JP4652564B2 - 氷自動供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、砕いた氷を自動的に供給する氷自動供給装置に関し、特に鮮魚などを出荷する際に容器内を微凍結状態に保つために詰め込む氷を所望量に応じて供給可能な氷自動供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鮮魚などを出荷する場合、微凍結(パーシャル・フリージング)状態で出荷すると鮮度が保てることが知られている。そこで、通常は鮮魚などを氷とともに容器に詰め込み(海水、水なども併せて詰め込むこともある)、容器内を微凍結状態にして出荷する。
【0003】
容器内を微凍結状態に保つための氷は、氷塊を所定の大きさに砕いたものを使用する。そして、氷塊を所定の大きさに砕く作業は、従来、出荷現場で行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、鮮度を保つためには、出荷作業、とりわけ氷の詰め込み作業を迅速に行う必要がある。しかしながら、従来のように出荷現場で氷塊を砕いていたのでは氷を砕く作業に手間がかかり、出荷作業(特に氷の詰め込み作業)の迅速化が図れないといった問題があった。そこで、氷塊を出荷現場で砕くのではなく、予め砕いておいた氷を用意しておき、出荷現場へ搬送して使用することが考えられるが、この場合には予め砕いておいた氷が互いに氷結(ブロッキング)して詰め込み作業が難渋するといった問題が生じた。
【0005】
そこで、出荷作業の迅速化を図るために、予め砕いておいた氷を氷結させずに供給できる装置の開発が切望されている。
【0006】
以上から本発明は、前記問題点に鑑みなされたものであり、予め砕いておいた氷を氷結させずに供給できる氷自動供給装置を提供し、出荷作業の迅速化を図ることを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を達成するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明に係る氷自動供給装置は、内部に砕いた氷を収納するホッパ本体と、このホッパ本体の底部を開閉自在とするバケットと、前記ホッパ本体を外部より支保する外枠体と、を有するホッパユニットと、前記バケットの開放により落下した前記砕いた氷を貯蔵する貯蔵部と、前記貯蔵部内にあって前記砕いた氷を撹拌する撹拌部と、前記貯蔵部から前記砕いた氷を外部へ搬送する搬送部と、前記貯蔵部、前記撹拌部および前記搬送部を内部に収容して支保すると共に、頂部に前記ホッパユニットを載置する載置部材を設けた枠体と、を有する供給装置本体と、を備え、前記ホッパ本体は前記バケットを回動自在に支持するヒンジを有し、前記バケットは前記ヒンジより所定距離離れた位置に前記バケットの外壁より突き出た凸部を有し、前記供給装置本体の載置部材に前記ホッパユニットを載置する際に、前記バケットの凸部と前記載置部材とを係合させ、前記ヒンジを支点に前記ホッパユニットの自重により前記バケットを回動させることを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、供給装置本体と搬送容易なホッパユニットとを分離自在に構成したことで、別所で予め砕いておいた氷をホッパユニットに一時収納すると共にホッパユニットを供給装置本体が設置された出荷現場まで搬送できる。次に、供給装置本体頂部の載置部材にホッパユニットを載置すると共に、バケットを開放して貯蔵部に砕いた氷を貯蔵する。そして、撹拌部を用いて砕いた氷を撹拌することで、氷同士の氷結(ブロッキング)を防止しながら、貯蔵部内に砕いた氷を貯蔵できる。また、砕いた氷を排出する際には、搬送部を用い必要に応じて貯蔵部より外部へ砕いた氷を搬送できる。
【0010】
この構成によれば、供給装置本体の頂部にホッパユニットを載置すれば、ヒンジを支点にホッパユニットの自重によりバケットが回動してホッパ本体の底部が瞬時に開放される。ホッパ本体底部の開放により、ホッパユニットに収納していた砕いた氷が貯蔵部側に落下する。従って、ホッパユニット側の砕いた氷を迅速に貯蔵部側に移動させることができる。
【0011】
更に、本発明に係る氷自動供給装置において、前記貯蔵部は漏斗形状を有し、前記撹拌部は前記貯蔵部の漏斗形状の内壁面を倣う掻き落とし棒を有することを特徴とする。
【0012】
この構成により、貯蔵部内壁に砕いた氷が氷結しても、撹拌部の掻き落とし棒が貯蔵部内壁を倣いながら回転するので、氷結した氷を掻き落とすことができ、氷結を防止する。
