JPH05148742A - ジエツトルームにおける給糸処理装置および給糸処理方法 - Google Patents

ジエツトルームにおける給糸処理装置および給糸処理方法

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JPH05148742A
JPH05148742A JP34029391A JP34029391A JPH05148742A JP H05148742 A JPH05148742 A JP H05148742A JP 34029391 A JP34029391 A JP 34029391A JP 34029391 A JP34029391 A JP 34029391A JP H05148742 A JPH05148742 A JP H05148742A
Authority
JP
Japan
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weft
nozzle
pressure air
cutting
guide insertion
Prior art date
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Pending
Application number
JP34029391A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Murata
雅彦 村田
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/34Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 緯糸切断端部Y2を確実に緯糸案内挿入ノズ
ル16に吸引すると共に、吸引された緯糸切断端部Y2
を確実に緯入れ用メインノズル13に挿入して糸通しの
成功率を向上すること。 【構成】 カッター22によって切り揃えられた緯糸切
断端部Y2を高圧空気供給手段V11から供給される高
圧エアにより緯糸案内挿入ノズル16内に強い吸引流を
形成して吸引すると共に、低圧空気供給手段V4から供
給される低圧エアにより緯糸案内挿入ノズル16内に緯
入れ用メインノズル13への挿入に適した空気流を形成
して、緯糸切断端部Y2をそれに乗せて緯入れ用メイン
ノズル13内に挿入するジェットルームにおける給糸処
理装置および給糸処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緯糸チーズと緯入れ用
メインノズルとの間の緯糸切断という給糸ミス発生の場
合に緯糸切断端部を新たに緯入れ用メインノズルまで通
すための給糸処理装置および給糸処理方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】特開平3−180544の従来装置で
は、図6に示す様に、緯糸切断手段で切り揃えられた排
除パイプEP内の緯糸を緯糸案内挿入ノズルIN内に吸
引するのも、吸引された緯糸切断端部を空気流に乗せて
緯入れ用メインノズルMNに挿入するのもいずれも二方
弁型の電磁バルブV4から供給される同じ圧力エアによ
って行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
装置は、切断された緯糸の緯糸案内挿入ノズルIN内へ
の吸引と緯入れ用メインノズルMNへの挿入をいずれも
同じ圧力エアによって行っていたので、この圧力エアを
緯入れ用メインノズルMNへの挿入を主に決定すると、
排除パイプEP内の切断された緯糸を緯糸案内挿入ノズ
ルIN内へ吸引することは、緯糸案内挿入ノズル内に形
成される吸引流が弱いため必ずしも充分ではなかった。
【0004】逆にこの空気圧を緯糸案内挿入ノズルIN
内への吸引を主に決定すると、強い吸引流を得るために
圧力エアの圧力を高く設定する必要があるので今度は緯
糸案内挿入ノズルINから緯入れ用メインノズルMNへ
