JP2014226407A - 収納家具 - Google Patents

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Yoshihiro Sakurai
義浩 櫻井
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Abstract

【課題】スペースを有効利用できデザイン性に優れた収納家具を提供する。
【解決手段】抽斗20Aの上面開口を閉塞可能な板部材26を有し本体10の開口部から引き出し可能な抽斗20Aと、本体10の開口部19Eから取り出すと本体10から分離して腰掛けとして使用できる収納椅子30とを設け、収納椅子30に腰掛けた状態で、引き出した抽斗20Aの板部材26を作業台として使用するし、収納椅子30を開口部19Eに収納すると、収納椅子30のいずれかの面によって開口部19Eが閉塞される。
【選択図】図5

Description

本発明は、収納物を収納する抽斗を備えた収納家具に関する。
収納家具において、手前側に引き出して台として使用できる板や、収納椅子を備えたものが知られている。例えば、特許文献1には、収納家具本体内に出し入れ可能な台板と、椅子を収納可能な椅子収納部を備えたドレッサーが開示されている。
特開平9−37859号公報
しかし、従来は、タンスのような収納家具において、物を収納するための抽斗が作業台としても機能するようになっているものは無かった。そこで、本願発明は、上記した従来技術を踏まえた上で、スペースを有効利用できデザイン性に優れた収納家具を提供することを目的とする。
各請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(第1の発明)
本願の第1の発明は、正面側に複数の開口部(19)を有する箱形の本体(10)と、前記開口部(19)のうちの一(19A)に収納され、内部に収納部を有する抽斗(20)であって、前記一の開口部から引き出したときに上面に物を載置可能な作業台(板部材26、上板29)を備えた作業用抽斗(20A)と、前記開口部(19)の他の一(19E)に収納され、前記他の一の開口部(19E)から取り出し前記本体(10)から分離して椅子として使用可能であるとともに、前記他の一の開口部(19E)に収納したときに当該開口部(19E)を閉塞可能な面(前面31)を有する収納体(収納椅子30)と、を少なくとも備えた収納家具(下駄箱1)に係る。そして、この収納家具(1)は、前記収納体(30)を前記本体(10)から分離し、前記作業用抽斗(20A)を引き出した状態で、前記収納体(30)に腰掛けて前記作業台で作業することができるように形成されていることを特徴とする。
(作用・効果)
本発明における収納家具(1)は、例えば靴を収納する下駄箱や衣類を収納する衣料ダンスを含み、作業用抽斗(20A)以外の抽斗(20)を有していてもよい。収納体(30)は、例えば箱状又は枠状のものとすることができ、開口部(19)から取り出してそのまま椅子として使用可能であってもよいし、取り出して所定の面(例えば前面31)が上側になるように向きを変えて使用可能であってもよい。作業台は、作業用抽斗(20A)の上面に設けられている板材とすることができる。
第1の発明によれば、物を収納するための抽斗をそのまま作業スペースとして利用可能であるので、収納家具(1)の設置スペースを多目的に有効利用することができる。また、他の抽斗と同じように本体(10)に収納されている収納体(30)を椅子として使用するようにしているので、収納家具の正面デザインが損なわれない。
(第2の発明)
第2の発明は、上記した第1の発明の特徴点に加え、前記作業用抽斗(20A)は、前記作業台として、抽斗の上面開口の全部又は一部を覆うことができる板部材(26)を備えていることを特徴とする。
(作用・効果)
本発明において、板部材(26)が抽斗上面の全部を覆っている場合には、作業用抽斗(20A)から取り外し可能又は抽斗の上面開口を開放可能な位置に移動可能に形成するのが好ましい。こうすれば、板部材(26)を取り外し又は移動させて作業用抽斗(20A)内部の収納物を取り出すことかできる。また、板部材(26)が抽斗上面の一部を覆っている場合には、板部材(26)が固定されていても、作業用抽斗(20A)内部の収納物を取り出すことかできる。
(第3の発明)
