JPH1171842A - 外側構造パネル及びそれを用いた壁の取付構造 - Google Patents

外側構造パネル及びそれを用いた壁の取付構造

Info

Publication number
JPH1171842A
JPH1171842A JP23103197A JP23103197A JPH1171842A JP H1171842 A JPH1171842 A JP H1171842A JP 23103197 A JP23103197 A JP 23103197A JP 23103197 A JP23103197 A JP 23103197A JP H1171842 A JPH1171842 A JP H1171842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
outer structural
structural panel
peripheral frame
nailed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23103197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hasegawa
賢司 長谷川
Takashi Ogino
剛史 荻野
Minoru Endo
稔 遠藤
Takeshi Otsuka
武 大塚
Shuji Nishimura
修二 西村
Toshiyuki Konishi
俊行 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiken Trade and Industry Co Ltd filed Critical Daiken Trade and Industry Co Ltd
Priority to JP23103197A priority Critical patent/JPH1171842A/ja
Publication of JPH1171842A publication Critical patent/JPH1171842A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右に隣接する管柱1,1間と上下に隣接す
る胴差2及び土台3間とに受材を介して内壁面材20を
取り付ける場合の施工性を向上させる。 【解決手段】 外側構造面材7の室内側面外周部の全体
に周辺枠材9を一体に取り付けた外側構造パネル6を設
け、周辺枠材9の全体を外側構造面材7の外周縁から所
定間隔をあけた位置に取り付けて外側構造面材7の外周
部の全体に耳部11を形成し、外側構造パネル6を左右
に隣接する管柱1,1と上下に隣接する胴差2及び土台
3とに対し、その周辺枠材9及び外側構造面材7の耳部
11にてそれぞれ釘着して取り付け、この外側構造パネ
ル6の周辺枠材9を受材としてそれに内壁面材20を釘
着する。外側構造パネル6を管柱1及び胴差2及び土台
3に釘着するだけで、内壁面材20の受材を同時に取り
付け得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁構造パネル及
びそれを用いた壁の取付構造に関する技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、構造体とするために壁に構造
面材を用いた木造住宅においては、内外壁を共に柱の露
出しない構造とするいわゆる大壁工法と呼ばれる工法が
一般的に採用されている。この理由としては、筋違の代
わりに壁パネルを構造面材として用いることが挙げら
れ、構造面材を直接柱に打ち付けることによって所望の
壁強度が得られる。
【0003】ところで、住宅金融公庫の融資を受けるた
めの基準として、高齢化等の身体的弱化を想定して構造
上の配慮をしたいわゆるバリアフリータイプという性能
を持つ住宅基準がある。このバリアフリーの基準の中に
は廊下という項目があり、主たる廊下の幅は780mm
以上にすることを必要としている。
【0004】壁の一般的な納め方としては、廊下の長さ
方向に沿った柱間に胴縁を渡し、この上に壁下地を釘着
することが行われる。そして、この場合、強度の確保の
ために通常は30mmの胴縁が用いられており、廊下幅
方向に対向する柱の中心間の距離を910mmとする芯
−芯910モジュールで住宅を建てた場合、壁下地の厚
さを12mm、柱を105×105mmの角材とする
と、壁下地内面間で721(=910−2×(105/
2+30+12))mmの距離しか確保できず、上記バ
リアフリータイプの廊下を満たすことができない。
【0005】バリアフリータイプの廊下を満たすために
考えられる方法として、モジュールを広げる方法や胴縁
を使わないで直接に壁下地を釘着する方法等がある。し
かし、前者の方法のようにモジュールを広げるには仕様
部材を全て変更する必要があり、実用面で問題がある。
【0006】ところで、1990年11月26日付けの
建設省告示1897号によって、建設省告示1100号
の一部が改正され、真壁構造の面材耐力壁が追加され
た。そして、この真壁構造の場合、上記住宅金融公庫の
基準を満たすには廊下幅方向に対向する柱の対向面間の
距離が750mm以上で、内壁の内面間の距離が780
mm以上であればよいこととなる。上記芯−芯910モ
ジュールの住宅では、柱の内面間の距離は805mmで
あり、十分に公庫のバリアフリー基準を満たしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記真壁構造の面材耐
力壁を施工する内面耐力壁工法は大きく分けて受材タイ
プと貫タイプとの2種類に分けられる。真壁耐力壁で構
