JPH0512511Y2 - - Google Patents

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JPH0512511Y2
JPH0512511Y2 JP19680686U JP19680686U JPH0512511Y2 JP H0512511 Y2 JPH0512511 Y2 JP H0512511Y2 JP 19680686 U JP19680686 U JP 19680686U JP 19680686 U JP19680686 U JP 19680686U JP H0512511 Y2 JPH0512511 Y2 JP H0512511Y2
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orifice
valve
small diameter
oil
hydraulic oil
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、自動変速機の油圧制御装置に関する
ものである。
(ロ) 従来の技術 自動変速機の油圧制御装置においては、クラツ
チ、ブレーキなどへの作動油の供給速度を調節す
るために油路の途中にオリフイスが設けられてい
る。オリフイスは一般にセパレートプレートに小
径穴を設けることにより構成されている。小径穴
はプレス加工によつて打ち抜かれるため小径穴は
円筒状のものとなつている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、このような従来のオリフイスの場合、
このオリフイスを通してクラツチ、ブレーキなど
へ作動油が供給されるとき、狭い流路面積のオリ
フイスを通過する作動油の流れの乱れにより作動
油の流動音が発生するという問題点がある。すな
わち、2つのバルブボデイを仕切るセパレートプ
レートは、合わせ面における隣接する油路間のシ
ール性を高めるために、板厚を薄くして剛性を下
げ、バルブボデイ合わせ面形状に追従させる必要
がある。しかし、剛性の低いセパレートプレート
ではオリフイスから作動油が急激に噴出する際に
セパレートプレートが振動し、音が発生する。こ
の音は特に室内音が静かな停車時、すなわちエン
ジンがアイドリング状態でタイヤのノイズがな
く、また風切り音がない状態で、非走行レンジか
ら走行レンジへの切換えを行う際に問題となる。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、オリフイスの流路形状を変えること
により、上記問題点を解決する。すなわち、本考
案による自動変速機の油圧制御装置では、複数の
油路が設けられた2つのバルブボデイ60及び6
2と、2つのバルブボデイ60及び62間に介装
され、それぞれの油路を仕切るセパレートプレー
ト56と、両バルブボデイ60及び62の所定の
油路同士を連通するようにセパレートプレート5
6に設けられるオリフイスと、を有する自動変速
機の油圧制御装置において、上記オリフイスのう
ちで、非走行レンジから走行レンジへの切換時に
摩擦係合装置に作動油を供給する油路の途中に設
けられたもの52を摩擦係合装値側が拡径された
円すい面状58bに形成したこと、又は複数個の
連通孔70及び72で構成したこと、を特徴とし
ている。
(ホ) 作用 クラツチ、ブレーキなどを締結させるとき作動
油がオリフイスを通して摩擦係合装置に送り込ま
れる。オリフイスを構成する小径穴の出口側の端
部が円すい面状に拡径されているため、小径穴を
出る際の油の流れが円滑なものとなり、流動音の
発生が防止される。また、オリフイスを複数の連
通孔によつて構成することにより1つの小径穴当
たり流量が減少し、同様に流動音の発生を防止す
ることができる。
(ヘ) 実施例 (第1実施例) 第2図に、本発明を適用する自動変速機を骨組
図として示す。この変速機構部は、トルクコンバ
ータ部1、オーバドライブ歯車列部2、及び3速
歯車列部3から構成されている。トルクコンバー
タ部1のロツクアツプ機構付きトルクコンバータ
4(流体伝動装置)は、エンジン(図示してな
い)からのトルクが回転軸4aから入力され、回
転軸4bによつてオーバドライブ歯車列部2へト
ルクを出力するようにしてある。トルクコンバー
タ4はロツクアツプクラツチ4cを有しており、
これによつて回転軸4a及び4bを機械的に連結
した状態とすることが可能である。オーバドライ
ブ歯車列部2は、遊星歯車組5、ダイレクトクラ
ツチ6及びオーバドライブブレーキ7を有してお
り、また、3速歯車列部3は周知の前進3速後退
1速の歯車列であり、2組の遊星歯車組9及び1
0、2つのクラツチ11及び12,2つのブレー
キ13及び14、及びワンウエイクラツチ15を
有しており、上記ブレーキ7,13,14、ワン
ウエイクラツチ15、及びクラツチ6,11,1
2を適当に組合わせて作動させることにより前進
4速後退1速を実現する。
