JP2006084140A - アイスディスペンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】アイスディスペンサの氷塊搬出装置を洗浄を容易する。
【解決手段】アイスディスペンサ10は、製氷機構20で生成した氷塊Kを横方向へ移送する第1氷塊搬送機構42と、この第1氷塊搬送機構42から受取った氷塊Kを上方へ搬送して機外へ放出する第2氷塊搬送機構60とからなる氷塊搬出装置40を備えている。第1氷塊搬送機構42は、上方に開放する箱状のケーシング44の内方に配設されて、ケーシング44内の氷塊Kを第2氷塊搬送機構60へ向けて移送する移送スクリュー46を備える。第2氷塊搬送機構60は、上下方向に延在すると共に、その下部がケーシング44の内方に臨んで、下部において氷塊Kを受取って上方へ搬送する搬送チェーン68を備える。ケーシング44に洗浄液を満たした状態で、移送スクリュー46および搬送チェーン68を駆動手段Mで強制的に駆動することで、移送スクリュー46および搬送チェーン68の洗浄ができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、製氷機構により製氷された氷塊を貯氷室に蓄え、この貯氷室から外部へ氷塊を搬出する氷塊搬出装置を備えたアイスディスペンサに関するものである。
多量の氷塊を連続的に製造して貯留する貯氷装置として、特許文献1に開示の如く、水平搬送手段と垂直搬送手段とからなる氷塊搬出装置を貯氷庫に配設することで、貯氷庫に蓄えられた氷塊を外部へ取出せるよう構成したものが提案されている。
実開昭58−126683号公報
前記貯氷庫は0℃程度に温度設定されているので、雑菌等の繁殖が抑制されているが、貯氷庫の外方に設けられた氷塊搬出装置では、比較的温度が高くなっているから、雑菌等が繁殖する虞れがあり、定期的な洗浄が必要となる。しかしながら、氷塊搬出装置における氷塊を垂直方向へ搬送する垂直搬送手段はカバーで覆われているため、この垂直搬送手段を洗浄することが困難である問題が指摘される。
すなわちこの発明は、従来の技術に係るアイスディスペンサに内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、氷塊搬出装置を容易に洗浄し得るアイスディスペンサを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係るアイスディスペンサは、
製氷機構から放出される氷塊を貯留する貯氷室と、この貯氷室の底部に設置され、氷塊を横方向へ移送する第1氷塊搬送機構と、この第1氷塊搬送機構の移送終端に設置され、該第1氷塊搬送機構から受取った氷塊(K)を上方へ搬送して機外へ放出する第2氷塊搬送機構とからなるアイスディスペンサにおいて、
前記第1氷塊搬送機構は、上方に開放する箱状のケーシングの内方に配設されて、該ケーシング内の氷塊を第2氷塊搬送機構へ向けて移送する移送手段を備え、
前記第2氷塊搬送機構は、上下方向に延在すると共に、その下部が前記ケーシングの内方に臨んで、該下部において氷塊を受取って上方へ搬送する搬送手段を備え、
前記ケーシングに洗浄液を満たした状態で、前記移送手段および搬送手段を駆動手段で強制的に駆動することで、該移送手段および搬送手段の洗浄をなし得るよう構成したことを特徴とする。
本発明に係るアイスディスペンサによれば、第1氷塊搬送機構について、上方に開放する箱状のケーシングの内方に、第2氷塊搬送機構へ向けて氷塊を移送する移送手段を配設し、第2氷塊搬送機構における上下方向に延在する搬送手段の下部を、ケーシングの内方に臨ませて氷塊を受取って上方へ搬送するように構成したから、移送手段および搬送手段を駆動手段で強制的に駆動することで、ケーシングに満たした洗浄液で、移送手段および搬送手段を洗浄することができるから、各機構を分解する必要はなく、洗浄の手間を軽減し得ると共に、移送手段および搬送手段の衛生状態を好適に維持し得る。
