JP2007215134A - 水平同期信号検出回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ノイズが重畳したテレビジョン放送信号を受信したときでも、水平同期信号検出判定を誤ることの少ない水平同期信号検出回路を提供する。
【解決手段】 水平同期信号検出回路は、HSYNC信号に含まれるパルス数をmH期間に亘ってカウントする第1カウント部1と、第1カウント部1のカウント値Cを基準値mと比較する第1比較部2と、第1比較部2によりカウント値Cが基準値mより大きいと判明したときに1H期間を4等分した各期間に含まれるHSYNC信号のパルス数をmH期間に亘って累積カウントする第2カウント部4A〜4Dと、第2カウント部4A〜4Dのカウント値C1〜C4をそれぞれ基準値mと比較する第2比較部5A〜5Dと、第1比較部2および第2比較部5A〜5Dからの出力に基づいてHSYNC信号に水平同期信号が含まれているかどうかを判定し、判定結果を検出信号として出力する判定部6とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水平同期信号検出回路に関し、特にテレビジョン放送受信装置における水平同期信号検出回路に関する。
テレビジョン放送受信装置では、受信したコンポジット信号から水平同期信号抽出回路により水平同期信号を抽出し、テレビ画面のフレームを構成する各ライン信号の同期をとるようにしている。このとき、水平同期信号が正しく抽出できたかどうかを検出するための水平同期信号検出回路を設け、この水平同期信号検出回路の出力を各種の信号処理に利用している。例えば、テレビジョン放送信号が途切れて水平同期信号が抽出できないときには、この水平同期信号検出回路からの出力によってテレビ画面をブルーバック画面に切り替え、画面が乱れるなどの視覚上の不快感を緩和することに利用している。
この水平同期信号検出回路の従来の例として、水平同期信号抽出回路の出力信号のパルス数をカウンタで一定期間カウントし、その数が所定数あれば水平同期信号を検出したと判定する回路がある(例えば、特許文献1参照。)。例えば、NTSC方式のテレビジョン放送では、1フィールド当たり約262本の水平同期信号があり、1フィールドが1/60秒なので、上述のような水平同期信号検出回路では、水平同期信号抽出回路の出力信号のパルス数を、例えば1/60秒間カウントし、その数が262に近ければ「水平同期信号検出」と判定する。
しかし、上述のような水平同期信号抽出回路の出力信号のパルス数を単にカウントするだけの水平同期信号検出回路では、ノイズによって誤動作するという問題が発生する。例えば、弱電界で十分な信号レベルがなく、高レベルのノイズが多数重畳した信号を受信した場合、水平同期信号抽出回路は水平同期信号を正しく抽出できないが、水平同期信号抽出回路から出力されるパルス数がたまたま所定数であれば、上述の水平同期信号検出回路は「水平同期信号検出」と判定するという誤動作が生じる。そのため、例えば、テレビ画面をブルーバック画面に切り替えることができず、画面が乱れるなどの問題が発生する。
特開平10−215435号公報 (第4ページ、図1)
そこで、本発明の目的は、ノイズが重畳したテレビジョン放送信号を受信したときでも、水平同期信号検出判定を誤ることの少ない水平同期信号検出回路を提供することにある。
本発明の一態様によれば、入力信号に含まれるパルスの数を1水平期間Hをm倍(mは2以上の整数)したmH期間カウントする第1のカウント手段と、前記第1のカウント手段のカウント値を前記mと比較する第1の比較手段と、前記第1のカウント手段のカウント値が前記mより大きいことを前記第1の比較手段が検出したときに、1水平期間をn等分(nは2以上の整数)した期間のそれぞれに含まれる前記入力信号のパルス数を前記mH期間の間累積カウントするn個の第2のカウント手段と、前記n個の第2のカウント手段のそれぞれのカウント値を前記mとそれぞれ比較するn個の第2の比較手段と、前記第1の比較手段の出力と前記n個の第2の比較手段の出力に基づいて前記入力信号に水平同期信号が含まれているかどうかを判定する判定手段とを備えることを特徴とする水平同期信号検出回路が提供される。
