は、インクジェットカートリッジ11の配
線基板200のパッド201に対応するパッド2011
を具備したフレキシブルシート4005と、これを裏面
側から各パッド2011に対して押圧する弾性力を発生
するためのボッチ付ゴムパッドシート4007とを保持
する。支持板4003は、パッド201とパッド201
1間の電気的接触状態を安定化するため、上記の突出面
4010の作用方向とは逆方向にインクジェットカート
リッジ11への作用力を及ぼすためのフック4001側
の位置決め面4006を突出面4010に対応して設
け、これらの間にパッド接触域を形成するとともに、パ
ッド2011対応のボッチ付ゴムシート4007のボッ
チの変形量を一義的に規定する。位置決め面4006
は、インクジェットカートリッジ11が記録可能な位置
に固定されると、配線基板200の表面に当接した状態
となる。パッド201を前述の線L1に対して対称にな
るよう分布させてあるので、ボッチ付ゴムパッドシート
4007の各ボッチの変形量は均一になり、パッド20
11とパッド201間の当接圧はより安定化する。本例
では、パッド201の分布は、上方、下方2列、縦2列
である。
【0035】フック4001は、固定軸4009に係合
する長穴を有し、この長穴の移動空間を利用して図の位
置から反時計方向に回動した後、プラテンローラ500
0の長手方向に向って左方側へ移動することでキャリッ
ジ16に対するインクジェットカートリッジ11の位置
決めを行なう。フック4001の移動はどのようなもの
でもよいが、レバー等で行なえる構成が好ましい。いず
れにしても、このフック4001の回動時にインクジェ
ットカートリッジ11はプラテンローラ5000側へ移
動しつつ、位置決め用突起2500,2600が前板4
000の突出面4010に当接可能な位置へと移動す
る。フック4001の左方側移動によって、90度のフ
ック面4002がインクジェットカートリッジ11の爪
2100の90度面に密着しつつ、インクジェットカー
トリッジ11が突起2500と突出面4010との接触
域を中心に水平面内で旋回し、最終的にパッド201と
パッド2011同志の接触が始まる。そしてフック40
01が所定位置、すなわち固定位置に保持されると、パ
ッド201とパッド2011との完全接触状態と、突起
2500,2600と突出面4010との完全面接触
と、フック面4002と爪2100の90度面の2面接
触と、配線基板200と位置決め面4006との面接触
が同時に形成されて、キャリッジ16に対するインクジ
ェットカートリッジ11の保持が完了する。
【0036】次に、インクジェット記録装置本体の概略
について説明する。
【0037】本発明が適用されるインクジェット記録装
置15の概観は、図7に示されている。ら線溝5004
の刻まれたリードスクリュー5005は、駆動モータ5
013の正逆回転に連動し、駆動力伝達ギア5011,
5009を介して回転駆動される。キャリッジ16は、
取付け部5001(図6)に設けられたピン(不図示)
によってら線溝5004に対して係合し、さらに案内レ
ール5003に摺動自在に案内されていることにより、
図示矢印a,b方向に往復移動される。紙押え板500
2は、キャリッジ16の移動方向にわたって記録媒体5
200をプラテンローラ5000に対して押圧する。フ
ォトカプラ5007,5008はキャリッジ16のレバ
ー5006のこの域での存在を確認して駆動モータ50
13の回転方向の逆転等を行なうためのホームポジショ
ン検知手段を構成する。インクジェットヘッド12の前
面をキャップするキャップ部材5022は、支持部材5
