JPH05147052A - 積層板の製造方法 - Google Patents
積層板の製造方法Info
- Publication number
- JPH05147052A JPH05147052A JP31285491A JP31285491A JPH05147052A JP H05147052 A JPH05147052 A JP H05147052A JP 31285491 A JP31285491 A JP 31285491A JP 31285491 A JP31285491 A JP 31285491A JP H05147052 A JPH05147052 A JP H05147052A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- laminated sheet
- curable silicone
- ultraviolet curable
- under heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/46—Manufacturing multilayer circuits
- H05K3/4611—Manufacturing multilayer circuits by laminating two or more circuit boards
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面が平坦で、外観上しわのない積層板を製
造する。 【構成】 耐熱性プラスチックフィルムに紫外線硬化型
シリコーンを塗布硬化してなる離型フィルムで積層材料
を挟み、加熱加圧する。
造する。 【構成】 耐熱性プラスチックフィルムに紫外線硬化型
シリコーンを塗布硬化してなる離型フィルムで積層材料
を挟み、加熱加圧する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、積層板の製造方法、特
にダブルベルトやロールを用いる連続成形に適した製造
方法に関するものである。
にダブルベルトやロールを用いる連続成形に適した製造
方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】積層板は、液状の樹脂を含浸した繊維基
材をそのまま又は含浸した樹脂を半硬化したプリプレグ
を、成形温度に耐えうる耐熱性のプラスチックフィルム
で、挟み、更に必要によって金属板で挟んで、加熱加圧
して製造する。加熱加圧の手段として、多段プレスを用
いるバッチ法と、ダブルベルトプレスを用いる連続法が
ある。
材をそのまま又は含浸した樹脂を半硬化したプリプレグ
を、成形温度に耐えうる耐熱性のプラスチックフィルム
で、挟み、更に必要によって金属板で挟んで、加熱加圧
して製造する。加熱加圧の手段として、多段プレスを用
いるバッチ法と、ダブルベルトプレスを用いる連続法が
ある。
【０００３】ブリント配線板に用いられる積層板には、
熱硬化性樹脂として、一般的にフェノール樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリイミド樹脂が用いられる場合が多い。最近
は、エポキシ樹脂をマトリックス樹脂とする積層板が産
業用、民生用を問わず増加している。
熱硬化性樹脂として、一般的にフェノール樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリイミド樹脂が用いられる場合が多い。最近
は、エポキシ樹脂をマトリックス樹脂とする積層板が産
業用、民生用を問わず増加している。
【０００４】このエポキシ樹脂は粘着性が強いため、複
数枚のプリプレグを直接金属板に挟んで、加熱加圧して
製造すると、金属板表面と粘着するので、離型フイルム
を金属板とプリプレグの間に挿入することが多い。
数枚のプリプレグを直接金属板に挟んで、加熱加圧して
製造すると、金属板表面と粘着するので、離型フイルム
を金属板とプリプレグの間に挿入することが多い。
【０００５】多段プレスによる製法の場合には、予め、
金属板とプリプレグと離型フィルムを室温下でセットす
るため、とくに問題とはならないが、連続法の場合は室
温から昇温し成形温度に連続的に変化させるため成形温
度まで平滑性、平坦性を保っている必要がある。
金属板とプリプレグと離型フィルムを室温下でセットす
るため、とくに問題とはならないが、連続法の場合は室
温から昇温し成形温度に連続的に変化させるため成形温
度まで平滑性、平坦性を保っている必要がある。
【０００６】その為、離型フィルムとして、エンジニア
リングプラスチックといわれる耐熱性樹脂のフィルムが
採用されている。エンジニアリングプラスチックとして
は、ポリアミドイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエ
ーテルイミド、ポリスルホン、フッ素樹脂、ポリカーボ
ネート、ボリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテ
レフタレートなど変形温度の高い樹脂のフィルムが使用
できる。
リングプラスチックといわれる耐熱性樹脂のフィルムが
採用されている。エンジニアリングプラスチックとして
は、ポリアミドイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエ
ーテルイミド、ポリスルホン、フッ素樹脂、ポリカーボ
ネート、ボリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテ
レフタレートなど変形温度の高い樹脂のフィルムが使用
できる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】いずれの方法によるに
せよ離型フィルムとして用いるプラスチックフィルムの
耐熱性のレベルが低いため、加熱時に、異常な伸び、縮
み、しわなどを生じ、積層板表面にしわ、外観むら、板
厚のばらつきなどを生ずる原因となる。ところが、前記
したエンジニアリングプラスチック樹脂フィルムはエポ
キシ樹脂との離型性が劣りそのままでは使用できない。
本発明は、以上説明した離型フィルムの問題点をなくす
ことを目的とするものである。
せよ離型フィルムとして用いるプラスチックフィルムの
耐熱性のレベルが低いため、加熱時に、異常な伸び、縮
み、しわなどを生じ、積層板表面にしわ、外観むら、板
厚のばらつきなどを生ずる原因となる。ところが、前記
したエンジニアリングプラスチック樹脂フィルムはエポ
キシ樹脂との離型性が劣りそのままでは使用できない。
本発明は、以上説明した離型フィルムの問題点をなくす
ことを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、耐熱性プラス
チックフィルムに紫外線硬化型シリコーンを塗布硬化し
てなる離型フィルムで積層材料を挟み、加熱加圧するこ
とを特徴とする積層板の製造方法である。紫外線硬化型
シリコーンとしては、アクリルシリコーンに光重合開始
剤を加えたもの、メチルビニルポリシロキサンに白金系
触媒を加えたものなどが使用できる。
チックフィルムに紫外線硬化型シリコーンを塗布硬化し
