JP3523147B2 - 標準・非標準信号判定回路 - Google Patents

標準・非標準信号判定回路

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JP3523147B2
JP3523147B2 JP2000114543A JP2000114543A JP3523147B2 JP 3523147 B2 JP3523147 B2 JP 3523147B2 JP 2000114543 A JP2000114543 A JP 2000114543A JP 2000114543 A JP2000114543 A JP 2000114543A JP 3523147 B2 JP3523147 B2 JP 3523147B2
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暢子 藤田
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機等に入力されるコンポジット映像信号が標準信号か非
標準信号であるかを判定するための標準・非標準信号判
定回路に関するものである。
【0002】上記の標準信号というのは、放送局からの
放送波(コンポジット映像信号)のように、色副搬送波
信号の周波数が垂直同期信号の周波数に対してちょうど
整数倍に厳格に管理されたテレビジョン信号のことであ
る。また、非標準信号というのは、デジタルビデオテー
プレコーダ、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカ
メラ、またはその他の映像機器から出力される再生映像
信号(コンポジット映像信号)のように、色副搬送波信
号の周波数が垂直同期信号および水平同期信号の周波数
に対して非整数倍になっているテレビジョン信号のこと
である。
【0003】
【従来の技術】テレビジョン放送信号は、色副搬送波信
号の周波数が垂直同期信号の周波数に対してちょうど整
数倍に厳格に管理されている。したがって、テレビジョ
ン受像機では、上記の色副搬送波周波数と垂直周波数と
の関係を有効に利用し、弱電界時やゴーストによる外乱
を受けた時にも正確に垂直同期信号を再生可能とするた
めに、以下のように構成されている。すなわち、入力さ
れる映像信号からからーバースト信号を抽出し、カラー
バースト信号を基にしてa×fSC(aは1以上の整数、
SCは色副搬送波周波数)の周波数のクロックを生成
し、このクロックを分周することによって垂直同期信号
を再生している。
【0004】上述した分周動作では、放送波等の標準信
号を扱う場合には、標準信号が Vcount=(a×fSC/fH ) ×(N/2) を満たすので、正常な垂直再生を行なうことができる。
ただし、Vcountが1フィールド区間のクロック数、fH
が水平周波数、Nが1フレームの走査線数である。
【0005】ところが、例えばVTR(ビデオテープレ
コーダ)の特殊再生で得られるような非標準信号を扱う
場合には、非標準信号が Vcount≠(a×fSC/fH ) ×(N/2) の関係にあるので、正常な分周動作をすることができな
い。
【0006】そのため、非標準信号の場合は、映像信号
から同期分離回路によって垂直同期信号を分離すること
により垂直再生を行なう。
【0007】また、フレームくし型フィルタを用いたY
/C分離、フィールド間内挿等の処理を利用して画像の
高画質化処理を行うことが、テレビジョン受像機で行わ
れている。Y/C分離は垂直周波数に対して色副搬送波
周波数がちょうど整数倍となっている標準信号の場合
に、フレームくし型フィルタによって正確に輝度信号と
色信号を分離することができて、高画質化処理の効果が
期待できる。
【0008】しかし、垂直周波数に対して色副搬送波周
波数が非整数倍となっている非標準信号の場合には、輝
度信号と色信号とを正確に分離することができず、上記
の高画質化処理がむしろ画質の劣化を招くという問題が
ある。そのため、上記の高画質化処理は標準信号の場合
にのみ行い、非標準信号の場合には行わないことが好ま
しい。
【0009】入力される映像信号が非標準信号の場合
に、同期分離回路によって垂直同期再生を行ったり、あ
るいは高画質化処理を行わないようにするには、映像信
号が非標準信号であることを検出する必要がある。
【0010】ここで、従来の標準・非標準信号判定回路
の構成および動作について、以下に説明する。
【0011】図7は従来のNTSC方式のテレビジョン
受信機の垂直同期信号発生における標準・非標準信号判
定回路の一具体例を示すブロック図である。
【0012】リセット回路はアンドゲート401で構成
され、マイクロコンピュータより入力される外部リセッ
ト信号が到来した時、もしくは同期分離回路(図示せ
ず)によって分離された外部垂直同期信号が到来した時
に、リセット信号を出力する。そのリセット信号は垂直
カウンタ402のリセット端子Rに入力される。また、
垂直カウンタ402には、クロック生成回路403で生
成されたa×fSCの周波数のクロックがクロック端子C
LKに入力される。クロック生成回路403は、映像信
号中から抽出されたカラーバースト信号を基にa×fSC
の周波数のクロックを生成する。
【0013】垂直カウンタ402では、リセット信号入
力後、1フィールド区間のクロック数がカウントされ
る。ロードホールドフリップフロップ404は垂直カウ
ンタ402の出力を入力信号とし、外部垂直同期信号を
ロードホールドパルスとしているので、外部垂直同期信
号が到来した時の垂直カウンタ402の値をラッチし出
力する。すなわちロードホールドフリップフロップ40
4の出力は、外部垂直同期信号で規定された1フィール
ド区間のクロックカウント数を示している。
【0014】フィールドクロック数設定レジスタ405
には標準信号の1フィールド区間のクロックカウント数
に相当する値が設定されている。減算器406ではロー
ドホールドフリップフロップ404の出力からフィール
ドクロック数設定レジスタ405で設定された値が減算
される。減算器406の出力値は、標準信号に対応した
クロックカウント数に対する、外部垂直同期信号で規定
された1フィールド区間のクロックカウント数のずれに
相当する。そして、減算器406の出力が絶対値回路4
07で絶対値変換され、ずれの絶対値が出力される。閾
値設定レジスタ408には標準信号と非標準信号とを判
別するための閾値が設定されており、比較器409にお
いて、絶対値回路407の出力と閾値設定レジスタ40
8で設定された閾値とが比較され、絶対値回路407の
出力が閾値以内のときは標準信号、閾値を越える場合は
非標準信号と判定される。
【0015】上記従来の標準・非標準信号判定回路の基
本的な考えは以下のようになっている。NTSC方式の
場合、Mを標準信号と非標準信号とを判別するための閾
値とすると、1フィールド区間のクロック数Vcountが、 −M≦{Vcount−(a×fSC/fH ) ×(N/2)}≦
M (M>0) の関係を満たすときに標準信号と判定し、それ以外のと