016によって支持され、さらに吸引手段5015を備
え、キャップ内開口5023を介してインクジェットヘ
ッド12の吸引回復を行なう。本体支持板5018には
支持板5019が取付けられており、該支持板5019
に摺動自在に支持されたクリーニングブレード5017
は、図示しない駆動手段によって前後方向に移動され
る。クリーニングブレード5017の形態は図示するも
のに限られず、公知のものが本例に適用できることは言
うまでもない。レバー5012は、吸引回復操作を開始
するためのもので、キャリッジ16と当接するカム50
20の移動にともなって移動し、駆動モータ5013か
らの駆動力がギア5010やクラッチ切換等の公知の伝
達手段によって移動制御される。
【0038】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復の各処理は、キャリッジ16がホームポジション
側領域にきたときリードスクリュー5005の作用によ
って、それぞれの対応位置で行なわれるようになってい
る。周知のタイミングで所望の作動を行なうようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。上述における各構成
は単独でも複合的に見ても優れたものであり、本発明に
とって好ましい構成例を示している。
【0039】次に本発明実施例の要部である大気連通部
に関し詳細に説明する。
【0040】図1は、本発明による記録ヘッドカ−トリ
ッジ全体を示す斜視図であり、大気連通部構成の部分を
透視的に表現している。2は電気信号により液滴を吐出
させる記録ヘッド部、3は記録ヘッド2に供給するため
の記録液を貯蔵しているタンク部、4はタンク部3の内
圧と大気圧を等しくするための大気連通部である。5は
大気連通口4と複数の部屋を形成しているキャップ部
材、8は記録液を保持している多孔質体である。7は前
述の大気圧供給空間1402に対応する、温度変化や圧
力変化によるインク漏れを防ぐためのバッファ室で、多
孔質体8と大気連通部4との非接触状態を形成してい
る。第1図の大気連通部の構成の詳細は図9(c)にそ
の斜視図を上下反対に図示してあり、第10図は第1図
の各開口部を通る断面図として表現している。これらの
図で理解できるように、大気連通部は内部側の開口4
3、内部側の部屋44、各部屋間の開口45、外部側の
部屋42、外部側の開口41の順に大気或は外気ヘ向か
って連通した構成となっている。本実施例は、インクタ
ンクの円筒状内壁に第8、9図示のようなキャップ部材
をその吐出部49(約0.1mm程度の圧入によって変
形可能なバリのようなもの)を変形せしめながら挿入す
ることで大気連通部を形成しているが、図11のよう
に、予め、本発明は上記主旨に合致した構成物をインク
タンク外壁に装着するようなものにしてもよい。
【0041】インクタンク内側に向けられるパイプ状の
開口部を持ち、タンクハウジングの筒状開口部に装着さ
れたときに2部屋ができるよう仕切り板が設けられてい
る。仕切り板には穴が設けられ、前記2部屋とは連通す
る構造となる。2部屋の一方はインクタンク内側に開口
し、他方はインクタンク外部大気側へと開口している。
パイプ状の開口部は、インクタンク内側に向けられ装着
される。各開口部は、それぞれの部屋へ開口している面
の重心に位置ずけることが好ましい。また、各部屋を仕
切る仕切り板に設けられた穴も同様に仕切り板の重心を
通して仕切り板に垂直に設けるのが好ましい。また、パ
イプ内径は、直径0.5mm以上1.0mm以下の開口
を形成することが良い。本実施例では各開口を直径0.
