JPH0512684Y2 - - Google Patents

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JPH0512684Y2
JPH0512684Y2 JP1987061039U JP6103987U JPH0512684Y2 JP H0512684 Y2 JPH0512684 Y2 JP H0512684Y2 JP 1987061039 U JP1987061039 U JP 1987061039U JP 6103987 U JP6103987 U JP 6103987U JP H0512684 Y2 JPH0512684 Y2 JP H0512684Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、塊状物崩壊手段を備える貯蔵庫の
底部構造に関し、更に詳しくは、堆積状態で強力
に固結した、例えば砕氷塊の如き塊状物に、外部
から機械的な揺さぶりを与えて、その固結部を確
実に崩壊させる手段を備えた貯蔵庫において、そ
の小容量化に伴い合理的な構成配置として、大幅
なコンパクト化を達成し得た貯蔵庫に関するもの
である。
従来技術 例えば漁港では、大量の砕氷塊を使用して漁獲
物を冷凍保存するのが一般的であり、この使用目
的に向けて砕氷塊には旺盛な需要がある。前記砕
氷塊は、一般に大型製氷機で製造した板氷をクラ
ツシヤーにより破砕し小氷塊化することにより得
られるものであつて、これは貯氷庫内で大量に堆
積貯留され、庫内底部に配設したスクリユー等の
搬出手段により、必要量だけ庫外に搬出される。
ところでこの砕氷塊は、可融性固体である氷の物
理的性質として、経時的に結晶粒子が凝集し大塊
化する現象(ケーキング)を呈し、このため貯氷
庫からの砕氷塊の搬出を往々にして困難にするこ
とが知られている。
そこで氷塊の凝結作用は、その温度が融点に近
い程大きい事実に鑑み、比較的長時間に亘つて砕
氷塊を保存する場合は、貯氷庫内を強制冷却し
て、庫内温度を−10℃程度に維持するようになつ
ている。しかし貯氷庫内に投入される砕氷塊は、
0℃の固液共存相で充分に水切りしても、不可避
的に若干の付着水分を伴い、この水分が貯氷庫内
の冷気により凍結して粒子相互間の凝結を生じ
て、氷塊同志が固結(ブロツキング)するに至
る。また大量の砕氷塊が堆積されると、その積圧
により前記固結が促進される。
更に大量の氷塊群の集積は、いわゆる粉粒体の
特性として、貯氷庫内で架橋(アーチング)する
傾向がある。このため貯氷庫中の氷塊群をスクリ
ユーにより搬出すると、その氷塊群の内部にアー
チングによる空洞を生じ、その後の砕氷塊の庫外
への搬出を著しく困難にしている。
このように貯氷庫内で氷塊群が固結(ブロツキ
ング)したり、架橋(アーチング)したりして、
当該氷塊群の自重による崩壊が困難となり、貯氷
庫からの氷塊の搬出が不能となる不都合な現象に
対処する有効な手段として、本件出願人は特開昭
61−237983号に係る発明「集積固結した塊状物の
崩壊装置」を先に提案した。この発明に係る装置
は、大量の塊状物を堆積貯留する貯蔵庫におい
て、その下方に画成した船形底部を揺動自在に軸
支し、この船形底部を適宜の駆動手段により揺動
させるよう構成したことを内容とするものであつ
て、貯蔵庫中で堆積して相互に強力に固結した塊
状物を、積極的かつ確実に崩壊分離させる有効な
手段となつている。
考案が解決しようとする問題点 前述した特開昭61−237983号公報に開示される
装置は、強力に固結した塊状物を確実に崩壊させ
るに極めて有効な手段であり、前記の問題点に直
面していたユーザーに歓迎されている。しかしこ
の装置は、極めて大量の塊状物を貯留する大型貯
蔵庫への採用を、その設計段階から企図したもの
であつて、そのため貯蔵庫下部に左右に大きく延
在する2つの傾斜底部からなる船形の底部を画成
し、当該船形底部を支持軸を中心として全体的に
揺動させ得るように構成してある。このように、
2つの傾斜底部からなる船形底部を全体的に揺動
させる構造を採用している限り、その貯蔵庫全体
のコンパクト化を図るのは極めて困難であり、し
かも船形底部の揺動機構が複雑化して、製造コス
トも嵩む難点がある。しかるにこの種の塊状物
(例えば砕氷塊)を扱うユーザーの中には、前記
特開昭16−237983号に係る「集積固結した塊状物
の崩壊装置」を備えた貯蔵庫は大型であり過ぎる
として、これよりも構成がコンパクトで機構も簡
単で、しかも低廉なコストで製造し得る貯蔵庫を
