JP3791733B2 - 自動工具交換装置を備えた工作機械 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、工具交換時間を短縮し、機構が簡素化できる自動工具交換装置を備えた工作機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、マシニングセンタ等の工作機械においては、工具主軸の支持要素(主軸ヘッド)の工具主軸に対して工具を交換する自動工具交換装置が設けられる。この工具交換装置は工具交換アームを有し、工具交換アームは直径方向に対向する一対の工具把持部を有する形式のものが一般に使用されている。
そして、この工具交換アームは、工具交換時のみ、その全部或いは一部が加工領域に進入され、加工領域内の工具交換位置へ割出された主軸支持要素の工具主軸に対し工具交換を実行するように構成され、工具交換装置が設置される領域は、加工領域を包囲するスプラッシュカバー装置により、加工領域から隔絶されており、前記工具交換アームの全部又は一部が加工領域内に進入することを許容する開閉カバー要素(シャッタ)がカバー装置に設けられる。
通常、この開閉カバー要素は、流体圧シリンダにより開閉されるか、工具交換時に工具交換位置へ前進する主軸支持要素の移動を利用して機械的に開閉されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の工作機械においては、開閉カバー要素の開閉に流体圧シリンダ等の開閉駆動装置を使用する場合、製造コストの上昇を来すだけでなく、その開閉駆動装置をシーケンス制御する際におけるインターロック機能上のタイムラグにより、工具交換時間が実質的に長くなるという問題を生じている。
また、主軸支持要素の移動を利用する開閉カバー要素の開閉機構を使用する場合では、主軸支持要素が工具交換位置に対しかなり接近した位置から開閉動作が開始されるので、主軸支持要素が加工位置から工具交換位置へ向かつて移動を開始する時と平行して開閉カバー要素を駆動できず、これにより、工具交換時間が実質的に長くなる問題を生じている。
更に、工具交換アームとして、直径方向に対向する一対の工具把持部を持つ形式のものを使用する場合では、工具交換時に、工具把持部間の中点を横切る軸線の周りに工具交換アームを180度回転する必要があり、工具交換アームの回転量が多く、このことも工具交換時間を長くする要因となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記従来技術の問題点を解決するため、本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械は、
工具主軸の軸線と平行な軸線の周りに回転可能であり、同軸線の周りの2位置に工具を前記軸線と平行にして支持する一対の工具把持部を有する工具交換アームと、
該工具交換アームが休止位置にあるとき、該工具交換アーム及びその駆動機構を加工領域から隔絶するカバー装置とを備え、
該カバー装置は、工具交換アームが休止位置から工具主軸と協働する工具着脱位置に回動することを許容する開放部を有し、
前記工具交換アームと一体的に回動でき、工具交換アームが休止位置にあるとき前記カバー装置の開放部を閉塞する可動カバーを該工具交換アームに取付け、
工具主軸は、水平に延びる回転軸線を有し、工具主軸を支える支持要素が、工具主軸を、前記回転軸線と垂直な面内で水平な左右方向及び上下方向に移動できると共に前記回転軸線上で前進後退移動できるようにベッド上に支持されており、
脚部がベッドから直立し、水平部が工具主軸の最上位置よりも上位で左右方向に延びるブリッジを設け、
前記工具交換アームの回転軸線が工具主軸と平行となり、かつ前記一対の工具把持部が工具交換位置に割出された工具主軸の前端よりも前方に位置するように工具交換装置をブリッジの水平部に取付け、
工具交換時において、一対の工具把持部を工具主軸と同心位置に選択的に割出す工具交換アームの回動と工具主軸の前進後退動作が協働することを特徴とするものである。
【0006】
更に、本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械は、
工具主軸の軸線と平行な軸線の周りに回転可能であり、同軸線の周りの2位置に工具を前記軸線と平行にして支持する一対の工具把持部を有する工具交換アームと、
該工具交換アームが休止位置にあるとき、該工具交換アーム及びその駆動機構を加工領域から隔絶するカバー装置とを備え、
該カバー装置は、工具交換アームが休止位置から工具主軸と協働する工具着脱位置に回動することを許容する開放部を有し、
前記工具交換アームと一体的に回動でき、工具交換アームが休止位置にあるとき前記カバー装置の開放部を閉塞する可動カバーを該工具交換アームに取付け、