第3の発明は、上記した第1の発明の特徴点に加え、前記作業用抽斗(20A)は、前記作業台として、前記一の開口部(19A)から引き出した状態で、側方又は前方に張り出す位置に移動可能な板部材(26)を備えていることを特徴とする。
(作用・効果)
本発明における板部材(26)は、作業用抽斗(20A)の上面開口を塞ぐことができるものに限られない。例えば、作業用抽斗(20A)の底面に設けられていてもよい。側方に張り出す位置への「移動」には、スライド、回動が含まれる。
本発明において、板部材(26)が作業用抽斗(20A)の上面開口を塞ぐように形成されている場合には、板部材(26)を側方に張り出す位置に移動させて作業用抽斗(20A)の内部の収納物を取り出すことができ、板部材(26)で上面開口を塞いだ状態でも、板部材(26)を側方に移動させた状態でも、作業台として使用することができる。この場合、板部材(26)が側方に張り出すので、収納体(30)を椅子として使用する場合に座面となる面と、作業用抽斗(20A)の下面との間の距離が短い場合でも、椅子に腰掛けて作業をする際、作業用抽斗20Aの下面に膝がぶつかることがない。また、板部材(26)が作業用抽斗(20A)の底面に設けられている場合には、作業用抽斗(20A)を引き出して内部の収納物を取り出すことができ、板部材(26)を側方に移動させた状態で作業台として使用することができる。
(第4の発明)
第4の発明は、上記した第1の発明の特徴点に加え、前記作業用抽斗(20A)は、前記作業台として、抽斗の上面となる板部材(上板29)を備えるとともに、前記一の開口部(19A)から引き出した状態で前記板部材(29)の側方又は前方に引き出し可能な前記収納部としての第二の抽斗(200)を備えていることを特徴とする。
(作用・効果)
本発明においては、作業用抽斗(20A)を引き出してその上面である板部材(29)で作業をすることができ、板部材(29)を動かすことなく第二の抽斗(200)を引き出して内部の収納物を取り出すことができる。
本発明は、以上のように構成されているので、スペースを有効利用できデザイン性に優れた収納家具を提供することができる。
本発明の第一の実施の形態であって、下駄箱の正面図である。 下駄箱の分解斜視図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 収納椅子を取り出し作業用抽斗を引き出した斜視図である。 作業用抽斗の板部材をスライドさせた斜視図である。 下駄を収納した長抽斗を引き出した斜視図である。 (A)他の下駄箱の正面図、及び(B)複数の下駄箱を重ねた状態を示す正面図である。 第一の実施の形態の変形例であって、収納椅子の斜視図である。 第一の実施の形態の変形例であって、作業用抽斗の概略斜視図である。 本発明の第二の実施の形態であって、収納椅子の斜視図である。
本発明の実施の形態を、第一の実施の形態及び第二の実施の形態に分けて、図面に基づき説明する。
(第一の実施の形態)
(下駄箱1)
本実施の形態における下駄箱1は、図1及び図2に示すように、正面側に開口部19を有する箱形の本体10と、本体10の開口部19に収納される複数の抽斗20及び収納椅子30から構成される。なお、本実施の形態において、下駄箱1の構成部材についての前後(正面背面)、左右、上下(平面底面)の方向は、各部材が下駄箱1に設置された状態で下駄箱1を正面視したときの方向を示す。
(本体10)
本体10は、図2に示すように、2つの側板11と、天板12、地板13、及び背板18(図3参照)を備え、2つの側板11の間に水平方向に設けられた複数の棚板15と、棚板15の間、あるいは天板12と棚板15の間もしくは棚板15と地板13の間に垂直方向に設けられた複数の仕切板16とにより、開口部19が複数に仕切られている。具体的には、本体10の横幅の略略二分の一の横幅を有する正面視横長方形の開口部19A,19Bと、開口部19A,19Bの略二分の一の横幅を有する正面視略正方形の開口部19D,19Eと、開口部19D,19Eの略二分の一の高さを有する開口部19Cとが形成されている。開口部19Aと開口部19Bは同じ寸法であるが、開口部19Aの側壁(側板11の内面及び仕切板16の側面)には、抽斗20(後述する作業用抽斗20A)を支持するためのスライドレール40が取り付けられている。スライドレール40の詳細は後述する。開口部19Dと開口部19Eは同じ寸法である。
