JP3036025B2 - ジェットルームにおける給糸処理装置 - Google Patents

ジェットルームにおける給糸処理装置

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JP3036025B2
JP3036025B2 JP2227821A JP22782190A JP3036025B2 JP 3036025 B2 JP3036025 B2 JP 3036025B2 JP 2227821 A JP2227821 A JP 2227821A JP 22782190 A JP22782190 A JP 22782190A JP 3036025 B2 JP3036025 B2 JP 3036025B2
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雅彦 村田
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    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
    • D03D51/06Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions using particular methods of stopping
    • D03D51/08Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions using particular methods of stopping stopping at definite point in weaving cycle, or moving to such point after stopping
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、緯糸チーズの交換あるいは緯糸−チーズと
緯入れ用メインノズルとの間の緯糸切断という給糸ミス
発生の場合に緯糸先端部を新たに緯入れ用メインノズル
まで通すための給糸処理装置に関するものである。
[従来の技術] この種の給糸処理装置が特開昭60−2749号公報、実開
平1−62375号公報及び特開平1−213437号公報に開示
されている。
特開昭60−2749号公報の従来装置では巻き付け方式の
緯糸測長貯留装置と緯入れ用メインノズルとの間に案内
ノズルが配設されていると共に、緯糸測長貯留装置の糸
巻付面の側方に案内吸引管が配設されており、糸巻付面
上の巻付残糸が案内吸引管内に吸引導入されて案内ノズ
ルへ挿入されるようになっている。
実開平1−62375号公報及び特開平1−213437号公報
の従来装置では巻付方式の緯糸測長貯留装置と緯入れ用
メインノズルとの間に糸送りノズルが配設されていると
共に、緯糸測長貯留装置と糸送りノズルとの間には誘導
パイプが誘導位置と退避位置とに切り換え可能に配設さ
れており、緯糸測長貯留装置の糸巻付管から緯糸先端部
が誘導位置上の誘導パイプに噴出挿入されるようになっ
ている。糸巻付面上に巻付残糸がある場合に糸巻付管か
ら糸送りノズルへ新たに緯糸先端部を挿入するため、糸
巻付管を逆転しながら糸巻付面上の巻付残糸を緯糸測長
貯留装置の手前の緯糸除去手段によって緯糸測長貯留装
置から引き戻し、この引き戻された緯糸を切り揃えて再
度糸巻付管へ吹き入れている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、特開昭60−2749号公報の従来装置では
緯糸測長貯留装置の糸巻付面上の巻付残糸を引き出すた
めに案内吸引管を糸巻付面の近傍まで近づけなければな
らないが、案内吸引管の吸引作用では糸巻付面上の巻付
残糸を引き出し排除するのは困難である。又、巻付残糸
がそのまま糸送りノズルへ挿入されるため、糸送りノズ
ルから射出される緯糸がもつれた状態で緯入れ用メイン
ノズルへ向かうこともあり、緯入れ用メインノズルへの
糸通しに失敗するおそれが多分にある。
実開平1−62375号公報及び特開平1−213437号公報
の従来装置では糸送りノズルに緯糸先端部が入り込んで
いる場合にも巻付残糸を引き戻しており、処理作業の長
時間化が避けられない。又、緯糸測長貯留装置から引き
戻して再度緯糸測長貯留装置へ糸通しする方法では緯糸
処理失敗の割合が高くなる。しかも、緯糸測長貯留装置
の手前に緯糸除去手段を設置する構成は機構の複雑化を
もたらす上に、糸巻付面上に巻付いている巻付残糸を引
き戻す際の屈曲抵抗が大きく、空気流による引き戻しで
は確実性に欠ける。
さらに、これらいずれの従来装置においても糸送りノ
ズルあるいは緯入れ用メインノズルにおける風綿等の異
