JPS61282651A - 自動変速機の発信クラツチ装置 - Google Patents

自動変速機の発信クラツチ装置

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JPS61282651A
JPS61282651A JP60122265A JP12226585A JPS61282651A JP S61282651 A JPS61282651 A JP S61282651A JP 60122265 A JP60122265 A JP 60122265A JP 12226585 A JP12226585 A JP 12226585A JP S61282651 A JPS61282651 A JP S61282651A
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clutch
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oil pressure
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Manabu Hikita
引田 学
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/02Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
    • F16H3/08Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
    • F16H3/087Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears
    • F16H3/091Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears including a single countershaft
    • F16H3/0915Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears including a single countershaft with coaxial input and output shafts

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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動変速機に関し、特に、車両のクリープ制
御を行なう機構を備えた自動変速機の改良に関する。
(従来技術) 従来の自動変速機は、エンジン側にトルクコンバータを
備えているのが普通であり、エンジン動力は、このトル
クコンバータを介して、変速機に伝達され、変速機構に
より所望の変速段が与えられるようになっている。この
ようなトルクコンバータ付自動変速機では、アクセルペ
ダルを開放した状態にあってもシフト位置が停止レンジ
以外にある場合には、トルクコンバータを介してエンジ
ン動力が僅かに動力伝達経路に伝達され、これによって
車両が僅かに動くいわゆるクリープ現象が生じる。この
クリープ現象は、アイドル走行を行なう場合、あるいは
、坂道発進を行う場合等に有効に活用することができる
ものであり、この点が、トルクコンバータ付自動変速機
の1つの利点にもなっている。しかし、一方において、
クリープ現象は、トルクコンバータ内の流体摩擦による
エネルギ損失を伴うので、燃費の面では、むしろ悪影響
を与えるものである。特開昭58−202116号公報
には、トルクコンバータ付自動変速機において、動力伝
達を効率的に行なうために、クリープ現象の発生を防止
するクリープ防止機構を設けるとともに、暖機運転時に
は、クリープ防止制御を解除して、暖機効率を向上させ
るとともに急発進によるショックを緩和するようにした
技術が開示されている。この開示された装置の低速段用
