JPH05130458A - ゴースト除去装置 - Google Patents

ゴースト除去装置

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JPH05130458A
JPH05130458A JP3292683A JP29268391A JPH05130458A JP H05130458 A JPH05130458 A JP H05130458A JP 3292683 A JP3292683 A JP 3292683A JP 29268391 A JP29268391 A JP 29268391A JP H05130458 A JPH05130458 A JP H05130458A
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JP
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signal
polarity
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input
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JP3292683A
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English (en)
Inventor
Nobutaka Hotta
宣孝 堀田
Toshiyuki Sakamoto
敏幸 坂本
Tsutomu Noda
勉 野田
Katsunobu Kimura
勝信 木村
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゴースト除去装置に取り込まれたゴースト除去
の基準信号が正規の状態でない場合に、ゴースト除去装
置が誤動作するのを防止することを目的としている。 【構成】ゴースト歪を除去する歪除去フィルタ103
と、歪除去フィルタ103の出力に含まれる基準信号を
抽出して状態判別を行なうGCR検出回路107と、G
CR検出回路107が基準信号が正規の状態であると判
断した場合のみGCR検出回路107で抽出された基準
信号から演算したタップ係数を歪除去フィルタ103へ
供給する演算105と、で構成される。 【効果】基準信号が正規の状態ではない場合には、歪除
去フィルタ103のタップ係数は更新されないのでゴー
スト除去装置の誤動作を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン信号に重畳
されたゴーストなどの伝送歪を除去するゴースト除去装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送局より送信されるテレビジョン信号
を受信する際、高層建築物や山などの障害物による反射
波が直接波に重畳されることにより発生する伝送路の歪
はゴーストと呼ばれ、地上テレビジョン放送における画
質劣化の最大の原因となっている。
【0003】この画質劣化を改善するために、テレビジ
ョン学会技術報告VOL.13,NO.32(1986
年6月)第1頁から第36頁において論じられているよ
うに、放送局側でゴースト除去のための基準信号(以
下、GCR(Ghost Cancel Refere
nce)信号と記す)を送出し、受信側でこのGCR信
号を使ってゴーストを検出し、ゴースト除去を行なう方
式、およびその装置が開発されている。
【0004】図2に従来装置の一具体例を上げる。入力
端子101より入力される映像信号はアナログ/ディジ
タル変換器(以下、ADCと記す)102によってディ
ジタル符号化され、歪除去フィルタ103へ入力され
る。歪除去フィルタ103の出力はDAC104へ供給
されると共に演算器105にも供給される。演算器10
5はタイミング信号発生器106より供給されるタイミ
ング信号T2を基準としてGCR信号を取り込み、取り
込まれたGCR信号からゴースト成分の検出を行ない、
ゴースト成分を除去するように算出したタップ係数を歪
除去フィルタ103に供給する。ディジタル/アナログ
変換器(以下、DACと記す)104は歪除去フィルタ
103出力信号をアナログに変換して出力端子108へ
出力する。タイミング生成回路106は、入力端子10
1より入力される映像信号から垂直および水平同期信号
を分離し、分離した同期信号からGCR信号の取り込み
タイミングの基準となるタイミング信号T2を演算器1
05に供給すると共にカラーバースト信号などから図示
せざるマスタークロックなどを発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】まず、GCR信号につ
いて説明する。GCR信号は垂直帰線期間内の第18H
および第281Hに挿入されている。GCR信号は前ラ
インからの歪み成分の混入による受信側での誤検出を避
けるため、図25に示すような8フィールドで一巡する
シーケンスパターンとなっている。GCR信号が挿入さ
れるのは、第1フィールド、第3フィールド、第6フィ
ールド、第8フィールドである。また、第2フィール
ド、第4フィールド、第5フィールド、第7フィールド
には図28において0で表記しているペデスタルレベル
が挿入されている。また、その前ラインに挿入される信
号は、VIT(Vertical Interval
Test)信号であり、少なくとも偶奇それぞれのフィ
ールドにおいては固定パターンである。また第1、第
2、第3、第4、第5、第6、第7、第8の各フィール
ドの映像信号をそれぞれS1、S2、S3、S4、S
5、S6、S7、S8と表示してある。図25より明ら
かなように、GCR信号は4フィールドごとに入れ違い
に挿入されているので、テレビジョン信号の4フィール
ド差分処理などの処理を行なうことによって、前ライン
からGCR信号に重畳してくる歪成分を取り除くことが
できる。
【0006】一般的に、GCR信号の取り込みタイミン
グは映像信号をスライスして得られる垂直同期分離信号
および水平同期分離信号を基準にして決定している。し
かし、ゴーストの付加などによって映像信号が変形し
て、垂直同期分離信号や水平同期信号のタイミングがず
れた場合には、GCR信号が正しく取り込むことができ
ないこともある。GCR信号以外の信号が取り込まれる
と、これをGCR信号として演算処理を行なうため、ゴ
ーストの誤検出やシステムの誤動作が発生する。また、
放送局側での番組切替やシーンの切替などによって、G
CR信号のシーケンスの順序が一時的にずれたりした場
合にも、上記した4フィールド間の差分処理よるGCR
信号の抽出ができなくなり、ゴーストの誤検出の原因と
なる。従来のゴースト除去装置にはこのような問題に対
する対策が無されていなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ゴーストに
よる歪を除去するための歪除去フィルタと、歪除去フィ
ルタの出力信号に含まれるGCR信号から演算したタッ
プ係数を前記歪除去フィルタに供給する演算手段と、前
記GCR信号が正規の状態にあるかどうかを判別してG
CR信号が正規の状態でないと判断した場合に前記演算
手段の前記歪除去フィルタに対するタップ係数の更新を
中止させるように制御するGCR検出手段とを具備する
ことにより達成できる。
【0008】
【作用】前記GCR検出手段はGCR信号が正規の状態
でない場合には前記演算器における前記歪除去フィルタ
へのタップ係数の更新を中止するように制御するので、
前記歪除去フィルタのタップ係数が正規の状態でないG
CR信号から演算されることにより誤った値に更新され
ることは無く、ゴースト除去装置の誤動作を防止するこ
とができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例を示すブロック図である。図1
において、101はテレビジョン信号の入力端子、10
2はADC、103は歪除去フィルタ、104はDA
C、105は演算器、106はタイミング信号発生器、
107はGCR検出回路、108はテレビジョン信号の
出力端子、151はタイミング信号発生器106の出力
タイミング信号である。
【0010】入力端子101より入力されるテレビジョ
ン信号はADC102によってディジタル符号化され、
歪除去フィルタ103へ入力される。歪除去フィルタ1
03の出力信号はDAC104およびGCR検出回路1
07へ供給される。GCR検出回路107はタイミング
信号発生器106より供給されるタイミング信号151
を基準として歪除去フィルタ103の出力信号の中から
GCR信号を取り込み、4フィールド間の差分処理と極
性の正規化などのシーケンスデコード処理を行ない、極
性の正規化されたGCR信号を毎フィールド含む信号を
演算器105へ出力する。さらに、GCR検出回路10
7は信号154から取り込んだGCR信号が正規の状態
であるかどうかを判定し、例えば信号が正規の状態でな
いと判定した場合にはhighレベルとなるGCR検出
信号を演算器105に出力する。演算回路105はGC
R検出信号がlowレベルの場合にはGCR検出回路1
07の出力信号に含まれるシーケンスデコード処理され
たGCR信号からゴースト成分の検出を行ない、ゴース
ト成分を除去するように算出したタップ係数を歪除去フ
ィルタ103に供給する。逆に、GCR検出信号152
がhighレベルの場合には、演算器105は歪除去フ
ィルタへ出力するタップ係数の更新を停止し、ゴースト
の誤検出によるシステムの誤動作を防止する。タイミン
グ信号発生器106は、入力端子101より入力される
テレビジョン信号から垂直および水平同期信号を分離