次に、本発明に係るアイスディスペンサにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、図1の正面側を、アイスディスペンサの前面側として説明する。
図1は、実施例に係るアイスディスペンサ10の概略構成を示す断面図であって、アイスディスペンサ10の本体をなす筐体12は、下方の機械室14と上方の貯氷室16とに仕切られ、機械室14にオーガ式の製氷機構20が設置されると共に、貯氷室16には該製氷機構20に製氷水を供給する貯水タンク18が着脱自在に収容されている。また、前記アイスディスペンサ10は、貯氷室16の底部に設置され、氷塊Kを横方向へ移送する第1氷塊搬送機構42と、この第1氷塊搬送機構42の移送終端に下部が接続されると共に、上部が筐体12から突出し、該第1氷塊搬送機構42から受取った氷塊Kを上方へ搬送すると共に機外へ放出する第2氷塊搬送機構60とからなる氷塊搬出装置40を備えている。
前記オーガ式製氷機構20は公知のものであって、その構成を概略的に説明すれば、円筒状の冷凍ケーシング22の外周に、圧縮機や凝縮器等からなる冷凍機構(何れも図示せず)に連通する蒸発管24が密着的に巻回され、製氷運転時に冷媒を該蒸発管24に循環させることにより、冷凍ケーシング22を強制冷却するよう構成される。また、冷凍ケーシング22には、前記貯水タンク18に連通するリザーブタンク26から製氷水が供給され、製氷運転が開始されて冷凍ケーシング22が強制冷却されることで、製氷水がケーシング内壁面から徐々に氷結を始め、層状の薄氷が形成されるようになっている。
前記冷凍ケーシング22の内部には、オーガスクリュー28が回転自在に内挿され、機械室14の下部に配設されたギヤードモータGMによりオーガスクリュー28が回転駆動される。このオーガスクリュー28には、冷凍ケーシング22の内径より僅かに小さい外径の削切刃が螺旋状に形成され、該ケーシング22の内壁面に氷結する薄氷を、ギヤードモータGMにより回転されるオーガスクリュー28の削切刃で削り取りつつ上方に移送するよう構成される。そして、冷凍ケーシング22の上部に配設されてオーガスクリュー28の上軸部を回転可能に支持する押圧頭30で、オーガスクリュー28により削り取られつつ上方に移送されるフレーク状氷を圧縮し、得られた圧縮氷(氷塊K)を前記貯氷室16内に放出して底部側から順次貯留するようになっている。
前記貯氷室16は、上方に開放する箱状に形成され、その上端には天板12aが着脱可能に配設されて上部開口を閉成するよう構成される。この貯氷室16の内底部は、貯留された氷塊Kを必要量だけ外部に搬出する氷塊搬出装置40が設けられる側(図1における左側)が低くなると共に、反対側(図1における右側)が一段高くなるよう所要の段差が設定されている。そして、貯氷室16の一段高くなっている高床部16aに、前記オーガ式の製氷機構20を構成する冷凍ケーシング22の上端部が貫通して貯氷室16内に臨むようになっている。また、前記貯氷室16の一段低くなっている低床部16bには、氷塊搬出装置40の第1氷塊搬送機構42が、その本体部分となるケーシング44を嵌め込んだ状態で設置され、このケーシング44に落ち込んだ氷塊Kを前側(移送始端)から奥側(移送終端)へ向けて移送し、奥側に立設された第2氷塊搬送機構60に受渡すよう構成される(図2参照)。更に、前記貯氷室16の天井面となる天板12aの下面には、図示しない制御手段に接続される満氷検知手段17が設置され、前記製氷機構20の製氷運転につれて、堆積した氷塊Kが満氷検知手段17によって検知された際に、制御手段では貯氷室16が満杯状態になったと判断して、製氷機構20の製氷運転を停止するようになっている。そして、前記満氷検知手段17が氷塊Kを検知しなくなった際に、製氷機構20の製氷運転を再び開始するようになっている。なお、前記満氷検知手段17の配設位置は、天板12aに限らず、貯氷室16の内部側面であってもよい。