の空気流が強くなりすぎ、緯入れ用メインノズルMNの
入口で気流がはねかえって乱気流が生じ、挿入がうまく
いかないという問題があった。
【0005】そこで本発明者は、切断された緯糸案内挿
入ノズルIN内への吸引と緯入れ用メインノズルMNへ
の挿入とをそれぞれ異なる最適の圧力エアによって行う
ことに着眼し、研究開発を重ねた結果、高圧エアにより
緯糸案内挿入ノズルIN内に最適な吸引流を発生して切
断された緯糸を確実に緯糸案内挿入ノズルIN内に吸引
するとともに、低圧エアにより緯入れ用メインノズルM
Nへの挿入を確実に行うという目的を実現する本発明に
到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のジェットルームにおける給糸処理装置
は、緯糸チーズから引き出される緯糸を巻き付け方式の
緯糸測長貯留装置の前方に配設されたエア流把持方式の
緯糸把持手段と、緯糸測長貯留装置から緯糸把持手段へ
緯糸を引き渡す緯糸引き渡し手段と、緯糸把持手段に把
持された緯糸を切り揃える緯糸切断手段と、緯糸を案内
すると共に、緯糸切断手段によって切り揃えられた緯糸
切断端部を緯入れ用メインノズルへ挿入するための緯糸
案内挿入ノズルとにより構成したジェットルームにおけ
る給糸処理装置において、緯糸案内挿入ノズルが、高圧
空気供給手段により高圧エアを緯糸案内挿入ノズル内に
供給することによって緯糸切断手段によって切り揃えら
れた緯糸切断端部を緯糸案内挿入ノズル内に吸引させた
後、低圧空気供給手段により低圧エアを供給することに
よって緯糸案内挿入ノズル内に吸引された緯糸切断端部
をその空気流に載せて緯入れ用メインノズルに挿入する
構成にしたものである。
【0007】本発明(請求項2に記載の第2発明)のジ
ェットルームにおける給糸処理方法は、緯糸チーズから
引き出される緯糸を巻き付け方式の緯糸測長貯留装置か
らエア流把持方式の緯糸把持手段へ緯糸引き渡し手段に
より緯糸を引き渡す緯糸引き渡し工程と、引き渡された
緯糸を緯糸把持手段の空気流により把持する緯糸把持工
程と、把持された緯糸を緯糸切断手段により切り揃える
切断工程と、高圧空気供給手段により高圧エアを緯糸案
内挿入ノズル内に供給することによって切り揃えられた
緯糸切断端部を吸引流により緯糸案内挿入ノズル内に吸
引する吸引工程と、低圧空気供給手段により低圧エアを
供給することによって、吸引された緯糸案内挿入ノズル
内の空気流に乗せて緯入れ用メインノズル内に挿入する
挿入工程とから成るものである。
【0008】
【作用】上記構成の第1および第2発明のジェットルー
ムにおける給糸処理装置および給糸処理方法は、高圧エ
アを緯糸案内挿入ノズル内に供給して緯糸案内挿入ノズ
ル内に最適な吸引流を発生させることによって、緯糸切
断手段によって切り揃えられた緯糸切断端部を確実に緯
糸案内挿入ノズル内に吸引し、その後低圧エアを緯糸案
内挿入ノズル内に供給してその空気流に乗せて吸引され
た緯糸切断端部を確実に緯入れ用メインノズル内に挿入
するものである。
【0009】
【発明の効果】上記構成および作用を奏する第1発明の
ジェットルームにおける給糸処理装置は、高圧空気供給
手段により高圧エアを緯糸案内挿入ノズル内に供給して
吸引に必要な最適の吸引流を発生させることにより緯糸
切断端部を確実に吸引するとともに、低圧空気供給手段
により緯入れ用メインノズルへの挿入に最適な低圧エア
を緯糸案内挿入ノズル内に供給して、吸引された緯糸切
断端部を挿入に最適な空気流に乗せて緯入れ用メインノ
ズルに確実に挿入するという効果を奏する。
【0010】上記構成および作用を奏する第2発明のジ
ェットルームにおける給糸処理方法は、高圧空気を緯糸
案内挿入ノズル内に供給して吸引に必要な最適な吸引流
を発生させて緯糸切断端部を確実に緯糸案内挿入ノズル
内に吸引しておき、その後、低圧空気を緯糸案内挿入ノ
ズル内に供給して緯糸案内挿入ノズル内に形成された空
気流に乗せて吸引された緯糸切断端部を確実に緯入れ用