【0013】
更にまた、本発明に係る氷自動供給装置において、前記搬送部は前記砕いた氷を搬送する速度を異なる速度に切り換えて設定する設定部を有することを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、設定部が例えば、搬送速度を低速にするモードと、高速モードとを切り換える機能を有していれば、必要に応じていずれかを選択することができる。すなわち、鮮魚を出荷するときのように鮮魚が入った容器に氷を供給する場合は、低速モードを選択して少量ずつ氷を供給する。一方、氷を小売りするときのように単位時間に大量の氷を排出する場合は、高速モードを選択して大量の氷を排出する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る氷自動供給装置を図1〜図11に基づいて詳細に説明する。
[装置の構造の説明]
この実施の形態に係る氷自動供給装置1は、図1及び図2に示すように、供給装置本体2と、この供給装置本体2の上部に載置されるホッパユニット3と、を備えている。そして、供給装置本体2とホッパユニット3とは分離自在な構造になっている。
【0016】
[ホッパユニット3]
ホッパユニット3は、図3及び図4に示すように、氷を一時的に収容するホッパ本体4と、このホッパ本体4を外側より支えると共にホッパユニット3を搬送可能に形成する外枠体5と、を備えている。
【0017】
ホッパ本体4は頂部開口側が底部開口側より大きい漏斗状の胴部41と、胴部41の底部開口側を相対する方向より開閉自在とする2個のバケット42a,42bとを備えている。
【0018】
外枠体5は、直方体形状の辺となる部分を鋼材を用いて組み立てた枠であり、直方体の上部枠51と、直方体の下部枠52と、この上部枠51と下部枠52とをつなぐ柱53とを主要構成部とし、この外枠体5内にホッパ本体4が固定収容されている。
【0019】
そして、上部枠51は、胴部41の頂部開口側の外側より胴部41を支保している。また、上部枠51は、相対する位置2個所に固定したブラケット54a,54bを有し、このブラケット54a,54bに2個のバケット42a,42bが懸架されている。そして、2個のバケット42a,42bは、このブラケット54a,54bに各2個所ずつ設置されたヒンジ43,43により相対する方向に回転自在に支えられている。
【0020】
なお、2個のバケット42a,42bは、ブラケット54a,54bより懸架されて、バケット42a,42bの自重により向かい合う面同士が係合することで、胴部41の底部開口側を閉鎖している。また、バケット42a,42bには、開口側にストッパ45a,45aが設けられており、底部開口側が閉鎖される際にストッパ45a,45aが胴部41側面に係合する。この係合により、懸架されたバケット42a,42bが閉鎖状態にある時、バケット42a,42bが図3の左右方向に揺れることを防いでいる。更に、この閉鎖状態のバケット42a,42bにおいて、ヒンジ43,43を中心とし、ヒンジ43,43の鉛直方向より所定角度θ(例えば、30度)を成して開いた方向にある下部位に、回転自在なローラ(凸部)44,44が外部に突き出た状態でそれぞれ設けられている。なお、この閉じた状態の時、下部枠52下面からローラ44,44までの高さを説明の都合上Laとする。また、図4に示すように、ローラ44,44間の幅(あるいは外枠体5の幅)を説明の都合上Wとする。そして、この突き出たローラ44,44に対し下からモーメント力が働くと、2個のバケット42a,42bは、ヒンジ43,43を支点に相対する方向に回動し、胴部41の底部開口側が開かれる(図5参照)。バケット42a,42bの回動は、胴部41側面より突設されたストッパ45b,45bに係合することで停止する。胴部41の底部開口側が開かれバケット42a,42bの回動が停止した状態の時、下部枠52下面からローラ44,44までの高さを説明の都合上Lb(Lb>Lb)とする。
【0021】
下部枠52は、フォークリフト10(図9〜図11参照)の鉄板状のフォーク10aが挿入可能な挿入口55を有している。従って、ホッパユニット3は搬送自在な構造になっている。
【0022】
[供給装置本体2]
供給装置本体2は、図6〜図8に示すように、氷Fを貯蔵する貯蔵部6と、貯蔵部6内の氷Fを撹拌する撹拌部7と、貯蔵部6内の氷Fを外部に搬送する搬送部8と、撹拌部7や搬送部8を操作するための操作部9と、これら各部を設置(支保)するために鋼材を用いて直方体形状に組み立てた枠体21と、を備えている。
