JP2014076389A - アイランド型調理台の配置構造 - Google Patents

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三香子 石澤
Jun Nakatani
純 中谷
Etsuko Sato
悦子 佐藤
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Abstract

【課題】同室内にアイランド型調理台と調理台とがある場合において、少なくとも調理台は目隠しして、室内を整然とした状態に見せることが可能なアイランド型調理台の配置構造を提供することを課題としている。
【解決手段】周囲の壁から離間して床に設置されるアイランド型調理台1を、住宅の部屋20に配置してなるアイランド型調理台1の配置構造であって、部屋20には、平面視長方形状で、上面にコンロ23aとシンク23bとを備えた調理台23が壁に沿って配置されており、アイランド型調理台1は、同室内において調理台23と離間して配置されており、調理台23とアイランド型調理台1との間には、当該調理台23とアイランド型調理台1の双方に対向して離間する引戸24が設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、アイランド型調理台の配置構造に関する。
アイランド型調理台の一例として特許文献1に記載のものが知られている。このアイランド型調理台は、キッチンとダイニングとの境界付近に設置されたもので、上部の天板と該天板を支えるキャビネットから概略構成されている。
キャビネットの背面には、横方向に延在する溝が形成されており、この溝に食卓用テーブルの一端部が嵌合されており、これによって食卓用テーブルの一端部が支持されている。また、食卓用テーブルの他端部には脚が取付けられており、この脚によって食卓用テーブルの他端部が支持されている。また、この食卓用テーブルはアイランド型調理台の上面、すなわち天板の上面より低い位置に配置されている。
特開平5−130919号公報
親が調理台で調理する際に、子供が調理の手伝いをすることによって、親子のコミュニケーションをとりたいという要望がある。この点について、アイランド型調理台は、親と子供が対面できるので、調理の際にある程度コミュニケーションをとることはできるが、親は、アイランド型調理台では子供の目の前でできる調理しか行うことができないという問題があった。そのため、従来においてもアイランド型調理台とは異なる他の調理台が同室内に設置されており、親は、当該他の調理台において例えば油の飛び跳ねが多い料理等のような、子供の目の前ではしにくい調理を行うことができる。
ところで、以上のように同室内にアイランド型調理台と他の調理台とがある場合において、例えば来客時や不使用時には他の調理台を隠したいという要望がある。すなわち、アイランド型調理台は周囲の壁から離間して床に設置されるものであるため目隠ししにくいが、少なくとも他の調理台(以下、調理台)は目隠しして、室内を整然とした状態に見せたいという要望がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、同室内にアイランド型調理台と調理台とがある場合において、少なくとも調理台は目隠しして、室内を整然とした状態に見せることが可能なアイランド型調理台の配置構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図6に示すように、周囲の壁から離間して床に設置されるアイランド型調理台1を、住宅の部屋20に配置してなるアイランド型調理台1の配置構造であって、
前記部屋20には、平面視長方形状で、上面にコンロ23aとシンク23bとを備えた調理台23が壁に沿って配置されており、
前記アイランド型調理台1は、同室内において前記調理台23と離間して配置されており、
前記調理台23と前記アイランド型調理台1との間には、当該調理台23とアイランド型調理台1の双方に対向して離間する引戸24が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、同室内に配置される調理台23とアイランド型調理台1との間に、当該調理台23とアイランド型調理台1の双方に対向して離間する引戸24が設けられているので、調理台23の使用時には引戸24を開けて調理台23を露出させ、来客時や不使用時には引戸24を閉めて調理台23を目隠しすることができる。これによって、例えば来客時や不使用時において室内を整然とした状態に見せることができる。