天板12の上面四辺には、上方に突出する断面三角形状の周縁部17が設けられている。周縁部17は、図3に示すように、天板12の中心側に向かって下り傾斜する傾斜面17Aを有し、本体10の上面を盆状に窪んだ形にしている。周縁部17は、使用した靴を乾燥させるために天板12の上に置いておく場合などに、落下防止の囲いの役に立つ。一方、地板13の底部には、下側角部に面取りが施された台輪14が設けられている。この台輪14の面取り部14Aは、周縁部17の傾斜面17Aと同等の角度となるよう形成されている。このような形状となっている台輪14と周縁部17の機能については後述する。
(抽斗20)
前記各開口部19A〜19Dには、それぞれ、手前側に引き出し可能な抽斗20及び収納椅子30が収納される。抽斗20としては、図2に示すように、開口部19Aに収納される作業用抽斗20Aと、開口部19Bに収納される大抽斗20Bと、開口部19Cに収納される小抽斗20Cと、開口部19Dに収納される中抽斗20Dとが設けられている。各抽斗20は、前板21、2つの端板22、向板23及び底板24を備えた上面が開口する箱体であり、内部に靴を収納可能な空間(収納部)が形成されている。なお、作業用抽斗20Aは、上面開口を塞ぐことができる作業台としての板部材26が横方向にスライド自在に取り付けられているが、その詳細は後述する。各抽斗20の、下駄箱1の正面意匠の一部となる前板21には、抽斗20を手前に引き出すときの手掛かりとなるつまみ25が設けられている。作業用抽斗20A及び大抽斗20Bには、2つのつまみ25が横方向に並んで設けられ、小抽斗20C及び中抽斗20Dには、つまみ25が1つ設けられている。大抽斗20Bには、2足の短靴S(図3参照)を横に並べて収納することができる。小抽斗20Cには、短靴Sを1足収納することができる。また、中抽斗20Dには、図示しないが、高さのある靴(ショートブーツなど)を1足収納することができる。
さらに、大抽斗20Bには、図3及び図7に示すように、載せ板27を内部に設置することにより、下駄Gを収納することができる。載せ板27には、下駄Gがすっぽり嵌る収納開口28が形成されており、裏面には高さの異なる脚部が設けられている。そして、低い方の脚部を手前側に位置させて大抽斗20Bの内部に設置することにより、載せ板27の上面が前方にやや下り傾斜するようになっている。載せ板27を大抽斗20Bの内部に設置したときに収納開口28の前後に位置する端部には、図7に示すように、収納開口28の下縁部から内側に向かって張り出す張出部27Aが形成されており、この張出部27Aに下駄Gの前後の端部が引掛かる。張出部27Aの厚さや収納開口28の寸法は、収納する下駄Gの寸法に合わせて形成されているので、収納開口28に下駄Gを収納すると、下駄Gが収納開口28にぴったり収まり、下駄Gの台の上面が載せ板27の上面とほぼ面一になるように形成されている。
(収納椅子30)
収納椅子30は、本体10の開口部19Eに収納される枠状の収納体であり、図2に示すように、前板31と2つの端板32を備えるとともに、端板32の間には渡し板33が掛け渡されている。下駄箱1の正面意匠の一部となる前板31には、抽斗20のつまみ25と同径の貫通孔35が形成されており、この貫通孔35を手掛かりとして、収納椅子30を開口部19Eから引き出すことができる。前板31は、貫通孔35が形成されていることを除けば、材質表面塗装については他の抽斗20の前板21と同様の外観を呈しており、一見して椅子が収納されているとは判らず、下駄箱1の正面デザインに違和感を与えることがない。
そして、収納椅子30は、図5に示すように、前板31の表面が上側を向くように回転させ2つの端板32を脚にして使用する。すなわち、収納椅子30の端板32の長さ及び前板31の縦横の寸法は、端板32を椅子の脚として床面に設置したとき収納椅子30に腰掛けることが可能な寸法に形成されている。
なお、図9(A)に示すように、収納椅子30のいずれかの端板32を上面(座面)にすると、前板31を座面にしたときよりも椅子の高さを低くすることがことができる。
(作業用抽斗20A)
ここで、作業用抽斗20Aについて詳述する。作業用抽斗20Aは、前板21の寸法は大抽斗20Bと同一であるが、2つの端板22の間隔(幅寸法)及び前板21から向板23までの長さ(奥行き寸法)は大抽斗20Bよりも若干小さく形成されている。そして、作業用抽斗20Aは、スライドレール40を介して、開口部19Aに取り付けられる。
