JPH05133011A - 建物ユニツト - Google Patents

建物ユニツト

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JPH05133011A
JPH05133011A JP32648691A JP32648691A JPH05133011A JP H05133011 A JPH05133011 A JP H05133011A JP 32648691 A JP32648691 A JP 32648691A JP 32648691 A JP32648691 A JP 32648691A JP H05133011 A JPH05133011 A JP H05133011A
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building
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building unit
unit
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Isamu Asai
勇 浅井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニット建物の外観のバリエーションを増
やせるうえ、剛性を増大できる建物ユニットの提供 【構成】 柱11および梁12, 13で六面体状に形成され
るフレーム14と、フレーム14の二つの側面に斜めに交差
する構造面部17とを含んで建物ユニット10A, 10Bを構成
し、構造面部17の一部を外壁面とし、建物ユニット10A,
10Bの角部を室内側に凹ませた後退部22A, 22Bを形成す
る。このような建物ユニット10A, 10B等で住宅1を建築
すれば、住宅1の外壁部分に凹凸が形成され、住宅1の
外観が向上される。また、構造面部17で互いに対向する
梁12の中間部分が相互に連結可能なため、この構造面部
17でフレーム14の補強が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物ユニットに係り、ユ
ニット工法で建築されるユニット住宅等の建物に利用で
きる。
【0002】
【背景技術】従来より、プレハブ式の建物として、予め
工場で製造された箱状の建物ユニットを建築現場で複数
組立てて建築されるユニット建物が利用されている。こ
のようなユニット建物を構成する建物ユニットは、四隅
に配置した各柱の上下端を梁で連結した六面体状のフレ
ームを有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような建物ユニッ
トでは、六面体状のフレームの側面に軽量気泡コンクリ
ート等からなる平板状の外壁材を単に取付けているだけ
なので、その外壁部分には凹凸が形成されない。このた
め、これらの建物ユニットで建築された建物は、各ユニ
ットの組合わせにより様々な間取り等が構成できる反
面、六面体だけを複数組合わせた単調なものとなり、外
壁部分に変化が乏しく意匠的なバリエーションが少ない
という問題がある。
【0004】また、建物ユニットの剛性を高めるため
に、建物ユニットのフレームの側面に対角線状に架け渡
される筋交いや、フレームの各側面の中間部分に立設さ
れる間柱等の補強部材が用いられている。しかし、これ
らの補強部材は外壁部分とほぼ同一面に配置されるの
で、建物ユニットの外壁部分に凹凸を設けるために、凹
部を有する外壁材等を設置すると、外壁材の凹部と補強
部材とが干渉してしまうこともある。このため、建物ユ
ニットの外壁部分に大きな凹凸を設けることができない
という問題がある。
【0005】本発明の目的は、ユニット建物の外観のバ
リエーションを増やせるうえ、剛性を増大できる建物ユ
ニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、柱および梁で
六面体状に形成されたフレームと、このフレームの二つ
の側面に斜めに交差する構造面部とを有することを特徴
とする。
【0007】ここで、構造面部としては、壁材自体に強
度を与えた鉄筋コンクリートパネル等の壁材、および、
四角枠状に形成された枠状フレームと、この枠状フレー
ムに取付けられる軽量気泡コンクリート等の比較的強度
の小さな面材とを組み合わせた壁材などが採用できる。
【0008】また、前述の構造面部は建物ユニットの上
下面を連結するものであることが望ましく、この構造面
部には、窓、出入口、および、通路や居室の連通部等と
なる開口を設けてもよい。
【0009】
【作用】このような本発明では、建物ユニット内の斜め
の構造面部の表面の一部もしくは全部を外壁面として利
用することにより、角部や外壁部分が室内側に凹んだ建
物ユニットが形成可能となる。このような凹みを有する
建物ユニットでユニット建物を建築すれば、ユニット建
物の外壁部分に凹凸が形成され、ユニット建物の外観が
向上される。
【0010】また、通常の建物ユニットと本発明の建物
ユニットとの設置位置を入れ変えることにより、ユニッ
ト建物の外観を変えることが可能となる。さらに、構造
面部の交差角度や設置位置が異なる建物ユニットを多種
類用意することにより、外壁部分の凹凸形状にバリエー
