JPH05130919A - アイランドキツチン - Google Patents

アイランドキツチン

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JPH05130919A
JPH05130919A JP3121491A JP12149191A JPH05130919A JP H05130919 A JPH05130919 A JP H05130919A JP 3121491 A JP3121491 A JP 3121491A JP 12149191 A JP12149191 A JP 12149191A JP H05130919 A JPH05130919 A JP H05130919A
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kitchen
dining
island
type table
island type
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Aiko Endo
愛子 遠藤
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キッチンとダイニングの機能の連結を図って
使い勝手を向上させることのできるアイランドキッチン
を提供する。 【構成】 アイランド型テーブル11の中央部付近に
は、天板11aより下位でかつキッチンKおよびダイニ
ングDの両方の面に開口する凹所33が設けられるとと
もに、該凹所33内にはキッチンKおよびダイニングD
の両方から出し入れ可能なようにトレイ37が設けら
れ、またこのアイランド型テーブルの11両端部には、
天板11aより下位でかつ該アイランド型テーブル11
の側端面およびキッチンKに向く側の面に開口する凹所
17、43が設けられ、該凹所17、43内には収納ス
ペースを確保した回転テーブル19、20、45、46
が、アイランド型テーブル11の両端部を中心に回転し
てその両側に引き出されるように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キッチンとダイニング
の境界部付近に設置されるアイランド型テーブルを備え
たアイランドキッチンに関し、特にキッチンとダイニン
グの機能の連結を図って使い勝手を向上させたアイラン
ドキッチンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生活様式の多様化に伴い、キッチ
ンの意匠性や機能性を向上させるために、各種のキッチ
ンユニットが使用されている。このキッチンユニットに
は、例えば、キッチンの壁際に沿って設置されるコンチ
ネント型のテーブルと、キッチンとダイニングの境界部
付近に設置されるアイランド型のテーブルとを備えて構
成されたものがあり、このようなキッチンユニットを使
用したキッチンがアイランドキッチンである。
【0003】このようなアイランドキッチンにおいて
は、コンチネント型のテーブルとアイランド型のテーブ
ルのそれぞれに、目的に応じた機能を有する付帯設備が
備えられている。例えば、コンチネント型テーブルに
は、その天板上にシンクと水道、さらにはガス台等が備
えられ、また天板下部に配置されたキャビネットには、
ガスオーブンや食器乾燥器などが納められている。一
方、アイランド型テーブルには、その天板上にシンクと
水道が備えられ、さらには料理の盛り付けや配膳などを
行なうための開放スペースが確保され、またキャビネッ
トには、各種電化製品や調理用器具、食器等を収納する
収納棚が備え付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成を有する従来のアイランドキッチンにおいては、ア
イランド型テーブルが、単にキッチンとダイニングとの
間の境界部付近に設置されているにすぎず、このアイラ
ンド型テーブルによって両者の機能の連結が図られてい
ないのが実状であり、使い勝手が悪いという不満があっ
た。例えば、アイランド型テーブルで用意された食事等
は、盆などに載せてダイニングに運び、また食べ終わっ
た後の汚れた食器等は、やはり盆などに載せてキッチン
まで片付けに行くという動作がどうしても必要であり、
このために、配膳や後片付け等の作業が面倒でかつ能率
