JP2003085125A - メモリ制御器及びメモリ制御方法 - Google Patents

メモリ制御器及びメモリ制御方法

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JP2003085125A
JP2003085125A JP2001262674A JP2001262674A JP2003085125A JP 2003085125 A JP2003085125 A JP 2003085125A JP 2001262674 A JP2001262674 A JP 2001262674A JP 2001262674 A JP2001262674 A JP 2001262674A JP 2003085125 A JP2003085125 A JP 2003085125A
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memory
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direct memory
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JP2001262674A
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Nobuyuki Harada
信之 原田
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International Business Machines Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バス・トラフィックを低減するDMA(ダイ
レクト・メモリ・アクセス)制御器を提供する。 【解決手段】 メモリ制御器15は、バス・スレーブ1
7と共に、DMA制御器としてのバス・マスタ16を装
備する。バス・マスタ16及びバス・スレーブ12間の
データ転送はバス10が使用されるが、メモリ・チップ
24及びバス・マスタ16間のデータ転送は、バス10
の使用は不要となる。バス・スレーブ12へのメモリ・
チップ24のデータの転送時では、バス・マスタ16
は、最初のDMAリクエストに伴い、次のDMAリクエ
ストを待たずに、メモリ・チップ24からデータを読出
して、バッファ20に貯留し、DMAリスエストを受け
しだい、バッファ20の貯留データを直ちにバス10へ
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ・シ
ステム等のバス・システムに装備されるメモリ制御器、
コンピュータ、メモリ制御方法、及びデータ転送方法に
係り、詳しくはバス・トラフィックを改善するモリ制御
器、コンピュータ、メモリ制御方法、及びデータ転送方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータに装備される従来のバッフ
ァード・ダイレクト・メモリ・アクセス(Buffer
d Direct Memory Access。以
下、「ダイレクト・メモリ・アクセス」を適宜、「DM
A」と呼ぶ。)では、DMA制御器は、メモリ制御器と
は別個にバス・マスタとしてバスへ接続されている。そ
して、データ転送要求があると、DMA制御器は、デー
タ・バスを介してデータ転送元のメモリ制御器からメモ
リ装置の所定アドレスのデータを自分のバッファへ貯留
し、次に、バッファ内の貯留データを、バスを介してデ
ータ転送先のバス・スレーブへ伝送している。
【0003】また、フライ・バイ(Fly By)DM
Aでは、メモリ装置のデータは、DMA制御器を経由す
ることなく、データ転送元のメモリ制御器からバスを介
してデータ転送先のバス・スレーブへ直接、送られるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のバッファードDMA及びフライ・バイDMAに対し
て、データ転送及びその他を改善したモリ制御器、コン
ピュータ、メモリ制御方法、及びデータ転送方法を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のメモリ制御器
は、データ・バスへ接続されかつメモリ装置用のメモリ
・インターフェースを装備する。該メモリ制御器は、デ
ータ・バスとメモリ・インターフェースとの間に介在す
るダイレクト・メモリ・アクセス制御器を装備してい
る。
【0006】所定態様のメモリ制御器では、ダイレクト
・メモリ・アクセス制御器の装備するバッファは、ダイ
レクト・メモリ・アクセス制御器がデータ・バスから及
びデータ・バスへ連続入出力可能としているデータ量よ
り大きい容量をもっている。所定態様のメモリ制御器
は、データ・バスとメモリ・インターフェースとの間に
介在する第1のバス・スレーブ、メモリ・インターフェ
ースへのダイレクト・メモリ・アクセス制御器及び第1
のバス・スレーブのアクセスを調停するアービタを有し
ている。アービタは、第1のバス・スレーブをダイレク
ト・メモリ・アクセス制御器より優先させる調停を実施
する。
【0007】所定態様のメモリ制御器によれば、ダイレ
クト・メモリ・アクセス制御器は複数個存在し、該メモ
リ制御器は、メモリ・インターフェースへの複数個のダ
イレクト・メモリ・アクセス制御器のアクセスを調停す
るアービタを有している。アービタは、バッファの空き
容量の大きいダイレクト・メモリ・アクセス制御器を空
き容量の小さいダイレクト・メモリ・アクセス制御器よ
り優先させる調停を実施する。
【0008】所定態様のメモリ制御器によれば、ダイレ
クト・メモリ・アクセス制御器、メモリ・インターフェ
ース、第1のバス・スレーブ、及びアービタを1個のチ
ップ内に装備している。
【0009】バス装備システム回路装置は、上記任意の
メモリ制御器と、該メモリ制御器が接続されるバスと、
該メモリ制御器のメモリ・インターフェースへ接続され
る少なくとも1個のメモリ装置と、バスへ接続される少
なくとも1個のバス・マスタと、バスへ接続される少な
くとも1個の第1のバス・スレーブとを、1個のチップ
内にもつ。
【0010】本発明のコンピュータは、上記任意のメモ
リ制御器と、該メモリ制御器が接続されるバスと、該メ
モリ制御器のメモリ・インターフェースへ接続される少
なくとも1個のメモリ装置と、バスへ接続される少なく