し、分離した同期信号からGCR信号の取り込みタイミ
ングの基準となるタイミング信号151およびT1をそ
れぞれGCR検出回路107と演算器105に供給する
と共にカラーバースト信号などから図示せざるマスター
クロックなどを発生させ、各回路に供給する。
【0011】本実施例によれば、GCR検出回路107
がGCR信号の状態を検出して、GCR信号が正規の状
態でないと判断した場合には演算器105から歪除去フ
ィルタ103へのタップ係数の更新を中止するように制
御するので、歪除去フィルタ103のタップ係数を正規
の状態でないGCR信号から演算された誤った値に更新
することは無く、テレビジョン番組の切替時などにもゴ
ースト除去装置を安定に動作させることができる。
【0012】図3に図1におけるGCR検出回路107
の一具体例を示す。また、図4は図3の動作の一例を示
す波形図である。
【0013】図3において301は図1における歪除去
フィルタ103の出力信号の入力端子、302は図1に
おけるタイミング信号発生器106の出力タイミング信
号151の入力端子、303は4フィールド遅延回路、
304は減算回路、305はGCR極性正規化回路、3
06はGCR判別回路、307は図1におけるシーケン
スデコード処理GCR信号153の出力端子、308は
図1におけるGCR検出信号152の出力端子である。
【0014】また、図4において、(A)は4フィール
ド遅延回路303の入力信号、(B)は4フィールド遅
延回路303の出力信号、(C)は減算回路304の出
力信号、(D)はGCR判別回路306より出力される
極性制御信号、(E)は極性正規化回路の出力信号、
(F)はGCR判別回路306より出力されるGCR検
出信号である。
【0015】4フィールド遅延回路303は入力端子3
01より入力される歪除去フィルタ103の出力信号を
4フィールド遅延させた信号を減算回路305へ出力す
る。減算回路305は4フィールド遅延回路303の入
力信号から4フィールド遅延回路303の出力信号を減
算して得た差分信号をGCR極性正規化回路305およ
びGCR判別回路306へ出力する。GCR判別回路3
06は減算回路304の出力信号からGCR信号の極性
判別を行い、減算回路304の出力信号に含まれるGC
R信号の極性を正規化するための極性制御信号をGCR
極性正規化回路305へ出力する。さらに、GCR判別
回路306は減算回路305の出力信号に含まれるGC
R信号が正規の状態かどうかを判定し、正規の状態でな
いと判断した場合には例えばhighレベルとなるGC
R検出信号を端子308へ出力する。GCR極性正規化
回路305は例えばGCR判別回路308の出力極性制
御信号がhighの場合にはGCR信号の極性を反転し
て、GCR信号の極性を正に正規化して出力端子307
に出力する。このGCR極性正規化回路305は特に図
示しないが、排他的論理和回路(以下、EXORと記
す)を用いれば容易に実現できる。前記した4フィール
ド差分処理と極性正規化処理によって、GCR極性正規
化回路305からは毎フィールド正極性のGCR信号が
出力される。
【0016】なお、図4ではGCR判別回路306にお
けるGCR信号の状態判定に必要な期間を例えば1水平
走査期間(以下、1Hと記す)としてGCR検出信号を
図4(F)に示している。したがって、正規でないGC
R信号の例であるS3に対して、GCR検出信号がhi
ghレベルとなるのが1H遅れるが、図1の演算器10
5におけるGCR信号取り込みからタップ係数の更新開
始までに1H以上の時間を要する場合には問題はない。
しかし、演算器105におけるGCR信号取り込みから
タップ係数の更新開始までの時間tが1H以内の場合に
は、遅延回路を設けてGCR極性正規化信号を1H−t
以上遅延させてやれば良い。
【0017】また、図3における4フィールド遅延回路
303はGCR信号が挿入される期間だけ動作すればよ
いので、少なくとも4H分のメモリ容量があれば実現可
能である。
【0018】本具体例のGCR検出回路107によれ
ば、毎フィールド正極性のGCR信号を出力でき、その
GCR信号が正規の状態かどうかを指示するGCR検出
信号も生成できる。
【0019】次に、図3におけるGCR判別回路306
の一具体例を図5、図6を用いて説明する。
【0020】図5はGCR判別回路306の一具体例を
示すブロック図である。図5において、501は前記タ
イミング信号発生器106から出力されるタイミング信
号151の入力端子、502は前記減算器304の出力
が入力する入力端子、503はGCR極性判定回路、5
05、506、507、508はD−フリップフロップ
回路、509はGCR極性予測回路、510はGCR極
性制御信号の出力端子、511はGCR検出信号の出力
端子である。
【0021】また、図6は図5の動作の一例を示す波形
図であり、(a)はタイミング信号151、(b)は前
記減算器304の出力信号、(c)はGCR極性判定回
路503の出力信号、(d)はD−フリップフロップ回
路505の出力信号、(e)はD−フリップフロップ回
路506の出力信号、(f)はD−フリップフロップ回
路507の出力信号、(g)はD−フリップフロップ回
路508の出力信号、(h)はGCR極性予測回路50
9から出力されるGCR極性制御信号、(i)は前記G
CR極性正規化回路305の出力信号である。
【0022】GCR極性判定回路503には、入力端子
501から入力するタイミング信号151と、入力端子
502より入力する図6(b)に示すような前記減算器
304で4フィールド差分されたGCR信号を含む4フ
ィールド差分信号とが与えられる。
【0023】GCR極性判定回路503は、例えば図6
(a)に示すタイミング信号151のhighレベル期
間で、4フィールド差分信号の極性を判定し、例えば図
6(c)のように極性が正と判定した場合はhighレ
ベル、極性が負と判定した場合はlowレベルとなるG
CR極性判定信号をD−フリップフロップ回路505に
出力する。D−フリップフロップ回路505、506、
507、508は、図6(a)に示すタイミング信号1
51の立下りエッジのタイミングで、このGCR極性信
号を保持し、図6(d)から(g)に示すように次段の
フリップフロップに1フィールドごとに転送し、4フィ
ールド前までのGCR極性信号を記憶する。
【0024】GCR極性予測回路509は、D−フリッ
プフロップ回路505、506、507、508の出力
信号に得られる過去4フィールド分のGCR極性判定信
号から次に到来する4フィールド差分信号の極性を予測
して、例えば図6(h)のように予測される極性が正の
場合にはlowレベル、予測される極性が負の場合はh
ighレベルとなるGCR極性制御信号を出力端子51
0へ出力する。
【0025】また、GCR極性予測回路509は、予測
した4フィールド差分信号の極性と、実際に到来した4
フィールド差分信号の極性とを比較してGCR信号の検
出を行い、例えば極性が不一致の場合にはhighレベ
ル、極性が一致の場合にはlowレベルとなるGCR検
出信号を出力端子511に出力する。
【0026】ここで、4フィールド差分したGCR信号
の極性の予測について説明する。図25に示したように
GCR信号は8フィールドで一巡するシーケンス信号で
あるので、図6(b)に示すように4フィールド差分し
たGCR信号の極性の変化も同様な8フィールドで一巡
するパターンとなる。したがって、現在のフィールドが
8フィールドの中の第何番目のフィールドに当たるのか
が分かれば、次に到来する4フィールド差分処理したG
CR信号の極性は予測できる。この現フィールドの極性
の判定は、過去4フィールドの差分処理したGCR信号
の極性の履歴から可能である。
【0027】
【表1】
【0028】表1に、各フィールドの差分処理されたG
CR信号の極性と、過去4フィールドの差分処理された
GCR信号の極性の履歴との関係の一例を示す。表1に
おいて、+はGCR信号の極性が正であることを示し、
−はGCR信号の極性が負であることを示している。表
1より、全てのフィールドの中で過去4フィールドのG
CR信号の極性の履歴が同一となるフィールドが無いこ
とが分かる。したがって、最低でも過去4フィールド分
のGCR信号の極性の履歴があれば、次に到来するGC
R信号の極性は予測できる。また、予測したGCR信号
の極性と実際に到来したGCR信号の極性が不一致とな
るのは、入力端子502より入力された4フィールド差
分信号に含まれるGCR信号が8フィールドシーケンス
パターンとなっていない状態である。GCR信号が8フ
ィールドシーケンスパターンとならないのは、テレビジ
ョン番組やシーンの切替によってGCR信号の8フィー
ルドシーケンスの順序がずれた場合や、タイミング信号
151のタイミングずれなどによってGCR極性判定回
路503が正しくGCR信号の極性判定を行なうことが
できない場合などである。どちらの場合もGCR信号は
正規の状態ではないので、前フィールドで予測したGC
R信号の極性と現フィールドのGCR信号の極性の不一
致を検出すればGCR検出信号を生成することができ
る。
【0029】本具体例のGCR判別回路306によれ
ば、4フィールド差分信号の極性の履歴からGCR信号
の伝送シーケンスとの比較を行うことにより、4フィー
ルド差分したGCR信号の極性の予測と、基準信号前処
理の処理対象ラインに正規のGCR信号が多重されてい
るかどうかの検出が行えるので、前記GCR極性正規化
回路305における4フィールド差分したGCR信号の
極性をそろえる処理と、前記演算器105の誤動作防止
に必要な制御信号が発生できる。
【0030】次に先の一具体例のGCR判別回路306
を構成するGCR極性予測回路509の一具体例を図7
を用いて説明する。
