JPH05137027A - ゴースト除去装置 - Google Patents
ゴースト除去装置Info
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- JPH05137027A JPH05137027A JP3295470A JP29547091A JPH05137027A JP H05137027 A JPH05137027 A JP H05137027A JP 3295470 A JP3295470 A JP 3295470A JP 29547091 A JP29547091 A JP 29547091A JP H05137027 A JPH05137027 A JP H05137027A
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- JP
- Japan
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- signal
- polarity
- output
- gcr
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Abstract
(57)【要約】
【目的】伝送路の歪みを高速に、かつ安定に除去可能な
ゴースト除去装置を提供する。 【構成】4フィールド差分処理、GCR判別処理、ノイ
ズ除去などの基準信号前処理手段と、その出力を入力と
して伝送歪みを抑圧するための歪み除去フィルタと、そ
の出力から得られる処理後の基準信号を取込み歪み除去
フィルタの特性を制御する演算器とから構成し、GCR
判別処理から出力されるGCR検出信号を演算器に与え
るようにした。 【効果】ゴーストなどの伝送歪みの除去に要する時間の
短縮と、歪み除去の基準信号が正規の状態にないような
場合の誤動作防止の効果が得られる。
ゴースト除去装置を提供する。 【構成】4フィールド差分処理、GCR判別処理、ノイ
ズ除去などの基準信号前処理手段と、その出力を入力と
して伝送歪みを抑圧するための歪み除去フィルタと、そ
の出力から得られる処理後の基準信号を取込み歪み除去
フィルタの特性を制御する演算器とから構成し、GCR
判別処理から出力されるGCR検出信号を演算器に与え
るようにした。 【効果】ゴーストなどの伝送歪みの除去に要する時間の
短縮と、歪み除去の基準信号が正規の状態にないような
場合の誤動作防止の効果が得られる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン信号が伝
送される伝送路の歪みを除去するためのゴースト除去装
置に関する。
送される伝送路の歪みを除去するためのゴースト除去装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送局から送信されるテレビジョン信号
を受信する際、高層建築物や山などの障害物による反射
波が直接波に重畳されることにより発生する伝送路の歪
みはゴーストと呼ばれ、地上テレビジョン放送における
画質劣化の最大の原因となっている。
を受信する際、高層建築物や山などの障害物による反射
波が直接波に重畳されることにより発生する伝送路の歪
みはゴーストと呼ばれ、地上テレビジョン放送における
画質劣化の最大の原因となっている。
【0003】この画質劣化を改善するために、テレビ学
技報VOL.13,NO.32(1989年6月)第1
頁から第36頁の6論文において論じられているよう
に、放送局側でゴースト除去のための基準信号を送出
し、受信側でこの基準信号からゴーストを検出しゴース
ト除去を行なう方式、およびその装置が開発されてい
る。
技報VOL.13,NO.32(1989年6月)第1
頁から第36頁の6論文において論じられているよう
に、放送局側でゴースト除去のための基準信号を送出
し、受信側でこの基準信号からゴーストを検出しゴース
ト除去を行なう方式、およびその装置が開発されてい
る。
【0004】このゴースト除去のための基準信号は、前
記論文の第31頁のゴースト除去の原理の項において、
8フィールドシーケンスで送られるGCR(Ghost
Cancel Reference)信号を8フィー
ルドシーケンスに応じた演算処理や微分と呼ばれるクロ
ック差分処理などの演算処理することで、基準となるs
inX/Xパルスの形状の波形を得ることで、約45μ
sまでのゴーストを検出できることが述べられている。
記論文の第31頁のゴースト除去の原理の項において、
8フィールドシーケンスで送られるGCR(Ghost
Cancel Reference)信号を8フィー
ルドシーケンスに応じた演算処理や微分と呼ばれるクロ
ック差分処理などの演算処理することで、基準となるs
inX/Xパルスの形状の波形を得ることで、約45μ
sまでのゴーストを検出できることが述べられている。
【0005】また、このGCR信号を用いたゴースト除
去装置では、伝送路歪み(ゴースト)を抑圧する歪み除
去フィルタ(トランスバーサルフィルタ)の出力に制御
回路を設け、その制御回路で前記GCR信号を演算処理
して伝送路の歪み情報を検出し、前記歪み除去フィルタ
のタップ係数を制御することでゴーストを除去してい
る。
去装置では、伝送路歪み(ゴースト)を抑圧する歪み除
去フィルタ(トランスバーサルフィルタ)の出力に制御
回路を設け、その制御回路で前記GCR信号を演算処理
して伝送路の歪み情報を検出し、前記歪み除去フィルタ
のタップ係数を制御することでゴーストを除去してい
る。
【0006】ところで一般に、受信機において受信され
たテレビジョン信号に関しては、かなりのノイズを含ま
れている場合をも想定する必要があり、このような場合
においては、ノイズを含む前記基準信号を用いて検出す
るゴーストの情報に誤りを含む可能性が大きくなり、そ
の結果ゴースト除去性能の劣化を招くことになる。
たテレビジョン信号に関しては、かなりのノイズを含ま
れている場合をも想定する必要があり、このような場合
においては、ノイズを含む前記基準信号を用いて検出す
るゴーストの情報に誤りを含む可能性が大きくなり、そ
の結果ゴースト除去性能の劣化を招くことになる。
【0007】この問題を解決する手段として、特公昭6
2−22307号公報に記載のものが知られている。こ
れによれば、伝送路歪み(ゴースト)を抑圧する歪み除
去フィルタの出力にノイズ除去回路を設け、その出力を
前記フィルタを制御する制御回路に供給するように構成
し、基準信号に含まれるノイズを抑圧することにより、
ゴースト情報の誤り防止を達成している。
2−22307号公報に記載のものが知られている。こ
れによれば、伝送路歪み(ゴースト)を抑圧する歪み除
去フィルタの出力にノイズ除去回路を設け、その出力を
前記フィルタを制御する制御回路に供給するように構成
し、基準信号に含まれるノイズを抑圧することにより、
ゴースト情報の誤り防止を達成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、歪み除去に要する時間が長くなるという問題があっ
た。
は、歪み除去に要する時間が長くなるという問題があっ
た。
【0009】前記GCR信号は、前ラインからの歪み成
分の混入による誤検出を避けるため、前記テレビ学技報
VOL.13,NO.32(1989年6月)の第31
頁の第1図、あるいは本明細書の図18に示すように、
8フィールドで一巡するシーケンスパターンとなってい
る。また、その前ラインに挿入される信号は、VIT
(Vertical Interval Test)信
号であり、少なくとも偶奇それぞれのフィールドにおい
ては同一パターンとなっている。
分の混入による誤検出を避けるため、前記テレビ学技報
VOL.13,NO.32(1989年6月)の第31
頁の第1図、あるいは本明細書の図18に示すように、
8フィールドで一巡するシーケンスパターンとなってい
る。また、その前ラインに挿入される信号は、VIT
(Vertical Interval Test)信
号であり、少なくとも偶奇それぞれのフィールドにおい
ては同一パターンとなっている。
【0010】このGCR信号から前ラインから混入する
歪みの影響なく伝送路の歪みを検出するためには、8フ
ィールド分の信号を用いて、
歪みの影響なく伝送路の歪みを検出するためには、8フ
ィールド分の信号を用いて、
【0011】
【数1】 1/4{(S1−S5)−(S2−S6)+(S3−S7)−(S4−S8)} ……(数1) のような演算を行ない、GCR信号の伝送シーケンスを
デコードしたり、微分と呼ばれるデコードされた波形を
1サンプリングクロックずらして引き算処理(1クロッ
ク差分)して、基準となるsinX/Xパルスの形状の
波形を得、受信機側に準備されたゴーストの無い状態の
sinX/Xパルスとの差を演算することで、ゴースト
による誤差信号を求める必要がある。
デコードしたり、微分と呼ばれるデコードされた波形を
1サンプリングクロックずらして引き算処理(1クロッ
ク差分)して、基準となるsinX/Xパルスの形状の
波形を得、受信機側に準備されたゴーストの無い状態の
sinX/Xパルスとの差を演算することで、ゴースト
による誤差信号を求める必要がある。
【0012】また、必要に応じては、前記GCR信号や
sinX/Xパルスあるいは誤差信号をノイズ除去す
る。
sinX/Xパルスあるいは誤差信号をノイズ除去す
る。
【0013】前記制御回路では、伝送路の歪みを抑圧す
るために、上記の演算処理から得られた誤差信号をもと
に歪み除去フィルタのタップ係数を算出し、更新する。
この動作は繰り返して何回も行なわれ、その結果伝送路
の歪みが除去される。
るために、上記の演算処理から得られた誤差信号をもと
に歪み除去フィルタのタップ係数を算出し、更新する。
この動作は繰り返して何回も行なわれ、その結果伝送路
の歪みが除去される。
【0014】この際、タップ係数の更新前後では前記フ
ィルタの特性が異なるため、GCR信号に重畳している
歪みの相関性がなくなる。このため、タップ係数更新前
後の信号を用いて前記演算処理を行なうと、歪み情報の
検出を誤ることになる。このため、タップ係数更新の度
に前記デコード演算をするために、8フィールドの待ち
時間やノイズ除去のための時間などを要することにな
り、全体の除去時間が長くなるという問題があった。
ィルタの特性が異なるため、GCR信号に重畳している
歪みの相関性がなくなる。このため、タップ係数更新前
後の信号を用いて前記演算処理を行なうと、歪み情報の
検出を誤ることになる。このため、タップ係数更新の度
に前記デコード演算をするために、8フィールドの待ち
時間やノイズ除去のための時間などを要することにな
り、全体の除去時間が長くなるという問題があった。
【0015】本発明の目的は、上記従来技術における問
題点である伝送路歪みの除去時間を安定に短縮可能なゴ
ースト除去装置を提供することにある。
題点である伝送路歪みの除去時間を安定に短縮可能なゴ
ースト除去装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は、伝送された
テレビジョン信号に多重されたGCR信号の4フィール
ド間差を求める4フィールド差分回路と、4フィールド
差分回路から出力される信号の極性と、その信号がGC
R信号であることを判別するGCR判別回路と、4フィ
ールド差分回路から出力されるGCR信号の極性をそろ
えるGCR極性正規化回路と、GCR極性正規化回路の
出力、もしくはその出力にノイズ除去処理や1クロック
差分処理などを行った信号を一方の入力とし、4フィー
ルド差分回路に入力するテレビジョン信号を他方の入力
とするスイッチ回路とを少なくとも具備する基準信号前
処理手段と、伝送歪みを抑圧するための歪み除去フィル
タを基準信号前処理手段の後段に配置し、歪み除去フィ
ルタの出力から得られる前処理基準信号を取り込む演算
器とを設け、演算器により歪み除去フィルタの特性を制
御することにより達成できる。
テレビジョン信号に多重されたGCR信号の4フィール
ド間差を求める4フィールド差分回路と、4フィールド
差分回路から出力される信号の極性と、その信号がGC
R信号であることを判別するGCR判別回路と、4フィ
ールド差分回路から出力されるGCR信号の極性をそろ
えるGCR極性正規化回路と、GCR極性正規化回路の
出力、もしくはその出力にノイズ除去処理や1クロック
差分処理などを行った信号を一方の入力とし、4フィー
ルド差分回路に入力するテレビジョン信号を他方の入力
とするスイッチ回路とを少なくとも具備する基準信号前
処理手段と、伝送歪みを抑圧するための歪み除去フィル
タを基準信号前処理手段の後段に配置し、歪み除去フィ
ルタの出力から得られる前処理基準信号を取り込む演算
器とを設け、演算器により歪み除去フィルタの特性を制
御することにより達成できる。
【0017】
【作用】基準信号前処理手段には、受信したテレビジョ
ン信号が入力し、これを構成する4フィールド差分回路
の入力、およびスイッチ回路の一方の入力に与えられ
る。
ン信号が入力し、これを構成する4フィールド差分回路
の入力、およびスイッチ回路の一方の入力に与えられ
る。
【0018】4フィールド差分回路はGCR信号の4フ
ィールド間差を求める。この4フィールド差分回路の出
力には、図18からも明かのように毎フィールド、同期
信号、カラーバート、前ラインの信号からの妨害が排除
されたGCR信号が得られる。
ィールド間差を求める。この4フィールド差分回路の出
力には、図18からも明かのように毎フィールド、同期
信号、カラーバート、前ラインの信号からの妨害が排除
されたGCR信号が得られる。
【0019】GCR判別回路は、4フィールド差分回路
から得られるGCR信号の極性を判別し、判別結果をG
CR極性制御信号としてGCR極性正規化回路へ出力す
る。また、このGCR判別回路では、4フィールド差分
した信号がGCR信号であることも同時に判別し、その
判別結果はGCR検出信号として演算器に出力する。
から得られるGCR信号の極性を判別し、判別結果をG
CR極性制御信号としてGCR極性正規化回路へ出力す
る。また、このGCR判別回路では、4フィールド差分
した信号がGCR信号であることも同時に判別し、その
判別結果はGCR検出信号として演算器に出力する。
【0020】GCR極性正規化回路は、4フィールド差
分回路の出力が入力され、GCR極性制御信号によって
減算の結果負極性となったGCR信号を正極性にする。
分回路の出力が入力され、GCR極性制御信号によって
減算の結果負極性となったGCR信号を正極性にする。
【0021】極性が揃ったGCR信号は、必要に応じて
1クロック差分処理やノイズ除去処理が行われ、前処理
基準信号としてスイッチ回路の一方の入力に出力され
る。
1クロック差分処理やノイズ除去処理が行われ、前処理
基準信号としてスイッチ回路の一方の入力に出力され
る。
【0022】スイッチ回路は、この前処理基準信号を元
のテレビジョン信号に多重する。この前処理基準信号の
多重されたテレビジョン信号は、基準信号前処理手段の
出力として出力され、歪み除去フィルタを介して演算器
へと導かれる。
のテレビジョン信号に多重する。この前処理基準信号の
多重されたテレビジョン信号は、基準信号前処理手段の
出力として出力され、歪み除去フィルタを介して演算器
へと導かれる。
【0023】演算器では、歪み除去フィルタを介して得
られるテレビジョン信号中の前処理基準信号を取り込
み、演算器に準備されたゴーストの無い状態のsinX
/Xパルスとの差を演算することで、ゴーストによる誤
差信号を求め、誤差信号をもとに歪み除去フィルタのタ
