JPH11107377A - 2方向傾斜ユニットおよびそのユニットを使用したユニット式建物 - Google Patents
2方向傾斜ユニットおよびそのユニットを使用したユニット式建物Info
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- JPH11107377A JPH11107377A JP26979997A JP26979997A JPH11107377A JP H11107377 A JPH11107377 A JP H11107377A JP 26979997 A JP26979997 A JP 26979997A JP 26979997 A JP26979997 A JP 26979997A JP H11107377 A JPH11107377 A JP H11107377A
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Abstract
裏居室の内部空間を拡大できるとともに、建物の屋根の
形状を変化に富んだものとすることができ、かつ、小屋
裏居室内の通風、採光を充分に得られるようになる2方
向傾斜ユニットを提供する。 【解決手段】 2方向傾斜ユニット23を、天井用四角
枠26とこれより大きな床用四角枠29とを、柱35と
複数の傾斜した梁37A、37Bとで連結して形成し、
傾斜した梁37A、37Bを含む側面を傾斜とする。そ
のため、ユニット式建物に使用すれば、小屋裏居室の内
部空間を拡大できるとともに、寄せ棟風の屋根を形成す
ることができる。また、天井用四角枠から垂直に壁体を
設けこの壁体に開口を設けることができ、小屋裏居室内
の通風、採光を充分に得られる。
Description
面となった2方向傾斜ユニットおよびこの2方向傾斜ユ
ニットを使用したユニット式建物に関する。
として使用すれば、高さ制限および斜線制限に抵触せず
に広い居室面積を有する建物を構築することができる。
図8に示すように、例えば、小屋裏居室を備えたユニッ
ト式建物1は、予め工場で生産される複数の下階建物ユ
ニット2、これらの下階建物ユニット2の上に載置され
る上階建物ユニット3、および上階建物ユニット3の上
に載置される小屋裏居室用ユニット12、楔形状の三角
屋根ユニット13等を現場で組み合わせることにより建
てられており、小屋裏居室用ユニット12、楔形状の三
角屋根ユニット13には屋根パネル19等が取り付けら
れ、建物の屋根4が形成されている。
すように、四隅に立設される4本の柱5と、これらの柱
5の上端間同士および下端間同士を結合する各4本の天
井梁6、床梁7を有する骨組み8を備え、このような骨
組みに、天井面材9や床面材10、内壁や外壁等を取り
付け、ほぼ箱形状に形成されている。また、小屋裏居室
用ユニット12は、高さ寸法が所定寸法低いのみで上階
建物ユニット3等とほぼ同様の構造であり、三角屋根ユ
ニットは、4本の床梁17で形成された四角枠を備えて
いる。この四角枠の4本の床梁のうち1本の床梁両端に
は2本の柱15が立設され、これらの柱15の上端同士
は1本の天井梁で連結されている。さらに、2本の柱1
5の上端と上記1本の床梁と対向する床梁の両端とは傾
斜梁18で連結され全体楔形状となっている。
ニット式建物1では、屋根が三角屋根ユニット13に屋
根パネル19等を取り付けることにより形成されてお
り、この三角屋根ユニット13は傾斜等形状が一定化し
ているので、居室として使用するには軒側の高さが低
く、充分に活用できない。そのため、小屋裏居室の内部
空間をより広くしたいとき、あるいは屋根勾配を変えた
いとき等、柔軟に対応することができないという問題が
ある。また、このような三角屋根ユニット13を使用し
たユニット式建物1では、建物の屋根は切妻屋根のみと
なり、変化に富んだ屋根形状を構成することができな
い。さらに、三角屋根ユニット13を使用しており、建
物の妻側面以外に垂直面がないので、壁面に開口した窓
を設けることが困難となり、小屋裏居室内の通風、採光
等を充分に得られないという問題もある。
ることにより、小屋裏居室の内部空間を拡大できるとと
もに、建物の屋根の形状を変化に富んだものとすること
ができ、かつ、小屋裏居室内の通風、採光を充分に得ら
れるようになる2方向傾斜ユニットを提供することにあ
る。
内部空間を拡大できるとともに、屋根の形状を変化に富