物詰まりに起因する給糸ミスには対処できない。
本発明は機構の複雑化及び処理時間の長時間化を回避
し得ると共に、ノズルにおける異物詰まりに起因する給
糸処理にも対処し得る給糸処理装置を提供することを目
的とするものである。
[課題を解決するための手段 そのために本発明では、緯糸測長貯留装置の前方で前
記緯糸測長貯留装置緯入れ用メインノズルとの間に配設
されて緯糸を把持する給糸処理用の緯糸把持手段と、緯
糸測長貯留装置の前方に配設されて緯糸を把持して引き
戻す機械式緯糸引き戻し手段と、緯糸測長貯留装置から
前記緯糸引き戻し手段あるいは前記緯糸把持手段へ緯糸
を引き渡す緯糸引き渡し手段と、前記緯糸引き渡し手段
によって前記緯糸把持手段に引き渡されて前記緯糸把持
手段に把持された緯糸あるいは前記緯糸引き渡し手段に
よって前記緯糸引き戻し手段に引き渡された緯糸を切り
揃える緯糸切断手段と、前記緯糸切断手段によって切り
揃えられた緯糸切断端部を緯入れ用メインノズルへ挿入
するための緯糸挿入手段とにより給糸処理装置を構成し
た。
[作用] 緯入れ用メインノズルで風綿等の異物詰まりが生じて
給糸不能となった場合、緯糸引き渡し手段及び緯糸引き
戻し手段が作動し、緯入れ用メインノズルに挿通してい
る緯糸が緯糸引き戻し手段の引き戻し作用へ引き渡され
る。この引き戻し作用によって緯入れ用メインノズル内
に入りこんでいる緯糸が引き出され、これに伴って緯入
れ用メインノズル内の異物も引き出される。緯入れ用メ
インノズルから引き出された緯糸は緯糸切断手段によっ
て切断除去され、緯糸が適当長に切り揃えられる。この
切り揃えられた緯糸切断端が緯糸挿入手段によって緯入
れ用メインノズルへ挿入される。
緯糸測長貯留装置と緯入れ用メインノズルとの間で緯
糸切断が生じた場合、緯糸引き渡し手段及び緯糸把持手
段が作動し、糸巻付面上の巻付残糸が緯糸把持手段の把
持作用へ引き渡される。緯糸把持手段によって把持され
ている緯糸は緯糸切断手段によって適当長に切り揃えら
れ、この切り揃えられた緯糸切断端部が緯糸挿入手段に
よって緯入れ用メインノズルへ挿入される。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を第1〜11図に基
づいて説明する。
回転可能に支持された保持ブラケット1の基端部には
緯糸解舒用モータ2がギヤ機構を介して作動連結されて
おり、保持ブラケット1の先端に装着された緯糸チーズ
3が緯糸解舒用モータ2の作動によって緯糸解舒方向へ
回動するようになっている。
緯糸チーズ3の基端側周面の近傍にはモータ4が配設
されていると共に、モータ4には支持アーム5が作動連
結されている。支持アーム5上には緯糸解舒用ブローノ
ズル6が設置されていると共に、反射式の光電センサか
らなる巻径センサ7が支持されている。緯糸解舒用ブロ
ーノズル6は二方弁型の電磁バルブV1を介して図示しな
い圧力エア供給タンクに接続されており、緯糸解舒用ブ
ローノズル6の噴射は緯糸チーズ3の基端側周面に向け
て緯糸チーズ3の軸線と略交差し、かつ緯糸チーズ3の
周面に対して浅い角度を成すように方向設定されてい
る。これにより緯糸解舒用ブローノズル6からの噴射エ
アは緯糸チーズ3の周面を基端側から先端側へ掃過して
ゆく。
緯糸チーズ3の前方には巻付方式の緯糸測長貯留装置
8が設置されており、その糸巻付管8aが織機駆動モータ
(図示略)とは別のモータMにより回転駆動される。糸
巻付管8aの回転に伴って糸巻付管8aから繰り出される緯
糸は電磁ソレノイド9によって駆動される係止ピン9aの
出没によって糸巻付面8bからの引き出しを制御される。
糸巻付管8aに連通する緯糸導入口8c側には緯糸導入ダ
クト10が取り付けられており、緯糸導入ダクト10の側部
に設けられた入口には透過式光電センサからなる糸切れ
センサ11が設置されている。又、緯糸導入ダクト10には
緯糸挿入用ブローノズル12が緯糸導入口8cを指向するよ
うに接続されており、緯糸挿入用ブローノズル12への圧
力エア供給が二方弁型の電磁バルブV2によって制御され
る。緯糸挿入用ブローノズル12からの噴射空気流は緯糸
測長貯留装置8の緯糸導入口8cに連通する糸巻付管8aを
経由してスレイ(図示略)上の緯入れ用メインノズル13
側に向けて吹き出す。
緯糸チーズ3と緯糸測長貯留装置8との間には円錐形
状の収束案内管14が介在されており、その大径開口側が
緯糸チーズ3側に向けられていると共に、小径開口が緯
糸導入ダクト10の入口に対向設定されている。これによ
り緯糸解舒用ブローノズル6からの噴射空気流は略全て
収束案内管14内へ導入され、収束案内管14内へ導入され
た噴射空気流は緯糸導入ダクト10内へ導入される。
緯糸測長貯留装置8の前方には導入ブロック15及び緯