望む需要が多い。また、単に傾斜底部からなる船
型底部を上下に揺動させるだけの動作では、一旦
強力に生長した氷塊等のアーチングやブロツキン
グを、これによつて崩壊させる効果は余り期待で
きないのが現実であつた。
考案の目的 本考案は、前述した問題点に関連するユーザー
からの要請に鑑み提案されたものであつて、従来
の貯蔵庫よりもコンパクトな構成を容易に達成す
ることができ、しかも製造コストを低廉に抑える
ことの可能な塊状物崩壊手段を備える貯蔵庫を提
供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 前述した問題点を克服し、併せて所期の目的を
達成するため本考案は、大量の塊状物を堆積状態
で貯留し、その下方から塊状物を搬出する貯蔵庫
と、この貯蔵庫の底部に開設した開口部と、この
開口部に揺動自在に枢着されて該開口部を閉成す
る揺動板と、この揺動板を前記開口部に対して揺
動させる揺動機構とからなる貯蔵庫の底部構造に
おいて、 前記貯蔵庫の底部を、一方の垂直に立設した側
壁の下端縁部から斜め下方に大きく延在する大傾
斜面と、この大傾斜面の下端縁部から水平に延在
する平坦底面と、この平坦底面から斜め上方に小
さく延在して、前記一方の側壁に対向する他方の
側壁の下端縁部に接続する小傾斜面とから構成
し、 前記開口部は前記大傾斜面に開設されると共
に、前記揺動機構を、前記揺動板の下面に回転自
在に配設した従動部材と、 回転源に接続する回転軸に偏心的に挿通固定さ
れ、前記従動部材に当接可能なカム面を形成した
カム板と、 前記カム板におけるカム面の終端部に形成さ
れ、該カム板が所要角度だけ回転した時点で、前
記従動部材との当接を一挙に解除する切欠部と、 前記揺動板の下方に位置する固定部位に配設さ
れ、前記揺動板が前記開口部を閉成した状態にお
いて、該揺動板に加わる荷重を支持可能な荷重支
持部材と、から構成し、 前記平坦底面の僅か上方に、前記塊状物を搬出
するスクリユーを回転自在に水平配置したことを
特徴とする。
実施例 次に、本考案に係る塊状物崩壊手段を備える貯
蔵庫の底部構造につき、好適な実施例を挙げて、
添付図面を参照しながら以下説明する。なお本考
案では、堆積することにより相互に固結し易い塊
状物の典型的な例として砕氷塊を例示し、これを
大量に堆積貯留する貯氷庫に関して説明するが、
これに限定されるものではなく、その他木材チツ
プやコークス等のように、堆積されることにより
前記ブロツキングやアーチングを生ずる塊状物の
一切について良好に応用し得る。また本明細書中
で「固結」とは、塊状物が粒子間凝結や絡み合い
により相互に強固に結合する「ブロツキング」お
よび貯蔵庫内で架橋する「アーチング」の何れを
も含む意味で使用してある。
第1図は本考案に係る貯氷庫の概略構成を示す
一部切欠斜視図、第2図および第3図は本考案に
係る貯氷庫の縦断面図である。殊に第1図におい
て符号10は貯氷庫を示し、この貯氷庫10は矩
形状の底部枠体12の四隅に夫々立設した支柱1
4間に側壁16が配設されて、内部に大量の小氷
塊18を所定レベルまで堆積貯留し得る空間を形
成している。また貯氷庫10の上方は天井部材
(図示せず)により被覆され、この天井部材の上
部には、複数の板氷を同時に生成する製氷ユニツ
ト(図示せず)が搭載され、ここで製造された板
氷は公知のクラツシヤーにより砕かれ大量の小氷
塊18となつた後、シユートを介して貯氷庫10
に落下放出される。更に側壁16の外面には断熱
材が被覆され、貯氷庫10の内部は冷凍ユニツト
(何れも図示せず)により強制冷却されるように
なつている。
貯氷庫10の底部は、殊に第2図および第3図
に示す如く、いわゆる片流れ式の底部構造となつ
ている。すなわち貯氷庫10の底部は、一方の
側壁16の下端縁部に接続し、これから斜め下方
に大きく延在する大傾斜面20と、この大傾斜
面20の下端縁部に接続し、これから若干距離だ
け水平に延在する平坦底面30と、この平坦底
面30に接続し、これから斜め上方に小さく延在
した後、前記一方の側壁16と対向する他方の側
壁16の下端縁部に接続する小傾斜面28とから
構成されている、前記大傾斜面20を構成する底
板には、矩形状の開口部22が大きく開設され、
この開口部22の下端縁に、当該開口部22を全
面的に閉成可能な寸法に設定した揺動板24が、
蝶番26を介して揺動自在に枢着されている。
また前述した平坦底面30の僅か上方に、小氷
塊を搬出するためのスクリユー32が回転自在に