造用面材の下地に受材を用いる上記受け材タイプの場
合、30×40mm以上の寸法の受材を柱及び梁桁、土
台、その他の横架材に対し、N75以上の釘を用いて3
00mm以下の間隔で平打ちし、その受材や間柱等に構
造用面材を留め付ける必要がある。
【0008】しかし、この壁の取付構造では、躯体柱間
内側に四周に亘り受材を設け(間柱はそのまま受材とし
てもよい)、ここに室内側から内側構造面材を釘着して
いるため、それぞれの場所に受材を取り付ける必要があ
り、その施工性が悪くなる問題は避けられない。
【0009】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもの
で、その主たる目的は、上記した受材タイプにより施工
される真壁耐力壁等の壁の取付構造において、その施工
性を向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、予め、受材としての枠材を外側構
造面材に一体に取り付けた外側構造パネルを設けてお
き、この外側構造パネルの枠材を柱間又は横架材間に嵌
め込んで、その枠材及び外側構造面材の外周部をそれぞ
れ柱又は横架材に釘着することで、外側構造パネルを柱
又は横架材に取り付け、この外側構造パネルの枠材を受
材としてそれに内壁面材を釘着するようにした。
【0011】具体的には、請求項1及び2は外側構造パ
ネルの発明であり、請求項1の発明では、左右に隣接す
る柱間及び/又は上下に隣接する横架材間に取り付けら
れて壁を構成する外側構造パネルとして、壁の室外側に
配置される外側構造面材と、この外側構造面材の室内側
面外周部の少なくとも一部に一体に取り付けられ、上記
左右に隣接する柱間及び/又は上下に隣接する横架材間
に柱及び/又は横架材に接した状態で壁の室外側から嵌
合される周辺枠材とを備えてなり、上記周辺枠材の少な
くとも一部を外側構造面材の外周縁から所定間隔をあけ
た位置に取り付けることにより、上記外側構造面材の外
周部の少なくとも一部に耳部が形成されているものとす
る。
【0012】そして、上記周辺枠材が柱及び/又は横架
材の対向側面に釘着される一方、上記外側構造面材の耳
部が柱及び/又は横架材の室外側面に釘着されるように
構成するとともに、上記周辺枠材に、壁の室内側に配置
される内壁面材がその室内側面を柱及び/又は横架材の
室内側面に対し略面一又は壁の室外側に位置させて釘着
されるように構成する。
【0013】上記の構成により、外側構造パネルの周辺
枠材が壁の室外側から柱間及び/又は横架材間に嵌合さ
れてそれらの対向側面に釘着される。また、外側構造パ
ネルの外側構造面材外周部の少なくとも一部に耳部が形
成されており、この耳部が柱及び/又は横架材の室外側
面に釘着される。これらの釘着によって外側構造パネル
が柱及び/又は横架材に取り付けられる。そして、この
外側構造パネルの周辺枠材に対し内壁面材がその室内側
面を柱及び/又は横架材の室内側面に対し略面一又は壁
の室外側に位置させて釘着され、このことで、柱間及び
/又は横架材間に外壁構造パネル及び内壁面材が渡され
た壁構造が得られる。
【0014】この場合、予め周辺枠材が外側構造面材に
一体的に取り付けられている外側構造パネルを用い、そ
れを柱及び/又は横架材に周辺枠材及び外側構造面材外
周の耳部にてそれぞれ釘着し、この外側構造パネルの周
辺枠材を受材としてそれに内壁面材を釘着する取付構造
であるので、外側構造パネルを柱及び/又は横架材に釘
着するだけで同時に内壁面材の受材が取り付けられるこ
ととなり、その受材ないし壁の施工性を高めることがで
きる。
【0015】また、上記内壁面材は外側構造パネルの周
辺枠材に、内壁面材の室内側面が柱及び/又は横架材の
室内側面に対し略面一又は壁の室外側に位置するように
釘着されるので、例えば廊下の幅方向両側にそれぞれ上
記の壁構造を施工する場合、その廊下幅方向に対向する
柱の対向面間の距離(既述した芯−芯910モジュール
の住宅では805mm)をそのまま廊下の幅寸法として
確保でき、住宅金融公庫のバリアフリー住宅の基準を容
易に満足させることができる。
【0016】請求項2の発明では、上記外側構造面材の
室内側面の中央部に中間枠材が一体に取り付けられてい
る構造とする。こうすれば、この中間枠材をも内壁面材
の受材として利用でき、壁の強度を高めることができ
る。
【0017】請求項3〜10は上記外側構造パネルを用
いた壁の取付構造の発明である。すなわち、請求項3の
発明は、左右に隣接する柱間及び/又は上下に隣接する
横架材間に、壁の室外側に配置される外側構造パネル
と、壁の室内側に配置される内壁面材とが取り付けられ
る壁の取付構造であり、上記外側構造パネルは、外側構
造面材と、該外側構造面材の室内側面外周部の少なくと
も一部に一体に取り付けられ、上記左右に隣接する柱間
及び/又は上下に隣接する横架材間に柱及び/又は横架
材の対向側面に接した状態で壁の室外側から嵌合される
周辺枠材とを備えてなり、上記周辺枠材の少なくとも一
部を外側構造面材の外周縁から所定間隔をあけた位置に
取り付けることにより、上記外側構造面材の外周部の少
なくとも一部に耳部が形成されているものとする。
【0018】そして、上記外側構造パネルの周辺枠材が
柱及び/又は横架材の対向側面に釘着されている一方、
上記外側構造面材の耳部が柱及び/又は横架材の室外側
面に釘着されている。さらに、上記外側構造パネルの周
辺枠材に上記内壁面材が釘着されている構造とする。
【0019】この構成によると、上記請求項1の発明と
同様に、外側構造パネルを柱及び/又は横架材に、パネ
ルの枠材及び外側構造面材外周の耳部にてそれぞれ釘着