きに非標準信号と判定している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の標
準・非標準信号判定回路では、1フィールド区間のみの
クロック数で標準信号と非標準信号の判定を行なってい
る。そのため、デジタルスチルカメラの出力のように1
フィールド区間のクロック数のずれが1クロック(クロ
ック周波数a×fSC)より少なく、1フィールドで考え
れば Vcount が上記の関係を満たすが、nフィールド区
間で1クロックずれるような非標準信号に対しては、標
準信号と誤判定することになる。
【0017】このため、デジタルスチルカメラの出力
が、非標準信号であるにもかかわらず、映像再生にa×
SCの周波数のクロックを分周した再生垂直同期信号が
用いられる。その結果、実際には上記のようにnフィー
ルドで1クロックずれるような信号であるため、nフィ
ールドごとに垂直同期がずれるという問題が発生する。
【0018】そこで、本発明は、従来のように1フィー
ルド単位では標準信号としか判定されないような微小な
ずれしか有していない非標準信号に対しても、非標準信
号と判定できる標準・非標準信号判定回路を提供するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】第1の発明の標準・非標
準信号判定回路は、クロック生成手段と、クロック計数
手段と、リセット手段と、計数値保持手段と、第1の判
定手段と、減算手段と、選択手段と、第2の判定手段と
を備えている。
【0020】クロック生成手段は、映像信号から抽出さ
れたカラーバースト信号を基にa×fSC (aは1以上の
整数、fSCは色搬送波周波数)の周波数のクロックを生
成する機能を有する。
【0021】クロック計数手段は、標準信号の1フィー
ルド区間にクロック生成手段が発生するクロック数に相
当する値を最大出力値とし、クロック生成手段により生
成されたクロックの個数を計数して出力値を零から最大
出力値まで順次繰り返し変化させる機能を有する。
【0022】リセット手段は、外部リセット信号の入力
に応答してクロック計数手段の計数値を零にリセット
し、映像信号から分離されて外部リセット信号の後に入
力される外部垂直同期信号に応答してクロック計数手段
における計数値のリセットを解除する機能を有する。
【0023】計数値保持手段は、外部垂直同期信号の入
力に応答してクロック計数手段の計数値を保持する機能
を有する。
【0024】第1の判定手段は、計数値保持手段の出力
値と第1の閾値とを比較することにより、計数値保持手
段の出力値が零またはその近傍の値であるかクロック計
数手段の最大出力値またはその近傍の値であるかを判定
する機能を有する。
【0025】減算手段は、計数値保持手段の出力値とク
ロック計数手段の最大出力値との差分を求める機能を有
する。
【0026】選択手段は、第1の判定手段の判定結果に
基づき、計数値保持手段の出力値が零またはその近傍の
値であるときに計数値保持手段の出力値を選択し、計数
値保持手段の出力値がクロック計数手段の最大出力値ま
たはその近傍の値であるときに演算手段の出力値を選択
する機能を有する。
【0027】第2の判定手段は、選択手段の出力値の絶
対値が第2の閾値より大きいときに映像信号が非標準信
号であると判定する機能を有する。
【0028】この構成によれば、色搬送波周波数fSC
定倍aの信号をシステムクロックとして用いるシステム
において、クロック計数手段はその出力が最大出力値に
達する毎に、すなわち標準信号の1フィールド区間のク
ロック数に相当する値だけクロックを計数する毎に計数
値が零に戻り、到来する外部垂直同期信号に依存しな
い。その結果、1フィールド区間のクロック数のずれが
多フィールドに渡って累積されるため、デジタルスチル
カメラの出力のように1フィールド単位ではずれが1ク
ロックより小さく標準信号としての関係を満たすが、n
フィールドで1クロック以上ずれるような信号に対して
も、非標準信号と判定できる。
【0029】上記において、クロック計数手段は、例え
ばクロック生成手段により生成されたクロックの個数を
計数するカウンタと、標準信号の1フィールド区間にク
ロック生成手段が出力するクロック数に相当する値を設
定するフィールドクロック数設定レジスタと、カウンタ
の計数値がフィールドクロック数設定レジスタの設定値
と一致したときに一致信号を出力してカウンタのリセッ
ト端子に加えるデコード回路とで構成されている。
【0030】このように構成すると、色搬送波周波数f
SCの定倍aの信号をシステムクロックとして用いるシス
テムにおいて、垂直カウンタはその出力がフィールドク
ロック数設定レジスタで設定された値である標準信号の
1フィールド区間のクロック数に相当する値になったと
きだけリセットされて計数値が零に戻り、到来する外部
垂直同期信号に依存しない。その結果、1フィールド区
間のクロック数のずれが多フィールドに渡って累積さ
れ、デジタルスチルカメラの出力のように1フィールド
単位ではずれが1クロックより小さく標準信号としての
関係を満たすが、nフィールドで1クロック以上ずれる
ような信号に対しても、非標準信号と判定できる。
【0031】また、上記構成において、第1の閾値は、
クロック計数手段の最大出力値の2分の1に設定するの
が好ましいが、その値に限ることはない。すなわち、非
標準信号の場合に、計数値保持手段の出力値として予想
される零の近傍の値の最大値よりも大きく、かつ最大出
力値の近傍の値の最小値よりも小さい値であればよい。
【0032】また、計数値保持手段は、例えば外部垂直
同期信号をロードホールド入力とし、クロック生成回路
から発生するクロックをクロック入力とするロードホー
ルドフリップフロップからなる。また、リセット手段
は、外部リセット信号をセット入力とし、外部垂直同期
信号をリセット入力とするセットリセットフリップフロ
ップからなる。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】第の発明の標準・非標準信号判定回路
は、クロック生成手段と、バースト抜き取りパルス発生
手段と、バースト抜き取り手段と、バンドパスフィルタ
と、ラッチパルス発生手段と、保持手段群と、減算手段
と、判定手段とを備えている。
【0043】クロック生成手段は、映像信号から分離さ
れた水平同期信号を基にb×fH (bは所定の整数、f
H は水平周波数)の周波数のクロックを生成する機能を
有する。整数bとしては500以上の値が好ましい。
【0044】ここで、整数bとして500以上の値が好
ましい理由について説明する。テレビジョン放送では、
水平周波数fH が15.734264kHz、バースト
周波数fSCが3.579545MHzである。このよう
な2つの周波数の関係において、バースト抜き取りパル
スが示すカラーバースト部分の期間のうちのクロックで
規定される所定のタイミングで、カラーバースト信号を
ラッチ(データ保持)する。すなわち、3.57954
5MHzの正弦波を1クロック区間ラッチする。そのた
め、クロックの周波数は3.579545MHz以上の
周波数である必要がある。b=500とした場合、b×