ションを持たせることが可能になる。これらにより、ユ
ニット建物の意匠的なバリエーションが大幅に増大す
る。
【0011】さらに、建物ユニットに設置された構造面
部は、建物ユニットのフレームを構成する梁のうち、互
いに対向するもの、もしくは、互いに直交するものを相
互に連結可能なため、この構造面部でフレームの補強が
行える。特に、構造面部を斜めに配置することで建物ユ
ニットの倒れ等に対する剛性が向上される。このため、
この建物ユニットで建築されるユニット建物の剛性が増
大され、これらにより前記目的が達成される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、本発明の第1実施例に係るユニット建
物である二階建ての住宅1が示されている。住宅1は、
複数の建物ユニット2,10A, 10Bを組立てて建築された
ものである。図中住宅1の裏側には通常の建物ユニット
2が上下左右に配列され、正面側には本発明に基づく建
物ユニット10A, 10Bが上下左右に配列されている。
【0013】建物ユニット2は、住宅1の外壁部分とな
る側面に外壁材が設けられた箱状のものであり、内部に
居室を構成するようになっている。
【0014】建物ユニット10A は、図中正面左側に上下
に配列されているもので、四隅に配置された柱11の上下
端を長辺梁12および短辺梁13で連結した六面体状のフレ
ーム14を備えている。
【0015】フレーム14には、図2にも示されるよう
に、図中左側の側面に外壁材15が取付けられ、フレーム
14の正面の側面には長辺梁12の長さに満たない幅の外壁
材16が取付けられている。この外壁材16によりフレーム
14の正面は、図中左側の部分のみが塞がれている。外壁
材16の右端縁には、フレーム14の正面に位置する側面と
斜めに交差する構造面部17が接続されている。
【0016】構造面部17は、四角枠状の枠状フレーム18
を備えたものであり、この枠状フレーム18で必要とされ
る強度を確保している。枠状フレーム18の各角部は、建
物ユニット10A の各長辺梁12の中間部分にそれぞれ接合
されている。枠状フレーム18には、軽量気泡コンクリー
トパネル等の比較的強度のない薄い面材19が取付けられ
ている。面材19は枠状フレーム18の枠面の外壁部分のみ
を塞ぐものである。枠状フレーム18の残りの枠面は開口
されるとともに、室内側に配置され、この開口が建物ユ
ニット10A の内部に形成される部屋20の出入口となって
いる。
【0017】枠状フレーム18の上下辺の各々の中間部分
には、図中右側の短辺梁13に向かって延びる小梁21の一
端が接合され、この小梁21の他端は短辺梁13の中間部分
に接合されている。これらの小梁21および枠状フレーム
18は平面形状略「イ」字形の補強構造を形成している。
上下の小梁21に沿って外壁材21A が取付けられ、この外
壁材21A の端縁は構造面部17の面材19の端縁に接続され
ている。これにより、建物ユニット10A の角部を台形状
に凹ませた後退部22A が形成されている。後退部22A の
下部には当該後退部22A の形状に応じた床23が設けられ
ている。
【0018】建物ユニット10B は、建物ユニット10A と
同一の構成で左右対称となるように形成されたものであ
り、建物ユニット10Aの後退部22A と左右対称な後退部2
2Bを有している。この建物ユニット10B の左側面と建物
ユニット10A の右側面とを接合して後退部22A, 22Bを相
互に連結することにより、住宅1の外壁部分に凹部24が
形成されている。
【0019】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、構造面部17の表面の一部に面
材19を取付けて建物ユニット10A, 10Bの角部を室内側に
凹ませて後退部22A, 22Bを形成し、これらの後退部22A,
22Bで住宅1の外壁部分に凹部24が形成されるようにし
たので、住宅1の外観を向上できる。
【0020】また、住宅1における建物ユニット10A, 1
0Bの位置を別の位置に変える、例えば、図1における建
物ユニット10A, 10Bの位置を左右入れ替える等により、
住宅1の外観の印象を大幅に変えることができ、建物ユ
ニット10A, 10Bを用いることにより、住宅の外観のバリ
エーションを増やすことができる。
【0021】さらに、構造面部17をフレーム14の側面に
対し斜めにした状態で、その枠状フレーム18の各角部を
各長辺梁12の中間部分に接合したうえに、この枠状フレ
ーム18の上下辺の各々の中間部分を小梁21で短辺梁13の
中間部分に接合したので、これらの小梁21および枠状フ
レーム18で平面形状略「イ」字形の補強構造が形成さ
れ、建物ユニット10A, 10Bのフレーム14が大幅に補強さ
れ、建物ユニット10A, 10Bおよび住宅1の剛性を向上で
きる。
【0022】図3には、本発明の第2実施例が示されて
いる。本実施例は、前記第1実施例の枠状フレーム18と
面材19とから形成される別体式の構造面部17を鉄筋コン
クリート等からなる一体成形式の構造面部37としたもの
である。
【0023】すなわち、ユニット建物である住宅5は、
建物ユニット30A 〜30D を組立てて建築されたものであ