水平に配設されている。更に前記スクリユー32
の真上には、多数の棒片を直交的に突出させた攪
拌部材34が回転自在に水平に配設され、これら
スクリユー32および攪拌部材34は、一連のギ
ヤおよびスプロケツトからなる伝動系を介して、
第1図に示す減速機付モータ36により駆動され
る。すなわち貯氷庫10中の小氷塊18は、攪拌
部材34により積極的に攪拌されると共に、スク
リユー32の回転により貯氷庫前方に設けた排出
口38に向けて搬送される。
前記揺動板24の裏面には、第4図に示すよう
に、多数のローラ群40からなるローラベルト4
4が支持枠体46を介して取付けられている。こ
のローラベルト44は、例えば各ローラ40の両
端部を夫々無端チエン42,42により連結した
状態で、前記支持枠体46に周回自在に巻装して
構成される。この構成によれば、該ローラ群40
に過大な荷重が加わつた状態で応力が与えられて
も、そのローラ群40が自転しつつ支持枠体46
に対して周回可能である。
またこの揺動板24の下方で、かつ前記ローラ
ベルト44に近接して、回転軸48が軸受(図示
せず)を介して回転自在に枢支され、この回転軸
48に偏心的に固定したカム体50が前記ローラ
ベルト44に当接回転可能になつている。このカ
ム体50は、第4図および第5図に示すように、
その外部輪郭が略楕円形ないし卵形を呈するよう
形成されると共に、前記回転軸48の偏心固定位
置側に、前記ローラベルト44を受入れ可能な切
欠部50aが形成されている。前記回転軸48の
一端部には大径のスプロケツト52が固定され、
前記揺動板24の下方に固定配置したモータ55
の回転軸56に固着した小径のスプロケツト58
と、前記大径のスプロケツト52との間にチエン
60が巻掛けられて、所要方向への回転が与えら
れるようになつている。
なお前記カム体50とローラベルト44との位
置関係は、第4図に示すように、回転軸58が反
時計方向に回転される際に、その偏心的に固定し
たカム体50の切欠部50aを伴わないカム面5
0bが前記ローラ群40に当接し、当該ローラベ
ルト44を周回させつつ揺動板24を上方へ押上
げ付勢可能なように設定してある。またカム体5
0には、前述の如く切欠部50aが形成されてい
るから、回転軸48の回転が進行するにつれて、
カム体50のカム面50bはローラベルト44の
ローラ群40から徐々に離間し、次第に前記切欠
部50aに移行する。そしてカム体50の切欠部
50aにおける部分がローラベルト44の配設部
位に達すると、その時点で切欠部50aに形成し
た落差に対応する分だけ、揺動板24が一挙に落
下する仕組みとなつている。この揺動板24が落
下した際の強大な荷重は、これをローラベルト4
4を介して前記カム体50が直接引受けると、機
械的破損に連がるので、図示の荷重支持部材62
により当該荷重を一手に引受けるようになつてい
る。
第7図は、第8図に示す本考案に係る装置の制
御回路系に介装される氷検知スイツチS1の具体的
な配設例を示すものであつて、この氷検知スイツ
チS1は、搬出スクリユー32の前方に設けた排出
口38に関係的に設けられている。すなわち氷排
出口38の開放端には、前記スクリユー32の延
出を許容する切欠き64aを形成した蓋体64が
揺動自在に懸吊枢支されている。またこの蓋体6
4にはドツグ片64bが突設され、排出口38に
関係的に固定した氷検知スイツチS1のレバーが、
前記ドツグ片64bの移動軌跡に臨んで、常には
氷検知スイツチS1を電気的に閉成している。そし
て小氷塊18がスクリユー32により搬送され氷
排出口38に送り出されると、第6図に示すよう
に蓋体64が開放し、ドツグ片64bが氷検知ス
イツチS1のレバーから離間して、該スイツチを開
放するようになつている。
次に、本考案に係る塊状物崩壊手段を備える貯
蔵庫の底部構造の作用につき説明する。第1図に
示す貯氷庫10において、製氷ユニツトでの製氷
運転が完了すると、生成された板氷は落下したク
ラツシヤー(図示せず)により破砕され、多数の
小氷塊18となつて貯氷庫10中に堆積貯留され
る。このとき貯氷庫10内は、前述した如く図示
しない冷凍ユニツトにより冷却保持され、搬出ス
クリユー32および揺動装置は駆動を停止して待
機状態にある。
次いで貯氷庫10中に貯留された小氷塊18を
所定量取り出す必要がある場合は、スイツチSを
操作し電磁開閉器X4を閉成して通電させること
によりモータ36を回転させ、スクリユー32の
作用下に小氷塊18を氷排出口38に送り出す。
