JP2533304Y2 - 貯氷庫の搬氷装置 - Google Patents

貯氷庫の搬氷装置

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JP2533304Y2
JP2533304Y2 JP1990072478U JP7247890U JP2533304Y2 JP 2533304 Y2 JP2533304 Y2 JP 2533304Y2 JP 1990072478 U JP1990072478 U JP 1990072478U JP 7247890 U JP7247890 U JP 7247890U JP 2533304 Y2 JP2533304 Y2 JP 2533304Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、貯氷庫から氷塊を搬出した際に、貯氷庫
から外部に導出した搬出経路中に氷塊が残留して、これ
が固結したり融解したりするのを未然に防止し得るよう
構成した搬氷装置に関するものである。
従来技術 例えば漁港では、大量の砕氷塊を使用して漁獲物を冷
凍保存するのが一般的であり、この使用目的に向けて砕
氷塊には旺盛な需要がある。前記砕氷塊は、一般に大型
製氷機で製造した板氷をクラッシャーにより破砕し小氷
塊化することにより得られるものであって、これは貯氷
庫内で大量に堆積貯留され、庫内底部に配設したスクリ
ュー等の搬出手段により必要量だけ庫外に搬出される。
ここで、漁港ではトラックにより一度に多量の氷塊を
購入するユーザが殆どであるため、漁港に設置される貯
氷庫の氷放出口は、一般にトラックの荷台よりも高い位
置に設けられている。一例として貯氷庫を据付面から所
定高さだけ立上げて設置することにより、貯氷庫の底部
下方にトラックを乗り入れ可能に構成する。そして、貯
氷庫の底部に開設した氷放出口からトラックの荷台に向
けて氷塊を落下放出する型式がある。しかしこの場合
は、貯氷庫の上部に製氷機が設置されることから、全体
の高さ寸法が極めて高くなる欠点がある。
そこで、貯氷庫を据付面に設置した状態で、氷放出口
を貯氷庫の底部から所定高さだけ上方に設け、貯氷庫の
底部から適宜の搬氷装置により氷塊を氷放出口にするも
のがある。貯氷庫の底部から氷放出口まで氷塊を運び上
げる手段として、例えば貯氷庫の外部に搬出管を傾斜配
置したり垂直に配置すると共に、該搬出管の内部にスク
リューコンベヤを配設し、搬出管の下部を貯氷庫の底部
に連通接続することが実施されている。すなわち、先ず
貯氷庫の底部に配設したスクリューを介して氷塊を搬出
管に供給し、次いでこの氷塊をスクリューコンベヤによ
り氷放出口まで運び上げるものである。
考案が解決しようとする課題 前述した貯氷庫では、氷塊の定量供給を行なうため
に、前記氷放出口に計量器を配設したり、タイマにより
搬氷装置の稼動時間を制御することが実施されている。
しかるに何れの方式であっても、氷塊の搬出量が所定量
になった時点(計量器の定量検知またはタイマのタイム
アップ)で、搬氷装置が停止制御される。このとき、貯
氷庫の外部に導出する搬出経路中(前記搬出管)には、
必然的に余剰の氷塊が残留することになる。
この場合において、冬場のように外気温度が低いとき
は、搬出経路中に残留した氷塊同志が固結(ブロッキン
グ)し、搬氷装置を再稼動した際に、氷塊の円滑な搬送
が阻害されたり、該装置に過大な負荷が加わって破損す
る重大な問題があった。また夏場のように外気温度が高
いときには、搬出経路中に残留する氷塊が融解してしま
い、大量の氷塊がムダとなる欠点が指摘される。
考案の目的 本考案は、前述した貯氷庫の搬氷装置に内在する前記
欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたもの
であって、貯氷庫から搬出された余剰の氷塊を貯氷庫に
返却し、搬出経路中で氷塊が固結したり融解するのを未
