JP2673643B2 - ２主軸ｎｃ工作機械 - Google Patents
２主軸ｎｃ工作機械Info
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- JP2673643B2 JP2673643B2 JP30965492A JP30965492A JP2673643B2 JP 2673643 B2 JP2673643 B2 JP 2673643B2 JP 30965492 A JP30965492 A JP 30965492A JP 30965492 A JP30965492 A JP 30965492A JP 2673643 B2 JP2673643 B2 JP 2673643B2
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- axis guide
- turret
- spindle
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は二個の主軸を有するＮＣ
工作機械に関するものである。
工作機械に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、二個の主軸台を同一案内上に有す
る工作機械例えば図４に示すような対向主軸旋盤は、脚
１０１上前側にＺ軸案内１０１ａを、後側にＸ軸案内１
０１ｂを左右対称に二組設け、Ｚ軸案内上に主軸先端の
チャック１０２が互いに向かい合うように二個の主軸台
１０３をそれぞれ移動位置決め可能に設け、Ｘ軸案内上
に互いに内側を向くタレット１０４を有する刃物台１０
５をそれぞれ移動可能に設け、主軸台１０３をＺ軸移動
させてワークの受け渡しを行って表・裏加工を行うよう
にしたものが多い。
る工作機械例えば図４に示すような対向主軸旋盤は、脚
１０１上前側にＺ軸案内１０１ａを、後側にＸ軸案内１
０１ｂを左右対称に二組設け、Ｚ軸案内上に主軸先端の
チャック１０２が互いに向かい合うように二個の主軸台
１０３をそれぞれ移動位置決め可能に設け、Ｘ軸案内上
に互いに内側を向くタレット１０４を有する刃物台１０
５をそれぞれ移動可能に設け、主軸台１０３をＺ軸移動
させてワークの受け渡しを行って表・裏加工を行うよう
にしたものが多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた対
向主軸旋盤は、Ｚ軸案内面が主軸の下側にあるため、加
工時に切粉が堆積して案内面損傷の原因となり、堆積し
た切粉による熱影響が加工精度に影響し、更にＹ軸加工
ができないという問題を有している。本発明は従来の技
術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、Ｚ軸案内上に切粉が堆積
しないＹ軸加工可能な対向２主軸を有するＮＣ工作機械
を提供しようとするものである。
向主軸旋盤は、Ｚ軸案内面が主軸の下側にあるため、加
工時に切粉が堆積して案内面損傷の原因となり、堆積し
た切粉による熱影響が加工精度に影響し、更にＹ軸加工
ができないという問題を有している。本発明は従来の技
術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、Ｚ軸案内上に切粉が堆積
しないＹ軸加工可能な対向２主軸を有するＮＣ工作機械
を提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明における２主軸ＮＣ工作機械は、脚上後側に左
右方向のＺ軸案内を有するベッドを水平に設け、前記Ｚ
軸案内上に垂直方向のＸ軸案内を前面に有する二個のサ
ドルをそれぞれ移動位置決め可能に設け、前記Ｘ軸案内
上に対向する両主軸の軸心が常時同一垂直平面上にある
ように移動位置決め可能に二個の主軸台を設け、前記脚
上前側の前記二個の主軸台の下側で前記Ｚ軸案内のほぼ
中央位置に水平かつ前後方向のＹ軸案内を二組有する下
台を設け、前記二組のＹ軸案内上に二個の刃物台をそれ
ぞれ移動位置決め可能に設け、該二個の刃物台にＺ軸と
直角な平面内において旋回割出可能なタレットをそれぞ
れ設けてなるものである。
に本発明における２主軸ＮＣ工作機械は、脚上後側に左
右方向のＺ軸案内を有するベッドを水平に設け、前記Ｚ
軸案内上に垂直方向のＸ軸案内を前面に有する二個のサ
ドルをそれぞれ移動位置決め可能に設け、前記Ｘ軸案内
上に対向する両主軸の軸心が常時同一垂直平面上にある
ように移動位置決め可能に二個の主軸台を設け、前記脚
上前側の前記二個の主軸台の下側で前記Ｚ軸案内のほぼ
中央位置に水平かつ前後方向のＹ軸案内を二組有する下
台を設け、前記二組のＹ軸案内上に二個の刃物台をそれ