糸案内挿入ノズル16が結合状態で配設されている。糸巻
付面8bから引き出されて緯入れ用メインノズル13から射
出緯入れされる緯糸Yは導入ブロック15及び緯糸案内挿
入ノズル16によって緯入れ用メインノズル13へ案内され
る。緯糸案内挿入ノズル16は第2図に鎖線で示す最後退
位置の緯入れ用メインノズル13の入口を指向している。
導入ブロック15の下部周面には排除パイプ15cが一体
に突設されており、排除パイプ15cの直下にはダストパ
イプ18が配設されている。ダストパイプ18の延長線上に
はクランク形状の吸引パイプ38が配設されており、吸引
パイプ38の先にはダストボックス19が設置されている。
吸引パイプ38の屈曲部にはブローノズル39が取り付けら
れており、ブローノズル39の噴射作用によって吸引パイ
プ38には吸引作用が生じる。ブローノズル39は二方弁型
の電磁バルブV11を介して圧力エア供給タンクに接続さ
れている。
ダストパイプ18と吸引パイプ38との間隙の側方には緯
糸引き戻しモータ40が設置されており、緯糸引き戻しモ
ータ40に作動連結された駆動ローラ41の直上にはエアシ
リンダ42が下向きに配設されている。その駆動ロッドに
は被動ローラ43が駆動ローラ41に対向して回転可能に支
持されており、エアシリンダ42の突出作動によって駆動
ローラ41に押接可能である。エアシリンダ42は三方弁型
の電磁バルブV12を介して圧力エア供給タンクに接続さ
れている。
導入ブロック15の上部周面には緯糸引き渡し用ブロー
ノズル20が排除パイプ15cと対向して接続されており、
前記圧力エア供給タンクから緯糸引き渡し用ブローノズ
ル20への圧力エア供給は二方弁型の電磁バルブV3によっ
て制御される。
導入ブロック15の入口15aは大径の収束テーパに形成
してあり、緯糸測長貯留装置8の糸巻付管8aの先端部が
導入ブロック15の入口15aを指向するように湾曲形成し
てある。導入ブロック15の出口15bは小径の収束テーパ
に形成してあり、その形成周壁の外周と緯糸案内挿入ノ
ズル16との間隙を介して緯糸案内挿入ノズル16が二方弁
型の電磁バルブV4を介して前記圧力エア供給タンクに接
続されている。又、排除パイプ15cにはブローノズル21
が緯糸引き渡し用ブローノズル20と排除パイプ15cとの
対向領域と交差して出口15bを指向するように接続され
ており、前記圧力エア供給タンクからブローノズル21へ
の圧力エア供給は二方弁型の電磁バルブV5によって制御
される。
排除パイプ15cとダストパイプ18との間にはカッター2
2が介在されており、カッター22はエアシリンダ23の出
没動作によって開閉切断動作を行なう。エアシリンダ23
は三方弁型の電磁バルブV6を介して前記圧力エア供給タ
ンクに接続されている。
緯入れ用メインノズル13の入口内には透過式の光電セ
ンサからなる糸切れセンサ24が設置されており、緯入れ
用メインノズル13の先端上部には固定刃13aが緯入れ用
メインノズル13の先端から若干突出するように止着され
ている。
緯入れ用メインノズル13の直下にはブローノズル25が
設置されており、その噴射方向が緯入れ用メインノズル
13の噴射経路と交差するように設定さている。緯入れ用
メインノズル13の直上には緯糸導入ダクト26が設置され
ており、その入口26aが緯入れ用メインノズル13の噴射
経路を挟んでブローノズル25の噴射口と対向する位置に
設定されていると共に、出口26bが緯入れ用メインノズ
ル13の後方を指向する位置に設定されている。
出口26bの後方にはエアガイド27が設置されており、
エアガイド27内には透過式の光電センサからなる緯糸検
出器28が取り付けられている。エアガイド27の後方には
吸引パイプ29が設置されており、吸引パイプ29の出口側
は図示しないダストボックスに向けて湾曲されていると
共に、この湾曲部にはブローノズル30がダストボックス
を指向するように接続されている。
緯入れ用メインノズル13、ブローノズル25、緯糸導入
ダクト26、エアガイド27及び吸引パイプ29はいずれもス
レイ上に装着されており、スレイの揺動に伴って一体的
に揺動する。これら各部材13,25,26,27,29の揺動領域の
後方には緯糸引き取りモータ31が設置されており、緯糸
引き取りモータ31に作動連結された駆動ローラ32の直上
にはエアシリンダ33が下向きに配設されている。その駆
動ロッドには被動ローラ34が駆動ローラ32に対向して回
転可能に支持されており、エアシリンダ33の突出作動に
よって駆動ローラ32に押接可能である。
緯入れ用メインノズル13及びブローノズル25,30はい
ずれも二方弁型の電磁バルブV7,V8,V9を介して前記圧力
エア供給タンクに接続されており、エアシリンダ33は三
方弁型の電磁バルブV10を介して圧力エア供給タンクに