第3図に、本考案による油圧制御装置を含む自
動変速機の油圧回路全体を示す。以下、本考案に
直接関連する部分のみについて説明し、これら以
外の部分の詳細な説明は省略する。なお、オイル
ポンプ20、プレツシヤレギユレータバルブ2
1、マニユアルバルブ22、1−2シフトバルブ
23,2−3シフトバルブ24,3−4シフトバ
ルブ25、プレツシヤモデイフアイアバルブ2
6、スロツトルバルブ27、スロツトルバツクア
ツプバルブ28、ソレノイドダウンシフトバルブ
29、セカンドロツクバルブ30、OD制御バル
ブ31、ロツクアツプ制御バルブ32、ガバナバ
ルブ33、アキユムレータ34等の構成・作用に
ついては例えば特開昭54−132062号、特開昭58−
196373号などに開示されているものと同様であ
る。
第3図に示す油圧回路中のダイレクトクラツチ
6に作動圧を供給する油路50aと油路50bと
の間にはオリフイス52及び逆止弁54が並列に
配置されている。これによりダイレクトクラツチ
6を締結する際には(すなわち、マニユアルバル
ブ22が非走行レンジから走行レンジに切換えら
れたとき)オリフイス52の絞り効果によつて緩
やかに作動油を供給し、逆にダイレクトクラツチ
6を解放する際には逆止弁52により急速に作動
油が排出される。オリフイス52は第1図に示す
ようにセパレートプレート56に小径穴58を設
けることにより構成される。すなわち、アツパー
バルブボデイ60側の油路50aとロワーバルブ
ボデイ62側の油路50bとが小径穴58によつ
て連通している。小径穴58は円筒状部58aと
これに接続された円すい面状部58bとから構成
されており、ダイレクトクラツチ6の締結時には
作動油は第1図中で上側から下側へ(すなわち、
油路50aから油路bへ)流れる、作動油が小径
穴58を通過する際、円筒状部58aによつて絞
られて圧縮された作動油は円すい面状部58bに
おいて徐々に解放され膨張していく。従つて、作
動油の流れが円滑なものとなり、作動油の異常な
振動が発生することが防止される。これにより作
動油の流動音の発生が防止される。
(第2実施例) 第4図に本考案の第2実施例を示す。この第2
実施例ではオリフイス52が2つの小径穴70及
び72(連通孔)によつて構成されている。すな
わち、アツパーバルブボデイ60側の油路50a
とロアバルブボデイ62側の油路50bとが2つ
の小径穴70及び72によつて連通している。2
つの小径穴70及び72のオリフイス効果は従来
設けられていた1つの小径穴によるオリフイス効
果と同等となるようにしてある。すなわち、この
2つの小径穴70及び72の直径は従来この油路
に設けられていた1つの小径穴の直径よりも小さ
くなつている。この第2実施例においてもオリフ
イス52を通過して作動油が供給されるとき作動
油の流動音の発生が防止される。これは1つの小
径穴を通過する作動油の流量が減少し、1つの比
較的大きい小径穴を設けていた場合と比較して作
動油の流れの状態が変わるためである。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、オ
リフイスを摩擦係合装置側が拡径された円すい面
状に形成することにより、又はオリフイスを複数
個の連通孔で構成することにより、オリフイスか
ら作動油を徐々に吐出させ、又はエネルギーを分
散させて吐出させ、セパレートプレートの振動を
軽減することができる。特に、室内が静かな停車
時に非走行レンジから走行レンジへ切り換えた場
合に音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す図、第2図
は自動変速機の骨組図、第3図は油圧制御回路全
体を示す図、第4図は本考案の第2実施例を示す
図である。 52……オリフイス、56……セパレートプレ
ート、58……小径穴、58a……円筒状部、5
8b……円すい面状部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の油路が設けられた2つのバルブボデイ
    と、 2つのバルブボデイ間に介装され、それぞれの
    油路を仕切るセパレードプレートと、 両バルブボデイの所定の油路同士を連通するよ
    うにセパレートプレートに設けられるオリフイス
    と、 を有する自動変速機の油圧制御装置において、 上記オリフイスのうちで、非走行レンジから走
    行レンジへの切換時に摩擦係合装置に作動油を供
    給する油路の途中に設けられたものを、摩擦係合
    装値側が拡径された円すい面状に形成したこと、
    又は複数個の連通孔で構成したこと、を特徴とす
    る自動変速機の油圧制御装置。
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ID=31155949

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