とも1個のバス・マスタと、バスへ接続される少なくと
も1個の第1のバス・スレーブとを装備する。
【0011】本発明のメモリ制御方法によれば、データ
・バスへ接続されかつメモリ装置用のメモリ・インター
フェースを装備するメモリ制御器に、さらに、ダイレク
ト・メモリ・アクセス制御器を装備させ、データ・バス
とメモリ・インターフェースとの間のデータ転送を、ダ
イレクト・メモリ・アクセス制御器を使って、実施す
る。
【0012】所定態様のメモリ制御方法によれば、ダイ
レクト・メモリ・アクセス制御器の装備するバッファの
容量を、ダイレクト・メモリ・アクセス制御器がデータ
・バスから及びデータ・バスへ連続入出力可能としてい
るデータ量より大きい容量とし、バッファに空きが生じ
しだい、メモリ装置にアクセスして、データ転送上の次
に続くデータをメモリ装置から読出して、バッファの空
き部に貯留しておく。メモリ制御器には、さらに、第1
のバス・スレーブを装備させ、メモリ制御器の外に存在
してデータ・バスへ接続されているバス・マスタからの
データ転送要求に対しては、第1のバス・スレーブを介
してデータ・バスから及びデータ・バスへデータを入出
力する。
【0013】所定態様のメモリ制御方法によれば、メモ
リ・インターフェースへのダイレクト・メモリ・アクセ
ス制御器及び第1のバス・スレーブのアクセスに対して
調停処理を実施し、該調停処理では、第1のバス・スレ
ーブをダイレクト・メモリ・アクセス制御器より優先さ
せる。
【0014】所定態様のメモリ制御方法によれば、ダイ
レクト・メモリ・アクセス制御器が複数個である場合に
はメモリ・インターフェースへの複数個のダイレクト・
メモリ・アクセス制御器のアクセスに対して調停処理を
実施し、該調停処理では、バッファの空き容量の大きい
ダイレクト・メモリ・アクセス制御器を空き容量の小さ
いダイレクト・メモリ・アクセス制御器より優先させ
る。
【0015】本発明のダイレクト・メモリ・アクセスの
リードについてのデータ転送方法によれば、バス・シス
テムは、バス、メモリ・インターフェースとバス及びメ
モリ・インターフェースの間に介在しかつバッファを含
むダイレクト・メモリ・アクセス制御器とダイレクト・
メモリ・アクセス制御器とは別個にバス及びメモリ・イ
ンターフェースの間に介在する第3のバス・スレーブと
メモリ・インターフェースへのアクセスについての調停
を行う第1のアービタとを装備するメモリ制御器、メモ
リ制御器のメモリ・インターフェースへ接続されている
メモリ装置、メモリ制御器の外部に存在しバスへ接続さ
れている第2のバス・マスタ、メモリ制御器の外部に存
在しバスへ接続されている第4のバス・スレーブ、及び
バスの使用についての調停を行う第2のアービタ、を有
している。そして、バス・システムにおけるダイレクト
・メモリ・アクセスのリードについてのデータ転送方法
において、ダイレクト・メモリ・アクセス制御器への最
初のダイレクト・メモリ・アクセス・リクエストに対応
させて、ダイレクト・メモリ・アクセス制御器に次の
(a1)〜(a5)の処理を順番に行わせる (a1)メモリ・インターフェースの使用許可を第1の
アービタへ要求する。 (a2)ダイレクト・メモリ・アクセス制御器がメモリ
・インターフェースへのアクセスを許可されれば今回の
ダイレクト・メモリ・アクセス・リードの対象データの
アドレス範囲の先頭からデータを読み出してバッファに
貯留する。 (a3)バスの使用許可を第2のアービタへ要求する。 (a4)ダイレクト・メモリ・アクセス制御器がバスの
使用を許可されればデータの転送先の第4のバス・スレ
ーブのアドレスをバスに出力する。 (a5)最初のダイレクト・メモリ・アクセス・リクエ
ストに対応分のデータをバッファからバスへ出力する。
さらに、ダイレクト・メモリ・アクセス制御器が、今回
のダイレクト・メモリ・アクセス・リードについての全
部のデータの内、読み残した分があれば、バスへのデー
タ出力終了後から次のダイレクト・メモリ・アクセス・
リクエストまでの時間を利用して、ダイレクト・メモリ
・アクセス制御器に、メモリ装置からの読み残しデータ
の読出し及び該読出しデータのバッファへの貯留を行わ
せる。ダイレクト・メモリ・アクセス制御器への2回目
以降の各ダイレクト・メモリ・アクセス・リクエストに
対応させて、ダイレクト・メモリ・アクセス制御器に次
の(b1)〜(b3)の処理を順番に行わせる、 (b1)バスの使用許可を第2のアービタへ要求する。 (b2)ダイレクト・メモリ・アクセス制御器がバスの
使用を許可されればデータの転送先の第2のバス・スレ
ーブのアドレスをバスに出力する。 (b3)各ダイレクト・メモリ・アクセス・リクエスト
に対応分のデータをバッファからバスへ出力する。こと
を特徴とするバス・システムにおけるダイレクト・メモ
リ・アクセスのリードについてのデータ転送方法。
【0016】本発明のダイレクト・メモリ・アクセスの
ライトについてのデータ転送方法によれば、バス・シス
テムは、バス、メモリ・インターフェースとバス及びメ
モリ・インターフェースの間に介在しかつバッファを含
むダイレクト・メモリ・アクセス制御器とダイレクト・
メモリ・アクセス制御器とは別個にバス及びメモリ・イ
ンターフェースの間に介在する第3のバス・スレーブと
メモリ・インターフェースへのアクセスについての調停
を行う第1のアービタとを装備するメモリ制御器、メモ
リ制御器のメモリ・インターフェースへ接続されている
メモリ装置、メモリ制御器の外部に存在しバスへ接続さ
れている第2のバス・マスタ、メモリ制御器の外部に存
在しバスへ接続されている第4のバス・スレーブ、及び
バスの使用についての調停を行う第2のアービタ、を有
している。バス・システムにおけるダイレクト・メモリ
・アクセスのライトについてのデータ転送方法におい
て、ダイレクト・メモリ・アクセス制御器への各ダイレ
クト・メモリ・アクセス・リクエストに対応させて、ダ
イレクト・メモリ・アクセス制御器に、バスからのデー
タを読み込ませて、バッファに貯留させる。メモリ装置
への書き残しデータがバッファにあるときは、ダイレク
ト・メモリ・アクセス制御器に次の(c1)及び(c
2)の処理を順番に行わせる。 (c1)メモリ・インターフェースの使用許可を第1の
アービタへ要求する。 (c2)ダイレクト・メモリ・アクセス制御器がメモリ
・インターフェースへのアクセスを許可されればバッフ
ァ内の書き残しデータをメモリ装置の対応アドレスへ書
