JP2013022178A - キッチンユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キッチンユニット本体12の上面に加熱調理機器14とシンク16が設けられ、かつキッチンユニット本体12の背面側の外縁部18に食卓用カウンター20が設けられた対面式のキッチンユニットである。キッチンユニット本体12を、キッチン床に設置される下部構造物22と、上面に加熱調理機器14とシンク16を装備し、かつ下部構造物22に対して昇降可能に配置された上部構造物24とに分割構成した。キッチンユニット本体12の内部に、上部構造物24の上面が下部構造物22に対して上下動するように上部構造物24を昇降させる昇降装置26を設けた。
【選択図】図1
Description
従来の対面式キッチンユニットにはキッチンユニット本体の背面側の外縁部に食卓用カウンターを設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。食卓用カウンターはキッチンユニット本体の上面とほぼ同一の高さに設けられており、食事の際にキッチンユニット本体の上面も食卓として有効利用できる。
上記従来の食卓用カウンターを設けた対面式キッチンユニットは、食卓用カウンターがキッチンユニット本体の上面とほぼ同一の高さに設けられているので、食卓用カウンターが調理台としての高さとなり、通常の食卓としての高さより高くなり食事の際に違和感が生じ易い。
〈構成1〉
キッチンユニット本体の上面に加熱調理機器とシンクが設けられ、かつ前記キッチンユニット本体の背面側の外縁部に食卓用カウンターが設けられた対面式のキッチンユニットであって、前記キッチンユニット本体を、キッチン床に設置される下部構造物と、上面に前記加熱調理機器と前記シンクを装備し、かつ前記下部構造物に対して昇降可能に配置された上部構造物とに分割構成し、キッチンユニット本体の内部に、前記上部構造物が前記下部構造物に対して上下動するように前記上部構造物を昇降させる昇降装置を設けたことを特徴とするキッチンユニット。
構成1に記載のキッチンユニットにおいて、前記食卓用カウンターを、前記上部構造物の上面より低い位置に設けたことを特徴とするキッチンユニット。
構成1又は2に記載のキッチンユニットにおいて、前記上部構造物の正面側の外縁部に、前記上部構造物に垂下され、もしくは前記上部構造物の内部に配置された状態から前記上部構造物の上面とほぼ平行な状態となるように移動される補助カウンターを出し入れ自在に設け、前記昇降装置を、前記上部構造物の上面が調理時の高さと前記食卓用カウンターの上面の高さとの範囲で上下動するように設けたことを特徴とするキッチンユニット。
構成1乃至3のいずれかに記載のキッチンユニットにおいて、前記昇降装置は、前記上部構造物を支承する支持部材と前記支持部材を上下動可能に支持する可動部材および前記可動部材をスライド可能に保持する不動部材により構成された脚部とを有する架台と、端部が前記不動部材の上部に固定されて垂下され、前記可動部材の下部に取付けられたガイドローラで折り返されて前記可動部材の側面に沿って上向きにガイドされたベルト又はワイヤーと、前記架台の支持部材に設置されて前記上向きにガイドされたベルト又はワイヤーを巻取り巻戻しする回転体を正逆転駆動するモータとを備えたことを特徴とするキッチンユニット。
構成4に記載のキッチンユニットにおいて、前記不動部材を、両方の側面側に沿ってそれぞれ嵌合溝が形成された長方形状のガイドケースにより構成し、前記可動部材を、両方の側面側に沿ってそれぞれ嵌合溝が前記ガイドケースの前記嵌合溝に対向する位置に形成された長方形状のスライドケースにより構成し、前記ガイドケースの嵌合溝とこれに対向する前記スライドケースの嵌合溝との間に長方形状のスライダーを配置すると共に、前記スライダーの一側端部を前記不動部材の前記嵌合溝に嵌合固定し、前記スライダーの他側端部を前記可動部材の前記嵌合溝にスライド可能に嵌合して取付けて、前記ガイドケースと前記スライドケースと前記スライダーとの間に横断面偏平な空間を形成し、前記空間内に前記ベルト又はワイヤーの、前記脚部の側面に沿う部分を収納したことを特徴とするキッチンユニット。
構成4又は5に記載のキッチンユニットにおいて、前記ベルト又はワイヤーの端部は、張力調節装置を介して前記不動部材の上部に固定されていることを特徴とするキッチンユニット。
構成4乃至6のいずれかに記載のキッチンユニットにおいて、前記ベルト又はワイヤーは、その中間部が前記モータの前記回転体の軸心を縦断する保持溝に挿通されて固定されると共に、前記回転体の両側方の、前記回転体の軸心を通る水平面上にそれぞれ設けられたガイドローラに掛けられて水平方向にガイドされ、さらに、他のガイドローラに掛けられて前記架台の脚部側面に沿って垂下するようにガイドされ、前記可動部材の下部に取付けられた前記ガイドローラで折り返されて上向きにガイドされた両端部が前記不動部材の上部に固定されていることを特徴とするキッチンユニット。