するだけで、内壁面材の受材が同時に取り付けられ、内
壁面材用の受材ないし壁の施工性を高めることができ
る。しかも、廊下の幅方向両側にそれぞれ上記の壁構造
を施工する場合でも、内壁面材の室内側面を柱及び/又
は横架材の室内側面に対し略面一又は壁の室外側に位置
させれば、その廊下幅方向の柱の内面間の距離をそのま
ま廊下の幅寸法として、公庫のバリアフリー住宅の基準
を容易に満たすことができる。
【0020】請求項4の発明では、上記請求項3の壁の
取付構造において、外側構造パネルにおける外側構造面
材の室内側面の中央部に中間枠材が一体に取り付けられ
ている構造とする。このことで、請求項2の発明と同様
の作用効果が得られる。
【0021】請求項5の発明では、請求項3又は4の壁
の取付構造において、外側構造パネルの周辺枠材内の外
側構造面材に断熱材が一体的に設けられており、この断
熱材の厚さは、周辺枠材の厚さから周辺枠材を柱又は横
架材に釘着するための釘打ち代部を残した厚さに設定す
る。こうすれば、周辺枠材を釘打ち代部にて柱及び/又
は横架材に釘着することができるので、柱及び/又は横
架材に対する外側構造パネルの周辺枠材での釘着を容易
に行いながら、外側構造パネルと内壁面材との間に断熱
材を配置して断熱構造の壁が得られる。
【0022】請求項6の発明では、請求項3〜5のいず
れかの壁の取付構造において、外側構造パネルの周辺枠
材は外側構造面材の外周部全体に取り付けられていて、
左右の柱及び上下の横架材にそれぞれ釘着されており、
内壁面材の少なくとも四周が上記周辺枠材に釘着されて
いる構造とする。このことで、外側構造パネルの外周全
体に、内壁面材の受材としての周辺枠材が配置されるの
で、内壁面材を構造用面材で構成すれば、内側耐力壁を
容易に実現することができる。
【0023】請求項7の発明では、請求項3〜6のいず
れかの壁の取付構造において、外側構造パネルの周辺枠
材の厚さは、柱及び/又は横架材の厚さから内壁面材の
厚さを引いた寸法に設定されており、上記周辺枠材に内
壁面材がその室内側面を柱及び/又は横架材の室内側面
と略面一に位置させて釘着されている構造とする。こう
すると、内壁面材の室内側面が柱及び/又は横架材の室
内側面と略面一になる壁構造が容易に得られる。
【0024】請求項8の発明では、請求項3〜6のいず
れかの壁の取付構造において、外側構造パネルの周辺枠
材の厚さは、柱及び/又は横架材の厚さから内壁面材の
厚さを引いた寸法よりも薄く設定されており、上記周辺
枠材に内壁面材がその室内側面を柱及び/又は横架材の
室内側面よりも壁の室外側に位置させて釘着されている
構造とする。このことで、内壁面材の室内側面が柱及び
/又は横架材の室内側面よりも壁の室外側に位置する真
壁構造が容易に得られる。
【0025】請求項9の発明では、請求項3〜8のいず
れかの壁の取付構造において、左右に隣接する柱の一方
の径が他方の柱よりも大きく設定され、外側構造パネル
において上記径の大きい柱と接する部分に耳部がなく、
外側構造パネルは上記径の大きい柱に周辺枠材のみで釘
着されている構造とする。こうすれば、隣接する柱の径
が互いに異なっていても、外壁構造パネル及び内壁面材
を容易に取り付けることができる。
【0026】請求項10の発明では、請求項3〜9のい
ずれかの壁の取付構造において、上側の横架材が胴差で
ある一方、下側の横架材は胴差よりも径の大きな土台で
あり、外側構造パネルにおいて上記土台と接する部分に
耳部がなく、外側構造パネルは上記土台に周辺枠材のみ
で釘着されている構造とする。このことで、上下に隣接
する胴差及び土台の径が互いに異なっていても、外壁構
造パネル及び内壁面材を容易に取り付けることができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1〜図4は本発明の実施形態1を示
し、1,1は住宅において左右方向に所定間隔をあけて
立設された例えば105mmの角材からなる管柱、2は
上記左右に隣接する管柱1,1の上端部間に水平に掛け
渡された上側横架材としての例えば105×240mm
の角材からなる胴差、3は同様に隣接する管柱1,1の
下端部間に水平に架設された下側横架材としての例えば
105×105mmの角材からなる土台であり、上記左
右に隣接する管柱1,1間と、上下に隣接する胴差2及
び土台3間(横架材間)とに囲まれた部分に、壁の室外
側に位置する外側構造パネル6と、壁の室内側に位置す
る内壁面材20とがそれぞれ取り付けられている。
【0028】上記外側構造パネル6は、図3に示すよう
に、壁の室外側に配置される外側構造面材7を備えてい
る。この外側構造面材7は、例えば構造用合板やOSB
(オリエンテッドストランドボード)、パーティクルボ
ード、MDF(中比重繊維板)、シージングボード、V
SF(火山性ガラス質積層板)等の面材耐力壁として適
した例えば12mmの厚さの縦長長方形状の面材が用い
られ、その縦寸法は上記胴差2及び土台3の中心間の距
離に、また横寸法は管柱1,1の中心間の距離にそれぞ
れ設定されている。
【0029】また、上記外側構造面材7の室内側面に
は、例えば30×40mmの角材を外側構造面材7の外
周部に沿って縦長方形状に接合した、左右垂直部9a,
9a及び上下水平部9b,9bからなる周辺枠材9が一
体に取付固定されている。また、この周辺枠材9内の左
右中央には、上下水平部9b,9b間に亘って上下方向
に延びかつ周辺枠材9と同じ30×40mmの角材から
なる間柱10(中間枠材)が配置され、この間柱10も
外側構造面材7に一体に取付固定されている。
【0030】上記周辺枠材9は外側構造面材7の外周縁