ップ係数を算出し、更新する。この動作は繰り返して何
回も行なわれ、その結果伝送路の歪みが除去できる。
られるテレビジョン信号中の前処理基準信号を取り込
み、演算器に準備されたゴーストの無い状態のsinX
/Xパルスとの差を演算することで、ゴーストによる誤
差信号を求め、誤差信号をもとに歪み除去フィルタのタ
ップ係数を算出し、更新する。この動作は繰り返して何
回も行なわれ、その結果伝送路の歪みが除去できる。
【0024】歪み除去フィルタの前段ではGCR信号に
重畳された歪み成分は変化することがないので、ここに
配置された4フィールド差分処理や1クロック差分処理
あるいはノイズ除去などを行う基準信号前処理手段で
は、常時数フィールド前までの信号を用いて処理した結
果を毎フィールド、演算器に供給できる。
重畳された歪み成分は変化することがないので、ここに
配置された4フィールド差分処理や1クロック差分処理
あるいはノイズ除去などを行う基準信号前処理手段で
は、常時数フィールド前までの信号を用いて処理した結
果を毎フィールド、演算器に供給できる。
【0025】従って、演算器ではこれらの処理を行う必
要がなく毎回そのまま利用可能であることから、最大1
フィールドの繰返し処理が可能になり全体の除去時間の
短縮を実現できる。
要がなく毎回そのまま利用可能であることから、最大1
フィールドの繰返し処理が可能になり全体の除去時間の
短縮を実現できる。
【0026】また、演算器では、GCR検出信号から基
準信号前処理手段でテレビジョン信号に多重した信号が
GCR信号かどうかが判別でき、GCR信号が多重伝送
されていない信号を弁別できるので、以上の処理を誤る
ことがない。
準信号前処理手段でテレビジョン信号に多重した信号が
GCR信号かどうかが判別でき、GCR信号が多重伝送
されていない信号を弁別できるので、以上の処理を誤る
ことがない。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。本発明の一実施例を図1に示す。図1において、1
は基準信号前処理回路、2は歪み除去フィルタ、3は演
算器、4はタイミング信号発生器、5はアナログ−ディ
ジタル変換器(以下、A/D変換器と記す)、6はディ
ジタル−アナログ変換器(以下、D/A変換器と記す)
である。
る。本発明の一実施例を図1に示す。図1において、1
は基準信号前処理回路、2は歪み除去フィルタ、3は演
算器、4はタイミング信号発生器、5はアナログ−ディ
ジタル変換器(以下、A/D変換器と記す)、6はディ
ジタル−アナログ変換器(以下、D/A変換器と記す)
である。
【0028】また、101から117は基準信号前処理
回路1の構成要素の一例であり、101はテレビジョン
信号の入力端子、102は4フィールド遅延回路、10
3は減算器、104はGCR極性正規化回路、105は
GCR判別回路、106はスイッチ回路、107はテレ
ビジョン信号の出力端子、108はタイミング信号T1
の入力端子、109はGCR検出信号の出力端子、11
0は1クロック差分回路、111は1クロック差分回路
110を構成する減算器、112は1クロック差分回路
110を構成するレジスタ、113はノイズ除去回路、
114、116はノイズ除去回路113を構成する減算
器、115はノイズ除去回路113を構成する1フィー
ルド遅延回路、117はノイズ除去回路113を構成す
る乗算器である。
回路1の構成要素の一例であり、101はテレビジョン
信号の入力端子、102は4フィールド遅延回路、10
3は減算器、104はGCR極性正規化回路、105は
GCR判別回路、106はスイッチ回路、107はテレ
ビジョン信号の出力端子、108はタイミング信号T1
の入力端子、109はGCR検出信号の出力端子、11
0は1クロック差分回路、111は1クロック差分回路
110を構成する減算器、112は1クロック差分回路
110を構成するレジスタ、113はノイズ除去回路、
114、116はノイズ除去回路113を構成する減算
器、115はノイズ除去回路113を構成する1フィー
ルド遅延回路、117はノイズ除去回路113を構成す
る乗算器である。
【0029】201から211は歪み除去フィルタ2の
構成要素の一例であり、201はテレビジョン信号の入
力端子、202は遅延回路、203、204は加算器、
205はテレビジョン信号の出力端子、206、208
はスイッチ回路、207、209はトランスバーサルフ
ィルタ、210はタイミング信号T2の入力端子、21
1はタップ係数データの入力端子である。
構成要素の一例であり、201はテレビジョン信号の入
力端子、202は遅延回路、203、204は加算器、
205はテレビジョン信号の出力端子、206、208
はスイッチ回路、207、209はトランスバーサルフ
ィルタ、210はタイミング信号T2の入力端子、21
1はタップ係数データの入力端子である。
【0030】A/D変換器5は、受信したベースバンド
のテレビジョン信号をディジタル信号に変換し、基準信
号前処理回路1の入力端子101に与えられる。
のテレビジョン信号をディジタル信号に変換し、基準信
号前処理回路1の入力端子101に与えられる。
【0031】また、このA/D変換器5に入力するテレ
ビジョン信号は、タイミング信号発生器4の入力にも導
かれる。ここでは、同期信号やカラーバーストを分離、
抽出し、これらの信号に同期したタイミング信号T1、
T2、T3や、本ゴースト除去装置を駆動するためのシ
ステムクロックなどを再生する。
ビジョン信号は、タイミング信号発生器4の入力にも導
かれる。ここでは、同期信号やカラーバーストを分離、
抽出し、これらの信号に同期したタイミング信号T1、
T2、T3や、本ゴースト除去装置を駆動するためのシ
ステムクロックなどを再生する。
【0032】このタイミング信号T1は、1H(Hは水
平走査期間を示す)の幅でGCR信号の多重されている
ラインを示すものである。また、タイミング信号T2は
基準信号前処理回路1で処理した前処理基準信号を多重
するラインから前にnHの幅(nは整数)をもって、そ
のタイミングを示し、タイミング信号T3はこの前処理
基準信号を演算器に取り込むタイミングを示すものであ
る。
平走査期間を示す)の幅でGCR信号の多重されている
ラインを示すものである。また、タイミング信号T2は
基準信号前処理回路1で処理した前処理基準信号を多重
するラインから前にnHの幅(nは整数)をもって、そ
のタイミングを示し、タイミング信号T3はこの前処理
基準信号を演算器に取り込むタイミングを示すものであ
る。
【0033】基準信号前処理回路1の入力端子101か
ら導かれるテレビジョン信号は、4フィールド遅延回路
102の入力、減算器103の一方の入力、スイッチ回
路106の一方の入力に与えられる。4フィールド遅延
回路102は入力するテレビジョン信号を4フィールド
遅延し、減算器103の他方の入力に出力する。よっ
て、減算器103の出力には4フィールド間の差分信号
が得られ、伝送されたGCR信号については、毎フィー
ルド、同期信号などの妨害が排除されたバー波形(この
信号が伝送歪み検出の基準となる)の部分が取り出され
る。
ら導かれるテレビジョン信号は、4フィールド遅延回路
102の入力、減算器103の一方の入力、スイッチ回
路106の一方の入力に与えられる。4フィールド遅延
回路102は入力するテレビジョン信号を4フィールド
遅延し、減算器103の他方の入力に出力する。よっ
て、減算器103の出力には4フィールド間の差分信号
が得られ、伝送されたGCR信号については、毎フィー
ルド、同期信号などの妨害が排除されたバー波形(この
信号が伝送歪み検出の基準となる)の部分が取り出され
る。
【0034】この減算器103の出力は、GCR極性正
規化回路104の入力、GCR判別回路105の入力に
与えられる。
規化回路104の入力、GCR判別回路105の入力に
与えられる。
【0035】GCR判別回路105は、入力端子108
から入力するタイミング信号T1で4フィールド差分処
理されたGCR信号を対象として動作し、減算結果得ら
れたGCR信号の極性の判別と、処理対象のラインにG
CR信号が正規の状態にあるかどうかの判別を行う。
から入力するタイミング信号T1で4フィールド差分処
理されたGCR信号を対象として動作し、減算結果得ら
れたGCR信号の極性の判別と、処理対象のラインにG
CR信号が正規の状態にあるかどうかの判別を行う。
【0036】これらの判別は、例えば4フィールド差分
したGCR信号の極性の変化は、GCR信号の伝送シー
ケンス(8フィールドシーケンス)と同様な繰返しとな
るので、この信号の極性の繰返しパターンと伝送シーケ
ンスとの比較を行うことにより可能である。この比較
は、処理対象のラインの符号の発生頻度を累積する符号
積分手段でそのラインの極性を決定し、符号積分の結果
得られた符号情報をレジスタに数フィールド分蓄積し、
蓄積した符号パターンの組み合せをデコードすることで
可能である。
したGCR信号の極性の変化は、GCR信号の伝送シー
ケンス(8フィールドシーケンス)と同様な繰返しとな
るので、この信号の極性の繰返しパターンと伝送シーケ
ンスとの比較を行うことにより可能である。この比較
は、処理対象のラインの符号の発生頻度を累積する符号
積分手段でそのラインの極性を決定し、符号積分の結果
得られた符号情報をレジスタに数フィールド分蓄積し、
蓄積した符号パターンの組み合せをデコードすることで
可能である。
【0037】このGCR判別回路105から出力される
GCR極性制御信号は、極性判別の結果をGCR極性正
規化回路104に、また、GCR検出信号は、GCR信
号の判別結果を出力端子109を介して演算器3に与え
る。
GCR極性制御信号は、極性判別の結果をGCR極性正
規化回路104に、また、GCR検出信号は、GCR信
号の判別結果を出力端子109を介して演算器3に与え
る。
【0038】GCR極性正規化回路104は、GCR極
性制御信号によって4フィールド差分の結果、負極性と
なったGCR信号を正極性にする。これは、例えば排他
的論理和回路を減算器103から出力されるGCR信号
の量子化ビット数分設け、それぞれの一方の入力にはこ
のGCR信号の各ビットを、他方の入力にはGCR極性
制御信号(この場合、0レベルが正極性を、1レベルが
負極性を示す)を与えることで可能である。
性制御信号によって4フィールド差分の結果、負極性と
なったGCR信号を正極性にする。これは、例えば排他
的論理和回路を減算器103から出力されるGCR信号
の量子化ビット数分設け、それぞれの一方の入力にはこ
のGCR信号の各ビットを、他方の入力にはGCR極性
制御信号(この場合、0レベルが正極性を、1レベルが
負極性を示す)を与えることで可能である。
【0039】よって、GCR極性正規化回路104の出
力には、極性の揃ったGCR信号が得られ、この信号は
1クロック差分回路110に与えられる。
力には、極性の揃ったGCR信号が得られ、この信号は
1クロック差分回路110に与えられる。
【0040】1クロック差分回路110に入力するGC
R信号は、減算器111の一方の入力と、レジスタ11
2の入力に与えられる。レジスタ112は、システムク
ロックにて駆動され、入力を1サンプルクロック遅延し
て減算器111の他方の入力に出力する。よって、GC
R信号を1クロック差分して得られるsinX/Xパル
スが減算器111の出力に得られ、これはノイズ除去回
路113に与えられる。
R信号は、減算器111の一方の入力と、レジスタ11
2の入力に与えられる。レジスタ112は、システムク
ロックにて駆動され、入力を1サンプルクロック遅延し
て減算器111の他方の入力に出力する。よって、GC
R信号を1クロック差分して得られるsinX/Xパル
スが減算器111の出力に得られ、これはノイズ除去回
路113に与えられる。
【0041】ノイズ除去回路は、減算器114、11
6、、乗算器117、1フィールド遅延回路115から
構成される巡回形のディジタルフィルタであり、1クロ
ック差分回路110の出力は減算器114、116それ
ぞれの一方の入力に導かれる。
6、、乗算器117、1フィールド遅延回路115から
構成される巡回形のディジタルフィルタであり、1クロ
ック差分回路110の出力は減算器114、116それ
ぞれの一方の入力に導かれる。
【0042】減算器804の出力は、スイッチ回路10
6の他方の入力と、1フィールド遅延回路115の入力
に与えられる。1フィールド遅延回路115は、入力す
る信号を1フィールド遅延して、減算器116の他方の
入力に与える。減算器116の出力は、乗算器117で
係数K(0<K<1)が乗じられ、減算器114の他方
の入力へ与えられる。
6の他方の入力と、1フィールド遅延回路115の入力
に与えられる。1フィールド遅延回路115は、入力す
る信号を1フィールド遅延して、減算器116の他方の
入力に与える。減算器116の出力は、乗算器117で
係数K(0<K<1)が乗じられ、減算器114の他方
の入力へ与えられる。
【0043】よって、減算器116の出力には、1フィ
ールド遅延した信号との差が得られることになる。1ク
ロック差分回路110からは、毎フィールドsinX/
Xパルスが供給されるので、1フィールド間差はゼロで
あり、減算器116の出力に得られるのは相関のないノ
イズとなる。このノイズ信号は乗算器117で係数Kが
乗じられ、減算器114で元の信号から差し引かれるの
でその出力にはノイズの除去された信号が得られる。
ールド遅延した信号との差が得られることになる。1ク
ロック差分回路110からは、毎フィールドsinX/
Xパルスが供給されるので、1フィールド間差はゼロで
あり、減算器116の出力に得られるのは相関のないノ
イズとなる。このノイズ信号は乗算器117で係数Kが
乗じられ、減算器114で元の信号から差し引かれるの
でその出力にはノイズの除去された信号が得られる。
【0044】このノイズ除去回路113の伝達関数G
(Z)、S/NH比の改善度と時定数Tは、
(Z)、S/NH比の改善度と時定数Tは、
【0045】
【数2】
【0046】
【数3】 改善度 =10・log(1+K)/(1−K) (dB) … (数3)
【0047】
【数4】 T =−1/(ln(K))・1/fv (sec)… (数4) から求めることができる。
【0048】よって、減算器114の出力には、信号が
入力した時点から時定数Tの後、上記(数2)式から求
められる改善効果を有したsinX/Xパルスを毎フィ
ールド得ることができる。
入力した時点から時定数Tの後、上記(数2)式から求
められる改善効果を有したsinX/Xパルスを毎フィ
ールド得ることができる。
【0049】この減算器114の出力は、スイッチ回路
106の他方の入力に与えられ、その制御入力には、タ
イミング信号T1が与えられる。よって、スイッチ回路
106は、タイミング信号T1により、以上の処理から
得られたsinX/Xパルスを前処理基準信号として元
のテレビジョン信号に多重し、出力端子107に出力す
る。
106の他方の入力に与えられ、その制御入力には、タ
イミング信号T1が与えられる。よって、スイッチ回路
106は、タイミング信号T1により、以上の処理から
得られたsinX/Xパルスを前処理基準信号として元
のテレビジョン信号に多重し、出力端子107に出力す
る。
【0050】この出力端子107から導き出される信号
は、歪み除去フィルタ2の入力端子201に導かれ、遅
延回路202の入力、スイッチ回路206の一方の入力
に与えられる。加算器203の一方の入力には、この遅