が悪かった。
【0005】また、従来のアイランド型テーブルは、通
常、キッチンに居る人が作業をしやすいように考慮され
ており、アイランド型テーブルのキャビネットに納めら
れた収納棚は、キッチンに向く側の面より開け閉め可能
とされている。このため、前記収納棚に収納された電化
製品をダイニングに居る人が使いたい場合には、わざわ
ざキッチンまで行って取り出さなくてはならず、面倒で
あった。このように、従来のアイランド型テーブルによ
れば、単にキッチンとダイニングとの間の境界部付近に
設置されているに過ぎず、両者の機能の連結は図られて
いないのが実情であり、このため使い勝手が悪いという
不満があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、キッチンとダイニングの機能の連結を
図って使い勝手を向上することのできるようなアイラン
ドキッチンを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、キッチンとダ
イニングとの境界付近に設置され、上部の天板と該天板
を支えるキャビネットから概略構成されたアイランド型
テーブルを有してなるアイランドキッチンにおいて、前
記アイランド型テーブルの中央部付近には、天板より下
位でかつキッチン側およびダイニング側の両方の面に開
口する凹所が設けられるとともに、該凹所内には、キッ
チン側およびダイニング側の両方から出し入れが可能な
ようにトレイが設けられ、また、このアイランド型テー
ブルの左右両端部には、天板より下位でかつ該アイラン
ド型テーブルの側端面およびキッチンに向く側の面に開
口する凹所が設けられ、該凹所内には、収納スペースを
確保した回転テーブルが、該アイランド型テーブルの両
端部を中心に回転してその左右両側に引き出されるよう
に設けられてなることを解決手段とした。
【0008】
【作用】本発明のアイランドキッチンによれば、アイラ
ンド型テーブルのキッチン側およびダイニング側の両方
の面に開口する凹所内にトレイが設けられているので、
該トレイは、キッチン側およびダイニング側の両方から
出し入れ可能である。すなわち、キッチン側に居る人あ
るいはダイニング側に居る人が、必要に応じて、その場
で該トレイを引き出して、食事の配膳や後片付けに用い
ればよいので、面倒を省いて、作業の能率を上げること
ができる。
【0009】また、アイランド型テーブルの両端部に
は、該端部を中心にそれぞれ回転テーブルが回転可能に
取り付けられているので、これらの回転テーブルをアイ
ランド型テーブルの左右両側に引き出すように回転させ
れば、中に収納された電化製品や食器などを、ダイニン
グに居る人がそのままの位置で使用することができ、使
い勝手が良い。
【0010】
【実施例】以下、図1ないし図15を参照して、本発明
のアイランドキッチンの一実施例について説明する。
【0011】図1は、キッチンKの全体構成を示すもの
で、図の手前側に設けられたダイニングDに向く面が開
口したオープン型のキッチンである。また、ダイニング
Dに向く面と反対側の面は壁面とされている。そして、
このキッチンKには、前記壁面に沿って配置されたコン
チネント型テーブル1と、ダイニングDに向く開口面に
沿って配置されたアイランド型テーブル11とを有して
概略構成されたキッチンユニットが設置されている。
【0012】コンチネント型テーブル1は、概略、上部
の天板1aと、該天板1aの下部に位置して天板1aを
支えるキャビネット1bより構成されてなり、このコン
チネント型テーブル1の一端部には、その天板1aの上
面に開口してシンク2が設けられ、またこのシンク2の
周囲には、該シンク2の開口面に蛇口3aを向けて水道
3が取り付けられており、またその下のキャビネット1
b内には、各種調理用器具や食器等を収納する収納スペ
ースが確保されている。また、コンチネント型テーブル
1の他端部には、天板1aの上にガス台4が設置される
とともに、その下のキャビネット1b内にはガスオーブ
ン5が備え付けられている。また、コンチネント型テー
ブル1の中央部付近には、天板1a上にある程度の広さ
のスペースが確保されており、料理の下準備や盛り付け
などのためのスペース6とされており、またそのスペー
ス6の下のキャビネット1b内には、食器乾燥器7が納
められている。
