JPH05162038A - Ａｔｃ付複合加工旋盤 - Google Patents
Ａｔｃ付複合加工旋盤Info
- Publication number
- JPH05162038A JPH05162038A JP35090091A JP35090091A JPH05162038A JP H05162038 A JPH05162038 A JP H05162038A JP 35090091 A JP35090091 A JP 35090091A JP 35090091 A JP35090091 A JP 35090091A JP H05162038 A JPH05162038 A JP H05162038A
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- Japan
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- tool
- axis
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- bed
- turret
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 工具搬送距離が短く、工具交換動作シーケン
スが少ない、Ｙ軸機能を有するＡＴＣ付複合加工旋盤を
提供する。 【構成】 上面にＺ軸案内１ａとＹ軸案内１ｂとを有す
るベッド１に、サドル２と主軸台５をそれぞれ移動位置
決め可能に設け、サドルのＸ軸案内２ａ上にタレット４
を有する刃物台３を移動位置決め可能に設け、主軸台上
にツイン形の交換アーム１１を有する工具交換アームユ
ニット９を配置し、ベッド１前面床上にＹ軸案内に隣接
して工具マガジン７を設置し、主軸台のＹ軸移動を利用
してＡＴＣ動作を行う。
スが少ない、Ｙ軸機能を有するＡＴＣ付複合加工旋盤を
提供する。 【構成】 上面にＺ軸案内１ａとＹ軸案内１ｂとを有す
るベッド１に、サドル２と主軸台５をそれぞれ移動位置
決め可能に設け、サドルのＸ軸案内２ａ上にタレット４
を有する刃物台３を移動位置決め可能に設け、主軸台上
にツイン形の交換アーム１１を有する工具交換アームユ
ニット９を配置し、ベッド１前面床上にＹ軸案内に隣接
して工具マガジン７を設置し、主軸台のＹ軸移動を利用
してＡＴＣ動作を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＡＴＣ付複合加工旋盤の
構造に関するものである。
構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＡＴＣ付旋盤として公知の技術に
特開昭６０−５６８４０号の技術がある。このものは図
６に示すようにベッドの心押台側に設けられ、Ｚ軸方向
反主軸側を向いて工具を貯蔵する複数のマガジンポット
１０１を、必要に応じて工具交換位置Ｅに割出す工具マ
ガジン装置と、この工具交換位置Ｅの上方のＢ位置とタ
レット１０２上方のＡ位置とに移動可能なキャリア１０
３に設けられた中間ポット１０４とを具備し、Ｂ位置の
中間ポット１０４とＥ位置のマガジンポット１０１の間
の工具交換をサブアーム１０５により行い、Ａ位置の中
間ポット１０４とタレット１０２との間の工具交換をマ
ガジンフレーム１０６に固着の交換アーム１０７により
行うようにしたものである。
特開昭６０−５６８４０号の技術がある。このものは図
６に示すようにベッドの心押台側に設けられ、Ｚ軸方向
反主軸側を向いて工具を貯蔵する複数のマガジンポット
１０１を、必要に応じて工具交換位置Ｅに割出す工具マ
ガジン装置と、この工具交換位置Ｅの上方のＢ位置とタ
レット１０２上方のＡ位置とに移動可能なキャリア１０
３に設けられた中間ポット１０４とを具備し、Ｂ位置の
中間ポット１０４とＥ位置のマガジンポット１０１の間
の工具交換をサブアーム１０５により行い、Ａ位置の中
間ポット１０４とタレット１０２との間の工具交換をマ
ガジンフレーム１０６に固着の交換アーム１０７により
行うようにしたものである。