然に防止する手段を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前述した課題を克服し、所期の目的を達成するため本
考案は、貯氷庫の内部に画成した空間の底部に回転自在
に配設された第1のスクリューコンベヤと、前記貯氷庫
の外部に立設され、その下部において空間に連通する搬
出管と、この搬出管の内部に回転自在に配設した第2の
スクリューコンベヤとからなり、氷放出運転に際し、前
記空間に貯留された氷塊を第1のスクリューコンベヤで
搬出管に供給した後、該氷塊を第2のスクリューコンベ
ヤで搬出管に沿って運び上げるようにした搬氷装置にお
いて、 前記搬出管の上部に氷塊を受け入れ可能に配設される
と共に、長手方向の一端に氷放出口が連通接続される放
出管と、 前記放出管の他端に一端が連通接続されると共に、他
端部は前記貯氷庫に連通する氷塊回収管と、 前記放出管の内部に正逆回転可能に配設されて、その
長手方向に略全長に亘って延在する第3のスクリューコ
ンベヤとからなり、 前記放出管に供給された氷塊を、第3のスクリューコ
ンベヤの正転時には氷放出口を介して外部に放出し、そ
の逆転時には氷塊回収管を介して貯氷庫に返却するよう
に構成したことを特徴とする。
実施例 次に、本考案に係る貯氷庫の搬氷装置につき、好適な
実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明す
る。なお本考案は、貯氷庫に配設される搬氷装置に関す
るので、先ず貯氷庫の一般的な構成につき、スラットコ
ンベアを内蔵した貯氷庫を例に挙げて説明する。
(貯氷庫について) 第1図に示す如く、全体が略箱形をなす貯氷庫10の内
部には、大量の小氷塊を所定レベルまで堆積貯留し得る
空間12が画成されている。また貯氷庫10の上部には、複
数の板氷を同時に生成する製氷機13が搭載され、ここで
製造された板氷は公知のクラッシャーにより砕かれ大量
の小氷塊11となった後、シュート14を介して貯氷庫10に
落下放出される。更に貯氷庫10の側壁外面には断熱材が
被覆され、貯氷庫10の内部は冷凍ユニット(何れも図示
せず)により強制冷却されるようになっている。
前記貯氷庫10の底部には、第2図に示す如く、スラッ
トコンベヤ15が走行自在に配設されると共に、該コンベ
ヤ15の走行方向下流側の上方にクラッシャー16が配設さ
れている。このクラッシャー16は、前記空間12を製氷機
13から放出される小氷塊11が堆積貯留される貯留空間12
aと、該小氷塊11を外部に搬出する搬出空間12bとに画成
すると共に、貯留空間12aに堆積貯留された小氷塊11を
搬出空間12bに向けて掻き崩すべく機能する。
前記搬出空間12bの底部には、殊に第1図に示す如
く、搬氷装置17を構成する第1のスクリューコンベヤ18
が回転自在に水平に配設されている。すなわち、前記貯
留空間12aに堆積された小氷塊11は、スラットコンベヤ1
5の走行に伴ってクラッシャー16に向けて搬送され、該
クラッシャー16により掻き崩されて、搬出空間12bに放
出される。そして搬出空間12bの小氷塊11は、第1のス
クリューコンベヤ18の回転により庫外に搬出されるもの
である。
(搬氷装置について) 前記貯氷庫10の側壁外部には、該側壁に開設した開口
44を介して前記搬出空間12bに連通する水平搬出管18
が、所定長さだけ水平に延在している。また水平搬出管
19の内部には、第1図に示す如く、搬出空間12bに配設
した第1のスクリューコンベヤ18が共通的に延在してい
る。該第1のスクリューコンベヤ18は、貯氷庫10の外部
に配設した第1モータ20により正転方向に駆動されるよ
うに構成される。従って、第1モータ20を起動して第1
のスクリューコンベヤ18を回転させれば、前記搬出空間
12b内の小氷塊11は、コンベヤ18の回転に伴って水平搬
出管19中を搬送させて、後述する垂直搬出管21に供給さ