接続されている。第10図に示すように各電磁バルブV1
V12、モータ2,4,31,40,M及び電磁ソレノイド9は織機制
御コンピュータとは別の制御コンピュータCの指令制御
を受ける。制御コンピュータCは糸切れセンサ11,24、
緯糸検出器28及び巻径センサ7からの検出信号に応答し
て電磁バルブV1〜V12の開閉制御を行なうと共に、モー
タ2,4,31,40,M及び電磁ソレノイド9の制御を行なう。
第11図(a)〜(e)は緯糸チーズ3と緯入れ用メイ
ンノズル13との間で糸切れが生じた場合、及び緯入れ用
メインノズル13あるいは緯糸案内挿入ノズル16での異物
詰まりに起因する緯入れミスが生じた場合の給糸処理プ
ログラムを示すフローチャートであり、以下このフロー
チャートに従って給糸処理作業を説明する。
第1,2図は織機運転時の緯糸Yの給糸経路を表す。緯
糸チーズ3と緯入れ用メインノズル13との間の給糸経路
上で緯糸Yが切断すると、糸切れセンサ11又は24がこの
糸切れを検出し、給糸ミス検出信号が制御コンピュータ
Cに送られる。制御コンピュータCはこの給糸ミス検出
信号に応答して機台停止信号を織機制御用コンピュータ
に送り、織機制御用コンピュータはこの信号に応答して
機台停止指令を発する。これによりスレイ上の緯入れ用
メインノズル13は織布の織前位置付近に停止する。機台
停止後、織機制御用コンピュータは所定量の機台逆転を
指令し、緯入れ用メインノズル13が第1図に鎖線で示す
揺動領域の最後退位置(糸通し位置)に停止する。機台
逆転後、制御コンピュータCは電磁バルブV3,V11の励磁
を指令し、次いで電磁ソレノイド9の励磁を指令する。
これによりブローノズル20,39が噴射し、係止ピン9aが
糸巻付面8bから離間する。
緯糸Yが緯糸測長貯留装置8と緯入れ用メインノズル
13との間で切断した場合、制御コンピュータCは糸切れ
センサ11からの緯糸有り検出信号に基づいてこの糸切れ
を把握し、電磁バルブV2の所定時間の励磁を指令する。
これにより緯糸引き渡し用ブローノズル20が噴射し、緯
糸挿入用ブローノズル12が所定時間噴射する。
緯糸Yが緯糸案内挿入ノズル16と緯入れ用メインノズ
ル13との間で切断した場合、緯糸Yの先端部が緯糸引き
渡し用ブローノズル20からの噴射流によって排除パイプ
15cからダストパイプ18内及び吸引パイプ38内へ導入さ
れる。糸巻付面8bからの係止ピン9aの離間によって糸巻
付面8b上の巻付残糸が係止ピン9aの係止作用から解放さ
れ、緯糸挿入用ブローノズル12の噴射流によって導入ブ
ロック15に向けて吹き飛ばされる。糸巻付管8aは導入ブ
ロック15の入口15aを指向しており、緯糸挿入用ブロー
ノズル12からの噴射流は略全て糸巻付管8aから導入ブロ
ック15へ吹き込む。この吹き込み作用によって糸巻付面
8b上の巻付残糸が導入ブロック15内へ導入され、緯糸引
き渡し用ブローノズル20及び吸引パイプ38の把持作用へ
引き渡される。
緯糸Yが緯糸測長貯留装置8と緯糸案内挿入ノズル16
との間で切断した場合にも電磁バルブV3,V11の励磁、電
磁ソレノイド9の励磁、電磁バルブV2の所定時間励磁が
行われ、糸巻付面8b上の巻付残糸が吸引パイプ38内へ誘
導把持される。
緯糸挿入用ブローノズル12の所定時間の噴射が終了す
ると、制御コンピュータCは電磁ソレノイド9の消磁を
指令し、係止ピン9aが糸巻付面8bに係合する。係止ピン
9aが糸巻付面8bに係合した後、制御コンピュータCはモ
ータMの所定量作動を指令し、糸巻付管8aが糸巻付面8b
の周囲を所定量回転する。これにより糸巻付面8b上には
緯糸Y2が所定量予備巻される。
緯糸予備巻後、制御コンピュータCは電磁バルブV6
励消磁を指令し、カッター22が開閉切断動作を行なう。
これにより第9図に示すように緯糸引き渡し用ブローノ
ズル20の噴射作用及び吸引パイプ38の吸引作用によって
把持されている緯糸が排除パイプ15cとダストパイプ18
との間で切断され、緯糸測長貯留装置8から先の緯糸Y1
の長さが設定長に切り揃えられる。この設定長は緯入れ
用メインノズル13への円滑挿入に適した長さとなってい
る。即ち、緯糸引き渡し用ブローノズル20及び吸引パイ
プ38は、緯糸測長貯留装置8の前方で緯糸測長貯留装置
8と緯入れ用メインノズル13との間に配設される給糸処
理用の緯糸把持手段を構成している。又、緯糸引き渡し
用ブローノズル20は、糸巻付管8a及び緯糸挿入用ブロー
ノズル12と共に、緯糸把持手段へ緯糸を引き渡す緯糸引
き渡し手段を構成している。
カッター22の切断動作後、制御コンピュータCは電磁
バルブV3,V11の消磁を指令し、緯糸引き渡し用ブローノ
ズル20及びブローノズル39の噴射が停止する。次いで、
制御コンピュータCは電磁ソレノイド9の励磁を指令