また、アイランド型調理台1が、壁に沿って配置された調理台23と離間して配置されているので、アイランド型調理台1と調理台23とを行き来しつつ調理を行え、キッチンの使い勝手がよくなる。
請求項2に記載の発明は、例えば図6に示すように、請求項1に記載のアイランド型調理台1の配置構造において、
前記部屋20には平面視略凹型に形成されて開口を有する壁が配置されており、
前記引戸24は前記略凹型の壁の開口部分に設けられ、
前記調理台23は前記引戸24と前記略凹型の壁に囲まれた位置に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、調理台23は引戸24と略凹型の壁に囲まれた位置に配置されているので、調理台23を、引戸24によって確実に隠すことができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1〜図6に示すように、請求項1または2に記載のアイランド型調理台1の配置構造において、
前記アイランド型調理台1は、上面にコンロ4とシンク5を備え平面視において外周部に直角な二辺を有する調理台本体2と、
この調理台本体2の外周部に設けられた補助テーブル3とを備えており、
前記補助テーブル3は、平面視においてL型に形成されるとともに、前記調理台本体2の直角な前記二辺に沿って、かつ、前記調理台本体2の上面より低い位置に設けられていることを特徴とする。
なお、調理台本体は、平面視において外周部に直角な二辺を有する形状のものであればよく、例えば、平面視において四角形状のものが挙げられるが、これに限ることなく、直角な二辺以外が、円弧状等に形成されていてもよい。
請求項3に記載の発明によれば、補助テーブル3が、平面視においてL型に形成されるとともに、調理台本体2の直角な二辺に沿って、かつ、調理台本体2の上面2aより低い位置に設けられているので、子供は補助テーブル3を使用して親の調理を容易に手伝うことができ、また、調理台本体2前に立つ親に対して、補助テーブル3前に立つ子供を斜め横に隣り合うように配置できるので、親と子供は容易にコミュニケーションをとることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図7〜図9に示すように、請求項3に記載のアイランド型調理台1の配置構造において、
前記補助テーブル3は、上下に昇降可能でかつ所望の高さ位置で固定可能に設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、補助テーブル3の高さを子供の身長に合わせて容易に調整でき、また、補助テーブル3をその上面が調理台本体2の上面2aと面一となるように高さ調整して固定することによって、調理スペースを広くすることができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項3または4に記載のアイランド型調理台1の配置構造において、
前記調理台本体2が、平面視において四角形状に形成されており、
前記コンロ4とシンク5は、調理台本体の上面の対向する角部で、かつ、前記補助テーブル3の端部近傍にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、親がコンロ4またはシンク5を使用している際に、子供はコンロ4またはシンク5の近傍にある補助テーブル3前で親と容易にコミュニケーションをとりながら調理を手伝うことができる。
本発明によれば、同室内にアイランド型調理台と調理台とがある場合において、少なくとも調理台は目隠しして、室内を整然とした状態に見せることが可能となる。