から所定間隔をあけた位置に取り付けられている。つま
り、外側構造面材7においてその外周縁と周辺枠材9と
の間の部分は耳部11に形成されており、外側構造パネ
ル6を上記左右に隣接する管柱1,1間と上下に隣接す
る胴差2及び土台3間とに壁の室外側から取り付けると
きに、周辺枠材9が管柱1,1間と胴差2及び土台3間
とに対し両管柱1,1の対向側面並びに胴差2の下面及
び土台3の上面(いずれも対向側面)とそれぞれ接した
状態で壁の室外側から嵌合され、かつ耳部11が管柱
1、胴差2及び土台3の各室外側面の半部を覆うように
なっている。
【0031】また、外側構造パネル6の周辺枠材9内
(周辺枠材9に対し中央側)の外側構造面材7には間柱
10を除いた部分に断熱材14,14が一体的に接着さ
れ、図1及び図2に示す如く、この断熱材14の厚さ
は、周辺枠材9の厚さ(上記寸法例では40mm)から
周辺枠材9を管柱1、胴差2及び土台3に釘着するため
の釘打ち代部13を残した厚さに設定されている。
【0032】そして、外側構造パネル6は、左右に隣接
する管柱1,1と上下に隣接する胴差2及び土台3とに
対し、周辺枠材9が管柱1,1間と胴差2及び土台3間
とに両管柱1,1の対向側面並びに胴差2の下面及び土
台3の上面とそれぞれ接した状態で嵌合されて、周辺枠
材9全体の釘打ち代部13にて各管柱1の対向側面並び
に胴差2下面及び土台3上面に壁の室内側から釘着さ
れ、かつ周辺枠材9外周側の外側構造面材7である耳部
11が管柱1、胴差2及び土台3の各室外側面に壁の室
外側から釘着されている。
【0033】一方、上記内壁面材20は、例えば12m
m厚さの縦長長方形状の構造用面材からなり、その縦寸
法は胴差2下面と土台3上面との間の距離に、また横寸
法は管柱1,1の対向側面間の距離にそれぞれ設定され
ている。この内壁面材20はその四周にて上記外側構造
パネル6の周辺枠材9に、また左右中央部にて間柱10
にそれぞれ壁の室内側から釘着されている。そして、外
側構造パネル6の周辺枠材9と内壁面材20との厚さの
関係は、周辺枠材9の厚さ(上記寸法例では40mm)
が管柱1、胴差2及び土台3の厚さ(同いずれも105
mm)から内壁面材20の厚さ(同12mm)を引いた
寸法よりも薄くなるように設定されており、このこと
で、内壁面材20の室内側面は管柱1、胴差2及び土台
3の各室内側面よりも壁の室外側に段差状に窪んでい
て、真壁構造とされている。尚、図中、Nは釘着用の釘
である。
【0034】次に、上記実施形態の壁の構造の施工順序
について説明する。まず、予め外側構造面材7に周辺枠
材9及び間柱10(中間枠材)と断熱材14,14とが
一体に取り付けられている外側構造パネル6を、その周
辺枠材9等が壁の室内側に向くように配置して、左右の
管柱1,1間と胴差2及び土台3間とで囲まれる開口部
に壁の室外側から嵌挿する。この状態では、上記管柱
1,1間並びに胴差2及び土台3間の開口部に周辺枠材
9が嵌合され、周辺枠材9の外周面が管柱1,1同士の
対向側面、胴差2下面及び土台3上面にそれぞれ当接す
る。また、外側構造パネル6の外側構造面材7の外周部
で構成されている耳部11が管柱1、胴差2及び土台3
の各室外側面に当接する。
【0035】その後、壁の室内側から、上記外側構造パ
ネル6の周辺枠材9をその壁の室内側にある釘打ち代部
13にて管柱1,1の対向側面、胴差2下面及び土台3
上面にそれぞれ釘着する。その際、断熱材14の厚さを
周辺枠材9よりも薄くして、周辺枠材9に釘打ち代部1
3を残しているので、この釘打ち代部13にて周辺枠材
9を管柱1、胴差2及び土台3に容易に釘着できる。つ
まり、管柱1、胴差2及び土台3に対する外側構造パネ
ル6の周辺枠材9での釘着を容易に行いながら、外側構
造パネル6(内壁面材20との間)に断熱材14を配置
して、断熱構造の壁が容易に得られる。
【0036】また、この周辺枠材9の釘着作業と前後し
て、壁の室外側から、上記外側構造面材7の外周部全体
の耳部11を管柱1、胴差2及び土台3の室外側面にそ
れぞれ釘着する。以上の周辺枠材9及び耳部11の釘着
によって外側構造パネル6が管柱1、胴差2及び土台3
に取付固定される。
【0037】この外側構造パネル6の取付状態では、そ
の周辺枠材9が管柱1、胴差2及び土台3により囲まれ
る開口部の内周縁に沿って配置される。従って、その
後、壁の室内側から内壁面材20を四周にて上記周辺枠
材9に、また左右中央部にて間柱10にそれぞれ釘着す
ることができる。このことで、内壁面材20の室内側面
が管柱1、胴差2及び土台3の室内側面よりも壁の室外
側に位置するように段差状に凹陥した真壁構造が得られ
る。
【0038】したがって、この実施形態では、上記の如
く、予め周辺枠材9及び間柱10が外側構造面材7に一
体に取り付けられている外側構造パネル6を管柱1、胴
差2及び土台3に対し、その周辺枠材9及び外側構造面
材7外周の耳部11にてそれぞれ釘着し、この外側構造
パネル6の周辺枠材9及び間柱10を受材としてそれに
内壁面材20を釘着する取付構造であるので、外側構造
パネル6を釘着して取り付けるだけで、内壁面材20の
受材が同時に管柱1、胴差2及び土台3に形成される。
よって、その内壁面材20用の受材、延いては壁の施工
性を高めることができる。
【0039】また、上記内壁面材20は、その室内側面
が管柱1等の室内側面よりも壁の室外側に位置するよう
に凹陥しているので、図4に示すように、例えば廊下の
幅方向両側にそれぞれ上記の壁構造を施工する場合、そ
の廊下幅方向に対向する管柱1,1の対向面間の距離
(芯−芯910モジュールの住宅では805mm)をそ
のまま廊下の幅寸法として確保でき、芯−芯910モジ