メインノズル内に挿入するという効果を奏する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0012】(第1実施例の構成)第1実施例の給糸処
理装置について、図1ないし図4を用いて説明する。回
転可能に支持された保持ブラケット1の基端部には緯糸
解舒モータ2がギヤ機構を介して作動連絡されており、
保持ブラケット1の先端に装着された緯糸チーズ3が緯
糸解舒用モータ2の作動によって緯糸解舒方向へ回動す
るようになっている。
【0013】緯糸チーズ3の基端側周面の近傍にはモー
タ4が配設されていると共に、モータ4には支持アーム
5が作動連結されている。支持アーム5上には緯糸解舒
用ブローノズル6が設置されていると共に、反射式の光
電センサからなる巻径センサ7が支持されている。緯糸
解舒用ブローノズル6は二方弁型の電磁バルブV1を介
して図示しない圧力エア供給タンクに接続されており、
緯糸解舒用ブローノズル6の噴射は緯糸チーズ3の基端
側周面に向けて緯糸チーズ3の軸線と略交差し、かつ緯
糸チーズ3の周面に対して浅い角度を成すように方向設
定されている。これにより緯糸解舒用ブローノズル6か
らの噴射エアは緯糸チーズ3の周面を基端側から先端側
へ掃過してゆく。
【0014】緯糸チーズ3の前方には巻付方式の緯糸測
長貯留装置8が設置されており、その糸巻付管8aが織
機駆動モータ(図示略)とは別のモータMにより回転駆
動される。糸巻付管8aの回転に伴って糸巻付管8aか
ら繰り出される緯糸は電磁ソレノイド9によって駆動さ
れる係止ピン9aの出没によって糸巻付面8bからの引
き出しを制御される。
【0015】糸巻付管8aに連通する緯糸導入口8c側
には緯糸導入ダクト10が取り付けられており、緯糸導
入ダクト10の側部に設けられた入口には透過式光電セ
ンサからなる糸切れセンサ11が設置されている。又、
緯糸導入ダクト10には緯糸挿入用ブローノズル12が
緯糸導入口8cを指向するように接続されており、緯糸
挿入用ブローノズル12への圧力エア供給が二方弁型の
電磁バルブV2によって制御される。緯糸挿入用ブロー
ノズル12からの噴射空気流は緯糸測長貯留装置8の緯
糸導入口8cに連通する糸巻付管8aを経由してスレイ
(図示略)上の緯入れ用メインノズル13側に向けて吹
き出す。
【0016】緯糸チーズ3と緯糸測長貯留装置8との間
には円錐形状の収束案内管14が介在されており、その
大径開口側が緯糸チーズ3側に向けられていると共に、
小径開口が緯糸導入ダクト10の入口に対向設定されて
いる。これにより緯糸解舒用ブローノズル6からの噴射
空気流は略全て収束案内管14内へ導入され、収束案内
管14内へ導入された噴射空気流は緯糸導入ダクト10
内へ導入される。
【0017】緯糸測長貯留装置8の前方には導入ブロッ
ク15及び緯糸案内挿入ノズル16が結合状態で配設さ
れている。糸巻付面8bから引き出されて緯入れ用メイ
ンノズル13から射出緯入れされる緯糸Yは導入ブロッ
ク15及び緯糸案内挿入ノズル16によって緯入れ用メ
インノズル13へ案内される。緯糸案内挿入ノズル16
は第2図に鎖線で示す最後退位置の緯入れ用メインノズ
ル13の入口13aを指向している。
【0018】導入ブロック15の下部周面には排除パイ
プ15cが一体に突設されており、排除パイプ15cの
直下にはダストパイプ18が配設されていると共に、ダ
ストボックス19が設置されている。導入ブロック15
の上部周面には緯糸把持用ブローノズル20が排除パイ
プ15cと対向して接続されており、前記圧力エア供給
タンクから緯糸把持用ブローノズル20への圧力エア供
給は二方弁型の電磁バルブV3によって制御される。
【0019】導入ブロック15の入口15aは大径の収
束テーパに形成してあり、緯糸測長貯留装置8の糸巻付
管8aの先端部が導入ブロック15の入口15aを指向
するように湾曲形成してある。導入ブロック15の出口
15bは小径の収束テーパに形成してあり、その形成周