【0013】このようなコンチネント型テーブル1の両
隣には、それぞれ冷蔵庫8および食器棚9が置かれ、さ
らに、コンチネント型テーブル1の上方には、前記冷蔵
庫8と食器棚9の間を連結する空間を利用して、各種調
理用器具や調味料などを収納する収納棚10が備え付け
られている。
【0014】アイランド型テーブル11は、前記コンチ
ネント型テーブル1と同様に、上部の天板11aと、該
天板11aの下部に位置して天板11aを支えるキャビ
ネット11bより概略構成され、その形状は、キッチン
KとダイニングDとの間の開口面に沿って比較的細長く
延びる略直方体形状とされている。そして、天板11a
は、ダイニングDに向く側が、若干凸状に湾曲した曲線
状に形成され、また、キャビネット11bのダイニング
Dに向く側の側面も、天板11aの形状に合わせて若干
凸状に膨らんだ形状となるように、多少の角度を付けて
区画された3つの面から形成されている。
【0015】以下、アイランド型テーブル11に備え付
けられた付帯設備について、図2ないし図15を参照し
て詳述する。図2はアイランド型テーブル11をダイニ
ングD側から見た正面図であり、図3は平面図である。
図4ないし図6は、このアイランド型テーブル11をそ
れぞれ水平面で切断した断面図を示している。図7はア
イランド型テーブル11の底面図である。また図8およ
び図9は、このアイランド型テーブル11をそれぞれ右
端および左端(図1において)から見た側面図である。
図10ないし図12は、アイランド型テーブル11の左
端(図1において)付近、中央部、右端付近において、
それぞれキッチンKとダイニングDとを結ぶ鉛直面で切
断した断面図を示すものである。図13は、このアイラ
ンド型テーブル11に付設されたシンクおよび水道の構
成を示す断面図である。図14および図15は、それぞ
れキッチンK側およびダイニングD側から見た要部断面
正面図である。
【0016】アイランド型テーブル11の一端部付近に
は、その天板11aの上に、該天板11aの上面とほぼ
上面を揃えるようにして、電磁調理器12が備え付けら
れている。天板11a上のそれ以外の部分には、何等の
設備も設けられておらず、料理の準備、あるいは盛り付
けや配膳などのためのスペース13が確保されている。
【0017】また、天板11a下のキャビネット11b
は、キッチンK側とダイニングD側を結ぶ鉛直方向の仕
切板14、15によって、大略、中央と左右両側の3つ
のパートA、B、Cに区分されている。以下、前記電磁
調理器12の設けられた側(図1においては左側)のパ
ートをパートA、中央のパートをパートB、反対側(図
1において右側)のパートをパートCと呼ぶことにす
る。さらに、中央のパートBは、前記と同様の仕切板1
6によって2つの小パート、小パートB1と小パートB
2とに区分されている。
【0018】パートAには、このキャビネット11bの
キッチンK側および側端面の2方に開口する凹所17が
設けられている。ダイニングD側に臨む面は化粧板18
で覆われている。前記凹所17は、中段付近に水平に設
けられた仕切板26によって、上下2つに仕切られてい
る。そして、これら2つに仕切られた凹所17内には、
それぞれ回転テーブル19、20が、該キャビネット1
1bの側端部を中心に回転してこのアイランド型テーブ
ル11の側方に引き出し可能なように設けられている。
具体的には、回転テーブル19は、概略、凹所17のキ
ッチンK側開口面と側端面側開口面とをそれぞれ覆う2
つの側版部19a、19bと、底版部19cとによっ
て、前記凹所17内に入る大きさおよび形状のボックス
型に形成されたもので、前記2つの側版部19a、19
bと底版部19cとによって囲まれた空間が収納スペー
スとされている。また、回転テーブル20も、側版部2
0a、20bと底版部20cとによって形成されたもの
である。また、このキャビネット11bの側端部には、
円棒状の軸棒21が設けられており、前記回転テーブル
19、20の各側版部19b、20bのほぼ中央部がこ
の軸棒21にヒンジ結合されたことにより、該回転テー
ブル19、20は、それぞれこの軸棒21を中心とした
回転が可能なように構成されている。このように構成さ
れた回転テーブル19、20の各収納スペースには、そ
れぞれ、底版部19cの上に載置された電気炊飯器22