8mmとした。最終の開口部である開口41は内部側の
開口の大きさよりも小さい径の加工にすることが好まし
い。本実施例ではこの主旨から最終の開口部である開口
41は直径0.7mmとすることが最適である。
【0042】図10にはキャップ部材装着時の断面図を
示す。パイプ状の開口部は、インクタンクハウジングよ
りも内部に突起した長さである。この長さは、ハウジン
グ面より、L>0.5mmであることが望ましい。これ
より短いと飛散してきたインクが連通口内に流れ込み、
インク漏れを起こしやすくなる。
【0043】パイプ内に飛散したインクが入り込んだ場
合、一時的にタンク内は密閉状態となる。この状態でイ
ンクが消費されると、インクカ−トリッジ内圧力が減少
し、更に消費続けると不吐出状態になる。パイプ径は、
このような印字不良が発生する前にタンク内の減圧によ
りパイプ内のインクが抜ける径としなければならない。
あるいは、回復操作によりインクが消費されたときのタ
ンク内の減圧により、パイプ内のインクが抜ければ良
い。
【0044】パイプ状に突起した構造にすることによ
り、インク滴が飛散してもインク滴全体積がパイプに入
らず、ほとんどは、外へ流れていく。パイプの先端にC
をつける、あるいは、パイプの肉厚を薄くするとより効
果的である。上記パイプの端には、第一のバッファ室が
設けられている。飛散してきたインクの一部が入り、落
下・振動等でインクが移動してもこの部屋で受け止める
ことができる。
【0045】また、従来の大気連通口構造では、蒸発量
が多く、パッケ−ジを開封した後の蒸発量が多いため、
その分インクを余分に入れておく必要があった。このよ
うに、インクを余分にカ−トリッジ内にいれておくこと
で、落下・振動などでのインク漏れ発生頻度が多くなっ
ていた。
【0046】本発明によると、蒸発量は従来に比べ約
0.6倍に押えられる。これにより、従来と同一のイン
ク充填量に比べ印字枚数も多くかける。また、蒸発量が
少ないため、パッケ−ジの材料の自由度が増える。図1
3にはパッケ−ジ開封後の蒸発量を示した。図に示すよ
うに、開封直後、従来パッケ−ジでは蒸発量W2 であり
本発明の大気連通部を装着したインクカ−トリッジを収
納した他のパッケ−ジでは蒸発量W1 と多いにもかかわ
らず、開封後の蒸発量の差により、使用途中でト−タル
蒸発量が逆転する。このように、パッケ−ジ状態での蒸
発の許容範囲を拡大することができる。これにより、従
来用いていたパッケ−ジの厚みを、例えば、1mmから
0.6mmにすることも可能となる。厚みを薄くするこ
とにより、材料コスト・生産性を上げることができる。
また、蓋側も従来アルミ箔層を1層入れていたのに対
し、アルミ蒸着膜ですませることも可能となる。蓋に関
しても層を減らす分工程を減らすことができ、安価とな
る。以下に本発明連通口を装着したパッケ−ジの一例を
示す。
【0047】パッケ−ジ例 パッケ−ジ包材6002 肉厚 0.6 mm パッケ−ジ蓋 6003 最外層 PET 12 μ (層構成) アルミニウム 0.05μ ナイロン 15 μ PE 25 μ EVAピール層 25 μ インクジェットカ−トリッジは上記パッケ−ジに収納さ
れ、更に、図16に示すように、収納箱6001に梱包
される。
【0048】図9(b)は、図9(a)の前記実施例の
仕切り板を平板としたもので、形状的に簡易にしたもの
である。
【0049】図8は、大気連通部を内部から外部に向か
う方向に複数部屋を並べた構成のキャップ部材で、2部
屋に区切った他の方法である。
【0050】図9(c)は大気連通部を3部屋に区切っ
た構造である。
【0051】バッファ室を複数にすることで、構造的に
は複雑になり、場合によってはコスト高になるが、イン
ク漏れに対してはバッファが多くなる分効果的になる。
【0052】以上のキャップ部材は、一体でできる構造
であるが、別体の組み合わせ、タンクハウジングとの組
み合わせで同様の構造を形成しても勿論構わない。構成
してもかまはない。図11(a)、(b)はタンクハウ
ジング800にパイプ構造を設けた例である。
【0053】更に、図11(b)は、パイプ上の部分を
傾斜にし、その頂点に近い部分に穴を設けた構成であ
る。傾斜部はタンクハウジングで構成されている。この
ような構成にしても前記のパイプ形状と同等の効果が得
られる。飛散したインクは、傾斜に沿って流れるため、
穴から流れ込むインクは極少量に押さえられる。その他
は、前記同様、仕切られた部屋の効果によりインク漏れ
を防止できる。
【0054】図1において、5は、本発明を盛り込んだ
キャップ部材である。このキャップ部材は、図に示すご
とく、記録ヘッドカ−トリッジ本体の壁より、一段押し
込まれた構成である。これは、万一、大気連通口4から
インクが伝わってきても、ユ−ザ−の手などに直接触れ
ることがないからである。
【0055】図12には本発明キャップ部材をインクタ
ンクに装着した状態を示す。大気側の開口部41は図の
ように水平に装着された場合、水平より45度下方に向
いた位置に装着するのが好ましい。このような一関係で
装着した場合、大気への開口部は真下に来ることがな
く、ゴミなどの付着物が開口部を塞ぐ可能性が少なくな