前記低床部16bには、筐体12の底部に配設された排水タンク34に連通接続する排水管32が配設され、貯氷室16内に溜った氷塊Kの融解水等を排水タンク34に排水管32を介して排出し得るようになっている。また、前記第1氷塊搬送機構42におけるケーシング44の底部には、前記排水管32に整合する位置に排水孔44cが開設され、ケーシング44から融解水または氷塊搬出装置40の洗浄水等を排水管32から排出し得るよう構成される。
前記アイスディスペンサ10は、氷塊Kの有無を検知する手段として、前述した満氷検知手段17に加えて、前記第1氷塊搬送機構42の近傍に配設されて前記制御手段に接続する氷塊検知手段36を備える。この氷塊検知手段36は、前記第1氷塊搬送機構42の移送始端側であって、前記製氷機構20と離間した側の貯氷室底部に設置した本体部36aと、この本体部36aに上下動可能に取付けられた板状の検知部36bとから構成され、この検知部36bが前記第1氷塊搬送機構42におけるケーシング44の上方に突出した状態となっている(図2参照)。前記検知部36bは、常にはケーシング44の後述する案内壁44aから離間するようにばね等の弾性体で上方へ付勢され(図5における実線の状態)、氷塊Kが検知部36b上に堆積すると、本体部36aを回動中心として下方に回動して氷塊Kの検知状態となる(図5における2点鎖線の状態)。すなわち、前記第1氷塊搬送機構42のケーシング44内に氷塊Kが充分に存在すると、このケーシング44の内方に臨むように配設された検知部36bが、氷塊Kにより下方に回動した状態となり、氷塊搬出装置40による氷塊Kの搬出が好適に実施できる状態となっている。これに対し、製氷運転初期の氷塊Kの堆積が不充分である場合や、前記氷塊搬出装置40を駆動して氷塊Kを搬出した際に、ケーシング44内の氷塊Kが移送されたものの、次の氷塊Kがケーシング44内に供給されないアーチングが発生した場合は、前記検知部36bは弾性体で付勢されて案内壁44aから離間して氷塊Kの非検知状態になる(図5における実線の状態)。そして、前記満氷検知手段17が氷塊Kを検知している貯氷室16の満氷状態のもとで、氷塊検知手段36が氷塊Kを検知しなくなった時は、前記制御手段が前記製氷機構20による製氷運転を強制的に開始させ、氷塊Kを生成するよう制御される。
前記氷塊搬出装置40は、前述したように、第1氷塊搬送機構42と第2氷塊搬送機構60とからなり、筐体12とは独立して構成され、前記天板12aを開放した状態で貯氷室16から上方に引き出せるようになっている。
前記第1氷塊搬送機構42は、前記貯氷室16の低床部16bに整合し得る大きさに設定され、平面視において長方形で上方に開放したケーシング44を本体とし、このケーシング44の内方に、氷塊Kを横方向(前側から奥側)へ移送する移送スクリュー(移送手段)46が回転自在に配設されている。前記ケーシング44は、その長辺を前後方向に延在させた状態で前記低床部16bに設置され、その開放端縁は高床部16aと略同一高さになるように設定される。またケーシング44は、長辺に対応する各壁面から離間するにつれて下方傾斜するように夫々形成した対向する案内壁44a,44aを内方に備えている。そして、前記製氷機構20により製氷されて貯氷室16に堆積した氷塊Kは、前記案内壁44aに沿ってケーシング44の内方へ落ち込んで、このケーシング44の中央部に長辺方向に沿って延在する移送スクリュー46による横方向への移送に備えられる。