ぞれ移動位置決め可能に設け、該二個の刃物台にＺ軸と
直角な平面内において旋回割出可能なタレットをそれぞ
れ設けてなるものである。
【０００５】
【作用】左側の主軸チャックに把持したワークの表側の
一次加工を左側のタレットにより行い、主軸台のＺ軸移
動で右側の主軸チャックにワークを持ち替え、裏側の二
次加工を右側のタレットにより行う。またＹ軸加工が必
要な場合には刃物台をＹ軸移動して加工を行う。
一次加工を左側のタレットにより行い、主軸台のＺ軸移
動で右側の主軸チャックにワークを持ち替え、裏側の二
次加工を右側のタレットにより行う。またＹ軸加工が必
要な場合には刃物台をＹ軸移動して加工を行う。
【０００６】
【実施例】以下実施例について図１〜図３を参照して説
明する。床上に設置された脚１上後側にＺ軸案内を有す
るベッド２が設置されており、Ｚ軸案内２ａ上に右サド
ル３と左サドル４がそれぞれ移動可能に載置されてい
る。右サドル３はベッド２に固着のサーボモータ５によ
りボールねじ６を介して移動位置決めされ、左サドル４
は図示しないサーボモータによりボールねじ７を介して
移動位置決めされる。右サドル３と左サドル４は前面に
垂直方向のＸ軸案内３ａ，４ａをそれぞれ有しており、
このＸ軸案内３ａ上に右中台８が、Ｘ軸案内４ａ上に左
中台９がそれぞれ移動可能に載置されている。
明する。床上に設置された脚１上後側にＺ軸案内を有す
るベッド２が設置されており、Ｚ軸案内２ａ上に右サド
ル３と左サドル４がそれぞれ移動可能に載置されてい
る。右サドル３はベッド２に固着のサーボモータ５によ
りボールねじ６を介して移動位置決めされ、左サドル４
は図示しないサーボモータによりボールねじ７を介して
移動位置決めされる。右サドル３と左サドル４は前面に
垂直方向のＸ軸案内３ａ，４ａをそれぞれ有しており、
このＸ軸案内３ａ上に右中台８が、Ｘ軸案内４ａ上に左
中台９がそれぞれ移動可能に載置されている。
【０００７】右中台８は右サドルに固着のサーボモータ
１１によりボールねじ１２を介して移動位置決めされ、
左中台９はサーボモータ１３によりボールねじ１４を介
して移動位置決めされる。右中台８の前面上には右主軸
台１５が、左中台９の前面上には左主軸台１６がそれぞ
れ固着されており、右主軸台１５と左主軸台１６には互
いに対向する主軸がそれぞれ回転可能に支持されてい
る。そして主軸先端に右チャック１７と左チャック１８
がそれぞれ固着されており、両主軸の軸心は同一Ｚ軸垂
直平面上をＸ軸方向に移動するよう両主軸台１５，１６
の位置関係が調整されている。
１１によりボールねじ１２を介して移動位置決めされ、
左中台９はサーボモータ１３によりボールねじ１４を介
して移動位置決めされる。右中台８の前面上には右主軸
台１５が、左中台９の前面上には左主軸台１６がそれぞ
れ固着されており、右主軸台１５と左主軸台１６には互
いに対向する主軸がそれぞれ回転可能に支持されてい
る。そして主軸先端に右チャック１７と左チャック１８
がそれぞれ固着されており、両主軸の軸心は同一Ｚ軸垂
直平面上をＸ軸方向に移動するよう両主軸台１５，１６
の位置関係が調整されている。
【０００８】脚１上前側のほぼ中央位置に下台２１が固
着されており、下台２１上に前後方向のＹ軸案内２１
ａ，２１ｂが二組並んで設けられている。Ｙ軸案内２１
ａ上に右刃物台用中台２２が、Ｙ軸案内２１ｂ上に左刃
物台用中台２３がそれぞれ二つのサーボモータ１９，２
０により移動位置決め可能に載置されており、中台２２
上に右刃物台２４が、中台２３上に左刃物台２５がそれ
ぞれ固着されている。右刃物台２４には右側に右タレッ
ト２６が、また左刃物台２５には左側に左タレット２７
がそれぞれＺ軸と直角な垂直平面上において旋回割出可
能に設けられており、右タレット２６は右端面に、左タ
レット２７は左端面にそれぞれ工具Ｔが着脱可能に固着
されている。
着されており、下台２１上に前後方向のＹ軸案内２１
ａ，２１ｂが二組並んで設けられている。Ｙ軸案内２１
ａ上に右刃物台用中台２２が、Ｙ軸案内２１ｂ上に左刃
物台用中台２３がそれぞれ二つのサーボモータ１９，２
０により移動位置決め可能に載置されており、中台２２
上に右刃物台２４が、中台２３上に左刃物台２５がそれ
ぞれ固着されている。右刃物台２４には右側に右タレッ
ト２６が、また左刃物台２５には左側に左タレット２７
がそれぞれＺ軸と直角な垂直平面上において旋回割出可
能に設けられており、右タレット２６は右端面に、左タ
レット２７は左端面にそれぞれ工具Ｔが着脱可能に固着
されている。
【０００９】続いて本実施例の作用について説明する。
左チャック１８に把持されたワークＷに対して左タレッ
ト２７の工具Ｔによる表側の切削加工が終わると、左主