る。また、本発明のインクカ−トリッジは、吐出口下向
きに印字することもある。その際にも、前記位置関係に
装着することにより、大気への開口部は真下に来ること
はない。前記装着位置であると、インクタンク側開口部
は、常に連通部上方に位置し、インクが連通部に付着し
にくい位置である。
【0056】図14は前述のようなカートリッジを収納
したケース体6002と蓋体6003は流通過程でのカ
ートリッジの損傷を防止する目的、あるいは販売上の展
示性を良好とする目的、さらには開封特性を良好にし内
容物に対する開封時の衝撃を緩和する目的で箱体600
1に収納保持している。箱体6001は、図に示される
ように外形略直方体形状で、長辺側の一側面に箱体開封
用のジッパー部材を、短辺側の一側面に箱体展示用のフ
ック部を備えている。箱体6001は、前述のジッパー
部材を引きはがし開封した時(図14)に解放蓋側とケ
ース体収納側とに分けられるが、前述の展示用のフック
部はケース体収納側に設けられている。本発明は、大気
連通部に上述したような構成を具備しているので、パッ
ケージの蒸発防止のための厚みを減少でき、この全体の
コストを低減できる。
【0057】記録ヘッドの代表的な構成や原理について
は、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第
4740796号明細書に開示されている基本的な原理
を用いて行なうものが好ましい。この方式は所謂オンデ
マンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能で
あるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(イン
ク)が保持されているシートや液路に対応して配置され
ている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰
を越える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動
信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネル
ギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させ
て、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(イン
ク)内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の
成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を
吐出させて、少なくとも一つの滴を形成す る。この駆
動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収
縮が行なわれるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細
書、同第4345262号明細書に記載されているよう
なものが適している。尚、上記熱作用面の温度上昇率に
関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載
されている条件を採用すると、更に優れた記録を行なう
ことができる。
【0058】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化もしくは液体或い
は、上述のインクジェットではインク自体を30℃以上
70℃以下の範囲内で温度調整を行なってインクの粘性
を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的
であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をなす
ものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギーによ
る昇温をインクの固形状態から液体状態への態変化のエ
ネルギーとして使用せしめることで防止するか又は、イ
ンクの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインク
を用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信
号に応じた付与によってインクが液化してインク液状と
して吐出するものや記録媒体に到達する時点ではすでに
固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初
めて液化する性質のインク使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部又は貫通孔に液状又は
固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して
対向するような形態としても良い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の大気連通