工具主軸は、水平に延びる回転軸線を有し、工具主軸を支える支持要素が、工具主軸を、前記回転軸線と垂直な面内で水平な左右方向及び上下方向に移動できると共に前記回転軸線上で進退移動できるようにベッド上に支持されており、
脚部がベッドから直立し、水平部が工具主軸の最上位置よりも上位で左右方向に延びるブリッジを設け、
前記工具交換アームの回転軸線が工具主軸と平行となり、かつ前記一対の工具把持部が工具交換位置に割出された工具主軸の前端よりも前方に位置するように、工具交換装置をブリッジの水平部に取付け、
工具交換時において、一対の工具把持部を工具主軸と同心位置に選択的に割出す工具交換アームの回動と工具主軸の前進後退動作が協働すると共に、
多数の工具収納部を有し、工具主軸の軸線と平行な面内で工具収納部を回動割出し可能であり、選択した工具を保持する工具収納部を前記工具交換アームとの工具受渡位置に工具主軸と平行に割出し可能である工具マガジンと、
前記工具交換アームの工具受渡位置と工具マガジンの工具受渡位置との間で直線移動し、工具マガジンの工具収納部から工具交換アームの工具把持部へ工具を搬入し、逆に工具交換アームの工具把持部から工具マガジンの工具収納部へ工具を搬出する中間搬送装置とより構成されたことを特徴とするものである。
【0007】
更に、本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械は、前記各特徴に加えて、前記カバー装置が前記ブリッジに取付けられ、加工領域から隔絶するために工具交換装置を包囲していることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械は、工具主軸の軸線と平行な軸線の周りに回転可能であり、同軸線の周りの2位置に工具を前記軸線と平行にして支持する一対の工具把持部を有する工具交換アームと、該工具交換アームが休止位置にあるとき、該工具交換アーム及びその駆動機構を加工領域から隔絶するカバー装置とを備え、該カバー装置は、工具交換アームが休止位置から工具主軸と協働する工具着脱位置に回動することを許容する開放部を有し、前記工具交換アームと一体的に回動でき、工具交換アームが休止位置にあるとき前記カバー装置の開放部を閉塞する可動カバーを該工具交換アームに取付けることにより、可動カバーの開閉時間を省略し、構造の単純化及び工具交換時間の短縮を図ることができるものである。
なお、前記工具交換アームは、工具主軸の軸線と平行な軸線の周りに旋回可能であり、同軸線の周りの180度より小さな角度、好適には90度より小さい角度離間した2位置に工具を前記軸線と平行にして支持する一対の工具把持部を配置するようにすることにより、工具交換のための工具交換アームの回転角を小さくすることができるので、工具交換時間を更に短縮することができる。
【0009】
更に、本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械は、前記構成に加えて、工具主軸は、水平に延びる回転軸線を有し、工具主軸を支える支持要素が、工具主軸を、前記回転軸線と垂直な面内で水平な左右方向及び上下方向に移動できると共に前記回転軸線上で前進後退移動できるようにベッド上に支持されており、脚部がベッドから直立し、水平部が工具主軸の最上位置よりも上位で左右方向に延びるブリッジを設け、前記工具交換アームの回転軸線が工具主軸と平行となり、かつ前記一対の工具把持部が工具交換位置に割出された工具主軸の前端よりも前方に位置するように、工具交換装置を前記ブリッジの水平部に取付け、工具交換時において、一対の工具把持部を工具主軸と同心位置に選択的に割出す工具交換アームの回動と工具主軸の前進後退動作が協働する構成とすることができる。
【0010】
更に、本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械は、前記構成に加えて、工具主軸は、水平に延びる回転軸線を有し、工具主軸を支える支持要素が、工具主軸を、前記回転軸線と垂直な面内で水平な左右方向及び上下方向に移動できると共に前記回転軸線上で前進後退移動できるようにベッド上に支持されており、脚部がベッドから直立し、水平部が工具主軸の最上位置よりも上位で左右方向に延びるブリッジを設け、工具交換アームの回転軸線が工具主軸と平行となり、かつ前記一対の工具把持部が工具交換位置に割出された工具主軸の前端よりも前方に位置するように、工具交換装置を前記ブリッジの水平部に取付け、工具交換時において、一対の工具把持部を工具主軸と同心位置に選択的に割出す工具交換アームの回動と工具主軸の前進後退動作が協働すると共に、多数の工具収納部を有し、工具主軸の軸線と平行な面内で工具収納部を回動割出し可能であり、選択した工具を保持する収納部を前記工具交換アームとの工具受渡位置に工具主軸と平行に割出し可能である工具マガジンと、前記工具交換アームの工具受渡位置と工具マガジンの工具受渡位置との間で直線移動し、工具マガジンの工具収納部から工具交換アームの工具把持部へ工具を搬入し、逆に工具交換アームの工具把持部から工具マガジンの工具収納部へ工具を搬出する中間搬送装置とより構成することができる。