また、本発明の別の一態様によれば、入力信号に含まれるパルスの数を所定の期間Tをk倍(kは2以上の整数)したkT期間カウントする第1のカウント手段と、前記第1のカウント手段のカウント値を前記kT期間の前記入力信号に含まれるはずの水平同期信号の所定数と比較する第1の比較手段と、前記第1のカウント手段のカウント値が前記所定数より大きいことを前記第1の比較手段が検出したときに、前記所定の期間Tをさらにn等分(nは2以上の整数)した期間のそれぞれに含まれる前記入力信号のパルス数を前記所定の期間の間累積カウントするn個の第2のカウント手段と、前記n個の第2のカウント手段のそれぞれのカウント値を前記所定数とそれぞれ比較するn個の第2の比較手段と、前記n個の第2の比較手段により前記n個の第2のカウント手段のいずれのカウント値も前記所定数より小さいことが検出されたときに、前記n個の第2のカウント手段のカウント値の中の最大のカウント値と、その最大のカウント値を示すカウント手段がカウントする期間に隣接する期間をカウントするカウント手段のカウント値とを加算する加算手段と、前記第1の比較手段の出力と前記n個の第2の比較手段の出力および前記加算手段の出力に基づいて前記入力信号に水平同期信号が含まれているかどうかを判定する判定手段とを備えることを特徴とする水平同期信号検出回路が提供される。
本発明によれば、ノイズが重畳した信号を受信したときでも、水平同期信号検出判定の誤りを少なくすることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る水平同期信号検出回路の構成の例を示すブロック図である。本実施例の水平同期信号検出回路は、テレビジョン放送受信装置の水平同期信号抽出回路から出力されるHSYNC信号に含まれるパルス数を1水平期間(H)のm倍(mは2以上の整数)の期間(mH期間)カウントすることによって、HSYNC信号に水平同期信号が含まれているかどうかを判定する回路である。
テレビジョン放送受信装置が正常にテレビジョン信号を受信し、受信したテレビジョン信号にノイズが重畳していなければ、mH期間のHSYNC信号にはm個の水平同期信号が含まれているはずであり、HSYNC信号に含まれるパルス数はmとなるはずである。したがって、本実施例では、このmをパルス数カウント値の基準値として、HSYNC信号に水平同期信号が含まれているかどうかを判定する。
HSYNC信号に含まれるパルス数をカウントするブロックとして、本実施例の水平同期信号検出回路は、mH期間の総パルス数をカウントする第1カウント部1と、ノイズの影響によりmH期間の総パルス数が基準値mより多いときに、1H期間を4等分した期間(T1、T2、T3、T4)のそれぞれに含まれるパルス数をmH期間の間累積カウントする4個の第2カウント部4A〜4Dを備える。なお、本実施例では、1H期間を4等分することとしているが、この等分は4等分に限るものではなく、任意のn等分(nは2以上の整数)とすることができる。そのとき、1Hの等分の数に合わせて、第2カウント部はn個設ける。
次に、図1の水平同期信号検出回路の構成および動作について説明する。
本実施例の水平同期信号検出回路は、入力されたHSYNC信号に含まれるパルス数をmH期間に亘ってカウントする第1カウント部1と、第1カウント部1のカウント値Cを基準値mと比較する第1比較部2と、第2カウント部4A〜4Dのカウント実行を制御するイネーブル制御部3と、1H期間を4等分したT1、T2、T3、T4各期間のそれぞれに含まれるHSYNC信号のパルス数をmH期間に亘って累積カウントする第2カウント部4A、4B、4C、4Dと、第2カウント部4A、4B、4C、4Dのカウント値C1、C2、C3、C4をそれぞれ基準値mと比較する第2比較部5A、5B、5C、5Dと、第1比較部2および第2比較部5A〜5Dからの出力に基づいてHSYNC信号に水平同期信号が含まれているかどうかを判定し、判定結果を検出信号として出力する判定部6とを備える。
第1カウント部1および第2カウント部4A〜4Dは、mH期間ごとにクリアパルスを発生するクリア信号mHによって、mH期間ごとにそのカウント値がクリアされる。