【０００３】また他の例として、公知の技術に特開昭６
１−９５７９３号の技術がある。このものは図７に示す
ようにベッドの前側に固着のドラム形工具マガジン１１
１と、タレット１１２の間の工具交換を行うツインアー
ム形の交換アーム１１３の両端に、アーム旋回軸に対し
て４５°でかつ両面の交角が９０°をなす旋回取付面を
有し、この取付面に直角に設けられた旋回中心軸に、グ
リッパ取付台１１４を介して軸心方向に対して４５°に
工具取付中心線を有するグリッパ１１５を設けて、工具
マガジン１１１とタレット１１２の工具装着方向に対応
して、グリッパ取付台１１４の１８０°旋回によってグ
リッパ１１５をアーム旋回軸と平行又は直角方向に変更
できるようにしたものである。
１−９５７９３号の技術がある。このものは図７に示す
ようにベッドの前側に固着のドラム形工具マガジン１１
１と、タレット１１２の間の工具交換を行うツインアー
ム形の交換アーム１１３の両端に、アーム旋回軸に対し
て４５°でかつ両面の交角が９０°をなす旋回取付面を
有し、この取付面に直角に設けられた旋回中心軸に、グ
リッパ取付台１１４を介して軸心方向に対して４５°に
工具取付中心線を有するグリッパ１１５を設けて、工具
マガジン１１１とタレット１１２の工具装着方向に対応
して、グリッパ取付台１１４の１８０°旋回によってグ
リッパ１１５をアーム旋回軸と平行又は直角方向に変更
できるようにしたものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた特
開昭６０−５６８４０号の技術は、マガジンがベッドの
右側に設置されているため、ベッドの長さが長いほど工
具搬送距離が長くなり、そのうえフロアスペースが大き
く、高価になるという問題点を有している。また特開昭
６１−９５７９３号の技術は、ドラム形工具マガジンを
ベッドの前側に設けているため、スペース上の関係で心
押台の設置が難しいという問題点を有している。本発明
は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは心押台の設置が容
易で、Ｙ軸案内を利用してＡＴＣ動作を行わせる簡素で
フロアスペースを取らないＹ軸機能を有するＡＴＣ付複
合加工旋盤を提供しようとするものである。
開昭６０−５６８４０号の技術は、マガジンがベッドの
右側に設置されているため、ベッドの長さが長いほど工
具搬送距離が長くなり、そのうえフロアスペースが大き
く、高価になるという問題点を有している。また特開昭
６１−９５７９３号の技術は、ドラム形工具マガジンを
ベッドの前側に設けているため、スペース上の関係で心
押台の設置が難しいという問題点を有している。本発明
は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは心押台の設置が容
易で、Ｙ軸案内を利用してＡＴＣ動作を行わせる簡素で
フロアスペースを取らないＹ軸機能を有するＡＴＣ付複
合加工旋盤を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明におけるＡＴＣ付複合加工旋盤は、水平方向の
主軸軸線に対して直角なベッドの第１水平案内面上に移
動可能に設けられた主軸台と、該主軸台上に設けられ垂
直方向の中心軸のまわりで旋回及び中心軸方向に抜き差
し可能な交換アームを有する工具交換ユニットと、前記
主軸軸線方向のベッドの第２水平案内面に沿って移動可
能かつ前記第１・第２案内に対して直角なサドルの垂直
案内に沿って移動可能に設けられ垂直かつ上向きの交換
姿勢に工具を割出すタレット刃物台と、前記第１水平案
内に隣接する工具交換位置に垂直方向上向きに工具を割
出す工具マガジンとを具備してなり、主軸台の水平移動
を利用して工具交換を行うものである。また水平方向の
主軸軸線に対して直角なベッドの第１水平案内面上に移
動可能に設けられた主軸台と、該主軸台上に設けられ垂
直方向の中心軸のまわりで旋回及び中心軸方向に抜き差
し可能な交換アームを有する工具交換ユニットと、前記
主軸軸線方向のベッドの第２水平案内面に沿って移動可