き込む。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1はメモリ制御器15を装
備するバス・システムの構成図である。該バス・システ
ムはコンピュータ一般に装備される。図1のバス10
は、1系統の信号線を幾つかのデバイスが時分割で共有
すると言う意味で、示されており、バス10は、アドレ
ス・バスとデータ・バスとを兼用するバスであってもよ
いし、また、別々のアドレス・バスとデータ・バスとを
図面上、1つにまとめて示してあるものであってもよ
い。バス10には、1個以上のバス・マスタ11、1個
以上のバス・スレーブ12、及びメモリ制御器15が接
続されている。バス・マスタ11は例えばCPUやDM
A制御器であり、バス・スレーブ12は、例えばビデオ
・コントローラ等の各種インターフェースである。各バ
ス・スレーブ12には、ケーブルを介してビデオ機器や
メディア・ドライブ等が接続されている。メモリ制御器
15は、1個以上のバス・マスタ16、1個以上のバス
・スレーブ17、1個以上のメモリI/F(インターフ
ェース)18、及びメモリI/F18と同数のアービタ
19を備える。各バス・マスタ16及び各バス・スレー
ブ17はバス10へ別々に接続されている。各メモリI
/F18には1個以上のメモリ・チップ24が接続され
る。各メモリ・チップ24は1バンク以上の記憶容量を
もつ。アービタ19は、各バス・マスタ16及び各バス
・スレーブ17からのメモリI/F18へのアクセス要
求を受け付け、同時にアクセス要求があったときには、
所定の優先順位に基づいて選択したものをメモリI/F
18へ接続する。各バス・マスタ16は、バッファ20
を装備するとともに、図示していないソース・アドレス
・レジスタ、ディスティネーション・アドレス・レジス
タ、データ・カウンタ・レジスタ、コントロール・レジ
スタ等を装備している。各バス・マスタ16の装備する
バッファ20の容量は典型的には相互に等しい。各バス
・マスタ16は、CPUからDMAリクエスト線を介し
てDMAリクエスト(データ転送要求)を受け付けると
ともに、CPUへDMAコンプリート線を介してDMA
コンプリート(データ転送終了)を通知する。
【0018】図1では、バス・マスタ11、バス・スレ
ーブ12、バス・マスタ16、及びメモリ・チップ24
については、それぞれ3個ずつ、描かれている。図1に
おけるバス10とバス・マスタ11、バス・スレーブ1
2、及びバス・マスタ16との間の線の矢の向きは、バ
ス・マスタを基準としたライト動作時のデータの流れの
向きで示している。リード動作の向きはデータの流れの
向きは図1の矢の向きとは逆になる。
【0019】公知のバッファードDMA方式のバス・シ
ステムでは、メモリ制御器15において、バス・マスタ
16及びアービタ19が装備されず、1個のバス・スレ
ーブ17及び1個のメモリI/F18が装備されるだけ
であった。そして、バス・マスタとしてのDMA制御器
は、メモリ制御器15内ではなく、メモリ制御器15の
外に、1個のバス・マスタ11として存在していた。
【0020】各バス・マスタ16は、1クロック・サイ
クル内にバス10との間でバーストでデータを入出力す
る。このバス・システムでは、各バス・マスタ16がバ
ス10との間でデータを連続的に送受できるクロック・
サイクルの連続数(=バースト長)は4と設定されてお
り、また、バス10のデータ・バスは8バイトである。
結果、各バス・マスタ16がバス10へ連続的に入出力
できるデータ量、すなわち1回のバースト当たりの転送
量は8バイト×4(=32バイト)となる。各バス・マ
スタ16に装備されるバッファ20の容量は、バス・マ
スタ16がバス10との間で一度に送受できるデータ量
としての32バイトより大きい容量、好ましくは32バ
イトの整数倍の容量、例えば4倍の128バイトに設定
される。
【0021】最初に、DMAリードの動作について説明
する。動作の概略は次のとおりである。 (1)バス・マスタ16が動作状態(Enable)に
される。 (2−1)バス・マスタ16がメモリ・チップ24から
データを読む。 (2−2)DMAリクエストがバス・マスタ16へ来
る。 (3)バス・マスタ16が、バス10上のバス・スレー
ブ12にデータを書く。 (4)上記(2)及び(3)をDMAカウンタが0にな
るまで繰り返す。ただし、上記(2−1)及び(2−
2)については、その順番が変わることがある。また、
(2−1)はバッファ20にデータがあれば、抜かして
もよい。
【0022】DMAリードの動作時のバス10における
データの流れの向き及びデータの種類についての概略は
次のとおりである。ここで、リードデータの数字は、バ
ースト転送時の4回の連続データの各回のデータ分を意
味する。 バスマスタ→バススレーブ:アドレス。 バススレーブ→バスマスタ:リードデータ1。 バススレーブ→バスマスタ:リードデータ2。 バススレーブ→バスマスタ:リードデータ3。 バススレーブ→バスマスタ:リードデータ4。
【0023】また、バス・マスタ16がアービタ19に
メモリ・チップ24へのアクセス要求を出す条件は、D
MAリードでは、次のand条件となる。 (a)DMA機能がEnableにされている。 (b)DMAカウンタが0でない。 (c)DMA BufferがFullでない(空きが
少ないほどアービタでの優先順位は高い。)。
【0024】バス・スレーブ17及び各バス・マスタ1
6は、所定の状態のときメモリI/F18へのアクセス
要求をアービタ19へ出す。バス・スレーブ17がメモ
リI/F18へのアクセス要求をアービタ19へ出す状
況とは、バス・スレーブ17がバス10を介してバス・
マスタ11からのデータ転送要求を受け付けたときであ
る。各バス・マスタ16がメモリI/F18へのアクセ
ス要求をアービタ19へ出す状況とは、CPUからDM
Aリクエスト線を介してDMAリクエストを受け付け
て、DMA機能がイネーブルされている場合において、
DMAカウンタが0でなく(DMAコンプリートが出て
いない状態のこと。なお、DMAリクエスト及びDMA
コンプリートについては後で詳述する。)、かつバッフ
ァ40がフル(空き容量0)でないときである。ここで
説明の便宜上、バス・マスタ16の全部及びバス・スレ
ーブ17をアクセス要求素子と呼ぶことにし、アクセス
要求素子の総数をnとする。アービタ19は、1個のア
クセス要求素子からのみアクセス要求を受けたときは、
該アクセス要求素子の、メモリI/F18のアクセスを