軸台１６がＸ軸方向上側に移動し、同時に右主軸台１５
もＸ軸方向上側に移動して両主軸軸心が同心となり、左
主軸台１６がＺ軸方向右側に、右主軸台１５がＺ軸方向
左側に同時に移動して接近し図３の状態となり、ワーク
Ｗを右チャック１７に受け渡す。次いでワークＷを受け
取った右主軸台１５はＺ軸方向右側に移動したあと、Ｘ
軸方向下側の加工位置に移動して、右タレット２６の工
具ＴによるワークＷの裏側の切削加工を行う。なお、Ｙ
軸加工が必要な場合は、サーボモータ１９，２０により
右刃物台２４，左刃物台２５をそれぞれＹ軸（前後）方
向に移動して行う。
左チャック１８に把持されたワークＷに対して左タレッ
ト２７の工具Ｔによる表側の切削加工が終わると、左主
軸台１６がＸ軸方向上側に移動し、同時に右主軸台１５
もＸ軸方向上側に移動して両主軸軸心が同心となり、左
主軸台１６がＺ軸方向右側に、右主軸台１５がＺ軸方向
左側に同時に移動して接近し図３の状態となり、ワーク
Ｗを右チャック１７に受け渡す。次いでワークＷを受け
取った右主軸台１５はＺ軸方向右側に移動したあと、Ｘ
軸方向下側の加工位置に移動して、右タレット２６の工
具ＴによるワークＷの裏側の切削加工を行う。なお、Ｙ
軸加工が必要な場合は、サーボモータ１９，２０により
右刃物台２４，左刃物台２５をそれぞれＹ軸（前後）方
向に移動して行う。
【００１０】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。Ｚ軸案内を二個の主軸
台の背面とし、Ｘ軸案内を垂直としたので、案内面上に
切削加工時の切粉堆積がないため、案内面の損傷や熱影
響が少なく、円滑なワークの受け渡し可能となる。また
二個の刃物台を前後（Ｙ軸）方向に移動位置決め可能に
したので表裏二面の加工とＹ軸加工が可能となり、一台
の機械で多くの工程が消化でき生産性が向上する。
で、次に記載する効果を奏する。Ｚ軸案内を二個の主軸
台の背面とし、Ｘ軸案内を垂直としたので、案内面上に
切削加工時の切粉堆積がないため、案内面の損傷や熱影
響が少なく、円滑なワークの受け渡し可能となる。また
二個の刃物台を前後（Ｙ軸）方向に移動位置決め可能に
したので表裏二面の加工とＹ軸加工が可能となり、一台
の機械で多くの工程が消化でき生産性が向上する。
【図１】本実施例の２主軸工作機械の斜視図である。
【図２】図１の左主軸台側の断面図である。
【図３】ワーク受け渡し動作説明用斜視図である。
【図４】従来の技術の対向主軸旋盤の斜視図である。
１ 脚 ２ ベッド ２ａ Ｚ軸案内 ３ 右サドル ４ 左サドル ３ａ，４ａ Ｘ軸
案内 １５ 右主軸台 １６ 左主軸台 １８ 左チャック １９ 右チャック ２１ 下台 ２１ａ，２１ｂ
Ｙ軸案内 ２４ 右刃物台 ２５ 左刃物台 ２６ 右タレット ２７ 左タレット
案内 １５ 右主軸台 １６ 左主軸台 １８ 左チャック １９ 右チャック ２１ 下台 ２１ａ，２１ｂ
Ｙ軸案内 ２４ 右刃物台 ２５ 左刃物台 ２６ 右タレット ２７ 左タレット
Claims (1)
- 【請求項１】 脚上後側に左右方向のＺ軸案内を有する
ベッドを水平に設け、前記Ｚ軸案内上に垂直方向のＸ軸
案内を前面に有する二個のサドルをそれぞれ移動位置決
め可能に設け、前記Ｘ軸案内上に対向する両主軸の軸心
が常時同一垂直平面上にあるように移動位置決め可能に
二個の主軸台を設け、前記脚上前側の前記二個の主軸台
の下側で前記Ｚ軸案内のほぼ中央位置に水平かつ前後方
向のＹ軸案内を二組有する下台を設け、前記二組のＹ軸
案内上に二個の刃物台をそれぞれ移動位置決め可能に設
け、該二個の刃物台にＺ軸と直角な平面内において旋回
割出可能なタレットをそれぞれ設けてなることを特徴と
する２主軸ＮＣ工作機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30965492A JP2673643B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | ２主軸ｎｃ工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30965492A JP2673643B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | ２主軸ｎｃ工作機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06134601A JPH06134601A (ja) | 1994-05-17 |