【0031】図7において、701はタイミング信号1
51の入力端子、702は前記D−フリップフロップ回
路505の出力信号の入力端子、703は前記D−フリ
ップフロップ回路506の出力信号の入力端子、704
は前記D−フリップフロップ回路507の出力信号の入
力端子、705は前記D−フリップフロップ回路508
の出力信号の入力端子、706は第2フィールドデコー
ダ、707は第4フィールドデコーダ、708は第5フ
ィールドデコーダ、709は第7フィールドデコーダ、
710は4入力OR回路、711はD−フリップフロッ
プ回路、712はEXOR回路、713はGCR検出信
号の出力端子、714はGCR極性制御信号の出力端子
である。
【0032】先の具体例によれば、GCR極性制御信号
は、次に到来する4フィールド差分したGCR信号の極
性が負の場合にhighレベルとなる。これは、前述し
た図6における第2フィールドおよび第4フィールドお
よび第5フィールドおよび第7フィールドでhighを
デコードする回路で実現できる。例えば、第2フィール
ドデコーダ706は、1フィールド前のGCR極性判定
信号がhighレベル、2フィールド前GCR極性判定
信号がhighレベル、3フィールド前のGCR極性判
定信号がlowレベル、4フィールド前のGCR極性判
定信号がhighレベルとなる期間をデコードすれば、
第2フィールドを指示する信号が得られる。このデコー
ド結果は、第2フィールドの期間をhighレベルで指
示する信号で4入力OR回路710に出力される。同様
にして第4フィールドデコーダ707、第5フィールド
デコーダ708、第7フィールドデコーダ709はそれ
ぞれ第4フィールド、第5フィールド、第7フィールド
をデコードしてhighレベルを4入力OR回路710
に出力する。よって、4入力OR回路710は、第2フ
ィールド、第4フィールド、第5フィールドおよび第7
フィールドでhighレベルとなるGCR極性制御信号
を得ることができる。このCGR極性制御信号は、出力
端子714へ出力され、前記GCR判別回路306の出
力端子510へ導かれる。
【0033】D−フリップフロップ回路711は、タイ
ミング信号151の立ち下がりエッジのタイミングで、
4入力OR回路710から出力されるGCR極性制御信
号を取り込み、反転してEXOR回路712に出力す
る。EXOR回路712は、入力端子702より入力さ
れる前記D−フリップフロップ回路505の出力とD−
フリップフロップ回路711の出力との一致、不一致を
判定し、判定結果をGCR検出信号として出力端子71
3に出力する。
【0034】D−フリップフロップ回路711の出力
は、入力を反転して出力するので、前フィールドに予測
した4フィールド差分信号の極性が正ならばhighレ
ベルを、負ならばlowレベルとなり、前記D−フリッ
プフロップ回路505のから得られるGCR極性判定信
号が示す極性との論理レベルは一致する。
【0035】また、このフリップフロップ回路711と
505とから得られる信号は、4フィールド差分したG
CR信号の極性の予測結果と、予測対象となるGCR信
号の実際の極性を判定した結果という関係にある。した
がって、EXOR回路712の出力は、両者の符号が異
なる期間、すなわち予測した極性と実際の極性が異なる
期間highレベルとなり、GCR信号が正規の状態に
ない期間が検出できる。
【0036】本具体例のGCR極性予測回路509によ
れば、過去4フィールドの履歴から4フィールド差分し
たGCR信号が負極性となるフィールドが予測ができる
ので、4フィールド差分したGCR信号の極性をそろえ
るための制御信号の発生が可能になる。また、予測結果
と実際の極性判定結果とを比較できるので、GCR信号
が正規の状態にあるかどうかの検出も行える。
【0037】なお、各フィールドのデコーダ706、7
07、708および709は4入力論理積回路などの組
み合せ論理回路で容易に構成できるものである。
【0038】次に、先の一具体例のGCR判別回路30
6を構成するGCR極性予測回路509の他の一具体例
を図8を用いて説明する。
【0039】図8において、801は第一フィールドデ
コーダ、802は第3フィールドデコーダ、803は第
6フィールドデコーダ、804は第8フィールドデコー
ダ、805は4入力OR回路、806はD−フリップフ
ロップ、807はAND回路、808および809はN
OR回路であり、その他は先の具体例と同様である。
【0040】本具体例では、GCR信号の極性が正とな
る第1、第3、第6、第8の各フィールドのデコーダを
新たに設けて、8フィールドシーケンスのすべてのフィ
ールドをデコードするようにしている。これら8つのデ
コーダのいずれもがhighレベルとならない場合を判
定し、前記減算器304から前記GCR極性判定回路5
03に入力される4フィールド差分信号に含まれるGC
R信号が、正規の状態にないことを検出するものであ
る。
【0041】先の具体例と同様にして、4入力OR回路
805は、次に到来するGCR信号の極性が正と予測す
る場合にhighレベルをD−フリップフロップ806
に出力する。D−フリップフロップ806は、4入力O
R回路805の出力信号を1フィールド遅延させてAN
D回路807へ出力する。AND回路807は、4フィ
ールド差分したGCR信号の極性の予測結果と、予測対
象となるGCR信号の実際の極性を判定した結果とが、
いずれも正の場合にhighレベルをNOR回路809
へ出力する。同様にNOR回路808は、両者の極性が
どちらも負の場合に、highレベルをNOR回路80
9に出力する。NOR回路809はNOR回路808と
AND回路807の出力がどちらもlowレベルの場
合、すなわち両者の極性が一致しない場合にhighレ
ベルを出力端子713へ、GCR検出信号として出力す
る。
【0042】本具体例のGCR極性予測回路509によ
れば、4フィールド差分信号の極性予測を正の場合と負
の場合でそれぞれ独立して行い、実際に到来した4フィ
ールド差分信号の極性と比較して極性の不一致を検出す
るので、GCR信号が正規の状態にあるかどうかの検出
に対して精度の向上が図れる。
【0043】次に、先の一具体例のGCR判別回路30
6を構成するGCR極性予測回路509のさらに他の一
具体例を図9を用いて説明する。
【0044】図9において、901、902、903、
904は反転回路、905、906、907、908は
3入力AND回路、909、910はOR回路であり、
その他は先の具体例と同様である。
【0045】本具体例は、先の具体例における前記第2
フィールドデコーダ706、前記第4フィールドデコー
ダ707、前記第5フィールドデコーダ708、前記第
7フィールドデコーダ709、および前記4入力OR回
路710を、反転回路901、902と、3入力AND
回路905、906と、OR回路909に置き換え、前
記第1フィールドデコーダ801、前記第3フィールド
デコーダ802、前記第6フィールドデコーダ803、
前記第8フィールドデコーダ804、前記4入力OR回
路805を、反転回路903、904と、3入力AND
回路907、908と、OR回路910に置き換えたも
のである。
【0046】前記4入力OR回路710の出力信号を論
理式で表し、これを簡略化すると、以下のようになる。
ただし、入力端子702から入力する1フィールド遅延
GCR極性判定信号をA、入力端子703から入力する
2フィールド遅延GCR極性判定信号をB、入力端子7
04から入力する3フィールド遅延GCR極性判定信号
をC、入力端子705から入力する4フィールド遅延G
CR極性判定信号をDとする。
【0047】
【数1】
【0048】よって、(数式1)を実現する回路は、反
転回路901、902と、3入力AND回路905、9
06と、OR回路909となり、置き換えが可能とな
る。
【0049】同様に、前記4入力OR回路805の出力
信号を論理式で表すと、
【0050】
【数2】
【0051】となり、(数式2)は、反転回路903、
904と、3入力AND回路907、908と、OR回
路910で実現できる。
【0052】本具体例のGCR極性予測回路509によ
れば、先の具体例と同様に、4フィールド差分したGC
R信号の極性をそろえるための制御信号の発生と、4フ
ィールド差分信号の極性予測を正の場合と負の場合でそ
れぞれ独立して行い、実際に到来した4フィールド差分
信号の極性との比較によるGCR信号の検出とを、より
簡易な構成で実現できる。
【0053】次に、先の一具体例のGCR判別回路30
6を構成するGCR極性予測回路509のさらに他の一
具体例を図10を用いて説明する。図10において、先
の具体例と同一符号は同一機能を示す。
【0054】本具体例は、先の具体例と同様にして、前
記第2フィールドデコーダ706、前記第4フィールド
デコーダ707、前記第5フィールドデコーダ708、
前記第7フィールドデコーダ709、および前記4入力
OR回路710を、反転回路901、902、3入力A
ND回路905、906、およびOR回路909に置き
換えたものである。
【0055】本具体例のGCR極性予測回路509によ
れば、先の具体例と同様に、過去4フィールドの履歴か
ら4フィールド差分したGCR信号が負極性となるフィ
ールドの予測と、予測結果と実際の極性判定結果との比
較を、より簡単な構成で実現でき、4フィールド差分し
たGCR信号の極性をそろえるための制御信号の発生
と、GCR信号が正規の状態にあるかどうかの検出が行
える。
【0056】次に、先の一具体例のGCR判別回路30
6を構成するGCR極性予測回路509のさらに他の一
具体例を図11を用いて説明する。図11において、1
101は8フィールド順序判定回路であり、その他は先
