JP2007174454A - デジタルクランプ回路 - Google Patents

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徹 岡田
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Abstract

【課題】従来よりも簡素化された回路構成においてより最適なクランプ処理を行うことを可能とする。
【解決手段】デジタル化されたビデオ信号から黒レベルを検出して出力する黒レベル検出部20と、黒レベル検出部20から出力された黒レベルと所定の目標クランプレベルとの差分を算出して出力する加算器32と、加算器32からの出力信号と黒レベルの補正値とを差分を算出して出力する加算器34と、加算器34からの出力信号を1/x(xは所定の値)にして出力する乗算アンプ36と、乗算アンプ36からの出力信号と黒レベルの補正値との和を算出して出力する加算器38と、所定のタイミングで加算器38からの出力信号を格納及び保持して黒レベルの補正値として出力するレジスタ40と、を備えるデジタルクランプ回路によって上記課題を解決することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、映像信号の基準レベルのクランプ等に用いられるデジタルクランプ回路に関する。
アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換する際、アナログ映像信号の黒レベルを変換処理の基準レベルとして所定のビット長のデジタル映像信号に変換する処理が行われる。このとき、アナログ映像信号の黒レベルを基準レベルとしてクランプするクランプ回路が利用される。
通常、アナログ信号のビデオ信号をデジタル信号に変換する場合、上記のようにビデオ信号のクランプ処理を行ったうえでデジタル化処理が施される。しかしながら、一般的にアナログ回路を構成する部品は周辺温度の変化に伴って特性が変化するので、経時的に黒レベルのクランプ値にも変動が生じ、映像中に黒く浮いたラインが発生したり、黒く潰れたラインが発生する問題が生ずる。そこで、アナログでのクランプ処理の後にデジタルでのクランプ処理を再度行うことにより、経時的な変動による影響を低減する処理が行われている。
従来のデジタルクランプ回路は、図7に示すように、黒レベル検出部10、ノイズ低減部12及び加算器14,16を含んで構成される。黒レベル検出部10は、入力信号であるビデオ信号に含まれる水平同期信号の水平シンク領域の電圧レベルを1水平ライン毎に検出する。ノイズ低減部12は、乗算器12a,12b、加算器12c及びラインメモリ12dを含んで構成される。乗算器12aは、黒レベル検出部10で検出された信号に対して1−G(Gは0以上1以下の定数)を乗算して出力する。乗算器12bは、ラインメモリ12dから出力される信号に対してGを乗算して出力する。乗算器12a及び12bから出力された信号は加算器12cによって加算される。すなわち、加算器12cの出力信号は、現在の水平ラインのビデオ信号の黒レベルを1−Gで重み付けした値と、過去のビデオ信号の基準レベルをGで重み付けした値とを加重加算したものとなる。加算器12cの出力信号は、ラインメモリ12dに格納及び保持されると共に加算器14へ出力される。このように、加重加算処理を行うことによって水平ライン間における基準レベルの急激な変動を抑制することができる。
加算器14は、外部からクランプの目標値となる目標クランプレベルを受けて、ノイズ低減部12からの出力信号から目標クランプレベルを引いた差分値を演算して加算器16へ出力する。加算器16は、入力ビデオ信号から加算器14の出力信号を引いた差分値を演算して出力する。このようにして、黒レベルを略一定に維持したビデオ信号を得ることを可能としている。
また、基準レベルが急激に変動すると、映像中に周辺ラインよりも輝度が急激に変動したラインが表示される横引きノイズが発生する場合があるが、加重加算処理を行うことによって水平ライン間における基準レベルの急激な変動を抑制することで横引きノイズも抑制することができる。
しかしながら、上記従来技術のデジタルクランプ回路では、1水平ライン前と現水平ラインとの黒レベルの加重加算を行う際に多数のレジスタを直列に接続したラインメモリを用いて1水平ライン前の黒レベルを1水平ライン分の時間だけ遅延させていた。したがって、回路規模が大きくなると共に製造コストが増大する問題があった。
また、上記従来技術のデジタルクランプ回路では、複数のライン間、又は、複数のフィールド間で黒レベルを適切に平均化させてクランプすることができなかった。