能に設けられ垂直かつ上向きの交換姿勢に工具を割出す
タレット刃物台と、前記第１水平案内に隣接する工具交
換位置に垂直方向上向きに工具を割出す工具マガジンと
を具備してなり、主軸台の水平移動を利用して工具交換
を行うものとすることもできる。
に本発明におけるＡＴＣ付複合加工旋盤は、水平方向の
主軸軸線に対して直角なベッドの第１水平案内面上に移
動可能に設けられた主軸台と、該主軸台上に設けられ垂
直方向の中心軸のまわりで旋回及び中心軸方向に抜き差
し可能な交換アームを有する工具交換ユニットと、前記
主軸軸線方向のベッドの第２水平案内面に沿って移動可
能かつ前記第１・第２案内に対して直角なサドルの垂直
案内に沿って移動可能に設けられ垂直かつ上向きの交換
姿勢に工具を割出すタレット刃物台と、前記第１水平案
内に隣接する工具交換位置に垂直方向上向きに工具を割
出す工具マガジンとを具備してなり、主軸台の水平移動
を利用して工具交換を行うものである。また水平方向の
主軸軸線に対して直角なベッドの第１水平案内面上に移
動可能に設けられた主軸台と、該主軸台上に設けられ垂
直方向の中心軸のまわりで旋回及び中心軸方向に抜き差
し可能な交換アームを有する工具交換ユニットと、前記
主軸軸線方向のベッドの第２水平案内面に沿って移動可
能に設けられ垂直かつ上向きの交換姿勢に工具を割出す
タレット刃物台と、前記第１水平案内に隣接する工具交
換位置に垂直方向上向きに工具を割出す工具マガジンと
を具備してなり、主軸台の水平移動を利用して工具交換
を行うものとすることもできる。
【０００６】
【作用】タレットのＸ軸（垂直）方向下側への切込み送
りと、サドルのＺ軸方向の切削送りにより通常切削加工
を行う。そして工具交換時には所定の切削位置ｂの主軸
台をＹ軸方向工具マガジン側に移動して、工具交換位置
ａに割出されて待機中の次工具を、交換アームの一方の
爪で把持する。次いで交換アームが旋回中心軸方向に伸
びて次工具をマガジンポットより抜き取り、主軸台がＹ
軸方向反主軸側に移動を開始したあと、交換アームが旋
回中心軸方向に縮む。この間にサドルのＺ軸方向主軸台
側への移動と刃物台のＸ軸方向下側への移動で、タレッ
トが工具交換位置に位置決めされる。
りと、サドルのＺ軸方向の切削送りにより通常切削加工
を行う。そして工具交換時には所定の切削位置ｂの主軸
台をＹ軸方向工具マガジン側に移動して、工具交換位置
ａに割出されて待機中の次工具を、交換アームの一方の
爪で把持する。次いで交換アームが旋回中心軸方向に伸
びて次工具をマガジンポットより抜き取り、主軸台がＹ
軸方向反主軸側に移動を開始したあと、交換アームが旋
回中心軸方向に縮む。この間にサドルのＺ軸方向主軸台
側への移動と刃物台のＸ軸方向下側への移動で、タレッ
トが工具交換位置に位置決めされる。
【０００７】そして主軸台がＹ軸移動して所定の工具交
換位置ｃに位置決めされると、タレットの垂直かつ上向
きに割出されている使用済工具が、交換アームの他方の
把持爪により把持される。次いで交換アームが旋回中心
軸方向に伸びて使用済工具をタレットより引き抜き、１
８０°旋回して次工具と使用済工具の位置が入れ替わ
り、再び旋回中心軸方向に縮んで次工具をタレットに挿
入する。次いで主軸台がＹ軸方向マガジン側に移動して
次工具から離れて使用済工具をマガジンポットに返却し
ている間に、タレットが切削開始位置に移動位置決めさ
れ、使用済工具の返却が終わった主軸台がＹ軸方向反マ
ガジン側に移動して、切削位置ｂに位置決めされたの
ち、切削加工が再開される。
換位置ｃに位置決めされると、タレットの垂直かつ上向
きに割出されている使用済工具が、交換アームの他方の
把持爪により把持される。次いで交換アームが旋回中心
軸方向に伸びて使用済工具をタレットより引き抜き、１
８０°旋回して次工具と使用済工具の位置が入れ替わ
り、再び旋回中心軸方向に縮んで次工具をタレットに挿
入する。次いで主軸台がＹ軸方向マガジン側に移動して
次工具から離れて使用済工具をマガジンポットに返却し
ている間に、タレットが切削開始位置に移動位置決めさ