の具体例と同様である。
【0057】GCR信号が正しく到来していれば、第1
から第8までの各フィールドデコーダ801、706、
802、707、708、803、709、804の出
力信号は1フィールドごとに順にhighレベルとなる
ので、各フィールドデコーダの出力信号がhighとな
る順序がずれたり、すべてのフィールドデコーダの出力
がlowの場合には、GCR信号が正規の状態にないこ
とがわかる。
【0058】8フィールド順序判定回路1101は、G
CR信号の8フィールドシーケンスの各フィールドの判
別をおこなうフィールドデコーダの出力が、第1フィー
ルドデコーダ801から順番に正しくデコードされてい
るかどうかの判定を行うものであり、例えば第1から第
8までの各フィールドデコーダ801、706、80
2、707、708、803、709、804の出力を
入力とし、この8つの入力の1つを選択出力するマルチ
プレクサと、タイミング信号151をクロックとし、第
1フィールドデコーダ801の出力で初期化される0か
ら7までを計数出力する3ビットのリングカウンタで構
成し、このリングカウンタの出力で前記マルチプレクサ
を制御することで実現できる。この場合には、前記マル
チプレクサは、第1フィールドデコーダ801の出力の
次には、第2のフィールドデコーダ706の出力と言う
ように順番に各フィールドデコーダの出力を選択して出
力するので、GCR信号が正規の状態にあれば前記マル
チプレクサの出力は、highレベルに固定されるの
で、この信号をGCR検出信号として利用できる。ま
た、先の具体例と論理レベルをそろえるには、前記マル
チプレクサの出力の否定論理を求めた後にその出力を、
出力端子713に与えるようにすればよい。
【0059】本具体例によれば、例えばGCR信号の伝
送シーケンスの第1フィールドを検出した後、第3フィ
ールドが検出されるような場合もGCR信号が正規の状
態にないと判別できるので、さらにGCR検出の精度を
向上できる。
【0060】次に、先の一具体例のGCR判別回路30
6を構成するGCR極性予測回路509のさらに他の一
具体例を図12、図13を用いて説明する。
【0061】図12は、本具体例を示すブロック図であ
り、1201はカウンタ、1202、1204はEXO
R回路、1203はD−フリップフロップ回路であり、
その他は先の具体例と同様である。
【0062】また、図13は本具体例の動作の一例を示
す波形図であり、(a)はタイミング信号151、
(b)は前記減算器304の出力に得られる4フィール
ド差分したGCR信号、(c)は第8フィールドデコー
ダ804の出力、(d)はカウンタ1201のQ0端子
の出力、(e)はカウンタ1201のQ1端子の出力、
(f)はカウンタ1201のQ2端子の出力、(g)は
EXOR回路1202の出力である。
【0063】4フィールド差分したGCR信号の極性の
繰返しパターンは、図13(b)に示すように、前半4
フィールドの繰返しパターンは+−+−であり、後半4
フィールドの繰返しパターンは−+−+となり、前半4
フィールドに対し後半4フィールドはその否定形のパタ
ーンである。したがって、GCR極性制御信号は、例え
ばタイミング信号151を2分周したものと、8分周し
たものとの排他的論理和を求め、それぞれの分周器の初
期化のタイミングを定めるフィールドデコーダとで作成
することができ、本具体例はこの一例である。
【0064】カウンタ1201は、入力端子701より
入力する図13(a)に示すタイミング信号151の立
下がりのタイミングで計数を行い、図13(c)に示す
前記第8フィールドデコーダ804の出力信号で計数値
が初期化されるので、カウンタ1201の出力端子Q
0、Q1、Q2はそれぞれ図13(d)、(e)、
(f)のようになる。このQ0出力とQ2出力をEXO
R回路1202に入力する。よって、このEXOR回路
1202の出力には、図13(g)に示すように4フィ
ールド差分したGCR信号が負極性となるフィールドで
highレベルとなるGCR極性制御信号が得られる。
【0065】このGCR極性制御信号は出力端子714
へ出力されると共に、D−フリップフロップ回路120
3へ出力される。D−フリップフロップ回路1203
は、GCR極性制御信号を、タイミング信号151の立
下がりのタイミングで1フィールド遅延および反転し、
EXOR回路1204の一方の入力へ出力する。また、
EXOR回路1204の他方の入力には、入力端子70
2から入力するGCR極性判定信号が与えられる。
【0066】先の具体例と同様に、D−フリップフロッ
プ回路1203の出力は、入力を反転して出力するの
で、その論理レベルは入力端子702から入力するGC
R極性判定信号が示す極性と一致する。また、このD−
フリップフロップ回路1203の出力信号と、入力端子
702から入力するGCR極性判定信号とは、4フィー
ルド差分したGCR信号の極性の予測結果と、実際の極
性の判定結果という関係にあるので、EXOR回路12
04の出力は、両者の符号が異なる期間、すなわち予測
した極性と実際の極性が異なる期間highレベルとな
り、GCR信号が正規の状態にない期間が検出できる。
【0067】よって、本具体例においても、先の具体例
と同様に、前記GCR極性正規化回路305における4
フィールド差分したGCR信号の極性をそろえる処理
と、前記演算器105の誤動作防止に必要な制御信号が
発生できる。
【0068】次に図3におけるGCR判別回路306の
他の一具体例を図14を用いて説明する。図14におい
て、1401は極性一致デコーダ、1402は3入力O
R回路であり、その他は先の実施例と同様である。
【0069】入力端子502より入力する4フィールド
差分信号に含まれるGCR信号が正規の状態ならば、3
フィールド以上連続して同一極性となることはない。極
性一致デコーダ1401は、D−フリップフロップ回路
505、506、507の出力を入力として過去3フィ
ールドのGCR信号の極性が一致する場合を検出し、過
去3フィールドの極性が一致した場合にhighレベル
となる信号を3入力OR回路1402へ出力する。
【0070】GCR極性判定回路503は、例えば、入
力端子502より入力する4フィールド差分信号に含ま
れるGCR信号のレベルが、一定の正のしきい値以上、
または負のしきい値以下となる時間幅などからGCR信
号の極性判定を行う。この極性の判定結果が、正の条件
も極性が負の条件を満たさない場合には、GCR信号が
正規の状態でないと判別できるので、これを検出してh
ighレベルとなる信号を3入力OR回路1402へ出
力する。
【0071】また、GCR極性予測回路509は、先の
具体例と同様に動作し、GCR極性制御信号を出力端子
510に、GCR信号が正規の状態にあるかどうかを指
示する信号を3入力OR回路1402に出力する。
【0072】3入力OR回路1402は、これら3つの
回路の中で1つでもhighレベルを出力する場合に、
GCR信号が正規の状態にないことを指示するhigh
レベルを出力し、その出力はGCR検出信号として出力
端子511に与えられる。
【0073】よって、本具体例によれば、GCR信号の
振幅値の異常や、GCR信号のシーケンスパターンのず
れなどの検出が行えるので、さらに精度よくGCR信号
の検出を行うことが可能になる。
【0074】なお、GCR極性判定回路503から3入
力OR回路1402に出力する信号がhighレベルと
なった場合には、GCR極性判定信号は誤りである可能
性があるので、D−フリップフロップ回路505、50
6、507、および508に誤った信号が保持されてい
る期間以上、すなわち4フィールド以上の期間GCR極
性判定回路503から3入力OR回路1402に出力す
る信号をhighレベルに保持してもよい。同様に、極
性一致デコーダ1401の出力信号がhighレベルと
なった場合にも、highレベルを4フィールド以上保
持してもよい。
【0075】次に図3におけるGCR判別回路306の
さらに他の一具体例を図15を用いて説明する。図15
において、1501、1502、1503、1504、
1505はD−フリップフロップ回路、1506はEX
OR回路、1507は3入力OR回路、1508は反転
回路であり、その他は先の具体例と同様である。
【0076】GCR極性判定回路503の出力に得られ
るGCR極性信号は、タイミング信号151の立下がり
のタイミングで動作するD−フリップフロップ回路50
5、506、507、508、1501、1502、1
503、および1504を介して8フィールド遅延され
る。D−フリップフロップ回路1504から出力される
8フィールド遅延されたGCR極性判定信号は、反転回
路1508で反転されてGCR極性制御信号の出力端子
2010に与えられる。
【0077】先にも述べたように、GCR信号は8フィ
ールドで一巡するシーケンスパターンであるから、入力
端子502から入力する4フィールド差分処理信号に含
まれるGCR信号の極性も8フィールドで一巡する。し
たがって、4フィールド差分されたGCR信号の極性を
そろえるためのGCR極性制御信号は、GCR極性判定
回路503から出力するGCR極性判定信号を8フィー
ルド遅延させて反転すれば生成できる。
【0078】また、D−フリップフロップ回路1504
から出力されるGCR極性判定信号は、D−フリップフ
ロップ回路1505でさらに1フィールド遅延されてE
XOR回路1506の一方の入力へ出力される。また、
EXOR回路1506の他方の入力には、D−フリップ
フロップ回路1505の出力に対して8フィールド前の
GCR極性判定信号を出力するD−フリップフロップ回
路505の出力が与えられる。4フィールド差分された
GCR信号の極性の変化は、8フィールドの周期性があ