と、底版部20cの上に載置されたジューサーミキサー
23と料理用カッター24およびその収納ケース25が
収納されている。また、回転テーブル19には、電気炊
飯器22から出る蒸気を排気するための換気口(図示
略)が設けられている。
【0019】また、パートBの小パートB1には、キッ
チンK側に向いて開口する凹所27が設けられている。
この凹所27内には、そのほぼ中央付近の高さ位置でか
つキッチンK側に近い位置にシンク28が納められてお
り、またこの凹所27内でかつ該シンク28の周縁部に
は、該シンク28に蛇口29aを向けるようにして水道
29が取り付けられている。シンク28の下部には、給
排水管30が下方へ延びて設けられ、この凹所27内の
底面に設置された浄水器31に接続されている。シンク
28の開口面より下位には、この凹所27をキッチンK
側から覆う化粧板32が設けられ、これらシンク28、
給排水管30および浄水器31は目隠しされている。
【0020】また、パートBの小パートB2には、キッ
チンK側およびダイニングD側の両側に向けて開口する
凹所33が設けられている。この凹所33には、左右両
側の仕切板15、16の間に数段の棚板34がそれぞれ
水平に取り付けられており、該凹所33内は数段のスペ
ースに仕切られている。この例では、最下段スペース3
5aにホットプレート36が収納されている。また、上
段スペース35bには、キッチンK側およびダイニング
D側の両方から出し入れ可能なように、トレイ37が設
けられている。すなわち具体的には、前記左右両側の仕
切板15、16に、トレイ37の縁部を引っ掛けて係止
するとともにこのトレイ37をスライドさせるレール3
8が取り付けられており、トレイ37は、その縁部を該
レール38に引っ掛けてスライドすることにより、キッ
チンK側あるいはダイニングD側から、スムーズに該凹
所33内に納めたりあるいは該凹所33内から取り出し
たりすることが可能なように構成されている。また、こ
の小パートB2の凹所33には、キッチンK側に臨む面
を覆う扉39が蝶番結合され、開閉可能とされている。
【0021】また、このようにして小パートB1と小パ
ートB2とからなるパートBには、ダイニングD側に臨
む面を覆う扉および化粧板が設けられている。すなわ
ち、小パートB2内の凹所33に設けられた上段スペー
ス35bは上部扉40で覆われ、それ以下の部分は化粧
板41で覆われている。そして、これら上部扉40と化
粧板41との間には、水平方向に延びる溝42が形成さ
れている。この溝42は、ダイニングDの食卓用テーブ
ル60の天板60aの高さに相当する位置に設けられる
とともに、該天板60aの端部が嵌合可能な幅および長
さを有して形成されて、この食卓用テーブル60の天板
60aを支えることができるようになっている。上部扉
40は、その下端部が蝶番結合され、該下端部を中心と
して縦方向の回動をすることにより開閉可能とされてい
る。
【0022】また、パートCには、前記パートAと同様
に、このキャビネット11bのキッチンK側および側端
面の2方に開口する凹所43が設けられている。ダイニ
ングD側に臨む面は化粧板44で覆われている。そして
この凹所43内は、水平に設けられた仕切板48によっ
て上下2つに仕切られ、それぞれに、回転テーブル4
5、46が、該キャビネット11bの側端部に設けられ
た軸棒47を中心に回転して、このアイランド型テーブ
ル11の側方に引き出し可能なように設けられている。
回転テーブル45は、前記と同様に、2つの側版部45
a、45bおよび底版部45cによって、前記凹所43
内に入る大きさおよび形状のボックス型に形成されたも
のであり、また回転テーブル46も、同様に2つの側版
部46a、46bと底版部46cとによって形成された
ものである。回転テーブル45、46の各収納スペース
には、それぞれ、底版部45cに載置された保温ポット
49およびコーヒーメーカー54と、底版部46cに載
置された電気オーブントースター50が収納されてい
る。
【0023】このようにしてなるアイランド型テーブル
11の底面には、その4隅に近い位置にそれぞれ円筒こ
ろ51が設けられている。一方、キッチンKの床面に
は、前記コンチネント型テーブル1の手前からキッチン
KとダイニングDとの境界付近にまでまっすぐ延びるレ