れ、使用済工具の返却が終わった主軸台がＹ軸方向反マ
ガジン側に移動して、切削位置ｂに位置決めされたの
ち、切削加工が再開される。
【０００８】
【実施例】実施例について図１〜図５を参照して説明す
る。図１のＹ軸機能付複合加工旋盤において、ベッド１
上後側に左右方向のＺ軸案内１ａが設けられ、ベッド１
上左前側に前後方向のＹ軸案内１ｂが設けられている。
Ｚ軸案内１ａ上にサドル２が移動位置決め可能に載置さ
れており、このサドルに前側の垂直平面上に設けられた
Ｘ軸案内２ａ上に、刃物台３が移動位置決め可能に載架
されている。刃物台３にはタレット４がＹ軸直交平面内
において旋回割出し可能に設けられており、タレット４
の外周に固定工具用及び回転工具用の工具取付ステーシ
ョンが設けられている。更にＹ軸案内１ｂ上に主軸台５
が移動位置決め可能に載置されており、主軸台５に回転
可能に支持される主軸の先端にチャック６が同心に嵌着
され、主軸は主軸台内のビルトインモータにより回転さ
れる。
る。図１のＹ軸機能付複合加工旋盤において、ベッド１
上後側に左右方向のＺ軸案内１ａが設けられ、ベッド１
上左前側に前後方向のＹ軸案内１ｂが設けられている。
Ｚ軸案内１ａ上にサドル２が移動位置決め可能に載置さ
れており、このサドルに前側の垂直平面上に設けられた
Ｘ軸案内２ａ上に、刃物台３が移動位置決め可能に載架
されている。刃物台３にはタレット４がＹ軸直交平面内
において旋回割出し可能に設けられており、タレット４
の外周に固定工具用及び回転工具用の工具取付ステーシ
ョンが設けられている。更にＹ軸案内１ｂ上に主軸台５
が移動位置決め可能に載置されており、主軸台５に回転
可能に支持される主軸の先端にチャック６が同心に嵌着
され、主軸は主軸台内のビルトインモータにより回転さ
れる。
【０００９】ベッド１の前側床上にＹ軸案内１ｂに隣接
して工具マガジン装置７が設置されている。工具マガジ
ン装置７は、工具Ｔを垂直かつ上向きにして貯蔵する複
数のマガジンポット８が、リンクによりエンドレス２に
連結され、図示しない旋回割出し装置により主軸台側の
工具交換位置ａに割出されるようになっている。一方、
主軸台５上にはツイン形の交換アーム１１を有する工具
交換アームユニット９が設置されており、交換アーム１
１は長手方向の直進運動で工具Ｔを把持する形式の爪を
両側に有し、旋回中心軸のまわりで１８０°旋回と旋回
中心軸方向に抜き差し可能とされている。
して工具マガジン装置７が設置されている。工具マガジ
ン装置７は、工具Ｔを垂直かつ上向きにして貯蔵する複
数のマガジンポット８が、リンクによりエンドレス２に
連結され、図示しない旋回割出し装置により主軸台側の
工具交換位置ａに割出されるようになっている。一方、
主軸台５上にはツイン形の交換アーム１１を有する工具
交換アームユニット９が設置されており、交換アーム１
１は長手方向の直進運動で工具Ｔを把持する形式の爪を
両側に有し、旋回中心軸のまわりで１８０°旋回と旋回
中心軸方向に抜き差し可能とされている。
【００１０】続いて本実施例の作用について説明する。
図３は切削加工中の状態を表し、主軸台５をＹ軸上の所
定位置ｂに位置決めして、タレット４の垂直かつ下向き
に割出された工具Ｔにより切削加工を行う。工具交換を
行う場合は、切削加工の一区割が終わったあと、刃物台
３をＸ方向上側に移動退避させ、主軸台５をＹ軸方向マ
ガジン側に移動して工具交換位置ａに割出されて待機中
の次工具を交換アーム１１の一方の爪で把持し、交換ア
ーム１１が旋回中心軸方向に伸びて、次工具Ｔをマガジ
ンポット８から抜き取る。この間にタレット４が旋回し
て返却工具が真上に割出され、サドル２がＺ軸方向主軸
台側に移動して所定の工具交換位置に位置決めされ、同
時に刃物台３がＸ軸方向下側に移動して所定の工具交換
位置に位置決めされている。
図３は切削加工中の状態を表し、主軸台５をＹ軸上の所
定位置ｂに位置決めして、タレット４の垂直かつ下向き
に割出された工具Ｔにより切削加工を行う。工具交換を
行う場合は、切削加工の一区割が終わったあと、刃物台