るので、GCR信号が正しく送出されている場合にEX
OR回路1506に入力する信号の論理レベルは一致す
ることからGCR信号の検出が行える。よって、このE
XOR回路1506の出力は、GCR検出信号として出
力端子511に導かれる。
【0079】本具体例によれば、GCR極性制御信号と
GCR検出信号とを、GCR信号の周期性を利用した回
路で生成することができる。
【0080】なお、本具体例のGCR検出手段と、先の
具体例のGCR検出手段とを組合せて、GCR検出信号
とすることができることは自明であり、この場合にはG
CR信号の検出精度をさらに向上することが出来る。
【0081】次に図3におけるGCR判別回路306の
さらに他の一具体例を図16を用いて説明する。図16
において、1601はD−フリップフロップ回路、16
02はEXOR回路であり、その他は先の具体例と同様
である。
【0082】GCR極性判定回路503から出力される
GCR極性判定信号は、D−フリップフロップ回路50
5、506、507、508で4フィールド遅延され
る。D−フリップフロップ回路508の正論理出力は、
GCR極性制御信号の出力端子510に与えられる。
【0083】表1に示したように、4フィールド差分信
号に含まれるGCR信号の極性は第1フィールドと第5
フィールド、第2フィールドと第6フィールド、第3フ
ィールドと第7フィールド、第4フィールドと第8フィ
ールドでは逆になる。このことから、GCR極性判定信
号を4フィールド遅延させたものを、GCR極性制御信
号として利用することができる。
【0084】また、D−フリップフロップ回路508の
負論理出力は、D−フリップフロップ回路1601に与
えられ、さらに1フィールド遅延してEXOR回路16
02の一方の入力に与えられる。EXOR回路1602
の他方の入力には、D−フリップフロップ回路505の
出力が与えられ、その出力はGCR検出信号の出力端子
511に与えられる。先に述べたように、4フィールド
差分したGCR信号の極性は4フィールド間で異なる関
係になるので、GCR信号が正しく送出されている場合
にEXOR回路1602に入力する信号の論理レベルは
一致することからGCR信号の検出が行える。
【0085】本具体例によれば、GCR信号の周期性を
利用したGCR極性制御信号およびGCR検出信号を生
成するGCR判別回路306の簡略化が可能になる。
【0086】なお、本具体例においても、先の具体例の
GCR検出手段とを組合せて、GCR検出信号とするこ
とができることは自明であり、この場合にはGCR信号
の検出精度をさらに向上することが出来る。
【0087】次に先の具体例のGCR判別回路306を
構成するGCR極性判定回路503の一具体例を図1
7、図18を用いて説明する。
【0088】図17は、本具体例のGCR極性判定回路
503のブロック図であり、1701は前記GCR判別
回路306の入力端子502から入力する4フィールド
差分処理信号の入力端子、1702はタイミング信号1
51の入力端子、1703、1704は比較回路、17
05、1706は積分回路、1707はNOR回路、1
708はD−フリップフロップ回路、1709はGCR
極性判定信号の出力端子、1710はD−フリップフロ
ップ回路1708の出力信号の出力端子である。
【0089】また、図18は本具体例の動作の一例を示
す波形図であり、(a)はタイミング信号151、
(b)は入力端子1701に入力される4フィールド差
分されたGCR信号、(c)は比較回路1703の出力
信号、(d)は比較回路1704の出力信号、(e)は
積分回路1705の出力信号、(f)は積分回路170
6の出力信号、(g)はNOR回路1707の出力信
号、(h)はD−フリップフロップ回路1708の出力
信号である。
【0090】比較回路1703は、図18(b)に示す
ように、入力端子1701より入力される4フィールド
差分処理信号の振幅値と任意の設定値+aとを比較し、
図18(c)のように設定値+aよりも大きい場合にh
ighレベルとなる信号を積分回路1705へ出力す
る。積分回路1705は、例えばカウンタなどで構成さ
れ、図18(a)のタイミング信号151の立上りのタ
イミングで初期化され、このタイミング信号151、お
よび図18(c)の比較回路1403の出力信号がどち
らもhighレベルの期間に、図示せざるシステムクロ
ックを計数する。そして、その計数値が任意の設定値以
上となった場合には、GCR信号の極性が正であるとし
て、計数を停止すると共にその値を保持するように動作
し、その出力信号は計数停止の時点から図18(e)の
ようにhighレベルとなる。この積分器1705の出
力は、GCR極性判定信号の出力端子1709と、NO
R回路1707の一方の入力に与えられる。
【0091】また、比較回路1704では、図18
(b)のように、4フィールド差分処理信号の振幅値と
任意の設定値−aとの比較が行われ、図18(d)のよ
うに設定値−aよりも小さい場合にhighレベルとな
る信号が積分回路1706へ出力される。積分回路17
06も同様に、例えばカウンタなどで構成され、図18
(a)のタイミング信号151の立上りのタイミングで
初期化され、このタイミング信号151、および図18
(d)の比較回路1704の出力信号がどちらもhig
hレベルの期間に、図示せざるシステムクロックを計数
する。そして、その計数値が任意の設定値以上となった
場合には、GCR信号の極性が正であるとして、計数を
停止すると共にその値を保持するように動作し、その出
力信号は計数停止の時点から図18(f)のようにhi
ghレベルとなる。この積分回路1706の出力は、N
OR回路1707の他方の入力に出力される。
【0092】よって、NOR回路1707の出力信号
は、図18(g)のように積分器1705、1706ぞ
れぞれの出力が共にlowレベルの期間、すなわちGC
R信号の極性が正でも負でもないと判定された期間をh
ighレベルで指示する。
【0093】D−フリップフロップ回路1708は、こ
のNOR回路1707の出力を、タイミング信号151
の立ち下がりのタイミングで取り込み、図18(h)に
示す信号を出力端子1710に出力する。この信号は、
GCR信号が正しく4フィールド差分処理された場合
と、誤って処理された場合(図18(h)のN+2フィ
ールド目)とを区別する信号となり、先の具体例のGC
R検出信号を生成するための信号に利用できる。
【0094】本具体例によれば、4フィールド差分した
信号を一定のしきい値と比較して、極性の判別を行うの
で、GCR信号の振幅値の異常などの検出も行える。
【0095】なお、この信号を用いたGCR検出を行わ
ない場合には、本具体例の比較回路1704、積分回路
1706、NOR回路1707、D−フリップフロップ
回路1708を不要にでき、GCR極性判定回路200
3の簡略化が図れる。
【0096】次に先の具体例のGCR判別回路306を
構成するGCR極性判定回路503の他の一具体例を図
19を用いて説明する。図19において、1901は反
転回路であり、その他は先の具体例と同様である。
【0097】入力端子1901には、前記減算器304
で4フィールド差分処理された信号の符号ビットが前記
GCR判別回路306の入力端子502を介して与えら
れ、反転器1901の入力、積分器1706の入力と接
続される。反転器1901の出力は、積分器1705の
入力と接続される。
【0098】なお、この符号ビットは、2の補数形式で
コード化された場合の符号ビットを例に説明する。(l
owレベルが正、highレベルが負)4フィールド差
分信号に含まれるGCR信号の極性が正の場合には、G
CR信号挿入期間の符号ビットはlowレベルとなる確
率が高くなる。よって、積分回路1705は、符号ビッ
トの反転信号およびタイミング信号151がともにhi
ghレベルとなる期間を同様にして計数し、その計数値
が任意の設定値以上となった場合にはGCR信号の極性
が正であると判定できる。
【0099】また、4フィールド差分信号に含まれるG
CR信号の極性が負の場合にはGCR信号挿入期間の符
号ビットはhighレベルとなる確率が高くなるので、
積分回路1706は、符号ビットおよびタイミング信号
151がともにhighレベルとなる期間の計数を行
い、その計数値が任意の設定値以上となった場合に負極
性を判定できる。
【0100】よって、D−フリップフロップ回路170
8の出力には、4フィールド差分した結果得られる信号
の符号の発生確率が、GCR信号のように安定していな
いものを判別する信号が得られるので、先の具体例のG
CR検出信号を生成するための信号として利用できる。
【0101】本具体例によれば、符号ビットからGCR
信号の極性を判別できるので、比較器などが不要になり
回路の簡略化が図れる。また、強ゴーストや弱電界に対
する影響も受けにくいので、安定な極性判別を実現でき
る。
【0102】なお、本具体例においても、この信号を用
いたGCR検出を行わない場合には、比較回路170
4、積分回路1706、NOR回路1707、D−フリ
ップフロップ回路1708を不要にでき、GCR極性判
定回路503の簡略化が図れる。
【0103】次に先の具体例のGCR判別回路306に
おける極性一致デコーダ1401の一具体例を図20を
用いて説明する。
【0104】図20において、2001は前記D−フリ
ップフロップ回路505の出力信号の入力端子、200
2は前記D−フリップフロップ回路506の出力信号の
入力端子、2003は前記D−フリップフロップ507
回路の出力信号の入力端子、2004は3入力AND回
路、2005は3入力NOR回路、2005はOR回
路、2006は極性一致デコード信号の出力端子であ
る。
【0105】前記D−フリップフロップ信号505、5