本発明に係るアイランド型調理台の第1の実施の形態を示すもので、アイランド型調理台の平面図である。 同、図1におけるA矢視図である。 同、図1におけるB矢視である。 同、図1におけるC矢視図である。 同、図1におけるD矢視図である。 第1の実施の形態のアイランド型調理台を住宅の部屋に配置してなるアイランド型調理台の配置構造を示す平面図である。 本発明に係るアイランド型調理台の第2の実施の形態を示すもので、アイランド型調理台の平面図である。 同、補助テーブルの要部を示す側断面図である。 同、あり溝と摺動駒を示す要部の平断面図である。 本発明に係るアイランド型調理台の第3の実施の形態を示すもので、上補助テーブルを下補助テーブルに重ねた状態を示す斜視図である。 同、支持部を調理台本体の側面に対して略直角に突出した状態を示す斜視図である。 同、支持部によって上補助テーブルを支持した状態を示す斜視図である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係るアイランド型調理台1の第1の実施の形態を示す平面図、図2は図1におけるA矢視図、図3は図1におけるB矢視図、図4は図1におけるC矢視図、図5は図1におけるD矢視図である。
これらの図に示すように、アイランド型調理台1は、調理台本体2と補助テーブル3とを備えている。
調理台本体2は、四角形箱状のものであり、平面視において正方形状に形成されている。調理台本体2の上面2aには、コンロ4とシンク5とが設けられている。
コンロ4は電磁誘導加熱式調理器であり、2つの加熱部を備え、平面視において長方形状に形成されている。このコンロ4は調理台本体2の上面2aの一の角部でかつ前記補助テーブル3の一方の端部近傍に配置されている。
シンク5は、調理台本体2の上面2aに形成された凹所であり、平面視において長方形状に形成されており、水栓5aを備えている。シンク5は調理台本体2の上面2aの他の角部でかつ前記補助テーブル3の他方の端部近傍に配置されている。
したがって、コンロ4とシンク5とは、調理台本体2の上面2aの対向する角部に配置され、コンロ4は上面2aの一の辺側から使用され、シンク5は上面2aの、前記一の辺と直交する他の辺側から使用されるようになっている。
図2〜図5に示すように、調理台本体2はその下部に台輪6を備えている。台輪6は四角形箱状に形成されたものであり、平面視において前記調理台本体2より小さい正方形状に形成されている。したがって、台輪6の外周部は、平面視において、調理台本体2の外周部より内側に位置している。
また、調理台本体2の内部には、図2に示すように、収納部7,7が左右に隣接して設けられており、この収納部7,7には、調理台本体2の一つの側面2b(図3、図4参照)に形成された開口から物を出し入れするようになっている。なお、収納部7,7は前記側面2bから奥側に、側面2b,2c間の長さの約半分だけ形成されている。
また、収納部7,7の下方には、引出し8,8が左右に隣接して設けられており、この引出し8,8は側面2b側から引き出せるようになっている。
さらに、引出し8,8の下方には、引出し9,9が台輪6内に設けられており、この引出し9,9は側面2b側から引き出せるようになっている。
また、調理台本体2の内部には、図3に示すように、前記シンク5の下方において、引出し10,10が上下に隣接して設けられており、この引出し10,10は調理台本体2の側面2d側から引き出せるようになっている(図5参照)。
さらに、調理台本体2の内部には、図4に示すように、前記補助テーブル3の角部の近傍に位置する調理台本体2の上面の下方において、引出し11が設けられており、この引出し11は調理台本体2の側面2e側から引き出せるようになっている(図5参照)。
また、調理台本体2の内部には、前記引出し11の下方において、収納部12が設けられており、この収納部12はフラップダウン扉13によって、側面2e側から開閉できるようになっている(図5参照)。
また、収納部12の下方には、引出し14が台輪6内に設けられており、この引出し14は側面2c側から引き出せるようになっている。
前記補助テーブル3は、図1に示すように、平面視L型に形成されており、調理台本体2の平面視において直角な二辺、つまり平面視において直交する側面2c,2eで形成される直角な二辺に沿って設けられている。また、補助テーブル3の両端部は、それぞれ平面視において調理台本体2の側面2b,2dと面一になっている。