そこで、本発明は、従来よりも簡素化された回路構成においてより最適なクランプ処理を実現できるデジタルクランプ回路を提供することを目的とする。
本発明は、デジタル化されたビデオ信号の黒レベルをクランプするデジタルクランプ回路であって、前記デジタル化されたビデオ信号から黒レベルを検出して出力する黒レベル検出部と、前記黒レベル検出部から出力された黒レベルと所定の目標クランプレベルとの差分を算出して出力する第1の加算器と、前記第1の加算器からの出力信号と黒レベルの補正値とを差分を算出して出力する第2の加算器と、前記第2の加算器からの出力信号を1/x(xは所定の値)にして出力する乗算アンプと、前記乗算アンプからの出力信号と前記黒レベルの補正値との和を算出して出力する第3の加算器と、所定のタイミングで前記第3の加算器からの出力信号を格納及び保持して前記黒レベルの補正値として出力するレジスタと、を備えることを特徴とする。
ここで、前記レジスタは、前記デジタル化されたビデオ信号の水平同期信号に同期させて値を更新することが好適である。
また、本発明は、デジタル化されたビデオ信号をクランプするデジタルクランプ回路であって、前記デジタル化されたビデオ信号から黒レベルを検出して出力する黒レベル検出部と、前記黒レベル検出部から出力された黒レベルと黒レベルの平均値との和を算出して出力する第1の加算器と、前記第1の加算器からの出力信号を1/2にして出力する第1の乗算アンプと、所定のタイミングにて前記第1の乗算アンプからの出力信号を格納及び保持して前記黒レベルの平均値として出力する第1のレジスタと、前記黒レベルの平均値と所定の目標クランプレベルとの差分を算出して出力する第2の加算器と、前記第2の加算器からの出力信号と黒レベルの補正値とを差分を算出して出力する第3の加算器と、前記第3の加算器からの出力信号を1/x(xは所定の値)にして出力する第2の乗算アンプと、前記第2の乗算アンプからの出力信号と前記黒レベルの補正値との和を算出して出力する第4の加算器と、所定のタイミングで前記第4の加算器からの出力信号を格納及び保持して前記黒レベルの補正値として出力する第2のレジスタと、を備えることを特徴とする。
ここで、前記第1のレジスタは、前記デジタル化されたビデオ信号の水平同期信号に同期させて値を更新することが好適である。また、前記第2のレジスタは、前記デジタル化されたビデオ信号の垂直同期信号に同期させて値を更新することが好適である。
本発明によれば、従来よりも簡素化された回路構成においてより最適なクランプ処理を行うことを可能とする。
本発明の実施の形態におけるデジタルクランプ回路100は、図1に示すように、黒レベル検出部20、水平同期検出部22、垂直同期検出部24、加算器26、乗算アンプ28、第1レジスタ30、加算器32、加算器34、乗算アンプ36、加算器38、第2レジスタ40及び加算器42を含んで構成される。
本実施形態におけるデジタルクランプ回路100は、黒レベル検出部20、加算器26、乗算アンプ28及び第1レジスタ30により1フィールド分の映像信号の黒レベルの平均値を求め、加算器32、加算器34、乗算アンプ36、加算器38及び第2レジスタ40により複数のフィールド分の映像信号を考慮した黒レベルの補正値を求める。
黒レベル検出部20は、入力端子から入力されるビデオ信号SINを受けて、ビデオ信号SINの黒レベルLを検出して出力する。黒レベル検出部20の前段にはアナログ/デジタル変換部が設けられており、黒レベル検出部20にはデジタル化されたビデオ信号が入力される。
図2及び図3に、デジタル化された一般的なビデオ信号SINの構成を示す。図2は1フィルード分のビデオ信号SINの構成を示し、図3は1水平ライン分のビデオ信号SINの構成を示している。図2及び図3に示すように、垂直同期期間T、水平ブランキング期間T及び映像信号期間Tを含んで構成される。なお、図2及び図3では説明を明確にするために実際のビデオ信号SINの各期間の比率を変えて表している。
黒レベル検出部20は、各水平ラインの信号に含まれる水平ブランキング期間Tから黒レベルLを検出して出力する。黒レベル検出部20は、次に新たな水平ラインに対する黒レベルLが検出されるまで黒レベルLを出力し続ける。
水平同期検出部22は、デジタル化されたビデオ信号SINを受けて、ビデオ信号SINに含まれる各水平ラインの水平ブランキング期間Tから水平同期期間TSYNCを検出し、水平同期期間TSYNCが検出されたタイミングで第1レジスタ30へ水平同期信号HSYNCを出力する。水平同期検出部22は、比較器等を含む一般的な水平同期検出回路により構成することができる。