前記移送スクリュー46は、前記ケーシング44の長辺に沿って延在する回転軸48と、この回転軸48に螺旋状に巻掛けた一条の棒状体であるガイドバー50とから構成されている。前記回転軸48は、前記第2氷塊搬送機構60に配設された駆動手段Mから後述する搬送チェーン(搬送手段)68を介して動力伝達される変速機構54に、移送終端側の端部が連結されると共に、移送始端側の端部がケーシング44に設けた軸受52に回転可能に支持される(図3参照)。そして、前記ガイドバー50の回転領域と各案内壁44aとの間は、氷塊Kが通過しない程度離間するよう設定され、前記駆動手段Mによる回転軸48の回転に伴って、ガイドバー50も回転して前記案内壁46aに沿って氷塊Kを横方向へ移送するようになっている。
前記ケーシング44の底部および案内壁44aは、氷塊Kの移送方向に沿う面を略水平に形成してあるが、第2氷塊搬送機構60の下部に臨み、該第2氷塊搬送機構60への氷塊Kの供給路となる移送終端側底部には、スロープ44bが傾斜形成されている。このスロープ44bは、図3に示す如く、移送始端側から終端側に向かうにつれて下方傾斜するように形成され、第2氷塊搬送機構60の下部における氷塊受渡し部分が広くなるように構成される。
前記第2氷塊搬送機構60は、下部が前記第1氷塊搬送機構42の移送終端に接続されると共に、上部が前記天板12aを貫通して筐体12の上方に位置し、この上部近傍に氷塊Kを取出す氷放出口60aが設けられている(図1または図4参照)。前記第2氷塊搬送機構60は、前記ケーシング44の移送終端側に連結して垂直に立設した本体枠62を本体部分とし、この本体枠62に上下の関係で離間して配設され、無端の搬送チェーン68が巻き掛けられた一対のスプロケット64,66と、これらのスプロケット64,66のうち上方に位置する第1スプロケット64を回転駆動する駆動手段Mとを備えている(図3参照)。この駆動手段Mは、前記アイスディスペンサ10の前面側に位置する第1スプロケット64に対し、前記本体枠62を挟んだ背面側に配設されている。更に、前記スプロケット64,66のうち、下方に位置する第2スプロケット66は、前記第1氷塊搬送機構42における移送スクリュー46の移送終端に同軸的に位置して、この移送スクリュー46で横方向に移送されてきた氷塊Kが、巻回された搬送チェーン68の回転領域に受容されるようになっている。
前記搬送チェーン68は、前記スプロケット64,66の半径方向外方へ延出する複数の案内羽根68aを所定間隔で備え、前記駆動手段Mにより第1スプロケット64を回転駆動することで、搬送チェーン68が回転されて、前記移送スクリュー46から受渡された氷塊Kをケーシング44の内方で受取って、案内羽根68aに氷塊Kを載置して本体枠62に沿って上方に押上げるようになっている。また、前記搬送チェーン68における前面側に臨む部位は、第1および第2スプロケット64,66に臨む部位を除く、ほぼ全面に亘ってカバー70で覆われている。このカバー70は、氷塊Kが通過しない程度だけ搬送チェーン68から離間して設置され、案内羽根68aに載置されて上方へ搬送される氷塊Kのガイドとしても機能している。前記案内羽根68aは、搬送チェーン68を構成する一対のリンクプレート69,69の略中間部位から夫々延出した延出片69a,69aと、これらの延出片69a,69aの間に回転可能に支持された円形の案内部材69bとから構成される(図6参照)。
前記搬送チェーン68により上方に搬送された氷塊Kは、前記第2氷塊搬送機構60の上部前面に設けられた氷放出口60aに到来し、本体枠62より張り出して前記第1スプロケット64の裏面側に設けられた板状の規制部62aに移動が阻まれて前面側に押出されて氷放出口60aから放出され、この氷放出口60aに接続されたシュート74に案内されて下方に落下する。前記シュート74は、本体枠62から離間するにつれて下方傾斜するよう形成されると共に、その根元部分には、左右方向に亘って切欠74aが開設され、該シュート74を伝って流下する融解水等を水切りし得るようになっている。なお、前記第1スプロケット64の前面側(氷放出口60aの前面側)は、上部カバー72により覆われている。