ュールの住宅であっても住宅金融公庫のバリアフリー住
宅の基準を容易に満たすことができる。
【0040】しかも、外側構造パネル6の周辺枠材9は
外側構造面材7の外周全体に取り付けられていて、左右
の管柱1,1、胴差2及び土台3に釘着されているの
で、外側構造パネル6の外周全体に、内壁面材20の受
材としての周辺枠材9が配置されることとなり、壁の表
裏面材が共に構造面材であることから、室内側が真壁構
造である真壁耐力壁が容易に得られ、その壁倍率5.0
を実現することができる。
【0041】また、外側構造パネル6の周辺枠材9内の
外側構造面材7に上下方向の間柱10(中間枠材)が一
体に取り付けられているので、この間柱10をも内壁面
材20の受材として利用でき、壁の強度を高めることが
できる。
【0042】(実施形態2)図5は本発明の実施形態2
を示し(尚、以下の各実施形態では図1〜図3と同じ部
分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略す
る)、外側構造パネル6における周辺枠材9及び間柱1
0の厚さを変えた壁構造としたものである。
【0043】すなわち、この実施形態では、外側構造パ
ネル6の周辺枠材9及び間柱10は例えば70×93m
mの角材からなっていて、その厚さ(寸法例では93m
m)は、管柱1(胴差2及び土台3)の厚さ(同105
mm)から内壁面材20の厚さ(同12mm)を引いた
寸法に設定されている。このことによって、外側構造パ
ネル6の周辺枠材9ないし間柱10に内壁面材20がそ
の室内側面を管柱1(胴差2及び土台3)の室内側面と
略面一に位置させて釘着されるようになっている。
【0044】また、上記周辺枠材9及び間柱10の厚さ
が増えた分だけ断熱材14も厚くなり、その厚さは50
mmとされている(寸法例では釘打ち代部13の幅は9
3−50=43mmとなる)。その他の構成は上記実施
形態1と同様である。
【0045】したがって、この実施形態でも実施形態1
と同様の作用効果が得られる。また、内壁面材20の室
内側面が管柱1(胴差2及び土台3)の室内側面と略面
一であるので、室内側が面一な壁構造の耐力壁が容易に
得られる。
【0046】(実施形態3)図6は実施形態3を示す。
この実施形態では、上記実施形態2とは異なり、外側構
造パネル6の周辺枠材9内の上下中央部に、周辺枠材9
の左右垂直部9a,9a間に亘って水平方向に延びかつ
周辺枠材9と同じ70×93mmの角材からなる中間枠
材12が配置されて外側構造面材7に一体に取付固定さ
れている。その他は上記実施形態2と同様の構成であ
り、よって、この実施形態でも実施形態2と同様の作用
効果を奏することができる。
【0047】(実施形態4)図7は実施形態4を示し、
隣接する柱の径が異なる場合に適用したものである。す
なわち、この実施形態では、管柱1と隅柱1′とが左右
に隣接していて、隅柱1′の径は管柱1よりも大きく、
例えば管柱1が105×105mmの角材からなるのに
対し、隅柱1′は120×120mmの角材からなる。
両柱1,1′は各々の室内側面が同じ鉛直平面上の位置
となるように隅柱1′が管柱1に対して壁の室外側にず
れて配置されている。そして、外側構造パネル6の外側
構造面材7において、上記径の小さい管柱1と接する図
で右側部分には耳部11が形成されていて、その耳部1
1が管柱1の室外側面を覆っているが、径の大きい隅柱
1′と接する図で左側部分には耳部11がなく、周辺枠
材9は外側構造面材7の外周端縁にその側端面と面一に
なるように取り付けられている。そして、この外側構造
パネル6の図で左側部分の側縁部では、周辺枠材9及び
外側構造面材7の双方(外側構造パネル6全体)が隅柱
1′の管柱1との対向側面に嵌合して接し、この隅柱
1′に対し外側構造パネル6が周辺枠材9のみで釘着さ
れている。尚、間柱10は省略されている。
【0048】この実施形態の場合、隣接する柱1,1′
の径が互いに異なっていても、外側構造パネル6及び内
壁面材20を容易に取り付けることができる。
【0049】(実施形態5)図8は実施形態5を示し、
上記実施形態では、隣接する柱1,1′の径が互いに異
なっているのに対し、上下に隣接する胴差2及び土台3
の径が互いに異なっている場合に適用したものである。
【0050】この実施形態では、土台3の径は胴差2よ
りも大きく、例えば胴差2が105×240mmの角材
からなるのに対し、土台3は120×120mmの角材
からなる。胴差2及び土台3は各々の中心部が同じ鉛直
平面上の位置となるように配置され、土台3の室外側面
が胴差2よりも壁の室外側に位置している。そして、外
側構造パネル6の外側構造面材7において、上記径の小
さい胴差2と接する図で上側部分には耳部11が形成さ
れていて、その耳部11が胴差2の室外側面を覆ってい
るが、径の大きい土台3と接する図で下側部分には耳部
11がなく、周辺枠材9は外側構造面材7の外周端縁に
その下端面と面一になるように取り付けられている。つ
まり、この外側構造パネル6の図で下側部分の下縁部で
は、周辺枠材9及び外側構造面材7の双方(外側構造パ
ネル6全体)が土台3の上面(胴差2との対向面)に嵌
合して接し、この土台3に対し外側構造パネル6が周辺
枠材9のみで釘着されている。
【0051】したがって、この実施形態では、胴差2及
び土台3の径が互いに異なっていても、外側構造パネル
6及び内壁面材20を容易に取り付けることができる。
【0052】(実施形態6)図9は実施形態6を示し、
外側構造パネル6の外側構造面材7に周辺枠材9のみを
取り付け、間柱10や中間枠材12をなくしたものであ
る。この周辺枠材9内の外側構造面材7にそれよりも厚