【0011】
更に、本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械は、前記各構成において、前記カバー装置がブリッジに取付けられ、加工領域から隔絶するために工具交換装置を包囲するように構成される。
【0012】
【実施例】
本発明の実施例を図1〜図7について説明する。
本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械の基本構成は、図1及び図2に示されるように、ベッド1上の左右方向(X軸方向)に固定されたガイド2、2上にコラム5が摺動自在に設けられ、コラム5の前面両側の垂直方向(Y軸方向)に設けられたがイド6、6に沿って工具主軸13を支持する主軸サドル7が垂直方向に摺動自在に支持され、コラム5の水平前後方向(Z軸方向)のガイド11、11に沿って工具主軸13を回転自在に支持する主軸支持要素としての4角形断面のラム9が前後方向に摺動自在に支持されている。ベッド1の前方部には旋回テーブル17が固定位置で旋回可能に設けられており、旋回テーブル17上に固定された工作物Wに対して、主軸13先端に固定される工具を、工作機械の左右方向(X軸方向),垂直方向(Y軸方向),前後方向(Z軸方向)に制御移動させながら加工を行うものである。
【0013】
コラム5はベッド1上のガイドレール2、2に沿ってX軸方向送りモータ4により回転される送りねじ3によりX軸方向に摺動され、該コラム5には中間部に空間が形成され、その中空部にその前面両側の垂直方向のガイドレール6、6に沿って案内支持された工具主軸支持要素を有する主軸サドル7が2つのY軸方向送りモータ15、15で回転されるY軸方向送りねじ8、8によりY軸方向(垂直方向)に摺動され、主軸サドル7には水平前後方向(Z軸方向)にガイドレール11、11が設けられ、該ガイドレール11、11に沿って、主軸支持要素としての4角形断面のラム9がその下方に設けられたZ軸方向送り用のねじ12により摺動される。ラム9には工具主軸13が回転自在に支持され、その後部に設けられた主軸モータ14により回転駆動される。
【0014】
コラム5の直前部には、ベッド1の両側から立設された工具交換装置を支持するための支持柱18が設けられており、該支持柱18には工具主軸13の上限位置よりも高い位置に工具交換装置20を支持するためのブリッジ19が水平方向に設けられている。ブリッジ19の左端部にはカバーにより覆われた工具交換装置20が設けられ、コラム5の左側面部には、多数の工具収納部を有し、工具主軸13の軸線と平行な面内で工具収納部を回動割出し可能であり、選択した工具を保持する工具収納部を工具交換アーム22との工具受渡位置に工具主軸13と平行に割出し可能である工具マガジン50が設けられている。
【0015】
次に、自動工具交換装置20について図3〜図5により説明する。
前記ブリッジ19には、その左端部の工具交換位置に工具交換装置20が設けられている。すなわち、ブリッジ19には、工具交換アーム22の支持部材21が直接固定さており、該支持部材21の下端に工具交換アーム22が回転自在に支持され、該工具交換アーム22は扇形をなし、その扇形部分の先端部に一定の角度(この実施例では鋭角)を隔てた位置に工具把持部23、23´が設けられている。2つの工具把持部23、23´が配置される角度は、そこに把持される工具の径の大きさにもよるが、角度が小さい程、工具交換のための工具交換アーム22の回転角を小さくすることができ、工具交換時間の短縮になる。この点についていえば、従来の直線の工具交換アーム(すなわち180度)と比較した場合には、180度以下であればその効果を得ることができるが、好適には鋭角、すなわち90度以下とすることにより特に効果が期待できる。
【0016】
2つの工具把持部23、23´は、それぞれ先端が解放された円形状の工具収容部を形成する固定把持爪23a、23a´と、ピン24、24´により枢着されスプリング25、25´により挟持方向に付勢された可動把持爪23b,23b´とから構成され、その先端部分は工具60が嵌合しやすいように先端広がり状に形成されている。
工具交換アーム22は、支持部材21に固定されたモータ36より減速装置37を介して回転される回転部材38に固定されているので、モータ36の回転により回転される。
工具交換アーム22の回転軸線は工具主軸13の軸線と平行であり、その先端に設けられた一対の工具把持部23、23´が工具交換位置に割出し位置決めされた工具主軸13の前端よりも前方に位置するように、工具交換装置20が前記ブリッジ19に取付けられ、工具交換アーム22はその軸心方向へは移動しない構成となっている。
したがって、工具交換時においては、一対の工具把持部23、23´を選択的に工具主軸13と同心位置に割出し回動する工具交換アーム22の動作と、工具主軸13の前進後退動作とが協働することにより工具交換作業が行われる。