認める。アービタ19は、また、同時にm(mは2〜n
の範囲内の整数)個のアクセス要求素子からアクセス要
求を受け付けたときには、所定の調停基準に基づく調停
を行って、所定の1個のアクセス要求素子の、メモリI
/F18へのアクセスを認める。
【0025】所定の調停基準とは次のとおりである。 (a)バス・マスタ16とバス・スレーブ17との調停
では、バス・スレーブ17を優先する。後述するよう
に、バス・マスタ16は、次のDMAリクエストに備え
て、バス10へデータを入出力していない期間に、メモ
リI/F18にアクセスし、メモリ・チップ24からの
データをバッファ20に蓄積する処理を行うようになっ
ているので、バス・スレーブ17を優先することによ
り、このような蓄積処理を一時中断し、メモリ制御器1
5全体の処理の効率化が図られる。 (b)複数のバス・マスタ16間の調停では、バッファ
20の空き容量の大きいバス・マスタ16を優先する。
各バス・マスタ16のバッファ20の容量は等しいの
で、バッファ20の空き容量の大きいバス・マスタ16
とは、バッファ20のデータ蓄積量の小さいバス・マス
タ16のことを意味する。バス・マスタ16にDMAリ
クエストが来たときに、該バス・マスタ16のバッファ
20に所定量のデータが蓄積されていなければ、該バス
・マスタ16は、バス10へ直ちに所定量のデータを送
り出すことができず、メモリ・チップ24からデータを
バッファ20に取り入れるのに時間を要してしまう。し
たがって、バッファ20の空き容量の大きいバス・マス
タ16を優先することにより、各バス・マスタ16のバ
ッファ20における所定のデータ蓄積量を確保し、どの
バス・マスタ16へDMAリクエストが来ても、バス1
0へのデータ出力に速やかに対処できるようにする。
【0026】バス・システムにおけるバス・マスタ16
とバス・スレーブ12との間の1回の転送ルーチンにお
けるデータの総転送量Qバイトはあらかじめ設定されて
いる。バス・マスタ16は、また、バス10へのデータ
出力を、所定数Nの連続する複数のクロック・サイクル
において行うが、該Nもあらかじめ設定されている。
Q,Nは例えばそれぞれ1024及び4である。さら
に、1クロック・サイクル当たりの転送量はBバイトと
設定されている。なお、本バス・システム(図1に開示
するバス・システムを「本バス・システム」と呼ぶこと
にする。)では、バス10のデータ・バスは、前述した
ように、8バイトであるので、B=8となる。バス・ス
レーブ12に接続される各種入出力機器のデータ処理速
度は低いので、バス・スレーブ12は、バス・マスタ1
6から総転送量Qバイトのデータを一度に受けることな
く、不連続な時間でB・Nバイトずつをバス10との間
で入出力する方式になっている。
【0027】なお、Qバイトのデータを転送するルーチ
ンにおいて、バス・マスタ16へのDMAリクエスト
は、B・Nバイトのデータ転送をバス・マスタ16へ要
求するごとに、発生し、バス・マスタ16からのDMA
コンプリートはバス・マスタ16がQバイトのデータ転
送が終了したときに発生する。したがって、各データ転
送ルーチンにおいて、DMAリクエストはQ/(B・
N)回、発生し、DMAコンプリートは1回、発生す
る。バス・マスタ16がDMAリクエストに対してB・
Nバイトのデータを転送し終えるごとに、バス・マスタ
16がDMAアクノリッジを出すようにしてもよい。
【0028】バス・マスタ16は、128バイトのデー
タ転送ルーチンにおいて最初のDMAリクエストを受信
してから、バス10への最初及び2回目以降のB・Nバ
イトのデータ出力を終了するまでの処理の時間Ta,T
bを考える。該時間Ta,Tbでは、バス10が該処理
に占有されるるため、他の処理に係るデータ転送が不能
になる。Ta,Tbも含めて、以下の説明における時間
はクロック・サイクル換算とする。
【0029】バス・マスタ16は、まず、バス10の図
示していないアービタに調停を要求する。この調停に要
する時間をT1とする。バス・マスタ16は、調停に勝
つと、データの転送先のアドレスを、バス10を介して
転送する。このアドレス転送に要する時間をT2とす
る。次に、メモリ・チップ24へのアクセス期間では、
バス・マスタ16は、メモリ制御器15内のアービタ1
9へ、メモリI/F18へのアクセスについて調停を依
頼し、メモリI/F18を介してメモリ・チップ24か
らのB・Nバイトのデータをバッファ20へ蓄える。さ
らに、その後、バス・マスタ16がバス10へデータを
出力するためには、B・Nバイトのデータをバッファ2
0に貯留してから1クロック・サイクルの準備期間が必
要となる。このアクセス期間+準備期間をT3とする。
次に、バス・マスタ16は、複数の連続するクロック・
サイクルにおいてバス10へ所定量のデータを出力す
る。この出力時間をT4とする。この結果、Ta=T1
+T2+T3+T4であり、T4=Nである。
【0030】総転送量Qバイトのデータは、メモリ・チ
ップ24において所定の連続する複数のアドレスに存在
するので、バス・マスタ16は、今回のデータ転送ルー
チンに対して、最初のDMAリクエストを受け取って、
B・Nバイトのデータをバス10へ送り出した後、次
に、DMAリクエストが来るまでの期間において、次の
B・Nバイト以上のデータをあらかじめメモリ・チップ
24から読出して、バッファ20に蓄積しておく。な
お、この蓄積は、典型的には、バッファ20の容量(該
容量は該実施の形態では128バイトである。)に等し
い蓄積量となるまで、中断されることなく、一気に行わ
れる。こうして、各データ転送ルーチンにおいて、2回
目の以降のバス・マスタ16へのデータリクエストに対
しては、データリクエスト後のメモリ・アクセス期間を
省略できる。結果、Tb=T1+T2+T4となる。従
来のバス・システムでは、バス・マスタ16が、メモリ
制御器15内ではなく、バス・マスタ11として存在し
ていたため、データ転送ルーチンの2回目以降のDMA
リクエストに対する処理においても、T3がかかり、T
b=Taとなっていたが、本バス・システムでは、T3
の省略により、1回のデータ転送ルーチンの総所要時間
を大幅に短縮することができる。
【0031】1回のデータ転送ルーチンの総所要時間に
ついて従来のバス・システムと本バス・システムとを、
具体的に数値に基づいて対比する。条件として、バス・
マスタ16及びバス・スレーブ17の個数はそれぞれ1
とし、バス幅は8バイトとし、N=4、T1〜T4の数
