JPH0514546B2 - - Google Patents
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- JPH0514546B2 JPH0514546B2 JP18361787A JP18361787A JPH0514546B2 JP H0514546 B2 JPH0514546 B2 JP H0514546B2 JP 18361787 A JP18361787 A JP 18361787A JP 18361787 A JP18361787 A JP 18361787A JP H0514546 B2 JPH0514546 B2 JP H0514546B2
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- freezing
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- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、魚介類や生野菜等の生鮮食料品を分
離状態で急速に凍結させるための急速バラ凍結装
置における撹拌室の構造に関するものである。
離状態で急速に凍結させるための急速バラ凍結装
置における撹拌室の構造に関するものである。
(従来の技術)
近年、冷凍食品が普及してその冷凍技術も進歩
しているが、例えばむき海老やカラ付きの無頭海
老等の被冷凍物を互いに付着しないように分離状
態で急速冷凍(急速バラ凍結)させる望ましい手
段がなかつた。そこで、本件出願人は先に特公昭
61−61769号の魚介類の急速バラ凍結方法によつ
て前記した問題点の改善を提案した。この提案
は、冷凍空気が下方から上方へ流出するようにし
た撹拌室内に多数の被冷凍魚介類を放置し、これ
ら被冷凍魚介類を冷凍空気中で浮遊させながらバ
ラ凍結させると共に、前記冷凍空気の供給を一時
的に中断させて浮遊中の被冷凍魚介類を撹拌室の
底板上に落下させ、その落下衝撃で前記各被冷凍
魚介類の分離を助勢せしめたことを要旨とする魚
介類の急速バラ凍結方法である。
しているが、例えばむき海老やカラ付きの無頭海
老等の被冷凍物を互いに付着しないように分離状
態で急速冷凍(急速バラ凍結)させる望ましい手
段がなかつた。そこで、本件出願人は先に特公昭
61−61769号の魚介類の急速バラ凍結方法によつ
て前記した問題点の改善を提案した。この提案
は、冷凍空気が下方から上方へ流出するようにし
た撹拌室内に多数の被冷凍魚介類を放置し、これ
ら被冷凍魚介類を冷凍空気中で浮遊させながらバ
ラ凍結させると共に、前記冷凍空気の供給を一時
的に中断させて浮遊中の被冷凍魚介類を撹拌室の
底板上に落下させ、その落下衝撃で前記各被冷凍
魚介類の分離を助勢せしめたことを要旨とする魚
介類の急速バラ凍結方法である。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、前記方法を実施する際には、冷
凍空気が流入された撹拌室内は超低温(例えば−
35℃以下)であり、該撹拌室内に投入初期温度を
プラス温度(例えば+5℃)にしたむき海老等の
被冷凍物を投入して−2℃程度に冷凍するので、
冷凍初期に水分を持ちプラス温度を有する被冷凍
物が浮遊中に撹拌室の内壁面に触れると当該壁面
に凍り付いてしまう恐れがあつた。
凍空気が流入された撹拌室内は超低温(例えば−
35℃以下)であり、該撹拌室内に投入初期温度を
プラス温度(例えば+5℃)にしたむき海老等の
被冷凍物を投入して−2℃程度に冷凍するので、
冷凍初期に水分を持ちプラス温度を有する被冷凍
物が浮遊中に撹拌室の内壁面に触れると当該壁面
に凍り付いてしまう恐れがあつた。
そこで本発明では、前記した急速バラ凍結中の
被冷凍物が、撹拌室の壁面に凍結しないようにし
た付着防止構造を提供し、前記バラ凍結方法を含
むこの種の急速バラ凍結をより良好にすることを
目的としたものである。
被冷凍物が、撹拌室の壁面に凍結しないようにし
た付着防止構造を提供し、前記バラ凍結方法を含
むこの種の急速バラ凍結をより良好にすることを
目的としたものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明の要旨は冷凍空気が吹き込まれる撹拌室