【0017】
工具交換アーム22の左側に工具交換アーム22の工具把持部23、23´と工具マガジン50の工具収納部54との間で工具60を搬送するシャトルアーム30が配置されている。前記工具交換アーム22の支持部材21の上部がブリッジ19の上部に突き抜け、ブリッジ19と平行にシャトルアーム30の支持用基板34が形成され、その水平方向にガイド33が固定されており、そのガイド33に沿ってキャリッジ32が流体圧シリンダ35により水平方向にスライドできるように構成され、キャリッジ32には、工具主軸13の軸線と平行な方向に流体圧シリンダ31が設けられ、シャトルアーム30はその流体圧ピストン31´の先端に固定されている。キャリッジ32は、流体シリンダ31の両側で工具主軸13の軸線と平行に配置されると共に基端がシャトルアーム30に結合された一対のガイドバー30aを軸方向移動可能に案内している。したがって、シャトルアーム30は、流体圧シリンダ31により工具主軸13との軸線と平行な方向に移動することができ、更に流体圧シリンダ35により左右方向(X軸方向)に移動することができる。シャトルアーム30の先端には工具のシャンク部を嵌合保持するシャンク把持部45が設けられ、そのシャンク把持部45に直角方向からスプリングにより付勢された保持ボール46が設けられており、工具の後方からシャンク把持部45を工具のシャンク部62に嵌合し保持ボール46がシャンク部62に溝に押圧係合することにより工具60を保持するように構成されている。
【0018】
工具マガジン50は、コラム5の左側面側でベッド上に設けられ、上下一対のスプロケット51に係合回転されるチエン52の外周に適宜間隔を置いてL字状の工具収納部支持部材53が固定され、該工具収納部支持部材53には、それぞれ工具収納部54が固定され、工具主軸13の軸線と平行な面内で工具収納部54を回動割出し可能であり、選択した工具を保持する工具収納部54を工具交換アーム22との工具受渡位置に割出された工具60の軸線が工具主軸13の軸線と平行になるように設けられている。工具収納部54は、工具交換アーム22の工具把持部23と同様に、先端が解放された円形状の工具収容部を形成する固定把持爪54aと、ピン55により枢着され、スプリング56により挟持方向に付勢された可動把持爪54bとから構成され、その先端部分は工具60が嵌合しやすいように先端広がり状に形成されている。なお、57は工具マガジン50側面に設けられたバックアップ部材であり、チエン52上の工具収納部の必要以上の振れを防いでいるものである。
【0019】
各工具60は、図5に示されるように、その軸方向後方のシャンク部62と前方の刃物装着部61との中間に環状の工具把持溝63を有しており、工具マガジン50の工具収納部56及び工具交換アーム22の工具把持部23、23´における固定把持爪23a、54aと可動把持爪23b、54bが前記工具把持溝63に係合し、工具が保持されるようになっている。
【0020】
工具マガジン50の工具収納部54の両工具把持爪54a、54bはその解放方向が工具交換アーム22上の工具把持部23の方向を向くように固定され、また工具の搬送を受ける位置に割り出された工具交換アーム22の工具把持爪23a、23bも工具マガジン50の工具収納部54の方向を向くように固定されている。すなわち、図3に示された工具交換アーム22の位置においては、工具把持部23´が工具の搬送を受ける位置であり、その工具把持爪23a´,23b´の開放方向が工具マガジン50の工具収納部54における両工具把持爪54a、54bの開放方向と相対面するように配置されている。
【0021】
工具交換アーム22の工具把持部23から工具マガジン50の工具収納部54へ工具60を搬送するには、図5に示されているように、まず、シャトルアーム30のシャンク把持部45を、工具受渡位置に割出された工具交換アーム22上の工具のシャンク部23と整列させ、シャトルアーム30を流体圧シリンダ31により前方(矢印イの方向)に移動させ、その先端に設けられたシャンク把持部45を工具のシャンク部62に後方から嵌合し、付勢された保持ボール46を工具シャンク部の溝に係合することにより保持する。
【0022】
次にシャトルアーム30を流体圧シリンダ35により左方向(矢印ロの方向)に移動することにより、工具61を工具交換アームの工具把持爪23a´,23b´の開放側へ抜き取り、工具マガジンの工具把持爪54a、54bの開放側からそのスプリング56に抗して挿入して工具マガジン50の工具把持手段と整列する位置で停止し、シャトルアーム30を流体圧シリンダ31により後方(矢印ハの方向)に移動させ、その先端に設けられたシャンク把持部45を工具のシャンク部62の後方へ抜く。L字状の支持部材53は、シャンク把持部45の後方移動を許容する空間を有している。この際、工具60はその環状の工具把持溝63に工具把持爪54a、54bが係合し、挟持されているため、保持ボール46の押圧にかかわらず容易にシャトルアーム30を工具シャンク部62から抜くことができる。