【0023】
枠体21は、直方体形状の辺となる部分を鋼材を用いて組み立てた枠であり、直方体の上部枠22と、直方体の下部枠23と、この上部枠22と下部枠23とをつなぐ柱24とを主要構成部とし、この枠体21内に貯蔵部6や撹拌部7を収容し搬送部8や操作部9を設置する。
【0024】
また、枠体21には、図8に示すように、載置部材である肩部25,25が上部枠22の両側より上部に突出して2個所設けられている。この肩部25と肩部25との空間は、ホッパユニット3が収容可能となるように、ローラ44,44を挟んだ外枠体5の幅Wと同じかやや大きめの寸法に形成されている。そして、この肩部25と肩部25との空間にホッパユニット3が収容される時、肩部25、25の上部にローラ44,44が載置される。この肩部25、25とローラ44,44が係合する位置に、摺動板(レール)26,26が設けられている。ローラ44,44はこの摺動板26,26によってバケット42a,42bの開放方向に摺動自在となる。更に、上部枠22には、枠体21中心に向いた傾斜面を有するシュート部27,27が設けられている。ホッパ3より落下する氷Fは、このシュート部27,27の傾斜面に沿って貯蔵部6内に落下する。なお、上部枠22から肩部25,25頂部までの高さLは、バケット42a,42b開放時、下部枠52下面からローラ44,44までの高さLbと同じかやや大きめの寸法に形成されている。また、バケット42a,42b開放時、バケット42a,42b下端がシュート部27,27頂部と一致することが望ましい。
【0025】
貯蔵部6は、枠体21内の下方に設けられ、上部を開口した中空の逆円錐形状に形成されている。そして、貯蔵部6の下方側面には、氷Fを排出する排出孔6aが穿設されている。そして、貯蔵部6と搬送部8の下部は、この排出孔6aを介して連結している。従って、貯蔵部6内の氷Fは、排出孔6aを経由し搬送部8により外部に搬出される。
【0026】
撹拌部7は、枠体21内にあって、貯蔵部6内底部より上方に突出して設けられている。そして、撹拌部7は撹拌主軸71と、撹拌主軸71に3方向より直交する撹拌棒72と、撹拌主軸71(及び撹拌棒72)を回転自在に支える軸受部73と、駆動部74と、駆動部74の回転力を撹拌主軸71に伝える伝動部75とを備えている。
【0027】
伝動部75は、駆動部74の回転軸に連結する第1スプロケット75aと、撹拌主軸71の下方端に連結する第2スプロケット75bと、第1スプロケット75aと第2スプロケット75bをつなぐチェーン75cとを備えている。なお、チェーン75cは、第1スプロケット75aの回転を第2スプロケット75bに伝達できるように、テンションをかけた状態で第1スプロケット75aと第2スプロケット75bをつないでいる。
【0028】
撹拌棒72は、撹拌主軸71の上部に直交する上部棒72aと、中部に直交する中部棒72bと、下部に直交する下部棒72cとから構成される。上部棒72aは図7の平面図より見て、330°方向より撹拌主軸71に直交し、中部棒72bは90°方向より直交し、下部棒72cは270°方向より直交している。すなわち、撹拌棒72は、等角度(この実施の形態では120°)で3方向より撹拌主軸71に直交している。また、撹拌棒72は、それぞれ貯蔵部6の内壁面に倣う位置に掻き落とし棒を有している。この掻き落とし棒は貯蔵部6の内壁面に凍結する氷Fを掻き落とすために用いられる。
【0029】
搬送部8は、枠体21内の下方より枠体21の外枠に斜め上方に突出して設けられている。そして、搬送部8は中空の筒部81と、螺旋状のフィンを有する搬送軸82と、駆動部83と、駆動部83の回転力を搬送軸82に伝える伝動部84と、筒部81の上部に設けられた排出部85と、氷Fの排出量を設定する排出量設定部86とを備えている。
【0030】
筒部81は、その下端部が貯蔵部6の排出孔6aを覆って連結し、内部は排出孔6aから上部の排出部85まで中空になっている。そして、筒部81の中部側面は枠体21の外枠に固定されており、筒部81の軸線が斜め上方に傾斜した状態で設けられている。また、筒部81の上部には駆動部83が固定されている。更に、筒部81は両端に軸受部を有し、この軸受部により筒内に収納している搬送軸82を回転自在に支えている。なお、搬送軸82は回転すると、螺旋状のフィンに乗せて氷Fが下から上に搬送される。
【0031】