内に被冷凍物を投入し、当該冷凍空気によつて被
冷凍物のバラ凍結を促進助勢するようにした急速
バラ凍結装置において、前記被冷凍物が接触する
撹拌室の壁体には、当該壁面をプラス温度にして
被冷凍物の凍結付着を防止する付着防止構造が施
こされた撹拌室の構造である。
内に被冷凍物を投入し、当該冷凍空気によつて被
冷凍物のバラ凍結を促進助勢するようにした急速
バラ凍結装置において、前記被冷凍物が接触する
撹拌室の壁体には、当該壁面をプラス温度にして
被冷凍物の凍結付着を防止する付着防止構造が施
こされた撹拌室の構造である。
(実施例)
以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。第1図と第2図は本発明の付着防止構造が適
用される第1の装置であつて、先の特公昭61−
61769号でも開示した例えばむき海老を急速バラ
冷結させるための装置である。
る。第1図と第2図は本発明の付着防止構造が適
用される第1の装置であつて、先の特公昭61−
61769号でも開示した例えばむき海老を急速バラ
冷結させるための装置である。
この装置は、少くとも撹拌室1と、該撹拌室1
の下方から当該撹拌室1内に冷凍空気を送る送風
機2とを備えている。
の下方から当該撹拌室1内に冷凍空気を送る送風
機2とを備えている。
前記送風機2は冷凍機能を備えていてもよいが
本実施例では冷凍空気を撹拌室1の外部の工程で
も使用するため、別に冷凍機3を設置し、全体を
コンクリート壁4等で包囲した冷凍室5の中に収
納するようにしてある。したがつて、送風機2は
冷凍室5内の空気をそのまま撹拌室1内に吹き込
むことになる。
本実施例では冷凍空気を撹拌室1の外部の工程で
も使用するため、別に冷凍機3を設置し、全体を
コンクリート壁4等で包囲した冷凍室5の中に収
納するようにしてある。したがつて、送風機2は
冷凍室5内の空気をそのまま撹拌室1内に吹き込
むことになる。
また、前記撹拌室1の上部開口1aより内部へ
投入されたむき海老等の被冷凍物(図示省略)を
横方向へ送り出す出口1bと、この出口1bを開
閉するドア7とを有している。なお、本実施例で
は、撹拌室1内において、前記出口1bの下部側
に前記被冷凍物を載置し得る多孔状底板8が張設
されている。この多孔状底板8は適正なる一定の
開口比率にて孔明け加工されたものであつて、被
冷凍物の付着や損傷を防止するために表面の伸縮
性や弾性を必安とすることからシリコンゴム等が
使用されている。更に、前記撹拌室1の出口1b
から出された被冷凍物を搬送する傾斜コンベア9
と、該コンベア9に連続する屈曲状の伸縮コンベ
ア10とが設けられ、両コンベアで搬送中の被冷
凍物に対してトンネルフリージング加工を行つた
のちに、被冷凍物を冷凍室5の外部へ搬送するよ
うに構成されている。
投入されたむき海老等の被冷凍物(図示省略)を
横方向へ送り出す出口1bと、この出口1bを開
閉するドア7とを有している。なお、本実施例で
は、撹拌室1内において、前記出口1bの下部側
に前記被冷凍物を載置し得る多孔状底板8が張設
されている。この多孔状底板8は適正なる一定の
開口比率にて孔明け加工されたものであつて、被
冷凍物の付着や損傷を防止するために表面の伸縮
性や弾性を必安とすることからシリコンゴム等が
使用されている。更に、前記撹拌室1の出口1b
から出された被冷凍物を搬送する傾斜コンベア9
と、該コンベア9に連続する屈曲状の伸縮コンベ
ア10とが設けられ、両コンベアで搬送中の被冷
凍物に対してトンネルフリージング加工を行つた
のちに、被冷凍物を冷凍室5の外部へ搬送するよ
うに構成されている。
上記のように構成された装置の作用を説明しな
がら本発明方法の実施例を説明する。
がら本発明方法の実施例を説明する。
前記ドア7によつて出口1bが閉じられ、且つ
蓋6が開けられている前記撹拌室1内には、例え
ば冷凍室5の外部から供給コンベア11(第2
図)を介して、所定量の材料(被冷凍物)である
ブロツク凍結から解凍したむき海老が投入され
る。撹拌室1の下部開口からは送風機2より冷凍
空気が吹き込まれている。なお、撹拌室1内には
常時冷凍空気が吹き込まれていてもよく、或いは
所定量の材料が投入されて多孔状底板8の上に載