れる。
第1図に示す如く、貯氷庫10に隣接して垂直搬出管21
が立設され、該垂直搬出管21の下部に前記水平搬出管19
が連通接続されている。また垂直搬出管21の内部には、
第2のスクリューコンベヤ22が回転自在に配設され、該
第2のスクリューコンベヤ22は、垂直搬出管21にブラケ
ット45を介して固定した第2モータ23により正転方向に
回転するよう構成されている。すなわち、前記第1のス
クリューコンベヤ18を介して垂直搬出管21の下部に供給
された小氷塊11は、第2のスクリューコンベヤ22の回転
により垂直搬出管21の上部まで運び上げられる。
ここで、小氷塊11と第2のスクリューコンベヤ22との
摩擦抵抗は極めて小さいため、該コンベヤ22を回転させ
るだけでは、小氷塊11を運び上げるのは困難である。そ
こで、実施例では第4図に示す如く、垂直搬出管21の内
部に第2のスクリューコンベヤ22を偏心的に配置すると
共に、垂直搬出管21の内壁面に、内方に所定長さだけ突
出する邪魔部材24を搬出管21の長手方向の略全長に亘っ
て延在させている。すなわち、垂直搬出管21の下部に供
給された小氷塊11は、第2のスクリューコンベヤ22の回
転に伴って搬出管21の内壁面に沿って移動し、前記邪魔
部材24に当接したときに上方に押し上げられる。これに
より、小氷塊11の円滑な運び上げが達成されるものであ
る。
なお、第2のスクリューコンベヤ22の最上部には、第
3図に示す如く、逆向きのスクリュー25が一巻だけ配設
されている。この逆向きスクリュー25は、第2のスクリ
ューコンベヤ22により運び上げられた小氷塊11を、後述
する放出管26に向けて効率的に供給するべく機能する。
前記垂直搬出管21の上部には、水平な放出管26が、そ
の長手方向の略中央部で連通接続されている。この放出
管26は、第1図に示す如く、長手方向一方の端部に氷放
出口27が連通接続され、また他端部には一端が前記貯氷
庫10に連通する氷塊回収管28の他端が連通接続されてい
る。更に放出管26の内部には、その長手方向の略全長に
亘って延在する第3のスクリューコンベヤ29が回転自在
に配設され、該第3のスクリューコンベヤ29は、貯氷庫
10の側壁に配設した第3モータ30により正逆方向に回転
するように構成されている。すなわち、前記垂直搬出管
21から放出管26に供給された小氷塊11は、第3のスクリ
ューコンベヤ29を正転方向に回転することにより、前記
氷放出口27を介して外部に放出される。また、第3のス
クリューコンベヤ29を逆転方向に回転すれば、放出管26
中の小氷塊11が氷塊回収管28を介して貯氷庫10内に返却
されるようになっている。なお氷塊回収管28は、第2図
に示す如く、貯氷庫10の内部に画成した搬出空間12bに
連通し、氷塊回収管28を介して貯氷庫10に返却された小
氷塊11は、次回の氷放出運転で搬出される。
また、氷放出口27の開口に開閉板47が開閉自在に配設
されると共に、氷塊回収管28の貯氷庫10内に臨む開口に
開閉板48が開閉自在に配設されている。すなわち、氷放
出口27を介して小氷塊11を外部に放出しているときに
は、氷塊回収管28の開閉板48が閉成して外気の庫内への
流入を阻止し、氷塊回収管28を介して小氷塊11を庫内に
回収する際には、氷放出口27の開閉板47が閉成して外気
の庫内への流入を阻止するよう構成されている。
なお、前記貯氷庫10の外部に配置される小氷塊11の搬
出経路を構成する水平搬出管19,垂直搬出管21および放
出管26は、夫々断熱材(図示せず)で被覆されている。
(氷放出口の回動機構について) 前記放出管26に連通する氷放出口27は、第5図に示す
如く、垂直搬出管21に配設したブラケット31にヒンジ32
を介して回転自在に支持されている。また氷放出口27の
外周には、チェン33が巻付固定されている。更に垂直搬
出管21と平行に延在する軸35が、該搬出管21にブラケッ