クラッチは、単一の油圧室が形成された流体アクチュエ
ータの作動によりオンオフ制御されるようになっており
、暖機運転時には上記油圧室に油圧を導入して、クラッ
チを接続し、トルクコンバータの働きを利用してクリー
プ現象を生じさせて急発進を防止するとともに、トルク
コンバータ内の流体摩擦による発熱作用を利用して暖機
効率を向上させるようにしている。そして、暖機状態を
脱したときには、クラッチを遮断してクリープを防止し
、燃費を改善するように構成している。
(解決すべき問題点) 特開昭58−202116号に開示された自動変速機で
は、急発進の防止に当たり、トルクコンバータの緩衝機
能が不可欠の要因となるものである。しかし、トルクコ
ンバータは、その作動状態においては、常に摩擦損失を
伴うものであり、従って、この開示された装置のクリー
プ制御は、トルクコンバータの使用が前提となる点で燃
費改善を図る上で限界を有するものである。
(上記問題を解決するための手段) 本発明は、上記問題を解決するために構成されたもので
、トルクコンバータを用いない形式の自動変速機におい
て、簡単な構造でしかも信頼性のあるクリープ制御を行
なうことができ、これによってスムーズな車両の発進動
作を可能にする自動変速機の発進クラッチを提供するこ
とを目的としている。本発明の発進クラッチは、自動的
に切換可能な複数の変速段を有する変速歯車機構と、該
歯車変速機構に組み込まれ接続状態に応じて車両を発進
させるための発進トルク及び車両のクリープを生じさせ
るためのクリープ制御用トルクを伝達するためのクラッ
チ要素と、碑クラッチ要素の接続状態を制御する流体ア
クチュエータとを備え1、前記アクチュエータには、前
記発進用トルクを与えるための発進制御用流体圧と、前
記クリープ制御用トルクを与えるためのクリープ制御流
体圧とが選択的に作用する受圧面が形成されており、該
受圧面における発進用流体圧の作用面積がりIJ −プ
制御用流体圧の作用面積よりも大きくなるように構成さ
れたことを特徴とする。発進時と、クリープ制御時とで
異なるクラッチ接触圧を得るためには、発進用流体圧が
作用する第1の圧力室と、クリープ制御用流体圧が作用
する第2の圧力室゛とを別々に上記アクチュエータに形
成し、第1の圧力室の受圧面積が第2の圧力室の受圧面
積よりも大きくなるように構成すればよく、これによっ
て、発進時におけるクラッチ伝達トルクをクリープ制御
時のクラッチ伝達トルクよりも大きくすることができる
。また、第1の圧力室と第2の圧力室とを逆止弁を介し
て連通させ、発進時には、第1の圧力室及び第2の圧力
室の両方に流体圧が作用するようにし、クリープ制御時
には、第2の圧力室のみに流体圧が作用するように構成
することもできる。さらに、発進時とクリープ制御時と
で異なる流体圧をアクチュエータに作用させるようにし
て、発進時用クラッチ接続状態及びクリープ制御時用接
続状態とをそれぞれ得るようにしてもよい。
この場合には、必ずしも、圧力室を2つ設けること及び
異なる受圧面積を与えることは必要とはならない。なお
、急発進を防止するに当っては、発進用の流体通路にオ
リフィス等を設けて、アクチュエータに作用する流体圧
が徐々に増大するように構成すれば良い。
(実施例の説明) 以下本発明を平行軸歯車式の自動変速機に適用した場合
の実施例につき、図面を参照しつつ、説明する。
第1図に示すように自動変速機1は、ミッションケース
2内に、エンジン出力軸3にフライホイ−ル4及び緩衝
ディスク5を介して前端部を連結されたインプットシャ
フト10と、該インプットシャフト10の後方に同軸線
上に配置され且つ後端部にプロペラシャツ)(図示せず
)の取付はドラム6が結合されたアウトプットシャフト
20と、これらのシャフト10.20に平行に配置され
たカウンタシャフト30と、これらのシャフト10.2
0.30間で動力の伝達、遮断を行う複数の歯車列、1
108クチツク及びワンウェイクラッチ等を配設した構
成とされている。
上記インプットシャフト10には、中間部に第1ギヤ4
1が遊嵌合されていると共に、該ギヤ41に常時噛合う