し、係止ピン9aが糸巻付面8bから離間する。この状態で
制御コンピュータCは電磁バルブV8,V9の励磁を指令
し、ブローノズル25,30が噴射する。これによりブロー
ノズル25と緯糸導入ダクト26の入口26aとの間には緯入
れ用メインノズル13の噴射経路を横切る緯入れ阻止流が
生じ、吸引パイプ29には吸引流が生じる。
次いで、制御コンピュータCは電磁バルブV7,V4,V5
励磁を指令し、緯入れ用メインノズル13、緯糸案内挿入
ノズル16及びブローノズル21が噴射する。ブローノズル
21は緯糸引き渡し用ブローノズル20と排除パイプ15cと
の間の領域と交差して導入ブロック15の出口15bを指向
しており、ブローノズル21からの噴射流は排除パイプ15
c内に入り込んでいる緯糸切断端部Y1を出口15bから吹き
出し、緯糸案内挿入ノズル16の噴射作用へと受け渡す。
緯糸案内挿入ノズル16の噴射作用へ受け渡された緯糸切
断端部Y1は緯糸案内挿入ノズル16の噴射作用によって緯
入れ用メインノズル13の入口へ吹き入れられる。緯糸切
断端部Y1は適当長に切り揃えられているため、緯入れ用
メインノズル13への挿入は円滑に行われる。
糸巻付面8b上の予備巻糸Y2は、緯糸挿入手段を構成す
るブローノズル21及び緯糸案内挿入ノズル16の噴射作用
によって順次引き出される。緯入れ用メインノズル13へ
吹き入れられた緯糸切断端部Y1は緯入れ用メインノズル
13から射出される。緯入れ用メインノズル13の噴射流は
ブローノズル25からの噴射流に合流して緯糸導入ダクト
26へ誘導され、緯入れ用メインノズル13から射出された
緯糸切断端部Y1は緯入れされることなく緯糸導入ダクト
26へ導入される。第8図に示すように緯糸切断端部Y1
ブローノズル25の噴射流によって駆動ローラ32と被動ロ
ーラ34との把持領域を通過して緯糸検出器28の設置位置
まで到達する。
緯入れ用メインノズル13への糸通しに失敗したような
場合には緯糸切断端部Y1は緯糸検出器28の設置位置まで
到達しないが、制御コンピュータCは緯糸検出器28から
の緯糸有り検出情報を設定時間以内に得られない場合か
つ糸通し失敗回数が設定回数Mに達しない場合には電磁
バルブV4,V5,V7,V8,V9の消磁及び電磁ソレノイド9の消
磁を指令し、緯入れ用メインノズル13、緯糸案内挿入ノ
ズル16及びブローノズル21,25,30の噴射が停止すると共
に、係止ピン9aが糸巻付面8bに係合する。次いで、制御
コンピュータCは電磁バルブV3の励磁を指令すると共
に、モータMの所定量作動を指令する。糸通しに失敗し
たとはいえ導入ブロック15には緯糸が通っており、電磁
バルブV3,V11の励磁による緯糸引き渡し用ブローノズル
20及びブローノズル39の噴射によって緯糸がダストパイ
プ18側に把持される。これにより糸巻付面8b上には所定
量の緯糸が予備巻される。以後、カッター22による切
断、係止ピン9aの離間、ブローノズル25,30の噴射によ
る緯入れ阻止、緯入れ用メインノズル13、緯糸案内挿入
ノズル16及びブローノズル21の噴射による糸通しが前記
と同様に遂行される。そして、糸通し失敗回数が設定回
数Mに達した場合には制御コンピュータCは警報装置35
の警報を指令する。
糸通しに成功した場合、制御コンピュータCは緯糸検
出器28からの緯糸有り検出情報に基づいて電磁バルブ
V4,V5,V7,V8の消磁及び電磁ソレノイド9の消磁を指令
し、緯入れ用メインノズル13、緯糸案内挿入ノズル16及
びブローノズル21,25の噴射が停止すると共に、係止ピ
ン9aが糸巻付面8bに係合する。次いで、制御コンピュー
タCは電磁バルブV10の励磁を指令し、エアシリンダ33
が突出作動する。これにより被動ローラ34が駆動ローラ
32に接合し、第9図に示すように緯糸切断端部Y1が両ロ
ーラ32,34間に把持される。続いて、制御コンピュータ
CはモータMの所定量作動を指令し、糸巻付管8aが所定
量回転する。これにより糸巻付面8b上には緯糸が所定量
予備巻される。
この予備巻後、制御コンピュータCは緯糸引き取りモ
ータ31の作動を指令する。これにより緯糸切断端部Y1
両ローラ32,34によって引き取られ、この引き取り張力
によって緯糸Y1が緯入れ用メインノズル13上の固定刃13
aの切断作用を受け、緯入れ用メインノズル13から切断
分離される。この切断片は両ローラ32,34によって引き
取られると共に、ブローノズル30により図示しないダス
トボックスへ排出される。
切断片が全てエアガイド27を通過すると、制御コンピ
ュータCは緯糸検出器28からの緯糸無し検出情報に基づ
いて緯糸引き取りモータ31の作動を停止すると共に、電
磁バルブV10の消磁を指令する。これにより緯糸引き取