また、前記第2氷塊搬送機構60の本体枠62における筐体12の上方に突出する部位の中途には、前記シュート74の下方に位置する載置台76が設置されている。この載置台76は、前記シュート74から放出される氷塊Kをコップ等の小容器Cで受取る際に、この小容器Cを載置するために使用される。前記載置台76は、前記本体枠62の側面に一対のヒンジ62b,62bにより回動可能に取付けられ、常には前記シュート74の下方に位置して小容器Cの載置部位として使用されると共に、バケツ等の大容器に氷塊Kを入れる場合は、ヒンジ62b,62bを回動中心として載置台76を側方へ回動してシュート74の下方から退避させることで(図4における2点鎖線参照)、シュート74の下方に大容器を挿入する空間を確保し得るようになっている。
前記第2氷塊搬送機構60の前面側であって、前記シュート74と載置台76との間に、前記駆動手段Mを駆動する運転スイッチ78が配設されている。この運転スイッチ78は、前記載置台76と一体的に回動する前面板62cに取付けられ、この載置台76に載置した小容器Cで運転スイッチ78を押圧することで、前記駆動手段Mを駆動して氷塊Kを放出し、押圧状態を解除することで停止するように駆動手段Mが制御される。また、前記運転スイッチ78とは別に、前記駆動手段Mを連続的に運転する連続スイッチ(図示せず)も設けられ、載置台76をシュート74の下方から退避させて大容器に氷塊Kを放出する場合等の氷塊Kの搬出状況に合わせて使い分けされる。
前記氷塊搬出装置40は、前記運転スイッチ78または連続スイッチの入力に基づいて、第2氷塊搬送機構60に配設された駆動手段Mによって垂直方向の氷塊搬送手段である搬送チェーン68が回転駆動されると共に、変速機構54を介して水平方向の氷塊搬送手段である第1氷塊搬送機構42の移送スクリュー46が回転駆動されるようになっている。前記変速機構54は、軸受部56に回転自在に支持された第2スプロケット66と一体であって、前記本体枠62を挟んだ背面側に同軸的に設けられた第3スプロケット54aと、この第3スプロケット54aの上方に位置して、本体枠62の背面側に回転可能に配設した第4スプロケット54bと、この第4スプロケット54bと一体であって、前記本体枠62に対し離間する側に同軸的に設けられた第5スプロケット54cと、一端に第6スプロケット55aを備え、第2スプロケット66および第3スプロケット54aに対し同軸的に嵌挿させた他端が前記移送スクリュー46の回転軸48と一体的に回転可能に連結する軸部55と、前記第3スプロケット54aおよび第4スプロケット54bに巻掛けられた第1チェーンCH1と、前記第5スプロケット54cおよび第6スプロケット55aに巻掛けられた第2チェーンCH2とから構成されている(図3参照)。前記軸部55は、前記第6スプロケット55aを本体枠62の背面側に位置した状態で第2スプロケット66および第3スプロケット54aに嵌挿されると共に、第2スプロケット66および第3スプロケット54aに対しては、独立して回転可能に配設されている。ここで、前記駆動手段Mから第2スプロケット66を介して伝えられた回転は、変速機構54を構成する第3〜6スプロケット54a,54b,54c,55aを伝達される過程で減速され、搬送チェーン68の回転速度より移送スクリュー46の回転速度が遅くなるように設定される。すなわち、前記第1氷塊搬送機構42による横方向への氷塊Kの移送速度と比較して、前記第2氷塊搬送機構60による垂直方向への氷塊Kの搬送速度が速くなるようにしてある。なお、変速機構としては、前述した構成に限定させず、例えば歯車列等であってもよい。