んだものとすることができ、かつ、小屋裏居室内の通
風、採光を充分に得られるようになるバルコニを有する
ユニット式建物を提供することにある。
2方向傾斜ユニット23は、図面を参照して説明する
と、図2に示すように、上方の天井梁24、25で形成
される天井用四角枠26が下方の床梁27、28で形成
される床用四角枠29よりも小さく形成されるととも
に、これらの天井用四角枠26および床用四角枠29の
角部同士は垂直方向に延びる柱35と複数の傾斜した梁
37A、37Bとで連結され、これらの傾斜した梁37
A、37Bを含む側面が傾斜となっていることを特徴と
するものである。
角枠は正方形であると長方形であるとを問わない。この
場合、両四角枠を例えば両方とも長方形の同一形状とし
てもよく、あるいは異なる形状としてもよい。また、両
四角枠の大きさは任意であるが、床用四角枠の大きさは
ユニット式建物を構成する直方体状の建物ユニットの平
面大きさと等しいことが好ましい。
トは天井用四角枠を有しているのでこの2方向傾斜ユニ
ットをユニット式建物に使用すれば、天井用四角枠の分
だけ小屋裏居室用ユニットに続く高さの室内を確保で
き、これにより、小屋裏居室の内部空間を拡大できる。
また、2方向傾斜ユニットはその2側面が傾斜している
ので、それぞれの側面に屋根パネル等を取り付けること
により、寄せ棟風の屋根を形成することができ、屋根の
形状を変化に富んだものとすることができる。さらに、
2方向傾斜ユニットの天井用四角枠から垂直に壁体を設
けるとともに、この壁体に窓等を取り付けることがで
き、この場合、小屋裏居室内の通風、採光を充分に得ら
れるようになる。
トは、図1に示すように、請求項1に記載の2方向傾斜
ユニットにおいて、天井用四角枠26および床用四角枠
29を平面長方形とし、床用四角枠29をユニット式建
物を構成する直方体状の建物ユニット2、3の平面大き
さと等しくしたことを特徴とするものである。このよう
な本発明では、2方向傾斜ユニットの床用四角枠を直方
体状の建物ユニットの上に載せて接合すればよいので、
作業が容易となり、ユニット式建物の工期の短縮につな
げることができる。
トは、図2に示すように、請求項1または2に記載の2
方向傾斜ユニットにおいて、天井用四角枠26および床
用四角枠29の角部のうち柱35の対角線位置の角部
に、床用四角枠29に向けて垂直な補強柱36を立設し
たことを特徴とするものである。このような本発明で
は、天井用四角枠の1つの角部の柱の対角線位置に補強
柱を立設したので、天井用四角枠を安定して支持できる
とともに、補強柱に支持させて窓を取り付けるための壁
体を容易に取り付けることができる。
トは、図5に示すように、請求項1または2に記載の2
方向傾斜ユニットにおいて、天井用四角枠26および床
用四角枠29の角部のうち柱の対角線位置の角部と床用
四角枠29との間に、柱35から天井用四角枠26およ
び床用四角枠29の短辺方向に延びた角部に設けられた
傾斜した梁37Aと平行かつ同一傾斜の補強傾斜梁37
Cが架けわたされていることを特徴とするものである。
このような本発明では、2方向傾斜ユニットに、1本の
傾斜した梁と平行かつ同一傾斜の補強傾斜梁が設けられ
ているので、この傾斜した梁および補強傾斜梁とで支持
させて屋根パネルを取り付けることができ、これによ
り、安定した屋根パネルの取り付けが可能となる。
トは、図6に示すように、請求項1または2に記載の2
方向傾斜ユニットにおいて、天井用四角枠26および床
用四角枠29の角部のうち柱の対角線位置の角部と床用
四角枠29との間に、柱35から天井用四角枠26およ
び床用四角枠29の長辺方向に延びた角部に設けられた
傾斜した梁37Bと平行かつ同一傾斜の補強傾斜梁37
Dが架けわたされていることを特徴とするものである。
このような本発明では、2方向傾斜ユニットに、1本の
傾斜した梁と平行かつ同一傾斜の補強傾斜梁が設けられ
ているので、この傾斜した梁および補強傾斜梁とで支持
させて屋根パネルを取り付けることができ、これによ
り、安定した屋根パネルの取り付けが可能となる。
トは、図1、5、6に示すように、請求項1〜5のいず
れかに記載の2方向傾斜ユニットにおいて、平面視で床
用四角枠29の天井用四角枠26からはみ出した部位に
床面材を設けバルコニBを形成したことを特徴とするも
のである。以上において、バルコニは床用四角枠の長辺