H =7.875MHzとなり、クロック周波数はバー
スト周波数の約2倍となる。このクロック周波数は、保
持したデータをnフィールド後に比較するのに意味のあ
る値になると考えられる。
【0045】バースト抜き取りパルス発生手段は、映像
信号から分離された外部水平同期信号および外部垂直同
期信号とクロックとを基にして、1フィールドに1回、
映像信号のカラーバースト部分の期間に対応したバース
ト抜き取りパルスを発生する機能を有する。
【0046】バースト抜き取り手段は、映像信号からバ
ースト抜き取りパルスの出力期間に相当する信号部分を
抽出する機能を有する。
【0047】バンドパスフィルタは、バースト周波数を
中心周波数とし、バースト抜き取り手段の出力信号のう
ちバースト周波数成分を通過させる機能を有する。
【0048】ラッチパルス発生手段は、バースト抜き取
りパルスとクロックとを基にして、バースト抜き取りパ
ルスが示すカラーバースト部分の期間のうちのクロック
で規定される所定のタイミングでラッチパルスを発生さ
せる機能を有する。
【0049】保持手段群は、ラッチパルスに応答してバ
ンドパスフィルタの出力を保持するとともに順次後段へ
伝達する(n+1)段(nは複数)の縦続接続した保持
手段からなる。
【0050】減算手段は、保持手段群のうちの第1段の
保持手段の出力信号と第(n+1)段の保持手段の出力
信号の差分を求める機能を有する。
【0051】判定手段は、減算手段の出力値の絶対値が
所定の閾値より大きいときに映像信号が非標準信号であ
ると判定する機能を有する。
【0052】この構成によれば、水平周波数fH の定倍
bの信号をシステムクロックとして用いるシステムにお
いて、1フィールド単位では標準信号としての関係(Vc
ount≒b×N/2;Nは1フレームの走査線数,N/2
は1フィールド中の走査線数)を満たすが、nフィール
ドでは1クロックずれるような信号に対しても、非標準
信号と判定できる。
【0053】すなわち、バースト抜き取りパルスの期間
内の上記クロックで規定されるタイミングにおけるカラ
ーバースト信号のレベルを、nフィールド離れた2つの
フィールドで検出し、両者のレベルの差を閾値と比較す
る。そのため、連続した2つのフィールド間ではカラー
バースト信号の位相のずれがほとんどなく、したがって
カラーバースト信号のレベルにほとんど差がなく、標準
信号と判定される場合あっても、カラーバースト信号の
位相のずれが累積され、したがってカラーバースト信号
のレベルの差も累積されることになり、非標準信号と判
定できる。
【0054】上記のラッチパルス発生手段は、バースト
抜き取りパルスが示すカラーバースト部分の期間のうち
の例えば中心のタイミングでラッチパルスを発生させる
ようにしているが、水平周波数fH の定倍bの周波数の
クロックで規定されるタイミングなら中心以外の位置で
もよい。また、保持手段は、ラッチパルスをロードホー
ルド入力とし、クロックをクロック入力とするロードホ
ールドフリップフロップからなる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、映像信号が標準信号である
か、非標準信号であるかを判定する標準・非標準信号判
定回路について、本発明の実施の形態を図面を参照しな
がら説明する。
【0056】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態の標準・非標準信号判定回路のブロック図
である。図1において、セットリセットラッチ100は
外部リセット信号S1をセット信号とし、外部垂直同期
信号S2をリセット信号とするセットリセットフリップ
フロップからなる。リセット手段としてのセットリセッ
トラッチ100はQ出力とNQ(Qの反転)出力とをも
つが、本実施の形態では、NQ出力が使用され、Q出力
は使用されない。なお、外部リセット信号S1はマイク
ロコンピュータ(図示せず)より入力され、外部垂直同
期信号S2は映像信号を入力とする同期分離回路(図示
せず)の出力である。
【0057】2入力アンドゲート101はセットリセッ
トラッチ100のNQ出力信号S3を1つの入力信号と
する。クロック生成手段としてのクロック生成回路10
2は、映像信号から抽出されたカラーバースト信号を基
にして色搬送波周波数fSCの定倍a(aは1以上の整
数)のa×fSCの周波数のクロックを生成する。
【0058】フィールドクロック数設定レジスタ103
は標準信号の1フィールド区間のクロック数(a×fSC
/fH )×(N/2)(fH は水平同期周波数、Nは1
フレームの走査線数)に相当する値を設定する。デコー
ド回路104はフィールドクロック数設定レジスタ10
3で設定された値をデコードし、デコード回路104の
出力S4は2入力アンドゲート101のもう1つの入力
信号として入力される。
【0059】垂直カウンタ105はアンドゲート101
の出力S5をリセット入力とし、クロック生成回路10
2において生成されるa×fSCの周波数のクロックを計
数する。垂直カウンタ105の出力S6はデコード回路
104に入力され、デコードされる。具体的には、垂直
カウンタ105の出力S6がフィールドクロック数設定
レジスタ103で設定された値と一致したときにデコー
ド回路104から一致信号が発生する。
【0060】上記の垂直カウンタ105とフィールドク
ロック数設定レジスタ103とデコード回路104と
で、クロック計数回路114が構成される。このクロッ
ク計数回路114はクロック計数手段となる。
【0061】計数値保持手段としてのロードホールドフ
リップフロップ106は垂直カウンタ105の出力S6
を入力信号とし、クロック生成回路102において生成
されたa×fSCの周波数のクロックをクロック入力と
し、外部垂直同期信号S2をロードホールドパルスとす
る。1/2回路113はフィールドクロック数設定レジ
スタ103で設定された値を入力し、その値の1/2の
値を出力する。第1の判定手段としての比較器110は
ロードホールドフリップフロップ106の出力S7とフ
ィールドクロック数設定レジスタ103で設定した値の
1/2の値(=1/2回路113の出力値)とを比較す
る。
【0062】減算手段としての減算器111はロードホ
ールドフリップフロップ106の出力S7からフィール
ドクロック数設定レジスタ103で設定した値を減算す
る。選択手段としてのセレクタ112は比較器110の
比較結果に応じて減算器111の出力かロードホールド
フリップフロップ106の出力かを選択して出力する。
絶対値回路107はセレクタ112の出力S8を入力と
し、入力値の絶対値を出力する。閾値設定レジスタ10
8は標準信号と非標準信号を判別する際の閾値を設定す
る。第2の判定手段としての比較器109は絶対値回路
107の出力S9と閾値設定レジスタ108で設定され
た閾値とを比較する。
【0063】以上のように構成された標準・非標準信号
判定回路について、さらに図2を参照しながら、以下そ
の動作を説明する。図2は図1における各部の信号レベ
ルを示すタイムチャートであり、図1に対応させて参照