延回路202の出力が、他方の入力にはトランスバーサ
ルフィルタ207の出力が与えられ、その出力は加算器
204の一方の入力と接続される。加算器204の他方
の入力には、トランスバーサルフィルタ209の出力が
与えられ、その出力は歪み除去フィルタ2の出力端子2
05とスイッチ回路208の一方の入力に与えられる。
は、歪み除去フィルタ2の入力端子201に導かれ、遅
延回路202の入力、スイッチ回路206の一方の入力
に与えられる。加算器203の一方の入力には、この遅
延回路202の出力が、他方の入力にはトランスバーサ
ルフィルタ207の出力が与えられ、その出力は加算器
204の一方の入力と接続される。加算器204の他方
の入力には、トランスバーサルフィルタ209の出力が
与えられ、その出力は歪み除去フィルタ2の出力端子2
05とスイッチ回路208の一方の入力に与えられる。
【0051】スイッチ回路206、208それぞれの他
方の入力には、定数Rが与えられ、それぞれの制御入力
には、タイミング信号発生器4から出力されるタイミン
グ信号T2が入力端子210を介して与えられる。そし
て、スイッチ回路206の出力はトランスバーサルフィ
ルタ207の入力に、スイッチ回路208の出力はトラ
ンスバーサルフィルタ209の入力に与えられる。ま
た、トランスバーサルフィルタ207、209には、演
算器3から出力されるタップ係数データが入力端子21
1を介して与えられる。
方の入力には、定数Rが与えられ、それぞれの制御入力
には、タイミング信号発生器4から出力されるタイミン
グ信号T2が入力端子210を介して与えられる。そし
て、スイッチ回路206の出力はトランスバーサルフィ
ルタ207の入力に、スイッチ回路208の出力はトラ
ンスバーサルフィルタ209の入力に与えられる。ま
た、トランスバーサルフィルタ207、209には、演
算器3から出力されるタップ係数データが入力端子21
1を介して与えられる。
【0052】よって、トランスバーサルフィルタ20
7、209は、入力するテレビジョン信号と演算器3か
ら与えられるタップ係数により伝送路の歪みと逆極性の
歪みを作成し、加算器203、204で元のテレビジョ
ン信号に加えることで歪みを除去する。
7、209は、入力するテレビジョン信号と演算器3か
ら与えられるタップ係数により伝送路の歪みと逆極性の
歪みを作成し、加算器203、204で元のテレビジョ
ン信号に加えることで歪みを除去する。
【0053】ところで、伝送路の歪みによって生じるゴ
ーストの遅延時間は、およそ−2μsから40μs程度
にまで及ぶことが知られている。したがって、このトラ
ンスバーサルフィルタ207、209は、通常この範囲
の歪みを打ち消すために必要なタップを持っており、ト
ランスバーサルフィルタのタップには、現信号に対し常
に40μs前までの信号が存在することになる。
ーストの遅延時間は、およそ−2μsから40μs程度
にまで及ぶことが知られている。したがって、このトラ
ンスバーサルフィルタ207、209は、通常この範囲
の歪みを打ち消すために必要なタップを持っており、ト
ランスバーサルフィルタのタップには、現信号に対し常
に40μs前までの信号が存在することになる。
【0054】テレビジョン信号に挿入した前処理基準信
号は、同期信号や前ラインなどから混入する歪みが排除
されているので、そのまま以上の処理を行うと同期信号
や前ラインなどの信号で作成された歪み除去信号が前処
理基準信号に加算され、逆に歪みを与える結果となる。
号は、同期信号や前ラインなどから混入する歪みが排除
されているので、そのまま以上の処理を行うと同期信号
や前ラインなどの信号で作成された歪み除去信号が前処
理基準信号に加算され、逆に歪みを与える結果となる。
【0055】そこで、トランスバーサルフィルタ20
7、209に入力については、スイッチ回路206、2
08と、タイミング信号T2により、前処理基準信号を
挿入するラインより前に位置するnH期間の同期信号や
映像信号などを定数Rに置き換える処理を行う。これに
より、前ラインの信号などからの影響なく前処理基準信
号の歪みを除去する除去信号をトランスバーサルフィル
タ207、209から得ることができる。
7、209に入力については、スイッチ回路206、2
08と、タイミング信号T2により、前処理基準信号を
挿入するラインより前に位置するnH期間の同期信号や
映像信号などを定数Rに置き換える処理を行う。これに
より、前ラインの信号などからの影響なく前処理基準信
号の歪みを除去する除去信号をトランスバーサルフィル
タ207、209から得ることができる。
【0056】演算器3には、GCR検出信号が与えられ
ており、この信号がGCR信号を検出した論理レベルに
ある場合には、歪み除去フィルタ2の出力から前処理基
準信号を取込み、タップ係数更新の処理を実行する。ま
た、GCR信号が検出されない論理レベルにある場合に
は、その時点からGCR信号が検出されるまでの期間、
処理を中断する。
ており、この信号がGCR信号を検出した論理レベルに
ある場合には、歪み除去フィルタ2の出力から前処理基
準信号を取込み、タップ係数更新の処理を実行する。ま
た、GCR信号が検出されない論理レベルにある場合に
は、その時点からGCR信号が検出されるまでの期間、
処理を中断する。
【0057】本実施例の前処理基準信号は、基準信号前
処理回路1で伝送シーケンスの処理や差分演算処理など
の処理がされている。よって、演算器3は、この前処理
基準信号をそのまま利用して、内部に準備された基準信
号との誤差を得、歪み除去フィルタ2の補正特性を定め
るタップ係数を求め、そのタップ係数データを歪み除去
フィルタ2に転送する。この結果、次に取り込まれる差
分信号に含まれる歪み成分は抑圧されており、残留歪み
がこの差分信号から検出され、タップ係数の修正が行な
われる。これを何回も繰り返して行なうことにより残留
歪みがさらに抑圧されてゆき、伝送路の歪みが除去され
ることになる。
処理回路1で伝送シーケンスの処理や差分演算処理など
の処理がされている。よって、演算器3は、この前処理
基準信号をそのまま利用して、内部に準備された基準信
号との誤差を得、歪み除去フィルタ2の補正特性を定め
るタップ係数を求め、そのタップ係数データを歪み除去
フィルタ2に転送する。この結果、次に取り込まれる差
分信号に含まれる歪み成分は抑圧されており、残留歪み
がこの差分信号から検出され、タップ係数の修正が行な
われる。これを何回も繰り返して行なうことにより残留
歪みがさらに抑圧されてゆき、伝送路の歪みが除去され
ることになる。
【0058】本実施例によれば、演算器109に既にシ
ーケンス処理やノイズ除去処理などの処理がされた前処
理基準信号を毎フィールド供給するこことが可能であ
り、タップ係数更新の度にこれらの処理時間を不用にで
きるので、歪み除去の繰り返し処理に要する時間の短縮
が可能となる。
ーケンス処理やノイズ除去処理などの処理がされた前処
理基準信号を毎フィールド供給するこことが可能であ
り、タップ係数更新の度にこれらの処理時間を不用にで
きるので、歪み除去の繰り返し処理に要する時間の短縮
が可能となる。
【0059】また、GCR検出信号によって、基準信号
前処理回路1で処理された信号が正規のGCR信号かど
うか判別できるので、テレビジョン番組の切替などによ
って8フィールドシーケンスの順序がずれた場合や、G
CR信号の多重されていない信号を受信した場合などに
おいても、演算器3がGCR信号以外の信号を取り込ん
で処理することがないので、以上の処理を安定に実行す
ることが可能である。
前処理回路1で処理された信号が正規のGCR信号かど
うか判別できるので、テレビジョン番組の切替などによ
って8フィールドシーケンスの順序がずれた場合や、G
CR信号の多重されていない信号を受信した場合などに
おいても、演算器3がGCR信号以外の信号を取り込ん
で処理することがないので、以上の処理を安定に実行す
ることが可能である。
【0060】本実施例の基準信号前処理回路1では、1
クロック差分処理、ノイズ除去処理を含む構成の一例を
説明したが、これらの処理がなくとも、4フィールド差
分処理、GCR判別処理によって、GCR信号の検出
と、毎フィールド極性のそろったGCR信号を演算器3
に供給することは可能であり、この場合には8フィール
ドシーケンス処理に要する時間の削減と、GCR信号以
外の信号に対する誤動作防止ができる。
クロック差分処理、ノイズ除去処理を含む構成の一例を
説明したが、これらの処理がなくとも、4フィールド差
分処理、GCR判別処理によって、GCR信号の検出
と、毎フィールド極性のそろったGCR信号を演算器3
に供給することは可能であり、この場合には8フィール
ドシーケンス処理に要する時間の削減と、GCR信号以
外の信号に対する誤動作防止ができる。
【0061】また、本実施例の基準信号前処理回路1
は、GCR信号の多重されたラインのみを対象とした処
理であっても問題はないので、4フィールド遅延回路1
02や1フィールド遅延回路115は、時分割動作を行
うことによりGCR信号のラインのみを格納できるだけ
のメモリ容量で遅延回路を構成することも可能である。
は、GCR信号の多重されたラインのみを対象とした処
理であっても問題はないので、4フィールド遅延回路1
02や1フィールド遅延回路115は、時分割動作を行
うことによりGCR信号のラインのみを格納できるだけ
のメモリ容量で遅延回路を構成することも可能である。
【0062】さらに、基準信号前処理回路1の処理対象
をGCR信号の多重ラインとした場合には、次のGCR
信号を処理するまでには1フィールドの空き時間がある
ので、4フィールド差分、GCR判別などの処理をソフ
トウェアで実現することも可能である。
をGCR信号の多重ラインとした場合には、次のGCR
信号を処理するまでには1フィールドの空き時間がある
ので、4フィールド差分、GCR判別などの処理をソフ
トウェアで実現することも可能である。
【0063】次に、図1におけるGCR判別回路105
の一具体例を図2、図3を用いて説明する。図2はGC
R判別回路105の一具体例を示すブロック図である。
図2において、2001は前記タイミング信号発生器4
から出力されるタイミング信号T1の入力端子、200
2は前記減算器103の出力が入力する入力端子、20
03はGCR極性判定回路、2005、2006、20
07、2008はD−フリップフロップ回路、2009
はGCR極性予測回路、2010はGCR極性制御信号
の出力端子、2011はGCR検出信号の出力端子であ
る。
の一具体例を図2、図3を用いて説明する。図2はGC
R判別回路105の一具体例を示すブロック図である。
図2において、2001は前記タイミング信号発生器4
から出力されるタイミング信号T1の入力端子、200
2は前記減算器103の出力が入力する入力端子、20
03はGCR極性判定回路、2005、2006、20
07、2008はD−フリップフロップ回路、2009
はGCR極性予測回路、2010はGCR極性制御信号
の出力端子、2011はGCR検出信号の出力端子であ
る。
【0064】また、図3は図2の動作の一例を示す波形
図であり、(a)はタイミング信号T1、(b)は前記
減算器103の出力信号、(c)はGCR極性判定回路
2003の出力信号、(d)はD−フリップフロップ回
路2005の出力信号、(e)はD−フリップフロップ
回路2006の出力信号、(f)はD−フリップフロッ
プ回路2007の出力信号、(g)はD−フリップフロ
ップ回路2008の出力信号、(h)はGCR極性予測
回路2009から出力されるGCR極性制御信号、
(i)は前記GCR極性正規化回路104の出力信号で
ある。
図であり、(a)はタイミング信号T1、(b)は前記
減算器103の出力信号、(c)はGCR極性判定回路
2003の出力信号、(d)はD−フリップフロップ回
路2005の出力信号、(e)はD−フリップフロップ
回路2006の出力信号、(f)はD−フリップフロッ
プ回路2007の出力信号、(g)はD−フリップフロ
ップ回路2008の出力信号、(h)はGCR極性予測
回路2009から出力されるGCR極性制御信号、
(i)は前記GCR極性正規化回路104の出力信号で
ある。
【0065】GCR極性判定回路2003には、入力端
子2001から入力するタイミング信号T1と、、入力
端子2002より入力する図3(b)に示すような前記
減算器103で4フィールド差分されたGCR信号を含
む4フィールド差分信号とが与えられる。
子2001から入力するタイミング信号T1と、、入力
端子2002より入力する図3(b)に示すような前記
減算器103で4フィールド差分されたGCR信号を含
む4フィールド差分信号とが与えられる。
【0066】GCR極性判定回路2003は、例えば図
3(a)に示すタイミング信号T1のhighレベル期
間で、4フィールド差分信号の極性を判定し、例えば図
3(c)のように極性が正と判定した場合はhighレ
ベル、極性が負と判定した場合はlowレベルとなるG
CR極性判定信号をD−フリップフロップ回路2005
に出力する。D−フリップフロップ回路2005、20
06、2007、2008は、図3(a)に示すタイミ
ング信号T1の立下りエッジのタイミングで、このGC
R極性信号を保持し、図3(d)から(g)に示すよう
に次段のフリップフロップに1フィールドごとに転送
し、4フィールド前までのGCR極性信号を記憶する。
3(a)に示すタイミング信号T1のhighレベル期
間で、4フィールド差分信号の極性を判定し、例えば図
3(c)のように極性が正と判定した場合はhighレ
ベル、極性が負と判定した場合はlowレベルとなるG
CR極性判定信号をD−フリップフロップ回路2005
に出力する。D−フリップフロップ回路2005、20
06、2007、2008は、図3(a)に示すタイミ
ング信号T1の立下りエッジのタイミングで、このGC
R極性信号を保持し、図3(d)から(g)に示すよう
に次段のフリップフロップに1フィールドごとに転送
し、4フィールド前までのGCR極性信号を記憶する。
【0067】GCR極性予測回路2009は、D−フリ
ップフロップ回路2005、2006、2007、20
08の出力信号に得られる過去4フィールド分のGCR
極性判定信号から次に到来する4フィールド差分信号の
極性を予測して、例えば図3(h)のように予測される
極性が正の場合にはlowレベル、予測される極性が負
の場合はhighレベルとなるGCR極性制御信号を出
力端子2010へ出力する。
ップフロップ回路2005、2006、2007、20
08の出力信号に得られる過去4フィールド分のGCR
極性判定信号から次に到来する4フィールド差分信号の
極性を予測して、例えば図3(h)のように予測される
極性が正の場合にはlowレベル、予測される極性が負
の場合はhighレベルとなるGCR極性制御信号を出
力端子2010へ出力する。
【0068】また、GCR極性予測回路2009は、予
測した4フィールド差分信号の極性と、実際に到来した
4フィールド差分信号の極性とを比較してGCR信号の
検出を行い、例えば極性が不一致の場合にはhighレ
ベル、極性が一致の場合にはlowレベルとなるGCR
検出信号を出力端子2011に出力する。
測した4フィールド差分信号の極性と、実際に到来した
4フィールド差分信号の極性とを比較してGCR信号の
検出を行い、例えば極性が不一致の場合にはhighレ
ベル、極性が一致の場合にはlowレベルとなるGCR
検出信号を出力端子2011に出力する。
【0069】ここで、4フィールド差分したGCR信号
の極性の予測について説明する。図18に示したように