側に形成しても、あるいは短辺側に形成してもよく、さ
らに、両側につまり平面L字状に形成してもよい。この
ような本発明では、天井用四角枠に壁体を設け、この壁
体にバルコニに臨む窓等を取り付けることにより、小屋
裏居室となる2方向傾斜ユニットの室内の通風、採光を
充分に得られるようになる。
は、図面を参照して説明すると、図1に示すように、請
求項6に記載の2方向傾斜ユニットを使用して建てられ
るユニット式建物1’であって、予め工場で生産された
複数の直方体状の建物ユニット2、3の上に小屋裏建物
ユニット12およびバルコニBを有する2方向傾斜ユニ
ット23を載せて構成されていることを特徴とするもの
である。
を含めて3階建てであることが好ましいが、2階建てで
あってもよい。このような本発明では、ユニット式建物
の小屋裏がバルコニを有する2方向傾斜ユニットと小屋
裏建物ユニットとで構成され、2方向傾斜ユニットには
バルコニに臨む窓等の開口が設けられるので、小屋裏居
室の内部空間を拡大できるとともに、屋根の形状を変化
に富んだものとすることができ、かつ、小屋裏居室内の
通風、採光を充分に得られるようになる。
明の第1実施形態を説明する。なお、この実施形態にお
いて、前記従来例と同様の構造、同一部材には、同一符
号を付すとともにその詳細な説明は省略または簡略化す
る。図1に示すように、ユニット式建物1’の前記上階
建物ユニット3の上には、前記小屋裏居室用ユニット1
2およびこのユニット12に隣接して2方向傾斜ユニッ
ト23等を組み合わせることにより建てられ、2方向傾
斜ユニット23等には屋根パネル22A、22Bが取り
付けられて寄棟タイプの屋根4’が形成されている。
された2方向傾斜ユニット23のうちの1つの2方向傾
斜ユニット23Aは、バルコニBが形成されたユニット
であり、従って、このユニット式建物1’は、小屋裏に
バルコニBを有する建物となっている。
傾斜ユニット23は、上方に対向配置される第1、2長
辺天井梁24A、24Bでなる長辺天井梁24、および
この長辺天井梁24の両端同士を連結する第1、2短辺
天井梁25A、25Bでなる短辺天井梁25で形成され
る天井用四角枠26を備えている。この天井用四角枠2
6の下方には、対向配置される第1、2長辺床梁27
A、27Bでなる長辺床梁27、およびこの長辺床梁2
4の両端同士を連結する第1、2短辺天井梁28A、2
8Bでなる短辺床梁28で形成される床用四角枠29が
配置され、この床用四角枠29の大きさは天井用四角枠
26の大きさよりも大きく、かつ、上階建物ユニット3
等の平面大きさとほぼ等しい大きさに形成されている。
7の長さ寸法が長く、短辺天井梁25より短辺床梁28
の長さ寸法が長く形成されている。そして、第1長辺天
井梁24Aおよび第1短辺天井梁25Aと、第1長辺床
梁27Aおよび第1短辺床梁28Aとはそれぞれ同一垂
直面に位置している。
29とは、その角部同士が垂直な柱35と第1、2の傾
斜梁37A、37Bでなる傾斜梁37で連結されてい
る。すなわち、第1長辺天井梁24Aおよび第1短辺天
井梁25Aの連結角部と、第1長辺床梁27Aおよび第
1短辺床梁28Aの連結角部とは垂直な柱35で連結さ
れている。また、第2長辺床梁27Bおよび第2短辺床
梁28Bの連結角部には床用四角枠29に向けて垂直な
補強柱36が立設されている。さらに、第2長辺天井梁
24Bおよび第1短辺天井梁25Aの連結角部と、第2
長辺床梁27Bおよび第1短辺床梁28Aの連結角部と
は第1の傾斜梁37Aで連結され、第1長辺天井梁24
Aおよび第2短辺天井梁25Bの連結角部と、第1長辺
床梁27Aおよび第2短辺床梁28Bの連結角部とは第
2の傾斜梁37Bで連結されている。
根パネル22Aが設けられ、第2の傾斜梁37Bに支持
されて妻側の屋根パネル22Bが設けられ、これによ
り、図1に示すように寄棟タイプの屋根4’が構成され
るようになっている。また、平面視で天井用四角枠26
からはみ出した床用四角枠29の部位を建物のバルコニ
Bとすることができる。この場合、屋根パネル22A、
22BはバルコニB側に所定寸法だけ延ばし、腰壁の代
わりとしてもよい。ここで、天井用四角枠26の第2長
辺天井梁24Bおよび第2短辺天井梁25Bには、床用
四角枠29に向けて垂直な外壁31が設けられるととも
に、この外壁31には窓32(図1参照)等の開口が設