符号を付している。参照符号S1は外部リセット信号で
ある。参照符号S2は映像信号より同期分離された外部
垂直同期信号を示す。参照符号S3はセットリセットラ
ッチ100のNQ出力信号を示す。参照符号S4はデコ
ード回路104の出力信号を示す。参照符号S5は2入
力アンドゲート101から出力され、垂直カウンタ10
5に入力されるカウンタリセット信号を示す。参照符号
S6は垂直カウンタ105の出力を示し、1フィールド
区間のクロック数がカウントされている状態が示されて
いる。参照符号S7はロードホールドフリップフロップ
106の出力を示し、外部垂直同期信号S2が到来した
ときの垂直カウンタ105の出力が示されている。
【0064】外部リセット信号S1はHレベルが通常状
態、Lレベルがリセット要求がかかっている状態であ
り、セットリセットラッチ100のセット信号として入
力される。外部垂直同期信号S2は1フィールドに1回
負極性のパルスが到来し、セットリセットラッチ100
のリセット信号として入力される。そのため、セットリ
セットラッチ100のNQ出力信号S3は、外部リセッ
ト信号S1が入力(Lレベル入力)されたときにLレベ
ルにセットされ、外部垂直同期信号S2が到来したとき
にリセットされてHレベルになる。つまり、NQ出力信
号S3は外部リセット信号S1によってリセット要求が
かかった後、最初に外部垂直同期信号S2が到来するま
での間、Lレベルとして出力される。
【0065】このNQ出力信号S3は2入力アンドゲー
ト101に入力される。NQ出力信号S3がLベルの区
間は2入力アンドゲート101の出力信号S5もLレベ
ルとなる。この出力信号S5は垂直カウンタ105のカ
ウンタリセット信号として入力されている。したがっ
て、NQ出力信号S3がLレベルとなることで垂直カウ
ンタ105がリセットされ、Hレベルに復帰することで
リセットが解除される。また、デコード回路104のL
レベルの一致信号に応答して垂直カウンタ105が一時
的にリセットされる。
【0066】いま、クロック生成回路102がa×fSC
(≒14.32MHz;ここでa=4、fSC≒3.58
MHz)のクロックを生成しているとすると、NTSC
方式の標準信号の場合、水平同期周波数fH が1573
4.264Hzであり、1フレームの走査線数Nが52
5であり、1水平区間のクロック数が 910クロックであ
り、1フィールド区間のクロック数が 910×525/2 クロ
ックである。
【0067】従って、垂直カウンタ105の出力S6は
カウンタリセット信号S5によってリセットが入った瞬
間に0となり、その後1フィールド区間のクロック数で
ある910×525/2付近まで順次カウントアップされてい
く。
【0068】フィールドクロック数設定レジスタ103
には標準信号の1フィールド区間のクロック数(910×52
5/2)に相当する値が設定されていて、デコード回路10
4の出力信号S4は垂直カウンタ105の出力S6がそ
の設定値(910×525/2)になったときにLレベルとなる。
デコード回路104の出力信号S4は2入力アンドゲー
ト101に入力され、2入力アンドゲート101の出力
S5がLレベルとなり、再び垂直カウンタ105にリセ
ットがかけられる。すなわち、垂直カウンタ105は、
クロックを計数することにより、その出力値をクロック
の到来毎に、0から標準信号の1フィールド区間のクロ
ック数である 910×525/2 まで、0,1,2,3,....,910×52
5/2-1, 910×525/2,0,1,2,....,910×525/2,0,1,2...と
いうふうに繰り返し変化させることになる。すなわち、
垂直カウンタ105は、 910×525/2 進カウンタと考え
ることができる。
【0069】ロードホールドフリップフロップ106
は、垂直カウンタの出力S6を入力とし、外部垂直同期
信号S2をロードホールドパルスとしているので、外部
垂直同期信号S2が到来したときに垂直カウンタ105
の出力S6をラッチする。したがって、ロードホールド
フリップフロップ106の出力S7は標準信号における
垂直同期信号と外部垂直同期信号S2と間のずれを表す
ことになる。
【0070】例えば、到来する外部垂直同期信号S2が
示す1フィールド区間のクロック数が、標準信号の1フ
ィールド区間のクロック数(910×525/2)と常に同数であ
れば、ロードホールドフリップフロップ106の出力S
7は常に0を出力し続ける。
【0071】つぎに、外部垂直同期信号S2が図2の参
照符号S2' で示されるような場合、すなわち1フィー
ルド区間のクロック数が標準信号のそれよりも多い場合
について述べる。標準信号に対して、外部垂直同期信号
S2' が示す1フィールド区間のクロック数が1クロッ
ク多い場合は、ロードホールドフリップフロップ106
の出力S7' は1を出力し、2クロック多い場合は出力
S7' は2を出力する。
【0072】また、例えば、標準信号に対する、外部垂
直同期信号が示す1フィールド区間のクロック数のずれ
が1クロックより少なく、nフィールドで考えたときに
1クロック以上多くなる場合であっても、垂直カウンタ
105はその出力S6がフィールドクロック数設定レジ
スタ103で設定された値である 910×525/2になった
ときにだけリセットがかかり、カウンタリセットS5は
到来する外部垂直同期信号に依存しない。その結果、1
フィールド区間のクロック数のずれは多フィールドに渡
って累積される。従って、このような信号であっても、
カウンタリセットS5がかかった後、1フィールド目の
出力S7は0であるが、nフィールド経過したときに1
が出力され、2×nフィールド経過したときは2が出力
される。
【0073】同様に、外部垂直同期信号S2が図2の信
号S2''に示されるような場合、すなわち1フィールド
区間のクロック数が標準信号のそれよりも少ない場合に
ついて述べる。標準信号に対して、外部垂直同期信号S
2''が示す1フィールドのクロック数が1クロック少な
い場合は、ロードホールドフリップフロップ106の出
力S7''は 910×525/2-1 を出力し、2クロック少ない
場合は出力S7''は 910×525/2-2 を出力する。また、
標準信号に対する、外部垂直同期信号が示す1フィール
ド区間のクロック数のずれが1クロックより少なく、n
フィールドで考えたときに1クロック以上少くなる場合
であっても、垂直カウンタ105のリセットS5は到来
する外部垂直同期信号に依存しない。その結果、1フィ
ールド区間のクロック数のずれは多フィールドに渡って
累積され、カウンタリセットS5がかかった後、1フィ
ールド目の出力S7は0であるが、nフィールド経過し
たときに 910×525/2-1 が出力され、2×nフィールド
経過したときは910×525/2-2 が出力される。
【0074】比較器110は、ロードホールドフリップ
フロップ106の出力S7と、フィールドクロック数設
定レジスタ103で設定した標準信号の1フィールド区
間のクロックカウント数の1/2の値(=1/2回路1
13の出力値)とを比較する。そして、ロードホールド
フリップフロップ106の出力S7の方が大きい場合は