第2ギヤ42がカウンタシャフト30の前部にスプライ
ン嵌合され、これらのギヤ41.42によって第1歯車
列Iが構成されている。そして、インプットシャフト1
0上に該シャフト10と第1ギヤ41とを結合、分離す
る湿式多板式の第1摩擦クラツチ51が設けられている
。この第1摩擦クラツチ51は、インプットシャフト1
0にスプライン結合されたドラム51aと、上記第1ギ
ヤ41に一体形成されたハブ51bと、その両者間に配
設されてドラム51a及びハブ51bに交互にスプライ
ン嵌合された複数の摩擦板51cと、作動圧の導入時に
これらの摩擦板51Cを締結して上記ドラム51aとハ
ブ51b1換言すればインプットシャフト10と第1ギ
ヤ41とを結合するピストン51dとで構成されている
また、インプットシャフト10の後端部にはワンウェイ
クラッチ61を介して第3ギヤ43が嵌合されていると
共に、該ギヤ43に常時噛合う第4ギヤ44がカウンタ
シャフト30に遊嵌合され、これらのギヤ43.44に
よって第2歯車列■が構成されている。そして、上記カ
ウンタシャフト30上には該シャフト30と第4ギヤ4
4とを結合、分離する第2摩擦クラツチ52が設けられ
ているが、このクラッチ52も、カウンタシャフト30
にスプライン結合されたドラム52aと、上記第4ギヤ
44のスリーブ状延長R44aに結合されたバブ52b
と、該ドラム52aとハブ52bとの間に配設された複
数の摩擦板52Cと、作動圧の導入時にこれらの摩擦板
52Cを締結して上記ドラム52aとハブ52b1即ち
カウンタシャフト30と第4ギヤ44とを結合するピス
トン52dとで構成されている。
更に、インプットシャフト10の後端部における上記ワ
ンウェイクラッチ61とアットプツトシャフト20の前
端部との間に第3摩擦クラツチ53が配置されている。
このクラッチ53も、アットプツトシャフト20にスプ
ライン結合されたドラム53aと、上記ワンウェイクラ
ッチ61のアウタレース61a(第3ギヤ43)に一体
のハブ53bと、その両者間に配設された複数の摩擦板
53Cと、作動圧の導入時にこれらの摩擦板53Cを締
結してバブ53bとドラム53aとを結合するピストン
53dとで構成されている。そして、この第3摩擦クラ
ツチ53が締結され、且つ上記ワンウェイクラッチ61
がロックされた時に、インプットシャフト10とアウト
プットシャフト20とが結合されるようになっている。
ここで、インプットシャフト10上には、上記ワンウェ
イクラッチ61に並列にエンジンブレーキ用摩擦クラッ
チ56が備えられている。このクラッチ56は、インプ
ットシャフト10にスプライン結合されたドラム56a
と、ワンウェイクラッチ61のアウタレース61aに一
体のハブ56bと、これらの間に配設された複数の摩擦
板56Cと、これらの摩擦板56Cを締結して上記ドラ
ム56aとバブ56bを結合するピストン56dとで構
成されている。従って、この摩擦クラッチ56が締結さ
れると、ワンウェイクラッチ61がフリーの状態にあっ
ても、インプットシャフト10と第3ギヤ43ないし第
3摩擦クラツチ53のハブ53bとが結合されることに
なる。
一方、上記カウンタシャフト30の後部には第5ギヤ4
5が一体形成されていると共に、該ギヤ45に常時噛合
う第6ギヤ46がアウトプットシャフト20に遊嵌合さ
れ、これらのギヤ45.46により第3歯車列■が構成
されている。そして、アウトプットシャフト20上に該
シャフト20と上記第6ギヤ46とを結合、分離する第
4摩擦クラツチ54が配置されている。この第4摩擦ク
ラツチ54は、上記第3摩擦クラツチ53のドラム53
aと一体形成されてアウトプットシャフト20にスプラ
イン結合されたドラム54aと、上記第6ギヤ46に一
体のハブ54bと、該ドラム54aとハブ54bの間に
配設された複数の摩擦板54Cと、作動圧の導入時に上
記摩擦板54Cを転結してドラム54aとハブ54b1
即ちアウトプットシャフト20と第6ギヤ46とを結合
するピストン54dとで構成されている。