最後にシャトルアーム30を流体圧シリンダ35により右方向(矢印ニの方向)に移動させて元の位置に戻る。
したがって、シャトルアーム30の移動は、前記のように矢印イ、ロ、ハ、ニの経路、すなわち矩形の経路により工具交換アーム22から工具マガジン50への工具の搬送を行うことができる。
【0023】
工具マガジン50の工具収納部54から工具交換アーム22の工具把持部23へ工具60を搬送するには、今の説明のサイクルと逆のサイクル、すなわち、
まず、シャトルアーム30のシャンク把持部45を、矢印ニの逆方向に移動させ、工具受渡位置に割出された工具マガジン50上の工具60のシャンク部62と整列させ、更にハ、ロ、イを逆行する順序で同じく矩形の経路をたどってシャトルアーム30を移動させることにより遂行することができる。
また、シャトルアーム30の動作と、工具マガジン30の割出し位置決めと、工具交換アーム22の割出し位置決めとを適宜組み合わせることにより効率良く両者間の工具の搬送を行うことができる。
工具交換はできる限り短時間に素早く行う必要があるため、工具の移動距離をできる限り短くすることが必要となるため、工具交換アーム22及びシャトルアーム30の形状は図3に示されるように工夫された形状となっている。
【0024】
工具交換装置全体は、切屑等の侵入を防止するため前記ブリッジ19に固定された固定カバー40により覆われている。しかし、工具を交換する必要があるため、工具主軸13と工具交換アーム22の間、及びシャトルアーム30により工具を搬送するための工具交換アーム22と工具マガジン50との間には、そのための開口部41及び42が設けられている。
【0025】
工具を交換する時には、工具主軸13と工具交換アーム22とはできる限り接近した位置に配置しなければならないので、図3に示されるように固定カバー40の工具主軸側開口部41は切り欠き形状をしている。工具主軸側開口部41は加工領域に面しているため、加工中に切屑が飛び込むので、カバーする必要がある。そこで本発明の実施例においては、前記開口部41を閉鎖するように可動カバー43を直接工具交換アーム22の側面に固定している。工具主軸13の移動範囲をできる限り制限しないように、本実施例では可動カバー43は約直角の断面形状を有し、かつ、前記固定カバー40の開口部41を閉鎖できる形状となっている。前記固定カバー40の開口部41を閉鎖できる可動カバー43を直接工具交換アーム22の側面に固定しているので、工具交換を行う際、別の機構により可動カバーを開閉する必要がなく、その時間が省略され工具交換時間を短縮することができた。更に本実施例においては工具交換アーム22は扇形形状としているので、工具交換のための回転角を180度より小さくできるので工具交換時間は更に短縮化されている。
【0026】
なお、本実施例においては、工具交換アーム22は扇形形状としているがる、固定カバー40の開口部41を閉鎖できる可動カバー43を直接工具交換アーム22の側面に固定することによる利益のみを得るためには、工具交換アームの形状に左右されないことはいうまでもない。
前記カバー装置の工具マガジン側の開口部42は加工領域の反対側にあるので、特に可動カバーを設ける必要はないが、出来る限り塵等の侵入を防止するため、その開口部に可撓性のブラシを設ける等の何らかの機構を設けてもよい。
【0027】
次に、本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械の作動を説明する。
本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械は、ベッド1の前方部の旋回テーブル17上に固定された工作物Wに対して、工具主軸13先端に固定された工具を、コラム5をベッド1上のガイドレール2、2に沿ってX軸方向送りモータ4により工作機械の左右方向(X軸方向)に移動させ、コラム5の前面両側の垂直方向のガイドレール6、6に沿って案内支持された主軸サドル7をY軸方向送りモータ15、15によりY軸方向(垂直方向)に移動させ、主軸サドル7の水平前後方向(Z軸方向)のガイドレール11、11に沿ってZ軸方向送り用のねじ12により移動されるラム9により前後方向(Z軸方向)に、それぞれ制御移動させながら加工を行うものである。
各モータはいずれもサーボモータが用いられており、数値制御(NC)等の適当な制御装置により工作機械全体が制御作動されるものである。
【0028】
自動工具交換動作は、代表的には図6に示される工具交換サイクルにより行われることになるので、図6について説明する。図6の(a)から(b)(c)〜(h)へ動作が進むことになる。
まず(a)の状態は、1つの工具60aによる加工工程中で、可動カバー43により固定カバーの開口部が閉鎖されている状態を示している。