| JP2673643B2 true JP2673643B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=17995657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30965492A Expired - Fee Related JP2673643B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | ２主軸ｎｃ工作機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2673643B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001030522A1 (fr) * | 1999-10-28 | 2001-05-03 | Nakamura-Tome Precision Industry Co., Ltd. | Tour combine a commande numerique |
| JP4429946B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2010-03-10 | 株式会社森精機製作所 | 工作機械 |
| JP4473165B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2010-06-02 | 株式会社森精機製作所 | 工作機械 |
| EP1907168A1 (de) * | 2005-05-16 | 2008-04-09 | StarragHeckert AG | Werzeugmaschine mit zwei spannstellen auf getrennten schlitten |
| DE102006026184A1 (de) * | 2006-05-30 | 2007-12-06 | Index-Werke Gmbh & Co. Kg Hahn & Tessky | Drehbearbeitungszentrum |
| DE102006026183A1 (de) * | 2006-05-30 | 2007-12-06 | Index-Werke Gmbh & Co. Kg Hahn & Tessky | Drehbearbeitungszentrum |
| DE102007045591A1 (de) * | 2007-09-14 | 2009-03-26 | Carl Benzinger Gmbh | Bearbeitungsmaschine zur Bearbeitung von Werkstücken |
| KR200450634Y1 (ko) * | 2008-07-24 | 2010-10-18 | 칭-후이 쿠오 | 행거식 가공 기구의 본체 구조 |
| CN102814506A (zh) * | 2011-06-08 | 2012-12-12 | 大连意美机械有限公司 | 双柱立式车床 |
| CN104903047B (zh) * | 2012-12-12 | 2019-02-15 | 山特维克原料技术德国公开股份有限公司 | 用于加工管子的端部的加工机器和方法 |
| EP2929979A1 (en) * | 2014-04-08 | 2015-10-14 | Etxe-Tar, S.A. | Machine tool for machining connecting rods |
| EP3616832B1 (en) * | 2018-08-29 | 2023-07-19 | Gildemeister Italiana S.r.l. | Machine tool, in particular lathe |
| EP3871834A1 (en) * | 2020-02-28 | 2021-09-01 | Gildemeister Italiana S.r.l. | Machine tool, in particular lathe with auxiliary spindle |
| CN113441982B (zh) * | 2020-12-31 | 2022-05-27 | 江苏泰源数控机床有限公司 | 一种管件全自动加工装备 |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP30965492A patent/JP2673643B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06134601A (ja) | 1994-05-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |