JPH05151147A - コンピユータシステム - Google Patents

コンピユータシステム

Info

Publication number
JPH05151147A
JPH05151147A JP31076191A JP31076191A JPH05151147A JP H05151147 A JPH05151147 A JP H05151147A JP 31076191 A JP31076191 A JP 31076191A JP 31076191 A JP31076191 A JP 31076191A JP H05151147 A JPH05151147 A JP H05151147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
bus
privilege
data
dma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31076191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinao Umezawa
義尚 梅澤
Seiichi Wada
誓一 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP31076191A priority Critical patent/JPH05151147A/ja
Publication of JPH05151147A publication Critical patent/JPH05151147A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ転送効率及びシステムの処理能力を従
来より向上させたコンピュータシステムを実現する。 【構成】 転送特権をCPU部1に付与する。CPU部
1の特権転送通知部1Aは、特権を利用した転送を開始
する際に特権バスマスタアクセス信号*BMACCを有
意とする。この有意時点でDMA転送中の入出力制御部
(4〜6)のDAM転送中断再開部(4A〜6A)は汎
用バス7を解放してDMA転送を中断させる。これによ
りCPU部1はDMA転送を行なう。特権によるDMA
転送が終了すると、特権転送通知部1Aは特権バスマス
タアクセス信号*BMACCを非有意にする。このと
き、転送が中断された入出力制御部(4〜6)のDAM
転送中断再開部(4A〜6A)はDMA転送を再開させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汎用バスに接続されて
いる複数の処理部がDMA(ダイレクトメモリアクセ
ス)回路を内蔵しているコンピュータシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】CRTディスプレイに与える画像データ
やフロッピーディスクに格納させようとするファイルデ
ータ等は多量のデータであり、CPU(中央処理ユニッ
ト)がこのような多量のデータの転送を制御する場合に
はCPUが転送処理に多くの時間を割かれて効率的では
ない。そこで、DMA転送を採用しているコンピュータ
システムが多数提案されている。
【0003】図2は、このようなDMA転送を採用して
いる従来のコンピュータシステムの一例を示すものであ
る。図2に示すように、このコンピュータシステムは、
CPU部1、メモリ部2、バス制御部3及び複数(図2
では3個)の入出力制御部4〜6からなり、これら処理
部1〜6は汎用バス7を介して接続されていると共に、
CPU部1及びメモリ部2は専用バス8によっても直接
接続されている。
【0004】CPU部1は、CPUやROM等を備えて
システム全体の制御や数値演算を行なうものであり、ま
た、この従来例の場合、入出力制御部4〜6等とのDM
A転送を制御するDMA回路を内蔵している。
【0005】メモリ部2は、例えば半導体記憶素子等か
らなり、CPU部1が処理時に適宜利用するデータを主
に記憶しているものである。従って、CPU部1による
処理が円滑になされるように、CPU部1との間では上
述したように専用バス8によって直接接続されている。
また、この従来例の場合、入出力制御部4〜6がメモリ
部2との間で直接DMA転送できるようになされてい
る。
【0006】バス制御部3は、汎用バス7の管理・制御
を行なうものである。例えば、バス制御部3は、CPU
部1や各入出力制御部4、5、6からのDMA要求が起
こった場合に、汎用バス7の使用権を調整したり、バス
使用権を獲得した処理部による汎用バス7の使用時間を
監視したりする。
【0007】各入出力制御部4、5、6は、CRTディ
スプレイやフロッピーディスクドライブ装置等の外部装
置との入出力のためのものであり、この従来例の場合、
それぞれがDMA回路を内蔵している。具体的にはフロ
ッピーディスクコントローラやディスプレイコントロー
ラ等である。
【0008】汎用バス7は、周知のように、アドレスバ
スABUS、データバスDBUS及びコントロールバス
からなっている。この従来例の場合、コントロールバス
は、図2に示すような各種のコントロール信号線から構
成されている。これら各種のコントロール信号線に関す
る信号の内容については、後述のDMA動作の説明で明
らかにする。
【0009】なお、この明細書では、DMA転送の要求
主体をバスマスタと呼び、バスマスタによるデータ転送
の対象となるものをバススレーブと呼ぶ。図2の構成に
おいては、DMA回路を内蔵するCPU部1及び入出力
制御部4〜6がバスマスタとなり得、メモリ部2及び入
出力制御部4〜6がバススレーブとなり得る。
【0010】次に、バスマスタとなり得るいずれかの処
理部(動作の説明ではバスマスタと呼ぶ)がDMA転送
によってバススレーブ(他の処理部)からデータを取込
むリードサイクルの動作を図3を用いて説明する。
【0011】(1) 汎用バス7のバス使用権を欲するバス
マスタは、バス権要求信号*BRi(*はLレベルが有
意レベルであることを意味する。以下の信号についても
同様である。また、iは1〜4である)を有意としてバ
ス制御部3にバス使用権の付与を要求する。
【0012】(2) バス制御部3は、バスビジー信号*B
BSYの内容を調べ、また、他のバスマスタからのバス
権要求信号*BRj(jはiを除く1〜4である)を調
べてバス権要求信号*BRiを出力したバスマスタにバ
ス使用権を与えるか否かを決定する。図3の場合、汎用
バス7が未使用であって、このバス権要求信号*BRi
より前にバス権要求信号*BRjが有意となっていない
ので、バス制御部3はバス権許可信号*BGiを有意と
する。
【0013】(3) バス使用権を得たバスマスタは、バス
ビジー信号*BBSYを有意として汎用バス7を使用中
であることを明らかにし、また、アドレスバスABUS
にデータを読出す処理部やその内部のエリア等を指示す
るアドレスを出力し、アドレスストローブ信号*ASを
有意とし、その後、バス権要求信号*BRiを非有意と
してバス使用権の許可を受け付けたことをバス制御部3
に明らかにすると共に、データストローブ信号*DSを
有意としてデータの受付け準備が完了したことをバスス
レーブに通知する。
【0014】(4) これにより、バススレーブは所定アド
レスの該当データをデータバスDBUSに出力すると共
に、データ転送アクノリッジ信号*DTACKを有意と
してデータを出力したことを明らかにする。データ転送
アクノリッジ信号*DTACKの有意レベルへの変化を
検出したバスマスタは、データバスDBUS上のデータ
を取込み、その後、バスビジー信号*BBSY、アドレ
スストローブ信号*AS及びデータストローブ信号*D
Sを非有意レベルに戻すと共に、アドレスバスABUS
へのアドレスの出力を停止して一連のリードサイクルで
の動作を終了する。他方、バススレーブは、データスト
ローブ信号*DSへの非有意によってバスマスタがデー
タを取込んだことを認識してデータ転送アクノリッジ信
号*DTACKを非有意レベルに戻す。
【0015】次に、バスマスタ(ある処理部)がDMA
転送によってバススレーブ(他の処理部)にデータを与
えるライトサイクルの動作を図3を用いて説明する。
【0016】(1) バスマスタがバス使用権を獲得するま
での動作は、リードサイクルと同様である。
【0017】(2) バス使用権を得たバスマスタは、バス
ビジー信号*BBSYを有意として汎用バス7を使用中
であることを明らかにし、また、アドレスバスABUS
にアドレスを出力し、アドレスストローブ信号*ASを
有意としてデータを与えるバススレーブ等を明らかに
し、さらに、リード/ライト信号R/*WをLレベルと
してライトを指示し、バス権要求信号*BRiを非有意
としてバス使用権の許可を受け付けたことをバス制御部
3に明らかにする。その後、データバスDBUSにデー
タを出力し、データストローブ信号*DSを有意として
データを出力したことをバススレーブに通知する。
【0018】(3) これにより、バススレーブはデータバ
スDBUS上のデータを取込み、取込みを完了したとき
にデータ転送アクノリッジ信号*DTACKを有意とし
てデータを取込んだことを明らかにする。データ転送ア
クノリッジ信号*DTACKの有意レベルへの変化を検
出したバスマスタは、バスビジー信号*BBSY、アド
レスストローブ信号*AS及びデータストローブ信号*
DSを非有意レベルに戻し、リード/ライト信号R/*
WをHレベルに戻すと共に、アドレスバスABUSへの
アドレスの出力を停止して一連のライトサイクルでの動
作を終了する。他方、バススレーブは、データストロー
ブ信号*DSへの非有意によってバスマスタがデータを
取込んだことを認識してデータ転送アクノリッジ信号*
DTACKを非有意レベルに戻す。
【0019】ところで、このような構成のコンピュータ
システムにおいて、複数データをDMA転送する場合に
は、それがリード動作であろうとライト動作であろう
と、以下の2つの方法が考えられる。
【0020】第1の方法は、図4に示すように、1回の
データ転送毎に必ずバスの使用権要求を行なってバス使
用権を獲得してDMA転送し、転送終了後は直ちに汎用
バス7を解放する方法である。これはサイクルスチール
転送と呼ばれている。第2の方法は、図5に示すよう
に、汎用バス7の使用権要求を最初のデータ転送の前に
一度だけ行ない、バス使用権を獲得した後はバス使用権
を継続して維持しながら所定数のデータの転送を行な
い、所定数のデータの転送が終了したときに汎用バス7
の使用権を解放する方法である。これはバースト転送と
呼ばれている。
【0021】これら転送方法は、コンピュータシステム
によって固定的に定められているか、又は、DIPスイ
ッチ等の操作によって選択できるようになされている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来のコンピュータシステムにおいては、サイク
ルスチール転送又はバースト転送のいずれの方法が採用
されていても充分なデータ転送効率を得ることができな
かった。
【0023】すなわち、サイクルスチール転送において
は、実際のDMA転送時間の他に、1回のデータ転送毎
にバス使用権の獲得動作やバス使用権の解放動作が必要
であってバス使用権の調停を受けなければならず、この
ようなオーバヘッドによる時間損失が大きくデータ転送
効率を低下させていた。なお、サイクルスチール転送に
おいては、ある処理部がバスマスタとなっている状態を
長時間継続するというようなことは避けることができ
る。
【0024】これに対して、バースト転送の場合には、
データの転送毎にはバス使用権の操作が不要であるの
で、一般的にはサイクルスチール転送より効率が良い。
しかし、バースト転送の場合、DMA転送が開始される
とそのバスマスタが汎用バス7を所定数のデータを転送
し終えるまで占有してしまうため、この間他の処理部が
バスマスタとなることができない。他の処理部が待機し
ている転送が、割込み処理等で行なうべき優先性が高い
タスクに関するものである場合には、転送だけでなく、
そのようなタスクの実行も待たされ、処理能力も低下す
る。例えば、他の処理部がCPU部1のような場合に
は、このような不都合のためにCPUの処理能力を低下
させることとなり、CPUが転送に介在させないように
した意図に反する。
【0025】従来では、バスマスタがバス使用権を獲得
した際に転送できるデータの最大数を定めることで、1
個のバスマスタによるバス使用権の長期占有に伴う問題
の解決を計っていた。しかしながら、転送したいデータ
総数に比べて、1回当りの最大転送可能データ数が小さ
ければ、バースト転送であっても、サイクルスチール転
送と同様に、全てのデータを転送するまでに、複数回、
バス使用権の獲得動作やバス使用権の解放動作を行なっ
てバス使用権の調停を受けなければならない。その結
果、バースト転送であっても、従来では充分なデータ転
送効率を得ることができなかった。実際上、DMA転送
に供するデータは、画像データやファイルデータ等の多
量のデータであり、バス使用権の1回の獲得で転送でき
るデータ数はそのごく一部である。
【0026】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、データ転送効率及びシステムの処理能力を従
来より一段と高めたコンピュータシステムを提供しよう
とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、バスマスタ及び又はバススレー
ブとなることができる複数の処理部が汎用バスで接続さ
れ、バス制御部によりバスマスタ間のバス使用権を調停
するように構成されたものであって、バスマスタになり
得る処理部を少なくとも2以上有するコンピュータシス
テムにおいて、他の処理部がバスマスタとしてDMA転
送中であってもこれを中断させてバスを解放させる転送
特権を、バスマスタになり得る少なくとも1つの処理部
に付与することとした。そして、転送特権を有する処理
部には、特権を利用した転送を開始する際に特権転送開
始通知を、その転送の終了時には特権転送終了通知を、
バスマスタとなり得る他の処理部に通知する特権転送通
知手段を設け、特権転送開始通知及び特権転送終了通知
が与えられる他の処理部には、特権転送開始通知の発行
時点でDMA転送を実行中であればこれを中断し、特権
転送終了通知の受領によって中断されたDMA転送を再
開させるDAM転送中断再開手段を設けた。
【0028】
【作用】本発明において、転送特権を有する処理部の特
権転送通知手段は、特権を利用した転送を開始する際に
特権転送開始通知をバスマスタとなり得る他の処理部に
与える。この特権転送開始通知を受けた他の処理部の中
に、現在バスマスタとしてDMA転送を実行中のものが
あれば、その処理部のDAM転送中断再開手段は汎用バ
スを解放してDMA転送を中断させる。
【0029】これにより、転送特権を有する処理部はD
MA転送を行なう。そして、特権を利用したDMA転送
が終了すると、その特権転送通知手段は、特権転送終了
通知をバスマスタとなり得る他の処理部に通知する。D
MA転送が中断された処理部のDAM転送中断再開手段
は、特権転送終了通知を受け取ると、中断していたDM
A転送を再開させる。
【0030】従って、転送特権を有する処理部によるD
MA転送を優先させるようにしたので、バースト転送の
データ数に制約を設ける必要がなくなって転送効率を高
めることができると共に、重要な処理部が転送待ちによ
って処理が長時間中断されるようなことを回避すること
ができる。
【0031】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。ここで、図1がこの一実施例のコンピュータシ
ステムの全体構成を示すブロック図であり、図2との同
一、対応部分には同一符号を付して示している。
【0032】この実施例は、CPU部1に、入出力制御
部4〜6に優先して汎用バス7を使用できる特権を与え
ているものである。すなわち、いずれかの入出力制御部
がバスマスタとしてDMA転送を実行中であっても、C
PU部1がDMA転送を欲した場合には、DMA転送を
実行中の入出力制御部に転送を中断させて汎用バス7を
解放させる特権を有するものである。従って、この実施
例の転送特権は、CPU部1からのバス権要求信号*B
R1とある入出力制御部からのバス権要求信号*BR
2、*BR3又は*BR4とが競合した場合に、バス使
用権をCPU部1に与える調停の際の特権以上に強いも
のである。因に、バス使用権の調停に優先処理を適用す
るものは従来から提案されている。
【0033】このような転送特権を実現すべく、図1に
示すように、CPU部1には特権転送通知部1Aを設
け、各入出力制御部4、5、6にはそれぞれDAM転送
中断再開部4A、5A、6Aを設け、特権転送通知部1
A及びDAM転送中断再開部4A、5A、6Aを結ぶ特
権バスマスタアクセス信号*BMACCの信号線を設け
ている。
【0034】特権転送通知部1Aは、図示は省略する
が、実際上CPU部1に内蔵されているDMA制御回路
の一部が該当し、DMA転送を希望する場合に特権バス
マスタアクセス信号*BMACCを有意(Lレベル)と
し、転送特権によるDMA転送中に有意レベルを維持さ
せる。そして、特権転送通知部1Aは、転送特権による
DMA転送の終了時に特権バスマスタアクセス信号*B
MACCを非有意としてその終了を各入出力制御部4、
5、6に通知する。
【0035】DAM転送中断再開部4A、5A、6A
は、後述する図6におけるDMA制御回路12及びアド
レス保持回路13が該当する。DMA転送を実行中の処
理部のDAM転送中断再開部4A、5A又は6Aは、特
権バスマスタアクセス信号*BMACCの非有意レベル
から有意レベルへの変化を検出するとDMA転送を中断
し、特権バスマスタアクセス信号*BMACCの有意レ
ベルから非有意レベルへの復帰を検出するとDMA転送
を再開するものである。DMA転送を実行していない処
理部のDAM転送中断再開部4A、5A又は6Aは、特
権バスマスタアクセス信号*BMACCが有意レベルに
ある間はバス権要求信号*BR2、*BR3又は*BR
4を有意とすることを禁止する。
【0036】図6は、入出力制御部10(4、5又は
6)の詳細構成を示すものである。図6に示すように、
入出力制御部10は、バスインタフェース回路11、D
MA制御回路12、アドレス保持回路13及びDMA要
求部14を備えている。
【0037】バスインタフェース回路11は、汎用バス
7と当該入出力制御部10の内部(内部バスを介して各
種回路)との仲介をするものであり、すなわち、各種信
号のバッファリングと送信方向の制御を行なうものであ
る。バスインタフェース回路11から延出されている内
部バスは、汎用バス7に1対1で対応しており、この内
部バス中のアドレスバス及びコントロールバスがDMA
制御回路12に接続され、内部バス中のアドレスバス及
びデータバスがDMA要求部14に接続されている。
【0038】DMA制御回路12は、その下位にあるD
MA要求部14からのDMA要求を受付けや、汎用バス
7へのDMA要求や、DMA転送時の転送元、転送先の
アドレスの生成や、DMA転送時のバス方向の切換え
等、当該入出力制御部10に関する全てのDMA転送制
御を行なうものである。転送特権に関するDMA転送の
中断や再開等も、このDMA制御回路12が行なう。こ
の際には、DMA制御回路12は、アドレス保持回路1
3を適宜利用する。
【0039】アドレス保持回路13は、DMA転送の実
行中において、特権バスマスタアクセス信号*BMAC
Cが有意になった時点のアドレスを格納するものであ
る。このアドレス保持回路13は、DMA制御回路12
に対して、専用アドレスバスSABUSと、アドレスラ
ッチ信号*ADLATの信号線とで接続されている。ア
ドレス保持回路13は、DMA制御回路12がアドレス
ラッチ信号*を有意とした時点のアドレスバスSABU
S上のアドレスをラッチする。なお、アドレス保持回路
13にラッチされているアドレスは、DMA制御回路1
2が任意に取込めるようになされている。
【0040】DMA要求部14は、DMA転送によるデ
ータの出力や取込みの要求を行なうものであり、具体的
にはフロッピーディスクユニット等である。DMA要求