第1比較部2は、第1カウント部1のカウント値Cを基準値mと比較し、C=mであるときは、C=m信号を判定部6へ出力し、C>mであるときは、C>m信号をイネーブル制御部3へ出力する。
イネーブル制御部3は、例えば、ANDゲート3A、3B、3C、3Dで構成される。ANDゲート3A、3B、3C、3Dには、第1カウント部1からのC>m信号とHSYNC信号が共通に入力されるとともに、それぞれにイネーブル信号T1、T2、T3、T4が入力される。ANDゲート3A、3B、3C、3Dの出力は、それぞれ第2カウント部4A、4B、4C、4Dへ出力される。
ここで、イネーブル信号T1、T2、T3、T4は、それぞれ、図2に示すように1H期間を4等分する期間T1、T2、T3、T4の間だけ発生する信号である。イネーブル信号T1は、T1期間の間だけ第2カウント部4Aをカウント可能な状態にするイネーブル信号である。同様に、イネーブル信号T2、T3、T4は、それぞれ、T2期間の間だけ第2カウント部4Bをカウント可能な状態にし、T3期間の間だけ第2カウント部4Cをカウント可能な状態にし、T4期間の間だけ第2カウント部4Dをカウント可能な状態にするイネーブル信号である。
第2カウント部4A、4B、4C、4Dは、第1カウント部1からC>m信号が出力されたときに、図2に示すT1、T2、T3、T4各期間のそれぞれに含まれるHSYNC信号のパルス数をmH期間に亘って累積カウントする。
第2比較部5A、5B、5C、5Dは、第2カウント部4A、4B、4C、4Dのカウント値C1、C2、C3、C4を各々基準値mと比較し、各カウント値がmより小さいときはC<m信号を判定部6へそれぞれ出力し、各カウント値がm以上であるときはC≧m信号を判定部6へそれぞれ出力する。
判定部6は、第1比較部2から出力されるC=m信号、および第2比較部5A〜5Dからそれぞれ出力されるC<m信号、C≧m信号を用いて、HSYNC信号に水平同期信号が含まれているかどうかを判定する。
判定部6は、次のいずれかの条件が満たされたときにHSYNC信号に水平同期信号が含まれていると判定する。
(判定条件1)第1比較部2からC=m信号が出力されたとき。
(判定条件2)第1比較部2からC=m信号は出力されないが、第2比較部5A〜5Dのいずれか1つのみからC≧m信号が出力されたとき。
この条件は、次に述べる考え方から導き出されたものである。
すなわち、(判定条件1)は、「HSYNC信号にノイズが重畳しておらず、水平同期信号のみが含まれている場合、HSYNC信号にはm個の水平同期信号が含まれているはずであり、第1カウント部のカウント値Cはmとなり、第1比較部2からC=m信号が出力されるはずである」との考えに基づいて設定された条件である。
これに対して、(判定条件2)は、HSYNC信号にノイズが重畳している場合を想定したときの判定条件である。ここで、ノイズはランダムに発生するものであって周期性がなく、また、mT期間中のノイズの分布は一様なものと考える。
HSYNC信号に水平同期信号とノイズが含まれている場合、第1カウント部1のカウント値Cはmより大きくなる。その結果、第1比較部2からC=m信号は出力されず、C>m信号が出力される。C>m信号が出力されると、第2カウント部4A、4B、4C、4Dはイネーブルとなり、カウント値C1、C2、C3、C4を出力する。
このとき、水平同期信号は1H期間ごとに周期的に発生するものであり、その発生タイミングが、図2におけるT1期間であるものとするならば、第2カウント部4Aのみが、水平同期信号のパルス数をカウントする。これに対して、第2カウント部4B〜4Dはノイズのみをカウントする。ここで、ノイズが、T1、T2、T3、T4各期間でα個ずつ均等に発生したものとすると、第2カウント部4A、4B、4C、4Dのカウント値C1、C2、C3、C4は、C1=m+α、C2=α、C3=α、C4=αとなる。ここで、受信環境が悪くない場合、α<mと考えられるので、上述の場合、C1のみがm以上となる。したがって、この場合、第2比較部5AからのみC≧m信号が出力され、第2比較部5B〜5DからはC<m信号が出力される。
なお、ここでは、T1期間に水平同期信号が発生する場合を例にとったが、T2〜T4期間に水平同期信号が発生する場合、第2カウント部4B〜4Dのうち、その期間をカウントするカウント部のカウント値のみがm+αとなる。