値は次のとおりとする。T1=1,T2=1,T3=
5,T4=4。なお、T3=5は、メモリ・チップ24
へのアクセス期間を4、準備期間を1としている。結
果、Ta=11,Tb=6となる。本発明に基づくバス
・システムでは、1024/32=32で、1個のデー
タ転送ルーチン当たり計32回のバス・マスタ16から
バス10へデータ出力が必要となるので、データ転送ル
ーチン当たりの総所要時間は、11+6×31=203
クロック・サイクルとなる。これに対して、従来のバス
・システムでは、11×32=352クロック・サイク
ルとなる。したがって、メモリ制御器15を装備するバ
ス・システムでは、従来のバス・システムより、1−2
03/352=42.3%、クロック・サイクルを削減
できることになる。
【0032】上記の利点は、バス・マスタ16が複数に
なっても同様であり、各バス・マスタ16のバッファ2
0の容量が大きいとき程、T3が大きくて、Tbにおけ
るT3の削減寄与が増大するので、該利点が発揮され
る。
【0033】図2はDMAリードにおいてバス・マスタ
16がDMAリスクエストを受付けたときに実施される
割込みルーチンのフローチャートである。S30では、
今回のDMAリクエストが最初のものか、それとも2回
目以降のものかを判定し、該判定が最初のDMAリクエ
ストであれば、S31へ進み、2回目以降のDMAリク
エストであれば、S34へ進む。すなわち、S31〜S
33は、1回目のDMAリスクエストに対しては実施さ
れ、2回目以降のDMAリスクエストに対しては省略さ
れる。S31では、バス・マスタ16はメモリI/F1
8へのアクセス要求をアービタ19へ出す。そして、バ
ス・マスタ16は、S32において、アービタ19から
アクセスの許可を受けると、S33において、今回のD
MAリードの対象データのアドレス範囲の先頭アドレス
より順番にデータをメモリ・チップ24から読出し、及
び該読出しデータのバッファ20へ貯留する。S34で
は、バス・マスタ16はバス10の使用について所定の
アービタへ調停を要求する。S35では、バス10の使
用が許可されたか否かを判定し、許可されしだい、S3
6へ進む。S36では、バス・マスタ16は今回のデー
タ転送先のバス・スレーブ12のアドレスをバス10に
出力する。S37では、バッファ20に貯留されたデー
タの1バースト転送量分をバス10へ出力する。
【0034】図3はDMAリードにおいてバス・マスタ
16が次のDMAリクエストに備えてバッファ20にデ
ータを貯留する処理手順のフローチャートである。S5
0では、バス・マスタ16が今回のDMAリードにおい
てメモリ・チップ24からまだ読み残しているデータが
有るか否かを判定し、有れば、S51へ進み、無けれ
ば、該処理手順を終了する。S51,S52は図2のS
31,S32と同一であり、バス・マスタ16はアービ
タ19からメモリI/F18へのアクセスについての許
可を受けしだい、S53においてメモリ・チップ24の
対応アドレスから読み残しデータを読み出して、それを
バッファ20に貯留する。
【0035】DMAライトの動作について説明する。動
作の概略は次のとおりである。 (1)バス・マスタ16が動作状態(Enable)に
される。 (2)DMAリクエストがバス・マスタ16へ来る。 (3)バス・マスタ16がバス10上のバス・スレーブ
12からのデータを読む。 (4)バス・マスタ16がメモリ・チップ24へデータ
を書く。 (5)上記(2)、(3)、及び(4)をDMAカウン
タが0になるまで繰り返す。ただし、(4)はバッファ
が20が空き容量0(Full)でなければ、適宜、抜
かしてもよい。
【0036】また、バス・マスタ16がアービタ19に
メモリ・チップ24へのアクセス要求を出す条件は、D
MAライトでは、次のand条件となる。 (a)DMA機能がEnableされている。 (b)DMAカウンタが0でない。 (c)バッファが20が空でない(空きが少ないほどア
ービタでの優先順位は高い)。
【0037】バス・マスタ16によりバス・スレーブ1
2からのデータをメモリ・チップ24へ書き込む場合の
利点を説明する。従来のバス・システムでは、バス・マ
スタ16は、メモリ制御器15内ではなく、メモリ制御
器15外にバス・マスタ11として存在している。以
下、メモリ制御器15外にバス・マスタ11として存在
しているDMA制御器を「外部DMA制御器」と適宜、
呼ぶことにする。バススレーブ12からメモリチップ2
4へのバッファードDMAにおいて、外部DMA制御器
は、バス10を介してデータ・ソースのバス・スレーブ
12から転送されたデータをバッファに蓄積し、次に、
再び、バス10を介してバッファの蓄積データをバス・
スレーブ17へ転送する。したがって、バス10は、バ
ス・スレーブ12から外部DMA制御器へのデータ転送
時と外部DMA制御器からバス・スレーブ17へのデー
タ転送時とに使用されることになる。これに対し、本バ
ス・システムでは、バス・マスタ16がメモリ制御器1
5内に存在することにより、バッファ20からメモリ・
チップ24へのデータ転送では、バス10が使用され
ず、バス10におけるデータ・トラフィックが低減され
る。さらに、本装置では、バススレーブ12からメモリ
チップ24へのDMA転送において、バススレーブ12
のデータは、バス10からバッファ20へ高速に転送で
きるので、メモリチップ24への書き込みを待つ必要は
なく、即座にバス10を解放することができる。
【0038】図4はDMAライトにおいてバス・マスタ
16がDMAリスクエストを受付けたときに実施される
割込みルーチンのフローチャートである。S61では、
バス・マスタ16は、バス10を介してバス・スレーブ
12からの1バースト転送分のデータを読み込んで、そ
れをバッファ20に貯留する。
【0039】図5はDMAライトにおいてバス・マスタ
16がバッファ20のデータをメモリ・チップ24に書
き込む処理手順のフローチャートである。図5の処理手
順は、DMAライトにおいてバス・マスタ16がバス1
0からデータを読み出していない期間に実施される。S
70では、バス・マスタ16が今回のDMAライトにお
いてメモリ・チップ24にまだ書き込んでいないデータ
が有るか否かを判定する。S70の判定がYESであれ
ば、S71へ進み、NOであれば、該処理手順を終了す
る。S71,S72は図2のS31,S32と同一であ
り、バス・マスタ16は、アービタ19からメモリI/