壁の外周と緯糸案内挿入ノズル16との間隙を介して緯
糸案内挿入ノズル16がパイプ40から分岐したパイプ
41の二方弁型の電磁バルブV4およびパイプ42の二
方弁型の電磁バルブV11を介して前記圧力エア供給タ
ンクに接続されている。
【0020】電磁バルブV4を介して供給される圧力エ
アは、緯糸切断端部の緯入れ用メインノズル13への挿
入を行うのに適した圧力に調整されているのに対し、電
磁バルブV11を介して供給される圧力エアは、緯糸切
断手段によって切り揃えられた排除パイプ15c内の緯
糸切断端部(図1中鎖線で示す)を緯糸案内挿入ノズル
16内に吸引挿入するに適した、電磁バルブV4を介し
て供給される圧力エアより、高い圧力に調整されてい
る。電磁バルブV4および電磁バルブV11は、緯入れ
用メインノズル13とは別系統の空気供給源に連絡して
いる。
【0021】又、排除パイプ15cにはブローノズル2
1が緯糸把持用ブローノズル20と排除パイプ15cと
の対向領域と交差して出口15bを指向するように接続
されており、前記圧力エア供給タンクからブローノズル
21への圧力エア供給は二方弁型の電磁バルブV5によ
って制御される。
【0022】排除パイプ15cとダストパイプ18との
間にはカッター22が介在されており、カッター22は
エアシリンダ23の出没動作によって開閉切断動作を行
う。エアシリンダ23は三方弁型の電磁バルブV6を介
して前記圧力エア供給タンクに接続されている。
【0023】緯入れ用メインノズル13の入口13a内
には透過式の光電センサからなる糸切れセンサ24が設
置されており、緯入れ用メインノズル13の先端上部に
は固定刃13bが緯入れ用メインノズル13の先端から
若干突出するように止着されている。
【0024】緯入れ用メインノズル13の直下にはブロ
ーノズル25が設置されており、その噴射方向が緯入れ
用メインノズル13の噴射経路と交差するように設定さ
れている。緯入れ用メインノズル13の直上には緯糸導
入ダクト26が設置されており、その入口26aが緯入
れ用メインノズル13の噴射経路を挟んでブローノズル
25の噴射口と対向する位置に設定されていると共に、
出口26bが緯入れ用メインノズル13の後方を指向す
る位置に設定されている。
【0025】出口26bの後方にはエアガイド27が設
置されており、エアガイド27内には透過式の光電セン
サからなる緯糸検出器28が取り付けられている。エア
ガイド27の後方には吸引パイプ29が設置されてお
り、吸引パイプ29の出口側は図示しないダストボック
スに向けて湾曲されていると共に、この湾曲部にはブロ
ーノズル30がダストボックスを指向するように接続さ
れている。
【0026】緯入れ用メインノズル13、ブローノズル
25、緯糸導入ダクト26、エアガイド27及び吸引パ
イプ29はいずれもスレイ上に装着されており、スレイ
の揺動に伴って一体的に揺動する。これら各部材13、
25、26、27、29の揺動領域の後方には緯糸引き
取りモータ31が設置されており、緯糸引き取りモータ
31に作動連結された駆動ローラ32の直上にはエアシ
リンダ33が下向きに配設されている。その駆動ロッド
には被動ローラ34が駆動ローラ32に対向して回転可
能に支持されており、エアシリンダ33の突出作動によ
って駆動ローラ32に押接可能である。
【0027】緯入れ用メインノズル13及びブローノズ
ル25、30はいずれも二方弁型の電磁バルブV7、V
8、V9を介して前記圧力エア供給タンクに接続されて
おり、エアシリンダ33は三方弁型の電磁バルブV10
を介して圧力エア供給タンクに接続されている。第3図
に示す様に各電磁バルブV1〜V11、モータ2、4、
31、M及び電磁ソレノイド9は織機制御コンピュータ
とは別の制御コンピュータCの指令制御を受ける。制御
コンピュータCは糸切れセンサ11、24、緯糸検出器
28及び巻径センサ7からの検出信号に応答して電磁バ
ルブV1〜V11の開閉制御を行うと共に、モータ2、
