JP2004298421A - 引き出し用収納トレー,引き出しおよび厨房家具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】引き出し用収納トレー20は、複数の収納部に被収納物35を分類して収納可能で引き出し4に位置決めされたトレー本体30と、被収納物を収納可能な少なくとも一つの収納部を有し、水平方向にスライド自在にトレー本体の上に配置される上部トレー31とを備えている。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被収納物を分類して収納するための引き出し用収納トレーと、この引き出し用収納トレーが取付けられ厨房家具に設けられる引き出しと、この引き出しが設けられた厨房家具に関する。
【0002】
【従来の技術】
台所に設置されるキッチンなど厨房家具は、各種の被収納物を収納するための引き出しを備えている場合が多い。たとえば、特許文献1(特開平10−155670号公報)には包丁収納用引き出しが記載されている。
この包丁収納用引き出しは、引き出し本体内の底板部上に水受けトレーを設け、この水受けトレー上に多数の水抜き孔が穿設された支持板を設け、この支持板上に包丁保持部を形成している。
【0003】
一方、特許文献2(実開平6−52741号公報)には、食器戸棚の引き出しの中に入れて使用するための、フォーク,ナイフ,スプーンなどの収納トレーが記載されている。
この収納トレーは、トレー本体の中を仕切り壁で仕切って多数の長い小皿を設けた形状を有している。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−155670号公報
【特許文献2】
実開平6−52741号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1に記載の包丁収納用引き出しは包丁のみを収納する機能なので、引き出し自体が特殊な構造になっている。そのため、包丁以外の被収納物をこの引き出しに分類して収納することはできなかった。
【0006】
一方、特許文献2に記載の収納トレーには、フォーク,ナイフ,スプーンなどを分類して収納することができるが、この収納トレーは、引き出し内に単に置くだけなので、引き出しとの間に隙間ができることもあり、引き出し全体のスペースを有効に使って収納トレーを安定した状態にするための配慮はされていない。
したがって、引き出しの内方空間や上部スペースが無駄になったり、引き出し内で収納トレーが動いてしまって不安定になる恐れがあった。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、引き出し自体を特殊な構造にしなくても、引き出し全体のスペースを有効に使って安定した状態で被収納物を分類して収納することができ、且つ被収納物の出し入れが容易で使い勝手のよい引き出し用収納トレー,厨房家具の引き出しおよび厨房家具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明にかかる引き出し用収納トレーは、厨房家具の引き出しに取付け可能な引き出し用収納トレーであって、複数の収納部に被収納物を分類して収納可能で前記引き出しに位置決めされたトレー本体と、被収納物を収納可能な少なくとも一つの収納部を有し、水平方向にスライド自在に前記トレー本体の上に配置される上部トレーとを備えている。、
前記引き出し用収納トレーは、前記上部トレーをスライドさせるかまたは取り外すことにより、この上部トレーの下方の前記収納部に対して前記被収納物を出し入れ可能であるのが好ましい。
この引き出し用収納トレーは、着脱可能な仕切り板で仕切ることにより前記収納部を形成可能になっているのが好ましい。
本発明にかかる厨房家具の引き出しには、前記引き出し用収納トレーが取付けられ、また、厨房家具のキャビネットには、前記引き出しが引き出し収納自在に設けられている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態の一例を、図1ないし図5を参照して説明する。
図1は、システムキッチンの正面図、図2は図1の平面図、図3は前記システムキッチンの引き出しの斜視図、図4は引き出し用収納トレーの斜視図である。
なお、説明の便宜上、図1の左,右,上,下,紙面前方,紙面後方を、それぞれ、前記システムキッチンの左方,右方,上方,下方,前方,後方として説明する。
【0010】
本実施形態では、厨房家具として、台所に設置されるキッチンの一種であるシステムキッチン(複合厨房家具)を例にとって説明するが、本発明は、他の厨房家具、たとえば、台所用品や食器などの被収納物を収納する収納庫や台所の流し台などにも適用可能である。
また、引き出し用収納トレーは、システムキッチン,収納庫,流し台などの厨房家具の上段の引き出しに取付けると便利であるが、厨房家具の中段や下段(足下)に位置する引き出しに取付ける場合でもよい。
【0011】
図1ないし図4に示すように、厨房家具としてのシステムキッチン1は、床面上に設置されたキャビネット2を有している。キャビネット2には、各種形状,構造の複数の引き出し(引き出し3,4,5など)が、引き出し,収納自在に設けられている。
キャビネット2は、左方から右方に順次並設された、コンロキャビネット6,一方の調理台キャビネット7,シンクキャビネット8および他方の調理台キャビネット9と、キャビネット6〜9の上部を覆って取付けられたワークトップ10とにより構成されている。
【0012】
コンロキャビネット6にはコンロ11が組み込まれており、一方の調理台キャビネット7の上部のワークトップ10は調理台12になっている。シンクキャビネット8の上部のワークトップ10には、シンク13が形成されている。他方の調理台キャビネット9には食器洗い乾燥機14が取付けられ、上部のワークトップ10は調理台12になっている。
コンロキャビネット6には、上段の引き出し3と足下の引き出しが設けられ、一方の調理台キャビネット7には、上段の引き出し4と中段の引き出しと足下の引き出しとが設けられている。
シンクキャビネット8には、中段の引き出しと足下の引き出し5が設けられ、他方の調理台キャビネット9には、足下の引き出しが設けられている。キャビネット2に設けられたすべての引き出しは、受けレールとスライド部材により引き出し,収納自在になっている。
【0013】
各キャビネット6〜9の内方の左右には側板15が縦方向(床面と垂直方向)に設けられ、側板15はキャビネット2の一部を構成している。隣り合うキャビネット6〜9同士の間の側板15は仕切り壁の機能を有している。コンロキャビネット6の左側の側板15と、他方の調理台キャビネット9の右側の側板15は、外壁板としての機能を有している。
このように、コンロキャビネット6に、コンロ11,複数の引き出し,対応するワークトップ10などが設けられて、単体としての厨房家具が構成されている。これと同様に、他のキャビネット7,8もそれぞれシンク13や引き出しなどを有し、キャビネット9も食器洗い乾燥機14と引き出しを有しているので、システムキッチン1は、単体としての厨房家具が複合した複合厨房家具を構成している。
各キャビネット6〜9にそれぞれ設けられた引き出しのうち、最下段に配置された足下収納引き出し(引き出し5など)は、蹴込み16が形成され、内部の収納スペースを広くするように蹴込み16の奥も含んだ構成を有している。
【0014】
本発明の引き出し用収納トレー(以下、収納トレーと記載)20は、厨房家具の引き出しに取付け可能である。本実施形態では、システムキッチン1の一方の調理台キャビネット7の上段の引き出し4に、収納トレー20が取付けられた場合を示している。
なお、収納トレー20を、引き出し4以外の他の引き出しに取付ける場合、または、二つ以上の引き出しにそれぞれ収納トレー20を取付ける場合などであってもよい。
【0015】
図5は収納トレー20の一部を示す斜視図である。図5(A),(B),(C)は、仕切り板55の取付け状態、上部トレー31の取付け状態、包丁収納部材60の取付け状態を、それぞれ示している。
図3ないし図5に示すように、引き出し4は、内方に空間が形成された矩形状の引き出し本体21と、引き出し本体21の前方に固定された前板22とを有している。引き出し本体21と前板22とキャビネット2(図1)とにより、引き出し4をキャビネット2に収納した状態で被収納物を収納可能なスペースが形成される。
【0016】
引き出し4の左右に配置されている側板15(図1)には、左右一対の受けレール(図示せず)が取付けられている。一対の受けレールは、前後方向を向いて、ほぼ水平に且つ平行に配置されている。受けレールには、スライド部材23が前後方向にスライド自在に係合している。
一対のスライド部材23は、引き出し本体21の左右両側に取付けられている。引き出し4は、一対の受けレールと一対のスライド部材23を介して、キャビネット2に対して前後方向に自在に移動する。
【0017】
収納トレー20は、平面視で矩形状の引き出し4に取り付けるために、平面視で矩形状に形成されている。収納トレー20は、一部の部品を除いてほぼ全体が合成樹脂(ポリスチレン,ABS樹脂など)により一体的に形成されている。
引き出し4自体は汎用の構成であり、収納トレー20を取付けるための特殊な構造にはなっていない。収納トレー20は、接着剤などで引き出し4に固定して位置決め保持されている。
なお、接着剤などを用いずに、収納トレー20をそのまま引き出し4に装着して取付け取外し可能に位置決めする場合、または、収納トレー20を、複数のビスなどで引き出し4に取付け取外し可能に固定して位置決めする場合でもよい。
【0018】
収納トレー20は、トレー本体30と上部トレー31とを備えている。トレー本体30は、引き出し4に位置決めされ、複数の収納部(たとえば、収納部32,33,34)を有している。
この各収納部には、被収納物35を分類して収納可能である。被収納物35としては、たとえば、包丁35a,調味料,ハサミなど調理小物類,カトラリー類,レードル・ラップ類などがある。
【0019】
上部トレー31は、被収納物35を収納可能な少なくとも一つ(ここでは、三つ)の収納部40を有し、平面視でほぼ矩形をなしている。上部トレー31は、水平方向にスライド自在にトレー本体30の上に配置されている。
こうして、収納トレー20は、上部トレー31がトレー本体30の上に配置された二階建構造になっている。矢印Bに示すように、上部トレー31をスライドさせるかまたは取り外すことにより、上部トレー31の下方の収納部(たとえば、収納部33)に対して被収納物35を出し入れ可能にしている。
なお、トレー本体30上に一つの上部トレー31を配置した場合を示したが、複数の上部トレー31をトレー本体上に配置した場合であってもよい。また、上部トレー31は、水平方向にスライド自在であればよいので、前後方向(矢印B方向)にスライドする場合のほか、矢印Bと直交する左右方向にスライド自在にトレー本体上に取付けられた場合であってもよい。
上部トレー31を設けたので、引き出し4全体のスペースを有効に使うことができ、且つ、被収納物35の出し入れが容易で、引き出し4の使い勝手がよくなる。
【0020】
平板状の底板部36と、底板部36から上方に向けてほぼ垂直に立ち上がる立ち上がり部37とにより、各収納部(収納部32〜34,40)が形成されている。
立ち上がり部37は、平面視で縦横方向に延びて所定形状(たとえば、所定の模様状)に形成されている。立ち上がり部37の一部は、トレー本体30の周囲の外周壁38を構成している。なお、収納トレー20全体における立ち上がり部37の平面視の形状は、他の各種形状にして、複数の収納部の配置が別の配置状態になるようにしてもよい。
【0021】
外周壁38の上端部には、平面視で矩形環状のフランジ部39が一体形成されている。フランジ部39は、トレー本体30の全周にわたって形成され、外周壁38より水平方向外方に若干突出している。立ち上がり部37全体の上端面と、フランジ部39の上面はほぼ面一になっている。
トレー本体30の外形寸法が若干大きい場合などでも、トレー本体30を引き出し4の内部空間に収納するとき、トレー本体30が弾性変形するので、フランジ部39が引き出し本体21や前板22に密着する。これにより、トレー本体30が引き出し4にしっかりと位置決め保持される。
【0022】
このように、トレー本体30がその取り付け時に弾性変形すると、フランジ部39の位置が若干変化する。したがって、引き出し4に対するトレー本体30の平面視での外形寸法が製造誤差により若干大きい場合であっても、トレー本体30が弾性変形して、フランジ部39を、引き出し本体21や前板22の内周面に容易に密着させて、トレー本体30を隙間がないように引き出し4にセットすることができる。
収納トレー20は、引き出し4に保持されて動かないようになっているので、被収納物35を安定した状態で収納することができる。なお、トレー本体30を引き出し4にセットした状態で、フランジ部39の上面と引き出し本体21の上面がほぼ面一になるようにすれば、外観上好ましい。
【0023】
上部トレー31にも立ち上がり部37が形成されており、この立ち上がり部37により、一つまたは複数(ここでは、三つ)の収納部40が上部トレー31に形成されている。
トレー本体30の立ち上がり部37を構成する平行な一対の支持部材50,51が、前後方向(B方向)に延びている。支持部材50,51の各上端部には、上部トレー31をスライド自在に係合させるための係合溝52が、前後方向に延びて形成されている。
支持部材50,51により、上部トレー31は、トレー本体30上に前後方向にスライド自在に支持されている。係合溝52を断面L字状に形成したので、上部トレー31を係合溝52から容易に取り外すこともできる。したがって、上部トレー31の下方に位置する収納部(たとえば、収納部33)に収納された被収納物35の出し入れが容易である。
なお、係合溝52と上部トレー31の他の係合状態としては、上部トレー31が、上方に外れることなく且つ水平方向(ここでは、前後方向)にのみスライドするように係合溝に拘束された場合であってもよい。
【0024】
一方の支持部材50はトレー本体30の中央部近くに位置し、他方の支持部材51は外周壁38の一部を構成している。支持部材50,51が、収納トレー20の左側に位置している場合を示したが、収納トレー20の右側または中央部またはその他の位置であってもよい。
さらに、支持部材50,51が前後方向に延びて配置されているが、左右方向に延びて配置された場合でもよい。この場合、上部トレー31は、一対の支持部材に支持されて、水平方向で且つ左右方向にスライド自在になる。
【0025】
収納トレー20において、着脱可能な仕切り板55で仕切ることにより収納部が形成されるので、収納部の状態(収納部の数,位置,形状など)を任意に変更可能である。
互いに対向する一方の立ち上がり部37と他方の立ち上がり部37の各表面の所定位置には、上部側に開放するスリット状の複数の凹部56が形成されている。一方の立ち上がり部37に形成された複数の凹部56と、他方の立ち上がり部37に形成された複数の凹部56は、互いに対向する位置にそれぞれ形成されている。
したがって、矢印Cに示すように、仕切り板55を上方から一対の凹部56に係合させて差し込めば、仕切り板55は、立ち上がり部37に対してほぼ直角に配置され、且つ凹部56に係合して位置決め保持される。
こうして、トレー本体30の内部空間は、立ち上がり部37と仕切り板55とにより(または、立ち上がり部37のみにより)、周囲が囲まれた複数の収納部(収納部32,33,34など)に仕切られる。
仕切り板55は、ほぼ矩形状に形成されて複数準備されている。被収納物35の種類,形状,数量などに応じて、仕切り板55を差し替えることにより、収納部の状態を容易に変更することができる。
【0026】
収納トレー20は、被収納物35の一種である包丁35aを安全に収納可能な包丁収納部材60を有している。包丁収納部材60は、所定の(または、任意の)収納部32に着脱可能に収納される下部パーツ61と、上部パーツ63とにより構成されている。
上部パーツ63は、下部パーツ61に形成された被係合部62に、矢印Dに示すように着脱可能に係合している。下部パーツ61と上部パーツ63は、ポリプロピレンなど合成樹脂によりそれぞれ一体的に形成されている。
包丁収納部材60を、下部パーツ61と上部パーツ63に分離可能にしたので、各パーツ61,63を形成するための金型の構成が簡略化するとともに、各パーツ61,63の製造が容易になる。
包丁収納部材60やその周りのトレー本体30が汚れると、二つのパーツ61,63をトレー本体30から取り外すとともに、各パーツ61,63同士を分離する。そうして、包丁収納部材60とトレー本体30を容易に清掃して常に清潔にすることができる。
【0027】
引き出し4に収納トレー20を取付けたので、これを使用する場合には、収納トレー20の複数の収納部に各種の被収納物35を分類して収納する。ユーザー(人)は、仕切り板55の差し替えにより、収納部を被収納物35の種類,形状などに応じた適切な大きさ,数にできるので、各種の被収納物35を複数の収納部に良好に分類して収納することができる。
収納トレー20は、トレー本体30の上に上部トレー31が配置された二階建て構造なので、上部トレー31の収納部40などにも被収納物35を分類して収納することができ、収納トレー20全体の収納可能能力が向上する。すなわち、収納トレー20全体のスペースが大きくなり、被収納物35を収納可能な引き出し4のスペースを有効に活用することができる。
上部トレー31がトレー本体30上をスライド自在になっているので、上部トレー31の下方に位置する収納部(たとえば、収納部33)に対しても、被収納物35を容易に出し入れすることができる。
【0028】
立ち上がり部37と仕切り板55(または、立ち上がり部37のみ)とにより収納トレー20の内部空間を仕切って複数の収納部を形成しているので、ユーザーの使い勝手に合わせて、被収納物35を分類して収納することができる。被収納物35の大きさなどによって仕切り板55を差し替えれば、収納部の状態を自在に変更することができる。
また、収納トレー20自体の構成が簡素なので、それほどコストをかけずに別の種類の収納トレーに取り替えることもできる。
【0029】
引き出し4自体は、特殊な構造ではなく汎用のもので収納トレー20を取付けできるので、引き出し4自体の共通化が可能である。
収納トレー20は、通常はシステムキッチン1の製造時にあらかじめ引き出し4にセットされている。なお、既設の引き出しに収納トレー20の寸法が合えば、既設のシステムキッチンなど厨房家具の引き出しに収納トレー20をあとで増設することもできる。
収納トレー20を引き出し4から取り外し可能にすれば、同じサイズの他の引き出しがある場合には、他の引き出しに収納トレー20を移し替えて使い勝手をさらに改善することができる。
【0030】
ユーザーが調理などの作業を行う際、包丁35aの使用頻度が多い場合に備えて、包丁収納部材60はシンク13に近い位置に配置するのが好ましい。本実施形態では、引き出し4がシンク13の左側にあるので、包丁収納部材60は収納トレー20の右側(シンク13側)に配置されている。すなわち、使用頻度の多い包丁35aがユーザーの近くに位置するので、調理の能率が向上する。
収納トレーが取付けられた引き出しがシンクの右側に位置するという別のタイプのシステムキッチンの場合には、包丁収納部材60をトレー本体30の左側(すなわち、シンク側)に寄せて配置すれば、ユーザーにとって引き出しの使い勝手がよい。
このように、収納トレー20の収納部や包丁収納部材60などを、システムキッチンの構成やユーザーの好みに合わせて、使い勝手よく容易に変更することができる。
【0031】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形,付加などが可能である。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0032】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したので、引き出し自体を特殊な構造にしなくても、引き出し全体のスペースを有効に使って安定した状態で被収納物を分類して収納することができ、且つ被収納物の出し入れが容易で使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図5は本発明の実施形態の一例を示す図で、図1はシステムキッチンの正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】前記システムキッチンの引き出しの斜視図である。
【図4】引き出し用収納トレーの斜視図である。
【図5】図5(A),(B),(C)は、それぞれ前記引き出し用収納トレーの一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 システムキッチン(厨房家具)
2 キャビネット
4 引き出し
20 引き出し用収納トレー
30 トレー本体
31 上部トレー
32〜34 収納部
35 被収納物
35a 包丁(被収納物)
40 収納部
55 仕切り板
Claims (5)
- 厨房家具の引き出しに取付け可能な引き出し用収納トレーであって、
複数の収納部に被収納物を分類して収納可能で前記引き出しに位置決めされたトレー本体と、
被収納物を収納可能な少なくとも一つの収納部を有し、水平方向にスライド自在に前記トレー本体の上に配置される上部トレーとを備えたことを特徴とする引き出し用収納トレー。 - 請求項1に記載の引き出し用収納トレーであって、
前記上部トレーをスライドさせるかまたは取り外すことにより、この上部トレーの下方の前記収納部に対して前記被収納物を出し入れ可能にしたことを特徴とする引き出し用収納トレー。 - 請求項1または2に記載の引き出し用収納トレーであって、
この引き出し用収納トレーは、着脱可能な仕切り板で仕切ることにより前記収納部を形成可能になっていることを特徴とする引き出し用収納トレー。 - 請求項1,2または3に記載の前記引き出し用収納トレーが取付けられたことを特徴とする厨房家具の引き出し。
- 請求項4に記載の前記引き出しがキャビネットに引き出し収納自在に設けられたことを特徴とする厨房家具。
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---|---|---|---|
JP2003095205A JP2004298421A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | 引き出し用収納トレー,引き出しおよび厨房家具 |
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2003
- 2003-03-31 JP JP2003095205A patent/JP2004298421A/ja active Pending
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