伝動部84は、駆動部83の回転軸に連結する第1スプロケット84aと、搬送軸82上端に連結する第2スプロケット84bと、第1スプロケット84aと第2スプロケット84bをつなぐチェーン84cとを備えている。なお、チェーン84cは、第1スプロケット84aの回転を第2スプロケット84bに伝達できるように、テンションをかけた状態で第1スプロケット84aと第2スプロケット84bをつないでいる。
【0032】
排出部85は、搬送軸82により筒部81上部まで搬送された氷Fをノズル85aから外部に排出する。
【0033】
搬出量設定部86は、氷Fの搬出量(あるいは搬送速度)を例えば「大(大量排出)」、「小(少量排出)」の2段階に設定するための2種類の押釦を有している。そして、「大」の設定は「大」の押釦を押すことで行われ、「小」の設定は「小」の押釦を押すことで行われる。すなわち、「大」の押釦を押すと、搬送軸82の回転数が高速に切り替わり、短時間に多量の氷Fが排出されるモードに設定される。また、「小」の押釦を押すと、搬送軸82の回転数が低速に切り替わり、少量の氷Fが排出されるモードに設定される。
【0034】
操作部9は、氷自動供給装置1を操作する際に用いるものであり、図1に示すように、搬送部8に隣接して枠体21の中部側面に設置されている。また、操作部9には、電源ON/OFF釦や、撹拌部起動釦や、搬送部起動釦が設けられている。電源ON/OFF釦は、押圧することにより電源投入/電源停止を切り換える釦である。撹拌部起動釦は、押圧することにより駆動部74起動/停止を切り換える釦である。搬送部起動釦は、押圧することにより駆動部83起動/停止を切り換える釦である。
【0035】
[氷の供給動作の説明]
次に、本発明の氷自動供給装置1が行う氷の供給動作を図9〜図11に基づいて説明する。なお、氷自動供給装置1は出荷現場に設置され、砕氷機(図示せず)は出荷現場と離れた別な場所に設置されているものとする。また、砕氷機では、氷の塊を所定の大きさに砕く作業が予め行われ、砕いた氷Fが供給口Nより必要に応じて供給できるものとする。
【0036】
まず、ホッパユニット3の挿入口55にフォークリフト10のフォーク10aを挿入することでホッパユニット3をフォークリフト10に搬送可能に把持する。この時、ホッパユニット3はバケット42a,42bが自重により向かい合う面同士係合し、胴部41の底部開口側が閉じられている。次に、フォークリフト10を砕氷機が設置された場所まで運転し、ホッパ本体4の開口側が砕氷機の供給口Nの直下に位置するように、ホッパユニット3を移動する。
【0037】
ホッパユニット3を供給口Nの直下まで移動した後に、砕氷機の供給口Nから砕いた氷Fをホッパ本体4内に投入し、ホッパ本体4内を砕いた氷Fで満杯にする(図9参照)。次に、氷Fが満杯となったホッパユニット3を把持した状態でフォークリフト10を運転して供給装置本体2の近くまで搬送し、フォーク10aを上昇させホッパユニット3を供給装置本体2上部まで持ち上げる(図10参照)。そして、肩部25,25に挟まれた空間に向かってホッパユニット3を降下させると共に、バケット4のローラ44,44を肩部25,25(摺動板26,26)上に載置する。
【0038】
すると、ホッパユニット3の自重でローラ44,44にモーメント力が働きヒンジ43,43を支点にしてローラ44,44が摺動板(レール)26,26上を互いに離反する方向へ移動し、バケット42a,42bが左右方向へ回動することで開く(図11参照)。バケット42a,42bの回動は、胴部41側面のストッパ45b,45bに係合することで停止する。この時、ホッパユニット3は供給装置本体2(肩部25,25)に対し[Lb−La]分だけ沈むことになる。
【0039】
バケット4が開くと、ホッパユニット3に収納されていた氷Fがシュート部27,27に規制されて貯蔵部6内に落下する。次に、操作部9の電源ON/OFF釦を押圧すると共に、撹拌部7起動釦を押圧することで、撹拌部7を起動させる。すると、撹拌部7の回転により貯蔵部6内に落下した氷Fが撹拌されるので、氷F同士の凍結(ブロッキング)を防止することができる。また、回転時に撹拌棒72に設けた掻き落とし棒で貯蔵部6内壁面を倣うことで内壁面に凍結しようとする氷Fを掻き落とすことができる。
【0040】
ホッパユニット3内の氷Fが全て貯蔵部6に落下すれば、作業員はフォークリフト10を操作して、フォーク10aをホッパユニット3の挿入口55に差し込んでホッパユニット3を把持し、ホッパユニット3を持ち上げて供給装置本体2との載置状態を解除すると共に、空のホッパユニット3を別な場所に移動する。
【0041】