前記移送スクリュー46は、前記回転軸48の移送終端側に螺設されたねじ孔48aに前記軸部55の他端に形成されたねじ部55bを螺合して固定され、これら両者48a,55bの螺合状態を解除すると共に、前記軸受52から移送始端側の端部を抜取ることで、移送スクリュー46をケーシング44から取外せるよう構成されている。また、前記軸部55は、第6スプロケット55aを分離可能に構成され、移送スクリュー46を取外したもとで、第2スプロケット66および第3スプロケット54aから抜出し得るようになっている。そして、一体的に回転する第2スプロケット66および第3スプロケット54aも分離可能に構成され、軸受部56から容易に取外し可能となっている。更に、前記軸受部56も本体枠62から取外し可能に構成されている。
前記氷塊搬出装置40は、前記満氷検知手段17および氷塊検知手段36の氷塊Kの検知状態または氷塊Kの有無にかかわらず、前記駆動手段Mを強制的に駆動する洗浄スイッチ(図示せず)を備えている。すなわち、前記ケーシング44に洗浄液を満たした状態で、洗浄スイッチをオンすることで、搬送チェーン68および移送スクリュー46を回転し、氷塊Kに接触する部分である搬送チェーン68および移送スクリュー46を洗浄することができる。この際、前記ケーシング44の底部に開設された排水孔44cを塞ぐことで、洗浄液を貯留させることができ、洗浄完了後の洗浄液は排水孔44cを開放して、排水管32を介して排水タンク34に排出し得るよう構成される。また、前記氷塊搬出装置40自体が筐体12と独立した構成となっており、筐体12から取出して外部で洗浄作業等のメンテナンスを実施し得るようになっている。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係るアイスディスペンサの作用について説明する。前記製氷機構20による製氷運転を開始すると、生成された氷塊Kが前記冷凍ケーシング22の上端部から放出され、次第に貯氷室16に堆積してゆく。これら氷塊Kは、貯氷室16の高床部16aにある程度堆積すると、前記案内壁44aに案内されてケーシング44の内方に落下して堆積してゆき、該ケーシング44の上方に延出する氷塊検知手段36の検知部36bによって、その存在が検知される。更に、製氷運転が進行すると、貯氷室16に氷塊Kが満たされ、前記天板12aに設けられた満氷検知手段17により氷塊Kが検知され、製氷運転が停止される。すなわち前記製氷運転は、前記氷塊検知手段36による氷塊Kの検知にかかわらず、前記満氷検知手段17が氷塊Kを検知するまで継続される。
次に、前記氷塊搬出装置40による貯氷室16からの氷塊Kの搬出について説明する。前記氷塊搬出装置40は、第2氷塊搬送機構60に配設された単一の駆動手段Mで、氷塊Kの搬送手段である搬送チェーン68および前記変速機構54を介して移送スクリュー46の双方が駆動される。すなわち、前記運転スイッチ78または連続スイッチの入力に基づいて前記駆動手段Mを駆動すると、前記第1スプロケット64が回転すると共に、搬送チェーン68が回転されて、このとき第2スプロケット66が従動して回転される。前記第2スプロケット66の回転に伴って、前記第3スプロケット54aが回転し、第1チェーンCH1を介して連結した第4スプロケット54bおよび第5スプロケット54cが回転される。また、第5スプロケット54cが回転することで、第2チェーンCH2が回転されて第6スプロケット55aを介して軸部55が前記第2スプロケット66とは独立して回転し、該軸部55の他端に連結した前記移送スクリュー46が回転する。ギヤ比を変えたこれらのスプロケット54a,54b,54c,55aを動力伝達される過程で回転数が低減されることで、移送スクリュー46の回転速度は、搬送チェーン68の回転速度より遅くなっている。そして、前記移送スクリュー46が回転されることで、ケーシング44内に落ち込んで該スクリュー46の回転領域にある氷塊Kが、螺旋運動するガイドバー50によって前側から奥側に設置された第2氷塊搬送機構60の下部へ向けて移送される。前記ケーシング44の移送終端に到来した氷塊Kは、第2氷塊搬送機構60の上下に離間配置されたスプロケット64,66に巻回されて、反時計回りに回転する搬送チェーン68の案内羽根68aが、ケーシング44の内方に至った際にすくい上げられて、本体枠62およびカバー70に案内されて上方に搬送される。