F18へのアクセスについての許可を受けしだい、S7
3において書き残しデータをバッファ20から読み出し
て、それをメモリ・チップ24の対応アドレスへ書き込
む。DMAライトにおけるバス・マスタ16のバッファ
20からメモリ・チップ24へのデータ転送は、バス1
0を使用せずに。実施される。したがって、バス・マス
タ16は、バス・スレーブ12からのデータを読出し
後、バス10を直ちに解放する。
【0040】バス・システムでは、メモリ・チップ24
の第1のアドレス領域のデータをメモリ・チップ24の
別の第2のアドレス領域へ移動する処理(以下、「メモ
リ・ツー・メモリ処理」と言う。)が行われることがあ
る。外部DMA制御器のバス・システムでは、メモリ・
ツー・メモリ処理において、メモリ・チップ24の第1
のアドレス領域のデータを、バス・スレーブ17からバ
ス10を介して外部DMA制御器のバッファへ転送し、
次に、外部DMA制御器のバッファからバス10を介し
てバス・スレーブ17へ転送して、メモリ・チップ24
の第2のアドレス領域に書き込んでいる。これに対し
て、本バス・システムのメモリ・ツー・メモリ処理で
は、メモリ・チップ24とバス・マスタ16のバッファ
20とでデータが転送されるだけであり、バス10はま
ったく使用せず、バス10におけるデータ・トラフィッ
クが大幅に低減される。
【0041】フライ・バイDMAでは、メモリ・チップ
24と所定のバス・スレーブ12とが、外部DMA制御
器を経由せずに、データを送受するので、データ転送に
おけるバス10の使用クロック・サイクルを低減でき
る。しかし、データ転送元のメモリ・チップ24のアド
レスは、外部DMA制御器からバス10を介してバス・
スレーブ17へ転送されるのに対し、データ転送先のバ
ス・スレーブ12の指定は、バス10とは別個に存在す
る配線が必要となる。本バス・システムでは、データ転
送先のアドレスはバス10を介してデータ転送先のバス
・スレーブ12へ通知されるものの、データ転送元のメ
モリ・チップ24のアドレスは、バス10を使用せず
に、バス・マスタ16からメモリ・チップ24へ通知さ
れる。したがって、データ転送先のバス・スレーブ12
を指定する、バス10とは別個の配線は省略できる。
【0042】バス・マスタ16における前述した、DM
Aリスクエスト前のメモリ・チップ24からバッファ2
0へのデータ先読みは、バス10のデータ・トラフィッ
クの低減に寄与するだけでなく、次にDMAリクエスト
があると、直ちに、バッファ20の貯留データをバス1
0へ出力することにより、データ転送処理の短縮化にも
寄与する。また、メモリ・チップ24へのデータのライ
ト・バックでは、データ転送元のバス・スレーブ12か
らのデータをバス・マスタ16のバッファ20に貯留す
ることにより、メモリ・チップ24への即座の書き込み
が困難な状況においても、ライト・バック処理を迅速化
できる。
【0043】本バス・システムでは、バス・マスタ16
は、バス10を介さずに、メモリ・チップ24とデータ
を送受するので、バス・マスタ16とメモリ・チップ2
4との間のバンド幅(データ転送速度)を適宜、増大で
き、また、これにより、バス10とのバス・マスタ16
のデータ入力及び出力のバースト長を支障なく増大し
て、バス10のバンド幅を増大できる。
【0044】バスマスタ16付きのメモリ制御器15
は、既存のバス構成や、それに接続される既存のバスス
レーブとのDMA転送を行う場合において、特別な回路
や信号を付加することなく、すなわち、公知の通常のバ
ス・マスタと同一の接続方式によりバス10へ接続可能
である。
【0045】なお、バス・スレーブ17はメモリ制御器
15に必須のものではない。CPUやDMA制御器がバ
ス・マスタ11として存在しないバス・システムでは、
バス・スレーブ17は省略できる。バス・マスタ16へ
データ転送を指示する素子は、バス10に接続されてい
るものである必要はなく、バス10に接続されていない
ものであってもよい。
【0046】アービタ19もメモリ制御器15に必須の
ものではない。メモリ制御器15が、バス・スレーブ1
7を装備せず、かつバス・マスタ16を1個しか装備し
ないバス・システムでは、アービタ19は省略できる。
アービタ19は、メモリ制御器15がバス・マスタ16
の他にバス・スレーブ17を装備するか、バス・マスタ
16を複数個装備するときのみ必要となる。
【0047】メモリ制御器15は1個のチップ上に製作
される。バス10、バス・マスタ11、バス・スレーブ
12、及びメモリ制御器15が、システム・オン・チッ
プとして1個のチップ上に製作されることも可能であ
る。
【0048】
【発明の効果】本発明では、メモリ制御器がDMA制御
器に組み込まれることにより、従来のバッファードDM
Aに対しては、バス・トラフィックを低減でき。また、
従来のフライ・バイDMAに対しては、データ転送先の
バス・スレーブを指定するためにバスとは別個に装備さ
れなければならない配線を省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メモリ制御器を装備するバス・システムの構成
図である
【図2】DMAリードにおいてバス・マスタがDMAリ
スクエストを受付けたときに実施される割込みルーチン
のフローチャートである。
【図3】DMAリードにおいてバス・マスタが次のDM
Aリクエストに備えてバッファにデータを貯留する処理
手順のフローチャートである。
【図4】DMAライトにおいてバス・マスタがDMAリ
スクエストを受付けたときに実施される割込みルーチン
のフローチャートである
【図5】DMAライトにおいてバス・マスタがバッファ
のデータをメモリ・チップに書き込む処理手順のフロー
チャートである
【符号の説明】
10 バス 11 バス・マスタ 12 バス・スレーブ(第2のバス・スレーブ、第4
のバス・スレーブ) 15 メモリ制御器 16 バス・マスタ(ダイレクト・メモリ・アクセス
制御器) 17 バス・スレーブ(第1のバス・スレーブ、第3
のバス・スレーブ) 18 メモリI/F 19 アービタ 20 バッファ 24 メモリ・チップ(メモリ装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 信之 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 5B061 BA03 BB01 BC05 DD06 DD09 DD11 DD12