更に、カウントシャフト30の後端部には第7ギヤ47
がスプライン嵌合されていると共に、該ギヤ47に常時
噛合う第8ギヤ48がアウトプットシャフト20に遊嵌
合され、これらのギヤ47.48により第4歯車列■が
構成されている。そして、アウトプットシャフト20の
後部に該シャフト20と第8ギヤ48とを結合、分離す
る第5摩擦クラツチ55が配置されている。このクラッ
チ55も、アウトプットシャフト20にスプライン結合
されたドラム55aと、上記第8ギヤ48に一体のハブ
55bと、該ドラム55aとハブ55bとの間に配設さ
れた複数の摩擦板55Gと、作動圧の導入時にこれらの
摩擦板55cを締結してドラム55cとハブ55b1即
ちアウトプットシャフト20と第8ギヤ48とを結合す
るピストン55dで構成されている。この摩擦クラッチ
55のピストン55dとドラム55aはクラッチ55を
作動させるためのアクチユエータを構成する。
第2図に詳細に示すように、本例ではピストン55dの
後面とドラム55aの前面との間には、第1油圧室90
及び第2油圧室91の2つの油圧室が形成されており、
第1油圧室90には油圧通路92が、また第2油圧室9
1には油圧通路93がそれぞれ接続されている。第1及
び第2油圧室90.91は、連通路94により、互いに
接続されている。連通路94には、ドリフトオンボール
を備えた逆止弁95が配置されており、該弁95は第1
油圧室90から第2油圧室への油圧流れのみを許容する
ようになっている。
従って、油圧通路92を通じて油圧が第1油圧室90に
導入された場合には、油圧は、連通路94を介して第2
油圧室にも導呑され、両方の油圧室において、ピストン
55dを押圧する。従って、この場合には、ピストン5
5dの受圧面積が大きく、摩擦板の接触圧も大きくなり
、この結果クラッチ55は、大きな伝達トルクすなわち
、第1速(発進用)トルクを与える。また、油圧通路9
3を通じて油圧が第2油圧室91に導入された場合には
、連通路94は遮断されるので油圧は、第1油圧室91
のみに作用する。従って、摩擦板55cの接触圧は、比
較的弱いものとなり、伝達トルクすなわち、クリープ現
象を生じさせるクリープ制御用トルクを与える。すなわ
ち、摩擦クラッチ55は、異なる2つの接続状態におい
て機能するようになっており、それぞれの接続状態にお
いて発進用トルクまたはクリープ制御用トルクを伝達す
るようになっている。第3図に示すように、第1油圧室
90は、油圧通路92を介して発進用油圧発生装置96
に、第2油圧室91は、油圧通路93を介してクリープ
制御用油圧発生回路97にそれぞれ接続されている。こ
の場合、油圧通路93にはスプリングリターン式の2つ
の切換バルブ98.99が配設されている。発進用油圧
発生装置96は、摩擦クラッチ55に対して第1速すな
わち、発進用の伝達トルクを有するような摩擦クラッチ
55の接続状態を与えるための油圧を発生し、油圧通路
92を介して該油圧を、アクチュエータに供給するよう
になっており、クリープ制御用油圧発生装置97は、車
両がクリープ現象を生じる伝達トルクを有するような摩
擦クラッチの接続状態を与えるための油圧を発生し油圧
通路93を介して該油圧をアクチーエータに供給するよ
うになっている。発進用油圧発生装置96、クリープ制
御用油圧発生装置97は、本例では、共通の油圧源10
0に接続されており、該油圧源により発生した油圧を上
記発進用及びクリープ制御用に調整する調圧弁と、該調
圧弁を制御する制御回路とから構成される。本例の発進
用油圧発生装置96の制御回路には、アクセルの踏込み
量を表わすアクセル開度センサ101からの信号及びエ
ンジン回転数を表わす回転センサ102からの信号が人
力され、これらの信号値に応じた油圧を発生するように
なっている。切換弁98.99は共にオンオフ弁であり
、切換バルブ98の制御用ポー)98Hには、油圧通路
92から分岐した油圧通路が接続されており、発進用油
圧発生装置96からの油圧が、該ボー)98aに導入さ
れると、スプール98bが第3図において右方に移動し
切換弁98の入口ポー)98G及び出口ポート98dと
の連通を遮断する。これによって、クリープ制御用油圧
発生装置97から第2油圧室91への油圧供給が断たれ
るとともに、連通路94を通じて第2油圧室に導入され
る発進用油圧発生装置96からの油圧の逆流が防止され
るようになっている。さらに切換弁990制御用ポー)
99aは油圧源100に接続されているとともに、一方
でドレン通路103にも接続されている。ドレン通路1
03には、該通路103を開閉する電磁弁104が配置
されており、該電磁弁104はマニ;アルスイッチ10
5により制御されるようになっている。
また、ワンウェイクラッチ61は、所定回転方向に対し
てインプットシャフト(インナレース)10の回転速度
がアウタレース61aの回転速度より大きくなろうとす
る時にロックしてインプットシャフト10の回転をアウ
タレース61aに伝達し、アウタレース61aの回転速
度がインプットシャフト10の回転速度を上回った時に
空転する。また、上記第1歯車列■はギヤ比が略1とさ
れ、第2歯車列■は第3ギヤ43から第4ギヤ44への
回転伝達時に減速され、第3歯車列■は第5ギヤ45か
ら第6ギヤ46への回転伝達時に減速され、また第4歯
車列■は第7ギヤ47から第8ギヤ48への回転伝達時
に第3歯車列■よりも大きな減速比で減速されるように
各ギヤ41〜48の径が設定されている。
更に、上記アウトプットシャフト20の後部に配置され
た第5摩擦クラツチ55は他の摩擦クラッチ51〜54
.56よりも大径とされていると共に、上記カウンタシ
ャフト30の後端部より後方の位置に配置されて、該カ
ウンタシャフト30と干渉しないように図られている。
以上の構成に加えて、上記カウンタシャフト30とアウ
トプットシャフト20との間には後退速用歯車列Vが設
けられている。この歯車列Vは、カウンタシャフト30
に一体形成された駆動ギヤ71と、該ギヤ71に常時噛
合うアイドルシャフト72上のアイドルギヤ73と、該
ギヤ73に常時噛合うアウトプットシャフト20上に遊
嵌合された従動ギヤ74とで構成されている。そして、
アウトプットシャフト20上にはスプライン75が形成
されていると共に、これに隣接させて従動ギヤ74の側
面にも同形状のスプライン74aが形成され、前者のス
プライン75に摺動自在に嵌合されたスリーブ76をシ
フトフォーク77によって両スプライン75.74aに
跨って嵌合させれば、従動ギヤ74がアウトプットシャ
フト20に結合されるようになっている。
また、この実施例においては、第5摩擦タラツチ55の
ドラム55aの外周にパーキングギヤ81が固設され、
該ギヤ81にパーキングポール82を係合させた時に上
記ドラム55aを介してアウトプットシャフト20が固
定されるようになっている。
更に、カウンタシャフト30上の第4ギヤ44にはシャ
フト83に軸承された動力取出しギヤ84が噛合され、
該ギヤ84から車両走行用以外の各種作業に用いられる
動力が取出されるようになっている。
次に、上記自動変速機の各変速段における動力伝達状態
を第1表のクラッチ作動表と第2〜6図の骨子図を用い
て説明する。ここで、第1表中、○印は摩擦クラッチに
ついては締結状態を、ワンウェイクラッチについてはロ
ック状態を示す。また、(○)印は締結しているが、動
力伝達に関与しない状態を示す まず、発進時においては、第2摩擦クラツチ52、第5
摩擦クラツチ55及びワンウェイクラッチ61が作動状
態になることにより、エンジンからの発進トルクが駆動
系に伝達されるようになっている。この場合、発進用油
圧発生装置96は、アクセル開度及びエンジン回転数に
応じた発進用油圧を油圧通路92に発生する。この発進
用油圧は、まず第1油圧室90に導入され、次に、連通
路94を介して第2油圧室91に導入され、両方の油圧
室90.91においてピストン55dを押圧する。これ
によって、摩擦板55Cは、比較的高い接触圧をもち、
摩擦クラッチ55は、発進するに十分なトルクを伝達す
る。この場合、エンジンの出力は、インプットシャフト