３をＸ方向上側に移動退避させ、主軸台５をＹ軸方向マ
ガジン側に移動して工具交換位置ａに割出されて待機中
の次工具を交換アーム１１の一方の爪で把持し、交換ア
ーム１１が旋回中心軸方向に伸びて、次工具Ｔをマガジ
ンポット８から抜き取る。この間にタレット４が旋回し
て返却工具が真上に割出され、サドル２がＺ軸方向主軸
台側に移動して所定の工具交換位置に位置決めされ、同
時に刃物台３がＸ軸方向下側に移動して所定の工具交換
位置に位置決めされている。
【００１１】次いで主軸台５がＹ軸方向刃物台側に移動
を開始したあと、交換アーム１１が旋回中心軸方向に縮
み、図１に示すように主軸台が所定の工具交換位置ｃに
位置決めされると、交換アーム１１の他方の爪で返却工
具を把持する。次いで交換アーム１１が旋回中心軸方向
に伸びて返却工具をタレット４から抜き取り、180 °旋
回して次工具と返却工具の位置が入れ替わり、再び旋回
中心軸方向に縮んで次工具Ｔをタレット４に挿入する。
次いで主軸台５がＹ軸方向マガジン側に移動して次工具
から離れたあと交換アーム１１が旋回中心軸方向に伸
び、主軸台５がマガジン側に位置決めされると把持する
使用済工具がマガジンポット８と同心となり、交換アー
ム１１が旋回中心軸方向に縮んで使用済工具Ｔをマガジ
ンポット８に挿入する。次いで主軸台がＹ軸方向反マガ
ジン側に移動し使用済工具Ｔから離れて、切削位置ｂに
位置決めされる。この間にサドル２がＺ軸方向反主軸側
に移動してタレットが切削開始位置に位置決めされ、切
削加工が再開される。
を開始したあと、交換アーム１１が旋回中心軸方向に縮
み、図１に示すように主軸台が所定の工具交換位置ｃに
位置決めされると、交換アーム１１の他方の爪で返却工
具を把持する。次いで交換アーム１１が旋回中心軸方向
に伸びて返却工具をタレット４から抜き取り、180 °旋
回して次工具と返却工具の位置が入れ替わり、再び旋回
中心軸方向に縮んで次工具Ｔをタレット４に挿入する。
次いで主軸台５がＹ軸方向マガジン側に移動して次工具
から離れたあと交換アーム１１が旋回中心軸方向に伸
び、主軸台５がマガジン側に位置決めされると把持する
使用済工具がマガジンポット８と同心となり、交換アー
ム１１が旋回中心軸方向に縮んで使用済工具Ｔをマガジ
ンポット８に挿入する。次いで主軸台がＹ軸方向反マガ
ジン側に移動し使用済工具Ｔから離れて、切削位置ｂに
位置決めされる。この間にサドル２がＺ軸方向反主軸側
に移動してタレットが切削開始位置に位置決めされ、切
削加工が再開される。
【００１２】Ｙ軸加工の場合は、主軸台５をｂ位置より
Ｙ軸方向に移動させることにより大きなＹ軸移動量を得
ることができる。また図４に示すように切削位置におい
て水平かつ前向きとなる工具Ｔａをタレット４に装着し
て、Ｙ軸案内１ｂをＸ軸案内に変えて主軸台５の移動で
切込を行い、Ｘ軸案内２ａをＹ軸案内に変えて刃物台３
の垂直移動でＹ軸機能を持たせることもでき、この場合
は刃物台の重心位置が下がることにより剛性が高まり強
力切削が可能となる。図５は本実施例の他の実施例を示
すもので、Ｚ軸方向に移動可能なサドル２Ａ上に、刃物
台３Ａを固着し、Ｚ軸に対して平行な垂直平面内におい
て旋回割出し可能なタレット４Ａに、水平かつ前向きに
なるよう工具Ｔａを装着して、主軸台５のＸ軸移動を利
用してＡＴＣ動作を行うようにすることもできる。以上
はチャックワーク仕様について説明したが、図１に仮想
線で示すように心押台１２を付設すればセンタワーク仕
様にもなる。但しこの場合、主軸台５と心押台１２との
間にワークを支持している間はＡＴＣ動作を行うことは
できない。
Ｙ軸方向に移動させることにより大きなＹ軸移動量を得
ることができる。また図４に示すように切削位置におい
て水平かつ前向きとなる工具Ｔａをタレット４に装着し
て、Ｙ軸案内１ｂをＸ軸案内に変えて主軸台５の移動で
切込を行い、Ｘ軸案内２ａをＹ軸案内に変えて刃物台３
の垂直移動でＹ軸機能を持たせることもでき、この場合
は刃物台の重心位置が下がることにより剛性が高まり強
力切削が可能となる。図５は本実施例の他の実施例を示