ト36を介して回転自在に配設され、この軸35の上端に配
設したスプロケット34が前記チェン33に噛合している。
すなわち、軸35の下端に配設したハンドル37を所定方向
に回転することによって、スプロケット34とチェン33と
の噛合作用下に氷放出口27の向きを可変し得るように構
成されている。
(計量器について) 前記氷放出口27の下方には、第1図に示す如く、計量
器38が配置され、氷放出口27から計量器38に向けて放出
された小氷塊11は、予め設定した量になった時点で、計
量器38の下方に乗り入れたトラック46に供給される。こ
の計量器38は、氷放出27を介して供給された小氷塊11の
重量が予め設定した重量になったことを検知して、前記
3基のモータ20,23,30の運転制御を行なうよう構成され
ている。
すなわち、軽量器38が定量検知すると、第7図のタイ
ミングチャート図に示す如く、第1モータ20,第2モー
タ23および第3モータ30を停止させる。また、このとき
スラットコンベヤ15およびクラッシャー16も同時に停止
させて、貯氷庫10(搬出空間12b)からの小氷塊11の搬
出を停止させる。次いで、所定時間(1秒〜2秒程度)
の遅延後、先ず第3モータ30を起動して逆転方向に回転
させると共に、1秒〜2秒遅延して第2モータ23を起動
する。これにより、前記垂直搬出管21および放出管26に
残留する小氷塊11は、貯氷庫10に返却され、貯氷庫10の
外部に配置される主な搬出経路(垂直搬出管21および放
出管26)中に小氷塊11を残留させないよう構成されてい
る。そして所定時間経過後に、第2モータ23および第3
モータ30が停止して、一回の氷放出運転が完了する。な
お、計量器38が定量検知してから第2モータ23および第
3モータ30が停止するまでの時間は、垂直搬出管21中に
残留する小氷塊11を全て貯氷庫10内に返却し得る時間に
設定されている。
ここで、氷塊放出運転の始動に際して、前記3基のモ
ータ20,23,30を同時に起動すると、水平搬出管19と垂直
搬出管21との接続部および垂直搬出管21と放出管26との
接続部で氷塊が詰るおそれがある。そこで実施例では、
氷塊放出運転の始動の際には、第3モータ30→第2モー
タ23→第1モータ20の順で起動すると共に、各起動は1
秒〜2秒程度遅延させるように設定されている(第7図
参照)。また、第1モータ20を起動してから1秒〜2秒
程停遅延してスラットコンベヤ15およびクラッシャー16
が運転されるようになっている。
なお、前記貯氷庫10から放出される小氷塊11の量を、
前記計量器38で制御することは本願の必須の要件ではな
い。例えば、貯氷庫10からの小氷塊11の放出量を、ユー
ザが始動ボタンと停止(何れも図示せず)とを操作する
ことにより行なうよう構成し、停止ボタンを操作するこ
とにより、第3モータ30を逆転するようにしてもよい。
(第1のスクリューコンベヤによる小氷塊の搬出量検知
手段について) ここで、前記第1のスクリューコンベヤ18による小氷
塊11の搬出量が多くなると、前記開口44や水平搬出管19
中で小氷塊11が詰って円滑な搬送をなし得なくなるおそ
れがある。そこで実施例では、貯氷庫10の開口44に近接
する位置に検知手段39を配設し、該検知手段39により第
1のスクリューコンベヤ18による小氷塊11の搬出量を監
視するよう構成している。
第6図に示す如く、第1のスクリューコンベヤ18の上
方に検出板40が揺動自在に懸吊枢支されると共に、該検
出板40の下部には、可動板41が高さ調節自在に配設され
ている。また検出板40の上部に作動片42が突設され、第
1のスクリューコンベヤ18の上方に関係的に固定した氷
検知スイッチ43のレバー43aが、前記作動片42の移動軌
跡に臨んで、常には氷検知スイッチ43を電気的に閉成し
ている。
しかるに、設定量以上の小氷塊11が第1のスクリュー
コンベヤ18により搬送されると、可動板41に小氷塊11が