10からワンウェイクラッチ61を介して第2歯車列■
の第3ギヤ43に伝達され、更に第4ギヤ44から上記
第2摩擦クラツチ52を経てカウンタシャフト30に入
力される。そして、該カウンタシャフト30から更に第
4歯車列■を構成する第7.8ギヤ47.48及び上記
第5摩擦クラツチ55を経てアウトプットシャフト20
に伝達される。この場合、インプットシャフト10の回
転は第2歯車列■で減速され、また第4歯車列■におい
ても大きく減速されてアウトプットシャフト20に伝達
されるから、減速比の大きな1速状態が得られこれによ
って、発進動作が行なわれる。
なお、本例では発進用油圧発生装置96において発生す
る油圧の大きさは、アクセルの開度に応じて、また、エ
ンジンの回転数に応じて異なるように制御される。アク
セル開度の少い場合には、アクセル開度に比例する発進
用油圧が発生し、アクセル開度が大きくなると、エンジ
ン回転数の変化率に比例する発進用油圧が発生するよう
になっている。従って、発進時において、アクセル開度
ルの踏込み量が増大するに応じて、摩擦板55Gの接触
圧が増大し、従って、クラッチ55の伝達トルクが増大
するようになっている。従って、急発進を防止すること
ができる。また、高速段から第1速にシフトダウンする
場合においても、同様の動作により第1速状態が得られ
る。
次に、1速から2速への変速時には、第1表に示すよう
に上記の1速の状態に対して第1摩擦クラツチ51が新
たに締結される。この時、インプットシャフト10の回
転は、上記第1摩擦クラツチ51から第1歯車列■を構
成する第1、第2ギヤ41.42を介してカウンタシャ
フト30に入力されると共に、該カウンタシャフト30
からは1速の場合と同様に、第4歯車列■の第7、第8
ギヤ47.48及び第5摩擦クラツチ55を経てアウト
プットシャフト20に回転が伝達される。
そして、この場合は、上記第1歯車列Iの減速比が略1
であって、1速時にインプットシャフト10からカウン
タシャフト30に回転を伝達する第2歯車列■の減速比
よりも小さいので、1速よりも減速比が小さい2速の状
態が得られる。
尚、1速から2速への変速は上記のように第1摩擦クラ
ツチ51の締結動作のみによって行われ、1速時に締結
されていた第2摩擦クラツチ52は1→2変速後におい
ても締結された状態にある。
従って、カウンタシャフト30に伝達された回転が第2
摩擦クラツチ52から第4ギヤ44ないし第3ギヤ43
に伝達されるが、この場合、第3ギヤ43とインプット
シャフト10との間のワンウェイクラッチ61はアウタ
レース61a側が高速回転するので空転状態となる。従
って、インプットシャフト10から第2歯車列■を介し
てカウンタシャフト30に回転が伝達されることはない
更に、2速から3速への変速時には、第1表に示すよう
に2速の状態から第4摩擦クラツチ54が新たに締結さ
れると共に第5摩擦クラツチ55が開放される。そのた
め、インプットシャフトlOの回転は第1摩擦クラツチ
51から第1歯車列■の第1、第2ギヤ41.42を介
してカウンタシャフト30に伝達されると共に、該カウ
ンタシャフト30から第3歯車列■の第5、第6ギヤ4
5.46を介してアウトプットシャフト20に伝達され
る。この場合は、第3歯車列■の減速比が1.2速時に
カウンタシャフト30からアウトプットシャフト20に
回転を伝達する第4歯車列■の減速比より小さいので、
更に減速比の小さい3速の状態が得られる。尚、この場
合も第2摩擦クラツチ52が締結されているので、カウ
ンタシャフト30の回転がワンウェイクラッチ61のア
ウタレース61aに伝達されるが、該ワンウェイクラッ
チ61が空転するので、第2歯車列■を介してインプッ
トシャフト100回転とカウンタシャフト300回転と
が干渉することはない。そして、3速への変速後におけ
る適宜時期に第2摩擦クラツチ52が解放される。
また、3速から4速への変速は、第1表に示すように、
上記3速の状態(第2摩擦クラツチ52が既に解放され
ている状態)から第3摩擦クラツチ53が締結されると