さの薄い断熱材14が周辺枠材9に釘打ち代部13を残
して接着されている。この実施形態でも上記実施形態1
と同様の作用効果を奏することができる。
【0053】(実施形態7)図10は実施形態7を示
す。この実施形態では、外側構造パネル6の周辺枠材9
を外側構造面材7の左右両側部に位置する左右1対の垂
直部9a,9aのみで構成し、この各垂直部9aは上下
端部をそれぞれ外側構造面材7の上下端部と間隔をあけ
て取り付けられている。よって、外側構造面材7の耳部
11は周辺枠材9の各垂直部9aの左右外側のみならず
上下端部、つまり外周部全体に形成されている。この実
施形態の場合、外側構造パネル6の周辺枠材9は、左右
に隣接する管柱1,1のみに釘着される。この実施形態
の構造は、内壁面材20として構造面材を用いない場合
等に用いられる。
【0054】(実施形態8)図11は実施形態8を示
し、上記実施形態7の構成の外側構造パネル6におい
て、周辺枠材9の一方(図で左側)の垂直部9aを外側
構造面材7の外周端縁にその側端面と面一になるように
取り付けて、その部分の耳部11をなくしたものであ
る。この実施形態でも、上記実施形態4のように隣接す
る柱1,1′の径が互いに異なり(図7参照)、かつ内
壁面材20に構造面材を用いない場合に、外側構造パネ
ル6及び内壁面材20を容易に取り付けることができ
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1又は3の発
明によると、外側構造面材の室内側面外周部の少なくと
も一部に周辺枠材を一体に取り付けた外側構造パネルを
設け、その周辺枠材の少なくとも一部を外側構造面材の
外周縁から所定間隔をあけた位置に取り付けて外側構造
面材の外周部の少なくとも一部に耳部を形成し、外側構
造パネルを左右に隣接する柱及び/又は上下に隣接する
横架材に対し、その周辺枠材及び外側構造面材の耳部に
てそれぞれ釘着して取り付け、この外側構造パネルの周
辺枠材を受材としてそれに内壁面材を釘着するようにし
たことにより、外側構造パネルを柱及び/又は横架材に
釘着するだけで、内壁面材の受材を同時に取り付けて、
その受材ないし壁の施工性の向上を図ることができる。
しかも、廊下の幅方向両側にそれぞれ壁構造を施工する
場合でも、その廊下幅方向の柱の内面間の距離をそのま
ま廊下の幅寸法として確保して、住宅金融公庫のバリア
フリー住宅の基準の達成の容易化を図ることができる。
【0056】請求項2又は4の発明では、外側構造パネ
ルにおける外側構造面材の室内側面の中央部に中間枠材
を一体に取り付けたことにより、この中間枠材を内壁面
材の受材として利用して壁の強度を高めることができ
る。
【0057】請求項5の発明によると、外側構造パネル
の周辺枠材内の外側構造面材に、周辺枠材の厚さから釘
着のための釘打ち代部を残した厚さの断熱材を一体的に
設けたことにより、柱及び/又は横架材に対する外側構
造パネルの周辺枠材での釘着を容易に行いながら、外側
構造パネル及び内壁面材間に断熱材を配置した断熱構造
の壁を得ることができる。
【0058】請求項6の発明によると、周辺枠材を外側
構造面材の外周全体に取り付けて左右の柱及び上下の横
架材に釘着し、内壁面材の少なくとも四周を周辺枠材に
釘着したことにより、外側構造パネルの外側構造面材の
外周全体に内壁面材の受材としての周辺枠材を配置で
き、内壁面材を構造用面材として耐力壁の実現の容易化
を図ることができる。
【0059】請求項7の発明によると、外側構造パネル
の周辺枠材の厚さを柱及び/又は横架材の厚さから内壁
面材の厚さを引いた寸法にし、周辺枠材に内壁面材をそ
の室内側面が柱及び/又は横架材の室内側面と略面一に
位置するように釘着したことにより、柱と面一の壁構造
が容易に得られる。
【0060】請求項8の発明によれば、外側構造パネル
の周辺枠材の厚さを柱及び/又は横架材の厚さから内壁
面材の厚さを引いた寸法よりも薄く設定し、周辺枠材に
内壁面材をその室内側面が柱及び/又は横架材の室内側
面よりも壁の室外側に位置するように釘着したことによ
り、真壁構造が容易に得られる。
【0061】請求項9の発明によると、左右に隣接する
柱の一方の径を他方の柱よりも大きく設定し、外側構造
パネルにおいて上記径の大きい柱と接する部分の耳部を
なくし、径の大きい柱に外側構造パネルを周辺枠材のみ
で釘着したことにより、左右に隣接する柱の径が互いに
異なっていても、外壁構造パネル及び内壁面材を容易に
取り付けることができる。
【0062】請求項10の発明によると、上側横架材を
胴差とし、これに上下に隣接する下側横架材を胴差より
も径の大きな土台とし、外側構造パネルにおいて上記土
台と接する部分の耳部をなくし、土台に外側構造パネル
を周辺枠材のみで釘着したことにより、上下に隣接する
胴差及び土台の径が互いに異なっていても、外壁構造パ
ネル及び内壁面材を容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る壁の取付構造を示す
平面断面図である。
【図2】実施形態1に係る壁の取付構造を示す側面断面
図である。
【図3】実施形態1に係る外側構造パネルの斜視図であ
る。
【図4】廊下の幅方向両側に壁の取付構造を適用した場
合を示す平面図である。
【図5】実施形態2を示す図1相当図である。
【図6】実施形態3を示す図2相当図である。
【図7】実施形態4を示す図1相当図である。
【図8】実施形態5を示す図2相当図である。
【図9】実施形態6を示す図3相当図である。
【図10】実施形態7を示す図3相当図である。
【図11】実施形態8を示す図3相当図である。
【符号の説明】