てなる離型フィルムで積層材料を挟み、加熱加圧するこ
とを特徴とする積層板の製造方法である。紫外線硬化型
シリコーンとしては、アクリルシリコーンに光重合開始
剤を加えたもの、メチルビニルポリシロキサンに白金系
触媒を加えたものなどが使用できる。
【０００９】
【作用】フィルム表面にシリコーン硬化皮膜が形成され
るので加熱してもしわになりにくく平坦性も保たれる。
また、シリコーンを低温で硬化させることができるので
比較的耐熱性の低いフィルムも使用できる。
るので加熱してもしわになりにくく平坦性も保たれる。
また、シリコーンを低温で硬化させることができるので
比較的耐熱性の低いフィルムも使用できる。
【００１０】
実施例１ 厚み５０μｍのポリエステルフィルムにアクリルシリコ
ーンを塗布し、紫外線を照射して硬化させた。坪量１２
５ｇ／ｍ2 のクラフト紙に、めっき触媒入りエポキシ樹
脂（触媒量３％）を含浸、前記ポリエステルフィルムで
挟み、さらに、厚み２ｍｍのステンレス板（ＳＵＳ３０
４）で挟み、連続ベルトプレスに送りこみ、厚み約１．
６ｍｍの積層板とした。この積層板の表面粗さ（Ｒａ）
は１〜３μｍ、外観は良好であった。
ーンを塗布し、紫外線を照射して硬化させた。坪量１２
５ｇ／ｍ2 のクラフト紙に、めっき触媒入りエポキシ樹
脂（触媒量３％）を含浸、前記ポリエステルフィルムで
挟み、さらに、厚み２ｍｍのステンレス板（ＳＵＳ３０
４）で挟み、連続ベルトプレスに送りこみ、厚み約１．
６ｍｍの積層板とした。この積層板の表面粗さ（Ｒａ）
は１〜３μｍ、外観は良好であった。
【００１１】実施例２ 厚み３０μｍのポリエーテルスルホンフィルムにアクリ
ルシリコーンを塗布し、紫外線を照射して硬化させた。
坪量１２５ｇ／ｍ2 のクラフト紙に、ハイジライト（水
酸化アルミニュウム）を２０％混練したエポキシ樹脂を
含浸、前記ポリエーテルスルホンフィルムで挟み、以下
実施例１と同様にして厚み約１．６ｍｍの積層板とし
た。この積層板の表面粗さ（Ｒａ）は１〜３μｍ、外観
は良好であった。
ルシリコーンを塗布し、紫外線を照射して硬化させた。
坪量１２５ｇ／ｍ2 のクラフト紙に、ハイジライト（水
酸化アルミニュウム）を２０％混練したエポキシ樹脂を
含浸、前記ポリエーテルスルホンフィルムで挟み、以下
実施例１と同様にして厚み約１．６ｍｍの積層板とし
た。この積層板の表面粗さ（Ｒａ）は１〜３μｍ、外観
は良好であった。
【００１２】比較例 離型フィルムとして、無処理のポリプロピレンフィルム
を用いた外、実施例１と同様にして厚み約１．６ｍｍの
触媒入り積層板とした。この積層板の表面粗さ（Ｒａ）
は４〜９μｍ、表面にしわができていた。
を用いた外、実施例１と同様にして厚み約１．６ｍｍの
触媒入り積層板とした。この積層板の表面粗さ（Ｒａ）
は４〜９μｍ、表面にしわができていた。
【００１３】
【発明の効果】紫外線硬化型シリコーンを塗布硬化して
なる耐熱性プラスチックフィルムを離型フィルムとして
用いるので、表面粗さが小さく、外観の良好な積層板を
製造すことができる。
なる耐熱性プラスチックフィルムを離型フィルムとして
用いるので、表面粗さが小さく、外観の良好な積層板を
製造すことができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 9:00 4Ｆ
Claims (1)
- 【請求項１】 耐熱性プラスチックフィルムに紫外線硬
化型シリコーンを塗布硬化してなる離型フィルムで積層
材料を挟み、加熱加圧することを特徴とする積層板の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31285491A JPH05147052A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 積層板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31285491A JPH05147052A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 積層板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05147052A true JPH05147052A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18034236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31285491A Pending JPH05147052A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 積層板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05147052A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111867797A (zh) * | 2017-12-15 | 2020-10-30 | 西部制药服务有限公司 | 光滑膜层压弹性体制品 |
| CN115042371A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-09-13 | 长春三友智造科技发展有限公司 | 一种聚双环戊二烯反应注射成型方法 |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP31285491A patent/JPH05147052A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111867797A (zh) * | 2017-12-15 | 2020-10-30 | 西部制药服务有限公司 | 光滑膜层压弹性体制品 |
| US11325367B2 (en) | 2017-12-15 | 2022-05-10 | West Pharmaceutical Services, Inc. | Smooth film laminated elastomer articles |
| CN111867797B (zh) * | 2017-12-15 | 2022-05-17 | 西部制药服务有限公司 | 光滑膜层压弹性体制品 |
| US11945204B2 (en) | 2017-12-15 | 2024-04-02 | West Pharmaceutical Services, Inc. | Smooth film laminated elastomer articles |
| CN115042371A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-09-13 | 长春三友智造科技发展有限公司 | 一种聚双环戊二烯反应注射成型方法 |
| CN115042371B (zh) * | 2022-06-29 | 2024-01-05 | 长春三友智造科技发展有限公司 | 一种聚双环戊二烯反应注射成型方法 |
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