共に、第4摩擦クラツチ54が解放され、且つワンウェ
イクラッチ61がロックされる。そのため、インプット
シャフト100回転は、ワンウェイクラッチ61から上
記第3摩擦クラツチ53を経てアウトプットシャフト2
0に伝達される。この場合は、いずれの歯車列も通過し
ないから、インプットシャフト10の回転は直接アウト
プットシャフト20に伝達され、所謂直結状態の4速が
得られる。尚、この場合は、3速時に締結されていた第
1摩擦クラツチ51がそのまま締結された状態にある。
従って、インプットシャフト10の回転が第1摩擦クラ
ツチ51、第1歯車列■、カウンタシャフト30及び第
4歯車列■を介して第5摩擦クラツチ55のハブ55b
に伝達されるが、該クラッチ55は解放されているので
、カウンタシャフト30からアウトプットシャフト20
に回転が伝達されることはない。
また、4速から5速への変速時には、第1表に示すよう
に、4速の状態から第2摩擦クラツチ52が更に締結さ
れる。そのため、インプットシャフト100回転は、第
1摩擦クラツチ51から第1歯車列■の第1、第2ギヤ
41.42を介してカウンタシャフト30に入力される
と共に、更に第2摩擦クラツチ52から第2歯車列■の
第4、第3ギヤ44.43、及び第3摩擦クラツチ53
を経てアウトプットシャフト20に伝達される。
ツマリ、この場合は、カウンタシャフト30からアウト
プットシャフト20への回転伝達が、1.2速時におけ
る第4歯車列■或いは3速時における第3歯車列■の代
りに第2歯車列■を介して行われるのであるが、この時
、第2歯車列■を径の大きい第4ギヤ44から径の小さ
い第3ギヤ43に回転が伝達されることにより回転速度
が増速されることになる。これにより、所謂オーバード
ライブ状態の5速が得られる。この場合、ワンウェイク
ラッチ61は2速時と同様の理由で空転する。
尚、1速時及び4速時にはワンウェイクラッチ61がロ
ックして動力を伝達するが、アウトプットシャフト20
側から駆動力が人力される自動車のコースティイブ時に
は、該ワンウェイクラッチ61が空転して自動変速機1
は二二−トラル状態となる。そこで、コースティイブ時
においてエンジンブレーキを作用させる時は、第1表に
示すようにワンウェイクラッチ61に並列に配置された
エンジンブレーキ用摩擦クラッチ56が締結され、該ワ
ンウェイクラッチ61に代って動力を伝達する。従って
、この場合も所定の変速段が得られ、エンジンブレーキ
が作動する。
また、後退速時には、ワンウェイクラ・ソチ61がロッ
クされ且つ第2摩擦クラツチ51が締結されると共に、
後退速用歯車列■の従動ギヤ74がスリーブ76を介し
てアウトプットシャフト20に結合される。そのため、
インプットシャフト10の回転はワンウェイクラッチ6
1、第2歯車列■、第2摩擦クラツチ52、カウンタシ
ャフト30及び後退速用歯車列Vを経てアウトプットシ
ャフト20に伝達されることになるが、上記後退速用歯
車列■にはアイドルギヤ73が設けられているので、ア
ウトプットシャフト20の回転方向が反転することにな
る。
さらに、クリープ制御が行われる場合には、2つの切換
弁98.99が共に第3図の状態になっていること、す
なわち、切換弁98の制御ボート98aに対して発進用
油圧が作用していないこと、及びマニュアルスイッチ1
05がオンになっており電磁弁104がドレン通路10
3を開放していることを条件として、クリープ制御用油
圧発生装置97からの油圧は、油圧通路93を介して第
2油圧室91に導入される。この場合には、連通路94
は遮断されるので油圧は、第2油圧室91のみに作用し
、摩擦板55Cの接触圧は、比較的小さいものとなり、
摩擦クラッチ55は、前述の発進トルクよりも小さいク
リープ制御用トルクを伝達する。従ってこの場合には、
エンジン出力は、インプットシャフト10からワンウェ
イクラッチ61を介して第2歯車列■の第3ギヤ43に
伝達され、更に第4ギヤ44から上記第2摩擦クラツチ
52を経てカウンタシャフト30に入力され、該カウン
タシャフト30から更に第4歯車列■を構成する第7.