けられている。
妻側の小屋裏建物ユニット12Aは、図3に示すよう
に、前記小屋裏建物ユニット12の短辺部に傾斜面を形
成したと同様の形状となっている。すなわち、小屋裏建
物ユニット12Aは、上下に対向配置される天井用四角
枠46および床用四角枠49を備え、両四角枠46、4
9は、長辺寸法のみが異なるものとなっている。また、
両四角枠46、49の2つの角部には当該四角枠46、
49を連結する柱45が立設され、残りの2つの角部間
には傾斜梁48が架けわたされている。そして、この傾
斜梁48の傾斜は前記2方向傾斜ユニット23の第2階
斜梁37Bの傾斜と同一となっている。
る屋根ユニット43は、図4に示すように、長辺部に傾
斜面が形成されているもので、2方向傾斜ユニット23
Aにおいて天井用四角枠26と床用四角枠29との長さ
寸法を同じとした形状である。この屋根ユニット43の
天井用四角枠56と床用四角枠59とは、長辺方向の2
つの角部同士が垂直な柱55で連結され、残りの2つの
角部間には傾斜梁58が架けわたされている。そして、
この傾斜梁58の傾斜は前記2方向傾斜ユニット23の
第1階斜梁37Aの傾斜と同一となっている。
な効果がある。 2方向傾斜ユニット23は天井用四角枠26を有して
いるので、この2方向傾斜ユニット23をユニット式建
物1’に使用すれば、天井用四角枠26の分だけ小屋裏
居室用ユニット12に続く高さの室内を確保でき、これ
により、小屋裏居室の内部空間を拡大できる。 2方向傾斜ユニット23はその2側面が傾斜している
ので、それぞれの側面に屋根パネル22A、22Bを取
り付けることにより、寄せ棟タイプの屋根4’を形成す
ることができ、建物の屋根4’の形状を変化に富んだも
のとすることができる。
26と床用四角枠29とは、長さおよび幅寸法がことな
り、その差の分だけバルコニBとすることができるの
で、天井用四角枠26に外壁31等の壁体を設け、この
壁体に窓を取り付けることにより、バルコニBに臨む開
口とすることができる。従って、小屋裏居室の採光、通
風を充分に得ることができる。 2方向傾斜ユニット23の天井用四角枠26の柱35
の対角線位置に補強柱36を立設したので、天井用四角
枠26を安定して支持できるとともに、補強柱36に支
持させて窓を取り付けるための外壁31を容易に取り付
けることができる。
コニBを備えているので、変化に富んだ外形の建物とな
る。 2方向傾斜ユニット23の床用四角枠29と直方体状
の建物ユニット3との平面大きさはほぼ等しいので、2
方向傾斜ユニット23を建物ユニット3上に載せて接合
すれば組み合わせることができ、これにより、作業が容
易となり、ユニット式建物の工期の短縮につなげること
ができる。
傾斜ユニット53が示されており、本実施形態では、前
記第1実施形態の2方向傾斜ユニット23が、天井用四
角枠26と床用四角枠29とを2本の柱35、36と2
本の傾斜梁37A、37Bとで連結したものを、補強柱
36に代えて第1傾斜梁37Aと平行かつ同一傾斜の補
強傾斜梁37Cで連結したものである。
は、天井用四角枠26の第2の短辺天井梁25Bから垂
直に外壁31を設けるとともに、この外壁31に窓を取
り付け、床用四角枠29において外壁31の前方に床面
材等を設け、天井用四角枠26と床用四角枠29との長
さの差の分のバルコニBが形成されている。なお、この
実施形態において前記第1実施形態と同一構造および同
一部材には、同一符号を付すとともに、その詳細な説明
は省略または簡略化し、異なる部分のみを説明してあ
る。そして、このような本実施形態においても前記第1
実施形態の〜と同様の作用、効果を得ることができ
る。
傾斜ユニット63が示されており、本実施形態では、前
記第2実施形態の2方向傾斜ユニット53の補強傾斜梁
37Cに代えて、第2傾斜梁37Bと平行かつ同一傾斜
の補強傾斜梁37Dを設けたものである。この2方向傾
斜ユニット63では、天井用四角枠26の第2の長辺天
井梁24Bから垂直に外壁31を設けるとともに、この
外壁31に窓を取り付け、床用四角枠29において外壁
31の前方に床面材等を設け、天井用四角枠26と床用
四角枠29との幅の差の分のバルコニBが形成されてい
る。そして、このような本実施形態においても前記第1
実施形態の〜と同様の作用、効果を得ることができ
る。