一方、受信環境が悪く、HSYNC信号に水平同期信号が含まれず、ノイズのみが含まれていいて、かつ、ノイズの数が多い場合にも、第1カウント部1のカウント値Cがmより大きくなることがある。そのため、この場合も、第2カウント部4A、4B、4C、4Dがイネーブルとなり、カウント値C1、C2、C3、C4を出力する。
このとき、ノイズは周期性がなく、mT期間に亘って一様に発生すると考えられるので、確率的には、C1=C2=C3=C4となる可能性が高い。
その場合に、ノイズの数が少ない場合、C1、C2、C3、C4のいずれもmより小さくなると考えられる。例えば、第1カウント部1のカウント値Cが、C=m+4αであった場合、C1=C2=C3=C4=m/4+αとなる。この場合、α<3m/4であれば、C1、C2、C3、C4のいずれもmより小さくなるものと考えられる。
一方、ノイズの数が多く、第2カウント部4A〜4Dのいずれかのカウント値がm以上となる場合、他のカウント値のいずれかがm以上となる確率が高い。
そこで、このような場合には「HSYNC信号に水平同期信号が含まれていない」と判定するための条件として、(判定条件2)を設定する。
図3は、判定部6における水平同期信号検出判定の手順を示すフロー図である。
判定部6は、まず、第1比較部2からC=m信号が出力されているかどうかをチェックし(ステップS01)、C=m信号が出力されているときは(YES)、(判定条件1)により、HSYNC信号に水平同期信号が含まれていることを「検出」したと判定する。
第1比較部2からC=m信号が出力されていないときは(NO)、続いて第2比較部5A〜5DからC≧m信号が出力されているかどうかをチェックする(ステップS02)。
第2比較部5A〜5DからC≧m信号が1つも出力されていないとき(NO)、つまり、第2比較部5A〜5Dからの出力が総てC<m信号であるときは、(判定条件2)により、HSYNC信号に水平同期信号は含まれていない、すなわち、水平同期信号は「不検出」と判定する。
一方、第2比較部5A〜5DからC≧m信号が出力されているときは(YES)、その中の1つからのみC=m信号が出力されているどうかをチェックする(ステップS03)。第2比較部5A〜5Dの複数からC=m信号が出力されているときは(NO)、(判定条件2)により、HSYNC信号に水平同期信号は含まれていない、すなわち、水平同期信号は「不検出」と判定する。
これに対して、第2比較部5A〜5Dの1つからのみC≧m信号が出力されているときは(YES)、(判定条件2)により、HSYNC信号に水平同期信号が含まれていることを「検出」したと判定する。
このような本実施例によれば、水平同期信号抽出回路から出力される信号にノイズが重畳している場合でも、水平同期信号検出判定の誤りを少なくすることができる。
図4は、本発明の実施例2に係る水平同期信号検出回路の構成の例を示すブロック図である。本実施例の水平同期信号検出回路は、図1に示す実施例1に加算部80と、この加算部に加算を指示する指示部70を追加し、判定部60が、加算部80の出力も判定材料に加えて、水平同期信号の検出判定を行なうようにしたものである。なお、図4において、図1に示したブロックと同一の機能を有するブロックには図1と同一の符号を付し、ここではその詳細な説明を省略する。
上述した実施例1の水平同期信号検出回路では、イネーブル信号T1〜T4およびクリア信号mHが1水平期間に同期しているものとしていた。しかし、1水平期間は、例えばNTSC方式のテレビジョンでは63.557μsと規定されており、これに正確に同期している信号を生成する回路には非常に高い精度が求められる。また、テレビジョンの方式によって1水平期間は異なっており、例えば、PAL方式は64.0μsである。したがって、実施例1の水平同期信号検出回路で複数のテレビジョン方式に対応する場合、それぞれの規格に合わせたイネーブル信号およびクリア信号の生成が必要となる。そのため、イネーブル信号およびクリア信号を生成する回路が複雑になる。
そこで、本実施例は、イネーブル信号およびクリア信号が1水平期間に正確に同期していなくても、また、イネーブル信号およびクリア信号の周期をテレビジョン方式に応じて変えることを行わなくても、水平同期信号検出の判定を行なえるようにするものである。