4、31、M及び電磁ソレノイド9の制御を行う。
【0028】図4は、緯糸チーズ3と緯入れ用メインノ
ズル13との間で糸切れが生じた場合の給糸処理プログ
ラムの一部を示すフローチャートであり、制御コンピュ
ータ内に予め格納されている。
【0029】(第1実施例の作用)上記構成の第1実施
例装置は、緯糸測長貯留装置8と緯入れ用メインノズル
13との間で緯糸Yが切断した場合には、糸巻付面8b
上の巻糸Y1がダストパイプ18を経由してダストボッ
クス19へ排除され、巻糸Y1は糸巻付管8aに接続し
た状態で緯糸把持用ブローノズル20の噴射作用によっ
てダストパイプ18側へ引き込み把持される。緯糸挿入
用ブローノズル12の所定時間の噴射が終了すると、制
御コンピュータCは電磁ソレノイド9の消磁を指令し、
係止ピン9aが糸巻付面8bに係合する。
【0030】このとき、モータ2の作動も停止され、電
磁バルブV1及びV2を閉じて、ブローノズル6、12
の噴射も停止すると共に、電磁バルブV3を閉じてブロ
ーノズル20の噴射も停止する。係止ピン9aが糸巻付
面8bに係合した後、制御コンピュータCはモータMの
所定量作動を指令し、糸巻付管8aが糸巻付面8bの周
囲を所定量回転する。これにより糸巻付面8b上には緯
糸が所定量予備巻きされる。
【0031】緯糸予備巻き後、制御コンピュータCは電
磁バルブV11及びV5を開く指令を与えて、予めブロ
ーノズル16に排除パイプ15c内の切り揃えられた緯
糸切断端部Y2を緯糸案内挿入ノズル16内に吸引挿入
するに適した高圧エアを供給するとともに、ブローノズ
ル21に圧力エアを供給しておく。その後制御コンピュ
ータCは電磁バルブV6の開閉を指令し、カッター22
が開閉切断動作を行う。これにより緯糸Y2が排除パイ
プ15cとダストパイプ18との間で切断され、緯糸測
長貯留装置8から先の緯糸Y2の長さが設定長に切り揃
えられる。この設定長は緯入れ用メインノズル13への
円滑挿入に適した長さとなっている。
【0032】カッター22の切断動作後、ブローノズル
16及び21の作用により、切り揃えられた緯糸切断端
部Y2を緯糸案内挿入ノズル16内に吸引挿入した後、
制御コンピュータCは電磁バルブV4及び緯入れ用メイ
ンノズル13に圧力エアを供給する電磁バルブV7を開
くように指令し、ブローノズル16に緯糸切断端部Y2
を緯入れ用メインノズル13に挿入するに適した低圧エ
アを噴射すると共に、緯入れ用メインノズル13に緯入
れ用の圧力エアを予め噴射しておく。その後緯糸案内挿
入ノズル16内に緯糸切断端部Y2がすでに吸引挿入さ
れているので、制御コンピュータCは、電磁バルブV1
1を閉じる指令を出し、ブローノズル16の高圧エアに
よる噴射を停止して、電磁バルブV4からの緯入れ用メ
インノズル13への挿入に適した低圧エアのみ噴射され
ている状態にする。
【0033】次いで、制御コンピュータCは電磁ソレノ
イド9の励磁を指令し、係止ピン9aが糸巻付面8bか
ら離間して緯糸の係止を解除すると、緯糸案内挿入ノズ
ル16内に予め吸引挿入されている緯糸切断端部Y2が
緯糸案内挿入ノズル16の噴射作用によって緯入れ用メ
インノズル13の入口13aへ吹き入れられる。緯糸切
断端部Y2は適当長に切り揃えられているため、緯入れ
用メインノズル13への挿入は円滑に行われる。
【0034】糸巻付面8b上の予備巻糸はブローノズル
21及び緯糸案内挿入ノズル16の噴射作用によって順
次引き出される。緯入れ用メインノズル13へ吹き入れ
られた緯糸切断端部Y2は緯入れ用メインノズル13か
ら射出される。緯入れ用メインノズル13の噴射流はブ
ローノズル25からの噴射流に合流して緯糸導入ダクト
26へ誘導され、緯入れ用メインノズル13から射出さ
れた緯糸切断端部Y2は緯入れされることなく緯糸導入
ダクト26へ導入される。緯糸切断端部Y2はブローノ
ズル25の噴射流によって駆動ローラ32と被動ローラ
34との把持領域を通過して緯糸検出器28の設置位置
まで到達する。