る。建物ユニット30A 〜30D は、四隅の柱31の上下端を
長辺梁32および短辺梁33で連結した六面体状のフレーム
34を備えたものである。建物ユニット30A 〜30D のそれ
ぞれ異なる方角を向いた角部には、表面を三角形状に凹
ませた後退部35が形成されている。
【0024】各後退部35の外壁部分には、建物ユニット
30A の隣接しあう長辺梁32および短辺梁33の中間部分を
連結する構造面部37が設置されている。各構造面部37に
は、四角形網状の鉄筋38が内蔵され、鉄筋38の四隅はそ
れぞれ長辺梁32および短辺梁33の中間部分に接合されて
いる。
【0025】このような本実施例においても前記第1実
施例と同様な作用、効果を奏することができる他、前記
第1実施例の建物ユニット2および建物ユニット10A, 1
0B等を併用することで多種多様な住宅の外観のバリエー
ションを生み出すことができるという効果を付加でき
る。
【0026】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、次に示されるような変形などをも含む
ものである。すなわち、建物ユニットには、短辺梁13と
枠状フレーム18の上下辺の各々とを連結する小梁21がな
くともよく、建物ユニットとしては、フレーム14の補強
部として構造面部17のみを有するものでもよい。
【0027】また、構造面部は、建物ユニットの上下面
を相互に連結するものに限らず、例えば、一端縁が建物
ユニットの高さ方向の中間部分に位置するものでもよ
い。さらに、構造面材の設置状態は、水平面に対して鉛
直に限らず、例えば、床面等に対して傾斜させてもよ
く、要するに、建物ユニットのフレームの二側面と斜め
に交差するものであればよい。
【0028】さらに、構造面部は、開口のない平板状の
ものに限らず、窓等のために開口が設けられているもの
でもよく、例えば、図4に示されるように、外壁材41と
斜めに交差するとともに、外壁材41の開口42と連続する
開口43が設けられる構造面部44でもよく、このような構
造面部44を用いれば、開口42, 43に円筒側面状の曲面窓
ガラス45を嵌め込むことができる。
【0029】また、構造面部は、全体が建物ユニットに
収納されてしまうものに限らず、例えば、図5に示され
るように、建物ユニット50のフレーム51の一側面から一
端縁が突出する構造面部52でもよく、要するに、建物ユ
ニットのフレームの側面と斜めに交差するものであれば
よい。
【0030】さらに、構造面部の形状は平面状のものに
限らず、例えば、円筒の側面のような曲面状のものでも
よく、具体的な形状は実施にあたり適宜選択できる。
【0031】また、一つの建物ユニットが有する構造面
部の数は一つに限らず、二つ以上でもよく、構造面部を
一つ以上備えていればその数は限定しない。
【0032】なお、前記各実施例では、本発明を二階建
ての建物に適用したが、建物としては一階建てや三階建
てのもの等でもよく、建物が有する具体的なフロア数は
限定しない。
【0033】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、ユニット
建物の外観のバリエーションを増やすことができるう
え、その剛性を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第2実施例のユニット建物である住宅
を示す斜視図である。
【図2】同実施例の建物ユニットを示す一部破断した斜
視図である。
【図3】本発明の第2実施例のユニット建物である住宅
を示す斜視図である。
【図4】本発明の建物ユニットの変形例を示す斜視図で
ある。
【図5】本発明の建物ユニットの別の変形例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10A,10B,50 建物ユニット 11, 31 柱 12, 32 梁(長辺梁) 13, 33 梁(短辺梁) 14, 24, 51 フレーム 17, 37, 44, 52 構造面部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱および梁で六面体状に形成されたフレ
    ームと、このフレームの二つの側面に斜めに交差する構
    造面部とを有することを特徴とする建物ユニット。
JP3326486A 1991-11-14 1991-11-14 建物ユニット Expired - Fee Related JP2706587B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54153476A (en) * 1978-05-24 1979-12-03 Hitachi Ltd Spiral chute
JPS5527940A (en) * 1978-08-21 1980-02-28 Tokyo Shibaura Electric Co Grid spacer
JPS57112534A (en) * 1980-12-29 1982-07-13 Misawa Homes Co Building unit structure

Patent Citations (3)

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