すもので、Ｚ軸方向に移動可能なサドル２Ａ上に、刃物
台３Ａを固着し、Ｚ軸に対して平行な垂直平面内におい
て旋回割出し可能なタレット４Ａに、水平かつ前向きに
なるよう工具Ｔａを装着して、主軸台５のＸ軸移動を利
用してＡＴＣ動作を行うようにすることもできる。以上
はチャックワーク仕様について説明したが、図１に仮想
線で示すように心押台１２を付設すればセンタワーク仕
様にもなる。但しこの場合、主軸台５と心押台１２との
間にワークを支持している間はＡＴＣ動作を行うことは
できない。
【００１３】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。Ｚ軸案内とＹ軸案内と
を上面に有するベッドの、Ｚ軸案内上に垂直方向のＸ軸
案内を有するサドルを移動位置決め可能に設け、このＸ
軸案内上にタレット４を有する刃物台３を移動位置決め
可能に設け、Ｙ軸案内上に工具交換アームユニットを有
する主軸台を移動位置決め可能に設けるように配設した
Ｙ軸機能付複合加工旋盤の、Ｙ軸案内に隣接するベッド
前面床上に、工具マガジンを設置してＡＴＣ付複合加工
旋盤としたので、ベッドのＺ軸方向の長さにより工具搬
送距離が長くなることがなく、Ｙ軸案内を利用すること
で最短距離かつ最少の動作シーケンスで工具交換可能な
ＡＴＣ付複合加工旋盤となり、マガジン工具の入れ替え
も便利で、フロアスペースも減少する。
で、次に記載する効果を奏する。Ｚ軸案内とＹ軸案内と
を上面に有するベッドの、Ｚ軸案内上に垂直方向のＸ軸
案内を有するサドルを移動位置決め可能に設け、このＸ
軸案内上にタレット４を有する刃物台３を移動位置決め
可能に設け、Ｙ軸案内上に工具交換アームユニットを有
する主軸台を移動位置決め可能に設けるように配設した
Ｙ軸機能付複合加工旋盤の、Ｙ軸案内に隣接するベッド
前面床上に、工具マガジンを設置してＡＴＣ付複合加工
旋盤としたので、ベッドのＺ軸方向の長さにより工具搬
送距離が長くなることがなく、Ｙ軸案内を利用すること
で最短距離かつ最少の動作シーケンスで工具交換可能な
ＡＴＣ付複合加工旋盤となり、マガジン工具の入れ替え
も便利で、フロアスペースも減少する。
【図１】本実施例のＡＴＣ付複合加工旋盤のＡＴＣ動作
中を示す上視図である。
中を示す上視図である。
【図２】本実施例のＡＴＣ付複合加工旋盤のＡＴＣ動作
中を示す側面図である。
中を示す側面図である。
【図３】本実施例の複合加工旋盤の切削加工中を示す側
面図である。
面図である。
【図４】本実施例の複合加工旋盤の切込方向を替えた切
削加工例を示す側面図である。
削加工例を示す側面図である。
【図５】本発明の他の実施例のサドル上に刃物台を固定
した形式の旋盤のＡＴＣ動作中を示す側面図である。
した形式の旋盤のＡＴＣ動作中を示す側面図である。
【図６】従来の技術のＡＴＣ付旋盤の図である。
【図７】従来の技術の他のＡＴＣ付旋盤の斜視図であ
る。
る。
１ ベッド １ａ Ｚ軸
案内 １ｂ Ｙ軸案内 ２，２Ａ
サドル ２ａ Ｘ軸案内 ３，３Ａ
刃物台 ４，４Ａ タレット ５ 主軸台 ７ 工具マガジン ９ 工具交
換アームユニット １１ 交換アーム Ｔ，Ｔａ
工具
案内 １ｂ Ｙ軸案内 ２，２Ａ
サドル ２ａ Ｘ軸案内 ３，３Ａ
刃物台 ４，４Ａ タレット ５ 主軸台 ７ 工具マガジン ９ 工具交
換アームユニット １１ 交換アーム Ｔ，Ｔａ
工具
Claims (2)
- 【請求項１】 水平方向の主軸軸線に対して直角なベッ
ドの第１水平案内面上に移動可能に設けられた主軸台
と、該主軸台上に設けられ垂直方向の中心軸のまわりで
旋回及び中心軸方向に抜き差し可能な交換アームを有す
る工具交換ユニットと、前記主軸軸線方向のベッドの第
２水平案内面に沿って移動可能かつ前記第１・第２案内
に対して直角なサドルの垂直案内に沿って移動可能に設
けられ垂直かつ上向きの交換姿勢に工具を割出すタレッ
ト刃物台と、前記第１水平案内に隣接する工具交換位置
に垂直方向上向きに工具を割出す工具マガジンとを具備
してなり、主軸台の水平移動を利用して工具交換を行う