GCR信号は8フィールドで一巡するシーケンス信号で
あるので、図3(b)に示すように4フィールド差分し
たGCR信号の極性の変化も同様な8フィールドで一巡
するパターンとなる。したがって、現在のフィールドが
8フィールドの中の第何番目のフィールドに当たるのか
が分かれば、次に到来する4フィールド差分処理したG
CR信号の極性は予測できる。この現フィールドの極性
の判定は、過去4フィールドの差分処理したGCR信号
の極性の履歴から可能である。
の極性の予測について説明する。図18に示したように
GCR信号は8フィールドで一巡するシーケンス信号で
あるので、図3(b)に示すように4フィールド差分し
たGCR信号の極性の変化も同様な8フィールドで一巡
するパターンとなる。したがって、現在のフィールドが
8フィールドの中の第何番目のフィールドに当たるのか
が分かれば、次に到来する4フィールド差分処理したG
CR信号の極性は予測できる。この現フィールドの極性
の判定は、過去4フィールドの差分処理したGCR信号
の極性の履歴から可能である。
【0070】
【表1】
【0071】表1に、各フィールドの差分処理されたG
CR信号の極性と、過去4フィールドの差分処理された
GCR信号の極性の履歴との関係の一例を示す。表1に
おいて、+はGCR信号の極性が正であることを示し、
−はGCR信号の極性が負であることを示している。表
1より、全てのフィールドの中で過去4フィールドのG
CR信号の極性の履歴が同一となるフィールドが無いこ
とが分かる。したがって、最低でも過去4フィールド分
のGCR信号の極性の履歴があれば、次に到来するGC
R信号の極性は予測できる。また、予測したGCR信号
の極性と実際に到来したGCR信号の極性が不一致とな
るのは、入力端子2002より入力された4フィールド
差分信号に含まれるGCR信号が8フィールドシーケン
スパターンとなっていない状態である。GCR信号が8
フィールドシーケンスパターンとならないのは、テレビ
ジョン番組やシーンの切替によってGCR信号の8フィ
ールドシーケンスの順序がずれた場合や、タイミング信
号T1のタイミングずれなどによってGCR極性判定回
路2003が正しくGCR信号の極性判定を行なうこと
ができない場合などである。どちらの場合もGCR信号
は正規の状態ではないので、前フィールドで予測したG
CR信号の極性と現フィールドのGCR信号の極性の不
一致を検出すればGCR検出信号を生成することができ
る。
CR信号の極性と、過去4フィールドの差分処理された
GCR信号の極性の履歴との関係の一例を示す。表1に
おいて、+はGCR信号の極性が正であることを示し、
−はGCR信号の極性が負であることを示している。表
1より、全てのフィールドの中で過去4フィールドのG
CR信号の極性の履歴が同一となるフィールドが無いこ
とが分かる。したがって、最低でも過去4フィールド分
のGCR信号の極性の履歴があれば、次に到来するGC
R信号の極性は予測できる。また、予測したGCR信号
の極性と実際に到来したGCR信号の極性が不一致とな
るのは、入力端子2002より入力された4フィールド
差分信号に含まれるGCR信号が8フィールドシーケン
スパターンとなっていない状態である。GCR信号が8
フィールドシーケンスパターンとならないのは、テレビ
ジョン番組やシーンの切替によってGCR信号の8フィ
ールドシーケンスの順序がずれた場合や、タイミング信
号T1のタイミングずれなどによってGCR極性判定回
路2003が正しくGCR信号の極性判定を行なうこと
ができない場合などである。どちらの場合もGCR信号
は正規の状態ではないので、前フィールドで予測したG
CR信号の極性と現フィールドのGCR信号の極性の不
一致を検出すればGCR検出信号を生成することができ
る。
【0072】本具体例のGCR判別回路105によれ
は、4フィールド差分信号の極性の履歴からGCR信号
の伝送シーケンスとの比較を行うことにより、4フィー
ルド差分したGCR信号の極性の予測と、基準信号前処
理の処理対象ラインに正規のGCR信号が多重されてい
るかどうかの検出が行えるので、前記GCR極性正規化
回路104における4フィールド差分したGCR信号の
極性をそろえる処理と、前記演算器3の誤動作防止に必
要な制御信号が発生できる。
は、4フィールド差分信号の極性の履歴からGCR信号
の伝送シーケンスとの比較を行うことにより、4フィー
ルド差分したGCR信号の極性の予測と、基準信号前処
理の処理対象ラインに正規のGCR信号が多重されてい
るかどうかの検出が行えるので、前記GCR極性正規化
回路104における4フィールド差分したGCR信号の
極性をそろえる処理と、前記演算器3の誤動作防止に必
要な制御信号が発生できる。
【0073】次に先の一具体例のGCR判別回路105
を構成するGCR極性予測回路2009の一具体例を図
4を用いて説明する。
を構成するGCR極性予測回路2009の一具体例を図
4を用いて説明する。
【0074】図4において、4001はタイミング信号
T1の入力端子、4002は前記D−フリップフロップ
回路2005の出力信号の入力端子、4003は前記D
−フリップフロップ回路2006の出力信号の入力端
子、4004は前記D−フリップフロップ回路2007
の出力信号の入力端子、4005は前記D−フリップフ
ロップ回路2008の出力信号の入力端子、4006は
第2フィールドデコーダ、4007は第4フィールドデ
コーダ、4008は第5フィールドデコーダ、4009
は第7フィールドデコーダ、4010は4入力OR回
路、4011はD−フリップフロップ回路、4012は
EXOR回路、4013はGCR検出信号の出力端子、
4014はGCR極性制御信号の出力端子である。
T1の入力端子、4002は前記D−フリップフロップ
回路2005の出力信号の入力端子、4003は前記D
−フリップフロップ回路2006の出力信号の入力端
子、4004は前記D−フリップフロップ回路2007
の出力信号の入力端子、4005は前記D−フリップフ
ロップ回路2008の出力信号の入力端子、4006は
第2フィールドデコーダ、4007は第4フィールドデ
コーダ、4008は第5フィールドデコーダ、4009
は第7フィールドデコーダ、4010は4入力OR回
路、4011はD−フリップフロップ回路、4012は
EXOR回路、4013はGCR検出信号の出力端子、
4014はGCR極性制御信号の出力端子である。
【0075】先の具体例によれば、GCR極性制御信号
は、次に到来する4フィールド差分したGCR信号の極
性が負の場合にhighレベルとなる。これは、前述し
た図3における第2フィールドおよび第4フィールドお
よび第5フィールドおよび第7フィールドでhighを
デコードする回路で実現できる。例えば、第2フィール
ドデコーダ4006は、1フィールド前のGCR極性判
定信号がhighレベル、2フィールド前GCR極性判
定信号がhighレベル、3フィールド前のGCR極性
判定信号がlowレベル、4フィールド前のGCR極性
判定信号がhighレベルとなる期間をデコードすれ
ば、第2フィールドを指示する信号が得られる。このデ
コード結果は、第2フィールドの期間をhighレベル
で指示する信号で4入力OR回路4010に出力され
る。同様にして第4フィールドデコーダ4007、第5
フィールドデコーダ4008、第7フィールドデコーダ
4009はそれぞれ第4フィールド、第5フィールド、
第7フィールドをデコードしてhighレベルを4入力
OR回路4010に出力する。よって、4入力OR回路
4010は、第2フィールド、第4フィールド、第5フ
ィールドおよび第7フィールドでhighレベルとなる
GCR極性制御信号を得ることができる。このCGR極
性制御信号は、出力端子4014へ出力され、前記GC
R判別回路105の出力端子2010へ導かれる。
は、次に到来する4フィールド差分したGCR信号の極
性が負の場合にhighレベルとなる。これは、前述し
た図3における第2フィールドおよび第4フィールドお
よび第5フィールドおよび第7フィールドでhighを
デコードする回路で実現できる。例えば、第2フィール
ドデコーダ4006は、1フィールド前のGCR極性判
定信号がhighレベル、2フィールド前GCR極性判
定信号がhighレベル、3フィールド前のGCR極性
判定信号がlowレベル、4フィールド前のGCR極性
判定信号がhighレベルとなる期間をデコードすれ
ば、第2フィールドを指示する信号が得られる。このデ
コード結果は、第2フィールドの期間をhighレベル
で指示する信号で4入力OR回路4010に出力され
る。同様にして第4フィールドデコーダ4007、第5
フィールドデコーダ4008、第7フィールドデコーダ
4009はそれぞれ第4フィールド、第5フィールド、
第7フィールドをデコードしてhighレベルを4入力
OR回路4010に出力する。よって、4入力OR回路
4010は、第2フィールド、第4フィールド、第5フ
ィールドおよび第7フィールドでhighレベルとなる
GCR極性制御信号を得ることができる。このCGR極
性制御信号は、出力端子4014へ出力され、前記GC
R判別回路105の出力端子2010へ導かれる。
【0076】D−フリップフロップ回路4011は、タ
イミング信号T1の立ち下がりエッジのタイミングで、
4入力OR回路4010から出力されるGCR極性制御
信号を取り込み、反転してEXOR回路4012に出力
する。EXOR回路4012は、入力端子4002より
入力される前記D−フリップフロップ回路2005の出
力とD−フリップフロップ回路4011の出力との一
致、不一致を判定し、判定結果をGCR検出信号として
出力端子4013に出力する。
イミング信号T1の立ち下がりエッジのタイミングで、
4入力OR回路4010から出力されるGCR極性制御
信号を取り込み、反転してEXOR回路4012に出力
する。EXOR回路4012は、入力端子4002より
入力される前記D−フリップフロップ回路2005の出
力とD−フリップフロップ回路4011の出力との一
致、不一致を判定し、判定結果をGCR検出信号として
出力端子4013に出力する。
【0077】D−フリップフロップ回路4011の出力
は、入力を反転して出力するので、前フィールドに予測
した4フィールド差分信号の極性が正ならばhighレ
ベルを、負ならばlowレベルとなり、前記D−フリッ
プフロップ回路2005のから得られるGCR極性判定
信号が示す極性との論理レベルは一致する。
は、入力を反転して出力するので、前フィールドに予測
した4フィールド差分信号の極性が正ならばhighレ
ベルを、負ならばlowレベルとなり、前記D−フリッ
プフロップ回路2005のから得られるGCR極性判定
信号が示す極性との論理レベルは一致する。
【0078】また、このフリップフロップ回路4011
と2005とから得られる信号は、4フィールド差分し
たGCR信号の極性の予測結果と、予測対象となるGC
R信号の実際の極性を判定した結果と言った関係にあ
る。したがって、EXOR回路4012の出力は、両者
の符号が異なる期間、すなわち予測した極性と実際の極
性が異なる期間highレベルとなり、GCR信号が正
規の状態にない期間が検出できる。
と2005とから得られる信号は、4フィールド差分し
たGCR信号の極性の予測結果と、予測対象となるGC
R信号の実際の極性を判定した結果と言った関係にあ
る。したがって、EXOR回路4012の出力は、両者
の符号が異なる期間、すなわち予測した極性と実際の極
性が異なる期間highレベルとなり、GCR信号が正
規の状態にない期間が検出できる。
【0079】本具体例のGCR極性予測回路2009に
よれば、過去4フィールドの履歴から4フィールド差分
したGCR信号が負極性となるフィールドが予測ができ
るので、4フィールド差分したGCR信号の極性をそろ
えるための制御信号の発生が可能になる。また、予測結
果と実際の極性判定結果とを比較できるので、GCR信
号が正規の状態にあるかどうかの検出も行える。
よれば、過去4フィールドの履歴から4フィールド差分
したGCR信号が負極性となるフィールドが予測ができ
るので、4フィールド差分したGCR信号の極性をそろ
えるための制御信号の発生が可能になる。また、予測結
果と実際の極性判定結果とを比較できるので、GCR信
号が正規の状態にあるかどうかの検出も行える。
【0080】なお、各フィールドのデコーダ4006、
4007、4008および4009は4入力論理積回路
などの組み合せ論理回路で容易に構成できるものであ
る。
4007、4008および4009は4入力論理積回路
などの組み合せ論理回路で容易に構成できるものであ
る。
【0081】次に、先の一具体例のGCR判別回路10
5を構成するGCR極性予測回路2009の他の一具体
例を図5を用いて説明する。
5を構成するGCR極性予測回路2009の他の一具体
例を図5を用いて説明する。
【0082】図5において、5001は第一フィールド
デコーダ、5002は第3フィールドデコーダ、500
3は第6フィールドデコーダ、5004は第8フィール
ドデコーダ、5005は4入力OR回路、5006はD
−フリップフロップ、5007はAND回路、5008
および5009はNOR回路であり、その他は先の具体
例と同様である。
デコーダ、5002は第3フィールドデコーダ、500
3は第6フィールドデコーダ、5004は第8フィール
ドデコーダ、5005は4入力OR回路、5006はD
−フリップフロップ、5007はAND回路、5008
および5009はNOR回路であり、その他は先の具体
例と同様である。
【0083】本具体例では、GCR信号の極性が正とな
る第1、第3、第6、第8の各フィールドのデコーダを
新たに設けて、8フィールドシーケンスのすべてのフィ
ールドをデコードするようにしている。これら8つのデ
コーダのいずれもがhighレベルとならない場合を判
定し、前記減算器103から前記GCR極性判定回路2
003に入力される4フィールド差分信号に含まれるG
CR信号が、正規の状態にないことを検出するものであ
る。
る第1、第3、第6、第8の各フィールドのデコーダを
新たに設けて、8フィールドシーケンスのすべてのフィ
ールドをデコードするようにしている。これら8つのデ
コーダのいずれもがhighレベルとならない場合を判
定し、前記減算器103から前記GCR極性判定回路2
003に入力される4フィールド差分信号に含まれるG
CR信号が、正規の状態にないことを検出するものであ
る。
【0084】先の具体例と同様にして、4入力OR回路
5005は、次に到来するGCR信号の極性が正と予測
する場合にhighレベルをD−フリップフロップ50
06に出力する。D−フリップフロップ5006は、4
入力OR回路5005の出力信号を1フィールド遅延さ
せてAND回路5007へ出力する。AND回路500
7は、4フィールド差分したGCR信号の極性の予測結
果と、予測対象となるGCR信号の実際の極性を判定し
た結果とが、いずれも正の場合にhighレベルをNO
R回路5009へ出力する。同様にNOR回路5008
は、両者の極性がどちらも負の場合に、highレベル
をNOR回路5009に出力する。NOR回路5009
はNOR回路5008とAND回路5007の出力がど
ちらもlowレベルの場合、すなわち両者の極性が一致
しない場合にhighレベルを出力端子4013へ、G
CR検出信号として出力する。
5005は、次に到来するGCR信号の極性が正と予測
する場合にhighレベルをD−フリップフロップ50
06に出力する。D−フリップフロップ5006は、4