キッチンユニット本体の上面を、調理台としての高さと食卓としての高さとに自在に上下動することができる。すなわち、キッチンユニット本体の上面は、調理時には調理し易い高さに保持され、食事時には降下されて食事し易い高さに調整できる。
〈構成2の効果〉
食事時等に昇降装置を駆動して上部構造物を下降することにより上部構造物の上面を食卓用カウンターとほぼ同一平面として広い食卓面とすることができる。すなわち、キッチンユニット本体の上面を食卓用カウンターと同様に食事し易い高さとすることができる。
〈構成3の効果〉
補助カウンターを設けたことにより上部構造物の上面を拡張できる。さらに昇降装置を駆動することにより、補助カウンターを含む上部構造物の上面と食卓用カウンターの上面とを加えて食卓面を大幅に拡張できる。
〈構成4の効果〉
回転体を正逆転駆動することによりベルト又はワイヤーに牽引力が作用し、この牽引力により上下動する可動部材を介して上部構造物を自在に昇降させることができる。
〈構成5の効果〉
ベルト又はワイヤーの、脚部の側面に沿う部分がガイドケースおよびスライドケースにより外界から遮蔽されるので、狭い空間でのベルト又はワイヤーの上下動作が他の構造物に接触することなくスムーズに行われる。
〈構成6の効果〉
ベルト又はワイヤーの張力を、使用状況に応じて自在に調節できる。
〈構成7の効果〉
ベルト又はワイヤーの中間部がモータの回転体の保持溝に挿通された後に水平方向にガイドされていることにより、回転体によりベルト又はワイヤーの中間部を巻取りしたときに回転体を境界としてベルト又はワイヤーの両側で巻取り量に差異が生じることがなく、回転体を境界とする両側で均等にベルト又はワイヤーの上下動作を行うことができる。
12 キッチンユニット本体
14 加熱調理機器
16 シンク
18 排水口
19 排水管
20 食卓用カウンター
21A 遮蔽板
21B 遮蔽板
22 下部構造物
24 上部構造物
23 椅子
25 引出し式椅子
26 昇降装置
28 補助カウンター
29 スライドカウンター
30 支持部材
32 可動部材
34 不動部材
36 脚部
38 架台
40A ガイドローラ
40B ガイドローラ
40C ガイドローラ
40D ガイドローラ
42 ベルト
44 回転体
46 モータ
48 嵌合溝
49 嵌合溝
50 ガイドケース
52 スライドケース
54 スライダー
56 空間
58 ねじ溝
60 ロッド
62 ナット
66 ブラケット
68 保持溝
70 物品収納部
72 配管設備を備えるPS
74 車輪
76 張力調節装置
Claims (7)
- キッチンユニット本体の上面に加熱調理機器とシンクが設けられ、かつ前記キッチンユニット本体の背面側の外縁部に食卓用カウンターが設けられた対面式のキッチンユニットであって、
前記キッチンユニット本体を、キッチン床に設置される下部構造物と、上面に前記加熱調理機器と前記シンクを装備し、かつ前記下部構造物に対して昇降可能に配置された上部構造物とに分割構成し、
キッチンユニット本体の内部に、前記上部構造物が前記下部構造物に対して上下動するように前記上部構造物を昇降させる昇降装置を設けたことを特徴とするキッチンユニット。 - 請求項1に記載のキッチンユニットにおいて、
前記食卓用カウンターを、前記上部構造物の上面より低い位置に設けたことを特徴とするキッチンユニット。 - 請求項1又は2に記載のキッチンユニットにおいて、
前記上部構造物の正面側の外縁部に、前記上部構造物に垂下され、もしくは前記上部構造物の内部に配置された状態から前記上部構造物の上面とほぼ平行な状態となるように移動される補助カウンターを出し入れ自在に設け、
前記昇降装置を、前記上部構造物の上面が調理時の高さと前記食卓用カウンターの上面の高さとの範囲で上下動するように設けたことを特徴とするキッチンユニット。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載のキッチンユニットにおいて、
前記昇降装置は、
前記上部構造物を支承する支持部材と前記支持部材を上下動可能に支持する可動部材および前記可動部材をスライド可能に保持する不動部材により構成された脚部とを有する架台と、
端部が前記不動部材の上部に固定されて垂下され、前記可動部材の下部に取付けられたガイドローラで折り返されて前記可動部材の側面に沿って上向きにガイドされたベルト又はワイヤーと、