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ・バスへ接続されかつメモリ装置
    用のメモリ・インターフェースを装備するメモリ制御器
    において、 前記データ・バスと前記メモリ・インターフェースとの
    間に介在するダイレクト・メモリ・アクセス制御器を装
    備していることを特徴とするメモリ制御器。
  2. 【請求項2】 前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御
    器の装備するバッファは、前記ダイレクト・メモリ・ア
    クセス制御器が前記データ・バスから及び前記データ・
    バスへ連続入出力可能としているデータ量より大きい容
    量をもっていることを特徴とする請求項1記載のメモリ
    制御器。
  3. 【請求項3】 前記データ・バスと前記メモリ・インタ
    ーフェースとの間に介在する第1のバス・スレーブを有
    していることを特徴とする請求項1記載のメモリ制御
    器。
  4. 【請求項4】 前記メモリ・インターフェースへの前記
    ダイレクト・メモリ・アクセス制御器及び前記第1のバ
    ス・スレーブのアクセスを調停するアービタを有してい
    ることを特徴とする請求項3記載のメモリ制御器。
  5. 【請求項5】 前記アービタは、前記第1のバス・スレ
    ーブを前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器より優
    先させる調停を実施することを特徴とする請求項4記載
    のメモリ制御器。
  6. 【請求項6】 前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御
    器は複数個存在し、 前記メモリ・インターフェースへの前記複数個のダイレ
    クト・メモリ・アクセス制御器のアクセスを調停するア
    ービタを有していることを特徴とする請求項3記載のメ
    モリ制御器。
  7. 【請求項7】 前記アービタは、バッファの空き容量の
    大きいダイレクト・メモリ・アクセス制御器を空き容量
    の小さいダイレクト・メモリ・アクセス制御器より優先
    させる調停を実施することを特徴とする請求項6記載の
    メモリ制御器。
  8. 【請求項8】 前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御
    器、前記メモリ・インターフェース、第1のバス・スレ
    ーブ、及びアービタを1個のチップ内に装備しているこ
    とを特徴とする請求項1記載のメモリ制御器。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のメモリ制御器と、該メモ
    リ制御器が接続されるバスと、該メモリ制御器の前記メ
    モリ・インターフェースへ接続される少なくとも1個の
    メモリ装置と、前記バスへ接続される少なくとも1個の
    バス・マスタと、前記バスへ接続される少なくとも1個
    の第1のバス・スレーブとを1個のチップ内にもつこと
    を特徴とするバス装備システム回路装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のメモリ制御器と、該メ
    モリ制御器が接続されるバスと、該メモリ制御器の前記
    メモリ・インターフェースへ接続される少なくとも1個
    のメモリ装置と、前記バスへ接続される少なくとも1個
    のバス・マスタと、前記バスへ接続される少なくとも1
    個の第1のバス・スレーブとを装備することを特徴とす
    るコンピュータ。
  11. 【請求項11】 データ・バスへ接続されかつメモリ装
    置用のメモリ・インターフェースを装備するメモリ制御
    器に、さらに、ダイレクト・メモリ・アクセス制御器を
    装備させ、 前記データ・バスと前記メモリ・インターフェースとの
    間のデータ転送を、前記ダイレクト・メモリ・アクセス
    制御器を使って、実施することを特徴とするメモリ制御
    方法。
  12. 【請求項12】 前記ダイレクト・メモリ・アクセス制
    御器の装備するバッファの容量を、前記ダイレクト・メ
    モリ・アクセス制御器が前記データ・バスから及び前記
    データ・バスへ連続入出力可能としているデータ量より
    大きい容量とし、 前記バッファに空きが生じしだい、前記メモリ装置にア
    クセスして、データ転送上の次に続くデータを前記メモ
    リ装置から読出して、前記バッファの空き部に貯留して
    おくことを特徴とする請求項11記載のメモリ制御方
    法。
  13. 【請求項13】 前記メモリ制御器には、さらに、第1
    のバス・スレーブを装備させ、 前記メモリ制御器の外に存在して前記データ・バスへ接
    続されているバス・マスタからのデータ転送要求に対し
    ては、第1のバス・スレーブを介して前記データ・バス
    から及び前記データ・バスへデータを入出力することを
    特徴とする請求項11記載のメモリ制御方法。
  14. 【請求項14】 前記メモリ・インターフェースへの前
    記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器及び前記第1の
    バス・スレーブのアクセスに対して調停処理を実施する
    ことを特徴とする請求項13記載のメモリ制御方法。
  15. 【請求項15】 前記調停処理では、前記第1のバス・
    スレーブを前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器よ
    り優先させることを特徴とする請求項14記載のメモリ
    制御方法。
  16. 【請求項16】 前記ダイレクト・メモリ・アクセス制
    御器が複数個存在する場合には前記メモリ・インターフ
    ェースへの前記複数個のダイレクト・メモリ・アクセス
    制御器のアクセスに対して調停処理を実施することを特
    徴とする請求項13記載のメモリ制御方法。
  17. 【請求項17】 前記調停処理では、バッファの空き容
    量の大きいダイレクト・メモリ・アクセス制御器を空き