入力OR回路5005の出力信号を1フィールド遅延さ
せてAND回路5007へ出力する。AND回路500
7は、4フィールド差分したGCR信号の極性の予測結
果と、予測対象となるGCR信号の実際の極性を判定し
た結果とが、いずれも正の場合にhighレベルをNO
R回路5009へ出力する。同様にNOR回路5008
は、両者の極性がどちらも負の場合に、highレベル
をNOR回路5009に出力する。NOR回路5009
はNOR回路5008とAND回路5007の出力がど
ちらもlowレベルの場合、すなわち両者の極性が一致
しない場合にhighレベルを出力端子4013へ、G
CR検出信号として出力する。
【0085】本具体例のGCR極性予測回路2009に
よれば、4フィールド差分信号の極性予測を正の場合と
負の場合でそれぞれ独立して行い、実際に到来した4フ
ィールド差分信号の極性と比較して極性の不一致を検出
するので、GCR信号が正規の状態にあるかどうかの検
出に対して精度の向上が図れる。
よれば、4フィールド差分信号の極性予測を正の場合と
負の場合でそれぞれ独立して行い、実際に到来した4フ
ィールド差分信号の極性と比較して極性の不一致を検出
するので、GCR信号が正規の状態にあるかどうかの検
出に対して精度の向上が図れる。
【0086】次に、先の一具体例のGCR判別回路10
5を構成するGCR極性予測回路2009のさらに他の
一具体例を図6を用いて説明する。
5を構成するGCR極性予測回路2009のさらに他の
一具体例を図6を用いて説明する。
【0087】図6において、6001、6002、60
03、6004は反転回路、6005、6006、60
07、6008は3入力AND回路、6009、601
0はOR回路であり、その他は先の具体例と同様であ
る。
03、6004は反転回路、6005、6006、60
07、6008は3入力AND回路、6009、601
0はOR回路であり、その他は先の具体例と同様であ
る。
【0088】本具体例は、先の具体例における前記第2
フィールドデコーダ4006、前記第4フィールドデコ
ーダ4007、前記第5フィールドデコーダ4008、
前記第7フィールドデコーダ4009、および前記4入
力OR回路4010を、反転回路6001、6002
と、3入力AND回路6005、6006と、OR回路
6009に置き換え、前記第1フィールドデコーダ50
01、前記第3フィールドデコーダ5002、前記第6
フィールドデコーダ5003、前記第8フィールドデコ
ーダ5004、前記4入力OR回路5005を、反転回
路6003、6004と、3入力AND回路6007、
6008と、OR回路6010に置き換えたものであ
る。
フィールドデコーダ4006、前記第4フィールドデコ
ーダ4007、前記第5フィールドデコーダ4008、
前記第7フィールドデコーダ4009、および前記4入
力OR回路4010を、反転回路6001、6002
と、3入力AND回路6005、6006と、OR回路
6009に置き換え、前記第1フィールドデコーダ50
01、前記第3フィールドデコーダ5002、前記第6
フィールドデコーダ5003、前記第8フィールドデコ
ーダ5004、前記4入力OR回路5005を、反転回
路6003、6004と、3入力AND回路6007、
6008と、OR回路6010に置き換えたものであ
る。
【0089】前記4入力OR回路4010の出力信号を
論理式で表し、これを簡略化すると、以下のようにな
る。ただし、入力端子4002から入力する1フィール
ド遅延GCR極性判定信号をA、入力端子4003から
入力する2フィールド遅延GCR極性判定信号をB、入
力端子4004から入力する3フィールド遅延GCR極
性判定信号をC、入力端子4005から入力する4フィ
ールド遅延GCR極性判定信号をDとする。
論理式で表し、これを簡略化すると、以下のようにな
る。ただし、入力端子4002から入力する1フィール
ド遅延GCR極性判定信号をA、入力端子4003から
入力する2フィールド遅延GCR極性判定信号をB、入
力端子4004から入力する3フィールド遅延GCR極
性判定信号をC、入力端子4005から入力する4フィ
ールド遅延GCR極性判定信号をDとする。
【0090】
【数5】
【0091】よって、(数5)式を実現する回路は、反
転回路6001、6002と、3入力AND回路600
5、6006と、OR回路6009となり、置き換えが
可能となる。
転回路6001、6002と、3入力AND回路600
5、6006と、OR回路6009となり、置き換えが
可能となる。
【0092】同様に、前記4入力OR回路805の出力
信号を論理式で表すと、
信号を論理式で表すと、
【0093】
【数6】
【0094】となり、(数6)式は、反転回路600
3、6004と、3入力AND回路6007、6008
と、OR回路6010で実現できる。
3、6004と、3入力AND回路6007、6008
と、OR回路6010で実現できる。
【0095】本具体例のGCR極性予測回路2009に
よれば、先の具体例と同様に、4フィールド差分したG
CR信号の極性をそろえるための制御信号の発生と、4
フィールド差分信号の極性予測を正の場合と負の場合で
それぞれ独立して行い、実際に到来した4フィールド差
分信号の極性との比較によるGCR信号の検出とを、よ
り簡易な構成で実現できる。
よれば、先の具体例と同様に、4フィールド差分したG
CR信号の極性をそろえるための制御信号の発生と、4
フィールド差分信号の極性予測を正の場合と負の場合で
それぞれ独立して行い、実際に到来した4フィールド差
分信号の極性との比較によるGCR信号の検出とを、よ
り簡易な構成で実現できる。
【0096】次に、先の一具体例のGCR判別回路10
5を構成するGCR極性予測回路209のさらに他の一
具体例を図7を用いて説明する。図7において、先の具
体例と同一符号は同一機能を示す。
5を構成するGCR極性予測回路209のさらに他の一
具体例を図7を用いて説明する。図7において、先の具
体例と同一符号は同一機能を示す。
【0097】本具体例は、先の具体例と同様にして、前
記第2フィールドデコーダ4006、前記第4フィール
ドデコーダ4007、前記第5フィールドデコーダ40
08、前記第7フィールドデコーダ4009、および前
記4入力OR回路4010を、反転回路6001、60
02、3入力AND回路6005、6006、およびO
R回路6009に置き換えたものである。
記第2フィールドデコーダ4006、前記第4フィール
ドデコーダ4007、前記第5フィールドデコーダ40
08、前記第7フィールドデコーダ4009、および前
記4入力OR回路4010を、反転回路6001、60
02、3入力AND回路6005、6006、およびO
R回路6009に置き換えたものである。
【0098】本具体例のGCR極性予測回路2009に
よれば、先の具体例と同様に、過去4フィールドの履歴
から4フィールド差分したGCR信号が負極性となるフ
ィールドの予測と、予測結果と実際の極性判定結果との
比較を、より簡単な構成で実現でき、4フィールド差分
したGCR信号の極性をそろえるための制御信号の発生
と、GCR信号が正規の状態にあるかどうかの検出が行
える。
よれば、先の具体例と同様に、過去4フィールドの履歴
から4フィールド差分したGCR信号が負極性となるフ
ィールドの予測と、予測結果と実際の極性判定結果との
比較を、より簡単な構成で実現でき、4フィールド差分
したGCR信号の極性をそろえるための制御信号の発生
と、GCR信号が正規の状態にあるかどうかの検出が行
える。
【0099】次に、先の一具体例のGCR判別回路10
5を構成するGCR極性予測回路2009のさらに他の
一具体例を図8を用いて説明する。図8において、80
01は8フィールド順序判定回路であり、その他は先の
具体例と同様である。
5を構成するGCR極性予測回路2009のさらに他の
一具体例を図8を用いて説明する。図8において、80
01は8フィールド順序判定回路であり、その他は先の
具体例と同様である。
【0100】GCR信号が正しく到来していれば、第1
から第8までの各フィールドデコーダ5001、400
6、5002、4007、4008、5003、400
9、5004の出力信号は1フィールドごとに順にhi
ghレベルとなるので、各フィールドデコーダの出力信
号がhighとなる順序がずれたり、すべてのフィール
ドデコーダの出力がlowの場合には、GCR信号が正
規の状態にないことがわかる。
から第8までの各フィールドデコーダ5001、400
6、5002、4007、4008、5003、400
9、5004の出力信号は1フィールドごとに順にhi
ghレベルとなるので、各フィールドデコーダの出力信
号がhighとなる順序がずれたり、すべてのフィール
ドデコーダの出力がlowの場合には、GCR信号が正
規の状態にないことがわかる。
【0101】8フィールド順序判定回路8001は、G
CR信号の8フィールドシーケンスの各フィールドの判
別をおこなうフィールドデコーダの出力が、第1フィー
ルドデコーダ5001から順番に正しくデコードされて
いるかどうかの判定を行うものであり、例えば第1から
第8までの各フィールドデコーダ5001、4006、
5002、4007、4008、5003、4009、
5004の出力を入力とし、この8つの入力の1つを選
択出力するマルチプレクサと、タイミング信号T1をク
ロックとし、第1フィールドデコーダ5001の出力で
初期化される0から7までを計数出力する3ビットのリ
ングカウンタで構成し、このリングカウンタの出力で前
記マルチプレクサを制御することで実現できる。この場
合には、前記マルチプレクサは、第1フィールドデコー
ダ5001の出力の次には、第2のフィールドデコーダ
4006の出力と言うように順番に各フィールドデコー
ダの出力を選択して出力するので、GCR信号が正規の
状態にあれば前記マルチプレクサの出力は、highレ
ベルに固定されるので、この信号をGCR検出信号とし
て利用できる。また、先の具体例と論理レベルをそろえ
るには、前記マルチプレクサの出力の否定論理を求めた
後にその出力を、出力端子4013に与えるようにすれ
ばよい。
CR信号の8フィールドシーケンスの各フィールドの判
別をおこなうフィールドデコーダの出力が、第1フィー
ルドデコーダ5001から順番に正しくデコードされて
いるかどうかの判定を行うものであり、例えば第1から
第8までの各フィールドデコーダ5001、4006、
5002、4007、4008、5003、4009、
5004の出力を入力とし、この8つの入力の1つを選
択出力するマルチプレクサと、タイミング信号T1をク
ロックとし、第1フィールドデコーダ5001の出力で
初期化される0から7までを計数出力する3ビットのリ
ングカウンタで構成し、このリングカウンタの出力で前
記マルチプレクサを制御することで実現できる。この場
合には、前記マルチプレクサは、第1フィールドデコー
ダ5001の出力の次には、第2のフィールドデコーダ
4006の出力と言うように順番に各フィールドデコー
ダの出力を選択して出力するので、GCR信号が正規の
状態にあれば前記マルチプレクサの出力は、highレ
ベルに固定されるので、この信号をGCR検出信号とし
て利用できる。また、先の具体例と論理レベルをそろえ
るには、前記マルチプレクサの出力の否定論理を求めた
後にその出力を、出力端子4013に与えるようにすれ
ばよい。
【0102】本具体例によれば、例えばGCR信号の伝
送シーケンスの第1フィールドを検出した後、第3フィ
ールドが検出されるような場合もGCR信号が正規の状
態にないと判別できるので、さらにGCR検出の精度を
向上できる。
送シーケンスの第1フィールドを検出した後、第3フィ
ールドが検出されるような場合もGCR信号が正規の状
態にないと判別できるので、さらにGCR検出の精度を
向上できる。
【0103】次に、先の一具体例のGCR判別回路10
5を構成するGCR極性予測回路2009のさらに他の
一具体例を図9、図10を用いて説明する。
5を構成するGCR極性予測回路2009のさらに他の
一具体例を図9、図10を用いて説明する。
【0104】図9は、本具体例を示すブロック図であ
り、9001はカウンタ、9002、9004はEXO
R回路、9003はD−フリップフロップ回路であり、
その他は先の具体例と同様である。
り、9001はカウンタ、9002、9004はEXO
R回路、9003はD−フリップフロップ回路であり、
その他は先の具体例と同様である。
【0105】また、図10は本具体例の動作の一例を示
す波形図であり、(a)はタイミング信号T1、(b)
は前記減算器103の出力に得られる4フィールド差分
したGCR信号、(c)は第8フィールドデコーダ50
04の出力、(d)はカウンタ9001のQ0端子の出
力、(e)はカウンタ9001のQ1端子の出力、
(f)はカウンタ9001のQ2端子の出力、(g)は
EXOR回路9002の出力である。
す波形図であり、(a)はタイミング信号T1、(b)
は前記減算器103の出力に得られる4フィールド差分
したGCR信号、(c)は第8フィールドデコーダ50
04の出力、(d)はカウンタ9001のQ0端子の出
力、(e)はカウンタ9001のQ1端子の出力、
(f)はカウンタ9001のQ2端子の出力、(g)は
EXOR回路9002の出力である。
【0106】4フィールド差分したGCR信号の極性の
繰返しパターンは、図10(b)に示すように、前半4
フィールドの繰返しパターンは+−+−であり、後半4
フィールドの繰返しパターンは−+−+となり、前半4
フィールドに対し後半4フィールドはその否定形のパタ
ーンである。したがって、GCR極性制御信号は、例え
ばタイミング信号T1を2分周したものと、8分周した
ものとの排他的論理和を求め、それぞれの分周器の初期
化のタイミングを定めるフィールドデコーダとで作成す
ることができ、本具体例はこの一例である。
繰返しパターンは、図10(b)に示すように、前半4
フィールドの繰返しパターンは+−+−であり、後半4
フィールドの繰返しパターンは−+−+となり、前半4
フィールドに対し後半4フィールドはその否定形のパタ
ーンである。したがって、GCR極性制御信号は、例え
ばタイミング信号T1を2分周したものと、8分周した
ものとの排他的論理和を求め、それぞれの分周器の初期
化のタイミングを定めるフィールドデコーダとで作成す
ることができ、本具体例はこの一例である。
【0107】カウンタ9001は、入力端子4001よ
り入力する図10(a)に示すタイミング信号T1の立
下がりのタイミングで計数を行い、図10(c)に示す
前記第8フィールドデコーダ5004の出力信号で計数
値が初期化されるので、カウンタ9001の出力端子Q
0、Q1、Q2はそれぞれ図10(d)、(e)、
(f)のようになる。このQ0出力とQ2出力をEXO
R回路9002に入力する。よって、このEXOR回路
9002の出力には、図10(g)に示すように4フィ
ールド差分したGCR信号が負極性となるフィールドで
highレベルとなるGCR極性制御信号が得られる。
り入力する図10(a)に示すタイミング信号T1の立
下がりのタイミングで計数を行い、図10(c)に示す
前記第8フィールドデコーダ5004の出力信号で計数
値が初期化されるので、カウンタ9001の出力端子Q
0、Q1、Q2はそれぞれ図10(d)、(e)、
(f)のようになる。このQ0出力とQ2出力をEXO
R回路9002に入力する。よって、このEXOR回路
9002の出力には、図10(g)に示すように4フィ