ール52が2本敷設されている。該レール52の上を前
記円筒ころ51が転がることによって、このアイランド
型テーブル11は、キッチンKの床面上を移動できるよ
うに構成されている。
【0024】また、このようなアイランド型テーブル1
1と前記コンチネント型テーブル1とを備えてなるアイ
ランドキッチンにおいては、その天井面に、コンチネン
ト型テーブル1のガス台4の上方部分から、前記レール
52の上方を通って、アイランド型テーブル11の上方
部分まで延びる略T時型の換気扇53が設けられてい
る。
【0025】このようにして構成された本実施例のアイ
ランドキッチンによれば、アイランド型テーブル11が
前記構成を有しているので、次のような作用および効果
を奏する。
【0026】すなわち、まず第1に、パートBの小パー
トB2には、キッチンK側およびダイニングD側の両方
から出し入れ可能なようにトレイ37が収納されている
ので、キッチンKとダイニングDとの連結が図れ、食事
の配膳や後片付けなどの作業性が良くなる。例えば、食
事の配膳の時には、キッチンK側からトレイ37を引き
出し、このトレイ37に載せてダイニングD側に食事を
出せばよいし、また後片付けの時には、ダイニングD側
からトレイ37を引き出し、このトレイ37に食べた後
の汚れた食器等を載せてキッチンK側へ運べばよい。こ
うすることによって、家族全員が、積極的に食事の配膳
や後片付けに参加するようになり、作業の効率が向上す
る。特に、前記実施例のように、アイランド型テーブル
11と食卓用テーブル60とをつないで一体とした場合
には、トレイ37を収納している収納スペース35bを
ダイニングD側から覆っている上部扉40を開けると、
この上部扉40は縦回動して食卓用テーブル60の天板
60a上に載るので、この状態でダイニングD側からト
レー37を引き出せば、トレイ37は直接食卓用テーブ
ル60の上に滑り出てくることとなり、さらに使い易さ
が向上する。
【0027】また、アイランド型テーブル11の両端に
は、収納スペースを確保した回転テーブル19、20、
45、46が設けられているので、該回転テーブル1
9、20、45、46を回転させてアイランド型テーブ
ル11の両側に引き出せば、該回転テーブル19、2
0、45、46の上部および側部が開口し、該回転テー
ブル19、20、45、46の収納スペースが開放状態
となる。よって、中に収納されている電化製品を、ダイ
ニングDに居る人がそのままの位置で使用することがで
きるようになり、わざわざキッチンKまで取りに行く手
間が省ける。例えば電気炊飯器22にあっては、炊き上
がった後、ダイニングDの食卓用テーブル60についた
人が、位置を離れることなく、この回転テーブル19上
で電気炊飯器22から給仕することが可能であり、非常
に便利で使い勝手が良い。
【0028】また、パートBの小パートB1には、シン
ク28および水道29が凹所27内に納まるようにして
設けられており、これらシンク28および水道29は、
このアイランド型テーブル11の天板11aより上には
決して突出していない。このため、たとえ水道29の水
を飲んだ後でも水が天板11a上に飛び散ったりするこ
とがなく、ダイニングDからはアイランド型テーブル1
1の上は常に清潔で美しい状態が保たれているように見
える。このようにダイニングD側からの見栄えが良いた
めに、急な来客が有った場合でも、慌てずにすみ、好都
合である。
【0029】また、本実施例では、アイランド型テーブ
ル11のダイニングD側に臨む面に溝42が設けられ、
該溝42に食卓用テーブル60の天板60aを嵌め入れ
て支えた例を示したが、こうすることによって、アイラ
ンド型テーブル11と食卓用テーブル60が一体となる
ので、料理から食事に至るまでの一連の動作を一つのテ
ーブルで連続的に効率良く行なうことができ、忙しい時
などには好適である。また、2つのテーブル11、60
がつなげられて一体とされたことで、スペースの有効的
利用が図れ、キッチンKやダイニングDが狭い場合への
対応も可能である。
【0030】また、アイランド型テーブル11は、キッ
チンKの床面上に設けられたレール52に沿って前後方
向に動くので、使う人の好み等に応じて適当な位置に移
動させて使うようにすれば、より使い勝手が向上し、作
業の能率が上がる。
【0031】なお、本発明のアイランドキッチンは、前