06、507それぞれの出力がいずれもhighレベル
の場合には、3入力AND回路1704の出力はhig
hレベルとなり、また、いずれもlowレベルの場合に
は、3入力NOR回路の出力がhighレベルとなるの
で、OR回路2005は、前記D−フリップフロップ信
号505、506、507それぞれから出力されるGC
R極性判定信号の論理レベルが一致した場合、すなわち
過去3フィールドのGCR信号の極性が一致した場合に
highレベルとなる極性一致デコード信号を、出力端
子2007から出力することができる。
【0106】図21に本発明の他の実施例を示す。図2
1において図1と同一符号は同一機能および同一信号を
示す。図21と図1の相違点は、演算器105へのGC
R信号の供給をGCR検出回路107から行うのではな
く、歪除去フィルタ107から行う点である。したがっ
て、GCR検出回路107はGCR信号検出信号152
だけを演算器105へ供給する。
【0107】本実施例によれば、図1の例と同様にGC
R信号が正規の状態でない場合には歪除去フィルタのタ
ップ係数の更新は行なわないのでシステムを安定に動作
させることができる。
【0108】図22に本発明のさらに他の実施例を示
す。図22において図1と同一符号は同一機能および同
一信号を示す。図22と図21の相違点は、GCR検出
回路107へ供給されるテレビジョン信号が歪除去フィ
ルタ107から供給されるのではなく、ADC102か
ら供給される点である。
【0109】本実施例によれば、図1の例と同様にGC
R信号が正規の状態でない場合には歪除去フィルタのタ
ップ係数の更新は行なわないのでシステムを安定に動作
させることができる。
【0110】図23に図1および図21および図22に
おけるGCR検出回路107の他の具体例を示す。図2
3において図3と同一符号は同一機能および同一信号を
示す。図23と図3の相違点はGCR極性制御回路30
6に供給されるテレビジョン信号が減算回路304から
供給されるのではなく、端子301から供給される点で
ある。
【0111】図4に示したように、信号154において
はGCR信号とペデスタル信号は4フィールドごとに入
れ違いに挿入されており、GCR信号が挿入されている
期間を+、ペデスタル信号が挿入されている期間を−と
すれば、4フィールド差分処理信号402におけるGC
R信号の極性と同一となる。したがって、GCR極性制
御回路152においてGCR信号の有無を検出すること
により、図3の例と同様にして、GCR極性制御信号4
03およびGCR検出信号152を生成することができ
る。
【0112】本実施例によれば、図3の例と同様に毎フ
ィールド同一極性のGCR信号を出力することができ、
GCR信号の状態を指示するGCR検出信号も生成でき
る。
【0113】なお本実施例を図21および図22のGC
R検出回路107において実施する場合は、入出力端子
以外で必要な回路はGCR判別回路306だけとなる。
すなわち、GCR検出回路107はGCR判別回路30
6そのものとなる。
【0114】本発明は、ソフトウェアでも実現可能であ
る。その場合の処理フローの一例を図24に示す。
【0115】本実施例によれば図1の例と同様にGCR
信号が正規の状態でない場合には歪除去フィルタのタッ
プ係数の更新は行なわないのでシステムを安定に動作さ
せることができる。
【0116】
【発明の効果】本発明のゴースト除去装置によれば、G
CR信号が正規の状態で取り込まれているかどうかを判
別して、正規の状態でない場合には歪除去フィルタのタ
ップ係数を更新しないので、テレビジョン番組の切り換
えなどによってGCR信号の8フィールドシーケンスが
ずれた場合や、同期信号のタイミングのずれなどによっ
てゴースト除去装置に正しくGCR信号が取り込めない
場合などでも、ゴースト除去装置の誤動作を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴースト除去装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】従来例のゴースト除去装置を示すブロック図で
ある。
【図3】図1におけるGCR検出回路の一具体例を示す
ブロック図である。
【図4】図3のGCR検出回路の動作の一例を示す信号
波形図である。
【図5】図3におけるGCR判別回路の一具体例を示す
ブロック図である。
【図6】図5のGCR判別回路の動作の一例を示す信号
波形図である。
【図7】図5におけるGCR極性予測回路の一具体例を
示すブロック図である。
【図8】図5におけるGCR極性予測回路の他の具体例
を示すブロック図である。
【図9】図5におけるGCR極性予測回路のさらに他の
具体例を示すブロック図である。
【図10】図5におけるGCR極性予測回路のさらに他
の具体例を示すブロック図である。
【図11】図5におけるGCR極性予測回路のさらに他
の具体例を示すブロック図である。
【図12】図5におけるGCR極性予測回路のさらに他
の具体例を示すブロック図である。
【図13】図12のGCR極性予測回路の動作の一例を
示す信号波形図である。
【図14】図3におけるGCR判別回路の他の具体例を
示すブロック図である。
【図15】図3におけるGCR判別回路の他の具体例を
示すブロック図である。
【図16】図3におけるGCR判別回路の他の具体例を
示すブロック図である。
【図17】図5、図14、図15および図16における
GCR極性判定回路の一具体例を示すブロック図であ
る。
【図18】図17のGCR極性判定回路の動作の一例を
示すブロック図である
【図19】図5、図14、図15および図16における
GCR極性判定回路の他の具体例を示すブロック図であ
る。
【図20】図14、図15および図16における極性一
致回路の一具体例を示すブロック図である。
【図21】本発明のゴースト除去装置の他の実施例を示
すブロック図である。
【図22】本発明のゴースト除去装置のさらに他の実施
例を示すブロック図である。
【図23】図1、図22および図23におけるGCR検
出回路の一具体例を示すブロック図である。
【図24】本発明をソフトウエアで実施する場合のフロ
ーチャートの一例を示す図である。
【図25】GCR信号における8フィールドシーケンス
を示す概念図である。
【符号の説明】
101…テレビジョン信号の入力端子、 102…アナログ/ディジタル変換器、 103…歪除去フィルタ、 104…アナログ/ディジタル変換器、 105…演算器、 106…タイミング信号発生器、 107…GCR検出回路、 108…テレビジョン信号の出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 勉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メデイア研究所内 (72)発明者 木村 勝信 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メデイア研究所内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン信号の伝送系の歪としてのゴ
    ースト成分を除去するゴースト除去装置において、 前記テレビジョン信号を入力とし、入力されたテレビジ
    ョン信号に重畳されたゴーストによる歪成分を除去する
    ようにタップ係数を設定されるトランスバーサルフィル
    タから構成される歪除去フィルタと、 前記歪除去フィルタの出力を入力とし、前記歪除去フィ
    ルタの出力からゴースト成分検出に用いる基準信号波形
    を抽出して出力すると共に、抽出された前記基準信号波
    形が正規の状態であるかどうかを指示する基準信号検出
    信号を出力する基準信号検出手段と、 前記基準信号検出手段から出力される基準信号検出信号
    および基準信号波形を入力とし、前記基準信号検出手段
    の出力の基準信号検出信号が正規の状態を指示している
    場合には、前記基準信号検出手段の出力基準信号波形か
    らゴースト歪を検出して前記歪除去フィルタに出力する
    タップ係数を演算制御し、前記基準信号検出手段の出力
    基準信号検出信号が正規の状態を指示していない場合に
    は、前記歪除去フィルタに出力するタップ係数の更新を
    中止する演算手段と、 を具備したことを特徴とするゴースト除去装置。
  2. 【請求項2】テレビジョン信号の伝送系の歪としてのゴ
    ースト成分を除去するゴースト除去装置において、 前記テレビジョン信号を入力とし、入力されたテレビジ
    ョン信号に重畳されたゴーストによる歪成分を除去する
    ようにタップ係数を設定されるトランスバーサルフィル
    タから構成される歪除去フィルタと、 前記歪除去フィルタの出力を入力とし、前記歪除去フィ
    ルタの出力に含まれるゴースト成分検出に用いる基準信
    号波形が正規の状態であるかどうかを指示する基準信号
    検出信号を出力する基準信号検出手段と、 前記歪除去フィルタの出力および前記基準信号検出手段
    の出力の基準信号検出信号を入力とし、前記基準信号検
    出手段の出力の基準信号検出信号が正規の状態を指示し
    ている場合には、前記歪除去フィルタの出力に含まれる
    基準信号波形からゴースト歪を検出して前記歪除去フィ
    ルタに出力するタップ係数を演算制御し、前記基準信号
    検出手段の出力基準信号検出信号が正規の状態を指示し
    ていない場合には、前記歪除去フィルタに出力するタッ
    プ係数の更新を中止する演算手段と、を具備したことを
    特徴とするゴースト除去装置。