1 管柱(柱) 1′ 隅柱(柱) 2 胴差(横架材) 3 土台(横架材) 6 外側構造パネル 7 外側構造面材 9 周辺枠材 10 間柱(中間枠材) 11 耳部 12 中間枠材 13 釘打ち代部 14 断熱材 20 内壁面材 N 釘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 5/02 E04B 5/02 F (72)発明者 大塚 武 大阪府大阪市北区中之島2丁目3番18号 大建工業株式会社内 (72)発明者 西村 修二 大阪府大阪市北区中之島2丁目3番18号 大建工業株式会社内 (72)発明者 小西 俊行 大阪府大阪市北区中之島2丁目3番18号 大建工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に隣接する柱間及び/又は上下に隣
    接する横架材間に取り付けられて壁を構成する外側構造
    パネルであって、 壁の室外側に配置される外側構造面材と、 上記外側構造面材の室内側面外周部の少なくとも一部に
    一体に取り付けられ、上記左右に隣接する柱間及び/又
    は上下に隣接する横架材間に柱及び/又は横架材に接し
    た状態で壁の室外側から嵌合される周辺枠材とを備えて
    なり、 上記周辺枠材の少なくとも一部を外側構造面材の外周縁
    から所定間隔をあけた位置に取り付けることにより、上
    記外側構造面材の外周部の少なくとも一部に耳部が形成
    されており、 上記周辺枠材が柱及び/又は横架材の対向側面に釘着さ
    れる一方、上記外側構造面材の耳部が柱及び/又は横架
    材の室外側面に釘着されるように構成され、 上記周辺枠材に、壁の室内側に配置される内壁面材がそ
    の室内側面を柱及び/又は横架材の室内側面に対し略面
    一又は壁の室外側に位置させて釘着されるように構成さ
    れていることを特徴とする外側構造パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1の外側構造パネルにおいて、 外側構造面材の室内側面の中央部に中間枠材が一体に取
    り付けられていることを特徴とする外側構造パネル。
  3. 【請求項3】 左右に隣接する柱間及び/又は上下に隣
    接する横架材間に、壁の室外側に配置される外側構造パ
    ネルと、壁の室内側に配置される内壁面材とが取り付け
    られる壁の取付構造であって、 上記外側構造パネルは、外側構造面材と、該外側構造面
    材の室内側面外周部の少なくとも一部に一体に取り付け
    られ、上記左右に隣接する柱間及び/又は上下に隣接す
    る横架材間に柱及び/又は横架材に接した状態で壁の室
    外側から嵌合される周辺枠材とを備えてなり、 上記外側構造パネルの周辺枠材の少なくとも一部を外側
    構造面材の外周縁から所定間隔をあけた位置に取り付け
    ることにより、上記外側構造面材の外周部の少なくとも
    一部に耳部が形成されており、 上記外側構造パネルの周辺枠材が柱及び/又は横架材の
    対向側面に釘着されている一方、上記外側構造面材の耳
    部が柱及び/又は横架材の室外側面に釘着されており、 上記外側構造パネルの周辺枠材に上記内壁面材が釘着さ
    れていることを特徴とする壁の取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項3の壁の取付構造において、 外側構造パネルにおける外側構造面材の室内側面の中央
    部に中間枠材が一体に取り付けられていることを特徴と
    する壁の取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4の壁の取付構造におい
    て、 外側構造パネルの周辺枠材内の外側構造面材に断熱材が
    一体的に設けられており、 上記断熱材の厚さは、周辺枠材の厚さから周辺枠材を柱
    又は横架材に釘着するための釘打ち代部を残した厚さに
    設定されていることを特徴とする壁の取付構造。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかの壁の取付構造
    において、 外側構造パネルの周辺枠材は外側構造面材の外周部全体
    に取り付けられていて、左右の柱及び上下の横架材にそ
    れぞれ釘着されており、 内壁面材の少なくとも四周が上記周辺枠材に釘着されて
    いることを特徴とする壁の取付構造。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかの壁の取付構造
    において、 外側構造パネルの周辺枠材の厚さは、柱及び/又は横架
    材の厚さから内壁面材の厚さを引いた寸法に設定されて
    おり、 上記周辺枠材に内壁面材がその室内側面を柱及び/又は
    横架材の室内側面と略面一に位置させて釘着されている
    ことを特徴とする壁の取付構造。
  8. 【請求項8】 請求項3〜6のいずれかの壁の取付構造
    において、 外側構造パネルの周辺枠材の厚さは、柱及び/又は横架
    材の厚さから内壁面材の厚さを引いた寸法よりも薄く設
    定されており、 上記周辺枠材に内壁面材がその室内側面を柱及び/又は
    横架材の室内側面よりも壁の室外側に位置させて釘着さ
    れていることを特徴とする壁の取付構造。
  9. 【請求項9】 請求項3〜8のいずれかの壁の取付構造
    において、 左右に隣接する柱の一方の径が他方の柱よりも大きく設
    定され、 外側構造パネルにおいて上記径の大きい柱と接する部分
