JPH0514613U - クリツプ - Google Patents

クリツプ

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JPH0514613U
JPH0514613U JP6191091U JP6191091U JPH0514613U JP H0514613 U JPH0514613 U JP H0514613U JP 6191091 U JP6191091 U JP 6191091U JP 6191091 U JP6191091 U JP 6191091U JP H0514613 U JPH0514613 U JP H0514613U
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clip
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protrusion
axis
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JP6191091U
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尚広 島尻
秀治 安保
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Nifco Inc
Toyota Motor Corp
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Nifco Inc
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 挿入力及び抜去力が小さく、しかも挿入及び
抜去の繰り返し作業に耐えうるクリップを得る。 【構成】 クリップ10は、かさ状の頭部12と円筒状
の脚部14から構成されている。頭部14の軸線上に
は、対向してスリット26が形成されている。脚部14
の外周面には、軸線上に突起28で突起列が形成されて
いる。突起28には、挿入及び抜去方向にガイド部とし
てのテーパー部28Bが形成されている。これによっ
て、挿入時には、スリット26が取付孔22に押し潰さ
れ、脚部14の外径が小さくなり、挿入が容易となる。
また、挿入及び抜去時において、突出28にはテーパー
部28Bが形成されていので、挿入力及び抜去力が小さ
くなる。さらに、突出28自体のたわみは小さいので、
突出28は耐久性が大きい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、留め具として用いられるクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車には、例えば、図7に示されるようにトランクルーム50を構成するパ ネル18に内張りされたトリム16を留めるクリップ52が用いられている。
【0003】 図8に示されるように、この種のクリップ52の脚部54には、挿入方向及び 抜き出し方向へ弾性変形可能な弾性ひれ56が軸方向に沿って複数個配列されて いる。これによって、クリップ54は、挿入時に、図9に示されるように、弾性 ひれ56が矢印A方向に弾性変形しながらパネル18に穿設された取付孔22を 通過し、通過後は、弾性復帰することによって取付孔22の縁部に係止され、皿 状の頭部58とパネル18との間にトリム16を挟持して留めるようになってい る。
【0004】 しかしながら、このようなクリップ52は、取付孔22によって複数の弾性ひ れ56が弾性変形されながら挿入され、また取付孔22との摩擦面積も大きいた め、大きな挿入力を必要としていた。
【0005】 さらに、トリム16の張替え等のためにクリップ52を抜去する時、弾性ひれ 56が矢印Aと反対方向に変形するが、このようなクリップ52の挿入及び抜去 の作業が繰り返して行われると、弾性ひれ56が疲労し、亀裂あるいは剪断され ることもある。このため、頻繁に挿入及び抜去される必要がある箇所では、従来 のクリップ52は繰り返して使用出来ず、経済的ではなかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は係る事実を考慮し、挿入力及び抜去力が小さく、しかも挿入及び抜去 の繰り返し作業に耐えうるクリップを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のクリップは、被取付部材に形成された孔を挿通し取付部材に穿 設された取付孔に挿入される筒状の脚部と、この脚部の一端部に設けられた頭部 と前記取付部材との間に前記被取付部材を挟持して取付部材に被取付部材を固定 するクリップにおいて、前記筒状の脚部の軸線上に互いに向かい合って形成され たスリットと、前記脚部の外周面に突設された複数個の突起と、を有することを 特徴としている。
【0008】 請求項2記載のクリップは、前記脚部の軸線上に一定の間隔で前記突起を突設 して突起列とし、この突起列を並列に複数列設け、互いに隣合う前記突起列を構 成するそれぞれの突起の位置が脚部の軸線と直交する線と同一直線上にないこと 、を特徴としている。
【0009】 請求項3記載のクリップは、前記スリットから前記脚部の円周方向へ最も離れ た位置に配設された前記突起列の前記脚部の挿入部側に位置する突起が、他の突 起列の突起より脚部の挿入部側に位置していること、を特徴としている。
【0010】 請求項4記載のクリップは、前記突起の外面に前記脚部の挿入方向及び抜出し 方向へ向かってテーパー部が形成されていること、を特徴としている。
【0011】
【作用】
上記構成のクリップでは、被取付部材に形成された孔と取付部材に穿設された 取付孔に筒状の脚部を挿入して、頭部と取付部材とで被取付部材を挟持し、取付 部材に被取付部材を固定する。クリップの脚部が取付孔に挿入される際には、脚 部が取付孔の縁部に押圧されて、スリットが押し潰される。これによって、脚部 の外径が小さくなって、挿入力が低減される。また脚部に突設された突起が取付 孔の縁部に係止されるので、クリップが取付孔から抜け出すことがない。
【0012】 この突起は、脚部の軸線上に一定の間隔で突設され、並列に配列された複数の 突起列を形成している。互いに隣合う突起列を構成するそれぞれの突起の位置は 、脚部の軸線と直交する線と同一直線上にない。従って、突起が突設されていな い何れかの脚部の外周面が、取付孔の縁部と当接するので、クリップを取付けた 後にガタを生じることがない。
【0013】 また、スリットから脚部の円周方向へ最も離れた位置に配設された突起列を構 成する突起のうち、脚部の挿入部側に位置する突起は、他の突起列の突起より脚 部の挿入部側に位置している。従って、脚部の挿入部側に位置する突起が、真先 に取付孔の縁部と当接するので、挿入直後からスリットが押し潰され、脚部の外 径が小さくなり、挿入力が低減される。
【0014】 さらに、突起の外面には、挿入方向及び抜出し方向に向かうテーパー部が形成 されているので、このテーパー部に沿って脚部が取付孔に案内される。これによ り、クリップの挿入及び抜出しが容易となる。
【0015】
【実施例】
図1に示されるように、本考案に係るクリップ10は、かさ状の頭部12と円 筒状の脚部14から構成されている。脚部14の挿入部側は先細となっており、 図2に示されるトリム16及びパネル18に、それぞれ形成された取付孔20、 22へ脚部14が挿入される際のガイド部24となっている。この脚部14の外 周面には、図3及び図5に示されるように、脚部14の軸線上に互いに向かい合 う2つのスリット26が形成されている。図6に示されるように、この2つのス リット26は、脚部14と頭部12との連結部近傍からガイド部24の手前まで 形成されている。
【0016】 図3及び図4に示されるように、脚部14の外周面には、スリット26の両縁 部に沿って、及びこのスリット26から脚部14の円周方向に最も離れた位置へ 脚部14の軸線に沿って、所定間隔で複数の突起28が突設され、脚部14の軸 線方向に突起列を形成している。
【0017】 この突起28は、図3に示されるように、略四角錐の底面を脚部14の外周面 に接合された形状となっている。突起28の頂部28Aの角は切り落とされ、図 5に示すように、脚部14の軸線と直交する断面では、円弧状となっている。こ れによって、クリップ10がパネル18の取付孔22に圧入される際、所定の節 度感が得られると共に、クリップ10が取付孔22に対して回動可能となってい る。さらに、図3に示されるように、突起28の外面には、その頂部28Aから 脚部14の挿入方向及び抜去方向に向かって、挿入及び抜去時のガイド部として のテーパー部28Bが形成されている。
【0018】 また、図4に示されるように、互いに隣合う突起列を構成する各突起28は、 脚部14の軸線と直交する線と同一直線上に位置しないように配設されている。 これによって、トリム16の厚さに関わらず、突起28が突設されていない脚部 14の外周面が、必ずパネル18の取付孔22の縁部が当接するので、クリップ 10が取付孔22に挿入された後、ガタを生じることがない。
【0019】 さらに、スリット26から円周方向に最も離れた位置へ脚部14の軸線に沿っ て突設された突起28のうち、脚部14の挿入部側に突設された突起28S(図 4参照)は、他の突起列の突起28よりも、脚部14の挿入部側に位置している 。このため、脚部14が取付孔22に挿入される際、真先に突起28Sが取付孔 22の縁部に押圧され、スリット26を押し潰し、脚部14の外径を現象させる 。
【0020】 次に、本実施例に係るクリップ10を使用してトリム16をパネル18に取付 ける手順を説明する。
【0021】 先ず、図2に示されるように、トリム16の取付孔20とパネル18の取付孔 22の孔心を合わせ、頭部12を押圧してクリップ10の脚部14を取付孔20 、22に押し込む。このとき、スリット26を押し潰す方向に配置された突起2 8Sが最初に取付孔22の縁部に押圧される。これによって、スリット26が押 し潰されて脚部14が小径となるので、小さい挿入力でクリップ10を押し込む ことができる。さらに、クリップ10を押し込むと、突起28が取付孔22を通 過する度に一定の節度感が得られる。なお、図3に示されるように、突起28の 頂部の角は、切り落とされており、またこの頂部28Aから脚部14の挿入及び 抜出し方向に向かってテーパー部28Bが形成されているので、小さい挿入力で クリップ10を押し込むことができる。
【0022】 ここで、最後までクリップ10を押し込むことによって、トリム16はパネル 18と頭部12との間に挟まれて固定される。なお、この状態では、突起28が 突設されていない脚部14の外周面が、取付孔22の縁部と当接するので、ガタ を生じることがない。
【0023】 なお、クリップ10を抜き取る際にも、突起28のテーパー部28Bに案内さ れて脚部14が抜去されるので、抜去力が低減される。
【0024】
【考案の効果】
本考案に係るクリップは、上記構成としたので、挿入力及び抜去力が小さく、 また、挿入及び抜去を繰り返しても、破断することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクリップの斜視図である。
【図2】本考案に係るクリップの装着状態を示した断面
図である。
【図3】本考案に係るクリップの正面図である。
【図4】本考案に係るクリップの側面図である。
【図5】本考案に係るクリップの底面図である。
【図6】本考案に係るクリップの断面図である。
【図7】従来のクリップによってトランクルーム内へト
リムが取付けられた状態を示す概略図である
【図8】従来のクリップの斜視図である。
【図9】従来のクリップの装着状態を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
14 脚部 26 スリット 28 突起