  3. 【請求項3】テレビジョン信号の伝送系の歪としてのゴ
    ースト成分を除去するゴースト除去装置において、 前記テレビジョン信号を入力とし、入力されたテレビジ
    ョン信号に重畳されたゴーストによる歪成分を除去する
    ようにタップ係数を設定されるトランスバーサルフィル
    タから構成される歪除去フィルタと、 前記テレビジョン信号を入力とし、前記テレビジョン信
    号に含まれるゴースト成分検出に用いる基準信号波形が
    正規の状態であるかどうかを指示する基準信号検出信号
    を出力する基準信号検出手段と、 前記歪除去フィルタの出力および前記基準信号検出手段
    の出力基準信号検出信号を入力とし、前記基準信号検出
    手段の出力の基準信号検出信号が正規の状態を指示して
    いる場合には、前記歪除去フィルタの出力に含まれる基
    準信号波形からゴースト歪を検出して前記歪除去フィル
    タに出力するタップ係数を演算制御し、前記基準信号検
    出手段の出力基準信号検出信号が正規の状態を指示して
    いない場合には、前記歪除去フィルタに出力するタップ
    係数の更新を中止する演算手段と、を具備したことを特
    徴とするゴースト除去装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の基準信号検出手段は、 前記歪除去フィルタの出力信号を4フィールド遅延させ
    る4フィールド遅延手段と、 前記4フィールド遅延手段の入力と出力とを減算して差
    分信号を出力する減算手段と、 前記減算手段の出力の差分信号を入力とし、その差分信
    号に含まれる前記基準信号波形が正規の状態かどうかを
    指示する前記基準信号判別信号を出力すると共に、前記
    差分信号に含まれる基準信号波形の極性を検出してその
    極性を指示する極性制御信号を出力する基準信号判別手
    段と、 前記基準信号判別手段の出力の極性制御信号と前記減算
    手段の出力の差分信号とを入力とし、前記極性制御信号
    によって前記差分信号の極性を制御する極性正規化手段
    とを具備したことを特徴としたゴースト除去装置。
  5. 【請求項5】請求項2または3に記載の基準信号検出手
    段は、 前記歪除去フィルタの入力信号または前記歪除去フィル
    タの出力信号を4フィールド遅延させる4フィールド遅
    延手段と、 前記4フィールド遅延手段の入力と出力とを減算して差
    分信号を出力する減算手段と、 前記減算手段の出力の差分信号を入力とし、その差分信
    号に含まれる前記基準信号波形が正規の状態かどうかを
    指示する前記基準信号判別信号を出力する基準信号判別
    手段とを具備したことを特徴としたゴースト除去装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の基準信号検出手段は、 前記歪除去フィルタの出力信号を4フィールド遅延させ
    る4フィールド遅延手段と、 前記4フィールド遅延手段の入力と出力とを減算して差
    分信号を出力する減算手段と、 前記歪除去フィルタの出力信号を入力とし、その信号に
    含まれる前記基準信号波形が正規の状態かどうかを指示
    する前記基準信号判別信号を出力すると共に、前記減算
    回路の出力の差分信号に含まれる前記基準信号波形の極
    性を指示する極性制御信号を出力する基準信号判別手段
    と、 前記基準信号判別手段の出力の極性制御信号と前記減算
    回路の出力の差分信号とを入力とし、前記極性制御信号
    によって前記差分信号の極性の制御を行う極性正規化手
    段とを具備したことを特徴としたゴースト除去装置。
  7. 【請求項7】請求項4または5に記載の基準信号判別手
    段は、少なくとも、 前記減算手段の出力する差分信号を入力とし、その差分
    信号に含まれる基準信号波形の極性を検出してその極性
    を指示する極性信号を出力する基準信号極性検出手段
    と、 前記基準信号極性検出手段の出力する極性信号を入力と
    し、少なくとも過去4フィールド分の極性信号を保持す
    るレジスタと、 前記レジスタに保持された少なくとも4フィールド分の
    極性信号を入力とし、前記基準信号の伝送シーケンスに
    従った送出順序を、4フィールド分の極性信号の組合せ
    をデコードして検出し、前記減算手段から得られる次フ
    ィールドの前記基準信号の極性を予測、指示する極性制
    御信号発生手段と、 前記極性制御信号発生手段から得られる極性制御信号を
    1フィールド遅延する1フィールド遅延手段と、1フィ
    ールド遅延手段から得られる前フィールドで予測した前
    記極性制御信号が指示する極性と、前記基準信号検出手
    段から導かれる現フィールドで検出した極性信号の極性
    との一致、不一致から前記基準信号が正規の状態である
    かどうかを検出する基準信号検出信号発生手段とを具備
    したことを特徴とするゴースト除去装置。
  8. 【請求項8】請求項4または5に記載の基準信号判別手
    段は、 前記減算手段の出力する差分信号を入力とし、その差分
    信号に含まれる基準信号波形の極性を検出してその極性
    を指示する極性信号を出力する基準信号極性検出手段
    と、 前記基準信号極性検出手段の出力する極性信号を入力と
    し、その極性信号を8フィールド遅延する第1の極性信
    号遅延手段と、 前記第1の極性信号遅延手段から得られる8フィールド
    間の極性信号の一致、不一致を求める極性一致検出手段
    と、 前記極性一致検出手段の出力に得られる信号を前記基準
    信号検出信号として出力する基準信号検出信号発生手段
    とを具備したことを特徴とするゴースト除去装置。
  9. 【請求項9】請求項4または5に記載の基準信号判別手
    段は、 前記減算手段の出力する差分信号を入力とし、その差分
    信号に含まれる基準信号波形の極性を検出してその極性
    を指示する極性信号を出力する基準信号極性検出手段
    と、 前記基準信号極性検出手段の出力する極性信号を入力と
    し、その極性信号を4フィールド遅延する第2の極性信
    号遅延手段と、 前記第2の極性信号遅延手段から得られる4フィールド
    間の極性信号の一致、不一致を求める極性一致検出手段
    と、前記極性一致検出手段の出力に得られる信号を前記
    基準信号検出信号として出力する基準信号検出信号発生
    手段とを具備したことを特徴とするゴースト除去装置。
  10. 【請求項10】請求項6記載の基準信号判別手段は、少
    なくとも、 前記基準信号判別手段に入力されるテレビジョン信号を
    入力とし、そのテレビジョン信号に含まれる基準信号波
    形の極性を検出してその極性を指示する極性信号を出力
    する基準信号極性検出手段と、 前記基準信号極性検出手段の出力する極性信号を入力と
    し、少なくとも過去4フィールド分の極性信号を保持す
    るレジスタと、 前記レジスタに保持された少なくとも4フィールド分の
    極性信号を入力とし、前記基準信号の伝送シーケンスに
    従った送出順序を、4フィールド分の極性信号の組合せ
    をデコードして検出し、前記減算手段から得られる次フ
    ィールドの前記基準信号の極性を予測、指示する極性制
    御信号発生手段と、 前記極性制御信号発生手段から得られる極性制御信号を
    1フィールド遅延する1フィールド遅延手段と、1フィ
    ールド遅延手段から得られる前フィールドで予測した前
    記極性制御信号が指示する極性と、前記基準信号検出手
    段から導かれる現フィールドで検出した極性信号の極性
    との一致、不一致から前記基準信号が正規の状態である
    かどうかを検出する基準信号検出信号発生手段とを具備
    したことを特徴とするゴースト除去装置。
  11. 【請求項11】請求項6記載の基準信号判別手段は、 前記基準信号判別手段に入力されるテレビジョン信号を
    入力とし、そのテレビジョン信号に含まれる基準信号波
    形の極性を検出してその極性を指示する極性信号を出力
    する基準信号極性検出手段と、 前記基準信号極性検出手段の出力する極性信号を入力と
    し、その極性信号を8フィールド遅延する第1の極性信
    号遅延手段と、 前記第1の極性信号遅延手段から得られる8フィールド
    間の極性信号の一致、不一致を求める極性一致検出手段
    と、 前記極性一致検出手段の出力に得られる信号を前記基準
    信号検出信号として出力する基準信号検出信号発生手段
    とを具備したことを特徴とするゴースト除去装置。
  12. 【請求項12】請求項6記載の基準信号判別手段は、 前記基準信号判別手段に入力されるテレビジョン信号を
    入力とし、そのテレビジョン信号に含まれる基準信号波
    形の極性を検出してその極性を指示する極性信号を出力
    する基準信号極性検出手段と、 前記基準信号極性検出手段の出力する極性信号を入力と
    し、その極性信号を4フィールド遅延する第2の極性信
    号遅延手段と、 前記第2の極性信号遅延手段から得られる4フィールド
    間の極性信号の一致、不一致を求める極性一致検出手段
    と、 前記極性一致検出手段の出力に得られる信号を前記基準
    信号検出信号として出力する基準信号検出信号発生手段
    とを具備したことを特徴とするゴースト除去装置。
  13. 【請求項13】請求項3記載の基準信号検出手段は、少