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、次に示すような変形形態でもよいものである。す
なわち、前記第1実施形態の2方向傾斜ユニット23で
は、天井用四角枠26と床用四角枠29との連結を垂直
な1本の柱35と補強柱36、第1、2の傾斜梁37
A、37Bとで行っているが、これに限らず、例えば図
7に示すように、補強柱36のない2方向傾斜ユニット
73としてもよい。このような2方向傾斜ユニット73
では、第2の長辺天井梁24Bおよび第2の短辺天井梁
25Bに垂直な外壁31を設けて全体の強度を確保し、
このような外壁31に窓を設ければよい。そして、この
ような実施形態においても前記第1実施形態の〜と
同様の効果を得ることができる。
枠26と床用四角枠29との連結を垂直な1本の柱35
と補強柱36、第1、2の傾斜梁37A、37Bとで行
い、第2実施形態では補強柱36に代わる補強傾斜梁3
7Cを、第3実施形態では補強柱36に代わる補強傾斜
梁37Dを設けて行っていたが、これに限らず、補強柱
36に代えて、天井用四角枠26と床用四角枠29との
角部同士間に、補強傾斜梁37C、37Dと傾斜の異な
る第3の傾斜梁を架けわたしてもよい。そして、このよ
うな実施形態でも前記第1実施形態の〜と同様の効
果を得ることができる。
9との連結を、それぞれの四角枠26、29の第1長辺
天井梁24Aおよび第1長辺床梁27A同士間に、天井
用四角枠26の第1長辺天井梁24Aの両端隅部に立設
される2本の柱と、第2長辺天井梁24Bの両端隅部と
第2長辺床梁27Bの一端および途中との間に架けわた
される2本の傾斜梁とで連結するようにしてもよい。あ
るいは、上記とは逆に、つまり、それぞれの四角枠2
6、29の第1短辺天井梁25Aおよび第1短辺床梁2
8A同士間に2本の柱を架けわたすとともに、第2の短
辺天井梁25Aの両端隅部と第2短辺床梁28Bの一端
および途中との間に2本の斜梁を架けわたしてもよい。
そして、このような実施形態でも前記第1実施形態の
〜と同様の効果を得ることができる。
建物1’の平面四隅に配置された2方向傾斜ユニット2
3のうち1つの2方向傾斜ユニット23AにバルコニB
を設けたが、これに限らず、その他の1つに設けてもあ
るいは四隅の2方向傾斜ユニット23すべてにバルコニ
Bを設けてもよい。また、2方向傾斜ユニット23Aに
隣接する屋根ユニット43にもユニット23Aのバルコ
ニBに続くバルコニを形成してもよい。
傾斜ユニットによれば、天井用四角枠を有しているので
この2方向傾斜ユニットをユニット式建物に使用すれ
ば、天井用四角枠の分だけ小屋裏居室用ユニットに続く
高さの室内を確保でき、これにより、小屋裏居室の内部
空間を拡大できる。また、2方向傾斜ユニットはその2
側面が傾斜しているので、それぞれの側面に屋根パネル
等を取り付けることにより、寄せ棟風の屋根を形成する
ことができ、屋根の形状を変化に富んだものとすること
ができる。さらに、2方向傾斜ユニットの天井用四角枠
から垂直に壁体を設けるとともに、この壁体に窓等を取
り付けることができ、この場合、小屋裏居室内の通風、
採光を充分に得られるようになる。
ット式建物の小屋裏がバルコニを有する2方向傾斜ユニ
ットと小屋裏建物ユニットとで構成され、2方向傾斜ユ
ニットにはバルコニに臨む窓等の開口が設けられるの
で、小屋裏居室の内部空間を拡大できるとともに、屋根
の形状を変化に富んだものとすることができ、かつ、小
屋裏居室内の通風、採光を充分に得られるようになる。
す全体斜視図である。
示す全体斜視図である。
する妻側の小屋裏居室用ユニットを示す全体斜視図であ
る。
する桁側の小屋裏居室用ユニットを示す全体斜視図であ
る。
示す全体斜視図である。
示す全体斜視図である。
全体斜視図である。
ある。
トを示す全体斜視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 上方の天井梁で形成される天井用四角枠
が下方の床梁で形成される床用四角枠よりも小さく形成
されるとともに、これらの天井用四角枠および床用四角
枠の角部同士は垂直方向に延びる柱と複数の傾斜した梁
とで連結され、これらの傾斜した梁を含む側面が傾斜と
なっていることを特徴とする2方向傾斜ユニット。 - 【請求項2】 請求項1に記載の2方向傾斜ユニットに
おいて、前記天井用四角枠および床用四角枠は平面長方