当接してこれを回動し、作動片42が氷検知スイッチ43の
レバー43aから離間して、該スイッチ43を開放する。そ
してこのときには、前記スラットコンベヤ15およびクラ
ッシャー16を停止させて、前記搬出空間12bへの小氷塊1
1の放出を停止させる。なお、第1のスクリューコンベ
ヤ18の回転により搬出空間12b内の小氷塊11が少なくな
ると、前記氷検知スイッチ43が元の位置に戻り、再びス
ラットコンベヤ15およびクラッシャー16を稼動させる運
転を繰り返すようになっている。
実施例の作用 次に、本考案に係る貯氷庫の搬氷装置の作用につき説
明する。第1図に示す貯氷庫10において、製氷機13での
製氷運転が完了すると、生成された板氷は落下してクラ
ッシャー(図示せず)により破砕され、多数の小氷塊11
となって貯氷庫10内に堆積貯留される。このとき貯氷庫
10内は、前述した如く図示しない冷凍ユニットにより冷
却保持され、前記スラットコンベヤ15,クラッシャー16
および第1〜第3のスクリューコンベヤ18,22,29は駆動
を停止して待機状態にある。
次いで貯氷庫10内に貯留された小氷塊11を所定量取り
出す必要がある場合は、氷放出ボタン(図示せず)を押
す。これにより第7図のタイミングチャート図に示す如
く、前記3基のモータ20,23,30が夫々所定の順序で起動
されて正転本考案に回転する。また所定時間遅延後に、
前記スラットコンベヤ15およびクラッシャー16が始動
し、前記貯留空間12aに貯留されている小氷塊11を、搬
出空間12bに放出する(第2図参照)。これにより、先
ず第1のスクリューコンベヤ18の回転作用下に、搬出空
間12bに放出された小氷塊11は、貯氷庫10の外部に延出
する水平搬出管19中を搬送される。この小氷塊11は、前
記垂直搬出管21に供給され、次いで該垂直搬出管21の内
部に配設した第2のスクリューコンベヤ22により上方に
運び上げられる。なお第3図に示す如く、第2のスクリ
ューコンベヤ22の上部に逆向きスクリュー25が配設され
ているので、上部まで運び上げられた小氷塊11は、逆向
きスクリュー25の回転により放出管26に効率的に供給さ
れる。
このとき、放出管26の内部に配設した第3のスクリュ
ーコンベヤ29は正転方向に回転しているので、放出管26
に供給された小氷塊11は、放出管26中を左方(第1図に
おいて)に搬送される。そして、該小氷塊11は、前記氷
放出口27を介して計量器38に放出される。
前記3基のスクリューコンベヤ18,22,29の正転方向へ
の回転が継続して、貯氷庫10から搬出された小氷塊11が
計量器38に所定量だけ供給されると、該計量器38が定量
検知して、前記スラットコンベヤ15,クラッシャー16お
よび3基のモータ20,23,30の運転を停止させる。これに
より、各スクリューコンベヤ18,22,29が停止して、貯氷
庫10からの小氷塊11の搬出が停止する。
次いで、前記第3モータ30が起動されて逆転方向に回
転し、第3スクリューコンベヤ29の逆転作用下に、放出
管26に残留する小氷塊11は、該放出管26中を右方(第1
図において)に搬送されて、前記氷塊回収管28を介して
貯氷庫10内に返却される。また、第2モータ23が所定時
間遅延後に起動されて正転方向に回転し、垂直搬出管21
に残留する小氷塊11は、第2のスクリューコンベヤ22に
より放出管26に向けて搬送される。従って、垂直搬出管
21から放出管26に搬送された小氷塊11も、同様に貯氷庫
10内に返却される。そして所定時間経過後に、第2モー
タ23および第3モータ30が停止して、一回の氷放出運転
が完了する。
すなわち、計量器38の定量検知により第1のスクリュ
ーコンベヤ18が停止した際に、垂直搬出管21および放出
管26に残留する余剰の小氷塊11は、全て貯氷庫10に返却
される。従って、搬出経路内で小氷塊11が固結してスク
リューコンベヤを損傷させたり、搬出経路内に残留する