    容量の小さいダイレクト・メモリ・アクセス制御器より
    優先させることを特徴とする請求項16記載のメモリ制
    御方法。
  18. 【請求項18】 バス、 メモリ・インターフェースと前記バス及び前記メモリ・
    インターフェースの間に介在しかつバッファを含むダイ
    レクト・メモリ・アクセス制御器と前記ダイレクト・メ
    モリ・アクセス制御器とは別個に前記バス及び前記メモ
    リ・インターフェースの間に介在する第3のバス・スレ
    ーブと前記メモリ・インターフェースへのアクセスにつ
    いての調停を行う第1のアービタとを装備するメモリ制
    御器、 前記メモリ制御器の前記メモリ・インターフェースへ接
    続されているメモリ装置、 前記メモリ制御器の外部に存在し前記バスへ接続されて
    いる第2のバス・マスタ、 前記メモリ制御器の外部に存在し前記バスへ接続されて
    いる第4のバス・スレーブ、及びバスの使用についての
    調停を行う第2のアービタ、を有しているバス・システ
    ムにおけるダイレクト・メモリ・アクセスのリードにつ
    いてのデータ転送方法において、 前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器への最初のダ
    イレクト・メモリ・アクセス・リクエストに対応させ
    て、前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器に次の
    (a1)〜(a5)の処理を順番に行わせ、 (a1)前記メモリ・インターフェースの使用許可を第
    1のアービタへ要求する。 (a2)前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器が前
    記メモリ・インターフェースへのアクセスを許可されれ
    ば今回のダイレクト・メモリ・アクセス・リードの対象
    データのアドレス範囲の先頭からデータを読み出して前
    記バッファに貯留する。 (a3)前記バスの使用許可を前記第2のアービタへ要
    求する。 (a4)前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器が前
    記バスの使用を許可されればデータの転送先の第4のバ
    ス・スレーブのアドレスを前記バスに出力する。 (a5)最初のダイレクト・メモリ・アクセス・リクエ
    ストに対応分のデータを前記バッファから前記バスへ出
    力する。さらに、ダイレクト・メモリ・アクセス制御器
    が、今回のダイレクト・メモリ・アクセス・リードにつ
    いての全部のデータの内、読み残した分があれば、前記
    バスへのデータ出力終了後から次のダイレクト・メモリ
    ・アクセス・リクエストまでの時間を利用して、前記ダ
    イレクト・メモリ・アクセス制御器に、前記メモリ装置
    からの読み残しデータの読出し及び該読出しデータの前
    記バッファへの貯留を行わせ、 前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器への2回目以
    降の各ダイレクト・メモリ・アクセス・リクエストに対
    応させて、前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器に
    次の(b1)〜(b3)の処理を順番に行わせる、 (b1)前記バスの使用許可を前記第2のアービタへ要
    求する。 (b2)前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器が前
    記バスの使用を許可されればデータの転送先の第4のバ
    ス・スレーブのアドレスを前記バスに出力する。 (b3)各ダイレクト・メモリ・アクセス・リクエスト
    に対応分のデータを前記バッファから前記バスへ出力す
    る。ことを特徴とするバス・システムにおけるダイレク
    ト・メモリ・アクセスのリードについてのデータ転送方
    法。
  19. 【請求項19】 バス、 メモリ・インターフェースと前記バス及び前記メモリ・
    インターフェースの間に介在しかつバッファを含むダイ
    レクト・メモリ・アクセス制御器と前記ダイレクト・メ
    モリ・アクセス制御器とは別個に前記バス及び前記メモ
    リ・インターフェースの間に介在する第3のバス・スレ
    ーブと前記メモリ・インターフェースへのアクセスにつ
    いての調停を行う第1のアービタとを装備するメモリ制
    御器、 前記メモリ制御器の前記メモリ・インターフェースへ接
    続されているメモリ装置、 前記メモリ制御器の外部に存在し前記バスへ接続されて
    いる第2のバス・マスタ、 前記メモリ制御器の外部に存在し前記バスへ接続されて
    いる第4のバス・スレーブ、及びバスの使用についての
    調停を行う第2のアービタ、を有しているバス・システ
    ムにおけるダイレクト・メモリ・アクセスのライトにつ
    いてのデータ転送方法において、 前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器への各ダイレ
    クト・メモリ・アクセス・リクエストに対応させて、前
    記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器に、前記バスか
    らのデータを読み込ませて、バッファに貯留させ、 前記メモリ装置への書き残しデータが前記バッファにあ
    るときは、前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器に
    次の(c1)及び(c2)の処理を順番に行わせる、 (c1)前記メモリ・インターフェースの使用許可を第
    1のアービタへ要求する。 (c2)前記ダイレクト・メモリ・アクセス制御器が前
    記メモリ・インターフェースへのアクセスを許可されれ
    ば前記バッファ内の書き残しデータを前記メモリ装置の
    対応アドレスへ書き込む。ことを特徴とするバス・シス
    テムにおけるダイレクト・メモリ・アクセスのライトに
    ついてのデータ転送方法。
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