【0035】糸通しに成功した場合、すなわち制御コン
ピュータCは緯糸検出器28からの緯糸有りの検出情報
に基づいて電磁バルブV4、V5、V7、V8の閉成及
び電磁ソレノイド9の消磁を指令し、緯入れ用メインノ
ズル13、緯糸案内挿入ノズル16及びブローノズル2
1、25の噴射が停止すると共に、係止ピン9aが糸巻
付面8bに係合する。次いで、制御コンピュータCは糸
巻付面8b上には緯糸の所定量の予備巻きを行う様に指
令する。
【0036】(第1実施例の効果)上記構成および作用
を奏する第1実施例の給糸処理装置は、カッター22に
よって切り揃えられた緯糸切断端部Y2を緯糸案内挿入
ノズル16内に吸引するにあたり、電磁バルブV11か
らの高圧エアを緯糸案内挿入ノズル16内に噴射して強
力に且つ確実に吸引して挿入された後、緯入れ用メイン
ノズル13への緯糸切断端部Y2の挿入に適した電磁バ
ルブV4からの低圧エアに基づきメインノズル入口で気
流が跳ね返って乱気流が生じないようにして円滑且つ確
実に緯糸切断端部Y2を緯入れ用メインノズル13に挿
入するので、従来装置に比べ緯入れ用メインノズル13
への糸通し及び給糸処理の成功率を向上させるという効
果を奏する。
【0037】また、第1実施例装置は、高圧エアが電磁
バルブV11から供給し、低圧エアが電磁バルブV4か
ら供給する様に両者を分けて設け、両者を制御コンピュ
ータCにより統轄的に制御するので、電磁バルブV11
の系統の空気回路を単に付加するだけで、安価に糸通し
の成功率を向上するという効果を奏する。
【0038】さらに第1実施例装置は、電磁バルブV1
1により高圧エアを緯糸案内挿入ノズル16内に強い吸
引流を形成して、確実に緯糸切断端部Y2を吸引した
後、電磁バルブV4により挿入に適した低圧エアによっ
て緯入れ用メインノズル13内に確実に挿入するので、
糸通しの成功率を向上するとともに糸通しに要する時間
を短縮するという効果を奏する。
【0039】また第1実施例は、緯糸をカッター22に
よって切断してから緯入れ用メインノズル13に挿入す
るまでに常に緯糸切断端部Y2に噴射流を作用する様に
制御したので、導入ブロック15の入口15aから緯糸
切断端部Y2が飛び出してしまうことが無いという作用
効果を奏する。
【0040】(第2実施例)第2実施例の給糸処理装置
は、制御コンピュータCに予め格納する第1実施例の給
糸プログラムの一部を変更したもので、変更点のみ説明
する。
【0041】第2実施例装置は、図5に示す様に、制御
コンピュータCにより電磁バルブV1及びV2を閉じて
ブローノズル6及び12の噴射を停止させた後、モータ
Mを所定量作動させて、糸巻付面8b上に緯糸を所定量
予備巻きさせておいてから、電磁バルブV6を開閉して
カッター22が開閉切断動作を行い、緯糸切断端部Y2
を切断して切り揃えた後、電磁バルブV5が開にされブ
ローノズル21に電磁バルブV3からの圧力エアより高
圧の圧力エアを供給して緯糸案内挿入ノズル16への噴
射流を形成した後、電磁バルブV3を閉じてブローノズ
ル20の噴射を停止させる。
【0042】第2実施例装置は、その後、電磁バルブV
11を開にして第1実施例と同様の緯糸切断端部吸引挿
入用の高圧エアを緯糸案内挿入ノズル16内に供給して
強い噴射流を形成し、ブローノズル16からの噴射流の
助けを借り、緯糸切断端部Y2を緯糸案内挿入ノズル1
6内に吸引した後、電磁バルブV11を閉じると共に電
磁バルブV4を開いて第1実施例と同様に緯入れ用メイ
ンノズル13内への挿入に適した低圧エアを緯糸案内挿
入ノズル16内に供給して噴射流を形成し、この噴射流
に乗せて第1実施例と同様に緯糸切断端部Y2を緯入れ
用メインノズル13内に挿入するものであり、第1実施
例と同様に糸通しの成功率を向上するという作用効果を
奏する。
【0043】(第3実施例)第3実施例の給糸処理装置
は、第1実施例装置の二方弁型の電磁バルブV4及びV
11を電磁圧力調整弁に置き換えたもので、緯糸切断端