スライドレール40は、3段入れ子式の伸縮レール部材であり、図4に示すように、作業用抽斗20Aの端板22の外側に固定された第一レール41と、本体10の開口部19Aの側壁に固定された第三レール43と、第三レール43及び第一レール41に嵌合する第二レール42とからなる。第一レール41は第二レール42の内側(抽斗20の中心側)に嵌り、第二レール42は第三レール43の内側(開口部19の中心側)に嵌っており、作業用抽斗20Aが収納されているときには、3つのレールが重なっている。作業用抽斗20Aを手前に引き出すと、まず第一レール41が第二レール42から抜けだし、第一レール41が所定位置まで抜け出すと図示しないストッパーによって第一レール41に第二レール42が引きずられて、第二レール42が第三レール43から抜け出すようになっている。そして、第二レール42が所定位置まで抜け出して向板23が開口部19Aの前端部に位置する作業用抽斗20Aの最大引き出し位置(図4、図5参照)になると、図示しないストッパーによってそれ以上手前側への移動が阻止されるものとなっている。
また、作業用抽斗20Aの端板22には、図2及び図4に示すように、前板21及び向板23の上端よりも一段低く形成された段部22Aが設けられており、この段部22Aを跨いで、板部材26が配置されている。板部材26は、上面に物を載置可能な平板であり、図6に示すように、板部材26を支持するためのスライドレール50を介して、横方向(図示した例では左側)にスライド可能に取り付けられる。
スライドレール50は、上述したスライドレール40と同様の伸縮レール部材であり、図6に示すように、板部材26の前後の小口に固定された第一レール51と、作業用抽斗20Aの前板21の背面及び向板23の正面に固定(図4参照)された第三レール53と、第三レール53及び第一レール51に嵌合する第二レール52とからなる。板部材26は、作業用抽斗20Aを最大引き出し位置まで引き出した状態で、作業用抽斗20Aの上面開口を塞ぐ閉塞位置(図5参照)と、作業用抽斗20Aの上面開口がほぼ開放される開放位置(図6参照)との間をスライド自在となっている。
なお、作業用抽斗20Aは、本体10において、収納椅子30に腰掛けて作業を行うことが可能な高さ位置に配置される。図1に示す下駄箱1の場合には、本体10の上段に位置しているが、下駄箱1の高さ寸法によっては、本体10の高さ方向中程に作業用抽斗20Aを配置することになる場合もある。
(下駄箱1の使用方法)
上記構成を有する下駄箱1は、図5に示すように、収納椅子30を取り出し、作業用抽斗20Aを引き出した状態で、椅子とテーブルとして使用できる。また、図6に示すように、引き出した作業用抽斗20Aの板部材26をスライドさせて作業用抽斗20Aの左側に張り出させ、作業台として使用できる。作業用抽斗20Aの中には、靴墨やワックスやブラシなど、靴の手入れのための道具を収納しておくことができ、板部材26の上で作業をしつつ、作業用抽斗20Aの中の道具を取り出すことが容易である。
このように、本実施の形態では、下駄箱1を、単なる収納家具としてだけではなく、収納してある靴に関する作業をする場として機能させることができる。そして、板部材26を横方向にスライド移動させるようにしてあるので、位置移動させるための移動スペースが少なくて済み、板部材26の上に物を載せたまま作業用抽斗20Aの上面開口を開放することができ、使い勝手がよい。また、収納椅子30は本体10から分離可能であるので、収納椅子30を持ち運ぶことができ、作業をする際の椅子の位置を自由に決めることができる。さらに、材26が作業用抽斗20Aの側方に張り出すようになっているので、収納椅子30の上面と作業用抽斗20Aの下面との間の距離が短い場合でも、椅子に腰掛けて作業をする際、作業用抽斗20Aの下面に膝がぶつかることがない。
また、本実施の形態における下駄箱1は、幅及び奥行き寸法が等しい他の下駄箱1'を重ねることができるようになっている。例えば、図8(A)に示すような、4つの抽斗20が横並びに設けられた下駄箱1'を、図8(B)に示すように、下駄箱1の上に重ねることかできる。ここで、下駄箱1'の台輪14と周縁部17は、下駄箱1のものと同一形状となっている。下駄箱1の上に下駄箱1'を重ねると、下駄箱1の周縁部17の傾斜部17Aと下駄箱1'の台輪17の面取り部17Aが合致して、両者が固定される。このように一方の凸部と他方の凹部を重ね合わせることにより、上に載せた下駄箱1'の安定性が増す。また、凹凸の係合が傾斜部と傾斜部の接触であるので、下駄箱1'を載せる作業や、上に載せた下駄箱1'を降ろす作業が容易である。