図5に、本実施例の水平同期信号検出回路に入力されるイネーブル信号T11〜T14およびクリア信号kHの周期と1水平期間(1H)との関係を示す。
イネーブル信号T11〜T14およびクリア信号kHの周期は、1Hとは異なる期間の1Tに依存して発生している。すなわち、イネーブル信号T11、T12、T13、T14は、1Tを4等分したT11、T12、T13、T14期間ごとに発生する信号であり、クリア信号kHは、1Tをk倍(kは2以上の整数)したkT期間を周期として発生する信号である。
したがって、このkT期間にHSYNC信号に含まれる水平同期信号の数は、kT期間を如何に設定するかによって異なってくる。そこで、本実施例では、設定したkT期間と検出対象の水平同期信号の周期(H)をもとに、kT期間に含まれるはずの水平同期信号の数(kT÷H)を算出し、その算出結果に基づいて定めた所定数sを第1比較部2および第2比較部5A〜5Dへ基準値として与える。
図4に戻って、本実施例の水平同期信号検出回路の構成および動作について説明する。
本実施例の第1比較部2は、第1カウント部1のカウント値Cを基準値sと比較し、C=sであるときは、C=s信号を判定部60へ出力し、C>sであるときは、C>s信号をイネーブル制御部3へ出力する。
イネーブル制御部3は、第1カウント部1からのC>s信号、イネーブル信号T11、T12、T13、T14、およびHSYNC信号が入力され、第1カウント部1からC>s信号が出力されたときに、第2カウント部4AがT11期間の間、4BがT12期間の間、4CがT13期間の間、4DがT14期間の間、HSYNCに含まれるパルス数をカウントするように制御する。
第1カウント部1は、入力されたHSYNC信号に含まれるパルス数をkT期間に亘ってカウントする。
第2カウント部4A、4B、4C、4Dは、T11、T12、T13、T14の期間ごとのHSYNCに含まれるパルス数をkT期間に亘って累積カウントする。
第1カウント部1および第2カウント部4A〜4Dは、kT期間ごとにクリアパルスを発生するクリア信号kTによって、kT期間ごとにそのカウント値がクリアされる。
第2比較部5A、5B、5C、5Dは、第2カウント部4A、4B、4C、4Dのカウント値C1、C2、C3、C4を各々基準値sと比較し、各カウント値がsより小さいときはC<s信号を判定部60および指示部70へそれぞれ出力し、各カウント値がs以上であるときはC≧s信号を判定部60へそれぞれ出力する。
指示部70は、第2比較部5A、5B、5C、5Dの総てからC<s信号が出力されたときに、加算部80へ対して加算動作を行なうよう指示する。
加算部80は、指示部70からの加算指示を受けると、第2カウント部4A〜4Dのカウント値C1〜C4の中から最大の値をとるカウント値を検出し、その最大のカウント値に、その最大のカウント値がカウントされる期間に隣接する期間のカウント値を加算する。
図6に、加算部80の構成の例を示す。この例では、加算器80は、最大値検出部81と、隣接カウント値選択部82と、加算器83とを有する。
最大値検出部81は、カウント値C1〜C4の中から最大の値をとるカウント値を検出する。
隣接カウント値選択部82は、カウント値C1〜C4の中から、最大値検出部81で最大値が検出された期間に隣接する期間のカウント値を選択する。ここで、隣接する期間とは、T1に対してはT4とT2、T2に対してはT1とT3、T3に対してはT2とT4、T4に対してはT3とT1である。
加算器83は、指示部70からの加算指示があったときに、最大値検出部81から出力される最大カウント値と、隣接カウント値選択部82から出力される隣接カウント値とを加算する。
図4に戻って、本実施例の判定部60は、第1比較部2から出力されるC=s信号、および第2比較部5A〜5Dからそれぞれ出力されるC<s信号、C≧s信号に加えて、加算部80からの出力を用いて、HSYNC信号に水平同期信号が含まれているかどうかを判定する。
判定部60は、次のいずれかの条件が満たされたときにHSYNC信号に水平同期信号が含まれていると判定する。
(判定条件1)第1比較部2からC=s信号が出力されたとき。