り、その後蓋6が閉じられてから吹き込むように
してもよい。なお、撹拌室1内に吹き込まれた空
気は、撹拌室1自体の網の目から、或いは閉じら
れた蓋6の網の目から吹き抜けて冷凍室5側へ戻
される。撹拌室1内に冷凍空気が吹き込まれてい
る間、各材料は撹拌室1内で上下左右に自由に浮
遊し、各材料が互いに分離した状態でその表面か
ら急速凍結される。なお、初期の段階で材料が撹
拌室1内で浮遊している間に、冷凍空気の吹き込
みを一時中断して各材料を多孔状底板8の上に落
下させ、落下の衝撃により各材料に互いに分離し
ようとする力を加えてバラ凍結を助成し促進させ
る。
蓋6が開けられている前記撹拌室1内には、例え
ば冷凍室5の外部から供給コンベア11(第2
図)を介して、所定量の材料(被冷凍物)である
ブロツク凍結から解凍したむき海老が投入され
る。撹拌室1の下部開口からは送風機2より冷凍
空気が吹き込まれている。なお、撹拌室1内には
常時冷凍空気が吹き込まれていてもよく、或いは
所定量の材料が投入されて多孔状底板8の上に載
り、その後蓋6が閉じられてから吹き込むように
してもよい。なお、撹拌室1内に吹き込まれた空
気は、撹拌室1自体の網の目から、或いは閉じら
れた蓋6の網の目から吹き抜けて冷凍室5側へ戻
される。撹拌室1内に冷凍空気が吹き込まれてい
る間、各材料は撹拌室1内で上下左右に自由に浮
遊し、各材料が互いに分離した状態でその表面か
ら急速凍結される。なお、初期の段階で材料が撹
拌室1内で浮遊している間に、冷凍空気の吹き込
みを一時中断して各材料を多孔状底板8の上に落
下させ、落下の衝撃により各材料に互いに分離し
ようとする力を加えてバラ凍結を助成し促進させ
る。
撹拌室1内での凍結が終了した後は、出口1b
のドア7を開いて材料をコンベア9側へ吹き出さ
せる。なお、ドア7は、撹拌室1内の材料を冷凍
空気の吹き出し力によりコンベア9側へ導くガイ
ドとしての役目もする。出口1bから出た材料
は、コンベア9,10により冷凍室5内で数回に
亘り往復移動され、さらに凍結(トンネルフリー
ジング)が施される。
のドア7を開いて材料をコンベア9側へ吹き出さ
せる。なお、ドア7は、撹拌室1内の材料を冷凍
空気の吹き出し力によりコンベア9側へ導くガイ
ドとしての役目もする。出口1bから出た材料
は、コンベア9,10により冷凍室5内で数回に
亘り往復移動され、さらに凍結(トンネルフリー
ジング)が施される。
また、バラ凍結した材料をコンベア9側へ吹き
出させた後の撹拌室1では、ドア7が閉じられ、
蓋6が開けられて新たな材料が投入されて再び同
じ作業が繰り返される。
出させた後の撹拌室1では、ドア7が閉じられ、
蓋6が開けられて新たな材料が投入されて再び同
じ作業が繰り返される。
上記の装置において撹拌中の被冷凍物は、しば
しば内壁面の一部で構成されるドア7を含む撹拌
室1の壁体の内壁面に接触するが、当該内壁面が
冷凍空気によつて超低温になつていると被冷凍物
は瞬時に内壁面に凍結してしまうので、本発明で
は第1図Aのように撹拌室1を構成する壁体11
には第1図Bで示すような被冷凍物に対する付着
防止構造が施こされている。すなわち、内面側を
アルミニウムやステンレス等の金属板12で形成
し、該金属板12の背面に面熱体ヒーター等の発
熱体13を設け、当該発熱体13を埋設する態様
でシリコンゴムを充填する等して絶縁被覆14を
施こしたものである。これによつて、発熱体13
に通電させると金属板12が加熱され、その表面
温度を零度以上のプラス温度(望ましくは0〜+
5℃で最高でも+10℃迄)とし、前記した被凍結
物の付着を防止している。
しば内壁面の一部で構成されるドア7を含む撹拌
室1の壁体の内壁面に接触するが、当該内壁面が
冷凍空気によつて超低温になつていると被冷凍物
は瞬時に内壁面に凍結してしまうので、本発明で
は第1図Aのように撹拌室1を構成する壁体11
には第1図Bで示すような被冷凍物に対する付着
防止構造が施こされている。すなわち、内面側を
アルミニウムやステンレス等の金属板12で形成
し、該金属板12の背面に面熱体ヒーター等の発
熱体13を設け、当該発熱体13を埋設する態様
でシリコンゴムを充填する等して絶縁被覆14を
施こしたものである。これによつて、発熱体13
に通電させると金属板12が加熱され、その表面