小氷塊11が融解してムダとなるのを未然に防止得る。
なお、実施例ではスラットコンベヤを備える貯氷庫に
本願に係る搬氷装置を採用した場合につき説明したが、
本願はこれに限定されるものでなく、ホッパー型の貯氷
庫にも好適に採用可能である。
考案の効果 以上述べたように、本考案に係る貯氷庫の搬氷装置に
よれば、貯氷庫から搬出されて、放出されることなく搬
出経路中に残留する余剰の氷塊を、貯氷庫に返却するよ
う構成したものである。従って、搬出経路中で氷塊が固
結して搬氷装置の稼動に支障を来たしたり、余剰の氷塊
が融解してムダとなるのを未然に防止し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る貯氷庫の搬氷装置の概
略構成を示す縦断正面図、第2図は、貯氷庫の縦断側面
図、第3図は、垂直搬出管と放出管との連結部を示す要
部縦断面図、第4図は、垂直搬出管の横断面図、第5図
は、氷放出口の回動機構を示す説明図、第6図は、第1
のスクリューコンベヤによる氷塊搬出量を検出する手段
を示す概略説明図、第7図は、実施例装置を稼動した場
合のタイミングチャート図である。 10……貯氷庫、11……小氷塊 12……空間 18……第1のスクリューコンベヤ 21……垂直搬出管 22……第2のスクリューコンベヤ 26……放出管、27……氷放出口 28……氷塊回収管 29……第3のスクリューコンベヤ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯氷庫(10)の内部に画成した空間(12)
    の底部に回転自在に配設された第1のスクリューコンベ
    ヤ(18)と、前記貯氷庫(10)の外部に立設され、その
    下部において空間(12)に連通する搬出管(21)と、こ
    の搬出管(21)の内部に回転自在に配設した第2のスク
    リューコンベヤ(22)とからなり、氷放出運転に際し、
    前記空間(12)に貯留された氷塊(11)を第1のスクリ
    ューコンベヤ(18)で搬出管(21)に供給した後、該氷
    塊(11)を第2のスクリューコンベヤ(22)で搬出管
    (21)に沿って運び上げるようにした搬氷装置におい
    て、 前記搬出管(21)の上部に氷塊(11)を受け入れ可能に
    配設されると共に、長手方向の一端に氷放出口(27)が
    連通接続される放出管(26)と、 前記放出管(26)の他端に一端が連通接続されると共
    に、他端部は前記貯氷庫(10)に連通する氷塊回収管
    (28)と、 前記放出管(26)の内部に正逆回転可能に配設されて、
    その長手方向の略全長に亘って延在する第3のスクリュ
    ーコンベヤ(29)とからなり、 前記放出管(26)に供給された氷塊(11)を、第3のス
    クリューコンベヤ(29)の正転時には氷放出口(27)を
    介して外部に放出し、その逆転時には氷塊回収管(28)
    を介して貯氷庫(10)に返却するよう構成した ことを特徴とする貯氷庫の搬氷装置。
JP1990072478U 1990-07-06 1990-07-06 貯氷庫の搬氷装置 Expired - Lifetime JP2533304Y2 (ja)

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JPS5826728A (ja) * 1981-08-07 1983-02-17 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 循環式紛粒体搬出装置
JPS58100006A (ja) * 1981-12-03 1983-06-14 Kyoei Zoki Kk 固結し易い粉粒体の貯蔵装置

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