(判定条件2)第1比較部2からC=s信号は出力されないが、第2比較部5A〜5Dのいずれか1つのみからC≧s信号が出力されたとき。
(判定条件3)第1比較部2からC=s信号が出力されず、第2比較部5A〜5DのいずれからもC≧s信号が出力されないときに、加算部80から基準値sより大きい値が出力されたとき。
ここで、(判定条件1)、(判定条件2)は、先に説明した実施例1の判定部6の(判定条件1)、(判定条件2)と同じ考え方に基づいて設定されたものであるので、ここではその説明を省略する。
判定部60は、(判定条件3)により、次に述べるような状況における水平同期信号検出の判定を行なうことができる。
本実施例では、1T期間と1H期間との間にずれがあるため、HSYNC信号に含まれる水平同期信号の数を第2カウント部4A〜4Dでカウントした場合、実施例1とは異なり、水平同期信号の数が複数の第2カウント部に分散されてカウントされることが起こりうる。
その場合、HSYNC信号に基準値sに相当する数の水平同期信号が含まれていても、第2カウント部4A〜4Dのカウント値C1〜C4のいずれもが基準値sより小さくなり、第2比較部5A〜5DのいずれからもC≧s信号が出力されない、すなわち、第2比較部5A〜5Dの総てからC<s信号が出力されることが起こりうる。
このとき、1T期間と1H期間との間のずれを小さくしておくと、水平同期信号の大部分を、期間T11〜T14の中のある期間でカウントし、残りを、その期間に隣接する期間でカウントするようにすることができる。そこで、水平同期信号の大部分が発生する期間をカウントする第2カウント部のカウント値と、その期間に隣接する期間をカウントする第2カウント部のカウント値と、を加算すると、その加算値は基準値s以上の値となる。この場合、水平同期信号の大部分が発生する期間をカウントする第2カウント部のカウント値は、第2カウント部4A〜4Dのカウント値C1〜C4の中の最大値を示す。
一方、HSYNC信号に基準値sに相当する数以上のパルスが含まれていても、それが水平同期信号ではなくノイズである場合、ノイズには周期性がないため、そのパルスは期間T11〜T14に均等に分散して発生するものと考えられる。そのため、第2カウント部4A〜4Dのカウント値C1〜C4は、ほぼ等しい値になる。したがって、この場合、そのカウント値の中の最大値と、その最大値を示す期間に隣接する期間のカウント値とを加算したとしても、その加算値は基準値sより小さいものとなる。
そこで、第2カウント部4A〜4Dのカウント値C1〜C4の中の最大値と、その最大値を示す期間に隣接する期間のカウント値とを加算する加算部80を設ける。その上で、(判定条件3)を設けることにより、判定部60は、上述のような状況においても、水平同期信号検出の判定を行なうことができる。
図7は、判定部60における水平同期信号検出判定の手順を示すフロー図である。
判定部60は、まず、第1比較部2からC=s信号が出力されているかどうかをチェックし(ステップS11)、C=s信号が出力されているときは(YES)、(判定条件1)により、HSYNC信号に水平同期信号が含まれていることを「検出」したと判定する。
第1比較部2からC=s信号が出力されていないときは(NO)、続いて第2比較部5A〜5DからC≧s信号が出力されているかどうかをチェックする(ステップS12)。
第2比較部5A〜5DからC≧s信号が出力されているときは(YES)、その中の1つからのみC=s信号が出力されているどうかをチェックする(ステップS13)。第2比較部5A〜5Dの複数からC=s信号が出力されているときは(NO)、(判定条件2)により、HSYNC信号に水平同期信号は含まれていない、すなわち、水平同期信号は「不検出」と判定する。
これに対して、第2比較部5A〜5Dの1つからのみC≧s信号が出力されているときは(YES)、(判定条件2)により、HSYNC信号に水平同期信号が含まれていることを「検出」したと判定する。
一方、ステップS02のチェックにおいて、第2比較部5A〜5DからC≧s信号が1つも出力されていないとき(NO)、つまり、第2比較部5A〜5Dからの出力が総てC<s信号であるときは、さらに、加算部80からの出力値が基準値s以上であるかどうかをチェックする(ステップS13)。加算部80からの出力値が基準値s以上であるときは(YES)、(判定条件3)により、HSYNC信号に水平同期信号が含まれていることを「検出」したと判定する。