記実施例に限られるものではなく、各部材の形状や付帯
設備の種類、収納する電化製品の種類など、具体的構成
要件は、実施にあたり適宜変更可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアイラン
ドキッチンによれば、アイランド型テーブルのキッチン
側およびダイニング側の両方の面に開口する凹所内にト
レイが設けられているので、該トレイは、キッチン側お
よびダイニング側の両方から出し入れ可能である。すな
わち、キッチン側に居る人あるいはダイニング側に居る
人が、必要に応じて、その場で該トレイを引き出して、
食事の配膳や後片付けに用いればよいので、面倒を省い
て、作業の能率を上げることができる。また、トレイを
用いることにより、天板上には汚れ物などを置かずに済
むようになり、急な来客があった場合でも美観を保つこ
とができる。
【0033】また、アイランド型テーブルの両側端部に
は、該側端部を中心にそれぞれ回転テーブルが回転可能
に取付けられているので、これらの回転テーブルをアイ
ランド型テーブルの左右両側に引き出すように回転させ
れば、中に収納されている電化製品や食器を、ダイニン
グに居る人がその場で使用することができ、使い勝手が
良い。また、このように、アイランド型テーブルによっ
てキッチンとダイニングとの機能の連結が図れるように
なり、料理や食事等の作業の能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアイランドキッチンの一実施例を示す
斜視図である。
【図2】このアイランドキッチンに設置されるアイラン
ド型テーブルを示す正面図である。
【図3】同アイランド型テーブルの平面図である。
【図4】同アイランド型テーブルを水平面で切断した断
面図である。
【図5】同アイランド型テーブルの図2におけるV−V断
面図である。
【図6】同アイランド型テーブルの図2におけるVI−VI
断面図である。
【図7】同アイランド型テーブルの底面図である。
【図8】同アイランド型テーブルの側面図である。
【図9】同アイランド型テーブルの側面図である。
【図10】同アイランド型テーブルの図2におけるX−X
断面図である。
【図11】同アイランド型テーブルの図2におけるXI−
XI断面図である。
【図12】同アイランド型テーブルの図2におけるXII
−XII断面図である。
【図13】同アイランド型テーブルに付設されたシンク
および水道の構成を示す断面図である。
【図14】同アイランド型テーブルのキッチン側から見
た要部断面正面図である。
【図15】同アイランド型テーブルのダイニング側から
見た要部断面正面図である。
【符号の説明】
K キッチン D ダイニング 11 アイランド型テーブル 11a 天板 11b キャビネット 17 凹所 19 回転テーブル 20 回転テーブル 33 凹所 37 トレイ 43 凹所 45 回転テーブル 46 回転テーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キッチンとダイニングとの境界付近に設
    置され、上部の天板と該天板を支えるキャビネットから
    概略構成されたアイランド型テーブルを有してなるアイ
    ランドキッチンにおいて、 前記アイランド型テーブルの中央部付近には、天板より
    下位でかつキッチン側およびダイニング側の両方の面に
    開口する凹所が設けられ、かつ該凹所内には、キッチン
    側およびダイニング側の両方から出し入れ可能なように
    トレイが設けられ、 また、このアイランド型テーブルの左右両端部には、天
    板より下位でかつ該アイランド型テーブルの側端面およ
    びキッチンに向く側の面に開口する凹所が設けられ、該
    凹所内には、収納スペースを確保した回転テーブルが、
    該アイランド型テーブルの両端部を中心に回転してその
    左右両側に引き出されるように設けられてなることを特
    徴とするアイランドキッチン。
JP3121491A 1991-05-27 1991-05-27 アイランドキッチン Expired - Lifetime JP2512245B2 (ja)

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