工具交換アーム22の工具把持部(工具把持爪)は、工具主軸に近い側が使用済み工具60aを受けとるために空になっており、他の工具把持部23´には次に使用される工具60bが把持されて、待機状態となっている。
そこで、工具60aによる加工工程が終了すると、工具主軸13は、Z軸方向に後退した位置、すなわち、工具主軸端面が工具交換アーム22より後になり、工具の工具把持溝63が、工具交換アーム22の工具把持部23に整列する位置に待機される。
【0029】
次に、(b)の段階では、工具交換アーム22の空の工具把持部23が工具主軸13の工具交換位置と上下方向に整列する位置に来るように工具交換アーム22を反時計方向に回転(θ1)される。その位置で、工具主軸13が上昇させられ、工具主軸端面に固定さた工具60aの工具把持溝63が工具交換アーム22の空の工具把持部23に係合される(c)。工具60aが工具交換アーム22の空の工具把持部23に係合された状態で、工具主軸13のドローボルトを解除し、主軸13は更に後退させられ、工具シャンク部62から完全に離れる。
【0030】
(d)においては、工具交換アーム22を更に反時計方向に回転(θ2)させ、工具交換アーム22の他の工具把持部23´に把持された次に使用する工具60bを工具主軸13の軸線に整列させる。その位置で、工具主軸13を前進させその先端の工具受入れ孔に工具60bのシャンク部62を嵌合させ、ドローボルトにより工具60bを工具主軸13に固定する。
【0031】
(e)では、工具主軸13を降下させて、次の加工位置へ移動させる。この場合、工具交換アーム22の工具把持部23´は、前述のように、先端が開放され、スプリング25により挟持方向に付勢された可動把持爪23b´により構成されているので、工具60bを下降させることにより工具把持部23´より容易に工具60bを外すことができる。
【0032】
(f)では、工具主軸13が更に下降し、工具交換アーム22の回転と(可動カバーを含めて)干渉しない位置まで下降した段階で、工具交換アーム22を時計方向に回転(θ3)させ、使用済み工具60aが、工具搬送のためのシャトルアーム42のシャンク把持部45に整列するようにさせる。その角度位置において、シャトルアーム45を作動させて使用済み工具60aを工具マガジン50の空の工具収納部54に戻す(g)。
【0033】
(h)において、工具交換アーム22を反時計方向に回転(θ4)させ、最初の待機位置(a)に戻し、シャトルアーム42によりその次に使用する工具60cを工具マガジンより工具交換アーム22の他の工具把持部23´に収容する。その状態で、工具交換装置のカバー40の開口部41は可動カバー43により完全に閉鎖され、その後工具60bによる加工が行われることになる。
【0034】
工具交換サイクルは前述の図6のもののみではなく他にいろいろの工具交換サイクルが考えられ、その一例として図7の(a)から(b)(c)〜(h)への動作サイクルを説明する。図6の工具交換サイクルと共通する動作は省略する。
まず図7の(a)の状態は、1つの工具60aによる加工工程中で、可動カバー43により固定カバーの開口部が閉鎖されている状態を示しており、これから使用中の工具60aを次に使用が予定されている工具60bと交換するための待機状態を示している。工具交換アーム22の工具把持部(工具把持爪)には、工具主軸13に近い側の工具把持部23に次に使用される工具60bが把持されており、工具主軸13から離れた他の工具把持部23´が使用済み工具60aを受けとるために空になっている点で、前述の図6の交換サイクル(a)とは相違している。
【0035】
そこで、工具60aによる加工工程が終了すると、工具主軸13は、Z軸方向に後退した位置、すなわち、工具主軸端面が工具交換アーム22より後になり、工具の工具把持溝63が、工具交換アーム22の工具把持部に整列する位置に待機される。
次に、(b)の段階では、工具交換アーム22の空の工具把持部23´が工具主軸13の工具交換位置と上下方向に整列する位置に来るように工具交換アーム22を反時計方向に回転(θ3´)される。この場合の回転角は図6の(b)段階の回転角(θ1)より大きくなる。その位置で、主軸13が上昇させられ、工具主軸端面に固定さた工具60aが工具交換アーム22の空の工具把持部23´に係合される(c)。
【0036】
(d)においては、工具交換アーム22を時計方向に回転(θ2)させ、工具交換アーム22の他の工具把持部23に把持された次に使用する工具60bを工具主軸13の軸線に整列させる。その位置で、工具主軸13を前進させその先端の工具受入れ孔に工具60bのシャンク部62を嵌合させ、ドローボルトにより工具60bを工具主軸13に固定する。
(e)では、工具主軸13を降下させて、次の加工位置へ移動させる。