    なくとも、 前記基準信号検出手段に入力される信号を入力とし、そ
    の信号に含まれる基準信号波形の極性を検出してその極
    性を指示する極性信号を出力する基準信号極性検出手段
    と、 前記基準信号極性検出手段の出力する極性信号を入力と
    し、少なくとも過去4フィールド分の極性信号を保持す
    るレジスタと、 前記レジスタに保持された少なくとも4フィールド分の
    極性信号を入力とし、前記基準信号の伝送シーケンスに
    従った送出順序を、4フィールド分の極性信号の組合せ
    をデコードして検出し、前記減算手段から得られる次フ
    ィールドの前記基準信号の極性を予測、指示する極性制
    御信号発生手段と、 前記極性制御信号発生手段から得られる極性制御信号を
    1フィールド遅延する1フィールド遅延手段と、1フィ
    ールド遅延手段から得られる前フィールドで予測した前
    記極性制御信号が指示する極性と、前記基準信号検出手
    段から導かれる現フィールドで検出した極性信号の極性
    との一致、不一致から前記基準信号が正規の状態である
    かどうかを検出する基準信号検出信号発生手段とを具備
    したことを特徴とするゴースト除去装置。
  14. 【請求項14】請求項3記載の基準信号検出手段は、 前記基準信号検出手段に入力される信号を入力とし、そ
    の信号に含まれる基準信号波形の極性を検出してその極
    性を指示する極性信号を出力する基準信号極性検出手段
    と、 前記基準信号極性検出手段の出力する極性信号を入力と
    し、その極性信号を8フィールド遅延する第1の極性信
    号遅延手段と、 前記第1の極性信号遅延手段から得られる8フィールド
    間の極性信号の一致、不一致を求める極性一致検出手段
    と、 前記極性一致検出手段の出力に得られる信号を前記基準
    信号検出信号として出力する基準信号検出信号発生手段
    とを具備したことを特徴とするゴースト除去装置。
  15. 【請求項15】請求項3記載の基準信号検出手段は、 前記基準信号検出手段に入力される信号を入力とし、そ
    の信号に含まれる基準信号波形の極性を検出してその極
    性を指示する極性信号を出力する基準信号極性検出手段
    と、 前記基準信号極性検出手段の出力する極性信号を入力と
    し、その極性信号を4フィールド遅延する第2の極性信
    号遅延手段と、 前記第2の極性信号遅延手段から得られる4フィールド
    間の極性信号の一致、不一致を求める極性一致検出手段
    と、 前記極性一致検出手段の出力に得られる信号を前記基準
    信号検出信号として出力する基準信号検出信号発生手段
    とを具備したことを特徴とするゴースト除去装置。
  16. 【請求項16】請求項7または8または9または10ま
    たは11または12または13または14または15に
    記載の基準信号検出信号発生手段は、 前記レジスタ、または前記第1の極性信号遅延手段、ま
    たは前記第2の極性信号遅延手段に保持された連続した
    3フィールド分の極性信号を入力とし、3フィールド分
    の極性信号の一致、不一致を検出する極性一致デコード
    手段を具備したことを特徴とするゴースト除去装置。
  17. 【請求項17】請求項7または8または9に記載の基準
    信号検出信号発生手段は、少なくとも、 前記減算手段の出力する差分信号を入力とし、正の任意
    のしきい値で前記差分信号を2値化する第1の2値化手
    段と、 前記減算手段の出力する差分信号を入力とし、負の任意
    のしきい値で前記差分信号を2値化する第2の2値化手
    段と、 前記第1の2値化手段の出力を入力とし、前記正のしき
    い値以上の期間を累積し、累積結果が任意の値以上の場
    合に正極性を指示する信号を発生する第1の積分器と、 前記第2の2値化手段の出力を入力とし、前記負のしき
    い値以下の期間を累積し、累積結果が任意の値以上の場
    合に負極性を指示する信号を発生するする動作する第2
    の積分器と、 前記第1の積分器の出力と、前記第2の積分器の出力と
    を入力とし、正極性とも負極性とも指示されない信号を
    発生する論理回路とを具備したことを特徴とするゴース
    ト除去装置。
  18. 【請求項18】請求項7または8または9に記載の基準
    信号検出信号発生手段は、少なくとも、 前記減算手段の出力する差分信号の符号ビットを入力と
    し、前記符号ビットが正を示す期間を累積し、累積結果
    が任意の値以上の場合に正極性を指示する信号を発生す
    る第1の積分器と、 前記符号ビットが負を示す期間を累積し、累積結果が任
    意の値以上の場合に負極性を指示する信号を発生するす
    る動作する第2の積分器と、 前記第1の積分器の出力と、前記第2の積分器の出力と
    を入力とし、正極性とも負極性とも指示されない信号を
    発生する論理回路とを具備したことを特徴とするゴース
    ト除去装置。
  19. 【請求項19】請求項7または8または9に記載の基準
    信号極性検出手段は、 前記減算手段の出力する差分信号を入力とし、任意のし
    きい値で前記差分信号を2値化する2値化手段と、 前記2値化手段の出力を入力とし、前記しきい値以上の
    期間を累積し、累積結果が任意の値以上の場合に正極性
    を指示する信号を発生する積分器とを具備したことを特
    徴とするゴースト除去装置。
  20. 【請求項20】請求項7または8または9に記載の基準
    信号極性検出手段は、 前記減算手段の出力する差分信号の符号ビットを入力と
    し、前記符号ビットが正または負を示す期間を累積し、
    累積結果が任意の値以上の場合にその極性を指示する信
    号を発生する積分器を具備したことを特徴とするゴース
    ト除去装置。
  21. 【請求項21】請求項10または11または12または
    13または14または15に記載の基準信号検出信号発
    生手段は、少なくとも、 前記歪除去フィルタの入力または前記歪除去フィルタの
    出力を入力とし、正の任意のしきい値で前記差分信号を
    2値化する第1の2値化手段と、 前記歪除去フィルタの入力または前記歪除去フィルタの
    出力を入力とし、負の任意のしきい値で前記差分信号を
    2値化する第2の2値化手段と、 前記第1の2値化手段の出力を入力とし、前記正のしき
    い値以上の期間を累積し、累積結果が任意の値以上の場
    合に正極性を指示する信号を発生する第1の積分器と、 前記第2の2値化手段の出力を入力とし、前記負のしき
    い値以下の期間を累積し、累積結果が任意の値以上の場
    合に負極性を指示する信号を発生するする動作する第2
    の積分器と、 前記第1の積分器の出力と、前記第2の積分器の出力と
    を入力とし、正極性とも負極性とも指示されない信号を
    発生する論理回路とを具備したことを特徴とするゴース
    ト除去装置。
  22. 【請求項22】請求項10または11または12または
    13または14または15に記載の基準信号検出信号発
    生手段は、少なくとも、 前記歪除去フィルタの入力または前記歪除去フィルタの
    出力の符号ビットを入力とし、前記符号ビットが正を示
    す期間を累積し、累積結果が任意の値以上の場合に正極
    性を指示する信号を発生する第1の積分器と、 前記符号ビットが負を示す期間を累積し、累積結果が任
    意の値以上の場合に負極性を指示する信号を発生するす
    る動作する第2の積分器と、 前記第1の積分器の出力と、前記第2の積分器の出力と
    を入力とし、正極性とも負極性とも指示されない信号を
    発生する論理回路とを具備したことを特徴とするゴース
    ト除去装置。
  23. 【請求項23】請求項10または11または12または
    13または14または15に記載の基準信号極性検出手
    段は、 前記歪除去フィルタの入力または前記歪除去フィルタの
    出力を入力とし、任意のしきい値で前記差分信号を2値
    化する2値化手段と、 前記2値化手段の出力を入力とし、前記しきい値以上の
    期間を累積し、累積結果が任意の値以上の場合に正極性
    を指示する信号を発生する積分器とを具備したことを特
    徴とするゴースト除去装置。
  24. 【請求項24】請求項10または11または12または
    13または14または15に記載の基準信号極性検出手
    段は、 前記歪除去フィルタの入力または前記歪除去フィルタの
    出力の符号ビットを入力とし、前記符号ビットが正また
    は負を示す期間を累積し、累積結果が任意の値以上の場
    合にその極性を指示する信号を発生する積分器を具備し
    たことを特徴とするゴースト除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270358A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Oki Electric Ind Co Ltd 伝送装置

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JP2006270358A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Oki Electric Ind Co Ltd 伝送装置

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