Lレベルを、小さい場合はHレベルを、それぞれセレク
タ112のコントロール信号として出力する。ロードホ
ールドフリップフロップ106の出力S7が0のとき
は、フィールドクロック数設定レジスタ103の値より
も小さいので、比較器110はHレベルを出力し、セレ
クタ112はロードホールドフリップフロップ106の
出力S7を選択する。
【0075】また、減算器111は、ロードホールドフ
リップフロップ106の出力S7からフィールドクロッ
ク数設定レジスタ103で設定した標準信号の1フィー
ルド区間のクロック数(910×525/2)を減算する。外部垂
直同期信号S2が示す1フィールド区間のクロック数が
標準信号のそれよりも少ない場合に、この減算器111
でずれの値を計算する。つまり、外部垂直同期信号S2
が示す1フィールド区間のクロック数が標準信号のそれ
よりも1クロック少ない場合は、ロードホールドフリッ
プフロップ106の出力S7は 910×525/2-1 であるの
で、減算器111の出力は (910×525/2-1)−(910×525/2)=−1 で、−1を出力する。
【0076】セレクタ112は、コントロール信号がL
のとき、減算器111の出力を選択し、コントロール信
号がHのとき、ロードホールドフリップフロップ106
の出力S7を選択する。すなわち、セレクタ112の出
力S8は標準信号に対する、外部垂直同期信号S2のず
れを正負の値で表現している。標準信号に対して、外部
垂直同期信号S2が1クロック多い場合は1が出力さ
れ、1クロック少ない場合は−1が出力される。このず
れをあらわす、正負の値は絶対値回路107で絶対値に
変換されて、比較器109に入力される。比較器109
では、閾値設定レジスタ108で設定された閾値と、絶
対値回路107で絶対値変換されたずれの絶対値とが比
較される。この比較器109の出力が標準・非標準の判
定結果となり、ずれの絶対値が閾値以下のときは比較器
109の出力OUTが例えばLレベルとなり標準信号と
判定され、閾値を超えるときは比較器109の出力OU
Tが例えばHレベルとなり非標準信号と判定される。な
お、閾値は、マイクロコンピュータ,スイッチなどの入
力手段によって閾値設定レジスタ108に任意の値、例
えば1,2等に設定されている。
【0077】以上のように本実施の形態によれば、色搬
送波周波数fSCの定倍aの信号をシステムクロックとし
て用いるシステムにおいて、垂直カウンタ105はその
出力S6がフィールドクロック数設定レジスタ103で
設定された値である標準信号の1フィールド区間のクロ
ック数になったときにだけリセットがかかって計数値が
0に戻り、到来する外部垂直同期信号S2に依存しない
ので、1フィールド区間のクロック数のずれが多フィー
ルドに渡って累積される。そのため、デジタルスチルカ
メラの出力のように従来1フィールド単位では標準信号
としての関係を満たすが、nフィールドでは1クロック
以上ずれるような信号に対しても、非標準信号と判定で
きる。
【0078】(参考例) 図3は標準・非標準信号判定回路の参考例のブロック図
である。図3において、パルス間引手段としてのパルス
発生回路200は外部垂直同期信号S21を入力とし、
この外部垂直同期信号S21を間引いてnフィールド
(nは複数)に1回の割りで出力する。2入力アンドゲ
ート201はパルス発生回路200の出力S22と外部
リセット信号を入力とする。なお、外部リセット信号は
マイクロコンピュータ(図示せず)より入力され、外部
垂直同期信号S21は映像信号を入力とする同期分離回
路(図示せず)の出力である。なお、nとしては、例え
ば8または16等が考えられる。
【0079】クロック生成手段としてのクロック生成回
路202は映像信号から抽出されたカラーバースト信号
を基にして色搬送波周波数fSCの定倍a(aは1以上の
整数)のa×fSCの周波数のクロックを生成する。クロ
ック計数手段としての垂直カウンタ203は2入力アン
ドゲート201の出力をリセット入力とし、クロック生
成回路202において生成されるa×fSCの周波数のク
ロックをクロック入力とする。
【0080】nフィールドクロック数設定手段としての
nフィールドクロック数設定レジスタ204はnフィー
ルド区間のクロック数(a×fSC/fH )×(N/2)
×n(fH は水平同期周波数、Nは1フレームの走査線
数)を設定する。計数値保持手段としてのロードホール
ドフリップフロップ209はパルス発生回路200の出
力をロードホールドパルスとして垂直カウンタ203の
出力S23をホールドする。減算手段としての減算器2
05はロードホールドフリップフロップ209の出力か
らnフィールドクロック数設定レジスタ204で設定し
た値を減算する。絶対値回路206は減算器205の出
力の絶対値を求める。閾値設定レジスタ207は標準信
号と非標準信号を判定する際の閾値を設定する。判定手
段としての比較器208は絶対値回路206の出力と閾
値設定レジスタ207で設定された閾値とを比較する。
【0081】以上のように構成された標準・非標準信号
判定回路について、さらに図4を参照しながら、以下そ
の動作を説明する。図4は図3における各部の信号レベ
ルを示すタイムチャートである。図4において、参照符
号S21は外部垂直同期信号を示す。参照符号S22は
nフィールドに1回外部垂直同期信号を出力するパルス
発生回路200の出力を示す。参照符号S23は垂直カ
ウンタ203の出力を示し、nフィールド区間のクロッ
ク数がカウントされていることが示されている。
【0082】外部垂直同期信号S21は1フィールドに
1回負極性のパルスとして到来し、パルス発生回路20
0に入力される。パルス発生回路200では、1フィー
ルドに1回入力された外部垂直同期信号S21を間引い
て、nフィールドに1回出力する。外部リセット信号は
Hレベルが通常状態、Lレベルがリセット要求がかかっ
ている状態である。パルス発生回路200の出力S22
と外部リセット信号は2入力アンドゲート201に入力
され、2入力アンドゲート201からカウンタリセット
信号が出力される。このカウンタリセット信号は負極性
で、外部リセット信号によりリセット要求がかかった時
にLレベルとして出力されるとともに、パルス発生回路
200の出力S22によりnフィールドに1回Lレベル
として出力される。
【0083】垂直カウンタ203は、クロック生成回路
202において生成されるa×fSCの周波数のクロック
をクロック入力とし、2入力アンドゲート201の出力
をカウンタリセット信号としているので、外部リセット
信号によりリセット要求が入らなければnフィールドに
1回リセットがかかり、nフィールド区間のクロックの
個数を順次カウントしていく。
【0084】今、クロック生成回路202がa×f
SC(=14.32MHz;ただしa=4、fSC=3.5
8MHz)のクロックを生成しているとすると、NTS
C方式の標準信号の場合、nフィールド区間のクロック
数は 910×525/2 ×nクロックである。
【0085】従って、垂直カウンタ203の出力S23
は、カウンタリセット信号によってリセットが入った瞬