ここで、前記移送スクリュー46および搬送チェーン68を単一の駆動手段Mで連動的に駆動することで、各氷塊搬送機構に駆動手段を夫々設ける構成と比較してコストを低減できる利点がある。そして、前記第1氷塊搬送機構42の移送スクリュー46は、変速機構54を介して第2氷塊搬送機構60の搬送チェーン68と連動し、その回転速度を搬送チェーン68の回転速度より遅くするように設定することで、搬送チェーン68による氷塊Kの搬送が、移送スクリュー46による受渡しより速く進行するから、移送スクリュー46により移送された氷塊Kが移送終端で滞るのを防止し得る。従って、第1氷塊搬送機構42から第2氷塊搬送機構60への氷塊Kの受渡し部分において、移送スクリュー46で移送されてくる後続の氷塊Kとの圧縮による氷塊Kの破砕や、氷塊Kの詰まり等の不具合を回避し、安定した量の氷塊Kを搬出することができる。
また、前記ケーシング44の移送終端に、移送始端側から終端側に向かうにつれて下方傾斜するスロープ44bを形成することで、搬送チェーン68から延出する案内羽根68aの回転領域に到来した氷塊Kのうち、当該案内羽根68aですくい上げることができない余剰の氷塊Kが逃げることができるスペースを確保することができる。更に、前記搬送チェーン68の搬送部分となる案内羽根68aは、円形で角がなく、回転可能な案内部材69bを本体部分としているから、案内羽根68aによる氷塊Kの噛み込みを防止して氷塊Kの破砕や詰まり等を抑制することができる。
そして、前記搬送チェーン68により上方に搬送された氷塊Kは、第2氷塊搬送機構60の上部に位置する規制部62aで移動が規制されることで、前面に開放する氷放出口60aから放出され、前記シュート74に案内されて載置台76に置かれた小容器Cに払出される。このとき、前記シュート74を伝って融解水等が滴下する虞れがあるものの、このシュート74の中途に上下に開放する切欠74aが設けてあるので、流下する融解水等は切欠74aに阻まれて小容器Cに滴下することはない。また、前記載置台76は、ヒンジ62b,62bを回動中心としてシュート74の下方から側方へ退避させることが可能であるから、氷塊Kを受取る容器の大きさに応じて載置台76を退避させることで、シュート74の下方に大きなスペースを確保することができる。このとき、運転スイッチ78は載置台76と一体的に回動するが、別に連続スイッチが設けられているので、運転操作に不都合はない。
このように、前記氷塊搬出装置40により氷塊Kを搬出すると、第1氷塊搬送機構42における移送スクリュー46の回転領域にある氷塊Kは第2氷塊搬送機構60へ向けて移送されるものの、氷塊同士が氷結した場合等の原因で氷塊Kがケーシング44内に落ち込んでこない、所謂アーチングが発生することがある。このような場合、前記氷塊搬出装置40を駆動しても、氷塊Kが全く搬出されないか、または安定して搬出されない事態が生ずる。しかし、実施例のアイスディスペンサ10では、前記第1氷塊搬送機構42の近傍に、氷塊検知手段36を設け、満氷検知手段17が氷塊Kを検知している状態で、氷塊検知手段36が氷塊Kを検知しなくなった場合に、前記製氷機構20による製氷運転を開始するよう構成してあるから、製氷運転に伴って貯氷室16に放出される氷塊Kにより既存の氷塊Kを押動し、アーチング状態を突崩す流動を促すことができる。すなわち、氷塊Kのアーチング状態が解消され、ケーシング44内に氷塊Kが供給されるから、氷塊搬出装置40による氷塊Kの搬出に際して、氷塊Kを安定して供給し得ると共に、アーチングによる貯氷室16の貯氷空間の無駄を解消し得るので、貯氷室16の貯氷空間を有効に使用し得る。なお、アーチング状態が解消されることで氷塊検知手段36が氷塊Kを検知したときに、前記満氷検知手段17が氷塊Kを検知していれば、製氷機構20の製氷運転を停止するが、該満氷検知手段17が氷塊Kを検知しなくなっていれば、検知するまで製氷運転は継続される。