(f)では、工具主軸13が更に下降し、工具交換アーム22の回転と(可動カバーを含めて)干渉しない位置まで下降した段階で、工具交換アーム22を時計方向に回転(θ1)させ、使用済み工具60aが、工具搬送のためのシャトルアーム42のシャンク把持部45に整列するようにさせる。その角度位置において、シャトルアーム42を作動させて使用済み工具60aを工具マガジンの空の工具収納部54に戻す(g)。
【0037】
(h)において、工具交換アーム22の主軸に近い位置の工具把持部23に工具マガジン50からの次の工具60cを受け入れる位置に整列させるため、工具交換アーム22を更に時計方向に回転(θ4´)させ、シャトルアーム42によりその次に使用する工具60cを工具マガジン50より工具交換アーム22の他の工具把持部23に収容する。そして、最初の待機位置(a)に戻し、その後工具60bによる加工が行われることになる。
【0038】
工具交換サイクルの例を図6及び図7について説明したが、これらを適宜組み合わせることもできる。すなわち、図7(g)の状態で、更に工具交換アーム22を回転せずに同じ工具把持部23´に工具60cを収容し、図6(a)の状態に進み、次の交換サイクルは図6のサイクルを実行し、図6(g)の状態から図7(a)に進み再び図7の交換サイクルを実行することにより、工具交換サイクルを短縮することも可能である。
【0039】
(その他の実施例)
前記実施例の自動工具交換装置を備えた工作機械においては、工具主軸の工具受入孔に対する工具の挿入、抜出し動作を、ラムを動作させることにより工具主軸を進退させて行うようにしているが、工具交換アームをその軸線方向に進退させることにより行うようにしてもよい。
前記実施例の自動工具交換装置は、工具主軸の支持要素としてラム式主軸を有する形式の工作機械に適用しているが、その他の形式の工作機械、例えばコラム自体を工具主軸支持要素として左右送り可能に設けると共に、前後方向(Z軸方向)に進退させるような形式の工作機械にも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械は、工具主軸の軸線と平行な軸線の周りに回転可能であり、同軸線の周りの2位置に工具を前記軸線と平行にして支持する一対の工具把持部を有する工具交換アームと、該工具交換アームが休止位置にあるとき、該工具交換アーム及びその駆動機構を加工領域から隔絶するカバー装置とを備え、該カバー装置は、工具交換アームが休止位置から工具主軸と協働する工具着脱位置に回動することを許容する開放部を有し、前記工具交換アームと一体的に回動でき、工具交換アームが休止位置にあるとき前記カバー装置の開放部を閉塞する可動カバーを該工具交換アームに取付けることにより、工具交換アームが休止位置にあるとき、可動カバ−が工具交換装置領域を加工領域から隔絶するようにし、工具交換時には、工具交換アームを回転するのみで、特に可動カバーの開閉時間をとる必要はなく、構造の単純化及び工具交換時間の短縮を図ることができるものである。
なお、前記工具交換アームは、工具主軸の軸線と平行な軸線の周りに回転可能であり、同軸線の周りの180度より小さな角度、好適には90度より小さい角度離間した2位置に工具を前記軸線と平行にして支持する一対の工具把持部を配置するようにすることにより、工具交換のための工具交換アームの回転角度を小さくすることができるので、工具交換時間を更に短縮することができる。
【0041】
更に、本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械は、工具主軸は、水平に延びる回転軸線を有し、工具主軸を支える支持要素が、工具主軸を、前記回転軸線と垂直な面内で水平な左右方向及び上下方向に移動できると共に前記回転軸線上で進退移動できるようにベッド上に支持されており、脚部がベッドから直立し、水平部が工具主軸の最上位置よりも上位で左右方向に延びるブリッジを設け、前記工具交換アームの回転軸線が工具主軸と平行となり、かつ前記一対の工具把持部が工具交換位置に割出された工具主軸の前端よりも前方に位置するように、交換装置をブリッジの水平部に取付け、工具交換時において、一対の工具把持部を工具主軸と同心位置に選択的に割出す工具交換アームの回動と工具主軸の前進後退動作が協働する構成とすることにより、各構成を合理的に配置することができ、工具交換時間の更なる短縮化を図ることができる。
【0042】
更に、本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械は、その工具交換装置において、工具交換アームの工具受渡位置と工具マガジンの工具受渡位置との間で直線移動し、工具マガジンの収納部から工具交換アームの工具把持部へ工具を搬入し、逆に交換アームの把持部から工具マガジンの工具収納部へ工具を搬出する中間搬送装置を設けることにより、工具交換能力を向上することができるにも拘らず、工具交換時間を短縮化することができ、中間搬送装置も前記カバー装置内に収容することができる。
【0043】