また、補助テーブル3は、調理台本体2の上面2aより低い位置に水平に設けられている。例えば調理台2の上面2aの高さが床(台輪6の下面)から880mmである場合、補助テーブル3はその上面が床から700mm程度となるように設けられている。5歳児の肘高さは平均で約750mm程度であるので、補助テーブル3の上面の高さを床から700mm程度とすることによって、5歳児でも補助テーブル3を使用して、「食材を切ったり、こねたり」などの調理の手伝いを容易に行える。
さらに、調理台本体2の、前記補助テーブル3が設けられる側面2c,2eには、該側面2c,2eから直角に延出する複数の支持部材15・・・が補助テーブル3の長手方向に所定間隔で固定さている。支持部材15・・・は補助テーブル3の下面に埋設されており、これによって、補助テーブル3は支持部材15・・・によって下方から支持されている。
上記のような構成のアイランド型調理台1は、以下のようにして住宅の部屋に配置されている。
すなわちまず、図6において、符号20はキッチン(部屋)、符号21はダイニング(部屋)、符号22はリビングを示す。
キッチン20には、このキッチン20を形成する外壁に沿って調理台23が設けられている。この調理台23は平面視長方形に形成されており、上面にコンロ23aとシンク23bとを備えている。
前記アイランド型調理台1は、キッチン20と、ダイニング21およびリビング22との境界部に配置されている。また、アイランド型調理台1は調理台23から離間し、かつ調理台本体2の前記補助テーブル3が設けられていない側面2bを調理台23側に向けて配置されている。
さらに、アイランド型調理台1は、そのコンロ4が調理台23のコンロ23a側に位置し、シンク5が調理台23のシンク23b側に位置するようにして、配置されている。
またアイランド型調理台1はその補助テーブル3が、ダイニング21側とリビング22側を向くようにして、配置されている。
なお、調理台23とアイランド型調理台1との間には、引戸24が設けられており、この引戸24を閉じることによって、調理台23を隠すことができるようになっている。また、符号25は補助テーブル3用の椅子である。
本実施の形態によれば、補助テーブル3が、平面視においてL型に形成されるとともに、調理台本体2の直角な二辺に沿って、かつ、調理台本体2の上面より低い位置に設けられているので、子供は補助テーブル3を使用して親の調理を容易に手伝うことができる。
また、調理台本体2前に立つ親に対して、補助テーブル3前に立つ子供を斜め横に隣り合うように配置できるので、親と子供は容易にコミュニケーションをとることができる。
さらに、調理台本体2が、平面視において正方形状に形成されており、コンロ4とシンク5は、調理台本体2の上面の対向する角部で、かつ、補助テーブル3の端部近傍にそれぞれ配置されているので、親がコンロ4またはシンク5を使用している際に、子供はコンロ4またはシンク5の近傍にある補助テーブル3前で親と容易にコミュニケーションをとりながら調理を手伝うことができる。
また、アイランド型調理台1が、外壁に沿って配置された調理台23と離間し、かつ、調理台本体2の前記補助テーブル3が設けられていない側面2bを調理台23側に向けて配置されているので、アイランド型調理台1と調理台23とを行き来しつつ調理を行え、キッチンの使い勝手がよくなる。
また、アイランド型調理台1はその補助テーブル3が、ダイニング21側とリビング22側を向くようにして、配置されているので、アイランド型調理台1の調理台本体2前に立つ親から、ダイニング21やリビング22を見渡すことができ、アイランド型調理台1での調理中でも家族とのコミュニケーションを容易にとることができる。
(第2の実施の形態)
図7〜図9は本発明に係るアイランド型調理台1の第2の実施の形態を示すものである。これらの図に示すアイランド型調理台1が、図1〜図5に示す第1の実施の形態のアイランド型調理台1と異なる点は、補助テーブル3を上下に昇降可能にかつ所望の高さ位置で固定可能に設けた点であるので、以下ではこの点について詳しく説明し、第1の実施の形態と同様の構成には同一符号を付してその説明を省略または簡略化する。
図7〜図8に示すように、調理台本体2の側面2c,2eには、上下に延在するあり溝30が側面2c,2eの幅方向に所定間隔でそれぞれ3本ずつ形成されており、各あり溝30には、それぞれ摺動駒31が上下に摺動可能に嵌め込まれており、摺動駒31の先端部は側面2c,2eより若干突出している。