間に0となり、nフィールド区間のクロック数である 9
10×525/2 ×n付近まで順次カウントアップされてい
く。そして、パルス発生回路200の出力パルスによっ
てリセット直前の垂直カウンタ203の出力S23がロ
ードホールドフリップフロップ209にラッチされる。
【0086】nフィールドクロック数設定レジスタ20
4には標準信号のnフィールド区間のクロック数(910×
525/2 ×n) に相当する値が設定されていて、減算器2
05において、ロードホールドフリップフロップ209
の出力からnフィールドクロック数設定レジスタ204
に設定された値が減算される。すなわち、減算器205
の出力は、標準信号に対する、外部垂直同期信号S21
が示すnフィールド区間のクロック数のずれを示してい
る。
【0087】例えば、到来する外部垂直同期信号が示す
nフィールド区間のクロック数が標準信号のnフィール
ド区間のクロック数(910×525/2 ×n) と常に同数であ
れば、減算器205の出力は常に0を示す。また、到来
する外部垂直同期信号が示すnフィールド区間のクロッ
ク数が標準信号のnフィールド区間のクロック数(910×
525/2 ×n) よりも1クロック多ければ、減算器205
の出力は1を示す。到来する外部垂直同期信号が示すn
フィールド区間のクロック数が標準信号のnフィールド
区間のクロック数(910×525/2 ×n) よりも1クロック
少なければ、減算器205の出力は−1を示す。
【0088】このずれをあらわす減算器205の出力は
絶対値回路206で絶対値変換されて、比較器208に
入力される。比較器208では、閾値設定レジスタ20
7で設定された閾値と、絶対値回路206で絶対値変換
されたずれの絶対値とを比較する。この比較器208の
出力が標準・非標準の判定結果となり、ずれの絶対値が
閾値以下のときは比較器208の出力OUTが例えばL
レベルとなり標準信号と判定され、閾値を超えるときは
比較器208の出力OUTが例えばHレベルとなり非標
準信号と判定される。なお、閾値は、マイクロコンピュ
ータ,スイッチなどの入力手段によって閾値設定レジス
タ207に任意の値、例えば1、2等に設定されてい
る。
【0089】以上のように本参考例によれば、色搬送波
周波数fSCの定倍aの信号をシステムクロックとして用
いるシステムにおいて、垂直カウンタ203はnフィー
ルド区間のクロック数がカウントされ、nフィールドク
ロック数設定レジスタ204で設定された標準信号のn
フィールド区間のクロック数と比較されるので、従来1
フィールド単位では標準信号としての関係を満たすが、
nフィールドでは1クロックずれるような信号に対して
も、非標準信号と判定できる。
【0090】(第の実施の形態) 図5は本発明の第の実施の形態の標準・非標準信号判
定回路のブロック図である。図5において、クロック生
成手段としてのクロック生成回路300は映像信号から
分離された外部水平同期信号S31を入力とする水平周
波数fH の定倍b(bは例えば500以上の整数)のb
×fH の周波数のクロックを生成する。バースト抜き取
りパルス発生手段としてのバースト抜き取りパルス発生
回路301は外部水平同期信号S31と外部垂直同期信
号S32とb×fH の周波数のクロックとを入力とし、
1フィールドに1回映像信号のカラーバースト部分のみ
Hレベルを出力する。バースト抜き取り手段としてのバ
ースト抜き取り回路302はバースト抜き取りパルス発
生回路301の出力S34と映像信号S33とb×fH
の周波数のクロックとを入力とする。
【0091】ここで、整数bとして500以上の値が好
ましい理由について説明する。テレビジョン放送では、
水平周波数fH が15.734264kHz、バースト
周波数fSCが3.579545MHzである。このよう
な2つの周波数の関係において、バースト抜き取りパル
スが示すカラーバースト部分の期間のうちのクロックで
規定される所定のタイミングで、カラーバースト信号を
ラッチ(データ保持)する。すなわち、3.57954
5MHzの正弦波を1クロック区間ラッチする。そのた
め、クロックの周波数は3.579545MHz以上の
周波数である必要がある。b=500とした場合、b×
H =7.875MHzとなり、クロック周波数はバー
スト周波数の約2倍となる。このクロック周波数は、保
持したデータをnフィールド後に比較するのに意味のあ
る値になると考えられる。実際のシステムでは、b=9
10とし、クロック周波数を約14.3MHzに設定し
ている。
【0092】なお、映像信号S33は、デジタルスチル
カメラ,VTR,DVD,チューナ等の入力ソースより
入力されるデジタル信号であり、外部水平同期信号S3
1および外部垂直同期信号S32は、映像信号33を入
力とする同期分離回路(図示せず)の出力である。
【0093】バンドパスフィルタ303は、デジタルフ
ィルタであり、バースト抜き取り回路302の出力を入
力とし、バースト周波数を中心周波数とする。ラッチパ
ルス発生手段としてのV(垂直)ラッチパルス発生回路
304はバースト抜き取りパルス発生回路301の出力
S34とb×fH の周波数のクロックとを入力とし、バ
ースト抜き取りパルス発生回路301の出力S34が示
すカラーバースト部分の中心に1クロック幅のパルスを
発生させる。このVラッチパルス発生回路304は1フ
ィールド(1垂直期間)に1回、カラーバースト部分の
中心にパルスを発生させる回路である。なお、パルスの
発生位置は、カラーバースト部分の中心に限らず、b×
H の周波数のクロックで規定される位置なら、カラー
バースト部分のどの位置でもよい。
【0094】保持手段群としてのロードホールドフリッ
プフロップ群305は(n+1)個(nは複数)のロー
ドホールドフリップフロップがシリアルにつながれた構
成を有し、各ロードホールドフリップフロップはVラッ
チパルス発生回路304の出力S36をロードホールド
パルスとし、クロック生成回路300が発生するクロッ
クをクロック入力とし、シリアルにつながれたn個のう
ち1番目のロードホールドフリップフロップ305Aの
入力にバンドパスフィルタ303の出力S35を加えて
いる。
【0095】減算手段としての減算器306はロードホ
ールドフリップフロップ群305のシリアルにつながれ
たn個のうち1番目のロードホールドフリップフロップ
305Aの出力と(n+1)番目のロードホールドフリ
ップフロップ305Bの出力とを入力とし、その2つの
入力信号の差分をとる。絶対値回路307は減算器30
6の出力を入力とする。閾値設定レジスタ308は標準
信号と非標準信号を判別する際の閾値を設定する。判定
手段としての比較器309は絶対値回路307の出力と
閾値設定レジスタ308で設定された閾値とを比較す
る。
【0096】以上のように構成された標準・非標準信号
判定回路について、さらに図6を参照しながら、以下そ
の動作を説明する。図6は図5における各部の主要な信
号レベルを示すタイムチャートである。参照符号S32
は外部垂直同期信号を示す。参照符号S33は映像信号
(ビデオ信号)を示す。参照符号S34はバースト抜き