このときスクリユー32が回転し、小氷塊18が
氷排出口38に送り出されるまでに若干のタイム
ラグがあるので、第8図においてタイマTMに、
例えば3秒の時限を設定しておく。すると前記ス
イツチSの投入により、リレーX3の常閉接点X
31およびスイツチS1を介してタイマTM1に通
電され、前述した3秒の時限のカウントが開始さ
れる。しかし3秒以内に小氷塊18が氷排出口3
8に送り出されると、蓋体64が開放して氷検知
スイツチS1を開放する。従つてタイマTM1の通
電は遮断され、揺動板24に対する揺動付勢はな
されない。
しかるにタイマTM1に通電され3秒の時限の
カウントが開始されたにも拘らず、3秒以内に小
氷塊18が氷排出口38から送り出されない場合
は、当該タイマTM1がタイマアツプし、これと
協働する常開タイマ接点TM1−aが閉成して、
リレーX2を励磁する。これにより電磁開閉器X
5が閉成し、第4図に示すモータ54に通電がな
され、これを反時計方向に回転させる。
このように回転軸48が反時計方向に回転され
ると、第5図aに示すように、その偏心的に固定
したカム体50の切欠部50aを伴わないカム面
50bが、前記ローラベルト44のローラ群40
に当接した状態で回転し、当該ローラベルト44
を周回させつつ揺動板24を上方へ押上げる。そ
して第5図bに示す如く、回転軸48の回転が進
行するにつれて、カム体50のカム面50bはロ
ーラベルト44のローラ群40から徐々に離間
し、次第に前記切欠部50aがローラ群40に近
接するに至る。このとき前記揺動板24は、大傾
斜面20に対し最も上方の位置まで上昇させられ
る。
前記カム体50は、第5図cに示すように更に
反時計方向に回動し、当該カム体50の切欠部5
0aがローラベルト44の配設部位に到来する。
この切欠部50aは、図示のように所要の落差を
有しているから、揺動板24は前記落差に対応す
る分だけ一挙に落下する。過大な荷重が加わつて
いる当該揺動板24は、その下方に配設した前記
荷重支持部材62の頂部(騒音防止用にゴム板等
のクツシヨン62aを載置固定しておくのが好ま
しい)に急激に衝突し、大きな衝撃を揺動板24
に与える。このように揺動板24の上方への揺動
と、ローラベルト44がカム体50の切欠部50
aに落ち込む際に与えられる急激かつ大きな衝撃
とによつて、貯氷庫10中で固結している小氷塊
18は有効に崩壊させられる。
なお前述したモータ54は、次の条件時に停止
する。すなわち第1には、小氷塊18が氷排出口
38に送り出されて蓋体64が開放し、氷検知ス
イツチS1を開放してタイマTM1の通電を遮断す
ることにより停止させる場合である。
他の1つは、貯蔵庫内に氷が無い場合に氷検知
スイツチS1が作動しないが、このときモータ54
が連続して回転しないように停止させるものであ
る。すなわちモータ54が回転開始後一定時間が
経過すると、タイマTM2がタイムアツプし、リ
レーX3を励磁して該リレーX3の常開接点X3
2を閉成し、自己保持回路を形成する。また常閉
接点X31を開放し、リレーX2への通電を遮断
することにより、モータ54の回転を停止させ
る。
なお第8図において符号PBは押しボタンスイ
ツチを示し、このスイツチPBは、一度の揺動板
24の揺動および前記衝撃によつては、有効に小
氷塊18を崩壊させ得なかつた場合に押して、前
記モータ54を再起動させるためのものである。
また図示例では、多数のローラ群40として、
無限軌道を周回するローラベルト44を使用した
場合につき説明したが、この外に並列配置した
個々のベアリングの集合を使用してもよい。
考案の効果 このように構成した本考案に係る貯蔵庫の底部
構造によれば、垂直側壁の下端縁から斜め下方に
大きく延在する大傾斜面と、この大傾斜面の下端
縁部から水平に延在する平坦底面と、この平坦底
面から斜め上方に小さく延在する小傾斜面とから
貯蔵庫の底部を構成すると共に、この大傾斜面に
開設した開口部に揺動板を設けることとしたの
で、貯蔵庫の全体構造を従来のものに比して充分
コンパクトになし得るものである。
しかも本願考案に係る揺動機構では、カム板が
所要角度だけ回転した時点で、その切欠部が揺動
板の下面に回転自在に配設した従動部材との当接
を一挙に解除するに至る。これにより、上方へ持
上げられていた揺動板は支持を失なつて急速に下
降する。しかるに、前記揺動板が貯蔵庫の開口部
を閉成する位置に荷重支持部材が配設されている
ので、該揺動板は該荷重支持部材に衝突し、これ