りモータ31の作動が停止し、エアシリンダ33が没入作動
して被動ローラ34が駆動ローラ32から離間する。次い
で、制御コンピュータCは電磁バルブV9の消磁を指令
し、ブローノズル30の噴射が停止する。以後、機台が起
動位置へ回転移行し、機台再起動に備える。
緯糸Yが緯糸チーズ3と緯糸測長貯留装置8との間で
切断した場合、制御コンピュータCは糸切れセンサ11か
らの緯糸無し検出情報に基づいてこの切断を把握する。
この緯糸切断把握に基づいて制御コンピュータCは機台
停止及び逆転、電磁バルブV3,V11の励磁、電磁ソレノイ
ド9励磁、電磁バルブV2所定時間励磁を遂行した後、前
記とは別の処理プログラムを遂行する。電磁バルブV3,V
11励磁、電磁ソレノイド9励磁、電磁バルブV2所定時間
励磁の遂行により糸巻付面8b上の巻付残糸はダストボッ
クス19へ全て排除される。
制御コンピュータCは電磁バルブV2の所定時間励磁後
に巻径センサ7からの巻径情報に基づいてモータ4の作
動を制御し、緯糸解舒用ブローノズル6が緯糸チーズ3
の周面から適宜距離離間した位置に配置される。次い
で、制御コンピュータCは電磁バルブV1,V2の励磁を指
令し、緯糸解舒用ブローノズル6及び緯糸挿入用ブロー
ノズル12が噴射する。そして、制御コンピュータCは緯
糸解舒用モータ2の作動を指令する。これにより緯糸チ
ーズ3が緯糸解舒用ブローノズル6の噴射作用を受けつ
つ緯糸解舒方向へ回転し、緯糸チーズ3上の緯糸先端部
が緯糸チーズ3の周面から剥がされ、緯糸解舒用ブロー
ノズル6からの噴射流に乗って収束案内管14内へ搬送さ
れる。緯糸解舒用ブローノズル6からの噴射流は収束案
内管14の収束作用によって緯糸導入ダクト10の入口に向
かい、緯糸チーズ3から剥がされた緯糸先端部が緯糸導
入ダクト10内へ導入される。緯糸導入ダクト10内へ導入
された緯糸先端部は緯糸挿入用ブローノズル12の噴射流
によって糸巻付管8aから吹き出し、緯糸引き渡し用ブロ
ーノズル20及び吸引パイプ38の把持作用へと受け渡され
る。
緯糸先端部が緯糸測長貯留装置8を通らないといった
糸通しに失敗したような場合には緯糸先端部がダストパ
イプ18まで到達しないが、制御コンピュータCは糸切れ
センサ11からの緯糸有り検出情報を設定時間以内に得ら
れない場合には電磁ソレノイド9の消磁、緯糸解舒用モ
ータ2の作動停止、電磁バルブV1,V2,V3,V11の消磁を指
令すると共に、警報装置35の警報を指令する。
糸切れセンサ11から緯糸有り検出情報を得た場合、制
御コンピュータCは電磁ソレノイド9の消磁、緯糸解舒
用モータ2の作動停止、電磁バルブV1,V2の閉成を指令
し、以後、モータMの作動による予備巻き以後の処理が
前記と同様に遂行される。
以上の一連の給糸処理作業ではどのような糸切れ発生
状態の場合にも糸巻付面8b上の巻付残糸が排除パイプ15
c、ダストパイプ18及び吸引パイプ38を経由して捨てら
れる。即ち、巻付残糸の排除は緯糸引き渡し用ブローノ
ズル20の噴射、係止ピン9aの糸巻付面8bからの離間、緯
糸引き渡し用ブローノズル20の把持作用へ緯糸を引き渡
すための緯糸挿入用ブローノズル12の所定時間噴射とい
う常に同一の処理工程によって行われる。従って、糸切
れ発生状態に応じて巻付残糸の排除処理内容を対応させ
る場合に比して処理プログラムが簡略化され、巻付残糸
の排除処理内容を変更するための緯糸検出器がほぼ不要
となる。しかも、緯糸測長貯留装置8から緯糸チーズ3
側へ巻付残糸を引き戻したり、あるいは緯入れ用メイン
ノズル13を経由して排除することがないため、緯糸測長
貯留装置8あるいは緯入れ用メインノズル13への再度の
糸通しによる給糸処理失敗が少なくなり、給糸処理成功
率が向上する。
ダストボックス19へ速やかに排除される巻付残糸はカ
ッター22によって適当長に切り揃えられ、この切り揃え
によって緯入れ用メインノズル13への糸通しの成功率が
向上する。
以上は緯糸チーズ3と緯入れ用メインノズル13との間
の糸切れによる給糸ミス処理であるが、風綿が緯入れ用
メインノズル13あるいは緯糸案内挿入ノズル16の入口部
に詰まって給糸ができなくなった場合の処理は以下によ
うに行われる。
緯入れ末端側に設置された図示しない緯入れミス検出
器によって緯入れミスが検出されると、制御コンピュー
タCは電磁バルブV8を所定時間励磁すると共に、織機を
停止する。織機が停止するまでの間に緯入れミスとなっ
た緯糸Y5とこれに後続する緯糸Y4とは切断されることな
く繋がったままに維持される。後続緯糸Y4は緯入れ用メ
インノズル13から射出されるが、この後続緯糸Y4はブロ
ーノズル25の噴射によって導入ダクト26に吹き入れら
れ、吸引パイプ29まで達する。緯糸検出器28はこの後続
緯糸Y4を検出し、制御コンピュータCはこの糸有検出情