取りパルス発生回路301の出力、すなわち1フィール
ドに1回カラーバースト部分のみHレベルとなるバース
ト抜き取りパルスを示す。参照符号S35は映像信号S
33より1フィールドに1回抜き取られたバースト信号
を示す。参照符号S36はバースト抜き取りパルスS3
4の中心部分のb×fH の周波数における1クロック幅
のパルスを示す。
【0097】外部水平同期信号S31はクロック生成回
路300に入力され、水平周波数f H の定倍bのb×f
H の周波数にてい倍される。また、バースト抜き取りパ
ルス発生回路301には、外部水平同期信号S31と外
部垂直同期信号S32とb×fH の周波数のクロックと
が入力され、1フィールドに1回、映像信号のカラーバ
ースト部分のみHレベルを示すバースト抜き取りパルス
S34が出力される。
【0098】バースト抜き取りパルス発生回路301
は、例えば、外部垂直同期信号S32をリセットパルス
とし、外部水平同期信号S31をカウントアップパルス
とする垂直カウンタと、外部水平同期信号S31をリセ
ットパルスとし、b×fH の周波数のクロックをカウン
トアップパルスとする水平カウンタとで構成され、バー
スト抜き取りパルスS34を1フィールド中の何ライン
目に出力するかをマイクロコンピュータで設定し、垂直
カウンタが設定ライン数になった時、かつ、1ライン中
のバースト信号が多重されている位置をマイクロコンピ
ュータで設定し、水平カウンタが設定位置になった時、
パルスを出力する。
【0099】バースト抜き取り回路302では、映像信
号S33とバースト抜き取りパルスS34とb×fH
周波数のクロックとが入力され、デジタルの映像信号S
33からバースト抜き取りパルスS34のHレベル区間
で示されたカラーバースト部分が抜き取られる。さらに
バースト周波数を中心周波数とするバンドパスフィルタ
303においてバースト信号S35のみが抽出される。
【0100】また、Vラッチパルス発生回路304では
バースト抜き取りパルスS34とb×fH の周波数のク
ロックとが入力され、例えばバースト抜き取りパルスS
34の中心に1クロック(周波数b×fH )幅のVラッ
チパルスS36が生成される。
【0101】ロードホールドフリップフロップ群305
の各ロードホールドフリップフロップは、Vラッチパル
ス発生回路304の出力S36をロードホールドパルス
とし、クロック生成回路300でてい倍されたb×fH
の周波数のクロックをクロック入力とし、入力信号とし
て1番目のロードホールドフリップフロップ305Aに
バンドパスフィルタ303からのバースト信号S35が
入力される。
【0102】各ロードホールドフリップフロップの出力
は、Vラッチパルス発生回路の出力S36で示されるバ
ースト部分の中心でのバースト信号の値であり、1フィ
ールドに1回出力される。1番目のロードホールドフリ
ップフロップ305Aの出力は、最も新しいフィールド
でのバースト部分の中心の値であり、(n+1)番目の
ロードホールドフリップフロップ305Bの出力は、最
も新しいフィールドからnフィールド前にさかのぼった
フィールドでのバースト部分の中心の値である。
【0103】減算器306では、ロードホールドフリッ
プフロップ群305の1番目のロードホールドフリップ
フロップ305Aの出力と(n+1)番目のロードホー
ルドフリップフロップ305Bの出力とを入力し、その
差分をとることにより、nフィールド間のバースト信号
のずれが出力される。このずれをあらわす正負の値は絶
対値回路307で絶対値に変換され、比較器309に入
力される。
【0104】比較器309では、閾値設定レジスタ30
8で設定された閾値と、絶対値回路307で絶対値変換
されたずれの絶対値とを比較する。この比較器309の
出力が標準・非標準の判定結果となり、ずれの絶対値が
閾値以下のときは比較器309の出力OUTが例えばL
レベルとなり標準信号と判定され、閾値を超えるときは
比較器309の出力OUTが例えばHレベルとなり非標
準信号と判定される。なお、閾値は、マイクロコンピュ
ータ,スイッチなどの入力手段によって閾値設定レジス
タ308に任意の値に設定されている。
【0105】以上のように本実施の形態によれば、水平
周波数fH の定倍bの信号をシステムクロックとして用
いるシステムにおいて、nフィールド離れた2つのフィ
ールドにおいてカラーバーストの中心の値が比較される
ので、連続した2つの1フィールドで比較すればカラー
バーストの中心の値の差が小さく、標準信号と判定され
てしまう場合であっても、nフィールド単位で考えたと
きにはカラーバーストの中心の値のずれが累積されるこ
とになるので、非標準信号と判定できる。
【0106】
【発明の効果】第1の発明の構成によれば、色搬送波周
波数fSCの定倍aの信号をシステムクロックとして用い
るシステムにおいて、クロック計数手段はその出力が最
大出力値に達する毎に、すなわち標準信号の1フィール
ド区間のクロック数に相当する値だけクロックを計数す
る毎に計数値が零に戻り、到来する外部垂直同期信号に
依存しない。その結果、1フィールド区間のクロック数
のずれが多フィールドに渡って累積されるため、デジタ
ルスチルカメラの出力のように1フィールド単位ではず
れが1クロックより小さく標準信号としての関係を満た
すが、nフィールドで1クロック以上ずれるような信号
に対しても、非標準信号と判定できる。
【0107】
【0108】第の発明の構成によれば、水平周波数f
H の定倍bの信号をシステムクロックとして用いるシス
テムにおいて、1フィールド単位では標準信号としての
関係(Vcount≒b×N/2;Nは1フレームの走査線
数,N/2は1フィールド中の走査線数)を満たすが、
nフィールドでは1クロックずれるような信号に対して
も、非標準信号と判定できる。
【0109】すなわち、バースト抜き取りパルスの期間
内の上記クロックで規定されるタイミングにおけるカラ
ーバースト信号のレベルを、nフィールド離れた2つの
フィールドで検出し、両者のレベルの差を閾値と比較す
る。そのため、連続した2つのフィールド間ではカラー
バースト信号の位相のずれがほとんどなく、したがって
カラーバースト信号のレベルにほとんど差がなく、標準
信号と判定される場合あっても、カラーバースト信号の
位相のずれが累積され、したがってカラーバースト信号
のレベルの差も累積されることになり、非標準信号と判
定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の標準・非標準信号
判定回路のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の標準・非標準信号
判定回路の各部の信号レベルを示すタイムチャートであ
る。
【図3】準・非標準信号判定回路の参考例のブロック
図である。
【図4】準・非標準信号判定回路の参考例の各部の信
号レベルを示すタイムチャートである。
【図5】本発明の第の実施の形態の標準・非標準信号
判定回路のブロック図である。
【図6】本発明の第の実施の形態の標準・非標準信号
判定回路の各部の信号レベルを示すタイムチャートであ
る。