温度を零度以上のプラス温度(望ましくは0〜+
5℃で最高でも+10℃迄)とし、前記した被凍結
物の付着を防止している。
尚、前記した撹拌室1内の被冷凍物を冷凍空気
によつて傾斜コンベア9側へ移送するためのドア
7は、第2図の実施例のように中間部を枢支した
送り出し側の壁体によるドア片7aと下端部を枢
支した反対側の壁体によるドア片7bによつてへ
字状に屈曲されたドア7が構成され、その内壁面
側で冷凍空気の流れを規制しても良いが、第4図
および第5図のようにすることもできる。
によつて傾斜コンベア9側へ移送するためのドア
7は、第2図の実施例のように中間部を枢支した
送り出し側の壁体によるドア片7aと下端部を枢
支した反対側の壁体によるドア片7bによつてへ
字状に屈曲されたドア7が構成され、その内壁面
側で冷凍空気の流れを規制しても良いが、第4図
および第5図のようにすることもできる。
すなわち、ドア7は送り出し側の壁体の下端部
をヒンジ部材(図示せず)を介して枢支すると共
に、上端部にシリンダー機構(図示せず)を設け
て揺動自在に撹拌室1に装着され、被冷凍物を外
部へ移送する際にドア7を傾斜状にすると多孔状
底板8側から撹拌室1内に流入した冷凍空気はド
ア7の上端側から背面側を迂回して傾斜コンベア
9側へ被冷凍物を移送する。
をヒンジ部材(図示せず)を介して枢支すると共
に、上端部にシリンダー機構(図示せず)を設け
て揺動自在に撹拌室1に装着され、被冷凍物を外
部へ移送する際にドア7を傾斜状にすると多孔状
底板8側から撹拌室1内に流入した冷凍空気はド
ア7の上端側から背面側を迂回して傾斜コンベア
9側へ被冷凍物を移送する。
従つて、第2図で示すドア構造の場合にはドア
7は内面側に対してのみ被冷凍物が付着しないよ
うに第1図Bの如き付着防止構造を施こせば良い
が、第4図および第5図で示すドア構造の場合に
はドア7の両面に対して第1図Cの如く付着防止
構造を施こす必要がある。
7は内面側に対してのみ被冷凍物が付着しないよ
うに第1図Bの如き付着防止構造を施こせば良い
が、第4図および第5図で示すドア構造の場合に
はドア7の両面に対して第1図Cの如く付着防止
構造を施こす必要がある。
次に本発明の付着防止構造が適用される第2の
装置を第6図乃至第9図で説明する。
装置を第6図乃至第9図で説明する。
この装置は、カラ付き無頭海老等の被冷凍物を
急速バラ凍結する装置であつて、一端(始端側)
がジヤツキ21によつて昇降可能で他端(終端
側)が枢着されて始端側から終端側へ下向き傾斜
状とした基台22を備えている。該基台22の始
端側には上端部に軸受23が装着された支柱24
が立設されると共に、終端側から立設された支柱
25の上端部には円筒状の案内枠26が装着され
ている。
急速バラ凍結する装置であつて、一端(始端側)
がジヤツキ21によつて昇降可能で他端(終端
側)が枢着されて始端側から終端側へ下向き傾斜
状とした基台22を備えている。該基台22の始
端側には上端部に軸受23が装着された支柱24
が立設されると共に、終端側から立設された支柱
25の上端部には円筒状の案内枠26が装着され
ている。
前記基台22の上方には、上部が開口する断面
溝形をし、基台22の始端側から終端側に沿つて
下向き傾斜状に延在する態様で撹拌室27が配備
されている。該撹拌室27は、始端側が偏心クラ
ンク28を介して前記軸受23に支持され、終端
側は前記案内枠26を貫通すると共に、ブラケツ
ト29に取付けられたローラー30を介して案内
枠26に担持されており、当該撹拌室27の中間
部には送風機31が設けられている。また、前記
基台22上には電動モータ32と、該電動モータ
32にベルト伝導された減速機33が設けられて
おり、該減速機33の出力軸に取付けられた偏心
円板34には前記偏心クランク28とを連結する
クランクアーム34が取付けられている。
溝形をし、基台22の始端側から終端側に沿つて
下向き傾斜状に延在する態様で撹拌室27が配備
されている。該撹拌室27は、始端側が偏心クラ
ンク28を介して前記軸受23に支持され、終端
側は前記案内枠26を貫通すると共に、ブラケツ
ト29に取付けられたローラー30を介して案内
枠26に担持されており、当該撹拌室27の中間
部には送風機31が設けられている。また、前記