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付部材に形成された孔を挿通し取付
    部材に穿設された取付孔に挿入される筒状の脚部と、こ
    の脚部の一端部に設けられた頭部と前記取付部材との間
    に前記被取付部材を挟持して取付部材に被取付部材を固
    定するクリップにおいて、前記筒状の脚部の軸線上に互
    いに向かい合って形成されたスリットと、前記脚部の外
    周面に突設された複数個の突起と、を有することを特徴
    とするクリップ。
  2. 【請求項2】 前記脚部の軸線上に一定の間隔で前記突
    起を突設して突起列とし、この突起列を並列に複数列設
    け、互いに隣合う前記突起列を構成するそれぞれの突起
    の位置が脚部の軸線と直交する線と同一直線上にないこ
    と、を特徴とする請求項1記載のクリップ。
  3. 【請求項3】 前記スリットから前記脚部の円周方向へ
    最も離れた位置に配設された前記突起列の前記脚部の挿
    入部側に位置する突起が、他の突起列の突起より脚部の
    挿入部側に位置していること、を特徴とする請求項2記
    載のクリップ。
  4. 【請求項4】 前記突起の外面に前記脚部の挿入方向及
    び抜出し方向へ向かってテーパー部が形成されているこ
    と、を特徴とする請求項1から請求項3に記載のクリッ
    プ。
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