ールド差分したGCR信号が負極性となるフィールドで
highレベルとなるGCR極性制御信号が得られる。
【0108】このGCR極性制御信号は出力端子401
4へ出力されると共に、D−フリップフロップ回路90
03へ出力される。D−フリップフロップ回路9003
は、GCR極性制御信号を、タイミング信号T1の立下
がりのタイミングで1フィールド遅延および反転し、E
XOR回路9004の一方の入力へ出力する。また、E
XOR回路9004の他方の入力には、入力端子400
2から入力するGCR極性判定信号が与えられる。
4へ出力されると共に、D−フリップフロップ回路90
03へ出力される。D−フリップフロップ回路9003
は、GCR極性制御信号を、タイミング信号T1の立下
がりのタイミングで1フィールド遅延および反転し、E
XOR回路9004の一方の入力へ出力する。また、E
XOR回路9004の他方の入力には、入力端子400
2から入力するGCR極性判定信号が与えられる。
【0109】先の具体例と同様に、D−フリップフロッ
プ回路9003の出力は、入力を反転して出力するの
で、その論理レベルは入力端子4002から入力するG
CR極性判定信号が示す極性と一致する。また、このフ
リップフロップ回路9003の出力信号と、入力端子4
002から入力するGCR極性判定信号とは、4フィー
ルド差分したGCR信号の極性の予測結果と、実際の極
性の判定結果と言った関係にあるので、EXOR回路9
004の出力は、両者の符号が異なる期間、すなわち予
測した極性と実際の極性が異なる期間highレベルと
なり、GCR信号が正規の状態にない期間が検出でき
る。
プ回路9003の出力は、入力を反転して出力するの
で、その論理レベルは入力端子4002から入力するG
CR極性判定信号が示す極性と一致する。また、このフ
リップフロップ回路9003の出力信号と、入力端子4
002から入力するGCR極性判定信号とは、4フィー
ルド差分したGCR信号の極性の予測結果と、実際の極
性の判定結果と言った関係にあるので、EXOR回路9
004の出力は、両者の符号が異なる期間、すなわち予
測した極性と実際の極性が異なる期間highレベルと
なり、GCR信号が正規の状態にない期間が検出でき
る。
【0110】よって、本具体例においても、先の具体例
と同様に、前記GCR極性正規化回路104における4
フィールド差分したGCR信号の極性をそろえる処理
と、前記演算器3の誤動作防止に必要な制御信号が発生
できる。
と同様に、前記GCR極性正規化回路104における4
フィールド差分したGCR信号の極性をそろえる処理
と、前記演算器3の誤動作防止に必要な制御信号が発生
できる。
【0111】次に図1におけるGCR判別回路105の
他の一具体例を図11を用いて説明する。図11におい
て、1101は極性一致デコーダ、1102は3入力O
R回路であり、その他は先の実施例と同様である。
他の一具体例を図11を用いて説明する。図11におい
て、1101は極性一致デコーダ、1102は3入力O
R回路であり、その他は先の実施例と同様である。
【0112】入力端子2002より入力する4フィール
ド差分信号に含まれるGCR信号が正規の状態ならば、
3フィールド以上連続して同一極性となることはない。
極性一致デコーダ1401は、D−フリップフロップ回
路2005、2006、2007の出力を入力として過
去3フィールドのGCR信号の極性が一致する場合を検
出し、過去3フィールドの極性が一致した場合にhig
hレベルとなる信号を3入力OR回路1402へ出力す
る。
ド差分信号に含まれるGCR信号が正規の状態ならば、
3フィールド以上連続して同一極性となることはない。
極性一致デコーダ1401は、D−フリップフロップ回
路2005、2006、2007の出力を入力として過
去3フィールドのGCR信号の極性が一致する場合を検
出し、過去3フィールドの極性が一致した場合にhig
hレベルとなる信号を3入力OR回路1402へ出力す
る。
【0113】GCR極性判定回路2003は、例えば、
入力端子2002より入力する4フィールド差分信号に
含まれるGCR信号のレベルが、一定の正のしきい値以
上、または負のしきい値以下となる時間幅などからGC
R信号の極性判定を行う。この極性の判定結果が、正の
条件も極性が負の条件を満たさない場合には、GCR信
号が正規の状態でないと判別できるので、これを検出し
てhighレベルとなる信号を3入力OR回路1102
へ出力する。
入力端子2002より入力する4フィールド差分信号に
含まれるGCR信号のレベルが、一定の正のしきい値以
上、または負のしきい値以下となる時間幅などからGC
R信号の極性判定を行う。この極性の判定結果が、正の
条件も極性が負の条件を満たさない場合には、GCR信
号が正規の状態でないと判別できるので、これを検出し
てhighレベルとなる信号を3入力OR回路1102
へ出力する。
【0114】また、GCR極性予測回路2009は、先
の具体例と同様に動作し、GCR極性制御信号を出力端
子2010に、GCR信号が正規の状態にあるかどうか
を指示する信号を3入力OR回路1102に出力する。
の具体例と同様に動作し、GCR極性制御信号を出力端
子2010に、GCR信号が正規の状態にあるかどうか
を指示する信号を3入力OR回路1102に出力する。
【0115】3入力OR回路1102は、これら3つの
回路の中で1つでもhighレベルを出力する場合に、
GCR信号が正規の状態にないことを指示するhigh
レベルを出力し、その出力はGCR検出信号として出力
端子2011に与えられる。
回路の中で1つでもhighレベルを出力する場合に、
GCR信号が正規の状態にないことを指示するhigh
レベルを出力し、その出力はGCR検出信号として出力
端子2011に与えられる。
【0116】よって、本具体例によれば、GCR信号の
振幅値の異常や、GCR信号のシーケンスパターンのず
れなどの検出が行えるので、さらに精度よくGCR信号
の検出を行うことが可能になる。
振幅値の異常や、GCR信号のシーケンスパターンのず
れなどの検出が行えるので、さらに精度よくGCR信号
の検出を行うことが可能になる。
【0117】なお、GCR極性判定回路2003から3
入力OR回路1102に出力する信号がhighレベル
となった場合には、GCR極性判定信号は誤りである可
能性があるので、D−フリップフロップ回路2005、
2006、2007、および2008に誤った信号が保
持されている期間以上、すなわち4フィールド以上の期
間GCR極性判定回路2003から3入力OR回路11
02に出力する信号をhighレベルに保持してもよ
い。同様に、極性一致デコーダ1101の出力信号がh
ighレベルとなった場合にも、highレベルを4フ
ィールド以上保持してもよい。
入力OR回路1102に出力する信号がhighレベル
となった場合には、GCR極性判定信号は誤りである可
能性があるので、D−フリップフロップ回路2005、
2006、2007、および2008に誤った信号が保
持されている期間以上、すなわち4フィールド以上の期
間GCR極性判定回路2003から3入力OR回路11
02に出力する信号をhighレベルに保持してもよ
い。同様に、極性一致デコーダ1101の出力信号がh
ighレベルとなった場合にも、highレベルを4フ
ィールド以上保持してもよい。
【0118】次に図1におけるGCR判別回路105の
さらに他の一具体例を図12を用いて説明する。図12
において、1201、1202、1203、1204、
1205はD−フリップフロップ回路、1206はEX
OR回路、1207は3入力OR回路、1208は反転
回路であり、その他は先の具体例と同様である。
さらに他の一具体例を図12を用いて説明する。図12
において、1201、1202、1203、1204、
1205はD−フリップフロップ回路、1206はEX
OR回路、1207は3入力OR回路、1208は反転
回路であり、その他は先の具体例と同様である。
【0119】GCR極性判定回路2003の出力に得ら
れるGCR極性信号は、タイミング信号T1の立下がり
のタイミングで動作するD−フリップフロップ回路20
05、2006、2007、2008、1201、12
02、1203、および1204を介して8フィールド
遅延される。D−フリップフロップ回路1204から出
力される8フィールド遅延されたGCR極性判定信号
は、反転回路1208で反転されてGCR極性制御信号
の出力端子2010に与えられる。
れるGCR極性信号は、タイミング信号T1の立下がり
のタイミングで動作するD−フリップフロップ回路20
05、2006、2007、2008、1201、12
02、1203、および1204を介して8フィールド
遅延される。D−フリップフロップ回路1204から出
力される8フィールド遅延されたGCR極性判定信号
は、反転回路1208で反転されてGCR極性制御信号
の出力端子2010に与えられる。
【0120】先にも述べたように、GCR信号は8フィ
ールドで一巡するシーケンスパターンであるから、入力
端子2002から入力する4フィールド差分処理信号に
含まれるGCR信号の極性も8フィールドで一巡する。
したがって、4フィールド差分されたGCR信号の極性
をそろえるためのGCR極性制御信号は、GCR極性判
定回路2003から出力するGCR極性判定信号を8フ
ィールド遅延させて反転すれば生成できる。
ールドで一巡するシーケンスパターンであるから、入力
端子2002から入力する4フィールド差分処理信号に
含まれるGCR信号の極性も8フィールドで一巡する。
したがって、4フィールド差分されたGCR信号の極性
をそろえるためのGCR極性制御信号は、GCR極性判
定回路2003から出力するGCR極性判定信号を8フ
ィールド遅延させて反転すれば生成できる。
【0121】また、D−フリップフロップ回路1204
から出力されるGCR極性判定信号は、D−フリップフ
ロップ回路1205でさらに1フィールド遅延されてE
XOR回路1206の一方の入力へ出力される。また、
EXOR回路1206の他方の入力には、D−フリップ
フロップ回路1205の出力に対して8フィールド前の
GCR極性判定信号を出力するD−フリップフロップ回
路2005の出力が与えられる。4フィールド差分され
たGCR信号の極性の変化は、8フィールドの周期性が
あるので、GCR信号が正しく送出されている場合にE
XOR回路1206に入力する信号の論理レベルは一致
することからGCR信号の検出が行える。よって、この
EXOR回路1206の出力は、GCR検出信号として
出力端子2011に導かれる。
から出力されるGCR極性判定信号は、D−フリップフ
ロップ回路1205でさらに1フィールド遅延されてE
XOR回路1206の一方の入力へ出力される。また、
EXOR回路1206の他方の入力には、D−フリップ
フロップ回路1205の出力に対して8フィールド前の
GCR極性判定信号を出力するD−フリップフロップ回
路2005の出力が与えられる。4フィールド差分され
たGCR信号の極性の変化は、8フィールドの周期性が
あるので、GCR信号が正しく送出されている場合にE
XOR回路1206に入力する信号の論理レベルは一致
することからGCR信号の検出が行える。よって、この
EXOR回路1206の出力は、GCR検出信号として
出力端子2011に導かれる。
【0122】本具体例によれば、GCR極性制御信号、
GCR検出信号を、GCR信号の周期性を利用した回路
で生成することができる。
GCR検出信号を、GCR信号の周期性を利用した回路
で生成することができる。
【0123】なお、本具体例のGCR検出手段と、先の
具体例のGCR検出手段とを組合せて、GCR検出信号
とすることができることは自明であり、この場合にはG
CR信号の検出精度をさらに向上することが出来る。
具体例のGCR検出手段とを組合せて、GCR検出信号
とすることができることは自明であり、この場合にはG
CR信号の検出精度をさらに向上することが出来る。
【0124】次に図1におけるGCR判別回路105の
さらに他の一具体例を図13を用いて説明する。図13
において、1301はD−フリップフロップ回路、13
02はEXOR回路であり、その他は先の具体例と同様
である。
さらに他の一具体例を図13を用いて説明する。図13
において、1301はD−フリップフロップ回路、13
02はEXOR回路であり、その他は先の具体例と同様
である。
【0125】GCR極性判定回路2003から出力され
るGCR極性判定信号は、D−フリップフロップ回路2
005、2006、2007、2008で4フィールド
遅延される。D−フリップフロップ回路2008の正論
理出力は、GCR極性制御信号の出力端子2010に与
えられる。
るGCR極性判定信号は、D−フリップフロップ回路2
005、2006、2007、2008で4フィールド
遅延される。D−フリップフロップ回路2008の正論
理出力は、GCR極性制御信号の出力端子2010に与
えられる。
【0126】表1に示したように、4フィールド差分信
号に含まれるGCR信号の極性は第1フィールドと第5
フィールド、第2フィールドと第6フィールド、第3フ
ィールドと第7フィールド、第4フィールドと第8フィ
ールドでは逆になる。このことから、GCR極性判定信
号を4フィールド遅延させたものを、GCR極性制御信
号として利用することができる。また、D−フリップフ
ロップ回路2008の負論理出力は、D−フリップフロ
ップ回路1301に与えられ、さらに1フィールド遅延
してEXOR回路1302の一方の入力に与えられる。
EXOR回路1302の他方の入力には、D−フリップ
フロップ回路2005の出力が与えられ、その出力はG
CR検出信号の出力端子2011に与えられる。先に述
べたように、4フィールド差分したGCR信号の極性は
4フィールド間で異なる関係になるので、GCR信号が
正しく送出されている場合にEXOR回路1302に入
力する信号の論理レベルは一致することからGCR信号
の検出が行える。
号に含まれるGCR信号の極性は第1フィールドと第5
フィールド、第2フィールドと第6フィールド、第3フ
ィールドと第7フィールド、第4フィールドと第8フィ
ールドでは逆になる。このことから、GCR極性判定信
号を4フィールド遅延させたものを、GCR極性制御信
号として利用することができる。また、D−フリップフ
ロップ回路2008の負論理出力は、D−フリップフロ
ップ回路1301に与えられ、さらに1フィールド遅延
してEXOR回路1302の一方の入力に与えられる。
EXOR回路1302の他方の入力には、D−フリップ
フロップ回路2005の出力が与えられ、その出力はG
CR検出信号の出力端子2011に与えられる。先に述
べたように、4フィールド差分したGCR信号の極性は
4フィールド間で異なる関係になるので、GCR信号が
正しく送出されている場合にEXOR回路1302に入
力する信号の論理レベルは一致することからGCR信号
の検出が行える。
【0127】本具体例によれば、GCR信号の周期性を
利用したGCR極性制御信号およびGCR検出信号を生
成するGCR判別回路105の簡略化が可能になる。
利用したGCR極性制御信号およびGCR検出信号を生
成するGCR判別回路105の簡略化が可能になる。
【0128】なお、本具体例においても、先の具体例の
GCR検出手段とを組合せて、GCR検出信号とするこ
とができることは自明であり、この場合にはGCR信号
の検出精度をさらに向上することが出来る。
GCR検出手段とを組合せて、GCR検出信号とするこ
とができることは自明であり、この場合にはGCR信号