部14は、DMA制御回路12に対して、リード信号*
RD、ライト信号*WR、レディ信号*READY、D
MAリクエスト信号*DREQ及びDMAアクノリッジ
信号*DACKの各信号線と、内部アドレスバスABU
Sとで接続されている。DMA要求部14は、DMA転
送を実行できる状態にあることをレディ信号*READ
Yを有意とすることでDMA制御回路12に明らかにす
る。DMA要求部14は、DMA転送を要求する場合に
はDMAリクエスト信号*DREQを有意とし、DMA
制御回路12はその要求を受け付けたことをDMAアク
ノリッジ信号*DACKを有意としてDMA要求部14
に通知する。また、DMA制御回路12は、DMA要求
部14にデータを取込むようにさせる場合には内部アド
レスバスABUSにアドレスを乗せ、かつライト信号*
WRを有意とする。DMA制御回路12は、DMA要求
部14からデータを出力させる場合には内部アドレスバ
スABUSにアドレスを乗せ、かつリード信号*RDを
有意とする。
【0041】図7は、上述した構成を有する実施例の動
作例を示すタイミングチャートである。この図7の動作
例は、入出力制御部4がバスマスタとしてバースト転送
に係るDMA転送中に、転送特権を有するCPU部1が
DMA転送を実行したくなった場合である。
【0042】(1) 入出力制御部4がバス使用権を獲得し
てDMA転送を開始する動作、及び、バースト転送を実
行する動作は、従来と同様であるのでその説明は省略す
る。
【0043】(2) CPU部1(特権転送通知部1A)は
DMA転送を実行したくなると、特権バスマスタアクセ
ス信号*BMACCを有意とすると共に、バス権要求信
号*BR1も有意とする。入出力制御部4のDMA制御
回路12は、特権バスマスタアクセス信号*BMACC
の有意への変化を検出すると、アドレスラッチ信号*A
DLATを有意としてその時点のDMA転送に係るアド
レスをアドレス保持回路13にラッチさせる。
【0044】(3) 入出力制御回路4のDMA制御回路1
2は、特権バスマスタアクセス信号*BMACCが有意
となったときに実行途中にあったデータの転送が終了す
ると、バスビジー信号*BBSYを非有意に戻して汎用
バス7を解放する。
【0045】(4) これにより、バス制御部3はCPU部
1に対するバス権許可信号*BG1を有意とする。この
とき、CPU部1は、バスビジー信号*BBSYを有意
として汎用バス7を使用中であることを明らかにし、ま
た、バス権要求信号*BR1を非有意に戻す。そして、
アドレスバスABUSにアドレスを出力して所望のデー
タをDMA転送させる。
【0046】(5) このようなDMA転送を終了すると、
CPU部1は、特権バスマスタアクセス信号*BMAC
C及びバスビジー信号*BBSYを共に非有意として、
特権転送が終了したことを入出力制御部4〜6に通知す
る。
【0047】(6) これにより、DMA転送が中断された
入出力制御部4のDMA制御回路12は、バス権要求信
号*BR2を有意にする。他の入出力制御部5、6がバ
ス権要求信号*BR3、*BR4を有意としていなけれ
ば、バス制御部3は調停することなく、この入出力制御
部4に対するバス権許可信号*BG2を有意とする。
【0048】(7) 入出力制御部4のDMA制御回路12
は、バス権許可信号*BG2の有意を検出すると、バス
ビジー信号*BBSYを有意として汎用バス7を使用中
であることを明らかにし、また、バス権要求信号*BR
2を非有意に戻す。そして、アドレス保持回路13にラ
ッチされているアドレスを取り出してその次のアドレス
をアドレスバスABUSに出力して所望のデータをDM
A転送させる。
【0049】従って、上述した実施例によれば、データ
転送効率を高めることができる。すなわち、入出力制御
部がバースト転送中であっても、転送特権を有するCP
U部1が所望したときにDMA転送できるので、1回の
バースト転送にするデータ数の上限を定めることが不要
となり、バースト転送の途中途中でバス使用権の操作を
行なうことが不要となってこの不要時間分だけ転送効率
を高めることができる。
【0050】また、CPU部1は所望のときに直ちにD
MA転送を実行できるので、転送待ちによって処理が中
断されることがなく、CPUによる処理能力を向上させ
ることができる。
【0051】なお、上記実施例において、転送特権を有
する処理部が1個のものを示したが、これを2以上設け
るようにしても良い。例えば、マルチプロセッサシステ
ム等の場合にはこのようにすることが好ましい。この場
合において、転送特権間の調停は、従来の各種調停方法
を採用することができる。
【0052】また、上記実施例においては、CPU部1
がバス権許可信号*BG1及び特権バスマスタアクセス
信号*BMACCを出力するものを示したが、特権バス
マスタアクセス信号*BMACCをバス権許可信号*B
G1の代りにバス制御部3に与えてバス使用権を要求す
るようにしても良い。このようにすると汎用バス7の信
号線数は従来と同様になる。
【0053】さらに、上記実施例においては、CPU部