もちろん、下駄箱1'の上に下駄箱1を載せるようにしてもよい。また、両者を並べて床面に設置してもよい。
(変形例)
下駄箱1や下駄箱1'の全体のサイズや抽斗20のサイズや数は、上記したものに限られない。例えば、図示しないが、本体10に2つの開口部19が形成されており、上側に位置する開口部19には作業用抽斗20Aが収納され、下側に位置する開口部19には収納椅子30が収納されているようなものも、本発明に含まれる。
また、上記した実施の形態では、収納椅子30を本体10から取り出して回転させて椅子にするようにしていたが、図9(B)に示すように、収納椅子30に奥板34と上板36を設け、本体10から引き出したまま使用できるようにしてもよい。この場合、前板31につまみ37を設ければ、収納椅子30を収納した状態で抽斗20と同じ外観となり、下駄箱1の正面デザインを統一することができる。また、図9(C)に示すように、収納椅子30の前板31の背面に4本の椅子の脚38を設けてもよい。さらに、図示しないが、上板36の上面が前板31の上端より下側に位置するように形成し、前板31が背もたれとなるようにしてもよい。収納椅子30を中空の箱状に形成してもよい。
また、上記した実施の形態では、作業用抽斗20Aの上面開口を塞ぐ板部材26を、開放位置まで側方にスライドさせるように形成してあったが、板部材26を前方にスライドさせるようにしてもよい。この場合には、作業用抽斗20Aを手前側に引き出すことにより、板部材26が前方にスライド可能となるように形成する。このように形成しても、上記した実施の形態と同様の効果を得られるものとなる。
さらに板部材26はスライド移動するものに限られない。例えば、図10(A)に示すように、作業用抽斗20Aの端板22のいずれか一方に設けられた前後方向の軸止部22Bに端部が固定され、軸止部22Bを中心に左右方向に回動して閉塞位置と開放位置の間を移動可能に形成されたものとしてもよい。板部材を開放位置に移動させた際、隣接する抽斗20の前板21の上面に、板部材26の後端部が載るようにすると、板部材26の支えを設ける必要がない。あるいは、板部材26は、図10(B)に示すように、上方向に取り外し可能な蓋であってもよい。蓋を取り外して抽斗の中の収納物を取り出し、再び蓋を閉めてテーブルとして使用することができる。
さらに、上記した実施の形態では、板部材26が作業用抽斗20Aの上面開口の全てを覆い上面開口を塞ぐ構成としていたが、板部材26は上面開口の一部を覆うものであっても構わない。また、図10(C)に示すように、作業用抽斗20Aの底板24の下側にガイドレール50を設けて板部材26をスライド自在に取り付け、板部材26を作業用抽斗20Aの側方に張り出させるようにしてもよい。要は、板部材26を側方又は前方に移動させて、その上で作業をすることができるようになっていればよい。
(第二の実施の形態)
上記した第一の実施の形態は、収納部としての抽斗20に板部材26を移動自在に取り付けた構成となっていたが、第二の実施の形態は、作業用抽斗20Aの上面となる作業台としての上板29に、収納部としての抽斗を移動自在に取り付けたものである。以下、第一の実施の形態と共通する部分は説明を省略し、第二の実施の形態の特徴点のみ説明する。
本実施の形態における作業用抽斗20Aは、図11(A)に示すように、前板21と、前板21の背面側上端部に設けられた上板29と、上板29の下面にスライドレール60を介して、横方向にスライド可能に取り付けられる子抽斗200とを備えている。前板21にはつまみ25が設けられており、つまみ25を手前に引くことにより、作業用抽斗20Aの全体を引き出すことができる。上板29の左右の小口には、作業用抽斗20Aと本体1の開口部19Aに設けられるスライドレール40の第一レール41が固定されている。子抽斗200は、前板210、2つの端板220、向板230及び底板240を備えており、前板210には、取手250が形成されている。スライドレール60は、上述したスライドレール40と同様の伸縮レール部材であり、子抽斗200の端板220に固定された第一レール61と、板部材26の下面に固定された第三レール63と、第三レール63及び第一レール61に嵌合する第二レール62とからなる。また、スライドレール60は、スライドレール40と干渉しないようになっており、子抽斗200を上板29の下側に移動させた状態で、作業用抽斗20Aの前後方向の移動を妨げないようになっている。そして、作業用抽斗20Aを引き出して上板29の上で作業ができるとともに、子抽斗200を引き出して中に収納されているものを取り出すことができる。この場合、上板29を移動させなくてよいので、上板29に載っている物が倒れたり落ちたりすることがなく、使い勝手がよい。なお、スライドレール60の構造によっては、子抽斗200を、左右いずれの方向にも引き出せるように形成することができる。