黒レベルL及び水平同期期間TSYNCの検出処理は、比較器及び微分器を含む回路によって実現できる。例えば、図4に示すように、比較器の基準電圧を黒レベルLよりも僅かに低い電圧に設定しておき、黒レベルLよりも低い電位を有する水平同期期間TSYNCを抽出し、水平同期期間TSYNCだけ立ち上がる同期パルス信号SSYNCを生成する。そして、微分器等を用いて同期パルス信号SSYNCがローレベルからハイレベルとなるタイミングを抽出して、そのタイミングで水平同期信号HSYNCを生成することができる。また、所定の周波数(例えば、74.25MHzや54MHz)のシステムクロックに基づいて、同期パルス信号SSYNCがローレベルからハイレベルとなるタイミングからシステムクロックをカウントし、カウント数が黒レベルLを示す期間に相当する値になった時点の入力信号の値を黒レベルLとする。
垂直同期検出部24は、デジタル化されたビデオ信号SINを受けて、ビデオ信号SINに含まれる各フィールドの開始を示す垂直同期期間Tを検出し、垂直同期期間Tが検出されたタイミングで第1レジスタ30及び第2レジスタ40へ垂直同期信号VSYNCを出力する。垂直同期検出部24は、比較器等を含む一般的な垂直同期検出回路により構成することができる。
通常のビデオ信号には、図2に示すように、所定のパルスが所定の周期で繰り返される垂直同期期間Tが含まれているので、そのパルスのパターンを検出することによって垂直同期期間Tを検出して垂直同期信号VSYNCを生成することができる。
加算器26は、黒レベル検出部20の出力信号と第1レジスタ30の出力信号とを加算して乗算アンプ28へ出力する。乗算アンプ28は、加算器26の出力値を1/2にして第1レジスタ30へ出力する。第1レジスタ30は、水平同期検出部22から水平同期信号HSYNCを受けて、水平同期信号HSYNCを受信したタイミングに同期させて乗算アンプ28の出力信号の値を保持する。また、第1レジスタ30は、垂直同期検出部24から垂直同期信号VSYNCをリセット信号として受けて、垂直同期信号VSYNCを受信したタイミングに同期させて保持している値をクリアする。
例として、ビデオ信号SINとして第n+1番目の水平ラインの信号が入力される場合について説明する。このとき、第1レジスタ30には、第n+1番目の水平ラインが入力されるまでに検出された第n番目の水平ラインまでの黒レベルの平均値LBAが格納及び保持されている。第n+1番目の水平ラインの信号が黒レベル検出部20及び水平同期検出部22に入力されると、黒レベル検出部20及び水平同期検出部22では第n+1番目の水平ラインにおける黒レベルL及び水平同期期間TSYNCが検出される。黒レベル検出部20で検出された黒レベルLは加算器26において第1レジスタ30の出力値、すなわち第n番目の水平ラインまでの黒レベルの平均値LBAと加算される。乗算アンプ28では、第n+1番目の水平ラインの黒レベルLと第n番目の水平ラインまでの黒レベルの平均値LBAとの和が1/2にされて第1レジスタ30へ出力される。一方、水平同期検出部22では、第n+1番目の水平ラインの水平同期期間TSYNCが検出されると、水平同期信号HSYNCが生成されて第1レジスタ30へ出力される。第1レジスタ30では、水平同期信号HSYNCが入力されてから所定の時間後、すなわち乗算アンプ28から第n+1番目の水平ラインまでの新たな黒レベルの平均値LBAが出力される時刻後、にメモリの内容を乗算アンプ28から出力されている値に更新する。
このように加算器26、乗算アンプ28及び第1レジスタ30を組み合わせることによって、現在入力信号として受信されているフィールドの映像信号に含まれる水平ラインに対する黒レベルの平均値LBAが算出され、第1レジスタ30に順次保持されることになる。そして、フィールドの最後の水平ラインにおける黒レベルが検出されると、そのフィールドにおける全水平ラインの黒レベルの平均値LBAが第1レジスタ30に保持されると共に出力される。
加算器32は、予め定められている目標クランプレベルから第1レジスタ30の出力値を減算した出力信号S1を加算器34へ出力する。目標クランプレベルとは、デジタルクランプ回路100からの出力信号の黒レベルを合わせるための目標値である。目標クランプレベルは、例えば、レジスタ(図示しない)等に保持しておくことが好適である。出力信号S1は、図5に示すように、目標クランプレベルと現在入力されているフィールドの現在までの黒レベルの平均値LBAとの差を表す。
加算器34は、加算器32の出力信号の値から第2レジスタ40の出力信号S4の値を減算して乗算アンプ36へ出力する。第2レジスタ40の出力信号S4は、後述するように、現在入力されているフィールドの映像信号に対する黒レベルの補正値である。したがって、加算器34の出力信号S2は、図5に示すように、目標クランプレベルと現在入力されているフィールドの現在までの黒レベルの平均値LBAとの差である出力信号S1から現在入力されているフィールドに対する映像信号の黒レベルの補正値を引いた値となる。乗算アンプ36は、加算器34の出力信号S1の値に時定数1/xを乗算して加算器38へ出力する。