1による転送は全て転送特権に基づくものを示したが、
CPU部1が、転送特権に基づくDMA転送と通常のD
MA転送との両方を、転送先等に応じて実行できるもの
であっても良い。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、他の処
理部がバスマスタとしてDMA転送中であってもこれを
中断させてバスを解放させる転送特権を、バスマスタに
なり得る少なくとも1つの処理部に付与し、転送特権を
有する処理部には、特権を利用した転送を開始する際に
特権転送開始通知を、その転送の終了時には特権転送終
了通知を、バスマスタとなり得る他の処理部に与える特
権転送通知手段を設け、特権転送開始通知及び特権転送
終了通知が与えられる他の処理部には、特権転送開始通
知の発行時点でDMA転送を実行中であればこれを中断
し、特権転送終了通知の受領によって中断されたDMA
転送を再開させるDAM転送中断再開手段を設けたの
で、データ転送効率及びシステムの処理能力を従来より
向上させたコンピュータシステムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のコンピュータシステムを示すブロッ
ク図である。
【図2】従来のコンピュータシステムを示すブロック図
である。
【図3】従来のコンピュータシステムによるDMA転送
制御を示すタイミングチャートである。
【図4】サイクルスチール転送方法の説明に供するタイ
ミングチャートである。
【図5】バースト転送方法の説明に供するタイミングチ
ャートである。
【図6】上記実施例の入出力制御部の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図7】上記実施例によるDMA転送制御を示すタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1…CPU部(転送特権を有する処理部)、1A…特権
転送通知部、4〜6…入出力制御部(転送特権を有しな
い処理部)、4A〜6A…DAM転送中断再開部、7…
汎用バス、12…DMA制御回路、13…アドレス保持
回路、*BMACC…特権バスマスタアクセス信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスマスタ及び又はバススレーブとなる
    ことができる複数の処理部が汎用バスで接続され、バス
    制御部によりバスマスタ間のバス使用権を調停するよう
    に構成されたものであって、バスマスタになり得る処理
    部を少なくとも2以上有するコンピュータシステムにお
    いて、 他の処理部がバスマスタとしてDMA転送中であっても
    これを中断させてバスを解放させる転送特権を、バスマ
    スタになり得る少なくとも1つの処理部に付与し、 転送特権を有する処理部には、特権を利用した転送を開
    始する際に特権転送開始通知を、その転送の終了時には
    特権転送終了通知を、バスマスタとなり得る他の処理部
    に与える特権転送通知手段を設け、 特権転送開始通知及び特権転送終了通知が与えられる他
    の処理部には、特権転送開始通知の発行時点でDMA転
    送を実行中であればこれを中断し、特権転送終了通知の
    受領によって中断されたDMA転送を再開させるDAM
    転送中断再開手段を設けたことを特徴とするコンピュー
    タシステム。
JP31076191A 1991-11-26 1991-11-26 コンピユータシステム Pending JPH05151147A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31076191A JPH05151147A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 コンピユータシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31076191A JPH05151147A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 コンピユータシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05151147A true JPH05151147A (ja) 1993-06-18

Family

ID=18009160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31076191A Pending JPH05151147A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 コンピユータシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05151147A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003014947A1 (fr) * 2001-08-02 2003-02-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil hote, dispositif electronique et procede de commande de systeme de transmission