また、図11(B)に示すように、作業用抽斗20Aに、少なくとも前板21、端板22、図示しない底板24及び上板29を設け、前板21に開口部21Aを設け、この開口部21Aの内部に収納されるとともに前方に引きだし可能な子抽斗200を設けてもよい。このように形成した場合には、子抽斗200に収納されているものを取り出したいときには、子抽斗200のつまみ251を持って子抽斗200のみを引き出すことができ、作業を行うときには、前板21に設けられている取手21Bを手掛かりにして作業用抽斗20Aを子抽斗200ごと引き出すことができる。そして、作業用抽斗20Aを引き出した状態で、さらに子抽斗200を引き出すこともできる。
ここで、図11(B)では、子抽斗200を手前側に引き出し可能としているが、端板22のスライドレール41と干渉しない位置に開口部を設け、ここに子抽斗200を収納し、子抽斗200を横方向に引き出し可能としてもよい。この場合、2つの端板22に開口部を設けて、子抽斗200が左右いずれの方向にも引き出せるように形成してもよい。また、図示しないが、作業用抽斗20Aに複数の子抽斗200を設けてもよい。複数の子抽斗200は上下に重ねて配置してもよいし、水平方向(図11(A)の場合は前後、(B)の場合は左右)に並べて配置してもよい。
なお、上記した第一及び第二の実施の形態では、収納家具を下駄箱として利用する例を述べたが、本発明に係る収納家具は、靴以外のものを収納する家具としても利用できる。例えば、衣類を収納するタンスとして使用し、作業用抽斗20Aにアイロンなどを収納し、板部材26や上板29がアイロン台となる構成としてもよい。
1 下駄箱(収納家具)
10 本体 11 側板
12 天板 13 地板
14 台輪 15 棚板
16 仕切板 17 周縁部
18 背板 19 開口部
20 抽斗 20A 作業用抽斗
20B 大抽斗 20C 小抽斗 20D 中抽斗
21 前板 22 端板
23 向板 24 底板
25 つまみ 26 板部材
27 載せ板 28 収納凹部
29 上板
30 収納椅子(収納体) 31 前板
32 端板 33 渡し板
34 奥板 35 貫通孔
36 上板 37 つまみ
38 脚 40 ガイドレール
50 ガイドレール 60 ガイドレール
200 子抽斗(第二の抽斗)
S 短靴 G 下駄

Claims (4)

  1. 正面側に複数の開口部を有する箱形の本体と、
    前記開口部のうちの一に収納され、内部に収納部を有する抽斗であって、前記一の開口部から引き出したときに上面に物を載置可能な作業台を備えた作業用抽斗と、
    前記開口部の他の一に収納され、前記他の一の開口部から取り出し前記本体から分離して椅子として使用可能であるとともに、前記他の一の開口部に収納したときに当該開口部を閉塞可能な面を有する収納体と、を少なくとも備え、
    前記収納体を前記本体から分離し、前記作業用抽斗を引き出した状態で、前記収納体に腰掛けて前記作業台で作業することができるように形成されていることを特徴とする収納家具。
  2. 前記作業用抽斗は、前記作業台として、抽斗の上面開口の全部又は一部を覆うことができる板部材を備えていることを特徴とする請求項1記載の収納家具。
  3. 前記作業用抽斗は、前記作業台として、前記一の開口部から引き出した状態で側方又は前方に張り出す位置に移動可能な板部材を備えていることを特徴とする請求項1記載の収納家具。
  4. 前記作業用抽斗は、前記作業台として、抽斗の上面となる板部材を備えるとともに、前記一の開口部から引き出した状態で、前記板部材の側方又は前方に引き出し可能な前記収納部としての第二の抽斗を備えていることを特徴とする請求項1記載の収納家具。
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