報に基づいて電磁バルブV9,V10を励磁すると共に、引き
取りモータ31の作動する。これによりローラ対32,34が
後続緯糸Y4を引き取り、この引き取り張力によって後続
緯糸Y4が固定刃13aによって切断される。そして、織布
の織前上のミス糸Y5が後続緯糸Y4を手掛かりとして引き
出され、全てのミス糸Y5が緯糸検出器28の設置位置を通
過すると、緯糸検出器28が糸無を検出する。制御コンピ
ュータCはこの糸無検出情報に基づいて電磁バルブV9,V
10の消磁及び引き取りモータ31の作動停止を指令し、緯
入れミス処理が完了する。
緯入れ用メインノズル13あるいは緯糸案内挿入ノズル
16の入口部に風綿が詰まった場合、緯入れ用メインノズ
ル13からの緯糸の射出緯入れが不能となり、緯入れミス
発生が検出される。この緯入れミス発生検出によってブ
ローノズル25が噴射するが、緯糸検出器28が糸有を検出
することはない。緯入れミス発生にも関わらず緯糸検出
器28が所定時間内に糸有を検出できない場合には、制御
コンピュータCは以下の風綿除去処理を含む給糸処理を
遂行する。
まず、電磁バルブV11,V3及び電磁ソレノイド9が励磁
してブローノズル39,20が噴射すると共に、係止ピン9a
が糸巻付面8bから離間する。係止ピン9aの離間後、電磁
バルブV2が所定時間励磁してブローノズル12が所定時間
噴射する。これにより糸巻付面8b上の巻糸Y3が糸巻付面
8b上から排除されて導入ブロック15内に導入され、第3
図に示すように排除巻糸Y3がブローノズル39の噴射作用
と吸引パイプ38の吸引作用とによって吸引パイプ38内に
把持される。この状態では風綿詰まりに起因する緯入れ
ミスの緯糸Y5に後続する緯糸Y4は風綿詰まりによって緯
入れ用メインノズル13内に入り込んだままである。排除
巻糸Y3の吸引把持後、電磁バルブV3が消磁してブローノ
ズル20の噴射が停止する。
次いで、電磁バルブV12が励磁し、第4図に示すよう
に駆動ローラ41と被動ローラ43とが排除巻糸Y3を把持し
て接合する。この接合状態のもとに引き戻しモータ40が
作動し、ローラ対41,43が排除巻糸Y3を引き取る。この
引き取り作用によって導入ブロック15よりも先の後続緯
糸Y4もダストパイプ18側へ引き戻される。
風綿詰まりに起因した緯入れミスの緯糸Y5は通常の緯
入れミスと同様に織布の織前に筬打ちされており、ブロ
ーノズル25の噴射作用及び吸引パイプ38の吸引作用によ
って後続緯糸Y4を引いても織前上のミス糸を引き出すこ
とは困難である。ローラ対41,43の回転引き取り作用に
よって後続緯糸Y4を引けばミス糸Y5を織前から引きだす
ことできる。しかも、ノズル内で詰まっている風綿は後
続緯糸Y4に絡み付いており、後続緯糸Y4と一緒に風綿を
ノズル内から確実に除去することができる。
第5図に示すように後続緯糸Y4に連なるミス糸Y5の先
端が緯入れ用メインノズル13から全て引き出されると、
糸切れセンサ24が糸無を検出する。制御コンピュータC
はこの糸無検出情報に基づいて引き戻しモータ40の作動
を停止すると共に、電磁バルブV12を消磁してローラ対4
1,43を離間する。そして、電磁ソレノイド9が消磁して
係止ピン9aが糸巻付面8bに係合し、モータMが所定量回
転作動する。これにより第6図に示すように糸巻付面8b
上に緯糸Y6が予備巻される。
引き戻しモータ40の回転数が設定数Nに達していない
場合、制御コンピュータCは電磁バルブV11を消磁して
ブローノズル39の噴射を停止し、警報装置35に警報指令
を送る。設定数Nは織前から引き出されるミス糸Y5の長
さを表すが、ミス糸Y5の長さが短い場合には緯入れミス
時に緯糸が吹き切れを起こし、この吹き切れ片が織前上
に残っている場合がある。そこで、吹き切れ片が織前上
に残る可能性のあるミス糸の最大長さに合わせてNが設
定されている。これにより引き戻しモータ40の回転数が
設定数Nに達しない場合には吹き切れ片が織前に残って
いる可能性があるとして警報が発せられる。
引き戻しモータ40の回転数が設定数N以上の場合には
電磁バルブV6が励消磁してカッター22が切断動作を行な
う。これにより第7図に示すように予備巻Y6より先の緯
糸の長さが前記した給糸処理の場合と同様に適当長に切
り揃えられる。以後、前記した給糸処理の場合と同様
に、緯入れ用メインノズル13への糸通しが遂行される。
本発明は勿論前記実施例にのみ限定されるものではな
く、例えば前記実施例の緯糸引き渡し用ブローノズル20
に代えてローラ対41,43の把持領域に緯糸を機械的に引
き渡す手段を採用したり、前記実施例の緯糸案内挿入ノ
ズル16に代えて緯入れ用メインノズル13へ機械的に引き
渡す緯糸挿入手段を採用することもできる。
又、前記実施例のローラ対41,43を導入ブロック15と