これに対して、加算部80からの出力値が基準値sより小さいときは(NO)、(判定条件3)によりHSYNC信号に水平同期信号は含まれていない、すなわち、水平同期信号は「不検出」と判定する。
このような本実施例によれば、水平同期信号検出用に使用する信号が1水平期間に正確に同期していなくても、水平同期信号検出の判定を行なうことができる。また、テレビジョン方式が異なっていても、イネーブル信号およびクリア信号の周期を変えることなく水平同期信号検出の判定を行なうことができる。
本実施例の全体の回路構成は実施例2と同じであるが、実施例2の加算部80を加算部80Aに置換したものである。そこで、本実施例の全体回路についての説明は省略し、加算部80Aに関わることについてのみ説明する。
実施例2では、HSYNC信号に基準値sに相当する数以上のパルスが含まれていて、それが水平同期信号ではなくノイズである場合、加算部80で第2カウント部4A〜4Dのカウント値C1〜C4の中の最大値と、その最大値を示す期間に隣接する期間のカウント値とを加算した結果が基準値sより小さくなることで、水平同期信号を「不検出」と判定している。しかし、HSYNC信号に含まれるノイズの数が非常に多い場合、加算部80の加算値が基準値s以上となり、水平同期信号「検出」と誤判定する可能性がある。
そこで、本実施例の加算部80Aでは、このような誤判定を避けるため、第2カウント部4A〜4Dのカウント値C1〜C4の中の最大値と、その最大値を示す期間に隣接する期間のカウント値から、カウント値C1〜C4の中の最小値を予め差し引いた上で、加算を行うようにする。
図8は、実施例3に係る水平同期信号検出回路で用いる加算部80Aの構成の例を示すブロック図である。
加算部80Aは、図6に示した加算部80に含まれる最大値検出部81、隣接カウント値選択部82、加算器83に加えて、カウント値C1〜C4の中から最小値を検出する最小値検出部84と、最大値検出部81の出力値から最小値検出部84の出力値を差し引く減算器85と、隣接カウント値選択部82の出力値から最小値検出部84の出力値を差し引く減算器86、87とを有する。
加算部83は、指示部70からの加算指示があったときに、減算器85の出力値に減算器86および減算器87の出力値を加算する。
次に、加算部80Aにおいて、カウント値C1〜C4の中の最大値およびその最大値を示す期間に隣接する期間のカウント値から、カウント値C1〜C4の中の最小値を差し引くことの効果について説明する。
HSYNC信号に含まれるノイズの数が非常に多い場合、ノイズはランダムに発生するため、第2カウント部4A〜4Dのカウント値C1〜C4は一様に増加するものと考えられる。HSYNC信号に水平同期信号が含まれていれば、水平同期信号をカウントした分、水平同期信号をカウントした第2カウント部のカウント値は増加する。したがって、カウント値C1〜C4の中で最小値を示すカウント値は、ノイズだけをカウントしたものと考えることができる。そこで、この最小値を示すカウント値を差し引くことで、最大値および隣接カウント値からノイズの影響を取り除くことができる。
このような本実施例によれば、水平同期信号抽出回路から出力される信号に重畳しているノイズの量が多くても、水平同期信号検出判定に与えるノイズの影響を除去することができる。
本発明の実施例1に係る水平同期信号検出回路の構成の例を示すブロック図。 本発明の実施例1に係る水平同期信号検出回路に入力される信号の例を示す波形図。 本発明の実施例1に係る水平同期信号検出回路の判定部における信号検出判定の手順を示すフロー図。 本発明の実施例2に係る水平同期信号検出回路の構成の例を示すブロック図。 本発明の実施例2に係る水平同期信号検出回路に入力される信号の例を示す波形図 本発明の実施例2に係る水平同期信号検出回路の加算部の構成の例を示すブロック図。 本発明の実施例2に係る水平同期信号検出回路の判定部における信号検出判定の手順を示すフロー図。 本発明の実施例3に係る水平同期信号検出回路の加算部の構成の例を示すブロック図。
符号の説明