部構造を持つインク収納容器或は記録ヘッド又は、大型
タンク(この場合複数個の大気連通部を持ってもよい)
では、衝撃や振動などによって、タンク部中の記録液が
大気連通口を通して外部に漏れることがなくなり、ユ−
ザ−が手や衣服などを汚すという不安を解消することが
できた。
【0060】また、従来のインクカトリッジ梱包形態で
は、吐出口を塞ぐシ−ルテ−プを大気連通口まで伸ば
し、大気連通口を塞ぐことでインク漏れを防止してい
た。しかし、本発明によりシ−ルテ−プを大気連通口ま
で伸ばす必要がなく、シ−ルテ−プを短くでき、或はパ
ッケージを簡略化でき全体としてコストを安価にできる
効果もある。さらには、大気連通口インクタンクからの
蒸発を押さえることができるため、ユ−ザ−使用期間、
従来より記録液を有効に使用することができることに加
え、パッケ−ジの材質の自由度が広がった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のインクカ−トリッジの斜視図
である。
【図2】本発明の一実施例のインクジェット記録装置で
使用されるインクジェットカートリッジ11の斜視図で
ある。
【図3】インクジェットカートリッジ11の構成を示す
分解図である。
【図4】インクジェットヘッド12の部分斜視図であ
る。
【図5】インクタンク14のインクジェットユニット1
3を取り付ける部分の説明図である。
【図6】インクジェットカートリッジ11のインクジェ
ット記録装置15本体への取り付けの説明図である。
【図7】インクジェット記録装置15の概観を示す概略
斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例のキャップ部材の斜視図で
ある。
【図9】(a)(b)(c)はそれぞれ大気連通部を形
成するキャップ部構成の斜視図を示し、(a)は3部屋
構成を、(b)は平面仕切りの2部屋構成を、(c)は
図1の曲面仕切りの2部屋構成を示している。
【図10】本発明の実施例図1の大気連通部断面図であ
る。
【図11】(a)(b)は本発明の他の実施例の断面図
である。
【図12】本発明の実施例図1の部分側面図である。
【図13】本発明の実施例のインク蒸発防止効果を説明
するグラフである。
【図14】本発明を用いたインクカ−トリッジ梱包形態
例の開封時斜視図である。
【符号の説明】
11 インクジェットカートリッジ 12 インクジェットヘッド 13 インクジェットユニット 14 インクタンク 15 インクジェット記録装置 41 開口 43 開口 45 開口 45A 開口 45B 開口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を外気と連通するための外気連通部
    を備えインクを内部に収納するインク収納容器におい
    て、該外気連通部が内部から外部に向かって互いに連通
    する複数の室を有し、該複数室夫々の開口部は該室に較
    べて小孔であることを特徴とするインク収納容器。
  2. 【請求項2】 上記複数室は内部から外部に向かう方向
    に関して交差する方向に位置し、該複数室夫々の開口部
    は互いにずれた位置にあることを特徴とする請求項第1
    項に記載のインク収納容器。
  3. 【請求項3】 上記インク収納容器はインクを保持する
    ための多孔質体を有しており、上記外気連通部は該多孔
    質体側に微小口を突出する突出部を該多孔質体と間隙を
    介して備えていることを特徴とする請求項第1項又は第
    2項に記載のインク収納容器。
  4. 【請求項4】 上記複数室は、内部側ほど容積が大であ
    ることを特徴とする請求項第1項乃至第3項いづれかに
    記載のインク収納容器。
  5. 【請求項5】 上記インク収納容器は熱エネルギーを発
    生してインクに膜沸騰を生ぜしめる電気熱変換体を具備
    した記録ヘッドに供給経路を介してインクを供給するイ
    ンク収納容器であることを特徴とする請求項第4項に記
    載のインク収納容器。
  6. 【請求項6】 上記インク収納容器は、樹脂部を備えた
    パッケージ内に包装されて販売されている請求項第4項
    に記載のインク収納容器。
  7. 【請求項7】 記録して吐出するヘッド部と、前記記録
    液を収納するためのタンク部とを一体に構成する記録ヘ
    ッドにおいて、前記タンク部に大気圧とタンク内部圧を
    等しくするための通気手段を有し、該通気手段のタンク
    部側開口部がパイプ状の形状をなし、該タンク部側開口
    部と大気側開口部は互いに異なる部屋に連通し、互いの
    部屋は孔で連通している、または、連通した複数の空間
    を介して連通している構造を持った通気手段を設けたこ
    とを特徴とする記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項第6項のタンク部開口部が、傾斜
    した面に設けられていることを特徴とする記録ヘッド。
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