緯糸測長貯留装置8との間に配置してもよい。
さらに本発明では、第1図において導入ブロック15の
入口15aにも糸切れセンサを配設して緯糸切れが緯糸測
長貯留装置8と緯糸案内挿入ノズル16との間で生じたの
か、緯糸案内挿入ノズル16と緯入れ用メインノズル13と
の間で生じたのかを判断できるように構成し、上記糸切
れセンサが緯糸有りの信号を発信した場合には緯糸は緯
糸案内挿入ノズル16と挿入れ用メインノズル13との間で
切断したものと判断し、緯糸引き渡し用ブローノズル20
からのみ空気流を噴射して緯糸処理動作を行なうように
実施することも可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明は、巻付方式の緯糸測長貯
留装置の前方で前記緯糸測長貯留装置と前記緯入れ用メ
インノズルとの間に配設されて緯糸を把持する給糸処理
用の緯糸把持手段と、緯糸測長貯留装置の前方に配設さ
れて緯糸を把持して引き戻す機械式緯糸引き戻し手段
と、緯糸測長貯留装置から前記緯糸引き戻し手段あるい
は前記緯糸把持手段へ緯糸を引き渡す緯糸引き渡し手段
と、前記緯糸引き渡し手段によって前記緯糸把持手段に
引き渡されて前記緯糸把持手段に把持された緯糸あるい
は前記緯糸引き渡し手段によって前記緯糸引き戻し手段
に引き渡された緯糸を切り揃える緯糸切断手段と、前記
緯糸切断手段によって切り揃えられた緯糸切断端部を緯
入れ用メインノズルへ挿入するための緯糸挿入手段とに
より給糸処理装置を構成したので、どのような糸切れ発
生の場合にも糸巻付面上の巻付残糸が緯糸引き渡し手段
によって緯糸把持手段の把持作用へ引き渡されると共
に、緯糸把持手段によって把持された緯糸が緯糸切断手
段によって適当長に切り揃えられ、これにより糸巻付面
上の巻付残糸を確実かつ速やかに排除すると共に、緯入
れ用メインノズルへの糸通しの成功率を向上することが
できる。しかも、ノズル内での風綿詰まりに起因する給
糸不能状態に対してもノズル内の風綿を除去して糸通し
を行なうことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜11図は本発明を具体化した一実施例を示し、第1
図は通常の給糸案内状態を示す側断面図、第2図は第1
図と同一状態の平断面図、第3図は風綿詰まりに起因す
る緯入れミス発生の場合の巻付残糸排除状態を示す側断
面図、第4図は緯糸引き戻し用ローラ対の接合状態を示
す側断面図、第5図はミス糸を引き出した状態を示す側
断面図、第6図は予備巻き状態を示す側断面図、第7図
は緯糸切断状態を示す側断面図、第8図は緯糸切断端部
を引き取りローラ対の接合位置まで通した状態を示す側
断面図、第9図は緯糸チーズと緯糸測長貯留装置との間
で糸切れが生じた場合の緯糸切り揃え状態を示す側断面
図、第10図は給糸処理装置全体のブロック図、第11図
(a)〜(e)は給糸処理プログラムを示すフローチャ
ートである。 緯糸測長貯留装置8、緯糸引き渡し手段を構成する糸巻
付管8a及び緯糸挿入用ブローノズル12並びに緯糸引き渡
し用ブローノズル20、緯糸把持手段を構成する緯糸引き
渡し用ブローノズル20及び吸引パイプ38、緯入れ用メイ
ンノズル13、緯糸引き戻し手段を構成する駆動ローラ41
及び被動ローラ43、緯糸挿入手段を構成する緯糸案内挿
入ノズル16及びブローノズル21、緯糸切断手段を構成す
るカッター22。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯糸チーズから引き出される緯糸を巻き付
    け方式の緯糸測長貯留装置にて測長貯留すると共に、こ
    の測長貯留された緯糸を緯入れ用メインノズルから射出
    緯入れするジェットルームにおいて、 緯糸測長貯留装置の前方で前記緯糸測長貯留装置と前記
    緯入れ用メインノズルとの間に配設されて緯糸を把持す
    る給糸処理用の緯糸把持手段と、 緯糸測長貯留装置の前方に配設されて緯糸を把持して引
    き戻す機械式緯糸引き戻し手段と、 緯糸測長貯留装置から前記緯糸引き戻し手段あるいは前
    記緯糸把持手段へ緯糸を引き渡す緯糸引き渡し手段と、 前記緯糸引き渡し手段によって前記緯糸把持手段に引き
    渡されて前記緯糸把持手段に把持された緯糸あるいは前
    記緯糸引き渡し手段によって前記緯糸引き戻し手段に引
    き渡された緯糸を切り揃える緯糸切断手段と、 前記緯糸切断手段によって切り揃えられた緯糸切断端部
    を緯入れ用メインノズルへ挿入するための緯糸挿入手段
    とにより構成したジェットルームにおける給糸処理装
    置。
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