の検出精度をさらに向上することが出来る。
【0129】次に先の具体例のGCR判別回路105を
構成するGCR極性判定回路2003の一具体例を図1
4、図15を用いて説明する。
構成するGCR極性判定回路2003の一具体例を図1
4、図15を用いて説明する。
【0130】図14は、本具体例のGCR極性判定回路
2003のブロック図であり、1401は前記GCR判
別回路105の入力端子2002から入力する4フィー
ルド差分処理信号の入力端子、1402はタイミング信
号T1の入力端子、1403、1404は比較回路、1
405、1406は積分回路、1407はNOR回路、
1408はD−フリップフロップ回路、1409はGC
R極性判定信号の出力端子、1410はD−フリップフ
ロップ回路1408の出力信号の出力端子である。
2003のブロック図であり、1401は前記GCR判
別回路105の入力端子2002から入力する4フィー
ルド差分処理信号の入力端子、1402はタイミング信
号T1の入力端子、1403、1404は比較回路、1
405、1406は積分回路、1407はNOR回路、
1408はD−フリップフロップ回路、1409はGC
R極性判定信号の出力端子、1410はD−フリップフ
ロップ回路1408の出力信号の出力端子である。
【0131】また、図15は本具体例の動作の一例を示
す波形図であり、(a)はタイミング信号T1、(b)
は入力端子1401に入力される4フィールド差分され
たGCR信号、(c)は比較回路1403の出力信号、
(d)は比較回路1404の出力信号、(e)は積分回
路1405の出力信号、(f)は積分回路1406の出
力信号、(g)はNOR回路1407の出力信号、
(h)はD−フリップフロップ回路1408の出力信号
である。
す波形図であり、(a)はタイミング信号T1、(b)
は入力端子1401に入力される4フィールド差分され
たGCR信号、(c)は比較回路1403の出力信号、
(d)は比較回路1404の出力信号、(e)は積分回
路1405の出力信号、(f)は積分回路1406の出
力信号、(g)はNOR回路1407の出力信号、
(h)はD−フリップフロップ回路1408の出力信号
である。
【0132】比較回路1403は、図15(b)に示す
ように、入力端子1401より入力される4フィールド
差分処理信号の振幅値と任意の設定値+aとを比較し、
図15(c)のように設定値+aよりも大きい場合にh
ighレベルとなる信号を積分回路1405へ出力す
る。積分回路1405は、例えばカウンタなどで構成さ
れ、図15(a)のタイミング信号T1の立上りのタイ
ミングで初期化され、このタイミング信号T1、および
図15(c)の比較回路1403の出力信号がどちらも
highレベルの期間に、図示せざるシステムクロック
を計数する。そして、その計数値が任意の設定値以上と
なった場合には、GCR信号の極性が正であるとして、
計数を停止すると共にその値を保持するように動作し、
その出力信号は計数停止の時点から図15(e)のよう
にhighレベルとなる。この積分器1405の出力
は、GCR極性判定信号の出力端子1409と、NOR
回路1407の一方の入力に与えられる。
ように、入力端子1401より入力される4フィールド
差分処理信号の振幅値と任意の設定値+aとを比較し、
図15(c)のように設定値+aよりも大きい場合にh
ighレベルとなる信号を積分回路1405へ出力す
る。積分回路1405は、例えばカウンタなどで構成さ
れ、図15(a)のタイミング信号T1の立上りのタイ
ミングで初期化され、このタイミング信号T1、および
図15(c)の比較回路1403の出力信号がどちらも
highレベルの期間に、図示せざるシステムクロック
を計数する。そして、その計数値が任意の設定値以上と
なった場合には、GCR信号の極性が正であるとして、
計数を停止すると共にその値を保持するように動作し、
その出力信号は計数停止の時点から図15(e)のよう
にhighレベルとなる。この積分器1405の出力
は、GCR極性判定信号の出力端子1409と、NOR
回路1407の一方の入力に与えられる。
【0133】また、比較回路1404では、図15
(b)のように、4フィールド差分処理信号の振幅値と
任意の設定値−aとの比較が行われ、図15(d)のよ
うに設定値−aよりも小さい場合にhighレベルとな
る信号が積分回路1406へ出力される。積分回路14
06も同様に、例えばカウンタなどで構成され、図15
(a)のタイミング信号T1の立上りのタイミングで初
期化され、このタイミング信号T1、および図15
(d)の比較回路1404の出力信号がどちらもhig
hレベルの期間に、図示せざるシステムクロックを計数
する。そして、その計数値が任意の設定値以上となった
場合には、GCR信号の極性が正であるとして、計数を
停止すると共にその値を保持するように動作し、その出
力信号は計数停止の時点から図15(f)のようにhi
ghレベルとなる。この積分回路1406の出力は、N
OR回路1407の他方の入力に出力される。
(b)のように、4フィールド差分処理信号の振幅値と
任意の設定値−aとの比較が行われ、図15(d)のよ
うに設定値−aよりも小さい場合にhighレベルとな
る信号が積分回路1406へ出力される。積分回路14
06も同様に、例えばカウンタなどで構成され、図15
(a)のタイミング信号T1の立上りのタイミングで初
期化され、このタイミング信号T1、および図15
(d)の比較回路1404の出力信号がどちらもhig
hレベルの期間に、図示せざるシステムクロックを計数
する。そして、その計数値が任意の設定値以上となった
場合には、GCR信号の極性が正であるとして、計数を
停止すると共にその値を保持するように動作し、その出
力信号は計数停止の時点から図15(f)のようにhi
ghレベルとなる。この積分回路1406の出力は、N
OR回路1407の他方の入力に出力される。
【0134】よって、NOR回路1407の出力信号
は、図15(g)のように積分器1405、1406ぞ
れぞれの出力が共にlowレベルの期間、すなわちGC
R信号の極性が正でも負でもないと判定された期間をh
ighレベルで指示する。
は、図15(g)のように積分器1405、1406ぞ
れぞれの出力が共にlowレベルの期間、すなわちGC
R信号の極性が正でも負でもないと判定された期間をh
ighレベルで指示する。
【0135】D−フリップフロップ回路1408は、こ
のNOR回路1407の出力を、タイミング信号T1の
立ち下がりのタイミングでに取り込み、図15(h)に
示す信号を出力端子1410に出力する。この信号は、
GCR信号が正しく4フィールド差分処理された場合
と、誤って処理された場合(図15(h)のN+2フィ
ールド目)とを区別する信号となり、先の具体例のGC
R検出信号を生成するための信号に利用できる。
のNOR回路1407の出力を、タイミング信号T1の
立ち下がりのタイミングでに取り込み、図15(h)に
示す信号を出力端子1410に出力する。この信号は、
GCR信号が正しく4フィールド差分処理された場合
と、誤って処理された場合(図15(h)のN+2フィ
ールド目)とを区別する信号となり、先の具体例のGC
R検出信号を生成するための信号に利用できる。
【0136】本具体例によれば、4フィールド差分した
信号を一定のしきい値と比較して、極性の判別を行うの
で、GCR信号の振幅値の異常などの検出も行える。
信号を一定のしきい値と比較して、極性の判別を行うの
で、GCR信号の振幅値の異常などの検出も行える。
【0137】なお、この信号を用いたGCR検出を行わ
ない場合には、本具体例の比較回路1404、積分回路
1406、NOR回路1407、D−フリップフロップ
回路1408を不要にでき、GCR極性判定回路200
3の簡略化が図れる。
ない場合には、本具体例の比較回路1404、積分回路
1406、NOR回路1407、D−フリップフロップ
回路1408を不要にでき、GCR極性判定回路200
3の簡略化が図れる。
【0138】次に先の具体例のGCR判別回路105を
構成するGCR極性判定回路2003の他の一具体例を
図16を用いて説明する。図16において、1601は
反転回路であり、その他は先の具体例と同様である。
構成するGCR極性判定回路2003の他の一具体例を
図16を用いて説明する。図16において、1601は
反転回路であり、その他は先の具体例と同様である。
【0139】入力端子1401には、前記減算器103
で4フィールド差分処理された信号の符号ビットが前記
GCR判別回路105の入力端子2002を介して与え
られ、反転器1601の入力、積分器1406の入力と
接続される。反転器1601の出力は、積分器1405
の入力と接続される。
で4フィールド差分処理された信号の符号ビットが前記
GCR判別回路105の入力端子2002を介して与え
られ、反転器1601の入力、積分器1406の入力と
接続される。反転器1601の出力は、積分器1405
の入力と接続される。
【0140】なお、この符号ビットは、2の補数形式で
コード化された場合の符号ビットを例に説明する。(l
owレベルが正、highレベルが負)4フィールド差
分信号に含まれるGCR信号の極性が正の場合には、G
CR信号挿入期間の符号ビットはlowレベルとなる確
率が高くなる。よって、積分回路1405は、符号ビッ
トの反転信号およびタイミング信号T1がともにhig
hレベルとなる期間を同様にして計数し、その計数値が
任意の設定値以上となった場合にはGCR信号の極性が
正であると判定できる。
コード化された場合の符号ビットを例に説明する。(l
owレベルが正、highレベルが負)4フィールド差
分信号に含まれるGCR信号の極性が正の場合には、G
CR信号挿入期間の符号ビットはlowレベルとなる確
率が高くなる。よって、積分回路1405は、符号ビッ
トの反転信号およびタイミング信号T1がともにhig
hレベルとなる期間を同様にして計数し、その計数値が
任意の設定値以上となった場合にはGCR信号の極性が
正であると判定できる。
【0141】また、4フィールド差分信号に含まれるG
CR信号の極性が負の場合にはGCR信号挿入期間の符
号ビットはhighレベルとなる確率が高くなるので、
積分回路1406は、符号ビットおよびタイミング信号
151がともにhighレベルとなる期間の計数を行
い、その計数値が任意の設定値以上となった場合に負極
性を判定できる。
CR信号の極性が負の場合にはGCR信号挿入期間の符
号ビットはhighレベルとなる確率が高くなるので、
積分回路1406は、符号ビットおよびタイミング信号
151がともにhighレベルとなる期間の計数を行
い、その計数値が任意の設定値以上となった場合に負極
性を判定できる。
【0142】よって、D−フリップフロップ回路140
8の出力には、4フィールド差分した結果得られる信号
の符号の発生確率が、GCR信号のように安定していな
いものを判別する信号が得られるので、先の具体例のG
CR検出信号を生成するための信号として利用できる。
8の出力には、4フィールド差分した結果得られる信号
の符号の発生確率が、GCR信号のように安定していな
いものを判別する信号が得られるので、先の具体例のG
CR検出信号を生成するための信号として利用できる。
【0143】本具体例によれば、符号ビットからGCR
信号の極性を判別できるので、比較器などが不要になり
回路の簡略化が図れる。また、強ゴーストや弱電界に対
する影響も受けにくいので、安定な極性判別を実現でき
る。
信号の極性を判別できるので、比較器などが不要になり
回路の簡略化が図れる。また、強ゴーストや弱電界に対
する影響も受けにくいので、安定な極性判別を実現でき
る。
【0144】なお、本具体例においても、この信号を用
いたGCR検出を行わない場合には、比較回路140
4、積分回路1406、NOR回路1407、D−フリ
ップフロップ回路1408を不要にでき、GCR極性判
定回路2003の簡略化が図れる。 次に先の具体例の
GCR判別回路105における極性一致デコーダ110
1の一具体例を図17を用いて説明する。図17におい
て、1701は前記D−フリップフロップ回路2005
の出力信号の入力端子、1702は前記D−フリップフ
ロップ回路2006の出力信号の入力端子、1703は
前記D−フリップフロップ2007回路の出力信号の入
力端子、1704は3入力AND回路、1705は3入
力NOR回路、1705はOR回路、1706は極性一
致デコード信号の出力端子である。
いたGCR検出を行わない場合には、比較回路140
4、積分回路1406、NOR回路1407、D−フリ
ップフロップ回路1408を不要にでき、GCR極性判
定回路2003の簡略化が図れる。 次に先の具体例の
GCR判別回路105における極性一致デコーダ110
1の一具体例を図17を用いて説明する。図17におい
て、1701は前記D−フリップフロップ回路2005
の出力信号の入力端子、1702は前記D−フリップフ
ロップ回路2006の出力信号の入力端子、1703は
前記D−フリップフロップ2007回路の出力信号の入
力端子、1704は3入力AND回路、1705は3入
力NOR回路、1705はOR回路、1706は極性一
致デコード信号の出力端子である。
【0145】前記D−フリップフロップ信号2005、
2206、2007それぞれの出力がいずれもhigh
レベルの場合には、3入力AND回路1704の出力は
highレベルとなり、また、いずれもlowレベルの
場合には、3入力NOR回路の出力がhighレベルと
なるので、OR回路1705は、前記D−フリップフロ
ップ信号2005、2206、2007それぞれから出
力されるGCR極性判定信号の論理レベルが一致した場
合、すなわち過去3フィールドのGCR信号の極性が一
致した場合にhighレベルとなる極性一致デコード信
号を、出力端子1707から出力することができる。
2206、2007それぞれの出力がいずれもhigh
レベルの場合には、3入力AND回路1704の出力は
highレベルとなり、また、いずれもlowレベルの
場合には、3入力NOR回路の出力がhighレベルと
なるので、OR回路1705は、前記D−フリップフロ
ップ信号2005、2206、2007それぞれから出
力されるGCR極性判定信号の論理レベルが一致した場
合、すなわち過去3フィールドのGCR信号の極性が一
致した場合にhighレベルとなる極性一致デコード信
号を、出力端子1707から出力することができる。
【0146】
【発明の効果】本発明によれば、重畳された歪み成分が
変化することのない歪み除去フィルタの前段で、4フィ
ールド差分処理と、差分処理したGCR信号の極性の判
別およびGCR信号が正規の状態にあるかどうかの判別
などを行う基準信号前処理回路を配置できるので、常時
数フィールド前までの信号を使った処理が可能であり、
処理結果である前処理基準信号を毎フィールド演算器に
供給できる。よって、演算器では、基準信号前処理回路
から供給される前処理基準信号を取り込むことにより、
8フィールドシーンス処理に要する時間が削減でき、全
体の除去時間を短縮できる効果がある。
変化することのない歪み除去フィルタの前段で、4フィ
ールド差分処理と、差分処理したGCR信号の極性の判
別およびGCR信号が正規の状態にあるかどうかの判別
などを行う基準信号前処理回路を配置できるので、常時
数フィールド前までの信号を使った処理が可能であり、
処理結果である前処理基準信号を毎フィールド演算器に
供給できる。よって、演算器では、基準信号前処理回路