部Y2を緯糸案内挿入ノズル16内に吸引するときは、
制御コンピュータCから第1実施例の電磁バルブV11
が供給した高圧エアを供給する様に圧力調整信号を出力
すると共に、緯入れ用メインノズル13内に緯糸切断端
部Y2を挿入するときはそれに適した低圧エアを供給す
る様に圧力調整信号を出力する点のみ相違するもので、
第1実施例と同様に糸通しの成功率を向上するという作
用効果を奏する。
【0044】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲に記載の思想に反しない限り変更お
よび付加が可能である。
【0045】上述の実施例の電磁バルブV11及びV4
の開閉、切換のタイミングは、一例が示されているにす
ぎず、同様の作用効果を奏する変形例が存在し得る。
【0046】第1実施例における各センサ及びノズルの
配置は一例を示したもので、必要に応じて各種変形が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例装置における通常の給糸案内状態を
示す側断面図である。
【図2】図1と同一状態の平断面図である。
【図3】第1実施例装置の給糸処理装置のシステムブロ
ック図である。
【図4】第1実施例装置の給糸処理プログラムの一部を
示すフローチャート図である。
【図5】第2実施例装置の給糸処理プログラムの特徴部
分を示すフローチャート図である。
【図6】従来装置における通常の給糸案内状態を示す側
断面図である。
【符号の説明】
3 緯糸チーズ 8 緯糸測長貯留装置 12 緯糸挿入用ブローノズル 13 緯入れ用メインノズル 15 緯糸把持手段を構成する導入ブロック 16 緯糸案内挿入ノズル 22 カッター V4 低圧エアを供給する電磁バルブ V11 高圧エアを供給する電磁バルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緯糸チーズから引き出される緯糸を巻き
    付け方式の緯糸測長貯留装置の前方に配設されたエア流
    把持方式の緯糸把持手段と、緯糸測長貯留装置から緯糸
    把持手段へ緯糸を引き渡す緯糸引き渡し手段と、緯糸把
    持手段に把持された緯糸を切り揃える緯糸切断手段と、
    緯糸を案内すると共に、緯糸切断手段によって切り揃え
    られた緯糸切断端部を緯入れ用メインノズルへ挿入する
    ための緯糸案内挿入ノズルとにより構成したジェットル
    ームにおける給糸処理装置において、 緯糸案内挿入ノズルが、高圧空気供給手段により高圧エ
    アを緯糸案内挿入ノズル内に供給することによって緯糸
    切断手段によって切り揃えられた緯糸切断端部を緯糸案
    内挿入ノズル内に吸引させた後、低圧空気供給手段によ
    り低圧エアを供給することによって緯糸案内挿入ノズル
    内に吸引された緯糸切断端部をその空気流に載せて緯入
    れ用メインノズルに挿入する構成にしたジェットルーム
    における給糸処理装置。
  2. 【請求項2】 緯糸チーズから引き出される緯糸を巻き
    付け方式の緯糸測長貯留装置からエア流把持方式の緯糸
    把持手段へ緯糸引き渡し手段により緯糸を引き渡す緯糸
    引き渡し工程と、 引き渡された緯糸を緯糸把持手段の空気流により把持す
    る緯糸把持工程と、 把持された緯糸を緯糸切断手段により切り揃える切断工
    程と、 高圧空気供給手段により高圧エアを緯糸案内挿入ノズル
    内に供給することによって切り揃えられた緯糸切断端部
    を吸引流により緯糸案内挿入ノズル内に吸引する吸引工
    程と、 低圧空気供給手段により低圧エアを供給することによっ
    て、吸引された緯糸案内挿入ノズル内の空気流に乗せて
    緯入れ用メインノズル内に挿入する挿入工程とから成る
    ジェットルームにおける給糸処理方法。
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