また、摺動駒31には蝶ねじ32が摺動駒31を貫通するようにして螺合されている。蝶ねじ32を緩めることによって、摺動駒31があり溝30を上下に摺動可能となり、蝶ねじ32を締め込むことによって、摺動駒31があり溝30の内面に圧接固定されるようになっている。
また、調理台本体2の外周部には、平面視L型の桟材33が前記側面2c,2eに沿って配置されており、この桟材33は前記摺動駒31・・・の先端部に固定されている。なお、桟材33は、側面2c,2eとの間に若干の隙間をもって配置されている。
桟材33には、支持部材34・・・が該桟材33と直角にかつ桟材33の長手方向に所定間隔で固定されている。支持部材34・・・は補助テーブル3の下面に埋設されており、これによって、補助テーブル3は支持部材34・・・によって下方から支持されている。
また、補助テーブル3と調理台本体2の側面2c,2eとの間には若干の隙間が設けられており、この隙間には、補助テーブル3の上面近傍においてパッキン材35が挿入されており、このパッキン材35の上面は補助テーブル3の上面とほぼ面一となっている。
前記補助テーブル3は、支持部材34、桟材33を介して摺動駒31に固定されているので、蝶ねじ33を締め込んで、摺動駒31をあり溝30で所望の高さ位置で固定することによって、該所定の位置で固定されている。
また、前記パッキン材35を取り外したうえで、蝶ねじ33を緩めることで、摺動駒31が上下に摺動可能となるので、補助テーブル3は上下に昇降可能となる。そして、補助テーブルを所定の高さ位置に調整した後、蝶ねじ33を締め付けて、摺動駒31をあり溝30で所望の高さ位置で固定することによって、補助テーブル3を所定の高さ位置で固定できる。例えば、補助テーブル3をその上面が調理台本体2の上面2aと面一になるようにして固定できる。
このように、第2実施の形態によれば、補助テーブル3が、上下に昇降可能でかつ所望の高さ位置で固定可能に設けられているので、補助テーブル3の高さを子供の身長に合わせて容易に調整できる。また、補助テーブル3をその上面が調理台本体2の上面2aと面一となるように高さ調整して固定することによって、調理スペースを広くすることができる。
(第3の実施の形態)
図10〜図12は本発明に係るアイランド型調理台1の第3の実施の形態を示すものである。これらの図に示すアイランド型調理台1が、図1〜図5に示す第1の実施の形態のアイランド型調理台1と異なる点は、補助テーブル3を下補助テーブルと上補助テーブルとで構成した点、上補助テーブルを支持部によって支持できるようにした点であるので、以下ではこの点について詳しく説明し、第1の実施の形態と同様の構成には同一符号を付してその説明を省略または簡略化する。
なお、図10〜図12では、調理台本体2の上面に設けるコンロやシンク、調理台本体2の側面に設ける引出しや収納等の記載を省略している。
図10に示すように、補助テーブル3は、調理台本体2の外周部に固定された平面視L型の下補助テーブル40と、この下補助テーブル40に接離可能に重ねられた平面視L型の上補助テーブル41とから構成されている。なお、下補助テーブル40と上補助テーブル41とは同形状に形成されている。
調理台本体2には、この調理台本体2の側面2c,2eから出没可能な支持部42が複数設けられている。支持部42は、図11に示すように、調理台本体2の側面2c,2eの上部に形成された開口部43に嵌め込まれるとともに、開口部43の上下方向に沿う一方の縁部にヒンジ(図示略)によって回転可能に取り付けられた板状のものである。
開口部43は、調理台本体2の側面2cの上部の左右両端部、側面2eの上部の左右両端部にそれぞれ、合計4つ形成されている。したがって、支持部42も側面2cの上部の左右両端部、側面2eの上部に左右両端部にそれぞれ、合計4つ設けられている。
支持部42は、ヒンジを軸として外側に向けて回転することで、調理台本体2の側面2c,2eに対して略直角に突出し、また、この位置から内側に向けて回転することで、開口部43に納められるようになっている。
支持部42の上面にはダボ44,44が出没可能に設けられている。ダボ44は、支持部42内に設けられたバネ部材(図示略)によって、上方に付勢されており、支持部42が開口部43に嵌め込まれた状態では、開口部43の上部内周面に圧接されている。