から供給される前処理基準信号を取り込むことにより、
8フィールドシーンス処理に要する時間が削減でき、全
体の除去時間を短縮できる効果がある。
【0147】また、基準信号前処理回路では、ノイズ除
去や1クロック差分などの処理も搭載可能なので、この
場合には、演算器がこれらの処理に要する時間までも削
減可能となり、除去時間の短縮効果をさらに大きくでき
る。
去や1クロック差分などの処理も搭載可能なので、この
場合には、演算器がこれらの処理に要する時間までも削
減可能となり、除去時間の短縮効果をさらに大きくでき
る。
【0148】さらに、演算器は、基準信号前処理回路か
ら出力されるGCR検出信号によって、前処理基準信号
が正規のGCR信号かどうか判別できるので、テレビジ
ョン番組の切替などによって8フィールドシーケンスの
順序がずれた場合や、GCR信号の多重されていない信
号を受信した場合などにおいても、GCR信号以外の信
号を取り込んで処理することがないので、ゴーストなど
の伝送路歪みの除去処理を安定に実行することが可能で
あり、ゴースト除去装置の誤動作防止の効果も得られ
る。
ら出力されるGCR検出信号によって、前処理基準信号
が正規のGCR信号かどうか判別できるので、テレビジ
ョン番組の切替などによって8フィールドシーケンスの
順序がずれた場合や、GCR信号の多重されていない信
号を受信した場合などにおいても、GCR信号以外の信
号を取り込んで処理することがないので、ゴーストなど
の伝送路歪みの除去処理を安定に実行することが可能で
あり、ゴースト除去装置の誤動作防止の効果も得られ
る。
【図1】本発明の一実施例としてのゴースト除去装置を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明のゴースト除去装置の基準信号前処理回
路1を構成するGCR判別回路105の一具体例を示す
図である。
路1を構成するGCR判別回路105の一具体例を示す
図である。
【図3】図2の動作の一例を示す波形図である。
【図4】GCR判別回路105を構成するGCR極性予
測回路2009の一具体例を示す図である。
測回路2009の一具体例を示す図である。
【図5】GCR判別回路105を構成するGCR極性予
測回路2009の他の一具体例を示す図である。
測回路2009の他の一具体例を示す図である。
【図6】GCR判別回路105を構成するGCR極性予
測回路2009のさらに他の一具体例を示す図である。
測回路2009のさらに他の一具体例を示す図である。
【図7】GCR判別回路105を構成するGCR極性予
測回路2009のさらに他の一具体例を示す図である。
測回路2009のさらに他の一具体例を示す図である。
【図8】GCR判別回路105を構成するGCR極性予
測回路2009のさらに他の一具体例を示す図である。
測回路2009のさらに他の一具体例を示す図である。
【図9】本発明のゴースト除去装置の基準信号前処理回
路1を構成するGCR判別回路105の他の一具体例を
示す図である。
路1を構成するGCR判別回路105の他の一具体例を
示す図である。
【図10】図9の動作の一例を示す図である。
【図11】本発明のゴースト除去装置の基準信号前処理
回路1を構成するGCR判別回路105のさらに他の一
具体例を示す図である。
回路1を構成するGCR判別回路105のさらに他の一
具体例を示す図である。
【図12】本発明のゴースト除去装置の基準信号前処理
回路1を構成するGCR判別回路105のさらに他の一
具体例を示す図である。
回路1を構成するGCR判別回路105のさらに他の一
具体例を示す図である。
【図13】本発明のゴースト除去装置の基準信号前処理
回路1を構成するGCR判別回路105のさらに他の一
具体例を示す図である。
回路1を構成するGCR判別回路105のさらに他の一
具体例を示す図である。
【図14】GCR判別回路105を構成するGCR極性
判定回路2003の一具体例を示す図である。
判定回路2003の一具体例を示す図である。
【図15】図14の動作の一例を示す図である。
【図16】GCR判別回路105を構成するGCR極性
判定回路2003の他の一具体例を示す図である。
判定回路2003の他の一具体例を示す図である。
【図17】GCR判別回路105を構成する極性一致デ
コーダ1101の一具体例を示す図である。
コーダ1101の一具体例を示す図である。
【図18】GCR信号の説明図である。
1…基準信号前処理回路、 2…歪み除去フィルタ、 3…演算器、 4…タイミング信号発生器、 5…A/D変換器、 6…D/A変換器、 101、201…テレビジョン信号の入力端子、 102…4フィールド遅延回路、 103…減算器、 104…GCR極性正規化回路、 105…GCR判別回路、 106…スイッチ回路、 107、205…テレビジョン信号の出力端子、 108…タイミング信号T1の入力端子、 109…GCR検出信号の出力端子、 110…1クロック差分回路、 111…1クロック差分回路110を構成する減算器、 112…1クロック差分回路110を構成するレジス
タ、 113…ノイズ除去回路、 114、116…ノイズ除去回路113を構成する減算
器、 115…ノイズ除去回路113を構成する1フィールド
遅延回路、 117…ノイズ除去回路113を構成する乗算器、 202…遅延回路、 203、204…加算器、 206、208…スイッチ回路、 207、209…トランスバーサルフィルタ、 210…タイミング信号T2の入力端子、 211…タップ係数データの入力端子。
タ、 113…ノイズ除去回路、 114、116…ノイズ除去回路113を構成する減算
器、 115…ノイズ除去回路113を構成する1フィールド
遅延回路、 117…ノイズ除去回路113を構成する乗算器、 202…遅延回路、 203、204…加算器、 206、208…スイッチ回路、 207、209…トランスバーサルフィルタ、 210…タイミング信号T2の入力端子、 211…タップ係数データの入力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 勉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メデイア研究所内 (72)発明者 木村 勝信 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メデイア研究所内
Claims (11)
- 【請求項1】テレビジョン信号の伝送系の歪みを除去す
るゴースト除去装置において、 伝送されたテレビジョン信号を入力とし、入力するテレ
ビジョン信号を4フィールド遅延する4フィールド遅延
手段と、4フィールド遅延回路の入力と出力との差を求
める減算手段と、前記減算手段の出力に得られる差分信
号を入力とし前記テレビジョン信号中の伝送歪み除去の
基準信号が正規の状態にあるかどうかを指示する基準信
号検出信号とその差分信号の極性を指示する極性制御信
号とを出力する基準信号判別手段と、前記基準信号判別
手段から出力される極性制御信号と前記差分信号とを入
力とし、前記極性制御信号が負極性を指示する場合に前
記差分信号を極性を反転させる極性正規化手段と、極性
正規化手段が出力する前処理基準信号を前記テレビジョ
ン信号に挿入し出力する前処理基準信号挿入手段と、を
少なくとも具備する基準信号前処理手段と、 前記基準信号前処理手段から出力される前処理基準信号
の多重されたテレビジョン信号を入力とし、少なくとも
伝送歪みを除去するための歪み除去信号を発生するトラ
ンスバーサルフィルタを具備する歪み除去フィルタと、 前記歪み除去フィルタの出力に得られるテレビジョン信
号に挿入された前処理基準信号から歪みを検出し、前記
歪み除去フィルタのトランスバーサルフィルタのタップ
係数を演算制御する演算手段と、 を具備し、 前記基準信号判別手段から出力される基準信号検出信号
を前記演算手段に与えることを特徴とするゴースト除去
装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の基準信号前処理手段にお
いて、 前記前処理基準信号のノイズを除去するノイズ除去手段
を具備することを特徴とするゴースト除去装置。 - 【請求項3】請求項1に記載の基準信号前処理手段にお
いて、 前記前処理基準信号をN(Nは整数)サンプルクロック
遅延して差分するクロック差分演算手段を具備すること
を特徴とするゴースト除去装置。 - 【請求項4】請求項1記載の基準信号判別手段は、少な
くとも、 前記減算手段の出力する差分信号を入力とし、その差分
信号に含まれる基準信号波形の極性を検出してその極性
を指示する極性信号を出力する基準信号極性検出手段
と、 前記基準信号極性検出手段の出力する極性信号を入力と
し、少なくとも過去4フィールド分の極性信号を保持す
るレジスタと、 前記レジスタに保持された少なくとも4フィールド分の
極性信号を入力とし、前記基準信号の伝送シーケンスに
従った送出順序を、4フィールド分の極性信号の組合せ
をデコードして検出し、前記減算手段から得られる次フ
ィールドの前記基準信号の極性を予測、指示する極性制
御信号発生手段と、 前記極性制御信号発生手段から得られる極性制御信号を
1フィールド遅延する1フィールド遅延手段と、1フィ
ールド遅延手段から得られる前フィールドで予測した前
記極性制御信号が指示する極性と、前記基準信号検出手
段から導かれる現フィールドで検出した極性信号の極性
との一致、不一致から前記基準信号が正規の状態である
かどうかを検出する基準信号検出信号発生手段とを具備
したことを特徴とするゴースト除去装置。 - 【請求項5】請求項1記載の基準信号判別手段は、 前記減算手段の出力する差分信号を入力とし、その差分
信号に含まれる基準信号波形の極性を検出してその極性
を指示する極性信号を出力する基準信号極性検出手段
と、 前記基準信号極性検出手段の出力する極性信号を入力と
し、その極性信号を8フィールド遅延する第1の極性信
号遅延手段と、 前記第1の極性信号遅延手段から得られる8フィールド
間の極性信号の一致、不一致を求める極性一致検出手段
と、 前記極性一致検出手段の出力に得られる信号を前記基準
信号検出信号として出力する基準信号検出信号発生手段
とを具備し、 前記第1の極性信号遅延手段の出力から得られる極性信
号を前記極性制御信号として出力することを特徴とする
ゴースト除去装置。 - 【請求項6】請求項1記載の基準信号判別手段は、 前記減算手段の出力する差分信号を入力とし、その差分
信号に含まれる基準信号波形の極性を検出してその極性
を指示する極性信号を出力する基準信号極性検出手段
と、 前記基準信号極性検出手段の出力する極性信号を入力と
し、その極性信号を4フィールド遅延する第2の極性信
号遅延手段と、 前記第2の極性信号遅延手段から得られる4フィールド
間の極性信号の一致、不一致を求める極性一致検出手段
と、 前記極性一致検出手段の出力に得られる信号を前記基準
信号検出信号として出力する基準信号検出信号発生手段
とを具備し、 前記第2の極性信号遅延手段の出力から得られる極性信
号を前記極性制御信号として出力することを特徴とする
ゴースト除去装置。 - 【請求項7】請求項4または5または6に記載の基準信
号検出信号発生手段は、 前記レジスタ、または前記第1の極性信号遅延手段、ま
たは前記第2の極性信号遅延手段に保持された連続した
3フィールド分の極性信号を入力とし、3フィールド分
の極性信号の一致、不一致を検出する極性一致デコード
手段を具備したことを特徴とするゴースト除去装置。 - 【請求項8】請求項4または5または6に記載の基準信
号検出信号発生手段は、少なくとも、 前記減算手段の出力する差分信号を入力とし、正の任意
のしきい値で前記差分信号を2値化する第1の2値化手
段と、 前記減算手段の出力する差分信号を入力とし、負の任意
のしきい値で前記差分信号を2値化する第2の2値化手
段と、 前記第1の2値化手段の出力を入力とし、前記正のしき
い値以上の期間を累積し、累積結果が任意の値以上の場
合に正極性を指示する信号を発生する第1の積分器と、 前記第2の2値化手段の出力を入力とし、前記負のしき
い値以下の期間を累積し、累積結果が任意の値以上の場
合に負極性を指示する信号を発生するする動作する第2
の積分器と、 前記第1の積分器の出力と、前記第2の積分器の出力と
を入力とし、正極性とも負極性とも指示されない信号を
発生する論理回路とを具備したことを特徴とするゴース
ト除去装置。 - 【請求項9】請求項4または5または6に記載の基準信
号検出信号発生手段は、少なくとも、 前記減算手段の出力する差分信号の符号ビットを入力と
し、前記符号ビットが正を示す期間を累積し、累積結果
が任意の値以上の場合に正極性を指示する信号を発生す
る第1の積分器と、 前記符号ビットが負を示す期間を累積し、累積結果が任
意の値以上の場合に負極性を指示する信号を発生するす
る動作する第2の積分器と、 前記第1の積分器の出力と、前記第2の積分器の出力と
を入力とし、正極性とも負極性とも指示されない信号を
発生する論理回路とを具備したことを特徴とするゴース
ト除去装置。 - 【請求項10】請求項4または5または6に記載の基準
信号極性検出手段は、 前記減算手段の出力する差分信号を入力とし、任意のし
きい値で前記差分信号を2値化する2値化手段と、 前記2値化手段の出力を入力とし、前記しきい値以上の
期間を累積し、累積結果が任意の値以上の場合に正極性
を指示する信号を発生する積分器とを具備したことを特
徴とするゴースト除去装置。 - 【請求項11】請求項4また5または6に記載の基準信
号極性検出手段は、 前記減算手段の出力する差分信号の符号ビットを入力と
し、前記符号ビットが正または負を示す期間を累積し、
累積結果が任意の値以上の場合にその極性を指示する信
号を発生する積分器を具備したことを特徴とするゴース
ト除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3295470A JPH05137027A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | ゴースト除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3295470A JPH05137027A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | ゴースト除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05137027A true JPH05137027A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17821016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3295470A Pending JPH05137027A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | ゴースト除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05137027A (ja) |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP3295470A patent/JPH05137027A/ja active Pending
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