貯蔵部6内の氷Fを排出する際には予め、搬出量設定部86で搬出量を設定する。例えば、図11に示すように、氷自動供給装置1より直接、鮮魚を出荷する容器Bに氷Fを詰め込む場合は、「小」の押釦を押して「小(少量排出)」を設定する。この設定モードで搬送部起動釦を押圧すると、搬送軸82が低速回転し、少量の氷Fが排出される。一方、氷を小売りするなど氷自動供給装置1より大容量を容器へ排出する場合は、「大」の押釦を押して「大(大量排出)」を設定する。この設定モードで搬送部起動釦を押圧すると、搬送軸82が高速回転し、短時間に多量の氷Fが排出される。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、供給装置本体と搬送容易なホッパユニットとを分離自在に構成したことで、別所で予め砕いておいた氷をホッパユニットに一時収納すると共にホッパユニットを供給装置本体が設置された出荷現場まで搬送できる。次に、供給装置本体頂部の載置部材にホッパユニットを載置すると共に、バケットを開放して貯蔵部に砕いた氷を貯蔵する。そして、撹拌部を用いて砕いた氷を撹拌することで、氷同士の氷結(ブロッキング)を防止しながら、貯蔵部内に砕いた氷を貯蔵できる。また、砕いた氷を排出する際には、搬送部を用い必要に応じて貯蔵部より外部へ砕いた氷を搬送できる。
【0043】
従って、予め所定大に砕いたブロック氷を氷結させずに供給できるので、従来のように出荷現場で氷塊を砕く必要はなく、氷の詰め込み作業の迅速化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る氷自動供給装置の斜視図である。
【図2】本発明に係る氷自動供給装置の正面図である。
【図3】ホッパユニットの側面図であり、バケットが閉じた状態を示す。
【図4】ホッパユニットの正面図である。
【図5】ホッパユニットの側面図であり、バケットが開いた状態を示す。
【図6】装置本体の側面図である。
【図7】装置本体の平面図である。
【図8】装置本体の後面図である。
【図9】本発明の氷自動供給装置を用いて氷を供給する説明図であり、ホッパユニットに氷を詰めた状態を示す。
【図10】本発明の氷自動供給装置を用いて氷を供給する説明図であり、ホッパユニットを装置本体に載置する状態を示す。
【図11】本発明の氷自動供給装置を用いて氷を供給する説明図であり、搬送部を用いて氷を容器に供給する状態を示す。
【符号の説明】
1…氷自動供給装置
2…装置本体
3…ホッパユニット
4…ホッパ本体
5…外枠体
6…貯蔵部
6a…排出孔
7…撹拌部
8…搬送部
9…操作部
10…フォークリフト
10a…フォーク
41…胴部
42a,42b…バケット
43…ヒンジ
44…ローラ
51…上部枠
52…下部枠
53…柱
54a,54b…ブラケット
55…挿入口
71…撹拌主軸
72…撹拌棒
73…軸受け部
74…駆動部
75…伝動部
81…筒部
82…搬送軸
83…駆動部
84…伝動部
85…排出部
86…搬出量設定部

Claims (3)

  1. 内部に砕いた氷を収納するホッパ本体と、
    このホッパ本体の底部を開閉自在とするバケットと、
    前記ホッパ本体を外部より支保する外枠体と、を有するホッパユニットと、
    前記バケットの開放により落下した前記砕いた氷を貯蔵する貯蔵部と、
    前記貯蔵部内にあって前記砕いた氷を撹拌する撹拌部と、
    前記貯蔵部から前記砕いた氷を外部へ搬送する搬送部と、
    前記貯蔵部、前記撹拌部および前記搬送部を内部に収容して支保すると共に、頂部に前記ホッパユニットを載置する載置部材を設けた枠体と、を有する供給装置本体と、を備え
    前記ホッパ本体は前記バケットを回動自在に支持するヒンジを有し、
    前記バケットは前記ヒンジより所定距離離れた位置に前記バケットの外壁より突き出た凸部を有し、
    前記供給装置本体の載置部材に前記ホッパユニットを載置する際に、前記バケットの凸部と前記載置部材とを係合させ、前記ヒンジを支点に前記ホッパユニットの自重により前記バケットを回動させることを特徴とする氷自動供給装置。
  2. 前記貯蔵部は漏斗形状を有し、前記撹拌部は前記貯蔵部の漏斗形状の内壁面を倣う掻き落とし棒を有することを特徴とする請求項1記載の氷自動供給装置。
  3. 前記搬送部は前記砕いた氷を搬送する速度を異なる速度に切り換えて設定する設定部を有することを特徴とする請求項1記載の氷自動供給装置。
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