また、ダボ44は、支持部42を開口部43からヒンジを軸として回転させながら引き出すことによって、前記バネ部材によって上方に押圧されて、支持部42の上面から突出するようになっている。
なお、支持部42の表面には、図示しない取手が設けられており、この取手を引き込むことによって、支持部42をヒンジを軸として回転させながら引き出せるようになっている。また、開口部43の奥は、調理台本体2に設けられた収納部となっており、支持部42を引き出すことによって、収納部に物を出し入れできるようになっている。
前記上補助テーブル41の下面には、支持部42が調理台本体2の側面2c,2eに対して略直角に突出した状態において、支持部42の上面のダボ44,44と対向する位置に、穴(図示略)が形成されている。
そして、使用者等によって、下補助テーブル40から上方に持ち上げられて離間された上補助テーブル41は、図12に示すように、調理台本体2の側面2c,2eから突出した支持部42・・・によって、上補助テーブル41の上面が調理台本体2の上面2aと面一となるように、下方から支持される。この場合、支持部42の上面のダボ44,44が、上補助テーブル41の下面の穴に挿入され、これによって上補助テーブル41の水平方向の位置ずれが防止される。
本実施の形態によれば、下補助テーブル40を上補助テーブル41の上に重ねておくことによって、子供が親とコミュニケーションをとりながら調理の手伝いを行える。
また、上補助テーブル41を下補助テーブル40から上方に離間させたうえで、調理台本体2の側面から突出した支持部42によって、上補助テーブル42の上面が調理台本体2の上面2aと面一となるように支持することによって、調理スペースを広くすることができるとともに、下補助テーブル40を収納棚として利用できる。
1 アイランド型調理台
2 調理台本体
3 補助テーブル
4 コンロ
5 シンク
20 キッチン(部屋)
21 ダイニング(部屋)
23 調理台
23a コンロ
23b シンク
40 下補助テーブル
41 上補助テーブル
42 支持部

Claims (5)

  1. 周囲の壁から離間して床に設置されるアイランド型調理台を、住宅の部屋に配置してなるアイランド型調理台の配置構造であって、
    前記部屋には、平面視長方形状で、上面にコンロとシンクとを備えた調理台が壁に沿って配置されており、
    前記アイランド型調理台は、同室内において前記調理台と離間して配置されており、
    前記調理台と前記アイランド型調理台との間には、当該調理台とアイランド型調理台の双方に対向して離間する引戸が設けられていることを特徴とするアイランド型調理台の配置構造。
  2. 請求項1に記載のアイランド型調理台の配置構造において、
    前記部屋には平面視略凹型に形成されて開口を有する壁が配置されており、
    前記引戸は前記略凹型の壁の開口部分に設けられ、
    前記調理台は前記引戸と前記略凹型の壁に囲まれた位置に配置されていることを特徴とするアイランド型調理台の配置構造。
  3. 請求項1または2に記載のアイランド型調理台の配置構造において、
    前記アイランド型調理台は、上面にコンロとシンクを備え平面視において外周部に直角な二辺を有する調理台本体と、
    この調理台本体の外周部に設けられた補助テーブルとを備えており、
    前記補助テーブルは、平面視においてL型に形成されるとともに、前記調理台本体の直角な前記二辺に沿って、かつ、前記調理台本体の上面より低い位置に設けられていることを特徴とするアイランド型調理台の配置構造。
  4. 請求項3に記載のアイランド型調理台の配置構造において、
    前記補助テーブルは、上下に昇降可能でかつ所望の高さ位置で固定可能に設けられていることを特徴とするアイランド型調理台の配置構造。
  5. 請求項3または4に記載のアイランド型調理台の配置構造において、
    前記調理台本体が、平面視において四角形状に形成されており、
    前記コンロとシンクは、調理台本体の上面の対向する角部で、かつ、前記補助テーブルの端部近傍にそれぞれ配置されていることを特徴とするアイランド型調理台の配置構造。
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