加算器38は、図5に示すように、乗算アンプ36の出力信号と現在入力されているフィールドに対する映像信号の黒レベルの補正値とを加算して出力信号S3を第2レジスタ40へ出力する。第2レジスタ40は、垂直同期検出部24から垂直同期信号VSYNCを更新信号として受けて、垂直同期信号VSYNCを受信したタイミングに同期させて加算器38の出力信号S3をメモリに保持して出力する。
例えば、第1レジスタ30からフィールドの最後の水平ラインまでの黒レベルの平均値が出力されている場合について説明する。このとき、第2レジスタ40は、これまで受信されたビデオ信号SINを処理して得られた黒レベルの補正値を示す出力信号S4を保持及び出力している。
加算器32では、フィールドの最後の水平ラインまでの黒レベルの平均値と目標クランプレベルとの差分値が算出され、出力信号S1として出力される。加算器34では、その差分値と第2レジスタ40の出力信号S4、すなわち現在の黒レベルの補正値、との差分値が算出され、出力信号S2として出力される。乗算アンプ36では出力信号S2が1/x倍に重み付けされて、加算器38において第2レジスタ40の出力信号S4、すなわち現在の黒レベルの補正値に加えられる。このようにして、加算器38からは現在の黒レベルの補正値に対して係数1の重み付けをし、現在入力されているフィールドの最後の水平ラインまでの黒レベルの平均値と現在の黒レベルの補正値との差分値に対して係数1/xの重み付けをして足し合わせた新たな黒レベルの補正値が出力される。第2レジスタ40は、垂直同期検出部24から垂直同期信号VSYNCを更新信号として受けてから所定の時間後、すなわちフィールドの最後の水平ラインまでの黒レベルの平均値に基づいて算出された新たな黒レベルの補正値が加算器38から出力された時間後、にメモリの値を新たな黒レベルの補正値に更新する。第2レジスタ40の出力信号S4は、次に垂直同期信号VSYNCが入力されるまで維持される。
なお、第1レジスタ30は、垂直同期検出部24から垂直同期信号VSYNCをリセット信号として受けてから所定の時間後、すなわち少なくとも新たなフィールドの第1番目の水平ラインにおける黒レベルLが算出される時刻前、にリセットされる。
ここで、変数xは、具体的には、2,4,8,16,32といった値に設定することができる。例えば、入力されるビデオ信号SINがチューナで受信された信号であるのか、VTR再生機から出力された信号であるのか、DVD再生機から出力された信号であるのか等、入力信号の元となるメディアに応じて時定数1/xを変更できるように構成することが好適である。例えば、複数の値を保持可能なレジスタを用意し、入力端子に入力される信号の選択信号に応じてレジスタから乗算アンプ36へ変数xを設定する構成とすることが好ましい。黒レベルのばらつきが小さいと予想される信号が入力されている場合には、小さな時定数1/xを設定して黒レベルの変化に対する応答を早め、ダイナミックレンジをできるだけ有効に利用し、黒レベルのばらつきが大きいと予想される信号が入力されている場合には、大きな時定数1/xを設定して黒レベルの変化に対する応答を遅め、ばらつきを吸収して、映像の乱れを抑制することができる。
加算器42は、入力されている映像信号に第2レジスタ40の出力信号S4を加算して出力する。第2レジスタ40の出力信号S4は現在入力されているフィールドの映像信号に対する黒レベルの補正値であるので、デジタルクランプ回路100からは黒レベルを補正された映像信号SOUTが出力される。
以上のように、本実施の形態によれば、多数のレジスタを直列に接続したラインメモリを必要とすることなく、2つのレジスタのみによってデジタルクランプ回路を構成することができる。また、複数のライン間、又は、複数のフィールド間で黒レベルを適切に平均化させてクランプすることができる。
<変形例>
図6に、本実施の形態の変形例におけるデジタルクランプ回路200の構成を示す。デジタルクランプ回路200は、上記デジタルクランプ回路100の垂直同期検出部24、加算器26、乗算アンプ28及び第1レジスタ30を取り除き、加算器32に黒レベル検出部20の出力を直接入力すると共に、第2レジスタ40に水平同期検出部22から水平同期信号HSYNCを更新信号として入力している点で異なる。その他の点におけるデジタルクランプ回路200の機能は上記デジタルクランプ回路100と同様であるので説明を省略する。