基台22上には電動モータ32と、該電動モータ
32にベルト伝導された減速機33が設けられて
おり、該減速機33の出力軸に取付けられた偏心
円板34には前記偏心クランク28とを連結する
クランクアーム34が取付けられている。
上記の構成による装置は、例えば−35℃以下の
冷凍室内に設置され、電動モータ32を回転させ
ると減速機33と偏心円板34およびクランクア
ーム34を介して偏心クランク28が例えば正逆
各々90度の振り角度で揺動回転し、終端側は案内
枠26の内面をローラー30が転動しながら撹拌
室27を揺篭のように揺動させる。
冷凍室内に設置され、電動モータ32を回転させ
ると減速機33と偏心円板34およびクランクア
ーム34を介して偏心クランク28が例えば正逆
各々90度の振り角度で揺動回転し、終端側は案内
枠26の内面をローラー30が転動しながら撹拌
室27を揺篭のように揺動させる。
この撹拌室27の始端側に設けられた投入口3
5からは、カラ付き無頭海老等の被冷凍物36が
順次投入され、該被冷凍物36は前記揺動回転に
よつて撹拌されながら撹拌室27の傾斜状底面に
沿つて終端側へ移送されると共に、中間部で各送
風機31によつてバラ凍結が促進されたのち、終
端側の取出口37から取出されて次工程へ送られ
る。
5からは、カラ付き無頭海老等の被冷凍物36が
順次投入され、該被冷凍物36は前記揺動回転に
よつて撹拌されながら撹拌室27の傾斜状底面に
沿つて終端側へ移送されると共に、中間部で各送
風機31によつてバラ凍結が促進されたのち、終
端側の取出口37から取出されて次工程へ送られ
る。
この実施例においても、前記した第1の実施例
の場合と同様に、撹拌室27の内壁面が冷凍室内
の温度に近い超低温であると、被冷凍物が凍結付
着する。
の場合と同様に、撹拌室27の内壁面が冷凍室内
の温度に近い超低温であると、被冷凍物が凍結付
着する。
そこで第1図Dのように、撹拌室27は内面側
を金属板38で形成し、該金属板38の背面に面
状の発熱体39を重合させ、絶縁被覆40を被せ
るようにして付着防止構造としている。
を金属板38で形成し、該金属板38の背面に面
状の発熱体39を重合させ、絶縁被覆40を被せ
るようにして付着防止構造としている。
(発明の効果)
前記した実施例でも明らかなとおり、本発明の
撹拌室の構造では、付着防止構造によつて被冷凍
物をバラ凍結処理する撹拌室の内壁面がプラス温
度に保持されているので、当該内壁面に対する被
冷凍物の凍結付着が防止されて良好なバラ凍結を
得ることができる。尚、内壁面をプラス温度にす
ることによつて被冷凍物に悪影響を与えないこと
は、出願人の実験によつて確認されている。
撹拌室の構造では、付着防止構造によつて被冷凍
物をバラ凍結処理する撹拌室の内壁面がプラス温
度に保持されているので、当該内壁面に対する被
冷凍物の凍結付着が防止されて良好なバラ凍結を
得ることができる。尚、内壁面をプラス温度にす
ることによつて被冷凍物に悪影響を与えないこと
は、出願人の実験によつて確認されている。
第1図A〜Dは、本発明の要部である付着防止
構造の実施例図、第2図は同構造が適用される第
1の凍結装置の要部拡大図、第3図は同凍結装置
の全体縦断面図、第4図および第5図は同凍結装
置における撹拌室部分の他の実施例図、第6図は
本発明の付着防止構造が適用される第2の凍結装
置の正面図、第7図は同平面図、第8図は同側面
図、第9図は同装置における撹拌室の動作説明図
である。 〔符号の説明〕、7……ドア、7a,7b……
ドア片、10,27……撹拌室、11……壁体、
12,38……金属板、13,39……発熱体、
14,40……絶縁被覆。
構造の実施例図、第2図は同構造が適用される第
1の凍結装置の要部拡大図、第3図は同凍結装置
の全体縦断面図、第4図および第5図は同凍結装
置における撹拌室部分の他の実施例図、第6図は
本発明の付着防止構造が適用される第2の凍結装
置の正面図、第7図は同平面図、第8図は同側面
図、第9図は同装置における撹拌室の動作説明図
である。 〔符号の説明〕、7……ドア、7a,7b……
ドア片、10,27……撹拌室、11……壁体、
12,38……金属板、13,39……発熱体、
14,40……絶縁被覆。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 冷凍空気が吹き込まれる撹拌室内に被冷凍物