8ギヤ47.48及び上記第5摩擦クラツチ55を経て
アウトプットシャフト20に僅かに伝達される。これに
よって、車両のクリープ現象が生じ、アンドル走行時及
び坂道発進時等に有効に利用することができる。なお、
アクセルペダルが踏み込まれた場合には、油圧通路92
を介して発進用油圧発生装置96からの油圧が切換弁9
80制御用ポー)98Hに作用し、スプール98bを第
3図において、バネ力に抗して右方に移動させ入口ポー
ト98Cと出口ボート98dとの連通を遮断するので、
クリープ制御用油圧発生装置97から第2油圧室91へ
の油圧供給は自動的5に遮断されクリープ制御は停止さ
れる。またマニュアルスイッチ105をオフにした場合
には、電磁弁104がドレン通路103を閉じるので油
圧源100からの油圧が切換弁99の制御ポート99a
に作用し、切換弁99が油圧通路93を閉じるので、同
様にクリープ制御は行なわれない。
なお、切換弁98はワンウェイバルブで構成することも
できる。
(本発明の効果) 本発明により、トルクコンバータを用いない形式の自動
変速機において、トルクコンバータ付自動変速機におけ
るものと同様のクリープ制御を行なうことが可能となり
、従って、燃費の面で有利な自動変速機を提供すること
ができる。また、本発明では発進クラッチを利用して、
上記クリープ制御を与える構成としたので、構造も比較
的簡単であるとともにコンパクトにすることができ、コ
スト面及びレイアウト面でも有利である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すもので、第1図は自動変速機
の全体構造を示す断面図、第2図は、低速段用摩擦クラ
ッチの詳細断面図、第3図は、第2図の摩擦クラッチの
制御系統図である。 ■・・・・・・自動変速機、10・・・・・・インプッ
トシャフト、21・・・・・・アウトプットシャフト、
30・・・・・・カウンタシャフト、41〜48・・・
・・・ギヤ、51〜55・・・・・・摩擦クラッチ(5
5・・・・・・低変速段用摩擦クラッチ)、61・・・
・・・ワンウェイクラッチ、90・・・・・・第1油圧
室、91・・・・・・第2油圧室、92.93・・・・
・・油圧通路、94・・・・・・連通路、95・・・・
・・逆止弁、96・・・・・・発進用油圧発生装置、9
7・・・・・・クリープ制御用油圧発生装置、98.9
9品・・・切換弁、104・・・・・・電磁弁、105
・・・・・・マニュアルスイッチ。 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 自動的に切換可能な複数の変速段を有する変速歯車機構
    と、該歯車変速機構に、組み込まれ接続状態に応じて車
    両を発進させるための発進トルク及び車両のクリープを
    生じさせるためのクリープ制御用トルクを伝達するため
    のクラッチ要素と、該クラッチ要素の接続状態を制御す
    る流体アクチュエータとを備え、前記アクチュエータに
    は、前記発進用トルクを与えるための発進制御用流体圧
    と前記クリープ制御用トルクを与えるためのクリープ制
    御用流体圧とが選択的に作用する受圧面が形成されてお
    り、該受圧面における発進用流体圧の作用面積がクリー
    プ制御用流体圧の作用面積よりも大きくなるように構成
    されたことを特徴とする自動変速機の発進クラッチ装置
JP60122265A 1985-06-05 1985-06-05 自動変速機の発信クラツチ装置 Expired - Lifetime JPH0676830B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007064400A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Aisin Seiki Co Ltd 自動変速機の油圧制御装置
JP2014081047A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Mazda Motor Corp 自動変速機

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JP2007064400A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Aisin Seiki Co Ltd 自動変速機の油圧制御装置
JP2014081047A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Mazda Motor Corp 自動変速機

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