【図7】従来の標準・非標準信号判定回路のブロック図
である。
【符号の説明】
100 セットリセットラッチ 101 2入力アンドゲート 102 クロック生成回路 103 フィールドクロック数設定レジスタ 104 デコード回路 105 垂直カウンタ 106 ロードホールドフリップフロップ 107 絶対値回路 108 閾値設定レジスタ 109 比較器 110 比較器 111 減算器 112 セレクタ 113 1/2回路 114 クロック計数回路 200 パルス発生回路 201 2入力アンドゲート 202 クロック生成回路 203 垂直カウンタ 204 nフィールドクロック数設定レジスタ 205 減算器 206 絶対値回路 207 閾値設定レジスタ 208 比較器 209 ロードホールドフリップフロップ 300 クロック生成回路 301 バースト抜き取りパルス発生回路 302 バースト抜き取り回路 303 バンドパスフィルタ 304 V(垂直)ラッチパルス発生回路 305 ロードホールドフリップフロップ群 306 減算器 307 絶対値回路 308 閾値設定レジスタ 309 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/64 H04N 9/80

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号から抽出されたカラーバースト
    信号を基にa×fSC(aは1以上の整数、fSCは色搬送
    波周波数)の周波数のクロックを生成するクロック生成
    手段と、 標準信号の1フィールド区間に前記クロック生成手段が
    発生するクロック数に相当する値を最大出力値とし、前
    記クロック生成手段により生成されたクロックの個数を
    計数して出力値を零から最大出力値まで順次繰り返し変
    化させるクロック計数手段と、 外部リセット信号の入力に応答して前記クロック計数手
    段の計数値を零にリセットし、映像信号から分離されて
    前記外部リセット信号の後に入力される外部垂直同期信
    号に応答して前記クロック計数手段における計数値のリ
    セットを解除するリセット手段と、 前記外部垂直同期信号の入力に応答して前記クロック計
    数手段の計数値を保持する計数値保持手段と、 前記計数値保持手段の出力値と第1の閾値とを比較する
    ことにより、前記計数値保持手段の出力値が零またはそ
    の近傍の値であるか前記クロック計数手段の最大出力値
    またはその近傍の値であるかを判定する第1の判定手段
    と、 前記計数値保持手段の出力値と前記クロック計数手段の
    最大出力値との差分を求める減算手段と、 前記第1の判定手段の判定結果に基づき、前記計数値保
    持手段の出力値が零またはその近傍の値であるときに前
    記計数値保持手段の出力値を選択し、前記計数値保持手
    段の出力値が前記クロック計数手段の最大出力値または
    その近傍の値であるときに前記演算手段の出力値を選択
    する選択手段と、 前記選択手段の出力値の絶対値が第2の閾値より大きい
    ときに前記映像信号が非標準信号であると判定する第2
    の判定手段とを備えた標準・非標準信号判定回路。
  2. 【請求項2】 前記クロック計数手段が、前記クロック
    生成手段により生成されたクロックの個数を計数するカ
    ウンタと、 前記標準信号の1フィールド区間に前記クロック生成手
    段が出力するクロック数に相当する値を設定するフィー
    ルドクロック数設定レジスタと、 前記カウンタの計数値が前記フィールドクロック数設定
    レジスタの設定値と一致したときに一致信号を出力して
    前記カウンタのリセット端子に加えるデコード回路とで
    構成されている請求項1記載の標準・非標準信号判定回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第1の閾値が前記クロック計数手段
    の最大出力値の2分の1に設定されている請求項1記載
    の標準・非標準信号判定回路。
  4. 【請求項4】 前記計数値保持手段が前記外部垂直同期
    信号をロードホールド入力とし、前記クロック生成回路
    から発生するクロックをクロック入力とするロードホー
    ルドフリップフロップからなる請求項1記載の標準・非
    標準信号判定回路。
  5. 【請求項5】 前記リセット手段が前記外部リセット信
    号をセット入力とし、前記外部垂直同期信号をリセット
    入力とするセットリセットフリップフロップからなる請
    求項1記載の標準・非標準信号判定回路。
  6. 【請求項6】 映像信号から分離された水平同期信号を
    基にb×f H (bは所定の整数、f H は水平周波数)の
    周波数のクロックを生成するクロック生成手段と、 前記映像信号から分離された前記外部水平同期信号およ
    び前記外部垂直同期信号と前記クロックとを基にして、
    1フィールドに1回、前記映像信号のカラーバースト部
    分の期間に対応したバースト抜き取りパルスを発生する
    バースト抜き取りパルス発生手段と、 前記映像信号から前記バースト抜き取りパルスの出力期
    間に相当する信号部分を抽出するバースト抜き取り手段
    と、 バースト周波数を中心周波数とし、前記バースト抜き取
    り手段の出力信号のうちバースト周波数成分を通過させ
    るバンドパスフィルタと、 前記バースト抜き取りパルスと前記クロックとを基にし
    て、前記バースト抜き取りパルスが示すカラーバースト
    部分の期間のうちの前記クロックで規定される所定のタ
    イミングでラッチパルスを発生させるラッチパルス発生
    手段と、 前記ラッチパルスに応答して前記バンドパスフィルタの
    出力を保持するとともに順次後段へ伝達する(n+1)
    段(nは複数)の縦続接続した保持手段からなる保持手
    段群と、 前記保持手段群のうちの第1段の保持手段の出力信号と
    第(n+1)段の保持手段の出力信号の差分を求める減
    算手段と、 前記減算手段の出力値の絶対値が所定の閾値より大きい
    ときに前記映像信号が非標準信号であると判定する判定
    手段 とを備えた標準・非標準信号判定回路。
  7. 【請求項7】 前記ラッチパルス発生手段は、前記バー
    スト抜き取りパルスが示すカラーバースト部分の期間の
    うちの中心のタイミングでラッチパルスを発生させる請
    求項6記載の標準・非標準信号判定回路。
  8. 【請求項8】 前記保持手段が前記ラッチパルスをロー
    ドホールド入力とし、前記クロックをクロック入力とす
    るロードホールドフリップフロップからなる請求項6記
    載の標準・非標準信号判定回路。
  9. 【請求項9】 所定の整数bが500以上の値である請
    求項6記載の標準・非標準信号判定回路。
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