1 第1カウント部
2 第1比較部
3 制御部
3A、3B、3C、3D ANDゲート
4A、4B、4C、4D 第2カウント部
5A、5B、5C、5D 第2比較部
6、60 判定部
70 指示部
80、80A 加算部
81 最大値検出部
82 隣接カウント値選択部
83 加算器
84 最小値検出部
85、86、87 減算器

Claims (5)

  1. 入力信号に含まれるパルスの数を1水平期間Hをm倍(mは2以上の整数)したmH期間カウントする第1のカウント手段と、
    前記第1のカウント手段のカウント値を前記mと比較する第1の比較手段と、
    前記第1のカウント手段のカウント値が前記mより大きいことを前記第1の比較手段が検出したときに、1水平期間をn等分(nは2以上の整数)した期間のそれぞれに含まれる前記入力信号のパルス数を前記mH期間の間累積カウントするn個の第2のカウント手段と、
    前記n個の第2のカウント手段のそれぞれのカウント値を前記mとそれぞれ比較するn個の第2の比較手段と、
    前記第1の比較手段の出力と前記n個の第2の比較手段の出力に基づいて前記入力信号に水平同期信号が含まれているかどうかを判定する判定手段と
    を備えることを特徴とする水平同期信号検出回路。
  2. 前記判定手段は、前記第1の比較手段により前記第1のカウント手段のカウント値が前記mと等しいことが検出されたとき、または、前記n個の第2の比較手段により前記n個の第2のカウント手段のいずれか1つのカウント値が前記m以上であり、残りの第2のカウント手段のカウント値がいずれも前記mより小さいことが検出されたときに、前記入力信号に前記水平同期信号が含まれていると判定することを特徴とする請求項1に記載の水平同期信号検出回路。
  3. 入力信号に含まれるパルスの数を所定の期間Tをk倍(kは2以上の整数)したkT期間カウントする第1のカウント手段と、
    前記第1のカウント手段のカウント値を前記kT期間の前記入力信号に含まれるはずの水平同期信号の所定数と比較する第1の比較手段と、
    前記第1のカウント手段のカウント値が前記所定数より大きいことを前記第1の比較手段が検出したときに、前記所定の期間Tをさらにn等分(nは2以上の整数)した期間のそれぞれに含まれる前記入力信号のパルス数を前記所定の期間の間累積カウントするn個の第2のカウント手段と、
    前記n個の第2のカウント手段のそれぞれのカウント値を前記所定数とそれぞれ比較するn個の第2の比較手段と、
    前記n個の第2の比較手段により前記n個の第2のカウント手段のいずれのカウント値も前記所定数より小さいことが検出されたときに、前記n個の第2のカウント手段のカウント値の中の最大のカウント値と、その最大のカウント値を示すカウント手段がカウントする期間に隣接する期間をカウントするカウント手段のカウント値とを加算する加算手段と、
    前記第1の比較手段の出力と前記n個の第2の比較手段の出力および前記加算手段の出力に基づいて前記入力信号に水平同期信号が含まれているかどうかを判定する判定手段と
    を備えることを特徴とする水平同期信号検出回路。
  4. 前記加算手段は、前記加算を行なうそれぞれのカウント値から、前記n個の第2のカウント手段のカウント値の中の最小のカウント値を予め差し引いた上で、前記加算を行なうことを特徴とする請求項3に記載の水平同期信号検出回路。
  5. 前記判定手段は、前記第1の比較手段により前記第1のカウント手段のカウント値が前記所定数と等しいことが検出されたとき、または、前記n個の第2の比較手段により前記n個の第2のカウント手段のカウント値のいずれか1つが前記所定数以上であり、残りの第2のカウント手段のカウント値がいずれも前記所定数より小さいことが検出されたとき、あるいは、前記加算手段の加算値が前記所定数以上であるときに、前記入力信号に前記水平同期信号が含まれていると判定することを特徴とする請求項3または4に記載の水平同期信号検出回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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