により発生する大きな衝撃によつて、貯蔵庫中で
ブリツジ状に固結している塊状物を有効に崩壊さ
せ得る有益な効果を奏する。
加えて本願考案では、平坦底面の僅か上方に塊
状物を搬出するスクリユーを回転自在に配置した
ので、前記揺動板の揺動並びに急速下降時の衝撃
により崩壊させられた塊状物は、最短距離で該ス
クリユーに捉えられて、効率的な搬出がなされる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る貯氷庫の概略構
成を示す一部切欠斜視図、第2図および第3図は
実施例に係る貯氷庫の縦断面図、第4図は実施例
に係る貯氷庫に使用される揺動装置の概略構成を
示す部分斜視図、第5図a〜第5図cは、カム体
とローラ群と揺動板との各位置関係の経時的な推
移を示す説明図、第6図および第7図は、スクリ
ユーの前方に設けた排出口に関係的に設けた蓋体
と氷検知スイツチとの関係を示す要部斜視図、第
8図は本実施例に使用される揺動装置を制御する
回路系の回路図、第9図は本考案の別実施例を示
す概略縦断面図である。 10……貯蔵庫、18……塊状物、20……傾
斜底部、22……開口部、24……揺動板、40
……ローラ群、44……ローラベルト、48……
回転軸、50……カム板、50a……切欠部、5
0b……カム面、54……回転源、62……荷重
支持部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 大量の塊状物18を堆積状態で貯留し、
    その下方から塊状物18を搬出する貯蔵庫10
    と、この貯蔵庫10の底部に開設した開口部2
    2と、この開口部22に揺動自在に枢着されて
    該開口部22を閉成する揺動板24と、この揺
    動板24を前記開口部22に対して揺動させる
    揺動機構とからなる貯蔵庫の底部構造におい
    て、 前記貯蔵庫10の底部を、一方の垂直に立設
    した側壁16の下端縁部から斜め下方に大きく
    延在する大傾斜面20と、この大傾斜面20の
    下端縁部から水平に延在する平坦底面30と、
    この平坦底面30から斜め上方に小さく延在し
    て、前記一方の側壁16に対向する他方の側壁
    16の下端縁部に接続する小傾斜面28とから
    構成し、 前記開口部22は前記大傾斜面20に開設さ
    れると共に、前記揺動機構を、前記揺動板24
    の下面に回転自在に配設した従動部材44と、 回転源54に接続する回転軸48に偏心的に
    挿通固定され、前記従動部材44に当接可能な
    カム面50bを形成したカム板50と、 前記カム板50におけるカム面50bの終端
    部に形成され、該カム板50が所要角度だけ回
    転した時点で、前記従動部材44との当接を一
    挙に解除する切欠部50aと、 前記揺動板24の下方に位置する固定部位に
    配設され、前記揺動板24が前記開口部22を
    閉成した状態において、該揺動板24に加わる
    荷重を支持可能な荷重支持部材62と、から構
    成し、 前記平坦底面30の僅か上方に、前記塊状物
    18を搬出するスクリユー32を回転自在に水
    平配置した ことを特徴とする塊状物崩壊手段を備える貯蔵
    庫の底部構造。 〔2〕 前記従動部材44は、多数のローラ群4
    0からなる無限軌道を周回するローラベルトと
    して構成される実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の塊状物崩壊手段を備える貯蔵庫の底部構
    造。 〔3〕 前記従動部材44は、並列配置した個々
    のベアリングの集合からなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の貯蔵庫の底部構造。 〔4〕 塊状物18を搬出する前記スクリユー3
    2の真上に、塊状物18を攪拌する攪拌部材3
    4を回転自在に水平配置したことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項または第2項に
    記載の塊状物崩壊手段を備える貯蔵庫の底部構
    造。
JP1987061039U 1987-04-22 1987-04-22 Expired - Lifetime JPH0512684Y2 (ja)

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