前記架台の支持部材に設置されて前記上向きにガイドされたベルト又はワイヤーを巻取り巻戻しする回転体を正逆転駆動するモータと
を備えたことを特徴とするキッチンユニット。 - 請求項4に記載のキッチンユニットにおいて、
前記不動部材を、両方の側面側に沿ってそれぞれ嵌合溝が形成された長方形状のガイドケースにより構成し、
前記可動部材を、両方の側面側に沿ってそれぞれ嵌合溝が前記ガイドケースの前記嵌合溝に対向する位置に形成された長方形状のスライドケースにより構成し、
前記ガイドケースの嵌合溝とこれに対向する前記スライドケースの嵌合溝との間に長方形状のスライダーを配置すると共に、前記スライダーの一側端部を前記不動部材の前記嵌合溝に嵌合固定し、前記スライダーの他側端部を前記可動部材の前記嵌合溝にスライド可能に嵌合して取付けて、前記ガイドケースと前記スライドケースと前記スライダーとの間に横断面偏平な空間を形成し、
前記空間内に前記ベルト又はワイヤーの、前記脚部の側面に沿う部分を収納したことを特徴とするキッチンユニット。 - 請求項4又は5に記載のキッチンユニットにおいて、
前記ベルト又はワイヤーの端部は、張力調節装置を介して前記不動部材の上部に固定されていることを特徴とするキッチンユニット。 - 請求項4乃至6のいずれかに記載のキッチンユニットにおいて、
前記ベルト又はワイヤーは、その中間部が前記モータの前記回転体の軸心を縦断する保持溝に挿通されて固定されると共に、前記回転体の両側方の、前記回転体の軸心を通る水平面上にそれぞれ設けられたガイドローラに掛けられて水平方向にガイドされ、さらに、他のガイドローラに掛けられて前記架台の脚部側面に沿って垂下するようにガイドされ、前記可動部材の下部に取付けられた前記ガイドローラで折り返されて上向きにガイドされた両端部が前記不動部材の上部に固定されていることを特徴とするキッチンユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011158634A JP5354810B2 (ja) | 2011-07-20 | 2011-07-20 | キッチンユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011158634A JP5354810B2 (ja) | 2011-07-20 | 2011-07-20 | キッチンユニット |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013022178A5 JP2013022178A5 (ja) | 2013-08-29 |
JP5354810B2 JP5354810B2 (ja) | 2013-11-27 |
Family
ID=47781198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011158634A Expired - Fee Related JP5354810B2 (ja) | 2011-07-20 | 2011-07-20 | キッチンユニット |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59148642U (ja) * | 1983-03-26 | 1984-10-04 | ナショナル住宅産業株式会社 | キツチンカウンタ− |
JPH05130919A (ja) * | 1991-05-27 | 1993-05-28 | Misawa Homes Co Ltd | アイランドキツチン |
JP2011019600A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Fuetsu Kensetsu Co Ltd | キッチンユニット |
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2011
- 2011-07-20 JP JP2011158634A patent/JP5354810B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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JPS59148642U (ja) * | 1983-03-26 | 1984-10-04 | ナショナル住宅産業株式会社 | キツチンカウンタ− |
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JP5354810B2 (ja) | 2013-11-27 |
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