    に耳部がなく、 外側構造パネルは上記径の大きい柱に周辺枠材のみで釘
    着されていることを特徴とする壁の取付構造。
  10. 【請求項10】 請求項3〜9のいずれかの壁の取付構
    造において、 上側の横架材が胴差である一方、下側の横架材は胴差よ
    りも径の大きな土台であり、 外側構造パネルにおいて上記土台と接する部分に耳部が
    なく、 外側構造パネルは上記土台に周辺枠材のみで釘着されて
    いることを特徴とする壁の取付構造。
JP23103197A 1997-08-27 1997-08-27 外側構造パネル及びそれを用いた壁の取付構造 Withdrawn JPH1171842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23103197A JPH1171842A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 外側構造パネル及びそれを用いた壁の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23103197A JPH1171842A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 外側構造パネル及びそれを用いた壁の取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1171842A true JPH1171842A (ja) 1999-03-16

Family

ID=16917194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23103197A Withdrawn JPH1171842A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 外側構造パネル及びそれを用いた壁の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1171842A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009046949A (ja) * 2007-08-23 2009-03-05 Asante Inc 真壁形態の木造軸組建築物の耐震補強構造
CN109296114A (zh) * 2018-12-26 2019-02-01 上海建工集团股份有限公司 一种轻型木结构隔声墙系统及其制造方法
KR102322487B1 (ko) * 2020-09-16 2021-11-09 (주)수피아건축 목구조용 수직격막부재 및 그 제조방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009046949A (ja) * 2007-08-23 2009-03-05 Asante Inc 真壁形態の木造軸組建築物の耐震補強構造
CN109296114A (zh) * 2018-12-26 2019-02-01 上海建工集团股份有限公司 一种轻型木结构隔声墙系统及其制造方法
CN109296114B (zh) * 2018-12-26 2019-03-29 上海建工集团股份有限公司 一种轻型木结构隔声墙系统及其制造方法
KR102322487B1 (ko) * 2020-09-16 2021-11-09 (주)수피아건축 목구조용 수직격막부재 및 그 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1171842A (ja) 外側構造パネル及びそれを用いた壁の取付構造
JP2001303663A (ja) 狭幅壁パネル構造、門型ラーメン構造、木造建造物
CN114045964A (zh) 一种大跨度折线单元体幕墙系统
JPH11107409A (ja) 壁組構造
JPH06346515A (ja) ユニット建物
JPH0754015B2 (ja) 木造建築物における壁面用断熱パネルとこの壁面用断熱パネルの施工方法
JP3953341B2 (ja) 建築物の耐力壁構造
JP3060210B2 (ja) 構造断熱パネルとこれを用いた木造住宅壁構造並びにその施工方法
JP2013014912A (ja) 壁パネルおよびその製造施工方法
JP2649732B2 (ja) 建物のユニットフレーム
JP2948716B2 (ja) 木造軸組パネル構造
JPH09158364A (ja) 壁構造
JPS5932644Y2 (ja) ユニット小住宅の床断熱構造
JP2000144891A (ja) 建造物の新規な壁構造材及び該壁構造材を使用した壁建造方法
JP2024056573A (ja) 建物
JPH10292527A (ja) 壁組構造
JPH0978724A (ja) 軸組み用構造材とパネルとの接合方法
JPH1046705A (ja) 壁下地材と床下地材の納め構造
JP2958864B2 (ja) スチールハウスの窓枠サッシ取付構造
JPH07145639A (ja) 三階建ユニット建物
JPH1171834A (ja) 建築構造用部材および建築気密化方法
JP2001032406A (ja) 木造建築物の壁体構法及びその壁体構造
JPH10115030A (ja) 建築用壁パネル
JP4435186B2 (ja) 入隅におけるサッシの連窓構造及び連窓サッシの施工方法
JPH11293816A (ja) 木造建築用耐力壁構造及び耐力壁パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041102