更に、本発明の自動工具交換装置を備えた工作機械は、加工領域から隔絶するために工具マガジンを除く工具交換装置を包囲するように構成されるカバー装置が工具交換装置を支持するためのブリッジに取付けられるので、構造を単純化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動工具交換装置を備えた横形工作機械の平面図。
【図2】本発明による自動工具交換装置を備えた横形工作機械の正面図。
【図3】図1のIII一III矢視線に沿って破断した自動工具交換装置の正面図。
【図4】図3のIV一IV矢視線に沿って一部を破断した自動工具交換装置の縦断面。
【図5】図3のV一V矢視線の断面図。
【図6】(a)〜(h)の順に実行される工具交換動作の1動作サイクルを説明する説明図。
【図7】図6の工具交換動作サイクルに代わる他の動作サイクルを説明する説明図。
【符号の説明】
1: ベッド
5: コラム
13: 工具主軸
22: 工具交換アーム
23: 工具把持部
30: シャトルアーム
40: 固定カバー
43: 可動カバー
45: シャンク保持部
50: 工具マガジン
54: 工具収納部
60: 工具
61: 刃物装着部
62: シャンク部
63: 環状の工具把持溝
Claims (3)
- 工具主軸の軸線と平行な軸線の周りに回転可能であり、同軸線の周りの2位置に工具を前記軸線と平行にして支持する一対の工具把持部を有する工具交換アームと、
該工具交換アームが休止位置にあるとき、該工具交換アーム及びその駆動機構を加工領域から隔絶するカバー装置とを備え、
該カバー装置は、工具交換アームが休止位置から工具主軸と協働する工具着脱位置に回動することを許容する開放部を有し、
前記工具交換アームと一体的に回動でき、工具交換アームが休止位置にあるとき前記カバー装置の開放部を閉塞する可動カバーを該工具交換アームに取付け、
工具主軸は、水平に延びる回転軸線を有し、工具主軸を支える支持要素が、工具主軸を、前記回転軸線と垂直な面内で水平な左右方向及び上下方向に移動できると共に前記回転軸線上で前進後退移動できるようにベッド上に支持されており、
脚部がベッドから直立し、水平部が工具主軸の最上位置よりも上位で左右方向に延びるブリッジを設け、
前記工具交換アームの回転軸線が工具主軸と平行となり、かつ前記一対の工具把持部が工具交換位置に割出された工具主軸の前端よりも前方に位置するように工具交換装置をブリッジの水平部に取付け、
工具交換時において、一対の工具把持部を工具主軸と同心位置に選択的に割出す工具交換アームの回動と工具主軸の前進後退動作が協働すること、
を特徴とする自動工具交換装置を備えた工作機械。 - 工具主軸の軸線と平行な軸線の周りに回転可能であり、同軸線の周りの2位置に工具を前記軸線と平行にして支持する一対の工具把持部を有する工具交換アームと、
該工具交換アームが休止位置にあるとき、該工具交換アーム及びその駆動機構を加工領域から隔絶するカバー装置とを備え、
該カバー装置は、工具交換アームが休止位置から工具主軸と協働する工具着脱位置に回動することを許容する開放部を有し、
前記工具交換アームと一体的に回動でき、工具交換アームが休止位置にあるとき前記カバー装置の開放部を閉塞する可動カバーを該工具交換アームに取付け、
工具主軸は、水平に延びる回転軸線を有し、工具主軸を支える支持要素が、工具主軸を、前記回転軸線と垂直な面内で水平な左右方向及び上下方向に移動できると共に前記回転軸線上で進退移動できるようにベッド上に支持されており、
脚部がベッドから直立し、水平部が工具主軸の最上位置よりも上位で左右方向に延びるブリッジを設け、
前記工具交換アームの回転軸線が工具主軸と平行となり、かつ前記一対の工具把持部が工具交換位置に割出された工具主軸の前端よりも前方に位置するように、工具交換装置をブリッジの水平部に取付け、
工具交換時において、一対の工具把持部を工具主軸と同心位置に選択的に割出す工具交換アームの回動と工具主軸の前進後退動作が協働すると共に、
多数の工具収納部を有し、工具主軸の軸線と平行な面内で工具収納部を回動割出し可能であり、選択した工具を保持する工具収納部を前記工具交換アームとの工具受渡位置に工具主軸と平行に割出し可能である工具マガジンと、
前記工具交換アームの工具受渡位置と工具マガジンの工具受渡位置との間で直線移動し、工具マガジンの工具収納部から工具交換アームの工具把持部へ工具を搬入し、逆に工具交換アームの工具把持部から工具マガジンの工具収納部へ工具を搬出する中間搬送装置とより構成されたことを特徴とする自動工具交換装置を備えた工作機械。 - 前記カバー装置は、カバー装置が前記ブリッジに取付けられ、加工領域から隔絶するために工具交換装置を包囲していることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の自動工具交換装置を備えた工作機械。
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