を投入し、当該冷凍空気によつて被冷凍物のバラ
凍結を促進助勢するようにした急速バラ凍結装置
において、前記被冷凍物が接触する撹拌室の壁体
には、当該壁面をプラス温度にして被冷凍物の凍
結付着を防止する付着防止構造が施こされた撹拌
室の構造。 2 前記付着防止構造は、撹拌室の内壁面を形成
する金属板と、該金属板の背面に設けられた発熱
体と、該発熱体を埋設する態様の絶縁被覆による
壁体で構成される請求の範囲第1項記載の急速バ
ラ凍結装置における撹拌室の構造。 3 前記壁面のプラス温度を0〜+5℃とした請
求の範囲第1項又は第2項記載の急速バラ凍結装
置における撹拌室の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18361787A JPS6430566A (en) | 1987-07-24 | 1987-07-24 | Structure of stirring chamber of quick bulk freezing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18361787A JPS6430566A (en) | 1987-07-24 | 1987-07-24 | Structure of stirring chamber of quick bulk freezing apparatus |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6430566A JPS6430566A (en) | 1989-02-01 |
JPH0514546B2 true JPH0514546B2 (ja) | 1993-02-25 |
Family
ID=16138913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18361787A Granted JPS6430566A (en) | 1987-07-24 | 1987-07-24 | Structure of stirring chamber of quick bulk freezing apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6430566A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5182936A (en) * | 1988-01-29 | 1993-02-02 | Amada Company, Limited | Plate bending machine equipped with a plate clamping manipulator and a plate position detecting device |
JP2593757B2 (ja) * | 1991-09-27 | 1997-03-26 | 正夫 高橋 | プラスチック製包装体に於ける四方縁部折曲げ方法及び四方折曲げ装置 |
JP2631179B2 (ja) * | 1992-08-18 | 1997-07-16 | わらべや日洋株式会社 | 食品の冷凍方法および食品の冷凍装置 |
US20060045854A1 (en) | 2004-08-27 | 2006-03-02 | Lynette Zaidel | Oral care composition with cross-linked polymer peroxide |
US20070071695A1 (en) | 2005-09-27 | 2007-03-29 | Colgate-Palmolive Company | Single phase whitening dentifrice |
-
1987
- 1987-07-24 JP JP18361787A patent/JPS6430566A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6430566A (en) | 1989-02-01 |
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