US6859614B1 (en) 1996-06-24 2005-02-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for controlling priority order of access to memory
WO2010150654A1 (ja) * 2009-06-25 2010-12-29 日本電気株式会社 非同期式論理回路、混雑回避経路計算モジュール、半導体回路及び、非同期式論理回路における経路計算方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6859614B1 (en) 1996-06-24 2005-02-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for controlling priority order of access to memory
WO2003014947A1 (fr) * 2001-08-02 2003-02-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil hote, dispositif electronique et procede de commande de systeme de transmission
US7058741B2 (en) 2001-08-02 2006-06-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. System for suspending processing by a first electronic device on a data line to allow a second electronic device to use the data line, with subsequent resumption of the processing of the first electronic device
WO2010150654A1 (ja) * 2009-06-25 2010-12-29 日本電気株式会社 非同期式論理回路、混雑回避経路計算モジュール、半導体回路及び、非同期式論理回路における経路計算方法
US8589611B2 (en) 2009-06-25 2013-11-19 Nec Corporation Asynchronous logic circuit, semiconductor circuit, and path calculation method in asynchronous logic circuit
JP5435031B2 (ja) * 2009-06-25 2014-03-05 日本電気株式会社 非同期式論理回路、半導体回路及び、非同期式論理回路における経路計算方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2986176B2 (ja) バス権制御方式およびバスシステム
US6286070B1 (en) Shared memory access device and method
JP2996183B2 (ja) Dma機能を備えたデータ処理装置
JPH0556548B2 (ja)
JPH05151147A (ja) コンピユータシステム
JPH07295947A (ja) データ転送管理装置及び方法
JPH09269927A (ja) バスアクセス方法、バス、並びにバス接続システム
JPH10320349A (ja) プロセッサ及び当該プロセッサを用いるデータ転送システム
JPH0830549A (ja) バス制御装置
JPH0844662A (ja) 情報処理装置
JPH05151143A (ja) Dmaコントローラ内蔵コンピユータの割り込み処理方式
JPH06266657A (ja) 情報処理装置
JP2000259548A (ja) Dmaバス転送方式
JP3458439B2 (ja) 情報処理装置
JP2742135B2 (ja) バス調停装置
JP2003085125A (ja) メモリ制御器及びメモリ制御方法
JPH0127457B2 (ja)
JPH034349A (ja) Dma転送方式
JPH05134980A (ja) バスシステム
JPH04276845A (ja) バス調停回路
JPH06332846A (ja) バス中継装置
JPH0628052B2 (ja) 共有メモリ制御方式
JPH0821014B2 (ja) 多重入出力デ−タ転送装置
JPH09160868A (ja) バス調停装置およびバス調停方法
JPH11134288A (ja) バスコントローラ