実施例のアイスディスペンサ10は、氷塊搬出装置40が筐体12と独立した構成となっており、氷塊搬出装置40を筐体12(貯氷室16)から取外すことで、外部で清掃または消耗部品の取替え等のメンテナンスを容易に実施し得る。また、前記氷塊搬出装置40は、貯氷室16に設置した状態であっても清掃を実施することができる。すなわち、第1氷塊搬送機構42の本体をなすケーシング44が上方に開放した箱状に形成されているから、該ケーシング44に洗浄水を貯留することができる。また、前記駆動手段Mは、氷塊Kの有無にかかわらず、洗浄スイッチの入力に基づいて駆動するよう構成してあるから、前記ケーシング44に洗浄水を満たした状態で駆動手段Mを駆動することで、前記移送スクリュー46および搬送チェーン68の回転につれて、これらをケーシング44に貯留した洗浄水にくぐらせて洗浄することができる。このように、実施例の氷塊搬出装置40は、第2氷塊搬送機構60のカバー70,72を取外すことなく、上下方向に延在する搬送チェーン68を容易に洗浄することができるから、洗浄作業の手間を省略し得ると共に、氷塊搬出装置40の衛生状態を好適に維持し得る。なお、前記駆動手段Mを第2氷塊搬送機構60の背面側に設けておくことで、第1スプロケット64および氷放出口60a周りの清掃や取替え等のメンテナンスをより実施し易くなる。
前記移送スクリュー46は、移送終端側が変速機構54を構成する軸部55から分離可能であって、移送始端側が軸受52から取外せるから、移送スクリュー46をケーシング44から取外すことができる。また、前記軸部55,第2スプロケット66および第3スプロケット54a等の回転部分を構成する各部材も分離可能に構成されているので、回転に伴って消耗するこれらの部材を容易に交換することができる。
本発明の好適な実施例に係るアイスディスペンサを正面側から示す断面図である。 実施例のアイスディスペンサの要部を示す平断面図である。 実施例の氷塊搬出装置を一部切り欠いて示す側面図である。 実施例の氷塊搬出装置において、第2氷塊搬送機構を一部切り欠いて示す正面図である。 実施例のアイスディスペンサの要部を拡大して示す正面図である。 実施例の氷塊搬出装置において、第2氷塊搬送機構の搬送チェーンを示す概略斜視図である。
符号の説明
16 貯氷室,20 製氷機構,42 第1氷塊搬送機構,44 ケーシング,
46 移送スクリュー(移送手段),60 第2氷塊搬送機構,
68 搬送チェーン(搬送手段),K 氷塊,M 駆動手段

Claims (1)

  1. 製氷機構(20)から放出される氷塊(K)を貯留する貯氷室(16)と、この貯氷室(16)の底部に設置され、氷塊(K)を横方向へ移送する第1氷塊搬送機構(42)と、この第1氷塊搬送機構(42)の移送終端に設置され、該第1氷塊搬送機構(42)から受取った氷塊(K)を上方へ搬送して機外へ放出する第2氷塊搬送機構(60)とからなるアイスディスペンサにおいて、
    前記第1氷塊搬送機構(42)は、上方に開放する箱状のケーシング(44)の内方に配設されて、該ケーシング(44)内の氷塊(K)を第2氷塊搬送機構(60)へ向けて移送する移送手段(46)を備え、
    前記第2氷塊搬送機構(60)は、上下方向に延在すると共に、その下部が前記ケーシング(44)の内方に臨んで、該下部において氷塊(K)を受取って上方へ搬送する搬送手段(68)を備え、
    前記ケーシング(44)に洗浄液を満たした状態で、前記移送手段(46)および搬送手段(68)を駆動手段(M)で強制的に駆動することで、該移送手段(46)および搬送手段(68)の洗浄をなし得るよう構成した
    ことを特徴とするアイスディスペンサ。
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