デジタルクランプ回路200では、水平同期信号HSYNCに同期して、現在入力されている水平ラインまでの黒レベルと現在の黒レベルの補正値との差分値に対して係数1/xの重み付けをして足し合わせた値が新たな黒レベルの補正値として第2レジスタ40に保持される。
以上のように、本変形例によれば、多数のレジスタを直列に接続したラインメモリを必要とすることなく、1つのレジスタのみによってデジタルクランプ回路を構成することができる。また、複数の水平ライン間で黒レベルを適切に平均化させてクランプすることができる。
本発明の実施の形態におけるデジタルクランプ回路の構成を示すブロック図である。 ビデオ信号の構成を示すタイミングチャートである。 ビデオ信号の構成を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態における水平同期信号及び黒レベルの検出処理を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施の形態における処理と各出力信号との関係を説明する図である。 本発明の実施の形態の変形例におけるデジタルクランプ回路の構成を示すブロック図である。 従来のデジタルクランプ回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 黒レベル検出部、12 ノイズ低減部、12a,12b 乗算器、12c 加算器、12d ラインメモリ、14,16 加算器、20 レジスタ、20 黒レベル検出部、22 水平同期検出部、24 垂直同期検出部、26 加算器、28 乗算アンプ、
30 第1レジスタ、32 加算器、34 加算器、36 乗算アンプ、38 加算器、40 第2レジスタ、42 加算器、100,200 デジタルクランプ回路。

Claims (5)

  1. デジタル化されたビデオ信号の黒レベルをクランプするデジタルクランプ回路であって、
    前記デジタル化されたビデオ信号から黒レベルを検出して出力する黒レベル検出部と、
    前記黒レベル検出部から出力された黒レベルと所定の目標クランプレベルとの差分を算出して出力する第1の加算器と、
    前記第1の加算器からの出力信号と黒レベルの補正値とを差分を算出して出力する第2の加算器と、
    前記第2の加算器からの出力信号を1/x(xは所定の値)にして出力する乗算アンプと、
    前記乗算アンプからの出力信号と前記黒レベルの補正値との和を算出して出力する第3の加算器と、
    所定のタイミングで前記第3の加算器からの出力信号を格納及び保持して前記黒レベルの補正値として出力するレジスタと、
    を備えることを特徴とするデジタルクランプ回路。
  2. 請求項1に記載のデジタルクランプ回路であって、
    前記レジスタは、前記デジタル化されたビデオ信号の水平同期信号に同期させて値を更新することを特徴とするデジタルクランプ回路。
  3. デジタル化されたビデオ信号の黒レベルをクランプするデジタルクランプ回路であって、
    前記デジタル化されたビデオ信号から黒レベルを検出して出力する黒レベル検出部と、
    前記黒レベル検出部から出力された黒レベルと黒レベルの平均値との和を算出して出力する第1の加算器と、
    前記第1の加算器からの出力信号を1/2にして出力する第1の乗算アンプと、
    所定のタイミングにて前記第1の乗算アンプからの出力信号を格納及び保持して前記黒レベルの平均値として出力する第1のレジスタと、
    前記黒レベルの平均値と所定の目標クランプレベルとの差分を算出して出力する第2の加算器と、
    前記第2の加算器からの出力信号と黒レベルの補正値とを差分を算出して出力する第3の加算器と、
    前記第3の加算器からの出力信号を1/x(xは所定の値)にして出力する第2の乗算アンプと、
    前記第2の乗算アンプからの出力信号と前記黒レベルの補正値との和を算出して出力する第4の加算器と、
    所定のタイミングで前記第4の加算器からの出力信号を格納及び保持して前記黒レベルの補正値として出力する第2のレジスタと、
    を備えることを特徴とするデジタルクランプ回路。
  4. 請求項3に記載のデジタルクランプ回路であって、
    前記第1のレジスタは、前記デジタル化されたビデオ信号の水平同期信号に同期させて値を更新することを特徴とするデジタルクランプ回路。
  5. 請求項3又は4に記載のデジタルクランプ回路であって、
    前記第2のレジスタは、前記デジタル化されたビデオ信号の垂直同期信号に同期させて値を更新することを特徴とするデジタルクランプ回路。
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