ことを特徴とするＡＴＣ付複合加工旋盤。 - 【請求項２】 水平方向の主軸軸線に対して直角なベッ
ドの第１水平案内面上に移動可能に設けられた主軸台
と、該主軸台上に設けられ垂直方向の中心軸のまわりで
旋回及び中心軸方向に抜き差し可能な交換アームを有す
る工具交換ユニットと、前記主軸軸線方向のベッドの第
２水平案内面に沿って移動可能に設けられ垂直かつ上向
きの交換姿勢に工具を割出すタレット刃物台と、前記第
１水平案内に隣接する工具交換位置に工具を垂直方向上
向きに割出す工具マガジンとを具備してなり、主軸台の
水平移動を利用して工具交換を行うことを特徴とするＡ
ＴＣ付複合加工旋盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35090091A JPH05162038A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | Ａｔｃ付複合加工旋盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35090091A JPH05162038A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | Ａｔｃ付複合加工旋盤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05162038A true JPH05162038A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18413662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35090091A Pending JPH05162038A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | Ａｔｃ付複合加工旋盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05162038A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009066727A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Yamazaki Mazak Corp | 複合加工旋盤 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5932258A (ja) * | 1982-08-16 | 1984-02-21 | Sony Corp | 感熱印字装置 |
| JPS61244438A (ja) * | 1985-04-19 | 1986-10-30 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | 工具自動交換装置 |
-
1991
- 1991-12-11 JP JP35090091A patent/JPH05162038A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5932258A (ja) * | 1982-08-16 | 1984-02-21 | Sony Corp | 感熱印字装置 |
| JPS61244438A (ja) * | 1985-04-19 | 1986-10-30 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | 工具自動交換装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009066727A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Yamazaki Mazak Corp | 複合加工旋盤 |
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