形とされ、前記床用四角枠はユニット式建物を構成する
直方体状の建物ユニットの平面大きさと等しいことを特
徴とする2方向傾斜ユニット。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の2方向傾斜ユ
ニットにおいて、前記天井用四角枠および床用四角枠の
角部のうち前記柱の対角線位置の角部には、前記床用四
角枠に向けて垂直な補強柱が立設されていることを特徴
とする2方向傾斜ユニット。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の2方向傾斜ユ
ニットにおいて、前記天井用四角枠および床用四角枠の
角部のうち前記柱の対角線位置の角部と前記床用四角枠
との間には、前記柱から前記天井用四角枠および床用四
角枠の短辺方向に延びた角部に設けられた前記傾斜した
梁と平行かつ同一傾斜の補強傾斜梁が架けわたされてい
ることを特徴とする2方向傾斜ユニット。 - 【請求項5】 請求項1または2に記載の2方向傾斜ユ
ニットにおいて、前記天井用四角枠および床用四角枠の
角部のうち前記柱の対角線位置の角部と前記床用四角枠
との間には、前記柱から前記天井用四角枠および床用四
角枠の長辺方向に延びた角部に設けられた前記傾斜した
梁と平行かつ同一傾斜の補強傾斜梁が架けわたされてい
ることを特徴とする2方向傾斜ユニット。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の2方向
傾斜ユニットにおいて、平面視で前記床用四角枠の前記
天井用四角枠からはみ出した部位には床面材が設けられ
バルコニが形成されていることを特徴とする2方向傾斜
ユニット。 - 【請求項7】 請求項6に記載の2方向傾斜ユニットを
使用して建てられるユニット式建物であって、予め工場
で生産された複数の直方体状の建物ユニットの上に小屋
裏居室用ユニットおよび前記バルコニを有する2方向傾
斜ユニットを載せて構成されていることを特徴とするユ
ニット式建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26979997A JP4226091B2 (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 2方向傾斜ユニットおよびそのユニットを使用したユニット式建物 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP26979997A JP4226091B2 (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 2方向傾斜ユニットおよびそのユニットを使用したユニット式建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11107377A true JPH11107377A (ja) | 1999-04-20 |
JP4226091B2 JP4226091B2 (ja) | 2009-02-18 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP26979997A Expired - Fee Related JP4226091B2 (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 2方向傾斜ユニットおよびそのユニットを使用したユニット式建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4226091B2 (ja) |
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
US7940458B2 (en) | 2004-10-18 | 2011-05-10 | Sony Corporation | Laser light source device, hologram apparatus, and method for detecting laser light |
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1997
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